なりたい職業がない!仕事を見つける方法と見つからない原因を解説
2024年8月16日
そろそろ就活の時期が近づいてきましたが、対策は順調ですか?
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Bさん
それが、なりたい職業がないから就活自体が進まなくて。
それは大変ですね。
実は、なりたい職業が見つからずに悩んでいる就活生はたくさんいるんですよ。
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Bさん
やっぱりそうだったんですね。
自分がやってみたいと思える仕事に出会うには、どうすればいいんですか?
なりたい職業を見つける方法はたくさんありますよ。
このコラムでは、なりたい職業が見つからない原因と、見つけるための対策方法を解説します。困っている人は、ぜひ参考にしてください。
キャリアアドバイザー 平崎
目次
なりたい職業がない人に見られる原因
なりたい職業がない原因としては、以下の項目が挙げられます。
上記の原因は、仕事に関する知識や、積極的な行動力が不足しているために発生するものばかりです。
自分自身を分かっていない
なりたい職業がない原因として、自分自身を分かっていないことが挙げられます。自分自身のことをきちんと理解していないため、どんな職業に就けばよいのか分からず、なりたい職業がない状態にあるのです。
好きだと思える仕事を見つけるには、何が好きで何に興味があるのか、どんな活動に向いているのかを知る必要があります。
社会人経験のない就活生のうちは、自分に向いている仕事が分かる人はほとんどいません。そのため、自分が得意なこと、好きなことを基準に考えるのが先決です。
行動力がない
なりたい職業がない人の原因として、行動力がないことも挙げられます。とくに、よいと思える仕事を見つけるための行動が取れていないのです。
行動力がないと、「なりたい職業がない」という現状からは抜け出せません。好きな仕事、憧れの仕事を見つけるためには、できるだけ早めに行動すべきです。詳しくは、「なりたい職業がない人のための見つけ方」や「なりたい職業がない人が取るべき行動」にて解説しています。
好きなことや趣味が少ない
なりたい職業がない原因として、好きなことや趣味などが少ないことも該当します。好きなことや趣味がないと、憧れの感情が湧きにくい上、「なりたい自分」の想像もつきにくいのです。
好きなことや趣味がない人は、まず趣味を増やしたり、目に留まったものに触れてみることから始めてみてください。視野を広げれば、自分がなりたいと思える職業を見つけるためのヒントが得られるかもしれません。
挑戦する勇気がない
なりたい職業がない人は、挑戦する勇気がなく、そのまま断念する人が多くいます。
また、好きなことや興味のあることがあっても、実際に関わってみる勇気がない人もいるでしょう。たとえば、写真を撮るのが好きで、綺麗な写真を撮りたいと考えていても、自分の才能に自信がないあまり挑戦を断念するなど、勇気を持てない人は少なくありません。
しかし、せっかく興味があり、やってみたいと考えているのであれば、やらずに後悔するよりやって後悔した方が絶対によいのです。自分のなかで、興味のある職業や趣味がある人は、一度でもよいので挑戦してみてください。
企業・職業・職種を知らない
なりたい職業がない以前に、企業や職業、職種など、就活における情報を詳しく知らないケースも考えられます。なりたい職業がないのではなく、世の中にどんな企業や職業、職種があるかを明確に理解できていないのです。
一概に会社員といっても、職場でどんな仕事をしているかは明確に想像がつかないでしょう。就活生は、職種を知るための行動が必要です。
なりたい職業を見つけたい人は、企業や業界研究を行ってみるのをオススメします。業界研究の方法について詳しく知りたい方は、以下の資料に目を通してみてください。
【就活対策資料】
簡単!業界研究ガイド
働きたいと思える企業がない
漠然とした理由ですが、なかには働きたいと思える企業がない人もいます。どんな企業があり、どんな職業・職種があるかが分からない状態で、「なりたい職業」を決めるのは難しいでしょう。
就活生によっては、企業や業界研究を行った上で、「なりたい職業がない」状態に陥っている人がいるかもしれません。就活生だけでなく、社会人にも「生きていくために仕方なく働く必要がある」と考えている人が多くいるほどです。
就活生のうちに、本気で就きたいと思える企業を決める方が難しいため、なりたい職業が見つからないのも無理はないのです。
就職や仕事を重く考えている
就活生のなかには、就職や仕事を重く考えている人もいるでしょう。とくに、日本の社会は礼儀作法や時間の正確性が世界的に厳しい傾向にあります。
