「就活のやり方がわからない」を解消!やるべき手順とコツを解説
2025年2月14日

就活は順調に進んでますか?
実は、就活のやり方がわからなくて何も進んでません。焦りはあるんですけど、行動には移せてなくて、余計に不安を感じてます。
では今回は、就活のやり方がわからないままでいるリスクや、就活の中でやるべきことと手順、挽回するコツなどについて解説します。1つずつしっかり対策を行い、内定獲得を目指しましょう!
目次
就活のやり方がわからないままでいるリスク
就活生の中には、そもそも就活のやり方がわからない人も少なくありません。しかし、それを放置していると以下のようなリスクが生じるので注意が必要です。
それぞれのリスクについて解説します。
就活のスタートが遅れる
就活のやり方を知らないと、何から始めるべきかわからないために出遅れてしまいがちです。就活の時期が遅くなると、それだけ応募できる企業数が減り、選択肢が狭くなります。
また、就活時期が遅くなればなるほど採用枠の残数も少なくなるので、そのぶん内定獲得の難易度も上がるでしょう。
就活のやり方がわからないためにすでに出遅れてしまった自覚のある人は、無料の就活支援サービス「出遅れ就活サポート」を利用してください。遅い時期でもあなたの希望や適性に合った求人を探し出し、内定を獲得できるよう二人三脚でサポートします。
行動に時間がかかる
もしもやり方がわからないまま見切り発車で就活をスタートさせた場合は、迷いながら進めていくことになるため、1つ1つの行動にいちいち時間がかかります。そのため、同じ時期に就活を始めたとしても、やり方を知っている人に比べて効率が悪いです。
結果として就活の進みが遅くなり、応募できる企業が限られたり、遅い時期に選考を受けざるをえなかったりする可能性が高いです。
企業選びの失敗につながる
やり方を知らないまま就活を進めると、企業選びの適切なやり方がわからないために、自分に合った企業を選べない可能性があります。
満足度の高い就職を実現するには、自分と企業の相性が重要です。企業選びの適切なやり方を知らないと、無数にある企業の中から自分と相性の良い企業を選び出すことが難しくなります。
その結果、求められる人物像とかけ離れているためになかなか選考に受からなかったり、受かっても入社後にミスマッチを感じ、早期退職につながったりするリスクが高くなります。
なかなか選考に受からず就活期間が長引く
やり方を知らないまま就活を進めると、適切な対策ができないためになかなか選考に受からず、就活期間が長引くリスクも高いです。
就活を成功させるには自分と企業のマッチ度が重要ですが、マッチしていれば必ず受かるというわけでもありません。マッチしている企業を受けると同時に、どれほどマッチしているか企業にわかってもらえるよう、選考の中でアピールしていく必要があります。
選考対策のやり方を知らないと、何をどうアピールすべきかわからないので、的外れな対策になりがちです。結果として選考に受からず、就活期間が長引いてしまう傾向があります。
就活のやり方がわからない人はまずスケジュールを把握しよう
就活のやり方がわからない大学生は、まず以下の2つの手順で、自分なりの就活スケジュールを決めるところから始めるのがオススメです。
就活スケジュールを決めると、次にやるべき行動が明確になるため、迷わずに進められます。それによってスムーズに就活が進められ、就活の遅れを回避できるでしょう。
基本の就活スケジュールを把握する
就活のやり方がわからない大学生は、基本の就活スケジュールから把握しましょう。日本政府は、新卒採用に関して以下のようなスケジュールを定めています。
採用情報の公開 | 卒業前年度の3月~ |
---|---|
採用選考の開始 | 卒業年度の6月~ |
内定 | 卒業年度の10月~ |
これに合わせて就活を行うとすると、大まかには以下のようなスケジュールで進めていく必要があります。

ただし、これだけだと大まかすぎて、いつ何をやればよいのかよくわからないかもしれません。そのようなスケジュール感しか示せないのは、以下のような理由からです。
- もっと早い時期から選考が始まる企業もある
- 就活を始められる時期が学生によって異なる
そのため、自分の志望と状況に合わせ、もっと細かく就活スケジュールを設定することが大切です。
志望と状況に合わせた就活スケジュールを設定する
