面接前に対策したい「よくある質問」77選!回答法と例文を紹介
2025年5月23日

面接が近づいてるんですけど、 どんな質問をされるか考えると不安です。うまく答えられるかな……。
面接で聞かれそうな質問には、事前に対策しておいた方がいいですよ。そうすれば本番でもスムーズに答えられますし、自信をもって面接に挑めます。
でも面接で聞かれることって予測がつかないですよね?どんな質問の対策をしておけばいいんでしょうか……。
では今回は、就活の面接でよくある質問77選を紹介します。それぞれの質問の意図や回答のポイントを例文をもとに解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
どの企業の面接でもよくある質問と回答例文
面接で聞かれる質問は多岐にわたります。企業は就活生のことをさまざまな角度から分析し、最も自社にとって有益な人材を採用したいと思っているためです。
ここでは以下の項目に分けて、質問例と回答のポイント、回答例を紹介します。
どのような質問を受ける可能性があるのか把握して、面接対策に役立てましょう。
最優先!新卒で最もよく聞かれる超定番の質問10選
面接対策は、まずは定番の質問への準備からはじめましょう。どの企業でも必ず聞かれる、超定番の質問は以下の10通りです。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。
自己紹介をお願いします
自己紹介を求める企業の意図は、学生の人柄や自己表現力を見極めることです。学生が自己紹介を通してどのように自分を表現するのかを見て、企業にマッチしているのかを判断します。
【回答のポイント】
自己紹介は1分程度で「名前」「大学名・学部名・学科名」「大学で学んだことや部活動など」「大学でのエピソード+一言でまとめた自分の紹介」「あいさつ」を述べます。また短い時間でのアピールとなるため、印象が残るよう、強調したい部分との強弱をしっかりとつけることが大切です。
【回答例】
〇〇大学〇〇学部[名前]です。大学ではサッカー部のキャプテンとして全国大会を目指していました。私は好奇心旺盛で何事にも全力で取り組む人間です。本日はこのような貴重な時間を頂き、ありがとうございます。よろしくお願いします。
まずは自己紹介でしっかり自己表現できるかどうかで、よくも悪くも印象は大きく変わります。自己紹介のやり方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
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就活生必見!面接で好印象間違いなしの「自己紹介」例文
ちなみに、自己紹介は自己PRと混合しがちですが、自己紹介は自分を知ってもらうためのもの、自己PRは自分の強みを売り込むものという違いがあるので、間違えないようにしましょう。
志望動機を教えてください
志望動機を聞く企業の意図は、学生がなぜその企業を志望したのか聞くことで、入社後のミスマッチを防ぐためです。また、学生の仕事への熱意や入社意欲も推し量ることができます。
【回答のポイント】
志望動機は、「結論」→「理由」→「事例」→「結論」の順で述べるPREP法という論法を使って、結論から先に回答します。内容には「将来どうなっていたいたいかという想像」や「その企業でなくてはダメな理由」を述べましょう。
将来の明確なビジョンは仕事への熱意をアピールできますし、数ある同業他社の中からその企業を選んだ理由を説明することで、入社意欲の高さをアピールできます。
嘘っぽくならないためにはどこかから借りてきたフレーズを使うのではなく、自分なりのエピソードを盛り込んで、自分の言葉で話すことが重要です。
【回答例】
私が御社を志望しましたのは、御社が環境配慮型自動車のパイオニアであり、私も最先端技術に携わりたいと考えたからです。私は幼いころ、排気ガスによる喘息に悩まされていました。御社の開発したハイブリッドカーを見た時、私もこのような画期的な自動車を作れる人間になりたいと思い、工学部に進学しました。もし御社に採用していただけましたら、大学で学んだ生産工学の知識を活かし、御社の環境配慮型自動車の生産力向上に貢献できると考えています。
志望動機の解答方法についてもっと詳しく知りたい人は、以下のマニュアルを参照してください。
【就活対策資料】
志望動機作成マニュアル
自己PRをお願いします
自己PRを求める企業の意図は、その学生が入社することで企業にとってメリットとなるのか、その企業で求められている活躍ができる人材なのか確認することです。
【回答のポイント】
自己PRを答えるときは、自己分析から考えた自分の強みをその企業でどう活かすかを述べましょう。ただし、述べる順序は「仕事で役立つ自分の強み」が最初です。次にその強みの根拠となる具体的なエピソード、最後はその強みがどのように企業に貢献できるかを話します。
企業が求めているのはあくまで自社にとってメリットとなる人材なので、単に自分の強みを自慢するのでは意味がありません。企業研究から企業の求める人物像を把握し、自分がそれに合致する人物だと伝わる自己PRをすることが大切です。
【回答例】
私の強みは、周囲のコミュニケーションを円滑にし、鼓舞させることができる点です。私のアルバイト先ではスタッフそれぞれのスキルに個人差が大きいため、軋轢が生まれ、全体の売り上げが下がっていた時期があります。そこで、それぞれが小さな目標を立てて互いにサポートし合うことを提案したところ、みなが目標を達成できただけでなく、スタッフ間の協力ができるようになり、前年より10%売り上げを伸ばすことに成功しました。私はこの強みを活かし、入社後も小さなことからコツコツと、職場の皆さんと協力して頑張っていきたいと考えています。
自己PRのやり方についてもっと詳しく知りたい人は、以下のマニュアルも参考にしてみてください。
【就活対策資料】
自己PR作成マニュアル
学生時代に力をいれたこと(頑張ったこと)は何ですか?
