企業からの質問に対する答え方は?メール例文と返信マナーを紹介

 2023年7月13日

企業からメールがきたようですね!返信はできましたか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

まだ返信してないんです。企業からの質問にどんな答え方をすればいいのか迷っちゃって……。

それはいけませんね。企業からの質問メールには早めに返信した方がいいですよ。

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

そういうマナーも全然知らないんですけど、どうしたらいいですか?

では、このコラムで企業からの質問メールへの答え方やメールマナーを解説しますね。例文も紹介するので、真似して作成してみてください。

キャリアアドバイザー 廣瀬

soudan_CTA

就活中にメールで企業からの質問がくるシーンとは

就活中にメールで企業からの質問がくるシーンとは

就活中は、面接前などある程度のところまで進むと企業とメールで連絡を取り合うシーンも増えてきます。

まずはどのようなシーンで企業からの質問メールがくるのか2つのパターンを紹介します。

日程調整の質問メールがくる場合がある

エントリーシートが通っていよいよ面接の段階に入る際、就活生と企業が互いに面接日時の相談をしながら進めることがあります。

その時にはメールで候補日時を提示されるか質問されるかといったケースが多いので、スピーディかつ丁寧に返信したいところです。返信メールがあまりにも遅すぎたり、就活生側がタイトすぎる候補日を伝えたりすると、採用担当者の手を煩わせてしまうので注意しましょう。

なお、こうした日程調整は就活につきものですが、就活エージェント経由での就活なら、面接日程の調整までエージェントがサポートしてくれるので楽に進められます。

キャリチャンでも、求人紹介から選考対策までサポートするサービス「就活相談サポート」があるのでぜひ使ってみてください。日程調整も代行しているので、面倒なメールマナーに気を使わずに面接対策に集中できます。

スカウト型求人サイト経由でメールがくる場合がある

スカウト型求人を利用した場合、基本的には就活生と企業が直接メールで連絡を取り合います。スカウト型求人とは、就活生側がアプローチするのではなく、企業からスカウトをもらうタイプの求人サイトです。企業からの質問メールに対して返信することもしばしばあります。

また、スカウト型求人サイトの場合はすぐ面接に進むことが多いので、日程調整のためにメールでやり取りするシーンが増えてくるでしょう。この場合、企業側は複数の就活生とやりとりをしている可能性が高いので、いかにスピーディかつ丁寧な返信ができるかが鍵です。その時のためにも、今からビジネスマナーの知識を蓄えておきましょう。

なお、一般的な求人サイト経由でもスカウト型でもなく、就活生がメールで応募するタイプのエントリー方法もあります。その場合は下記のコラムを参考にしてメールマナーを学んでおいてください。

企業からの質問メールに対する答え方|シーン別の回答メール例文

企業からの質問メールに対する答え方|シーン別の回答メール例文

ここからは、企業からの質問に対する答え方や就活生側がメールを送る際のメール例文を紹介します。

メールは一社ずつ丁寧に文章を考えて返すのがベストですが、ある程度フォーマット化して持っておいた方が効率的です。実際、社会人のほとんどはメールをテンプレにして効率よく仕事しているので、慣れておくとよいでしょう。

面接時の日程調整

就活生と企業側が連絡を取る際に最も多い面接日時の調整について、メール例文を紹介します。なお、面接日時調整の依頼は企業側からくるのが一般的です。

企業側が「候補日をご教示ください」といったメールを送ってきた場合に、就活生が返信をするという想定での回答例文を紹介します。

〇〇株式会社
採用担当 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

この度は面接の機会を頂けるとのことで
大変嬉しく思っております。

日程調整の件ですが、下記いずれかはいかがでしょうか。

  • 6月12日(月)10:00〜
  • 6月14日(水)13:00〜
  • 6月20日(火)15:00〜

以上です。
もちろん、上記以外に貴社のご都合の宜しい日時が
ございましたら調整致しますので、お申し付けください。

お忙しいところ大変恐縮ですが、
何卒宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

面接の候補日は、複数日程かつ時間帯にばらつきをもたせて伝えるのがポイントです。候補日は先方のスケジュール調整がしやすいよう、2〜3日程の候補日を伝えましょう。時間帯は先方の業務スケジュールに合わせて調整してもらえるよう、午前と午後いずれも提示しておくと親切です。

