面接で「転勤は可能ですか?」と質問された際の回答方法を解説

 2024年5月7日

就活の上で大事にしてることはありますか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Bさん

転勤は避けて就職したいと思ってます。

どうして転勤が嫌なんですか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Bさん

とくに理由はないですけど、地元から離れて1人になりたくないし、新しい環境に対応できるかも不安なので…。

将来的に転勤が可能かどうか面接で聞かれることもあるので、明確な理由を答えられるよう練習した方がいいですね。このコラムでは、面接で転勤について質問された時の答え方を解説します。ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 廣瀬

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面接で「転勤可能ですか?」と聞かれたらどう答えるべき?

面接で「転勤可能ですか?」と聞かれたらどう答えるべき?

面接では、転勤の可能性について聞かれるケースがあります。しかし就活生の中には、転勤について前向きではない人もいるでしょう。そういう場合、どのように回答すべきなのか迷いますよね。

まずはコラムの初めに、面接で転勤について聞かれたら、どのように答えるのか正解なのかについてみていきましょう。

基本的には正直に答えるのが正解

面接で転勤の可能性について聞かれた際は、基本的に自分の希望を正直に答えることをオススメします。

なぜなら、絶対転勤したくないのに、採用されたいがために嘘をついてもミスマッチから早期退職になるからです。せっかく入社しても早期退職になってしまっては、就活生にとっても企業側にとっても意味がないので、面接の段階で互いの認識を一致させる必要があります。

しかし、面接で転勤について聞く企業は、転勤可能な人材を求めているケースが多いです。場合によっては、転勤不可と答えることで不採用になるリスクも否定できません。

転勤についてなるべく前向きな回答をした方が、採用につながる可能性が高いのは確かです。面接を受ける前に、転勤の有無とその他の条件を総合的に考慮して、自分にとっての優先度を考えましょう。

覚悟を決めた上で明確な回答を

大事なのは転勤が可能なのかきちんと考え、覚悟を決めたうえで自分なりの答えを出しておくことです。

複数拠点を持つ企業であれば、転勤の可能性がゼロではありません。

「転勤は可能だけど、できればしたくない」「何となくイヤ」など、転勤不可という条件の重要度がそれほど高くない場合は、転勤の可能性について納得し、覚悟を決めておく必要があるでしょう。そうすれば、面接で転勤について聞かれたときにも、迷わず前向きな回答ができます。

一方、転勤不可という条件が自分にとって非常に重要である場合は、不採用のリスクを覚悟したうえで、転勤できない事情について丁寧に説明するべきです。

転勤の可能性について質問する企業のすべてが、転勤不可の人材を絶対に採用しないとは限りません。企業によっては個々の事情を考慮して、配属先の選定に活かしてくれる場合もあります。

ただし、前述のようにリスクが高いのは確かなので、あらかじめ転勤の可能性がないとわかっている求人も受けておくことをオススメします。就活エージェントなどに頼めば、あなたの希望を叶える企業を紹介してくれるはずです。

キャリチャンの就活支援サービス「求人フェア」でも、あなたが求める条件に合った求人を、プロのキャリアアドバイザーが厳選して紹介します。転勤がない求人も紹介できるので、ぜひ利用してみてください。

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面接で「転勤可能ですか?」と聞かれる理由

面接で「転勤可能ですか?」と聞かれる理由

転勤に限らず、面接での質問に答える際は、質問の意図を正しく理解することが重要になります。意図をきちんと理解しないまま回答しても、好印象となるような答えは返せません。

面接で「転勤可能ですか?」と企業が質問する理由は、以下のとおりです。

それぞれの理由についてみていきましょう。

配置換えに備えるため

企業が面接で転勤の可能性について尋ねる理由の1つに、地方の事業展開や業務拡大に伴う社員の配置があげられます。

地方拠点の社員数が不足している場合、企業はその地域での業務遂行やサービス提供に支障をきたすかもしれません。

このような場合、企業は新たな拠点や支店を開設したり、既存の地域拠点を強化したりするため、地方での社員投与が必要です。そして、転勤可能な就活生を採用することで、その地域での業務を円滑に遂行し、地域社会に貢献することが期待されます。