厳しすぎるビジネスマナーが、現代の就活生に息苦しさを与えています。また、「残業が当たり前」と思ったり、「どうせ自分にはできない」と思ったりするケースもあるようです。
堅苦しいビジネスマナーに加えて、働くことへのネガティブな志向により、社会人として働くのを重く捉えてしまう人が多いのです。
なりたい職業がない人は、「就活相談サポート」へ参加しましょう。就活のプロが、1,600社以上の優良求人から、あなたにぴったりな求人を見つけてきてくれます。オンラインでの面談も可能なので、気になる人はぜひ目を通してみてください。
なりたい職業がない人のための見つけ方
なりたい職業がない人は、以下の方法を試してみましょう。
上記の方法は、自分についての情報と、職業についての情報を詳しく知るための方法です。
将来像・目標を定める
なりたい職業がない人は、まず将来像や目標を定めるところからはじめましょう。将来像と目標が決まれば、入社したい企業や働きたい職種が自ずと分かってきます。将来のビジョンを定めるには、自分の興味のあることや趣味、得意なことから考えるのも1つの基準です。
仕事においての将来設計として、以下のような例が挙げられます。
- 独立して経営者として活躍する
- 独自の商品販売やサービス運営を行う
- 勤め先で管理職として企業に貢献する
将来を決めるのは自分です。なりたい職業がない人こそ、視野を大きくもって目標を立ててみてください。
自己分析を行う
なりたい職業がない人は、自己分析も忘れずに行ってください。自己分析は、過去の活動や実績から、自分の得意分野と苦手分野を見つける効果があります。
就活生が自己分析を行う場合、学生時代の活動がメインになるでしょう。学園祭や体育祭、サークルや部活動、アルバイトなどからヒントを得るのもよい方法です。
上記の活動を思い返し、楽しかったと思えることや、大きな結果が残せた活動を思い返してみてください。
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自己分析ワークシート
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書籍とネットでどんな仕事があるかを調べる
なりたい職業がない人は、書籍やネットなどで仕事について調べてみましょう。
見つけるときのコツとして、自分の趣味や好きなことを考えながら調べるのがオススメです。料理が好きなら「料理に携われる仕事」を、スポーツが趣味なら「自分が行うスポーツに関する仕事」を調べるとよいでしょう。
自分の趣味などを考慮して調べれば、「こういう職業もあるんだ!」といった気づきに出会えるかもしれません。
SNSで仕事に関する情報集めをする
SNSで仕事に関する情報収集を行うのもなりたい職業を見つける手段の1つです。
なかには、なりたい職業の見つけ方を共有しているアカウントもあるかもしれません。自身でも「なりたい職業を見つける専用」のアカウントを開設し、多くのユーザーの発信に目を通してみるとよいでしょう。
注意点として、一度に多くの情報を詰め込まないようにしてください。頭の中が混乱し、情報の整理がつかなくなるおそれがあるためです。無理のない範囲でSNSを活用すれば、なりたい職業を見つけられるヒントを得られます。
やりたくないことから考えてみる
なりたい職業の見つけ方として、やりたくないことから考えてみるのも1つの方法です。やりたくないことを挙げていくと、消去法でなりたい職業が見えてくるケースがあります。
「残業したくない」「過度な人間関係を築きたくない」「デスクワークをしたくない」など、やりたくないことはあるでしょう。そこから”やってもいいかも”と思える仕事を絞り込みます。
やりたいことばかりに目を向けていても、現実的な側面が見える場合もあり、本気でなりたいという気持ちが欠けてしまうでしょう。
強みを活かせそうな企業を研究する
なりたい職業がない人が行うべき対策として、強みを活かせる企業への研究もオススメします。仕事は、得意分野などの強みを活かせる要素が含まれていた方が、職場において大いに活躍できるためです。
おもな見つけ方の例として、自身が愛用する小道具を制作している企業を調べてみるなどが挙げられます。また、自身の趣味に直結している業界から企業を探すのも手段の1つです。
企業を調べて、「自分でもできそうだ」「興味が湧いてきた」と思える活動があれば、存分に注目するのがよいといえます。
自身の強みを探す際には、以下のツールを使うのがオススメです。
- 適性診断
- ストレングスファインダー
- 絶対内定ワークシート
また、企業研究を行いたい方は、以下の就活相談サポートにアクセスしてみてください。
