社会人に聞いた!土日休みと平日休みのメリット・デメリット調査まとめ

 2023年3月8日

「休みは絶対に土日にしたい。」や「人混みが苦手で平日休みがいいな。」など何か休日の希望はありますか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

休日は学生の時の友人と遊びたいので、予定が合わせやすい土日休みですかね。

休みを平日にする・土日にする。どちらにもメリット・デメリットはあるから悩むところですよね。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

土日休み・平日休みについて詳しく知りたいと考えています!

今回は土日休み・平日休みのメリットとデメリットを社会人に聞き、調査結果をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね!

キャリアプランナー 岡田

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土日休み・平日休みの実態

土日休み・平日休みの実態

働いた経験のない就活生にとってはあまりピンとこないかもしれませんが、土日休みを選ぶか平日休みを選ぶかは、企業選びにおいて意外と重要な問題です。これから先の社会人生活を充実させられるかどうかは、仕事の充実だけでなく、私生活を充実させやすい環境かどうかにも深くかかわってきます。そして社会人になると、仕事の後は時間もないため大したことはできず、学生時代と違ってプライベートでやりたいことの大部分は、ほとんど休みの日に回さざるを得ません。そのため仕事の休みがいつ、どのようにもらえるかが非常に重要になるわけです。

とはいえ企業の採用情報を見た時に、その意味がよく理解できていない就活生もいると思います。例えば一見すると同じようなものに見える「週休二日制」と「完全週休二日制」は、似ているようで全く違うものです。実を言うと休日の制度は企業ごとにバラバラで、土日休みか平日休みかの二者択一ではありません。採用情報に記載された休日制度の意味をきちんと理解できていないと、自分の希望には合わない企業を選んでしまう恐れがあります。

そして入社してしまえば、その制度は会社全体の決まり事ですから、自分だけ変えてもらうというわけにはいかないのです。ですから土日休みがいいか平日休みがいいかという話をする前に、まずは休日の制度についてもっと詳しく知っておきましょう。コラムの初めに、選択肢としてどんな休日制度があるのかや、どんな休日制度の企業が多いのか解説します。

休みの制度について

日本企業に多い休みの制度は、「週休二日制」または「完全週休二日制」です。その2つの中に、固定休み制かシフト制か、土日休みか平日休みかといった違いがさらにあります。まず第一に「週休二日制」と「完全週休二日制」は、似たような表現で紛らわしいですが、実は全く異なる別物です。

  • 「週休二日制」…月に1回以上は、2日休める週がある
  • 「完全週休二日制」…毎週必ず2日の休みがある

つまり1ヶ月を4週間として概算した場合、「週休二日制」では休みが5~8日と幅があるのに対し、「完全週休二日制」では必ず8日の休みがもらえます。もしも2日休みの週が1ヶ月に1回しかなく、「完全週休二日制」に比べて月当たり3日も休みが少ないとしたら大問題ですよね。単純計算で行くとそういう企業の場合、「完全週休二日制」の企業に比べ、年間で30日以上も休みが少ないことになります。実際には2日休みの週がもっとたくさんあったり年季休暇や祝日が絡んだりするので、そこまでの差にはならないことがほとんどですが、完全週休二日制に比べて休みが少ない可能性があることは頭に入れておかなければなりません。

お盆や年末年始にどれくらい休みがもらえるか、または全くもらえないのかは企業によりますし、祝日が休みになるかならないかも企業によって異なります。その辺りは「週休二日制(日、月2回水曜)※夏季休暇、年末年始休暇あり」「完全週休二日制(土・日・祝)」などと記載されていますので、よく確認してください。

ちなみに前者の場合は基本的に日曜日が休みで、月に2回水曜も休みになり、祝日は出勤です。しかしそれらの休みとは別に、お盆あたりと年末年始にも何日か休みがあります。一方で後者の場合は、毎週必ず土日とも休みで祝日も休みですが、お盆と年末年始は出勤(元旦は祝日なので休み)です。また「完全週休二日制(シフトによる)」などと記載されていれば、毎週必ず2日の休みがもらえるものの、交代で休みを取るためそれが何曜日になるかは毎週変わります。基本的にシフト制の場合、土日休みか平日休みか決まっていないだけでなく、祝日もお盆も年末年始も関係なくシフトが組まれるため、年間で見ると休みが少なくなりがちです。

ただしシフト制でも企業によっては、祝日やお盆・年末年始には休みがもらえなくても、それに相当する日数の休みを交代で取得できるところもあります。そうした週休や祝日、夏季休暇、年末年始休暇などを全て合わせたもの(有給休暇は除く)が、「年間休日数」と呼ばれるものです。たとえば完全週休二日制では、それだけで年間休日が105日あり、それに祝日も休みとすると、その時点で年間休日数はおよそ120日前後になります。