内定通知メール

内定をもらった場合は入社前までにもしっかりと良い印象を持ってもらいたいので、必ずメールでの返信を忘れないようにしましょう。

■ 内定承諾の場合

〇〇株式会社
採用担当 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

この度は内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございます。
是非貴社からの内定をお受けしたく存じます。
宜しくお願い申し上げます。

内定のご連絡を頂けましたことを大変嬉しく思っております。
〇〇年4月より貴社の一員として活躍できるよう尽力致します。

何卒宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

まずは内定をいただいたことに対するお礼と、嬉しいという気持ちを簡単に伝えましょう。

■ 内定保留の場合

〇〇株式会社
採用担当 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

この度は内定のご連絡を頂き、ありがとうございます。
誠に恐縮ではございますが、入社のお返事に関しまして
〇月〇日までお待ち頂けませんでしょうか。

もちろん貴社に入社したい気持ちは強いですが、
現在結果待ちの選考が残っており、
全ての結果が揃った上で慎重に判断をしたいと考えております。

お待ち頂くことでご迷惑をおかけしますことを
大変心苦しく思っておりますが、
ご検討頂けますと幸いです。

何卒宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

「いつまでにはお返事します」という期日を伝えましょう。期日を伝えないと先方もいつまで待てば良いのか分かりません。

■ 内定辞退の場合

〇〇株式会社
採用担当 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

この度は内定のご連絡を頂き、誠にありがとうございます。
誠に心苦しいのですが、貴社の内定を辞退させて頂きたく存じます。

最後まで悩みましたが、私の適性を考えて慎重に検討した結果、
別の企業へのご縁を感じましたため辞退させて頂く運びとなりました。

貴重なお時間を頂いたにもかかわらず
このような返信となってしまい申し訳ございません。

末筆ではございますが、貴社の益々のご発展をお祈りしております。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

慎重に検討したということを伝えた上で、辞退の理由を簡単に述べましょう。この時、先方に不快感を与えないように「別の企業へのご縁を感じた」などという言い回しがオススメです。

就活生から企業へメールを送る場合

次に、就活生から企業へメールを送る場合の例文を紹介します。インターン後、説明会後などに企業に対してお礼のメールを送ると好印象なので、こちらも参考にしてください。

■ インターン後のお礼

〇〇株式会社
人事部 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

この度は〇ヶ月間のインターンシップ参加の機会を頂き、
誠にありがとうございました。

私が憧れていた〇〇業界の中でも独自性のある
サービスで業界を牽引する貴社の業務に携われたことを
大変嬉しく思っております。

特に印象的だった業務は〇〇部での〇〇業務です。
〇〇様にご指導頂いた仕事に対する心構えはとても熱く響きました。

貴社の新卒採用選考の際には是非エントリーさせて頂きたいと存じます。
引き続き宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

インターンシップ期間中に携わった業務の中で印象的だった出来事や、勉強になったことについて感謝を述べましょう。

■ 説明会後のお礼

〇〇株式会社
人事部 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

この度は貴社の会社説明会へ参加の機会を頂き
誠にありがとうございました。

〇〇様のお話を伺い、理念や仕事に対する姿勢について
大変感銘を受けた次第です。
また、〇〇についての専門的なお話もして頂き
さらにこの業界に関する興味が高まりました。

お忙しい中で恐縮ではございますが
丁寧にご説明頂いたことへの御礼を申し上げたく
メールをさせて頂きました。

引き続き宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

説明会でどういうシーンでどういう学びを得られたかと感謝の気持ちを伝えましょう。その企業に応募したいと感じたら、その旨も伝えておくと好印象です。

■ 面接後のお礼

〇〇株式会社
人事部 〇〇様


お世話になっております。
本日面接をして頂きました〇〇大学の〇〇です。

この度はご多忙の中面接の機会を頂き
誠にありがとうございました。

面接の中で〇〇様に頂いた〇〇のお言葉に
とても胸が熱くなりました。
貴社の事業が社会へもたらす恩恵は非常に素晴らしく、
私の熱い気持ちがさらにかき立てられました。