自分なりの就活スケジュールを決める際は、現在から内定までの期間で設定します。
たとえば、大学3年生の9月から就活を始める場合は「9月自己分析」「10月企業・業界研究」「11月インターンシップ参加」「12月書類・面接対策」といったように細かく決めていきましょう。
このとき意識するポイントは、余裕を持ったスケジュールにすることです。9月の一ヶ月間に自己分析、企業・業界研究、インターンシップ参加など、詰め込みすぎると忙しすぎて対策が不十分になります。
また、詰め込み過ぎると予定通りに進めようと焦りを感じたり、ストレスを溜めることになりかねません。精神的な負荷を強くしないためにも、余裕を持ったスケジュールにするのがポイントです。
ただし、前述のように就活のスケジュール感は志望企業によっても変わってきます。そのため、自分なりの就活スケジュールを組む前に、志望の方向性をある程度まで絞っておく必要があるでしょう。
もしもすべての企業を選択肢から逃したくない場合は、大学3年の春ごろから企業選びの準備を始める必要があります。企業選びの準備のやり方については、次の章で解説するので、そちらを参考にしてください。
【就活対策資料】
就活まるわかりガイド
就活の「わからない」を解消!自分に合った企業選びのやり方
就活のやり方がわからない人は、基本の就活スケジュールを把握したら、次に企業選びの方法について把握しましょう。自分に合った企業を選ぶための手順は以下のとおりです。
前述のように、適切な企業選びのやり方がわからないまま進めてしまうと、自分に合った企業を選べず、不合格や早期離職の原因になります。スムーズな就活と納得のいく就職を実現させるために、上記の手順に沿って企業選びを進めましょう。
1.就活サイトに登録する
自分に合った企業選びを始める前に、就活のやり方がわからない大学生は、まず就活サイトに登録しましょう。就活サイトとは「マイナビ」「リクナビ」といった求人広告サイトのことです。
就活サイトでは、最新のインターンシップ情報や採用情報を公開しています。自己分析や書類作成をしても、就活サイトに登録をしないと、インターンシップや本選考のエントリーができません。就活を始めると同時に登録するのがオススメです。
また、就活サイトでは本選考が始まる時期や選考フローについてなど、詳しい企業情報をチェックできます。入社したい企業の申込期間が終了していたら選考すら受けられないため、最新情報を確認するのは重要です。
常に新しい情報を知るためにも、就活のやり方がわからない大学生は、就活サイトに登録しましょう。
2.自己分析をする
実際に「自分に合った企業選び」を始めるには、まず自己分析をするのがオススメです。自己分析は、自分が何をしたいのかや、自分にどんな適性があるのかを明確にするために実施します。
そもそも、やりたいことや適性が明確にならないと、どんな企業を受けるべきなのかもわかりません。世の中には膨大な数の企業があるので、まずは自分のことをよく知り、自分に合った企業を選び出すための手がかりを得るわけです。
自己分析をする際は「過去」「現在」「未来」の3要素で考えましょう。
過去 | モチベーションが上がった要因や経験について分析 |
---|---|
現在 | 好き嫌いや興味関心、価値観などを分析 |
未来 | キャリアプランやライフプランを分析 |
詳しい自己分析の方法を知りたい就活生は、下記の資料を活用してください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
ただし、自己分析は一度行ったら終了というものではありません。現在と未来の自分は流動的なものなので、新しい経験や情報を得るたびに繰り返し自己分析を行う必要があります。
まずはインターンシップ先を選ぶための手がかりとして、第一回目の自己分析を行いましょう。時間がない場合は、適職診断ツールなどを使うのも1つの手です。
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その後は、インターンシップの後や折に触れてさまざまな方法で自己分析を繰り返し、自己理解の精度を高めていってください。
3.企業・業界研究をする
就活のやり方がわからない大学生が適切な企業選びをするには、自己分析とともに企業・業界研究も必要です。自分と企業の相性をはかるには、自己理解だけでなくその企業・業界への理解も欠かせません。
