就活塾はやばい?意味ない?やばい就活塾の特徴8個を解説!
2023年5月8日
何の資料を見ているんですか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
就活塾の資料をもらったんです。テストセンターの帰りに声をかけられたんですけど、就活塾はやばいっていわれてますよね?
確かに就活塾はやばいとか洗脳されるとかいわれてますよね。入塾を検討しているんですか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
就活もうまくいってないし、内定が取れるなら入りたいです!けど値段も高いし、怪しい気もします。やばい就活塾を見極める方法ってありますか?
ありますよ!このコラムでは、やばい就活塾の特徴や就活塾に入るメリットやデメリットをお伝えするので、検討に役立ててくださいね!
キャリアアドバイザー 岡田
就活塾には行くべきか
就活塾への入塾は、「絶対に必要」というわけではありません。
就活塾とは、就職活動がうまくいくように支援してくれる塾のことです。カリキュラムは塾によってさまざまですが、一般的には応募書類の添削や面接指導などをしてくれます。
就活の成功のために必ず入らなければいけないものではありませんが、一人で就活ができない人や、細かいサポートを求める人であれば、入会を検討してみるのもよいでしょう。
「就活のやり方がわからない」「まずなにから始めればよいの?」と悩んでいる人は、下記のコラムもチェックしてみてください。
就活塾はやばい?意味ない?
しっかりとした運営がされている就活塾は、就活の心強い味方になります。
しかし一方でSNSなどでは「就活塾はやばい」「就活塾に行っても意味ない」と聞くことがあることも事実です。
大多数の就活塾はまともな運営をしていますが、一部の就活塾では十分な指導を受けられなかったり、強引な勧誘で大変な思いをしたりした人もいます。
実際に国民生活センターによると、就活生に不安をあおって就活塾に無理やり契約させるなどのトラブルは年々増加しているようです(参照:独立行政法人国民生活センター「学生の就活の不安につけ込むセミナーや儲け話等の勧誘に注意!)。
就活塾への入塾を検討している人は、就活塾のカリキュラムや口コミを入念に調べ、納得した上で入塾するようにしましょう。
「就活がうまくいかなくて困っている」「就活のプロに話を聞いてもらいたい」という理由で就活塾を検討している人は、「就活相談サポート」への参加がオススメです。就活相談を受け付けているので、就活に不安を抱えている人はぜひ参加してみてください。
やばい就活塾の特徴8選
「やばい」といわれてしまう就活塾は、残念ながら存在します。やばい就活塾の特徴として挙げられる点は、下記の8つです。
上記について、詳しく解説します。
1.勧誘が強引
やばい就活塾の特徴としてよく挙げられるのは、勧誘が強引な点です。やばい就活塾は、テストセンターや合同説明会の会場の外で待機し、就活生に執拗に話しかけてきます。
就活に困っている学生を見つけて連絡先を聞き出し、その後電話やメールで強引にセミナーへの参加を迫ってくるのです。
セミナーに参加すると、「あなたはこのままじゃ就職できない」「あなたの性格に問題がある」などと人格を否定したり、怒鳴ったりするケースもあります。入塾したい気持ちが無くても、恐怖心で入塾してしまうケースもあるのです。
結果をしっかりと出しているまともな就活塾の場合は、強引な勧誘をしなくても人が集まります。就活生に契約を迫ったり、必要以上の営業をすることはないのです。
もしも強引な勧誘をしてくる就活塾に出会ってしまった場合は、下記を守ってみてください。
- 「絶対に入らない」と意思を伝える
- 個人情報を記入するアンケートに回答しない
- 相手の発言に同調しない
入塾しないと伝えても、個人情報を聞いて後からしつこく勧誘をしてくるケースもあります。絶対に個人情報を教えないことが大切です。
また、相手の発言に「そうですね」「そう思います」と答えていると、入塾するかもしれないと思われて、さらに勧誘される可能性があります。「興味がない」「入らない」と伝えるようにしましょう。
2.マルチ商法を薦められる
やばい就活塾では、マルチ商法を薦められるケースもあります。塾生に商品を購入させ、「営業の練習」「自己PRのための実績作りのため」などともっともらしい理由をつけて、商品の販売をさせるのです。
マルチ商法で友人や家族に商品を販売する行為は、トラブルを起こしやすく、人が離れていく可能性も大いにあります。
まともな就活塾では、営業の練習といって商品を販売させることは絶対にありません。マルチ商法を薦められた場合は、しっかりと断りましょう。
