就活にメンターは必要?メンター制度を利用した就活のススメ

 2023年5月10日

就活にメンターは必要?メンター制度を利用した就活のススメ

就活に疲れているようですね。ちゃんと誰かに相談して解決できていますか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

メンター制度やキャリアアドバイザーを利用して相談したいなと思っているんですけど、色々なサービスがありすぎてどこに相談したらいいか分からなくて…。

なるほど。メンターにできることとキャリアアドバイザーにできることは異なるので、それぞれのメリットを理解してうまく使い分けることをオススメします。

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

まずどこに何を相談すればいいんでしょうか?上手な使い分けのコツも知りたいです!

ではまず メンター制度の活用方法から説明しますね。メンター制度を理解した上で、メンターでは補えない部分を外部のサービスに依頼しましょう。

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活相談会の画像

無料でアドバイスをもらう

就活におけるメンター制度とは

就活におけるメンター制度とは

就活メンターとは、就活生に対して助言したり指導したりしてくれる人のことです。就活経験者であることが前提で、主に大学の先輩や外部の団体の人が就活メンターとして活動しています。

その就活メンターから就活におけるアドバイスがもらえる制度を「就活メンター制度」と呼びます。利用できる学年に制限はなく、25卒生でも24卒生でも今から利用可能です。

就活を経験して成功したメンターから就活におけるリアルな体験が聞けるので、ネットでは手に入らない情報を得ることもできます。気軽に相談できる存在がそばにいることは、就活が未知の世界である就活生にとってとても心強く、ぜひ利用して欲しい制度です。

まずは就活メンターの探し方や就活メンター制度の概要について説明します。

就活メンターの探し方

就活メンターは主に大学のキャリアセンターか外部団体で活動しているので、それぞれの窓口に問い合わせることから始まります。いずれも無料で利用できますが、気軽に相談できる距離感がよければ自身の大学のキャリアセンターから紹介してもらうのがオススメです。

キャリアセンターでは基本的に大学の先輩を就活メンターとして紹介してもらえるので、自分の大学のレベルに合った就活のリアルな話を聞けます。気になる人は大学のキャリアセンターに問い合わせて就活メンター制度の利用を申し出てください。

また、在学している大学に就活メンターがいない場合や外部の社会人メンターを探したい場合は、外部の団体に問い合わせてみましょう。

代表的な団体はNPO法人である『エンカレッジ』で、全国113の大学に支部がある日本最大級の就活メンター集団です。キャリアサポートだけでなく、就活生向けのイベントも積極的に行っているので、学生同士の交流もできます。

なお、 就活メンターには相性の善し悪しがあるので、気の合う就活メンターに出会えるまで色々な窓口に話を聞いてもらうとよいでしょう。

就活メンターができること

就活メンターは就活における悩みを隅々までアドバイスしてくれます。ESや面接対策のアドバイスはもちろん、面接の練習やグループワークの対策についても総合的にサポートしてくれるのがメリットです。

そして何より心強いのが、悩み相談室的な立ち位置でもあるということです。就活では、落ち込んだり焦ったりと色々な感情に振り回されます。そんな中でも 愚痴や悩みを親身になって聞いてくれる存在があれば、心強くて安心なものです。

なお、似たような就活支援ができる存在として、「就活エージェント」もあります。就活エージェントは面接・ES添削はもちろん求人紹介もしてくれるので、就活メンターと併用するとよいでしょう。

キャリチャンでも、就活エージェントが総合的なアドバイスをしてくれるイベント「就活相談会」を開催しているので、ぜひ参加してみてください。

対策資料の画像

就活メンター制度を利用するメリット・デメリット

就活メンター制度を利用するメリット・デメリット

先ほど説明した通り、就活メンター制度を利用することは就活生にとって心強く安心なものです。

しかし、「就活メンターはいらない」と感じている人もいるように、相性次第ではデメリットも生まれるもの。これからメリットとデメリットについて解説するので、利用するときの参考にしてみてください。

【メリット1】交流の幅が広がる

就活メンターを有する団体では、グループワークの練習なども行っているため他の学生とも情報交換ができます。他の就活生の状況については親しい友人くらいしか知り得ないと思うので、交流が広がることで新たな発見ができるのはメリットです。

また、就活メンター によっては横のつながりが広く、色々な業界や職種の人と接点を作ることができます。他では聞けない情報を教わったり質問ができるので、面接対策前の業界分析でも一歩リードできます。

【メリット2】メンタルを整えることができる

就活メンターは担当する就活生の相談役でもあり、ときには悩みや愚痴を聞いてくれる心強い存在です。就活メンターも辛い就活を乗り越えて、気分が落ちそうなときにも戦ってきた経験をしているので、就活生のリアルな悩みに対して的確なアドバイスがもらえます。

特に面接シーズンは周りと比較して気分が落ち込んで、自己肯定感が下がってしまうこともあります。会社説明会や面接は自己肯定感が最高の状態で臨みたいので、メンタルケアは重要です。

メンタルを保ちながら就活を進めるための対処法を下記コラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。

