行きたい企業がない…。そんな人が最高の企業と出会うための方法

 2024年11月13日

就活が本格化している時期ですが、行きたい企業は決まってますか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

それが、まだなんです。いろんな企業を調べてるんですが、行きたいところがなくて…。

なるほど。まわりの人がどんどん頑張ってる中で自分だけ立ち止まっている状態だと不安になりますよね。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

まさにその状況なんです!もう、なんとなくでも適当に志望企業を決めてしまおうかなとか思ってきました。

なんとなくで志望企業を選ぶのはリスクが高いです!

今回は、行きたい企業が見つからない原因と、行きたいと思える企業を見つける方法について解説します。ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 平崎

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行きたい企業がないと思ってしまう理由と原因

行きたい企業がないと思ってしまう理由と原因

日本には数えきれないほどの企業があるにも関わらず、「行きたい企業がない」と思ってしまうのはなぜなのでしょうか。実は「行きたい企業がない」と悩む就活生は結構多く、キャリチャンにも多くの学生が相談にきます。

では、こんなにも選択肢があるにも関わらず、なぜ行きたい企業がないと思ってしまうのか。その理由について解説していきます。

興味があるものがなく、仕事のイメージができない

仕事に限らず興味を持てるものがなく、そのために仕事へのイメージがしにくいことが、行きたい企業がないと思ってしまう理由の1つです。たいていの人は興味があることや好きなものをベースとして仕事を選んでいますが、何にも興味がない人は仕事へのイメージがしにくいのです。

このような人は、「自分にできることはない」とネガティブに考えてしまう傾向があり、興味を持ちかけてもすぐに諦めてしまうことから、就活をしていてもすぐにやる気がなくなってしまうのです。

また、仕事のイメージがつきにくいことで「働くことが想像できない」「仕事したくない」と思うようになり、どんどん就活を遠ざけてしまい、本気で向き合えなくなってしまうのです。

将来を左右するような重大な決断をするということで、計り知れないプレッシャーもあるでしょうし、そんなプレッシャーからネガティブ思考になってしまうのは仕方ありませんが、そのような考え方があなたから「行きたい企業」を遠ざけてしまうことを覚えておきましょう。

自己分析・企業研究不足によって相性の良い企業がわからない

自己分析や企業研究不足によって自分と相性の良い企業がわかっていないことも、行きたい企業がないと感じてしまう理由です。自己分析や企業研究不足によって就活軸がブレてしまい、思うように企業を見つけられない原因となります。

そもそも行きたいと思える企業の定義は「就活軸に当てはまる企業」です。就活軸は自分の興味があること、やりたいことはもちろん、自分の強みを活かせるかどうか、自分と相性が良いかどうかを精査したうえで定められます。この軸がブレてしまえば、当然行きたいと思える企業に出会えないのです。

就活軸を定めるには徹底した自己分析と企業研究が不可欠です。自己分析が不足していれば自分の強みがわかりませんし、企業研究不足も企業の魅力がわかりません。結果としていずれの場合も、自分と企業との相性も図れなくなります。

このように、自己分析や企業研究が不足していると就活軸がブレてしまい、相性のよい企業がわからなくなり、「行きたい企業がない」という感情を招いてしまうというわけです。

行きたい企業に落ち、他に行きたい企業がない

中には、もともと行きたい企業があったにもかかわらず、そこが不合格になったことをきっかけに「行きたい企業がない」状態になってしまった人もいます。行きたいと思っていた企業に落ちたことでショックを受け、「ほかに行きたい企業なんてない」と思うようになったわけです。

昔からあこがれていた企業に落ちてしまえば、そうなってしまうのは仕方のないことかもしれません。これまでその企業に受かるために対策をしてきたわけですから、ショックから立ち直るのに時間がかかるでしょう。

また、すでに選考結果が出始めている時期となると、選択肢も狭くなっているはずです。「今さら行きたい企業なんて見つかりっこない」というネガティブな気持ちになっている人もいると思います。

そんなときは、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」に参加するのがオススメです。遅い時期からの再スタートでも、納得のいく魅力的な優良企業の求人を紹介します。

選考対策へのアドバイスも無料で受けられるので、内定獲得の可能性も高まります。もともと行きたかった企業に落ちたことで就活が停滞している人は、ぜひ相談してください。

「なんとなく」で企業を決めてはいけない理由

「なんとなく」で企業を決めてはいけない理由

行きたい企業がないと思いつつも、とりあえず就活をしないと無事に卒業ができないからといって「なんとなく」で企業を決める人がいますが、これはよくありません。

ではなぜ企業は「なんとなく」で決めてはいけないのでしょうか。ここではそんな企業を「なんとなく」で決めてはいけない理由について解説していきます。

「なんとなく」で選ぶとミスマッチを起こしやすい

企業を「なんとなく」で決めてしまうとミスマッチを起こしやすいといわれています。なぜなら「なんとなく」で企業を選ぶと企業についてよくわかっていないままの選択となり、入社後に「思っていたのと違う」とギャップを感じやすいからです。

