Iターンのメリット・デメリットについて就活のプロがまとめました!

 2023年3月8日

Iターン就職には、7つのメリットと5つのデメリットがあるのを、知っていますか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

いえ、まだなんとなくとしか分かっていないです。
距離が遠いので、交通費がかかるのがデメリットですか?

交通費は、大きな問題ですね。ほかにも環境が大きく変わるIターン就職では、メリット・デメリットをしっかり把握しての就活が重要です!
安心して就職活動できるよう詳しくお伝えしますね。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

よろしくお願いします。
地元以外の土地で就職活動するのは、不安がありますが新しい可能性も感じて楽しみです。しっかり対策してチャレンジします!

Iターン就職は、多くのメリットがありますよ!
事前準備をしっかりすると、デメリットを減らせます。徹底的に対策していきましょう!

キャリアプランナー 平崎

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Iターン就職とは

Iターン就職とは

Iターン就職とは住み育った場所とは違った場所で就活をすることです。類似のものとしてIターン転職があります。

Iターン就職に伴って環境が180度変わっていくので、その後の人生や未来設計が左右されるのではないでしょうか。

都会から地方へのIターン就職

一般的にIターン就職と言えば都会から地方で就活を行うことです。都会で生まれ、都会の大学を卒業し、その後地方で就職することをIターン就職と言います。

大都会とは違った環境なので、その点のメリットやデメリットなどを把握していなければなりません。

地方から都会へのIターン就職

地方で生まれ地方の大学を卒業してから都会で就職することは上京就活とも呼びますが、就職情報サイトの少ない枠に情報を詰め込むためか地方から都会への就職もIターン就職と呼ぶことが増えてきています。

Iターン就職先を探す4つの方法

Iターン就職の2つの方法

住んでいる場所とは違うところで就職を目指す場合は通常の就活とは違った工夫をする必要があります。

今では、「遠距離就活」とも呼ばれる地方からの就活は、どのような方法によって就職情報を集めることができるのでしょうか。

方法1:就活サイト・企業HPを見る

現地に行くことが難しいIターン就職はインターネットを使って情報を集めることが基本になります。

10%にも満たないIターン就職ですが、最近ではIターン就職・Uターン就職に焦点を当てた就活支援サイトもあります。

地方から都心へ、都心から地方へ。仕事内容や、環境を考えて県外への就職を希望する就活生も多いです。遠くの企業を研究したくても、交通費がかかるし気軽に県外へ行けなくて困っていませんか?オンラインだと、そんなお悩みを解決してくれます。

マンツーマンで経験豊富なキャリアプランナーが「全国どこでも就活サポート」で内定をサポート!上京したい!地元に帰りたい!といった相談が気軽にできます。

方法2:地方就活イベント・合同説明会への参加

合同説明会に参加するのもオススメです。

地方で就職するための合同説明会もあれば、都会で就職するための合同説明会もあります。合同説明会は一度に多くの企業の話を聞くことができるイベントです。

時には採用後の新しい住所のオススメ地域の相談に乗ってもらえることもあります。

方法3:地方就職支援コーナー・地方就職支援センター

ハローワークなどの、地方就職支援に特化した支援センターなどを利用してみましょう。

厚生労働省などは、地方に就職を希望している就活生のための支援を行っています。このような支援は首都圏や大都会に設置されており、地方の求人情報・就活相談なども実施しています。

方法4:大学の就活課・キャリアセンター

在籍している大学の就職課・キャリアセンターなどで、地方に就職を考えている学生のための就活サポートを行っています。

大学によっては、就活支援の専門の職員との就活相談や、有力な地方求人の提供などを行っています。

対策資料の画像

Iターン就活を成功させる2つのポイント

Iターン就活を成功させる2つのポイント

実際にIターン就活を成功させるポイントを紹介していきます。Iターン就活を考えている皆さんは、ポイントをおさえながら行っていきましょう。

ポイント1:情報収集を徹底しよう

就活の際の長距離移動を無駄にしないために、事前に情報収集を徹底して行いましょう。企業のHPやIターンに特化している就活サイトなどを利用して、理解を深めることが大切です。