質問の目的は、「達成に至るまでどのようなプロセスを踏んできたのか」を知ることです。学生時代に力をいれてきたこと(ガクチカ)に対する過程を聞くことで、「入社したらこの学生は戦力になるのか」を判断しています。
【回答のポイント】
面接では何を頑張ったかだけでなく、課題に対してどのように考え、どのような行動を起こしたのかを具体的に伝えることが大切です。そしてそこから何を学び、それが今の自分にどう活きているのか、今後どのように活かしていきたいのかを伝えましょう。
また、ガクチカは学生としても自分の強みを企業に売り込める質問です。自分の強みが企業に貢献できることをさりげなくアピールできる回答を用意しましょう。
【回答例】
私は経済学ゼミの地域活性化に関する研究に注力しました。その中でも強く印象に残っているのは、当初チームの意見がまとまらず難航したことです。各員の関心事をヒアリングし、共通課題から新テーマ「伝統産業とITの融合」を提案したことで、ようやく前進することができました。研究中に気を配ったのは、進捗管理の徹底とチーム一丸となって取り組むことです。その結果、販路拡大等を計画に盛り込んだ研究成果を発表し、地域の事業者からも高評価を得られました。この経験で培った傾聴力と課題解決能力は、入社後もチームでプロジェクトを推進する際に活かせると考えております。
面接で回答するガクチカは、基本的にはエントリーシートで記載したガクチカと同じ趣旨になります。ガクチカの書き方や例文をもっと知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
あなたの長所を教えてください
長所を聞く企業の意図は、学生がその企業での仕事に適性があるかを見極めるためです。学生の長所と仕事上求められる要素が合致していないと、入社後にミスマッチが起こる可能性があります。
つまり、企業は学生の長所から仕事に適性があるかを見極め、入社後に自社で活躍できる人材かどうか判断しているのです。
【回答のポイント】
長所を答える際は、その長所を裏付ける具体的なエピソードを入れるとともに、その長所が仕事にどう活かしていけるのか述べてください。
アピールしたいポイントはたくさんあるかもしれませんが、話は1つに絞り、2~3分以内に収まるようにまとめるのがコツです。業界や職種によって好まれる長所が違うので、その企業に合ったものを選びましょう。
【回答例】
私の長所は、努力を楽しむことができるところです。大学三年の時、今後卒論を書くために必要になると思い、MOSワードの資格取得を目標にしました。頑張ってワードの資格が取れると目標を設定して努力することが面白くなり、次にエクセルの資格を取得して、今はパワーポイントの取得を目指しています。入社後は覚えなければならないことがたくさんあると思いますが、仕事も楽しみながらどんどん吸収していって、早く戦力となれるように頑張りたいと思います。
面接で長所を答える方法についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
あなたの短所を教えてください
短所を聞く企業の意図は、ネガティブな質問に対して学生が正直に答えられるか、誠実さがあるかを見極めるためです。また、その学生が自分を客観視して悪い部分と向き合えているかや、課題解決能力があるかなども見ています。
【回答のポイント】
自分の短所を答える際は、その短所をどう克服するか、どのように短所と向き合っているのかを中心に述べてください。自分の短所を素直に認められるだけでなく、それを認識したうえでどのように行動しているのか示すことが大切です。
また、ネガティブな要素を知られたくなくても、「短所はありません」はよくないです。悪いところが全くない人間なんているはずがありません。不誠実な回答だと思われないためにも、しっかり答えられるようにしておきましょう。
【回答例】
私の短所は「消極的」な所です。先日、所属するゼミで論文コンテストの募集があったのですが、私は挑戦したいと思いながら、満足の行く結果が出せるか考えているうちに応募期間が過ぎてしまい、後悔しました。その経験から私は、考える前にまず行動することが大切で、そもそも行動しないと結果もでないということを学びました。それから私は、考える前にまず行動することを意識しています。まだ考え込んでしまうこともありますが、自分の中でルールを設け、行動するようにしています。
短所は長所よりも答えにくいと感じる就活生が多いです。短所の答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
挫折・失敗の経験はありますか?
挫折や失敗について聞く企業の意図は、その学生に忍耐力や問題対処能力があるか見るためです。企業は学生がどんな挫折・失敗をしたのかではなく、つらい経験に立ち向かい、乗り越えられる人間なのか知りたいと思っています。
【回答のポイント】
挫折・失敗経験について答える際は、単なる過去の失敗談として話を終わらせないようにしましょう。それをどのような過程で乗り越え、次にどう活かせるのか語ることで、現在につながる終わり方をするのがポイントです。
【回答例】
私の過去最大の失敗は、部活で新入生を山に連れて行った際、転んで大けがをさせてしまったことです。初めての山を楽しんでもらいたいと考え、私が厳しい注意や管理を怠ったためです。この経験から私は、最悪の事態に備える大切さやリーダーの責任の重さを痛感しました。その後は書籍や山岳会の講習を通して山の危険性や搬送、リーダーの役割などをきちんと学び直しました。現在は部長として部員の安全に細心の注意を払うとともに、後輩の指導にも努めています。
挫折・失敗の経験も、就活生にとって答えにくい質問の1つです。上手なアピール方法を詳しく知りたい人は、以下のコラムを参照してください。
入社後にやりたい仕事はありますか?
入社後にやりたい仕事を聞くことで、企業は学生がきちんと業務内容を把握しているかを確認しています。誤ったイメージを持ったまま入社し、ミスマッチから早期離職につながることを防ぐのが狙いです。
【回答のポイント】
入社後やりたい仕事を答えるには、企業理解が欠かせません。事前にしっかり企業研究を行った上で、自分がその企業で働く姿をイメージし、それを具体化させるように述べます。
【回答例】
どんな部署に配属されても全力を尽くすつもりですが、できれば商品企画を担当したいです。新しいものを自分の手で生み出すことに魅力を感じますし、海外からの資材調達や現地工場とのやり取りに、大学で学んだ素材の知識や英語力を活かせると考えております。もし商品企画を担当できたら、将来的には自分の企画した商品で、御社の業績を業界3位からトップへと押し上げる原動力になりたいです。
入社後やりたい仕事の答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
他に受けている企業はありますか?