ご多忙中に恐縮とは存じますが
御礼申し上げたくメールをさせて頂きました。

引き続き宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

面接後のお礼メールはとにかく熱い気持ちを伝えましょう。「本当に当社に就職したい」という気持ちが伝わります。

就活生のうちにこうした企業とのやり取りについて学んでおいて損はありません。書き方に自信がない人は、キャリチャンの「就活相談サポート」に参加して、プロに相談しながら企業へのマナーを学ぶことをオススメします。

企業からの質問メールに対する答え方|メールのビジネスマナー基本

企業からの質問メールに対する答え方|メールのビジネスマナー基本

実は、企業からの質問メールに返信する際は、メールの文章マナーだけでなく、メールを送る時間や締め方にもマナーがあります。このビジネスマナーは、社会人になってから会社の取引先とのメールのやりとりをする際のマナーとしても共通するので、この機会にぜひ知っておいてください。

なお、紹介したいビジネスマナーは主に下記の4つです。

ここからは、これら4つについて詳しく説明します。

企業からのメールは基本全て返信すること

どれだけ短いメールでも返信を求めていないメールでも、「返信不要」と明記されていない限り、企業からのメールには必ず返信しましょう。

「無視する」というのが一番の悪印象になります。第一志望ではない企業からのメールだとおざなりになってしまいがちですが、全て返信するのが社会人としてのマナーです。

企業からは選考結果や面接当日の案内など返信を求められていないメールがくることもありますが、返信がないと「この学生さんはきちんとメールを見ているのかな」と採用担当者の不安を煽ってしまうので注意しましょう。

■ 例文|面接当日に関するメールが来た場合の返信例文

〇〇株式会社
人事部 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

ご多忙の中ご丁寧にご連絡頂き
ありがとうございます。

面接当日の貴社へのアクセスについて
承知致しました。

貴社との面談の機会を頂けますことを
改めて感謝申し上げます。
当日は何卒宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

何かを教えてもらった場合は、それに対して御礼を申し上げるのが鉄則です。

企業の営業時間内で返信を終えておくこと

企業からのメールには、営業時間内に返信しましょう。

メールは電話と違って送信時間などのマナーはあまりないとされています。しかし、会社によっては採用担当者が社用携帯でメールを見ていることもあるので、営業時間外にメールがくると迷惑です。

また、企業によっては「20時以降は連絡はしない」というようなルールを決めているところもあるので、例え営業時間外にメールをしたとしても返信がくることはほぼありません。もし遅い時間になりそうなら、翌日の営業時間中に送ることをオススメします。

【失礼のない時間帯に返信するマナーのポイント】

  • 当日中の返信を求められている内容でない限りは、20時以降の連絡を控える
  • 企業の営業時間帯を調べて返信する
  • 企業の営業時間帯がわからない場合は「9〜18時ごろ」を目安に返信を心がける

企業からの質問への返信は24時間以内がマナー

企業からの質問メールには、メールがきてから24時間以内に返信するのがマナーです。相手からの返信がないと「この学生さん、メール見てないのかな」と先方を不安にさせてしまいます。

また、優良なビジネスパーソンになるほどレスポンスが早いものです。メール1つでさえ返信が早ければ早いほど「仕事ができる人」という印象を持ってもらえるので、気付いたら即返すスタンスでいましょう。

【メールの返信を早くするポイント】

  • メールが早く打てるように例文をテンプレにして保存しておく
  • メールに早く気付けるようにメールの通知をオンにしておく
  • 確認してからでないと返信できない内容がある場合は、「〇〇日までには確認をして返信致します。」と短文で良いので返信する。

こちら側のメールで終えられるようにすること

企業とのメールのやり取りは、自分側の返信で終えられるようにしましょう。企業とメールで連絡を取り合っていると、複数回メールのラリーをすることがありますが、就活の場合は就活生側で終えるのが基本です。

就活生はあくまで「面接を受けさせてもらう側」なので、「それでは明日お待ちしています」など、企業が終わりの文言で締めていたとしても「よろしくお願いします」と言った形で返信しておくべきです。 なお、メールを自然に終わらせるには締めの言葉を使うと自然です。