いきなり企業研究から始めてもいけないことはないですが、世の中には膨大な数の企業があるため、まずは志望する業界をいくつかまで絞り込んでから、その中で志望企業を探すやり方が一般的です。
業界を研究する際は以下のポイントを意識しましょう。
- 業界の全体像を調べる
- 業界ごとの特徴を把握する
- 業界の安定性・成長性を知る
上記の3つについて研究すると、より業界を知ることができます。まずは世の中にどんな業界や職種があるのか大まかに把握したい人は、以下の資料を参考にしてください。
【就活対策資料】
業界説明&動向まとめ
【就活対策資料】
職種マップ
企業・業界研究も自己分析と同様、一度行ったら終わりではありません。まずはインターンシップ先選びの手がかりとして大まかに業界を把握し、自己分析の結果と合わせてどのような方向性を目指すべきか考えてみましょう。
この時点ではまだ、確定的な就活軸でなくて構いません。暫定的な就活軸を設定し、それを元にインターンシップに参加して、就活軸を再検討するというプロセスを踏むことが大切です。
その中で就活軸が固まってきたら、実際に志望する企業を選定し、より深い研究を行っていきましょう。
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4.インターンシップに参加する
就活のやり方がわからない人が自分に合った企業を見つけるには、インターンシップに参加するのがオススメです。前述の自己分析と企業・業界研究の結果をもとに暫定的な就活軸を設定し、それに合うインターンシップ先を探してみてください。
インターンシップとは、企業が実際に取り組んでいる事業を見学したり、体験したりできる職場体験プログラムです。インターンシップに参加すると、気になっている企業が実際に行っている業務を知れるため、入社後のミスマッチを回避できます。
また、インターンシップでしか入手できない情報もあるので、気になった企業には積極的に参加するのがオススメです。インターンシップで入手した情報は、本選考でも活用できます。
企業からしても、インターンシップに参加した学生と、本選考だけ受ける学生では印象が違います。インターンシップから参加してくれた就活生の方が、志望度が高くやる気があると判断するからです。
そのため、インターンシップへ参加すると、実際の業務を見て触れられるだけでなく、選考を有利に進められるというメリットがあります。就活のやり方がわからない大学生は、インターンシップへ積極的に参加しましょう。
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ただし、人気企業の場合はインターンシップに参加するにも選考を突破する必要があるため、選考対策を前倒しする必要があるかもしれません。選考対策のやり方については、『就活の「わからない」を解消!効果的な選考対策のやり方』の章を参照してください。
5.OB・OG訪問を実施する
就活の中で自分に合った企業を探すやり方としては、OB・OG訪問も有効です。企業・業界との相性を確かめるにはインターンシップで実務を体験するのが一番ですが、それには多くの時間を要するので、もっと短時間で情報収集が可能なOB・OG訪問も織り交ぜていきましょう。
OB・OG訪問とは、学校の先輩や企業の先輩社員に直接話を聞くイベントです。就業体験はできないものの、先輩がどのように就活を進めたのかアドバイスをもらえたり、その企業・業界についてわからないことを質問できたり、企業の内部情報を聞けたりします。
企業の内部情報としては、企業説明会では聞けない「社内の雰囲気」や「実際の勤務時間」を聞くことが可能です。内部情報を入手できれば、自分が思っていた企業なのか照らし合わせられますし、実際に働くイメージが掴めます。
新卒の就活でOB・OG訪問に申し込むときは、以下のやり方が一般的です。
- ゼミ・サークル・部活動のOBをあたる
- 大学の就職課にあるOB名簿から探す
- 知人や親戚、家族からのツテを使う
- 直接、人事に頼む
- SNSで探す
- Matcerやビズリーチ・キャンパスといったアプリを利用する
OB・OG訪問について詳しく知りたい就活生は、下記のコラムを参照してください。