企業が学生に他社の選考状況を聞く意図は、自社のほかにどのような企業を受けているか知ることで、学生の本当の就活軸を確認するためです。また他社からの評価も考慮して、最終的に内定を出すかどうかの判断材料としています。
【回答のポイント】
企業は他社の選考状況を知ることで学生の就活軸を探ろうとしているので、答える際は自分がどのような基準で企業を選びをしているのか、就活軸が伝わる回答を心がけましょう。また、自分の有能性をアピールするためには、悪い状況ではなく良い状況で進んでいる部分を答えるようにしてください。
【回答例】
私は現在、○○業界を中心に就職活動を行っています。その中で、△△社は二次面接、□□社は三次面接まで進んでおり、××社は最終面接の結果を待っているところです。御社も含め、自分の能力を活かして○○業界の更なる発展に寄与することが、最も魅力を感じるところだと考えています。
他に受けている企業の答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
最後に、何か質問ありますか?
面接の最後に「最後に、何か質問はありますか?」といったいわゆる逆質問は、どの企業でもほぼ100%されます。逆質問をする意図は「学生が企業にどのくらい関心があるのか」を図るためです。
【回答のポイント】
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれる場面は、企業への関心や意欲を伝えるための大切なチャンスです。面接中のやりとりだけでは、あなたの入社意欲や理解度をすべて伝えきれないかもしれません。
だからこそ、逆質問をすることで、企業への熱意や前向きな姿勢をしっかりアピールしましょう。事前に質問を準備しておくことで、より好印象を与えることができ、内定への一歩にもつながります。
具体的には、入社後の働き方などをイメージした質問をするとよいです。ただし、「入社したらどこの部署に配属されますか?」など、面接時点では答えようのない質問は的外れになるので避けてください。
【質問例】
- 「活躍している先輩の特徴や共通点はありますか?」
- 「入社までにしておくべきことは何か?」
- 「仕事のやりがいはなんですか?」
- 「詳しい業務内容を教えてください」
もっとさまざまな逆質問の例を知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
上記の質問はいずれも新卒の面接で最頻出なので、重点的に対策しておくのがオススメです。とはいえ、性格的に緊張しやすく、きちんと自己表現できるか自信のない就活生もいるでしょう。
キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」では、 面接が苦手な人でも受かりやすい企業を紹介します。また、一対一であなたのよい所や改善点をアドバイスするので安心です。面接を前に不安に感じることがあれば、ぜひ気軽に参加してください。
人柄を知るための質問バリエーション
ここでは、「この学生はどんな人?」「うちの社風に合う人間かな?」など、企業が学生の性格や人柄を見極めるためによく聞く質問バリエーションを紹介します。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。
あなたの性格について教えてください
学生自身の性格を聞く企業の意図は、事前に行われた性格検査と照らし合わせ、学生が自分を客観的に理解できているかを見極めるためです。また、企業の社風や求める仕事内容への合致性も見ています。
【回答のポイント】
自分の性格について答える際は、仕事と自分の性格を結び付けて話しましょう。一人の人間にもさまざまな性格的特徴がありますが、話を単純化するために、自分と企業のマッチ度を示せる特徴に絞って回答します。マッチ度を示すために、自分の性格がその仕事でどう活かされていくのかも話すのがオススメです。
ただし、性格検査の結果と比較されている可能性が高いです。マッチ度を示したいからと言って、自分に当てはまらない嘘の性格を語るのは逆効果になるので注意しましょう。
【回答例】
私は、誰に対しても物おじしない性格です。私は大学1年のころからアパレルショップでアルバイトをしていますが、そこではお客様の方から話しかけられる前に自分からお声がけをし、接客することが決まりとなっています。はじめは話しかけることに気恥ずかしさがあったのですが、続けるうちにどのように話しかけたらお客様が心を開いて話を聞いてくださるか、考えるのが楽しくなりました。入社後はこの物おじしない性格を活かし、積極的な営業で顧客ニーズを開拓していきたいです。
自分の性格を面接でどうアピールすべきか詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
周りからはどんな人だと思われていますか?
周りからどんな人だと思われているかを聞く企業の意図は、学生がどう働き、どう仕事と向き合う人物なのか知るためです。また、それが企業の求める人物像と合っているか、学生が語った自己PRとズレていないかの確認のためでもあります。
【回答のポイント】
自分が周りからどんな人だと思われているかを回答する際は、自己評価ではなく実際に周囲の人から自分に対する評価を聞き、その中から自分の人柄を表現できる意見を選んで話しましょう。
人間には良い面と悪い面があるはずなので、ここでは良い部分を7割、悪い部分を3割の割合で述べるのがコツです。良い部分は仕事にどう活かせるのか、悪い部分はこれからどう改善していくのかを、合わせて述べるようにしてください。
【回答例】
私は周りから「コミュニケーション能力が高い」と言われます。私自身、人と話すことが好きなのでそう言われるのだと思います。自分から話しかけることでさまざまな人と交流でき、友人関係も広がりました。それは自分にとっての強みでもあると思っています。しかし、私は周りから「我が強い」とも言われます。学校やバイト先でリーダー役を任されることが多いのですが、そこでつい自分の意見を主張してしまうところがあるので、相手の話を最後まで聞くように心掛けています。今のコミュニケーション能力をさらに高め、入社後は御社の売り上げに貢献したいと思っております。
周りからの評価を面接でうまく伝える方法についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
あなたの趣味はなんですか?