それに加えて夏季休暇や年始休暇で数日の休みがもらえれば、年間365日のうちの三分の一以上休めるわけですから、労働条件としては恵まれている方だと言えるでしょう。それに対して、労働基準法における年間休日数の最低ラインは105日とされています。1日の労働時間が少なかったり超過分の割増賃金が支払われたりしていれば、年間休日数が105日を下回っても違法ではありませんが、過酷な労働条件であることは確かです。

週休二日制で祝日も休みでない、夏季休暇も年始休暇もないといった場合には、年間休日数が105日を下回る企業もあります。企業選びの際は土日休みか平日休みかだけではなく、提示されている休日制度の場合、年間休日数がどれくらいになるのかも確認しておいてください。

土日休みと平日休み、どっちが多い?

土日休みか平日休みかで言えば、圧倒的に土日休みの企業・職種の方が多いです。基本的に金融機関や公官庁が土日祝日はやっていませんから、それによって仕事が左右される企業・職種は土日祝日が休みとなり、その取引先もまた土日祝日が休みとなります。子供を預けられる学校なども土日祝日が休みなので、そういう意味でも、みんな一斉に土日休みとした方が都合がいいわけです。ただし、完全に土日と祝日の全てが休みになるかどうかは企業によります。

前述のように完全週休二日制ではない企業もあるので、「日曜は毎週必ず休みだけど土曜は隔週で休み」といった場合も少なくないです。また完全週休二日制の企業でも、「土日は必ず休みだけど祝日は出勤」という企業もあれば、「休みは週2日だから祝日に休んだら土曜は出勤」などの変則的な休暇制度を取る企業もあります。中には「日曜+平日のどこか1日が休み」といった、土日休みと平日休みの中間みたいな休暇制度を取っている企業もなくはないです。

しかし大まかに言えば、それらのどの企業・職種も土日休みを中心にしていると言えます。そうでない企業・職種、つまり平日休みの企業・職種もたくさん存在はするものの、それは一部の仕事をする人に限られています。後で詳しく説明しますが、基本的に平日休みとなるのはサービス業など、世の中の多くの人が休みの時にこそ働く必要がある一般消費者向けの業種・職種の人です。そうした業種の場合は、毎週平日のどこかの曜日を固定休みとしている企業もあれば、平日に交代で休みを取るシフト制としている企業もあります。

その場合は同じ企業の中でも、店舗や現場で働く人間だけが平日休みで、本社の人間は土日休みという企業が少なくありません。それに加えて入院病棟の看護師など、平日だろうが土日祝日だろうが夜間だろうが1秒たりとも無人にできない仕事は、平日・土日関係なくシフト制を取っています。ただしカレンダー上、土日の数に比べて平日の数の方がはるかに多いわけですから、当然その場合も土日休みより平日休みの方が多いはずです。そうした一部の仕事に就いている人だけが平日休み(または曜日無関係のシフト制)であり、それ以外はだいたい土日休みだと考えてよいでしょう。

もちろん企業にはそれぞれの事情があって一概には断定できませんので、平日休み・土日休みにこだわる人は、企業選びの際1社1社確実に休みの制度を確認するべきです。場合によっては自分の希望する企業・職種と希望する休みが一致せず、仕事やその他の条件を取るか休みを取るか、どちらか一方を選ばなければならないこともあり得ます。次項から土日休みと平日休みについてそれぞれ、メリット・デメリットやよくある業種の一覧を掲載しておきますので参考にしてください。

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土日休みのメリットとデメリット

土日休みのメリットとデメリット

先程も述べたように、基本的には一部の仕事を選ばない限り、大抵の企業では土日休みとなる場合が多いです。つまり土日休みは休日制度の定番であり、土日休みの仕事に就くと必然的に、世の中の大部分の人と同じ日に休みを過ごすことになります。それによって土日休みの場合、多くのメリットとデメリットが存在するわけです。

就活生は今も学校が土日休みですから、入社後のことも何となく想像がつくとは思いますが、学生の立場からは気づきにくいメリット・デメリットも少なからずあります。土日休みを選ぶか平日休みを選ぶか考える際の論点を明らかにするためにも、ここで改めて土日休みのメリット・デメリットを確認しておきましょう。土日休みの場合が多い業種一覧も記載しておきますので、併せて参考にしてください。