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6.企業説明会に参加する
就活の中で自分に合った企業を見つけるやり方としては、積極的に企業説明会へ参加し、さらなる情報収集をすることもオススメです。インターンシップやOB・OG訪問に比べると実体験に基づく情報は少なくなりますが、企業・業界の概要を短時間で効率的につかめます。
また、企業説明会では、会社の事業や取り組みだけでなく、選考情報も収集できるため、エントリーする可能性がある企業の説明会には必ず参加するようにしましょう。
企業説明会では質問の時間が設けられていることが多いです。わからないことを事前にまとめておき、説明の中で聞けなかった部分を質問するとよいでしょう。
ただし、インターンシップやOB・OG訪問に比べると短時間で情報収集できるとはいえ、各企業の説明会に参加するとなるとそれなりに時間がかかるものです。もっと効率的に、幅広い企業の情報を収集したい場合は、合同企業説明会に参加することをオススメします。
合同企業説明会は、複数の企業の説明を一度にまとめて聞けるイベントです。自分に合った企業がわからない人は、合同企業説明会でさまざまな企業の話を聴き、比較検討するとよいでしょう。
合同企業説明会には、いろいろなやり方があります。キャリチャンでも、さまざまなタイプの「合同企業説明会」を開催しているので、ぜひ参加してみてください。
7.就活エージェントに登録
自分に合った企業がわからない場合は、就活エージェントに登録するのが最も効率的な企業探しのやり方です。ここまで説明してきたように、就活を成功させるには自分に合った企業を受けることが重要ですが、それを探すにはかなりの時間と労力を要します。
しかし就活エージェントに相談すれば、聞かれた質問に答えていくだけで、あっという間に自分に合った求人を無料で探し出してくれるのです。
しかも、就活エージェントは就活生と企業をマッチングさせるプロフェッショナルなので、自力で企業探しをするより高い精度で自分に合った企業を見つけられます。自己分析がうまくいっていない場合は、それも手伝ってくれるでしょう。
また、紹介される企業に関する情報は就活エージェントがすでに収集済みで、詳細に教えてくれます。就活サイト、企業・業界研究、インターンシップ、OB・OG訪問、企業説明会などを通して行うはずだった工程の大部分が不要となるわけです。
それでもわからない部分に関しては、就活エージェントを介して企業に聞いてもらうことが可能です。直接的には企業に聞きにくい疑問や不安も事前に解消され、より自分に合った企業を選びやすくなるでしょう。
キャリチャンでも、自分に合った企業を効率的に探したい人や就活のやり方がわからない人のための支援サービス「就活相談サポート」を実施しています。3,000社以上の優良求人の中から、あなたにピッタリの企業を紹介することが可能です。気軽に相談してみてください。
就活の「わからない」を解消!効果的な選考対策のやり方
就活のやり方がわからない人は、志望企業選びの方向性にある程度まで目途がついたら、選考対策にも着手していきましょう。選考のやり方は企業ごとに異なりますが、どの企業にも共通する選考対策としてやるべき主な行動は、以下の3つです。
就活を成功させるためには自分に合った企業を受けることが重要ですが、それだけで内定を獲得できるわけではありません。自分と企業のマッチ度を選考の中で示せるように、上記3つの対策をする必要があります。
以下で詳しく説明するので、選考対策のやり方がわからない人はぜひ参考にしてください。
1.書類選考対策
就活における選考対策のやり方がわからない大学生は、まず書類選考対策から始めるとよいでしょう。なぜなら書類選考は、本選考における最初の関門となるだけでなく、インターンシップ選考においても実施されるケースが多いからです。
選考を突破できる魅力的なエントリーシート(ES)や履歴書を作成できるかどうかで、その後の就活状況が大きく左右されます。
確実に希望のインターンシップに参加し、本選考でも着実に選考ステップを進めていくために、採用担当者に響くES・履歴書の作成方法をしっかり学んでおきましょう。
採用担当者に響くES・履歴書を作成するポイントは、以下のとおりです。
- わかりやすく簡潔に書く
- その企業に感じている魅力またはインターンシップに参加する目的を明確に記載する