学生の趣味を聞く企業の意図は、学生の趣向から人柄を知り、企業への適性を推し量ることです。また面接官によっては、アイスブレイク(相手の緊張をほぐして話しやすくし、本音を聞き出しやすくする面接テクニック)という場合もあります。
【回答のポイント】
どちらにしても企業はこの質問から学生の本当の姿を引き出したいと思っているので、面接で趣味を答える際は、自分が本当に没頭している趣味について述べてください。そこから、自分の長所が伝わるように話しましょう。
【回答例】
私の趣味は登山です。大学ではワンダーフォーゲル部に所属しており、昨年の夏は北アルプス全山縦走を達成しました。自然の中では、天候が荒れるなど予定通りにいかないことも多々あります。登山を通して私は、起こりえるトラブルを予測して備える大切さや、状況を冷静に判断して対処することを学びました。そうしたリスク管理能力や判断力、対応力は、仕事の面でも活かせるものだと思っています。
趣味の回答方法についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
今までで一番感動したことはなんですか?
感動したことを聞く企業の意図は、学生の価値観や感性を見極めることです。
価値観や感性を共有できる人の方が、同じ会社の仲間として受け入れられやすいですし、違和感を感じることなく会社の方針に沿って働いてくれるので仕事もはかどります。学生の価値観や感性が、社風に合うかどうかを見ているわけです。
【回答のポイント】
感動したことを答える際は、その感動から学んだことを中心に話しましょう。感動のネタは大袈裟なものではなく、日常的にありそうな、小さなネタでOKです。
「今までで一番」ではなく、「最近」感動したことを聞かれる場合もあります。その場合は、面接の2か月以内くらいに経験した感動を話さなければなりません。大きな出来事はそうそう頻繁に起こらないので、ニュース・本・映画などのネタを用意しておくのがオススメです。
【回答例】
私は先週見た、踏切を渡り切れないおばあちゃんを助けるため線路内に飛び込み、助けた人のニュースに感動しました。その場には大勢の人がいたそうですが、踏切の鐘が鳴り響く中、線路内に飛び込んだのは、私と同じ普通の学生だったのです。そのニュースを見て私は、躊躇せず積極的に行動することの大切さを感じました。人命を助けるような出来事には出会わないと思いますが、私も入社後は、自らどんな仕事にも積極的に取り組み、大きな成果を得るような人材になりたいと思いました。
面接で伝える「感動ネタ」の選び方や伝え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
今までで一番うれしかったことはなんですか?
今までで一番うれしかったことを聞く企業の意図は、その学生がどのような経験をしてきたのかの確認です。これまでどんなことを経験し、どんなことに喜びを感じる人物なのか知ることで、その学生に積極性や社会性があるかをチェックしています。
【回答のポイント】
一番うれしかったことを回答する際は、結果だけを語るのではなく、どんな行動から生み出された出来事なのかを説明しましょう。
「おみくじが大吉だった」というような偶然の出来事、自分の行動の結果ではない出来事は自分の人柄のアピールにつながらないため、避けた方がよいです。自分の行動から生み出されたうれしいエピソードを探してみてください。
【回答例】
私が今までで一番うれしかったことは、アルバイト先の店舗が販売コンクールで入賞したことです。特定商品の売り上げを競うコンクールだったので、まず商品を詳細に勉強し、どうオススメすべきかスタッフ同士で検討を重ねました。実際に考えていたセリフがそのまま使えることは稀でしたが、それでもお客様の話からオススメの糸口を探ることで、少しずつ売り上げを伸ばしていったのです。人を相手にする仕事の難しさを知りましたが、臨機応変に対応することの大切さを学びましたし、得られる喜びも大きかったです。
今までで一番悔しかったことはなんですか?
一番悔しかったことを聞く企業の意図は、学生の価値観や成長性を知るためです。どんなことに挑戦・失敗して悔しいと感じたのか、その悔しさをバネに成長していける人物かどうかを見ています。
【回答のポイント】
悔しかったことを答える際は、行動力や挑戦心をアピールできるエピソードがオススメです。また、その経験から何を学び、どのように成長したのか、成長しようとしているのかを語りましょう。
【回答例】
私が今までで一番悔しかったことは、バスケ部の高校2年の大会でレギュラーを外されたことです。しかしベンチで見ているうちに、私は自信過剰でチームワークを乱していたため、レギュラーから外されたのだと気付きました。それからは自分ばかりが前に出るのではなく、チームの仲間や全体のことを考えて動くように心掛けました。自分が変わったことでチームメイトも信頼してくれるようになり、3年ではキャプテンを任されました。謙虚さやチームワークの大切さを知る貴重な経験となりましたし、今後もそうした姿勢を失わないようにしたいと思っています。
今までで一番つらかったことはなんですか?