また自己分析を行い、自分がどの企業に向いているのかを調べましょう。面接の際に「実際に行ってみたらイメージが違った」と外れてしまうのは、時間と計画のロスになります。

移動のロスがある分、情報取集や自己分析を徹底してから就活や選考に臨むと良いかもしれません。

ポイント2:面接対策

実際の選考の際に、面接官に「どうしてIターン就活をしているのか・なぜ地方のこの会社を選んだのか」という質問は、絶対に聞かれる項目です。

曖昧に「都会が合わなかったから」などの、志望動機・アピールが欠けている内容では評価が薄いので、熱意や具体的な内容を考えていきましょう。また、地方の人気企業では、倍率も非常に高く、狭き門となっていきます。

志望動機や自己PRを完璧にしておくことが大切です。

Iターン就職の7つのメリット

Iターン就職の7つのメリット

一見手間暇が多いよう見えるIターン就職ですが、Iターン就職にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

メリット1:環境を変えることができる

都会から地方へ行くIターン就職、地方から都会へ行くIターン就職共通のメリットは環境を変えることができるという点です。

住む場所を変え、日常が大きく変化することは新しい価値観が内側に入ってくることになります。

環境を変えて、変化を感じることは自分自身の可能性が広がるチャンスと言えます。

メリット2:都会から地方の場合は物価が安い

都会から地方へのIターンの場合は物価が安くなることも大きなメリットです。

特に家賃の軽減は大きく、中には半分以下になるところもあります。細かな日用品も都会よりも地方の方が安いことが多いです。

出費を抑えることができるのは大きなメリットです。

メリット3:都会から地方の場合は満員電車から解放される

特に都内で学生時代を電車通勤で通っていた学生にとっては満員電車から解放されるというのは心理面の大きなメリットになります。

住む場所によっては車通勤に変わることになりますので、通勤に関するストレスの緩和は大きなメリットです。

メリット4:子育てがしやすい

都会と地方の待機児童数はとても大きな差があります。厚生労働省『保育所等関連状況取りまとめ』によりますと待機児童の72.1%は都会の児童ということです。

待機児童が少ないと保育園、幼稚園に子供を預けやすく、仕事や家のこと、自分のことに時間をかけやすいということになります。時間に追われることが少なくなるということはゆとりが生まれるということです。

ゆとりはストレスの発生を減らし、生まれたストレスを緩和させる力があります。豊かな日常を得るには子育てのしやすさは必要なことです。

メリット5:通勤時間が短い

都会と地方とでは通勤時間にも大きな差があります。

総務省統計局 平成25年度住宅・土地統計調査の解説によると東京では約44分に対して、島根県では18分となっています。往復を考えると1時間26分と36分という50分の大きな差になります。

通勤の時間の長さはそのまま自分に使える時間に比例するので仕事以外にやりたいことが多い人には通勤時間の短さは大きな意味があります。

メリット6:地方から都会の場合は様々な人に出会える

地方から都会へのIターンの場合は触れ合える人たちが大きく増えます。

多くの人に触れ合えることは多様性を知ることに繋がります。世の中にいる様々な人を知ることで人生への考え方が変わることもあるかも知れません。

都心部への就活イベント「内定トラベル」に参加すると、東京・大阪・名古屋エリアへの就活には、就活サポート金が支給されます。オンラインで面談ができる無料サービスを利用して、効率よく就活しましょう。

専任のカウンセラーが履歴書の添削、面接の対策などのサポートはもちろん、内定後のお住まい、スーツ探しまで対応しています。地方から都心への就職活動も無料だと安心ですね。