そのため、面接の段階であらかじめ転勤が可能かどうかを確認し、転勤可能な人材を優先的に採用することで地域間のバランスを取ることが企業の目的となります。

入社後に柔軟な対応ができるか確認するため

面接で「転勤可能ですか?」と尋ねられる2つ目の理由は、入社後に柔軟な対応ができるかどうかを確認するためです。企業は事業展開や業務の変化に迅速かつ適切に対応するため、転勤の可能性を提示して就活生の姿勢や覚悟を把握したいと考えます。

転勤が必要になる場合、それに伴う生活環境の変化や家族の影響など、さまざまな課題が生じます。企業は入社後の社員が柔軟な対応ができるかどうかを判断し、問題解決能力や適応力を評価したいと考えます。

また、企業は転勤の可能性に対する応募者の理解や納得度も確認します。転勤が求められる理由や目的を理解し、企業の成長や目標に共感することで、双方の利益を最大化する方針が必要になるでしょう。

キャリアプランや成長意欲を確認するため

企業は、就活生が将来的なキャリアプランや成長意欲を把握したいと考えています。転勤の可能性がある職場では、柔軟性や適応力が求められるため、候補者が転勤に抵抗感を持たないかどうかを知ることが重要です。

また、転勤は新たな業務や地域での経験を積むチャンスでもあります。企業は、候補者が新しい環境に適応できるかどうかを確認するために、転勤に対する姿勢を探ります。転勤に積極的な姿勢を示す候補者は、新しい挑戦に対してオープンであり、成長意欲が高いと考えられます。

さらに、転勤の可能性がある職場では、チームの一員として柔軟に行動し、組織全体の目標に貢献することが求められます。転勤に抵抗感を示す候補者は、チームワークや協調性に欠ける可能性があり、その企業の文化や価値観との適合性が問われるわけです。

したがって、面接で「転勤可能ですか?」と聞かれる理由は、候補者のキャリアプランや成長意欲、チームワーク能力などを把握するためです。候補者は、転勤に対する姿勢を明確に示し、その企業でのキャリアを積極的にとらえることが重要です。

利用者の声

面接で「転勤可能ですか?」に回答するポイント

面接で「転勤可能ですか?」に回答するポイント

面接で「転勤可能ですか?」と質問されたときの回答ポイントは、以下のとおりです。

それぞれのポイントを確認し、面接の質を高めましょう。

結論ファーストを意識する

面接で「転勤可能ですか?」と聞かれたら、質問に対する明確な結論を、回答の最初に示すことが重要になります。これは、面接官が求める答えを早く伝え、会話を効率的に進めるためです。

まずは「転勤可能です」「転勤は難しいです」といった結論を先に述べることで、相手に自身の姿勢や考えを明示しましょう。その後、決断に至った理由や背景を説明することで、より具体的な議論が可能になります。

結論ファーストのアプローチは、面接官の関心を引きつけ、話の焦点を明確にするのに役立つ点が特徴です。そのように相手にとってわかりやすい回答方法を取ることで、コミュニケーション能力の高さを伝えられます。

明確な理由を説明する

面接で「転勤可能ですか?」という質問に回答する際は、結論の次に、明確な理由を説明することも大切です。

転勤が可能にせよ不可にせよ、その理由を具体的に示してこそ、自身の意思や姿勢を面接官に伝えられます。また、自分の意思決定プロセスを明確に説明することで、自信やリーダーシップがあることも印象付けられるでしょう。

たとえば転勤が可能と答える場合は、転勤に対して前向きである理由として、キャリアの成長や新たな経験の獲得をあげられます。転勤を通じて異なる地域・部署での業務経験を積むことで、自己成長やスキルアップにつながると述べることが重要です。

一方で、転勤ができない場合も、その理由を明確に伝える必要があります。理由もなく単に「転勤できません」と述べるだけでは、面接官も、その意思をどのように考慮すべきか判断できません。会社の運営に協力する意識が低く、自己中心的な人物だと思われる恐れもあります。

「転勤可能ですか?」と質問された際に重要なのは、理由を明確に説明し、自身のキャリア目標や企業への貢献意識と一致していることを示すことです。説得力のある具体的な例や経験を交えることで、回答をより信頼性のあるものにできるでしょう。