一番つらかったことを聞く企業の意図は、その学生の精神的な強さ、ストレス耐性があるかどうかを知るためです。
社会で働くと、失敗することや努力が報われないこと、理不尽なことも多々あります。そんなとき、些細なことにめげず、粘り強く頑張れる人物かどうかを判断しているのです。
【回答のポイント】
一番つらかったことを答える際は、粘り強さや打たれ強さをアピールできる内容にしましょう。単につらかった体験を語るのではなく、つらさとどのように向き合い、克服したか、そこから何を学んだかを話すことが重要です。
【回答例】
私が今までで一番つらかったことは、大学受験の際、文系志望から理系志望へ転身したことです。子供のころから算数・数学が苦手だったのではじめは文系志望でしたが、進路選択の直前になって、苦手なことから逃げるのがイヤだと思い直しました。勉強しても成績は伸びず、周りが受験の追い込みに入っている時期に、自分はいつまでも基礎数学に苦戦していて本当につらかったです。けれども、つらい中でも基礎問題をひたすら解き続け、なんとか理系学部に進学できました。とても大変でしたが、苦手なことから逃げない、自分に負けない大切さを学ぶことができたと思います。
○○大学に入った理由を教えてください
面接で今の大学に入った理由を聞く企業の意図は、学生が何事にも自分の意志で目標を設定できるか、その目標に向かって努力できる人物かをチェックするためです。
【回答のポイント】
今の大学に入った理由を答える際は、自らの決断に責任が取れること、自分の意志で物事を進められることをアピールしましょう。「なんとなく」や「親や恩師に勧められた」など、自分の意思が感じられない回答は印象がよくないので注意してください。
【回答例】
私が○○大学に入った理由は、一人暮らしをせず、自宅から通える範囲の公立大学だからです。私の家はそれほど裕福でなく、2つ下に弟がいます。ですから、私は弟の進学も考え、自分の学びたい学部がある大学の中で、できるだけ家族に金銭的な負担をかけない大学を選びました。
自分の大学生活を一言で表してください
自分の大学生活を一言で表すよう求める企業の意図は、学生に自己を振り返る能力があるかを見るためです。また、自分の経験を端的な言葉で表現できるか、学生の表現力も見極めています。
【回答のポイント】
学生生活を一言で答える際は、必ず”一言で”答えましょう。説明を加えたり、長くなったりしてしまうと、質問の意図を理解できていないと思われます。一言でもしっかり伝わるように、イメージをまとめてください。
一言で回答した後、面接官からその理由や具体的なエピソードなどを聞かれるはずです。掘り下げ質問に対応できるように、理由やエピソードもしっかり準備しておきましょう。
【回答例】
学 生:私の大学生活を一言で表すと、「社会へ出るまでの準備期間」です。
面接官:なぜ、そう思うのですか?
学 生:自分が将来どのような仕事に就くか考えながら専攻を学んできましたし、仕事をする上で役立つスキルの習得にも時間を費やしてきたからです。
面接官:どのようなスキルを習得したのですか?
学 生:大学1年から英語の習得に力を入れ、今年はようやくTOEICで700点を突破しました。
あなたが一番楽しかった時期はいつですか?
一番楽しかった時期を聞く企業の意図は、どのようなことに楽しみを感じるかと、その学生の価値観を知るためです。またその楽しさから学生が何を学び、今後に活かしていけるのかも見ています。
【回答のポイント】
一番楽しかった時期を答える際は、単に楽しかった体験を語るだけでなく、そこから得たもの、学んだことを話しましょう。今後の仕事で、どう活かしていけるのかまでアピールできるとよいです。
【回答例】
私が一番楽しかった時期は、高校時代サッカー部員として全国大会に向け頑張っていた頃です。毎日手を抜かずに100%の力を注いで練習するのは大変でしたが、その分とても充実して楽しかったです。その結果、決して強いといえるようなチームではありませんでしたが全国大会に出場することができ、 私はこれらの体験から「諦めなければなんでもできる」ことを学ぶことができました。これから仕事をしていくうえでも決して諦めず、最後まで責任を持って業務を果たしたいと思います。
苦手な人はどんなタイプですか?
企業が苦手な人について聞く意図は、学生のコミュニケーション能力を推し量るためです。自分が好感を持てる人や自分に好意的な人ばかりではなく、苦手な人ともコミュニケーションを取り、関わっていけるのかを見ています。
【回答のポイント】
苦手な人について聞かれたときは、苦手な人ともコミュニケーションを取り、いろいろな人がいる中でも上手に人間関係を築けることをアピールする必要があります。苦手な人とコミュニケーションを取るためにどのような工夫をするのか説明しましょう。
【回答例】
私の苦手なタイプは、自分の中の負の感情を表に出し過ぎる人です。その人の苛立ちや悲しみなどが、関係ない周りの人まで不愉快にさせるからです。所属する部活にもそういう人がいて困りましたが、あえて笑顔で接し、好意を表に出すようにしています。笑顔になることで自分が和らぎますし、好意を感じたその人や、部活全体の雰囲気も良くなる気がします。
「苦手な人」は他人に対するネガティブな意見を述べなければならないため、やや答え方が難しい質問だといえるでしょう。下手をすると、自分に対するネガティブな印象を与えそうで不安を感じる就活生もいますよね。
そういう場合は下記のコラムを参考にして、念入りに対策するのがオススメです。
経験やスキルを確認する質問バリエーション
経験やスキルを確認する質問には、以下のようなバリエーションがよくあります。どのような角度から聞かれても答えられるよう準備しておきましょう。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。
あなたの特技は何ですか?
面接で学生の特技を聞く企業の意図は、学生がどのような人物なのかを見極めることです。また、特技という自分の得意分野を相手にわかるように話すことができるか、つまりプレゼン能力があるのかどうかもチェックしています。
【回答のポイント】
特技について回答する時は、自分の人柄が伝わるような特技を選ぶとよいでしょう。実際の面接では、専門用語や一部の人間しか知らない情報は使わず、何も知らない人にも内容が伝わるように話すことが大切です。
自分の得意分野を語るときは熱くなりがちですが、話し過ぎには注意してください。一方的にしゃべり続けるのではなく、聞いている相手のことを考え、理解を得られているか確認しながら話しましょう。
【回答例】
私の特技はサッカーです。5歳から16年間続けており、選抜にも選ばれたことがあります。サッカーを通して私は、努力は人を裏切らないということと、相手のことを思って行動する大切さを知りました。サッカーで身につけた人との関わりを大切にする姿勢は、今後、社会人として仕事をしていく中でも役立つものだと思っています。
あなたが今まで一番長く続けてきたことは何ですか?