メリット7:地方から都会の場合は満員電車を体験できる

地方から都会へのIターンの場合は満員電車を体験することができます。

満員電車を嫌う人は多いですが、それを不快と思うかどうかは人それぞれです。満員電車が不快ではない人にとっては、満員電車も経験の1つです。

地方の友人、知人に話すタネが増えたと捉えることもできるでしょう。

利用者の声

Iターン就職の5つのデメリット

Iターン就職の5つのデメリット

Iターン就職をするにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

デメリット1:宿泊費・交通費などの経費

最も大きなデメリットは費用負担の大きさです。地元への就職には掛からない宿泊費、地元で就職するより大きく交通費がかかります。

宿泊費は1泊数千円を見込まなければなりません。交通費は電車でいける範囲であればまだ抑えることも可能ですが、飛行機が求められるような長距離だと1往復で1万円は確実に超えることになります。

特に地元と遠距離の二つの地域で就活をしているような場合だと行き買えりを繰り返す必要が生まれることもあります。親などから多大な援助を得られる場合を除き、就活を始める前に資金を作っておきたいです。

企業数とスケジュールにもよりますができれば20-30万円ほど用意しておくと不安が少なくなります。

デメリット2:情報収集の難しさ

企業情報の全てをインターネットだけで探すことは困難です。

住んでいる地域でなければ口コミや知人による伝聞がないという欠点があります。また年中募集しているというブラック企業に見られがちなことに気づくことも大変です。

デメリット3:スケジュールなどの時間管理

Iターン就活はスケジュール管理が困難という点もあります。地方で面接後1週間後に別の企業の面接があった時に、1週間滞在するのか1週間後にまた来るのかという選択肢が表れます。

例えば一泊4000円で泊まれたとします。すると4000円×7日で28000円が宿泊費だけでも掛かることになります。1週間後にまた来るという選択肢の場合は片道14000円という目安になりますのでよほど観光地で観光シーズンでなければ1週間後にまた来たほうが安価ということになります。

しかし航空券や新幹線のチケットであれば出発に近ければ近い期日で買うほど高価になってしまう点があります。

事前に面接日が決まっていれば早めに予約することも可能ですが、急に面接が決まった場合は宿泊と通うのとどっちが安価なのかを把握することが必要になります。

デメリット4:都会から地方の場合の募集枠の少なさ

地方での就職を希望している人が忘れてはいけないことは、人が少ないということは企業も少なく募集人数も少ないということです。

街の人口と募集人数が噛み合っていれば少なくても探すことは可能なのですが、地方によっては新規の募集がほとんどないところもあります。

○○に住みたいという前提条件があり、そこから仕事を探しているという学生は特にその地域で仕事があるのかを考える必要があります。

デメリット5:引っ越し後の初期費用がかかる

都会に住んでいて地方で就職した場合、多くの日用品は活かすことができますが、新たに車を購入しなければいけないかも知れません。

選んだ街によっては車がないと買い物にも行けないかも知れません。電車は1時間に1本かも知れません。免許を取るところから必要な人もいるでしょう。そうなると掛かる費用は多くなってしまいます。

また、地方に住んでいて都会で就職した場合は車が必要になることはあまりありませんが、部屋を借りる際に掛かる敷金礼金は地方のものより倍以上かかることもあるので、その後の家賃も地方と都会では数万円の差があることも珍しくありません。

Iターン就職に向いている人

Iターン就職に向いている人

Iターン就職に向いているのはどのような人でしょうか。

希望する仕事が決まっている人

住む場所を考えてIターンをするのではなく、どうしてもしたい仕事があり、したい仕事の募集が都会または地方にある場合はIターン就職に向いていると言えます。

就職活動で最も優先される事項が仕事内容という学生は志望度が高く、また職に就くために引っ越しをしても構わないという学生は他の条件で求めている学生よりも熱意があると評価されます。

環境を変えたい人

生まれてから大学卒業までを一つの地で過ごした人にとってIターン就職をすることは初めての変化を迎え入れるということです。

長く過ごした地から離れ新しい環境に身を置くことで心機一転を図ることができます。

おわりに

就職活動の1つの手段として勤務地を現住所から違う場所の募集に応募するというものがあります。

現在Iターン就職を経験したことがある人は10%もいません。しかし、少ないということはそれだけアピールのチャンスであると言えます。Iターン就職を志したのには何かしら理由があると思います。

大変なことも多いIターン就職ですが、他の学生とは違うということを支えにして頑張ってください。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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