【メリット3】良き理解者が近くにいる安心感

就活メンターを利用することで何より心強いのが、良き理解者がそばにいてくれるということです。

自分をよく理解してくれる存在がいることは、自己理解が深まることにもつながります。 就活には自己分析がつきものですが、他者からどう見えているかを知ることでその精度が上がるのです。

悩みや愚痴を聞いてもらうことで心が楽になるだけではなく、メンターからの理解が深まり、結果として自己理解度が高まるという相乗効果が期待できます。

【デメリット1】相性に善し悪しがある

就活メンターはボランティアであり、ビジネスとしてサポートしているわけではありません。そのため、それぞれの就活メンターによってサポートの仕方に差異があり、熱量も違います。相談したりアドバイスをもらったりと、人と人との関わりを続けることによって成り立つものなので、性格的な相性が悪いとお互いにストレスになることもあるのです。

また、最初の印象がよくても「なんか苦手なタイプかも…」と、後々感じることも少なくないです。もし本当に相性が悪い就活メンターに出逢ってしまった場合は、またゼロから就活メンター探しをスタートする羽目になります。

相性の良し悪しは関係を続けていかないとわからない部分もありますが、 違和感を感じたら早い段階で別のメンターを探すことをオススメします。

【デメリット2】連絡が手間に感じることもある

就活メンターを有する団体によっては、連絡頻度が高いこともあります。就活生に本気で向き合って気を遣ってくれているからこそではありますが、ただでさえ忙しい就活生にとっては「連絡返すのが面倒だな…」と感じることもあるでしょう。

特に、スケジュール的な決め事をしている場合は連絡頻度が高くなります。「何を・いつまでに」などの約束ごとをすることも多いので、バイトやサークルで忙しくしていると守れないこともあり、就活メンターの心象を悪くしてしまうので注意したいところです。

もし連絡頻度が心配なら、最初の顔合わせの時に連絡頻度のことも相談しておいた方がベターです。

利用者の声

就活メンター利用時に気を付けるポイント

就活メンター利用時に気を付けるポイント

就活メンター制度を利用するときに気をつけたいポイントが2つあります。それは、「頼りすぎない」ということと「適度な頻度で報告をする」ということです。

このバランスが崩れてしまうと、依存して自分を見失ってしまったり、逆に頼りすぎないと就活メンターと疎遠になってしまいます。

依存しすぎないこと

就活メンターはあくまでサポーター的な立ち位置の人です。アドバイスを聞いて糧にすることは大事ですが、最終的に決めるのは就活生自身であるということを忘れないでください。

指示を求めたり依存しすぎると自分の軸がなくなり、企業選びなど大事な選択をする時に迷いが出てしまいます。世話好きな就活メンターさんもいるので、あれこれ指示を出してくる場合は自分の気持ちを忌憚なく伝えてくださいね。

納得のいく就活ができれば、その先の人生を幸せに歩むことにもつながるので、いついかなる時も自分の軸を大事に行動してください。

ホウレンソウを心がけること

ホウレンソウは「報告・連絡・相談」のことで、社会人の常識でもあります。どんな場面でも当たり前ですが、 何かをお願いしたりサポートしてもらったりしているシーンでは連絡をしっかり行うのがマナーです。

特に就活メンターはボランティアでサポートをしてくれています。金銭が発生するバイトでも業者でもないので、ぞんざいな対応をすることがないようにしましょう。就活メンターも人間なので、連絡が途絶えたり返信が遅かったりしたら悲しいですよ。

また、就活メンターに相談をしていると、「〇月〇日に面接だから、△日前までに××を準備しよう」などとスケジュール的なアドバイスをもらうシーンが増えてきます。ここれ忘れてはいけないのが、「いつまでに準備しよう」ということが終わったかどうかの報告。

こうした進捗報告というものは社会に出て会社で上司に教わりながら仕事を進める上でも重要なことなので、今のうちに「ホウレンソウ」のマナーを身に付けておきましょう。

就活メンターと就活エージェントと併用して成功率をアップさせよう

就活エージェントと併用して成功率をアップさせよう

就活メンター制度と並行して、キャリア系企業が展開している就活サービスを利用することをオススメします。特にオススメなのが就活エージェントです。就活エージェントは就活メンターと違い、ビジネスとしてサービス展開をしているプロフェッショナルなので、利用することで確実な就活成功率の向上が期待できます。

ただし就活メンターでできることもあればできないこともあり、就活エージェントでできることもあればできないこともあります。それぞれ利用できること・できないことを補うように就活を進めれば安心です。

まずは就活エージェントについて説明します。

就活における就活メンターとエージェントの違い

簡単にいうと、就活メンターは「相談役」であり、就活エージェントは「実行支援のプロ」です。団体に属している有志の学生がボランティアで行っており、自身の経験をもとに就活生にアドバイスをしています。基本的には求人紹介はできず、アドバイスをするところまでがサポート内容です。