土日休みのメリット

■メリット1:家族や友人と時間を合わせやすい

土日休みの最大のメリットは、家族や友人と時間を合わせやすいことです。多くの企業は土日休みを取り入れているため、必然的にみんなの休みも土日に集中します。そのため、家族や友人と予定が合わせやすいのです。

■メリット2:生活リズムが崩れにくい

土日休みのメリット2つ目は、生活リズムが崩れにくいことです。なぜなら、多くの人は学校生活から土日休みの生活に慣れているからです。学生時代からしみこんできたサイクルを保つことができれば、バランスの良い生活リズムを送れるでしょう。

■メリット3:連休が取りやすい

土日休みの場合は毎週決まって2連休となるため、有給休暇を使って連休を延長できます。また土日休みの企業には、祝日やお盆・年末年始も休みのところが多いですが、その場合はそれらの公休と合わせて有給休暇を使えば、さらなる大型連休を作ることも可能です。カレンダー上、祝日が日曜日と重なった際は翌月曜日が振替休日となるほか、最近は「敬老の日」などいくつかの祝日も月曜日になり、祝日と祝日に挟まれた平日も休日になる「国民の祝日」という制度もできました。

それらに合わせて1日2日有給休暇を加えると、前週の土日祝日から翌週の土日祝日までつながる、9日間以上の大型連休も可能となるわけです。社会人になると、学生時代と違って基本的に長期の休みはないですから、大型連休を取りやすいことは大きなメリットだと言えます。

■メリット4:イベントに参加しやすい

歌手のライブやイベント、友人の結婚式などの多くが土日に開催されます。そのため、土日休みであればわざわざ休みを取ることなく、参加することが可能です。定期的にイベントに参加している学生にとっては大きなメリットだと言えるでしょう。

■メリット5:会社全体が休み

会社全体が休みなのも最大のメリットだといえます。なぜなら土日に会社の人から連絡が来ることなどがほとんどないため、心置きなく休日モードを堪能できるからです。平日休みの場合は会社自体はやっているため、自分は休みでも連絡が来ることもありえます。

■メリット6:子供の行事に参加しやすくなる

学生の段階ではあまり考えていないかもしれませんが、土日休みだと将来的に自分の家族を持った時、子供の行事に参加しやすくなるのも大きなメリットです。世の中の多くの大人が土日休みだからこそ、運動会や学芸会といった学校行事もスポーツの試合や音楽祭なども、親や親戚が参加しやすい土日に行われます。それなのに自分が平日休みだと、子供の行事のたびに有給休暇やシフトを調整する必要があり、他の日に仕事のしわ寄せが来たり、会社の同僚に迷惑を掛けたりするかもしれません。

また自分以外の家族はたいてい土日休みなので、自分の両親やパートナーとその両親が参加しやすいよう、七五三祝いなども土日に行う場合が多いでしょう。もともと土日休みであれば、そうした行事のために無理して仕事を休む必要がありませんから、結婚後もそれまでと同じ生活リズムを崩さずに子供の成長を見守ることができます。

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土日休みのデメリット

■デメリット1:商業施設や道が混んでいる

休みが集中する土日には商業施設や道などが混雑することがほとんどです。人混みが苦手な人にとってな大きなデメリットになるといえるでしょう。

■デメリット2:休日料金が適用される場合がある

商業施設や新幹線などの交通機関などで休日料金が適用される場合があります。また、病院などでも休日料金として割増の対象となることもあるため、金銭面的なデメリットが大きいです。

■デメリット3:公共施設が利用しにくい

役所や病院、銀行などの公共施設はほとんどが平日のみとなっているため、土日休みではなかなか訪れることができないというデメリットがあります。最近では土曜日の午前中に診療している病院なども増えつつありますが、その時間帯に土日休みの人が殺到するため、混雑が予想されます。

土日休みの業種一覧

主な土日休みの業種を紹介します。もちろん企業にもよりますが、一つの参考としてご覧ください。

  • 金融機関
  • 公務員
  • 都道府県庁職員
  • 営業職
  • 企画業

  • 事務
  • 経理事業
  • 設計事業
  • 出版業
  • 広告業

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平日休みのメリットとデメリット

平日休みのメリットとデメリット

前述のように世の中の多くの人は土日休みであり、平日休みの仕事をする人は少数派です。平日休みになる仕事は、世の中の多くの人が休みの時にこそ働く必要がある業種や職種に限られます。ここまでのメリット・デメリットを読むと、そんな少数派の仕事より、土日休みの方が圧倒的に良さそうだと思うかもしれません。しかしもちろん、平日休みにだって同様にメリット・デメリットがあります。