一番長く続けてきたことを聞く面接官の意図は、学生に継続力があるかどうかをチェックするためです。仕事をする上では、すぐに投げ出さず、コツコツ頑張れる能力も必要になります。企業は学生が1つのことに情熱を傾け続けられる人かどうかを見ているのです。
【回答のポイント】
一番長く続けてきたことを面接で答える際は、単に続けたことを答えるだけでなく、どのくらい続けたのか、なぜ長く続けられたのかを伝えましょう。やめたくなってしまったとき、どのようにモチベーションを保ち、継続できたのかがアピールポイントになります。
【回答例】
私が今まで一番長く続けてきたことは、ランニングです。中学で運動部に所属したのをきっかけに、6年間、毎朝4km走っています。雨や雪の日は寒いですし、休もうかと思うときもありました。しかし、雨音のリズムや雪の美しさなど、日々異なる小さな喜びを見つけることで、今まで続けられたのだと思います。社会人になるともう運動部ではなくなりますが、市民マラソンへの参加を目標にして、今後も続けていきたいです。
大学で学んだことは何ですか?
大学で学んだことを聞く面接官の意図は、学生が大学で何を勉強し、何を学んだのかを知るためです。学問から何を得たのか知ることで、学生が企業に役立つ人材なのかを見極めようとしています。
【回答のポイント】
大学で学んだことを答える際は、まず何を学んだのか、次に具体的にどんな勉強をしたのか、そこから何を得て、それを入社後どう活かせるのかの順で話してください。
【回答例】
私は大学で心理学を学びました。授業の一環で被災地ボランティアにも参加しましたが、実際の現場は学校で学んだことがそのまま反映されることはなく、どんなことが起きるか想像がつきません。私は現場に参加することで、臨機応変に対応する力を身につけることができました。営業職では、いつ何が起こるかわからず、時には1人で対応する場面も多いと思います。そんな時、心理学とボランティア経験で身につけた「相手を思いやりながら臨機応変に対応する力」は、きっと役に立つと思います。
大学で学んだことから何を得たのかと言われても、すぐには思いつかない就活生もいるでしょう。そういう場合は下記のコラムを読んで、念入りに対策してみてください。
学生生活で得たことは何ですか?
学生生活で得たことを聞く企業の意図は、学生に自己分析力があるかどうかチェックするためです。また学生生活で得たこと、学んだことが、企業にとってメリットとなるのかも見ています。
【回答のポイント】
学生生活で得たことを答える際は、学生生活で得た成果や実績を、今後の社会人生活でどのように活かしていくのか述べてください。
【回答例】
私が学生生活で得たことは、間違いを記録する習慣です。私の専攻学科では実験ノートやレポートを油性のボールペンで書く決まりで、間違えたら二重線で訂正するので、間違うたびに汚くなります。しかしそうやって間違いも含め全てを隠さず記入することで、実験結果が予想と違うとき原因を検証できますし、ミスをしないよう注意深くもなりました。この経験からルールを守り、失敗を明らかにすることで自分の成長や次の成功につながると学びました。こうした考えはコンプライアンスにも通ずると思いますし、社会人になってもその姿勢は大切にしていきたいと思っています。
学生時代に最も打ち込んだことはなんですか?
学生時代に最も打ち込んだことを聞く企業の意図は、学生の人柄や志向性を見極めるためです。その学生が打ち込んだエピソードそのものよりも、なぜそれに打ち込んだのかの理由を聞き、学生の考え方を知りたいと思っています。
【回答のポイント】
学生時代に最も打ち込んだことを答える際は、「状況」→「課題」→「行動」→「結果」の順で述べる、STAR法という論法を使って回答するのがオススメです。
また、なぜそれに打ち込んだのか、理由をしっかり伝えましょう。企業は学生の考え方が自社とマッチするかを見ているので、企業の求める人物像とズレないように回答することが大切です。
【回答例】
私は営業のインターンシップに力を入れていました。もともと人とコミュニケーションを取るのが苦手で、それを克服したいと思い参加しました。先輩に同伴し見てる分には自分にもできそうと思っていましたが、実際に自分が営業すると先輩のようにいきませんでした。先輩と同じことをやっているだけではダメだと気づいて、そこから、どうすれば話を聞いてもらえるのかを考え、数をこなしていくうちにだんだんと契約が取れるようになっていきました。そして人と接することに対する恐怖心は薄れ、今は誰とでもコミュニケーションを取れるようになりました。
学生時代に打ち込んだことの答え方や例文をもっと知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
学生時代に出した成果などはありますか?
学生時代に出した成果を聞く企業の意図は、その学生がどのようなことに取り組んできたのか、頑張ってきたのかを確認するためです。
企業は成果そのものよりも、成果に至るプロセスを自ら考えられる人物、自社でも同じように自ら考え、活躍できる人物かどうかを見極めています。
【回答のポイント】
学生時代に出した成果を答える際は、目的を達成するためにどうすればよいか、結果までのプロセスを自分で考え、実行した結果、成果につながったとアピールすることが大切です。成果を出すために、どのように考え、どうやって取り組んだのか述べましょう。
【回答例】
私が学生時代に出した成果は、TOEICへの取り組みです。大学に入学した際、どんな仕事に就くにしても英語は必要だと思い、勉強をはじめました。まずは現状を把握するために試験を受けたところ、結果は350点で愕然としました。そこから、自分には圧倒的にリスニング力が足りないと気付いて、通学の間に英会話の教材を聴いたり、自宅でもリスニングの問題集に取り組んだりしました。はじめはなかなか聞き取れず苦労しましたが、4年間毎日少しずつ英語を聴き続けた結果、最近の試験ではようやく700点を突破するまでになりました。
得意科目は何ですか?