3.生徒の勧誘をさせられる
「営業の練習になるから」と称して、就活塾へ生徒の勧誘をさせられるケースもあります。もっともらしい理由で話していますが、実際は就活塾の仕事を手伝わされているだけなのです。
まともな就活塾は無理な勧誘をしなくても人が集まってくるため、強引な勧誘は必要ありません。「生徒を〇人紹介するように」「人を連れてこれないようでは就活に失敗する」などと強くいわれても、従わないようにしましょう。
4.高級教材を買わされる
入塾後に高い教材を買わされるのも、やばい就活塾の特徴です。
入会説明の際に教材の説明がなかったにもかかわらず、入社後に教材費やセミナー費などの理由を付けて、追加で高額な請求をされるケースがあります。
入塾後にあれもこれもと追加で教材を購入させる就活塾は、まともな塾ではありません。すぐに退塾した方がよいでしょう。
5.口コミが少ない
公式サイト以外に口コミが全くない、または極端に少ない就活塾は、やばい就活塾の可能性があります。
まともな就活塾は志望企業に入社できた学生も多いため、自然と口コミが多く集まってくるのです。しかしやばい就活塾は途中で退塾したり結果が出ている人が少ないため、口コミが少なくなります。
公式サイトに載っている口コミは、就活塾側で用意したサクラの可能性も否定できません。就活塾の口コミを探す場合は、SNSで探すのがオススメです。
6.運営会社が不明
就活塾の運営会社が不明なのも、やばい就活塾の特徴です。
就活塾は基本的には法人が運営している場合が多く、公式サイトに運営会社が記載されています。しかし、やばい就活塾は運営会社を載せていない場合があるのです。理由としては、過去に消費者センターに業務停止命令を受けているなど、知られるとマイナスな情報が出てくることが考えられます。
まともな就活塾の場合は、運営会社や代表者の名前が公表されていることがほとんどです。誰が運営している就活塾かわからない場合は、やばい就活塾である可能性があります。
7.教員の経歴が明かされていない
就活塾の教員の経歴が明かされていないケースも、やばい就活塾の特徴の1つです。就活塾に入塾して就活を成功させるためには、就活や企業について詳しい教員の指導を受ける必要があります。
就活塾の売りである教員の経歴が不明な場合は、適当に教員を採用していたり、就活を経験したことのない若い教員を採用していたりする場合があるのです。
経験の浅い教員の授業を受けても、就活の役に立たない可能性が高くなります。入塾前に教員の経歴をチェックしておくことが大切です。
8.企業へ学生の斡旋をしている
就活塾の名前で学生を集め、企業に学生を紹介するだけの塾も存在します。学生がなかなか集まらない企業が就活塾にお金を払い、学生を紹介してもらっているのです。
どこでもよいから就職したい人であれば問題ないですが、行きたい企業がある人にとっては就活塾に通う意味がありません。入塾にも高額な費用がかかるため、ただお金儲けをしている就活塾と考えられます。
無料や格安で学生を集めている就活塾にも注意が必要です。安さを売りに学生を集め、十分な指導をせず、企業に紹介しているだけの可能性があります。
無料で入れる就活塾や、他社と比べて圧倒的に安い就活塾への入塾を検討している場合は、口コミをよく確認してから検討した方がよいでしょう。
やばい就活塾を見極めるポイント
やばい就活塾を見極めるためには、下記の3つのポイントをチェックしてみてください。
上記について詳しく説明します。
利用者の評判をチェック
やばい就活塾であるかを見極める方法としては、実際に就活塾に所属していた人の評判をチェックするのがオススメです。
しっかりとした実績を出している就活塾であれば、公式サイト以外のSNSによい評判が見つかります。反対に、やばい就活塾は掲示板サイトやSNSサイトで悪評が立っていることが多いです。
「強引な勧誘があって困った」「セミナーで人格を否定されるようなことをいわれた」などのコメントが見られる場合は、入塾をやめておいた方がよいでしょう。
就活塾の公式サイトに載っている口コミについては、参考程度に見ておくのがよいです。公式サイトの口コミは、塾の関係者がサクラとして書いている場合があります。口コミを探すのであれば、TwitterやGoogleマップなどで探すのがオススメです。
公式サイトを確認
就活塾に勧誘された際は、話を聞いてすぐに入塾を決めるのではなく、公式サイトを確認してから決めることが大切です。怪しい内定塾は、そもそも公式サイトがない場合もあります。
公式サイトがあった場合は、代表者の経歴や教育ポリシーなども確認してみてください。代表者の教育ポリシーは、指導方針にもあらわれます。信頼できる人物か、数ある事業の片手間で就活塾を運営していないか、なども確認するとよいでしょう。