【メールを自然に終わらせるための締めの一文】

  • 何卒宜しくお願い申し上げます。
  • それでは、面接の当日は何卒宜しくお願い申し上げます。
  • 今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
  • 今後とも宜しくお願い申し上げます。

企業からの質問メールに対する答え方|返信を忘れた場合のメールマナー

企業からの質問メールに対する答え方|返信を忘れた場合のメールマナー

企業からの質問には24時間以内に返信するのがマナーですが、たくさんの企業にエントリーしていると「返信を忘れてしまった!」というミスが発生するかもしれません。

連絡を待たせるのはとても失礼なので、絶対に返信を忘れないように気をつけなければいけませんが、もし返信を忘れていたことに気づいたら、必ず謝罪のメールを送りましょう。ミスをそのままにしないというのも、立派なビジネスパーソンになるための一歩です。

返信を忘れたときの謝罪メール例文

ここからは万が一メールの返信を忘れてしまった場合に備えて、謝罪メールの例文を紹介します。相手への謝罪は社会に出れば誰もが経験することなので、今のうちに知っておいて損はありません。

■ 企業からの質問に回答するのを忘れていた

〇〇株式会社
人事部 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

先日頂いておりましたメールの返信が出来ておらず、
誠に申し訳ございませんでした。
私の不手際で失念しており、ご迷惑をおかけいたしました。

先日お話を進めておりました面接日程の調整の件で、
改めて日程をお伝えいたします。
下記いずれかの日程でいかがでしょうか。

  • 〇月〇日(月)00:00〜
  • 〇月〇日(月)00:00〜
  • 〇月〇日(月)00:00〜

以上です。

返信が遅くなってしまったため、〇〇様には
タイトなスケジュールの中でご調整頂くこととなり
誠に申し訳ございません。

ご都合が悪いようでしたら再度調整致しますので
お申し付けください。

何卒宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

この場合のメールの文章はまず謝罪の気持ちを伝え、その後すぐに本題(この場合だと面接日程の候補日)に入ります。謝罪の文章は2〜3行くらいがベスト。それ以下だと気持ちが伝わりにくく、長すぎると回りくどくて読みにくくなります。

■ 企業からの回答にお礼を述べるのを忘れていた

〇〇株式会社
人事部 〇〇様


お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。

先日質問させて頂いたメールに対し回答頂いたにもかかわらず
御礼のご連絡が遅くなり誠に申し訳ございません。

ご教示頂いた内容で理解致しました。
先日の貴社の説明会にてお聞きした内容と合わせて
さらに貴社と業界について知るきっかけになりました。
大変丁寧なご説明を頂きありがとうございました。

引き続き宜しくお願い申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇大学 〇〇学部
〇〇〇〇
携帯番号:000-0000-0000
メールアドレス:×××××@×××ne.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーー

こちら側が質問したことに対しての回答をいただいた場合、お礼は必須です。返信を忘れてしまったことへの謝罪を端的にして、質問に回答いただいたことへの感謝を述べましょう。

企業からの質問メールに対する答え方|メールで使うよく使う敬語

企業からの質問メールに対する答え方|メールで使うよく使う敬語

メールのマナーを知ったら、次は敬語のマナーについて説明します。敬語は学校でも既に学んでいる分野ですが、ビジネスマナーとしての敬語は社会人になってからもどんどん学ぶものなので、これを機にぜひ覚えてください。

最初の挨拶

メールの本文は「お世話になります(お世話になっております)」から始めましょう。出だしで使う挨拶として正しい文章と解説をまとめたので、テンプレートとして活用してください。

メール本文 解説
お世話になります。
〇〇大学の〇〇です。
「お世話になります」というのは初めてメールを送る相手に対するフレーズ
お世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。
2回目以降は「お世話になっております」が正しい

ちなみに、始まりの文章に季語(寒冷の候〜等)を入れる人もいますが、これは手紙でやり取りする際の少し古いビジネスマナーです。メールの場合は無駄なく読みやすい文章が良いとされているので、季語を入れる必要はありません。