- その企業が求めている資質にマッチする自分の特徴をアピールする
- 誤字脱字は厳禁
履歴書やESではさまざまな質問項目がありますが、いずれの質問に対しても上記を意識して回答を構成するのがオススメです。それにはまず自己分析と企業・業界研究をしっかり行い、マッチする部分を洗い出しておく必要があります。
また、簡潔でわかりやすい文章を作成するには、PREP法を活用するやり方がオススメです。

書類作成の詳しいやり方や例文を知りたい大学生は、以下の資料も参照してください。
【就活対策資料】
履歴書・ES作成マニュアル
作成したESや履歴書はプロの視点で添削してもらい、ブラッシュアップを図るようにするとよいです。書き方に慣れるまでは作成にも修正にも時間がかかるため、早めに取り組むようにしましょう。
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2.適性検査対策
適性検査対策も、就活のやり方がわからない大学生が早めに取り組むべき課題です。
適性検査のタイミングは企業によって異なりますが、人気企業の場合は書類選考と同じく面接の前の足切りとして利用されています。つまり、これを突破しないと面接へたどり着けないケースが多いわけです。
また、適性検査の対策にはかなりの時間がかかります。どの種類の適性検査を求められるかが企業ごとに異なるうえ、性格検査だけでなく、学力テストを含む検査が多いためです。就活の場で最も主流となっているSPIだけでも、30~60日ほどの対策期間が必要だと言われています。
適性検査の対策をする際は、過去問題集を解くのが一般的です。解答する際に必要な知識は中学~高校で学んだ内容ですが、出題方法がそれぞれの検査で独特かつ試験時間に対する問題数が多いので、解き方に慣れておく必要があります。
自分が志望する企業がわからない段階では、まず最も就活に導入している企業が多いSPIから対策を始めるとよいでしょう。SPIでどのような問題が出題されるか知りたい人は、下記の資料を参照してください。
【就活対策資料】
解説付きSPI問題集
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SPIの対策がある程度できたら、自分の志望する企業で導入されているその他の適性検査に対する対策も行いましょう。各適性検査の対策方法については、以下のコラムを参考にしてください。
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3.面接対策
対策を始める順番としては最も遅いものの、就活において最も重要となるのが面接対策です。採用担当者は面接で、就活生の実力や自社との適性を見極めます。書類選考や適性検査を実施しない企業はときどきありますが、面接をしないで採用を決める企業はありません。
面接の回数も企業によって異なりますが、最低でも1社に1回は必ず受けることになります。面接の平均的な回数は3回です。多いところだと5回以上実施する企業もあります。
面接対策をする際のポイントは、「想定質問への回答を用意する」ことと「繰り返し面接練習をする」ことの2つです。想定質問では主に、以下の内容が聞かれやすくなります。
◆ 想定質問への回答を用意する
面接対策のやり方がわからない人は、まず第一段階として想定質問への回答を考えてみましょう。面接で聞かれることは実際に受けてみないとわかりませんが、少なくとも、よく聞かれる定番の質問にはスラスラ答えられるようにしておく必要があります。
面接でよく聞かれる定番の質問は、以下の5つです。
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望理由
- 就活軸
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
- 長所・短所
ただし、面接ではほかにもさまざまな質問をされます。面接で聞かれることの多い質問と対策方法については、下記のコラムを参考にしてください。
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◆ 繰り返し面接練習をする
想定質問への回答をある程度まで準備できたら、次は面接練習を行いましょう。