就活生を騙して多額の入会金を払わせたり、マルチ商法を薦めてきたりする就活塾は、クレームが集まるのを避けるため、公式サイトを作っていない場合があります。
TwitterやInstagramのみでしか就活塾の情報が見つからない場合、怪しい就活塾である可能性が高いです。入塾は慎重に検討しましょう。
指導内容を読み込む
就活塾を比較検討する際は、指導内容をよく確認しましょう。やばい就活塾は、面接対策や書類の添削をしてくれない場合があります。
適当な運営をしている就活塾では、インターネット上ですぐに得られるような浅い情報しか教えてくれない可能性も高いです。入塾後に「知っている情報ばかり」「模擬面接がしたかったのにやってくれない」と後悔しても遅いため、事前にしっかり指導内容を確認しましょう。
書類添削や模擬面接を受ける際に、追加で費用を請求する塾もあります。入会金のみで授業がすべて受けられるのかもあわせて確認しておくと安心です。
やばい就活塾に入ってしまったときの対処法
もしも入塾してから、「やばい就活塾に入ってしまった」と後悔した場合、以下の2つを確認してみてください。
- 授業を受けていなければ全額返金可能かどうか
- 途中で解約した場合、返金はあるかどうか
多くの就活塾では、講義を受けていない場合であれば返金対応してもらえます。ただし、受講中に退会した場合は返金してもらえないケースが大半のため、注意しましょう。
講義の受講前に退会を申し出ても全く取り合ってもらえない場合は、消費生活センターに相談してみてください。塾のスタッフに退会を申し出ても対応してくれない、説得されてしまう場合は、公共の機関に相談するのが一番です。
「退会は違法だ」「返金には絶対対応しない」など、脅されたり怒鳴られたりして困った場合は、一人で悩まずに周りに相談してみましょう。
就活塾のメリット
まともな就活塾に入れば、以下の3点のメリットを得られます。
上記について詳しく説明します。
就活の手順がわかる
多くの就活塾では、就活スケジュールやなにから始めなければいけないかなど、就活の基本的なところから教えてもらえます。
就活のやり方がわからない人や、手詰まりで困っている人にとってはメリットを感じられるはずです。
一人で就活を進められない人や、内定獲得のためになにをすればよいか分からない人は、就活塾を利用してみてもよいでしょう。
就活の手順や就活に必要なものを調べたい人は、下記の資料を読むと、就活のスケジュールの全容が確認できます。こちらもぜひチェックしてみてください。
【就活対策資料】
就活まるわかりガイド
応募書類を添削してもらえる
履歴書やエントリーシートでいつも落とされてしまう、という人にも就活塾はオススメできます。多くの就活塾では応募書類の添削をおこなってくれるため、書類のブラッシュアップが可能です。
自分ではよく書けているつもりでも、客観的に見ると「内容が伝わらない」、「ありがちなエピソードばかり」など、相手に響かない場合があります。
就活塾では企業の採用担当者に響きやすいポイントや訴求した方がよいポイントを教えてくれるため、書類の通過率が上がる可能性が高いです。
「エントリーシートがいつも上手く書けない」「文字数が埋まらない」と困っている人は、下記の資料もチェックしてみてください。志望業界別にエントリーシートの記載例が載っているため、書き方のコツがわかるようになります。
【就活対策資料】
エントリーシート集
模擬面接が受けられる
就活塾では、模擬面接やグループディスカッションなどの練習も可能です。実践の場が少ない面接やグループディスカッションは、場数を踏んでおくと本番に強くなります。
プロの講師が面接官に評価されやすいポイントや、質問への回答方法を教えてくれるため、自信を持って本番に臨めるようになるでしょう。
面接が苦手な人は、「面接サポート」も利用してみてください。無料で模擬面接が受けられるため、面接の練習になります。面接が苦手な人でも受けやすい企業を紹介しているため、面接に苦手意識を持っている人にオススメです。
就活塾のデメリット
就活塾に入塾する際のデメリットは、以下の2つです。
上記2つについて説明します。
費用が高い
就活塾に入塾するデメリットとして、費用が高いことが挙げられます。就活塾に入るには、ある程度まとまったお金が必要です。有名な就活塾に入るためには、数十万円必要になることもあります。
よい企業に入社できれば、入社後にかかった費用をペイできる可能性は高いです。しかし現段階でまとまったお金を持っていない人は、周りに頼る必要があります。
周りに頼れない場合はアルバイトなどでお金を稼ぐことが必要になりますが、入塾のためにアルバイトをして就活の時間が確保できなければ、本末転倒です。お金に余裕がない人は、無理して入塾する必要があるのか考えてみてください。