また、企業についての理解が浅いと自分ともまともに相性を図ることができず、自分に合っていない企業を選択してしまっている可能性もあるのです。自分に合っていない企業を選んでしまえば当然、入社後にギャップを感じやすいですし、最悪の場合には早期退職へとつながりかねません。

そもそも「なんとなく」で選んでいる企業は「対して興味がない」ということになりますので、研究不足によって熱意が伝わりにくく、熱意ある志望動機を述べられません。つまり、そもそもなんとなくで選んでいる企業では内定をもらうこと自体が困難というわけです。

自分に合っていない企業を選択し続ければ、その分面接にも落ち続けるわけですし、そうなれば自信が喪失され、余計に「行きたい企業がない」という感情を招くだけです。それに運よく入社できたとしてもギャップを感じやすく、最悪の場合には早期退職を招きかねないわけですから、「なんとなく」で企業を選ばないようにしてください。

「合わなかったら転職すればいいや」という考えもリスクが高い

「なんとなく」で企業を選ぶように、「合わなかったら転職すればいいや」という考えもリスクが高いためよくありません。

もともと新卒として入社する時点では、社会人としてスキルや知識は0です。そこから仕事を通じて自己成長を遂げ、それらを習得していきます。

しかし同じ仕事を同じ期間、同じくらいの量経験しても、成長の度合いは人それぞれです。「なんとなく」で選んだ企業では仕事に対するモチベーションが上がらないため、転職の際に求められるスキルや知識を十分に磨けません。

それに、そもそも入社後すぐに転職活動をする人に対して企業は、「継続力がないのでは?」といった懸念を抱きます。そのため、転職で求められるスキルも知識も磨けていない状態で「合わないから転職しよう」としても、受け入れてくれる企業はなかなか見つからないのが現実です。

ですから「合わなかったら転職すればいい」ではなく、就職を成功させやすい新卒のうちに、自分の行きたい企業をみつけましょう。

キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、あなたの希望や事情をじっくり聴いて、最適な企業の求人を紹介します。完全無料のサービスなので、気軽に相談してください。

行きたいと思える企業を見つける方法

行きたいと思える企業を見つける方法

「なんとなく」や「合わなかったら転職すればいいや」という考えで就活をするのにはあまりにもリスクが高すぎますし、「新卒」という肩書ももったいないですので、初めから行きたいと思える企業を見つけ、その企業からの内定獲得を目指しましょう。

ここではそんな行きたいと思える企業を見つける方法をご紹介します。行きたいと思える企業は、あなたに合った企業を見つけるための手段でもありますので、ぜひとも実践してみてください。

仕事に求める条件をもとに就活軸を明確にする

まずは仕事に求める“本音の条件”を出していきましょう。「月に25万円以上はもらいたい」「30歳までには年収500万円はほしい」「土日休みがいい」など、自分が本当に求める仕事への条件を出します。これなら何にも興味がない人でもきっと出すことができますよね。

仕事に求める条件を出したら次に自己分析を行います。自分はどんな強みを持っているのか、どんな仕事なら役に立てるのかを意識しながら自分への理解を深めます。そこから先ほど出した条件と自分の強みとを合わせて就活軸を明確にしていきましょう。

ここで意識してほしいのが、自分の願望ばかりを押し付けるのではなく、「自分にできること」を主観におくことです。そうすることで自分と相性の良い企業が見つけるための就活軸を定めることができます。

ここの段階では無理やり企業との相性を図ろうとするのではなく、自分の強みを活かせる仕事を見つけるための条件(就活軸)を明確にしていくことがポイントです。仕事に求める条件を出すだけなら誰にでもできますが、そこから「自分が進むべき道」を見つけられるかどうかは自己分析次第です。

キャリチャンでは、企業にとっての自分の価値を発見できる「自己分析ワークシート」を無料で公開しています。下記のページからダウンロードできますので、ぜひ活用してください。

条件(就活軸)に当てはまりそうな業界を見つける

前述より就活軸を定めたら次に、就活軸に当てはまりそうな業界を見つけていきます。すべての業界を見ていくのは非効率なので、就活軸を元に「もともと興味があった企業」「自分と相性が良さそう」「この業界ならまぁいいかな」といった業界を3,4つほどピックアップします。

業界をピックアップしたら次に、それらの業界についての理解を深めていきましょう。業界研究を行うときは業界の理解を深めつつ、本当に軸に当てはまる業界なのか、自分と相性の良い業界なのかを見極めていきましょう。

また、業界の中でも分類化される場合にはそれぞれを研究し、自分に合うであろう分野を探してください。例えば旅行業界とひとくくりにしても、ツアーの企画をする「ツアープランニング」なのか、カウンターで旅行販売をする「カウンターセールス」なのか、一般企業でいう営業的な役割の「アウトセールス」なのかで仕事内容も求める人材もガラリと変わってきます。