平日休みのメリット

■メリット1:商業施設や道が空いている

平日は商業施設も道も比較的空いていることから、休みの日に出かけやすいというメリットがあります。空いている状態で買い物やテーマパークを楽しむことができればストレスなく休日過ごすことができるでしょう。。

■メリット2:予約が取りやすい

美容院や病院など、平日は比較的に予約が取りやすいというメリットがあります。商業施設や道などと同様に、土日は美容院、病院なども人が殺到します。しかし、休みの人が少ない平日であれば人気店などでも比較的スムーズに予約が取りやすいでしょう。

■メリット3:公共施設が利用しやすい

土日休みのデメリットにもあげたように、公共施設はほとんどが平日のみしかやっていません。しかし、平日休みであれば休みを利用して公共施設に訪れることができますし、人も少ないことが予想されるため、スムーズに予定を済ませることができるでしょう。

■メリット4:平日割引を活用できる

休日に料金が割増されることがある一方、平日には平日だからこそ料金を割引するサービスも多数存在します。ただでさえ平日は休日よりも料金が安いのに、さらに平日だからこその割引を活用することができれば、金銭的に大きなメリットだといえるでしょう。

■メリット5:業種によっては土日手当がある

シフト制を設けている業種などでは、繁忙期である土日に仕事をすることで手当てがつくことがあります。もちろん企業や業種にもよりますが、このように土日手当がある企業も存在することを覚えておくと良いでしょう。

■メリット6:シフト制だと休みをコントロールしやすい

休みが固定の曜日ではなくシフト制の場合には、休みの自由度が高く、コントロールしやすいというメリットもあります。もちろん仕事や同僚との兼ね合いから、シフトの希望には制限が設けられている企業が多いと思いますが、それにしても固定曜日の休みよりずっと自由度が高いです。他の人と休みの希望が被ったり仕事に支障をきたしたりしなければ、その月に休むことのできる日数を、ある程度は自分の好きなところに割り振れます。

つまり有給休暇を使わずとも私用を済ませることができますし、極端に言えば月の休みを1つの週に集中させて、毎月のように大型連休を取ることも可能になるわけです。そのためシフト制の場合には、プライベートな予定を組みやすくなると同時に、連休を必要とする活動も行いやすくなります。

平日休みのデメリット

■デメリット1:家族や友人と予定が合わせにくい

多くの企業が土日休みを取り入れていることから、周りの人と休みがなかなか合わないというデメリットがあります。商業施設や道がせっかく空いていても、一緒に行く人が見つからなければせっかくの休みも満喫できないこともあるでしょう。

■デメリット2:土日のイベントに参加できない

土日休みのではメリットしてイベントに参加しやすいとあげましたが、平日休みではこのイベント参加のしにくさがデメリットとしてあげられます。もし友人などの結婚式に参加するとなれば有給を使うことになるでしょう。

■デメリット3:連休が取りづらい

平日休みは連休ではない場合が多いです。もちろん企業や業種にもよりますが、連休ではないことから旅行に行きにくい、1日じゃリフレッシュできないといったデメリットが浮上します。学生時代から染み込んでいくサイクルが崩れることに抵抗がある場合は土日休みを取り入れている企業を志望しましょう。

平日休み業種一覧

主な平日休みの業種を紹介します。こちらも企業によりますが、一つの参考としてご覧ください。

  • 飲食業
  • ウエディング
  • アパレル
  • 旅行業界

  • 営業
  • 看護師
  • 介護士
  • 美容師

  • エステティシャン
  • ホテル(宿泊)
  • 小売業(販売含む)
  • 配送 etc…

土日休みと平日休み、どっちがいいのか?

土日休みと平日休み、どっちがいいのか?

ここまで説明してきたように、土日休みにも平日休みにもメリットとデメリットがあります。例えていうなら土日休みと平日休みはコインの表と裏で、土日休みの人がメリットを受ける面は平日休みの人にとってデメリットとなり、平日休みの人がメリットを受ける面では土日休みの人のデメリットとなるわけです。そんなことを言われると、結局どちらを選べばよいのか迷ってしまう就活生もいますよね。

土日休みを選ぶか平日休みを選ぶかで、業種・職種の選択肢がある程度限定されるわけですから、それは自分の将来にとっても就活の上でも大きな決断です。そこでここからは、土日休みと平日休みのどちらがいいのか、どのように選べばよいのかについて解説します。後から後悔することのないように、慎重に判断しましょう。