就活塾に入塾しなくても内定を取れる可能性は高いです。「入塾することで何を得たいのか」「その就活塾にお金を支払う価値はあるのか」をよく検討してから入塾しましょう。
通わなければ効果が出ない
当たり前ですが、入塾してもきちんと通わなければよい結果は出ません。しっかりと通って就活準備を進めることで、よい結果が得られる可能性が高くなります。
就活塾に入塾しただけで満足してしまう人もいるでしょう。その結果なかなか内定を獲得できない自体にも陥りやすくなるので、入塾したからにはしっかり通うことが大切です。
まともな就活塾の講師は一生懸命あなたをサポートしてくれますが、本人が努力しなければ内定は獲得できません。就活は自分の努力次第で結果が変わると意識して取り組みましょう。
就活塾の料金相場
就活塾で必要になる金額の相場は、10万円~30万円程度です。大学生が支払うには非常に高い金額だといえます。就活塾は一人一人に手厚いサポートがつくので、費用は高くなるのです。
就活塾には、「コース制」「月額制」など、複数プランを設けている場合もあります。それぞれ金額や勉強内容も変わるため、費用だけでなく内容もチェックして決めることが大切です。
最近では、オンラインで受けられるコースも登場しています。オンラインの場合は費用を安く抑えられることもあるので、費用を抑えたい人はオンラインも検討してみてください。
就活塾以外のオススメ就活サポート
就活塾に行かない場合のオススメ就活サポートは以下の2つです。
お金をかけずにサポートを受けたい人は、ぜひチェックしてみてください。
就活エージェント
就活エージェントでは、無料で応募書類の添削や面接対策を受けられます。一人一人にあった企業の紹介もしてもらえるので、すぐに内定が欲しい人にもオススメです。
キャリチャンでは、「就活相談サポート」をおこなっています。「就活スケジュールがわからない」「なにから始めればよいの?」といった基本的な質問にもお答えしているので、就活について不安を抱えている人は、ぜひ参加してみてください。
キャリアセンター
大学のキャリアセンターでも、就活についての質問受付や、面接対策をしてくれる場合があります。自分の大学の先輩がどのような企業に就職しているかも確認できるため、受かる確率の高い企業を知れるでしょう。
しかし、キャリアセンターは混みあっている場合が多いです。模擬面接も予約制でなかなか予約が取れないといった事態が想定されるので、急ぎで相談したいときに不便なこともあります。時間に余裕のあるときに利用するようにしましょう。
やばい就活塾に入らないためには、事前によく検討しよう!
やばい就活塾は、残念ながら一定数存在します。やばい就活塾に入らないためには、入塾前に公式サイトや口コミを見て、よく検討することが大切です。
費用をかけずに就活相談をしたい人は、就活アドバイザーへの相談もオススメします。基本的な就活の相談や、あなたに合った企業の紹介もお願いできるので、内定を早く獲得したい人に最適です。
まだ内定がもらえずに焦っている人は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
「就活相談サポート」に参加しよう!
就活塾に関するQ&A
大学4年で就活を何もしてない人は就活塾に入った方がいい?
まだ就活をなにもしていない人であっても、必ずしも就活塾に入る必要はありません。就活塾は費用もかかりますし、就活塾に入っていなくても内定を獲得できる人は多いからです。
就活塾に入ることで就活へのモチベーションを高められる、就活の基本から内定を獲得するまで細かくサポートしてほしいという人は、入塾を検討してもよいかもしれません。
何月までに内定をもらえないとやばいの?
大学4年生の6月頃にまだ内定を獲得できていない人は、少し焦った方がよいかもしれません。春採用の企業が募集を終了するため、夏以降になると求人の数がぐっと減るためです。
しかし夏以降も秋採用や通年採用をおこなっている企業もあるため、きちんと行動すれば卒業までに内定を獲得できる可能性は高いでしょう。
就活塾と就活エージェントの違いは?
就活塾とは、有料で就活がうまくいくように書類の書き方や模擬面接など、サポートをおこなうサービスのことです。一方で就活エージェントは無料で就活サポートと企業紹介をおこなう点が異なります。
就活塾の方が有料のために手厚いサービスを受けられる印象がありますが、基本的なサポートであれば就活エージェントでも十分対応してくれます。
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。