得意科目を聞く企業の意図は、学生の価値観を知り、企業との相性を見極めるためです。学生の得意科目からは、その習得レベルが企業にとってメリットとなるかを見ています。
【回答のポイント】
得意科目を答える際は、企業にとってメリットのある人材だとアピールする内容にしましょう。得意であることを裏付けるエピソードを中心に話を構成し、志望企業で役立つ科目であると理想的です。
【回答例】
私の得意科目は環境分析学です。環境問題をテーマにした本を読んだことから興味を持ち、大学では分析化学を専攻しました。卒業研究は大気汚染物質の環境影響に対する分析学的アプローチです。サンプル収集と分析を繰り返し、データを蓄積する地道な作業でしたが、一定の成果を得て学会発表も行いました。私はこの経験から、まじめにコツコツ努力を積み重ねることの大切さを学びました。社会人になっても、御社の実績に貢献できるよう、地道に努力を続けていきたいと考えております。
不得意科目は何ですか?
不得意科目からは、学生が苦手なものに対してどのように対応する人物かチェックしています。
【回答のポイント】
不得意科目を答える際は、企業に関連が深く、苦手だと職務上マイナスと思われるような科目は避けてください。また、苦手だと発表して終わるのではなく、苦手とどのように向き合い、対処したのか語りましょう。
【回答例】
私の苦手(不得意)科目は物理学です。複雑で難解な理論を現実的な現象ととらえられず、なかなか理解できません。そこで、授業がない日も物理学の本を持ち歩き、通学電車の中で何度も読み返しました。そんな努力をしても試験では赤点を免れる程度で、最後まで得意にはなれませんでしたが、その努力は無駄ではなかったと思っています。努力しても成果がでないこともあると学びましたし、簡単には諦めない人間になれたと思います。そういう経験は、社会に出てからも必ず役に立つと考えています。
得意科目や不得意科目の答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
サークルやクラブ活動でのあなたの役割を教えてください
サークルやクラブ活動での役割を聞く企業の意図は、部活動という集団体に、その学生がどのような立ち位置で、どんな影響を与えたのかを知ることです。企業は学生の立ち位置を知ることで、目上の人とうまく接することができるか見ています。
【回答のポイント】
サークルやクラブ活動での役割を答える際は、役職など立ち位置に応じたアピールをしてください。キャプテンなら責任感やリーダーシップ、副キャプテンなら冷静な判断力、マネージャーならサポート力、フィールドプレーヤーなら協調性の高さなどをアピールできます。また、長く続けた部活動ならば、継続力のアピールにもなるでしょう。
【回答例】
私はサッカーサークルの副キャプテンとして、チームの調整役を担っています。2年前に立ち上げたばかりの小さなサークルです。メンバー間の実力がバラバラでプレーに対する考え方に違いがあるので、結成当初は揉めることも多くありました。私はキャプテンや実力の高いメンバーと、そうでないメンバーの間に立って、互いにどうしてもらいたいのか話を聞いたり、ときには個人練習につきあったりして、サークルの人間関係がうまく行くように努めています。その甲斐があってかはわかりませんが、2年間一人もサークルをやめることなく、今もサークルを継続できています。
部活動における役割別のアピールポイントを知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
あなたが誰にも負けないと思うことは何ですか?
面接で「誰にも負けないこと」を聞く企業の意図は、学生がきちんと自己分析できているか、自分に自信を持っているかをチェックするためです。人に堂々と語れる強みは何か、それが自社で活躍できる強みなのかを確認しています。
【回答のポイント】
面接で「誰にも負けないこと」を答える際、NO.1にこだわる必要はありません。自分の強みで、周りに活気を与えられるものならOKです。自分の強みを発揮して、選考企業で活躍できるということをアピールしましょう。自信をもって答えることが大切です。
【回答例】
私は初対面の人に心を開かせるコミュニケーション能力なら、誰にも負けない自信があります。 アルバイトでは接客業に従事し、老若男女問わずさまざまな人と接してきました。中には人見知りをする方や気難しい方もいましたが、積極的に声掛けしたことで徐々に心を開いてくださり、お客様の方から話しかけてくれるようになりました。今では他のスタッフではなく私に接客を受けたいと、待っていてくれる方もいるくらいです。 こうしたコミュニケーション能力の高さは御社の営業でも必ず役立ち、売り上げ向上に貢献できると思っております。
誰にも負けないことの答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
あなたの成功体験を教えてください
面接で成功体験を聞く企業の意図は、学生がどんな体験に価値を感じられるのか、また、目標に向かって頑張れる人物か、課題を乗り越えられる人物を知るためです。
【回答のポイント】
面接で成功体験を答える際は、いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、なにを(What)、どのように(How)を意識し、成功までのプロセスを中心に話してください。
その際は、どのような壁にぶつかり、どう工夫して乗り越えたのかを盛り込むことが重要です。そして、そこから得たものを今後どのように活かしていくのか語りましょう。
【回答例】
私の成功体験はダイエットです。ダイエットをはじめたきっかけは「今より10kg痩せたい」と考えたからです。 しかし、いざダイエットをはじめてみると、過度な食事制限や運動は私には合わず、体を壊してしまいました。 そこで私はダイエットの方法を変え、食事を取る時間帯・量・摂取カロリーを調整し、運動は毎日1時間の半身浴にしました。 その結果、15kgの減量に成功しました。 このことから私は、試行錯誤をして結果を出していくという成功体験を得ることができました。この考え方は社会人になってからも活きるのではないかと考えています。
成功体験の回答から好印象を与える方法については、下記のコラムでさらに詳しく解説しています。
リーダーシップをとった経験はありますか?