面接では、企業の採用担当者と実際に話すため、誰しも緊張するものです。緊張した中でも相手の質問に対して適切な回答を返せるように練習する必要があります。
具体的には実際に第三者を面接官役にして、質疑応答や入室退室の練習を行います。面接官をお願いするのは気心の知れた知人ではなく、緊張感を持てるような他人の方がよいです。
できれば大学のキャリアセンターや就活エージェントなどに在籍する、プロのキャリアアドバイザーに依頼するとよいでしょう。就活に詳しい社会人から面接のフィードバックをもらって、改善に役立ててください。
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また、近年の就活では「対面面接」と「オンライン面接」の両方を実施する企業が多いです。面接に必要なマナーやコツが異なるため、どちらにも対応できるような対策が必要になります。
やり方がわからない状態から就活を成功させる5つのコツ
やり方がわからない状態から就活を成功させるには、以下の5つのコツを押さえて行動するのがポイントです。
「就活のやり方がわからない」と悩んでいる人は、就活に出遅れた状態にあったり、焦りを感じていたりするケースが多いです。上記のコツを押さえることで、就活を効率化し、挽回を図りましょう。
就活エージェントを頼る
「やり方がわからない」という状況から就活を成功させるには、就活エージェントを頼るのが最も効率的です。就活エージェントは就職を成功させるプロなので、スムーズに就活を進める方法を指示してくれます。
学生自身が「やり方がわからない」という状況にあっても、就活エージェントの指示通りに進めていけば、就活を成功させられる可能性が高いです。これまでの出遅れを無理なく挽回することができるでしょう。
前述のように、就活エージェントを利用すると、自分に合った企業をあっという間に探してもらえます。それは適性に関することだけではなく、「○○選考が苦手」「なるべく早く就活が終わるようにしたい」といった選考への希望もかなえる求人の紹介が可能です。
また、求人紹介の付帯サービスとして、以下のようなサービスを無料で受けられることが多いです。
- 受ける企業に関する情報を詳細に教えてもらえる
- 受ける企業の選考傾向や対策方法も教えてもらえる
- 企業に関して感じた疑問や不安を代わりに確認してくれる
- ESや履歴書の添削をしてくれる
- 面接日程を調整してくれる
- 面接に向けたアドバイスをもらえる
- 企業側への売り込みをかけてくれる
- 選考後のフィードバックをもらえる
- 就活の中でわからないことの相談に乗ってもらえる
ただし、就活エージェントはあくまで学生と企業をマッチングさせるのがメインの仕事です。それ以外のサポートにどのくらい注力してくれるかは、就活エージェントごとに異なります。
そのため「やり方がわからない」と悩んでいる人が就活を成功させるには、手厚いサポートをうたっている就活エージェントを利用するのがオススメです。
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就活仲間を作る
「やり方がわからない」という状況から就活を成功させるには、就活仲間を作ることもオススメです。一緒に就活できる仲間を作ると、以下のようなメリットがあります。
- 情報交換ができる
- 気軽に相談ができる
- 客観的な意見が聞ける
- 将来的にも付き合える
就活は、企業説明会やインターンシップ、Webサイトで情報を集め、入手した内容をもとに選考へ取り組む情報戦です。就活仲間を作れば、自分が参加しなかった企業説明会やインターンシップの情報を入手できます。
また、就活で抱える悩みを気軽に相談できるのは、大きなメリットです。将来的にも、仕事仲間として付き合えるかもしれません。
就活は、ひとりで進めるのは難しいと言われています。学校の同期や就活中に仲良くなった人、SNSで知り合った人など、ひとりでも就活仲間がいると、楽になるはずです。
もちろん、就活エージェントを活用すればプロからのアドバイスをもらえますが、それとは別に、同じ目線で気軽に話せる同志として就活仲間を頼りましょう。
就活の時間を確保する