それに対し就活エージェントは、就活市場の膨大なデータとプロの観点から就活を総合的にアドバイスをしてくれます。企業側から運営資金を得ているため、学生がサービスを利用するのは無料です。また、単なるアドバイスだけでなく、具体的な求人も紹介してくれます。

それぞれのよいところをうまく使い分けて併用するとよいでしょう。

(使い分けの例)

  • 就活メンターメンター…スケジュール配分、グループワークの相談、日々の進捗報告と個人的なアドバイス
  • 就活エージェント…ES・面接対策、求人紹介、企業との日程調整・連絡代行、企業研究の相談

就活エージェントができること

就活エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーがいることが大半です。キャリアアドバイザーとの個別面談を通して、就活のあらゆる相談に乗ってもらえることがメリットです。

また、キャリアアドバイザーは、長年の知識と就活市場の膨大なデータから、過去の内定者動向などを分析した上でアドバイスをしています。そのため、 就活生が受けたい業界・職種に合わせた具体的な面接対策が受けられることが特徴です。

エントリーシートなどの書類の添削までしてもらえるので、「就活における先生」的な立ち位置でアドバイスをしてくれるとても心強い存在でもあります。

また、就活エージェントはアドバイスや分析だけでなく、具体的な求人を紹介してくれます。就活エージェントは求人サイトには掲載されていない非公開求人を持っているので、自力で探すより選択肢が広がることは間違いありません。

なお、就活エージェントも就活メンター制度と同様で無料です。求人をしたい企業側との契約で、その成果に応じて対価が支払われる仕組みなので、就活生の皆さんは安心して利用できます。

キャリチャンでも、実績の豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンで相談に乗るイベントを開催しています。「24卒就活サポート」では企業研究から書類の添削など、就活生が苦手とするあらゆるサポートをしているので、ぜひ活用してください。

就活メンターと併用する際の注意点

就活エージェントと就活メンターを併用するときの注意点は主に2つあります。

■ スケジュール管理に注意

就活メンターや就活エージェントから納期を設定された宿題を出されたときは、うまく調整しましょう。また、求人紹介や説明会の設定をしてもらう場合は、ダブルブッキングしてしまわないように注意してください。

双方に「就活メンター(就活エージェント)も併用しています」ということを伝えておいた方が安心です。その際はどこからどこまでのサポートをしてもらっているかも具体的に伝えることをオススメします。

■ アドバイス内容に差異がある

就活には「これをすれば必ず成功する」という法則はなく、あくまで経験則に基づくアドバイスをしているため、就活メンターと就活エージェントの言っている事に違いがある場合もあります。その場合は、先にプロとして客観的にアドバイスができる就活エージェントに相談してみるとよいです。

最適な就活メンターを選んで納得のいく就活をしよう

就活メンターは就活を終えた有志の元就活生であるため、自分たちの経験や失敗談をもとに就活生に対してアドバイスをしてくれます。直近で就活を終えた人が多いので、リアルな話を聞けることでより就活の道のりが具現化するでしょう。

また、求人紹介までサポートしてもらうならプロの就職エージェントにも相談するのがオススメです。プロの就活エージェントなら数々の案件を保有しているため、ES・面接対策などのアドバイスだけでなく実行支援までワンストップでサポートしてくれます。

キャリチャンでも、就活のことなら何でも相談できる個別サポートサービス「就活相談会」を開催しているので、ぜひ活用してください。

「就活相談会」に参加しよう!

就活相談会の画像

キャリチャンでは、キャリアカウンセラーとの個別面談を通し、就活生一人ひとりのお悩みを解決する就活相談会を開催しています。累計25,000人を超える就活生の不安や悩みに向き合ってきました。

就活相談会は就活生向けの支援サービスとして運営されているため、利用にあたって就活生のみなさんに費用が掛かることはございません。完全無料でご参加いただけます。また、申込み後にメールやお電話による執拗なご連絡もございませんのでご安心ください。

詳細ページで、具体的なサポートの流れや参加方法をご説明していますので、就活に関してのお悩みや不安のある方はぜひお気軽に就活相談会にご参加ください。

就活相談会の詳細を見る

就活メンターに関するQ&A

就活メンターに関するQ&A

なぜ就活にメンターが必要なの?

就活という茨の道にメンターという理解者がいれば心強いからです。就活は長い道のりの間でやることが多く、その都度つまづいたり悩んだりします。そのときに就活メンターという良き理解者がいることで、つまづいたときにすぐ立ち上がることができるんです。

エンカレッジの報酬は?

ありません。エンカレッジは有志の元就活生が参加しており、ボランティア的要素を持って活動しています。

なお、エンカレッジの就活メンターになるとコーチングスキルが身についたり人脈が広がったりするので、そういった恩恵が就活メンターの報酬とも言えます。

就活エージェントにはお金がかかる?

かかりません。なぜなら就活エージェントは、求人する企業側から成功報酬をもらって運営しているからです。提携する企業の求人を紹介し、無事入社が決まれば紹介料として企業から成功報酬がもらえる仕組みです。

この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

~就活生へのメッセージ~

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