ですから、業界の中での仕組みや役割などを把握し、それぞれの細かな情報をしっかりと確認してください。そうすることで自然と“興味が湧くもの”が何なのかも見えてくるはずです。

業界内から条件が当てはまる企業を見つけ、企業研究を行う

業界研究を行ったら次に、業界内で条件(就活軸)に当てはまる企業を探していきます。WEB上だけの情報では軸に当てはまるかどうかを見極めにくいと思うので、説明会などに積極的に参加し、自分の目で確かめましょう。

そして徹底的に企業研究を行ってください。そこで重要なのが、“就活軸に当てはまっているか”どうかです。

もともと行きたい企業がない段階からのスタートだったと思いますが、就活軸を定めていくことで自分の求めるものがわかってきたと思いますので、その条件に当てはまるかどうかを見極めます。

これまでの手順で徹底して定めた就活軸と選んだ企業とがリンクするかどうかは企業研究がどこまで深くできるかによって異なってきますので、しっかりと研究していきましょう。

「自分にできること」を基準に企業と自分との相性を図る

企業への理解を深め、就活軸に当てはまると判断した企業を次は“自分と相性が良いか”どうかを見極めていきます。最終的に自分と相性が良いと判断される企業こそが、あなたにとっての「行きたい企業」となるはずです。

ここで意識すべきが、「自分がしたいこと」よりも「自分にできること」という視点から判断していくことです。自分がしたいことが自分に合っているものとは限りませんし、願望ばかりを押し付けるよりも、自分にできることを選んだ方が確実です。それに仕事は自分にできることから選んだ方が成功しやすいといわれてます。

また、そもそも行きたい企業がなかったわけですから、自分がしたいことかどうかを考えるよりも「自分にできることか」で判断したほうが楽でしょう。

ですから、就活軸を明確にする際に行った自己分析を元に、自分の強みを活かせる企業か、具体的に働いていけるのかなどを意識しながら企業との相性を図っていきましょう

そこで納得のいく判断ができれば、悔いなく就活ができるでしょう。また、じっくりと自分・企業とを見極めての選択なので、選考においても自分の熱意を伝えやすく、受かる確率も高まります。

「これだけは嫌」という考えから選ぶのもOK

これまでの手順を追っても、「働きたい条件すらイマイチわからない」「就活軸を定めても業界の見極め方がわからない」など、思うように企業を見つけられない人もいると思います。

これまで働いたことのない就活生がいきなり将来を決めるというのは難しいですし、もともと興味があるものがない人はなおさら選択が難しいと思います。そんな人はいきなり自己分析などで詰めていくのではなく、「これだけは嫌」という消去法で探していきましょう。

願望がなくても、「残業は嫌」「転勤は嫌」「平日休みは嫌」など、嫌な条件は出せると思いますので、そこからそれらに当てはまらない業界や企業を探していきましょう。

ただし、残った業界や企業が必ずしも自分に合っているものだとは限りませんから、まずはベースとなる軸はしっかりと定めておかないといけません。そのためにもまずは自己分析は徹底的に行っておきましょう。

消去法は合理的に選択肢を狭めることができるため、行きたい企業を見つけやすいというメリットがあります。どうしても先に進めない学生にとって効果的な手段ですが、これまでの手順のように業界や企業への理解が乏しくなる可能性がありますので、最終的に選んだものに対して徹底的に研究を行うようにしてください。

どうしても難しい場合は“プロ”に頼る!

「何をしてもどうしても行きたい企業が見つからない」という場合は、就活のプロに頼るのが一番です。行きたい企業を見つけるためには自己分析や業界・企業研究が必要ですが、それらがうまくできない人も珍しくありません。

そんなときは就活エージェントのような就活のプロに頼れば、「行きたい企業がない」という理由で就活を停滞させることなく、効率よく進めていけます。

就活エージェントは就活生と企業をマッチングさせるプロなので、あなたが行きたいと思える企業をきっと見つけてくれるはずです。

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行きたい企業がない人は見つけるための対策を

「行きたい企業がない」と思っている人は意外と多いですので、深く悩む必要はありません。就活はこれからの人生を左右するような決断をする場ですし、簡単に決められないのは当然です。

しかしだからといって、「なんとなく」で企業を決めてしまうのはよくありません。卒業というタイムリミットもあることから、とりあえず内定をゲットしとこうという気持ちもわかりますが、それこそ間違った選択として後悔しかねません。

ですから、ちゃんと行きたいと思える企業を見つけるための対策をしていきましょう。そのためには徹底した自己分析や企業研究が欠かせません。徹底した自己分析と企業研究より定めた「就活軸」を元に企業を見ていけば、きっと「行きたい」と思える企業と出会えます。

それでもなかなか思うように行かないという場合は就活エージェントに頼りましょう。必ずあなたの心強い味方になるはずです。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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