「やり方がわからない」という状況から挽回を図るには、就活の時間を確保することが重要です。内閣府が大学4年生と大学院2年生を対象に調査したところ、7,322人中の3割が就活に9ヶ月以上かかったと回答しています(参照元:内閣府 令和2年度 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査)。
就活のやり方がわからない大学生は、就活は9ヶ月かかるというのを基準にして、スケジュールを立てる際に計算をしなくてはいけません。そのため、遅くても大学3年生の1月から就活を進めるようにしましょう。もし、大学3年生の1月以降に始めるのであれば、遅れた分の時間を確保する必要があります。
時間を確保できれば、企業・業界研究や面接対策の時間を増やせるため、選考の通過率も向上できます。しかし、就活生の中には、アルバイトや部活動でどうしても時間が取れない人は少なくありません。
そんな人には、キャリチャンの「スピード内定サポート」がオススメです。この就活支援サービスでは「できるだけ早く就活を終わらせたい」「とりあえず内定が1つほしい」「就活がうまくいっていない」といった就活生をプロの専門家がマンツーマンでサポートします。
就活に時間がどうしても取れない大学生以外にも、就活のやり方がわからない大学生は、ぜひ参加してください。
とにかく調べる
「就活のやり方がわからない」という状況を打破するには、とにかく調べる意識を持ちましょう。
就活のやり方がわからないと「面倒くさい」と後回しにしてしまいがちです。後回しにすると就活を始めるのが遅くなり、早期に就活を始めた人との差がどんどん開いてしまいます。
こうした状況に至らないためには、とにかく調べてわからない状況を打破し、行動する必要があります。何から行動したらよいかわからない就活生は、友人かプロの専門家に頼りましょう。
友人であれば、一緒に就活を始められるので、気軽に相談しながら進められます。就活エージェントは、まだ就活を始めていない大学生も1からサポートしてくれるので、正しいやり方で効率的に進められるでしょう。
いずれにしても、わからないからといって就活から逃げ、立ち止まってしまうことだけは避けたいです。わからないときはわかる人に助けを求めて、少しでも就活を前進させられるように心がけてください。
長期的に考える
「就活のやり方がわからない」と悩んでいる人は、長期的な視点で考えるようにしましょう。やり方がわからないときにインターネットや書籍で調べたり、人に聞いたりすると、無限に時間がかかりそうな答えが返ってきて、ウンザリしている就活生もいるでしょう。
もしかしたら「もうどこでもいいから、すぐに受かりそうなところを受けよう」と考え始めている人もいるかもしれません。
しかし就職する企業は、これから先何年も何十年も働く場所です。何年も働く環境が希望した企業ではないと、ストレスが溜まり早期離職するリスクがあります。
また、「どこでもいい」という姿勢でさっさと就活を終わらせようとすると、ブラック企業であることに気づかず、入社後に後悔する可能性も高いです。
もちろん、希望する企業から内定を獲得できれば、最短で終了しても問題はありません。とはいえ、すべての就活生が順調に進められるわけではないので、就活は簡単に終わらないという認識を持つ必要があります。
長期的に考えておくと、早く終わったときに「頑張ってよかった」と思えるはずです。希望する企業に入社するためにも、就活は一歩ずつ着実に進めるようにしましょう。
就活やり方がわからないときは1つずつ進めるのがコツ
「就活のやり方がわからない」場合は、1つずつ進める意識を持つことが大切です。就活のやり方がわからないといって、やみくもに進めてしまうと、対策をしないで選考を受けるため、かえって就活がうまくいきません。
まずは就活の計画を立て、自分に合った企業を選べるように自己分析と企業・業界研究から始めましょう。
もしも就活にあてられる時間が十分に取れない場合は、就活エージェントに頼ることをオススメします。
本文を見てもわかるように、就活の中で必要な行動の大部分が、自分に合った企業を選ぶためのプロセスです。自分に合った企業選びを就活エージェントに任せれば、就活の負担が大幅に軽くなり、選考そのものに集中できるでしょう。
キャリチャンでもさまざまな就活支援サービスを行っているので、ぜひ相談してみてください。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。