希望条件を伝える

面接で「転勤可能ですか?」と問われた際には、自身の希望条件を明確に伝えることが重要です。希望条件を述べることで、転勤の条件や範囲を調整し、自身のキャリアプランやライフスタイルに合った環境を構築することが可能です。

たとえば、「転勤可能ですが、テレワークでも問題なければ、そちらの方が望ましいです」というように、転勤に関する条件や配慮すべき事項を明確に述べます。また、「週末には家族との時間を大切にしたいため、定期的な帰省や休暇を確保するための配慮をお願いしたい」というように、自身のライフスタイルや家族との関係を考慮した希望を伝えることも有効です。

さらに、会社や業界によっては、特定の地域への転勤が頻繁におこなわれることがあります。その場合は、「海外勤務は難しいですが、国内の転勤には柔軟に対応できます」といった具体的な希望も述べることが可能です。

自分のライフスタイルに合った勤務地で働ける企業を見つけられない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「求人フェア」を利用してみてください。このサービスでは、そもそも転勤がない企業や、細かな希望条件を叶えられる企業を紹介できます。

面接対策や企業との交渉も無料でサポートするので、希望条件の伝え方に自信のない就活生にもオススメです。

面接で「転勤可能ですか?」と質問された際の回答例

面接で「転勤可能ですか?」と質問された際の回答例

ここでは、面接で「転勤可能ですか?」と質問された際の回答例を以下3パターンに分類して解説します。

各回答例を参考に、自分なりの伝え方を考えましょう。

転勤に前向きな場合

【回答例】

はい、転勤には前向きです。新しい環境での経験や人との出会いを通じて成長したいと考えています。また、異なる地域での生活や仕事を経験することで、自己成長やキャリアの幅を広げる良い機会だと感じています。

転勤に関しては、スムーズに移動できる体制を整えるなど、周囲とのコミュニケーションを大切にし、円滑な移動を実現したいと考えています。また、新たな環境に適応するためには、地域の文化や環境についての理解を深めることも重要だと考えています。

上記のように、転勤に前向きな姿勢を示すことで、企業側に自身の成長意欲や柔軟性をアピールし、ポジティブな印象を与えられます。

条件付きで可能と答える場合

【回答例】

転勤は可能ですが、家族の状況や子供の教育などを考慮して、ある程度の地域や条件を限定させていただければと思います。また、転勤に関する詳細な情報やタイミングについても、事前にしっかりとお知らせいただければ助かります。

転勤に関する条件や移動のタイミングについては、十分な時間をかけて家族とも話し合い、十分な準備をしたいと考えています。そのため、可能な限り事前に情報を提供いただけると、転勤に関してよりスムーズに対応できるかと思います。

上記のように、条件付きで転勤可能であると示しつつ、条件や要件を明確に提示することで、自身の状況や希望に合わせた転勤の実現が可能となるでしょう。

転勤を断る場合

【回答例】

申し訳ございませんが、転勤は現在の私の状況には適していないと考えております。家族のことや、地域に根付いた生活を送っているため、転勤は難しい状況です。

転勤に関しては、他の方法で貢献できる方法を模索しております。リモートワークや出張など、柔軟な働き方に関する提案も可能ですので、他の方法での貢献を検討させていただければと思います。

上記のように、転勤を断る場合でも理由を明確に説明する必要があります。断るにしても、会社やポジションへの関心や貢献意欲を示すことが重要です。

面接で転勤について質問を受けた際は正直に伝えよう

面接で転勤の有無について質問を受けたときは、素直に答えましょう。採用されるために偽ってしまうと、入社後に苦労するかもしれません。

また、ありのままの自分を受け入れてくれる企業を見つけられれば、入社後もミスマッチなく働ける可能性が高まります。

そもそも「転勤がない会社で働きたい」「細かい希望条件をかなえたい」という就活生には、キャリチャンの就活支援サービス「求人フェア」を利用するのがオススメです。あなたが希望する条件の求人を、就活のプロが紹介します。

転勤も含め、希望条件を保ったまま選考を受けられれば、選考中や入社後に後悔することが減るでしょう。自分に合う求人を知りたい就活生は、ぜひ利用してみてください。

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この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

~就活生へのメッセージ~

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