一概にどっちがいいとは言い切れない

土日休みの方と平日休み(シフト制も含む)のどっちがいいかは、人それぞれです。土日休みにも平日休みにも同じくらいメリット・デメリットがありますし、価値観も人によって異なりますから、一概にどっちがいいとは言い切れません。先程も述べたように、土日休みと平日休みはコインの表と裏です。土日休みの人がメリットを受ける面では平日休みの人がデメリットをこうむり、平日休みの人がメリットを受ける面では土日休みの人がデメリットをこうむります。

たとえば土日休みなら世の中全体が休みなので、どこへ行っても混んでいるうえ値段も高いものの、家族や友人と一緒にたくさんの時間を過ごせるでしょう。反対に平日休みなら、誰もが働いているときに休みなので家族や友人と一緒に過ごすことは難しいですが、どこへ行っても安くて空いていて休日に受けるストレスが少ないです。また土日+祝日も休みなら大型の連休を取りやすいけれど、連休の日にちは動かせないのに対し、平日休み+シフト制なら土日休みの人ほど大きな連休は無理でも、いつでも好きなときに小規模な連休を取れます。それらをまとめて考えると、土日休みの方がこれまでの交友関係を維持しやすいとともに、将来的には家庭を中心とした生活を営みやすいです。

しかし一方で、休みのたびに家族がいますから自分だけの趣味や自分一人の時間は持ちにくく、仕事で疲れた心身を休ませにくいとも言えます。逆にシフト制も含めて平日休みの人は、家族や友人とは一緒に過ごしにくいものの、自分の時間を持ちやすく、一日中のんびり休息したければそれも可能です。その反面、平日休みの場合は家庭を築く以前に恋愛の上で、一緒に過ごせる時間が少ないことや、そのため互いに相手が自分以外の人と休日を過ごすことへの理解が必要になります。

その他の交友関係についてもスケジュールの調整が不可欠なので、これまで通りの友人関係を維持しにくく、平日休みに理解のある人か同じ平日休みの人と新たな交友関係を築く人が多いです。そうした土日休みの生活と平日休みの生活、どっちがいいかは人によって異なりますので、自分に合うと思う方を選んでください。

どっちに魅力を感じるかで判断しよう

土日休みと平日休みのどっちがいいかは、自分の価値観や趣味、習慣、周囲との関係性、人生設計などをもとに、自分にとってより良い選択はどっちなのか考えて判断しましょう。先ほど説明したように、土日休みを選ぶか平日休みを選ぶかで、その後の私生活はまるで違ったものになると予想されます。ですからその生活様式が自分に合うか合わないか考えて選択することは、入社後に大きな不満を抱えず、仕事を長続きさせるためにも非常に重要なことです。

たとえば旅行が趣味の場合、土日休みの方が大型連休を利用できるとは言え料金が高いですから、それよりシフト制の平日休みで毎月好きな時に小規模な連休が欲しい人もいます。それなのに土日休みの仕事についていたら、なかなか旅行に行けなくて不満がたまってくるはずです。

また将来的に子供の学校行事に参加し、習い事の発表会や試合を応援したい、色んな所へ連れて行ってあげたいと考える人にとって、それができない平日休みは苦痛になります。そのように、ここでよく考えず自分に合わない方を選んでしまえば、仕事そのものには満足しても私生活が思うようにならなくて、結局は別の仕事へ目移りする可能性が高いです。あるいはそれでもその仕事の継続を選んだ場合には、仕事と私生活の両立に苦労し、人生の上で自分が大切にしたいと思っていた何かを失う恐れもあります。そんな風にならないためには、今のうちにきちんと自己分析を行ってください。

自分が人生で大切にしたいものや理想とする将来像を明確にし、その中の優先順位も考えておきます。土日休みと平日休みはコインの表と裏なので、どっちを選んでも最終的には一長一短です。土日休みを選んでも平日休みを選んでも、全てが自分の思い通りという都合の良い状態にはならないので、譲れる条件と譲れない条件を自分の中で明確にしておく必要があります。

その上で優先順位に照らし、土日休みと平日休みのどっちのメリットの方が魅力的だと感じるか感じないか、どっちのデメリットの方が許容できるか嫌なのか考えましょう。土日休みと平日休みのどっちを選ぶにせよ、譲れるものと譲れないものをハッキリさせ、より自分に合う方を選ぶことが大切です。

おわりに

土日休み、平日休みにはそれぞれメリットとデメリットがありますが、一番大切なことは自分に合ったライフスタイルを選択することです。

どのようなメリットがあれば仕事がしやすいのか、デメリットはどのように向き合っていけるのかを考えたうえで自分に合った選択をしましょう。

休日がいつなのかを企業選びの選択の一つとして入れている学生はぜひ、それぞれのメリットとデメリットを把握し、企業選びの選択に役立ててください。

利用者の声

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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