企業研究を具体的に行いたい人は、「就活相談サポート」に参加してください。就活のプロが、あなたの適性に基づいて企業を研究し、活躍が見込める求人を紹介してくれます。完全無料で参加できるので、気になる人はぜひ検討してみてください。
なりたい職業がない人が取るべき行動
「なりたい職業がない人のための見つけ方」の方法を試しても、なりたいと思える職業が見つからない人は、以下の行動を試してみましょう。
上記の方法は、おもに人と関わる機会の多い項目です。1つずつ解説します。
社会人のOBやOGの先輩に聞いてみる
なりたい職業がない人は、社会人のOBやOGの先輩に話を聞いてみましょう。なりたい職業をどのように見つけたのかを聞くことで、自分が職業を探す際の参考になるかもしれません。
また、OBやOGと話す機会を得られたら、就活についての相談事を話すのもオススメです。
なりたい職業を探そうと考えている人は、気になる企業を見つけて、企業のSNSなどからOBやOGを見つけて連絡してみましょう。
インターンシップをはじめてみる
なりたい職業がない人は、インターンシップをはじめてみるのも1つの方法です。インターンシップに参加すれば、社会人としての働きぶりや、インターン先の職場環境が身に染みて分かります。
また、自分が良いと思っていた企業や業界・職種を志望先とするかの最終判断にもなりえます。最終的な判断ができなかったとしても、複数のインターンシップに参加すれば、興味を持てる職種が見つかるかもしれません。
インターン先を選ぶときは、興味のある企業や自分が働いている姿がはっきり想像できる所を選ぶのがよいでしょう。興味を持てる企業への参加、もしくは「活躍している自分」が想像できないと、なかなかモチベーションを高められないためです。
インターンシップに申し込む際は、企業研究を入念に行い、自分にとって魅力に思える所を厳選するよう意識してください。
ボランティア活動に参加してみる
なりたい職業がなかなか見つからない人は、ボランティア活動にも参加してみましょう。現在は、学生同士で行われるボランティア活動や、社会人や地域住民と合同で行えるボランティア活動が多数存在します。
学生にオススメのボランティアとして、高齢者施設で高齢者のお世話をする活動や、子どもに勉強を教える活動などが挙げられます。
学生ボランティアは、大学生であれば基本的に誰でも参加可能です。ボランティア活動を通して、自分がなりたいと思える職業は何なのかを、今一度考えてみましょう。
趣味を増やしてみる
なりたい職業を見つけるために、趣味を増やしてみるのも1つの方法です。趣味が少ない人、もしくはまったくない人にはとくにオススメできます。
趣味が少ない人は、行動パターンが限られやすく、視野が狭まる傾向にあります。
スポーツや料理など誰でもはじめられるものから、動画編集や写真など専門的なものまで、よいと思える趣味は何でも見つけてみましょう。
2週間ほど続けても楽しいと思えなかった際は、別の趣味を探してみてください。
就活生は、時間が限られています。短い時間の間で、できるだけ多くのものに触れてみるべきです。楽しいと思える趣味に出会ったときは、趣味に関連した仕事を選んでみるのがよいでしょう。
オフ会に参加してみる
なりたい職業が見つからない人は、オフ会に参加してみるのも1つの方法です。趣味がある人、もしくは趣味が見つかった人には、とくに参加をオススメします。
趣味を通じたオフ会に参加してみれば、同じ趣味を持つ社会人や大学生たちとつながれます。社会人には「どうやって仕事につなげたのか」を、大学生には「どうやって仕事を見つけるか」を聞いてみるとよいでしょう。
就活生の立場でオフ会に参加すれば、ほかの大学生はもちろんのこと、人生の先輩たちも親身になって接してくれます。
自分で考えても答えが出ないときは、オフ会などのイベントで多くの人の意見を参考にしてみてください。
なりたい職業がない人は早めに対策を行おう
就活生のなかには、なりたい職業が見つからず、悩んでいる人がたくさんいます。社会人になる厳しさや、大変さに圧倒されてしまい、重く考えすぎていることが原因です。
しかし、働くことを深刻に考える必要はありません。
なりたい職業は、行動すればするほど案外たくさん見つかります。未だによいと思える仕事が見つからない人は、本記事で解説した「なりたい職業がない人のための見つけ方」と、「なりたい職業がない人が取るべき行動」を参考に、対策を講じてみてください。
なりたい職業の見つけ方が分からない人は、「就活相談サポート」に参加してください。プロのキャリアアドバイザーが、あなたの強みを考慮して、オススメの求人を紹介してくれます。書類や面接などの対策まで行ってくれるため、就活が不安な人にはぜひ目を通してみましょう。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。