季語を入れると逆に読み手が煩わしく感じます。「挨拶+名乗り+用件+結び」のスマートなビジネスメールにしましょう。

メールならではの正しい書き方

普段使う敬語がメールではNGとされる場合があります。その代表的な違いを紹介しますので、先ほどの良い言い回しの例文と合わせて注意しておきましょう。

会話の場合 メールの場合
御社 貴社
本当に〜です 誠に〜です
ありがたいです 幸いです
ところで、〜の件ですが さて、〜の件ですが

また、メールでよく使うフレーズで勘違いしがちな良い言い回しと良くない言い回しも説明します。言い方を間違えるとあまり良い印象を受けないので、2つのパターンをセットで覚えておきましょう。

良い言い回し あまり良くない言い回し
拝見しました 見ました
〇〇いたします 〇〇します
伺います 行きます
お目にかかりたいです 会いたいです
存じております 知っています
ご査収の程宜しくお願い申し上げます 確認してください
お目通し頂けると幸いです 見てください
拝受しました 受け取りました
承知致しました 了解致しました

なお、正しい敬語の使い方についてはキャリチャンでも参考資料を用意しています。とくに就活においてよく使う言い回しをまとめているので、ぜひ下記からダウンロードしてください。

締めの挨拶

メール本文の最後(署名の前)には、締めの挨拶を入れます。シーンによって自然な言い回しが異なるので、下記例文を参考にしてみてください。

■ 内定辞退の場合の締めの挨拶

メールでの連絡となりましたことをお詫び申し上げます。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。

■ 就活生側が質問を投げかけけるメールの締めの挨拶

お忙しいところ恐縮ではございますが、上記についてご教示頂けますと幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。

よく使う言い回し集

メールではよく「お手数おかけいたしますが」や「ご査収ください」などを使います。これらの言い回しを聞いたことがある人の方が多いと思いますが、その他にも色々な言い回しがあるので、それらの意味と一緒に把握しておきましょう。

色々な言い回しを知っておけば引き出しが増えて、メールの返信も速くなります。

よく使う言い回し 意味
お手数をおかけいたします 先方にお願い事をする際に「手間をかけてすみません」という意味で使う。
ご査収の程宜しくお願い申し上げます 先方に書類などを提出する際に「確認してください」という意味で使う。
取り急ぎメールにて失礼いたします 手短な返信をする際に使う。
恐縮ではございますが 先方にお願い事をする際にへりくだる意味で使う。
失念しておりました 「うっかり忘れていた」という意味。主に謝罪の時に使う。

メールでの敬語はとても細かい部分が多く、不安なことだらけだと思います。そんな人はキャリチャンの「就活相談サポート」を活用してください。プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートするので、人にはあまり聞けないマナーの話なども相談してみると良いでしょう。

企業からの質問メールに対する答え方やマナーを学ぶならプロに相談

企業からの質問に対する答え方のメール例文や言い回しを紹介しましたが、改めて要点をまとめます。

  • メールの例文はシーン別にすぐ送れるようにテンプレ化しておくと良い
  • 企業からの質問やメールが来た場合の返信は、受信から24時間以内が鉄則
  • 企業へメールを送る場合は営業時間内など失礼のない時間帯に送ること
  • 万が一返信し忘れた場合は謝罪を忘れずにすること

就活生はただでさえやることも学ぶべきことも多いので、こうしたメールのマナーまでを全て学ぶのは至難の業です。わからないことはプロの就活エージェントに任せたり、メンター制度を利用したりして、こまめに相談できる環境を整えておくとよいでしょう。

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企業からの質問メールに対する答え方に関するQ&A

企業からの質問メールへの返し方は?

企業からのメールに気付いたらすぐに返信しましょう。ベストな返し方のポイントは「挨拶+質問に対するお礼+質問への回答」です。

企業とのメールのやり取りはどこまで返信する?

企業からメールがくる限り返信しましょう。とくに返信を求められているメールではなくても、「返信不要」の記載がなければ返信するのがマナーです。

会社への質問メールの書き方は?

ビジネスメールでは「お忙しいところ恐縮ですが」「ご多用の折、誠に恐れ入りますが」といった言葉で、相手に対する配慮の気持ちを示すのがマナーです。ただし、本題は端的に伝え、わかりやすくしましょう。

この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

~就活生へのメッセージ~

どんな方でも内定まで導きます!一生に一度の就職活動、丁寧にサポートさせて頂きます!