リーダーシップをとった経験を聞く企業の意図は、学生が自社でどう活躍できるかを見極めるためです。
学生がキャプテンなど役職をこなしたかどうかではなく、目標・目的を示して実行できる、聞き役になれる、決断力がある、問題解決能力がある、イヤなことを率先して行えるなど、リーダーシップを取る素質があるかを見ています。
【回答のポイント】
リーダーは、周囲の人間やチームがいてこそ成り立つ役割です。ですからリーダーシップをとった経験を答える際は、周囲やチームを含めた話にする必要があります。
ただし、必ずしも肩書がついている役職でなくても構いません。「リーダーシップの定義と当時の状況」→「問題の把握」→「具体的な行動」→「行動の結果や学んだこと」の順で、論理的に話を組み立ててください。
【回答例】
私は高校時代に所属していた剣道部で、リーダーシップをとりました。私が考えるリーダーシップとは、一人ひとりが責任を持つことをチームのメンバーに意識させることです。当時、試合で勝てない事で、部員の練習意欲が失われていました。しかし、私の提案で話し合いを増やしたことで、それぞれの意識の低さや練習の仕方などが見え、効率的な練習方法を各部員が見つけました。その結果、試合で勝てるようにもなり、それまで県大会止まりだったのが、関東大会出場を果たせました。
実をいうと、一口にリーダーシップと言ってもさまざまな種類があります。下記のコラムを参考に、自分なりのリーダーシップ経験を探してみてください。
アルバイト経験はありますか?
面接でアルバイト経験を聞く企業の意図は、その学生が経験から学べる人物かどうかや、継続力があるかどうか確認するためです。
アルバイトは働いて報酬を得るという意味で、社会人としての仕事と共通する部分があります。企業は学生のアルバイトに対する姿勢から、就職後どのような姿勢で仕事に取り組んでくれる人物なのか、推し量ろうとしているのです。
【回答のポイント】
面接でアルバイト経験を答える際は、アルバイトから学んだことが会社でどう活かせるのか話しましょう。仕事内容より、どのような姿勢で働いていたのか語ることが大切です。具体的な数値や実績を示せると、説得力が増します。
【回答例】
私は大学1年から家庭教師のアルバイトをしていました。自分が苦手だった数学を克服した経験を役立てたかったからです。しかし教えてみると多くの生徒が問題文を理解できず、小学校の算数や国語力に原因があると気づきました。そこで一人一人に合わせて復習することで、全員を希望校に合格させられたのです。この経験から私は、問題を解決するには表面に見えない根本的な原因を追求する必要があると学びました。こうした問題解決能力は、御社での仕事にもきっとお役に立てると思っております。
アルバイトは社会人になる前の仕事経験として、就活の中でも効果的なアピール材料になりえます。下記のコラムを参考に、念入りに対策しましょう。
将来像やキャリアプランを知るための質問バリエーション
ここでは、面接でよくある、学生の将来に関する考えを問う質問のバリエーションを6つ紹介します。
将来像やキャリアプランに関する質問は、「先々のことをちゃんと考えているかな?」「自社の目指す方向性とマッチしているかな?」などを確認するためのものです。明確な回答を返して、社会人になる上でのポテンシャルが高いことを示しましょう。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。
キャリアプランについて教えてください
面接で就活生のキャリアプランについて聞くのには、就活生に成長意欲があるかや、その志向が企業の目指すビジョンと合致するかを確認するという意図があります。
また、企業の方針や業務を理解したうえで志望しているのかどうかも重要なポイントです。それによって企業は、入社後にミスマッチを起こさないか判断します。
【回答のポイント】
面接での回答の中では、その企業に入社したらどのようなキャリアを積んでいきたいのか説明しましょう。企業と自分のマッチ度を示すために、しっかり企業研究を行い、仕事の内容を把握したうえで、その企業で実現可能なキャリアプランを述べることが大切です。
【回答例】
将来的には、御社のマーケティング戦略を担う中心的な人物になりたいと思っています。私は小売店でのアルバイト経験から、売り上げを伸ばす上で最も重要なのは、顧客のニーズにあった的確な戦略を立て、それに沿った商品開発とキャンペーンを打つことだと実感しました。しかし、入社後はまず御社の顧客ニーズをつかむために、営業職の仕事を経験することも必要だと思っています。そこで実績を作ってから商品企画なども経験させていただき、いずれはマーケティング部門に配属いただければ幸いです。
キャリアプランの答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参考にしてください。
仕事で大切なことは何だと思いますか?
新卒の面接において「仕事で大切なこと」を聞くのには、就活生の仕事に対する目的意識を確認したいという意図があります。
仕事をする上で重視する事柄は企業ごとに異なり、千差万別です。面接官は就活生が仕事の上で何を大切にするのか聞いて、自社の考え方とマッチしているか確認します。
【回答のポイント】
面接での回答の中では、自分が仕事を進める上で大事だと思うことを述べてください。ただし、志望企業が新入社員に求めるものが何かを理解し、それにマッチする回答をする必要があります。
また、自分が本当にそのような考え方を持っていると示せる具体的なエピソードを交えて回答することが大切です。
【回答例】
仕事で大切なことは、信用だと私は考えます。お客様からの信用を失ってしまったら、長期的な利益は見込めません。私がアルバイトをしていた百貨店には同種のメーカーが複数店舗入っていたのですが、誇大広告によって爆発的な売り上げを伸ばしていた店舗は徐々に客足が遠のき、2年後には閉店しました。逆に、1点の商品を長い接客の末に販売していた店舗は、極端な売り上げの増加がない代わりに、3年後の今も生き残っています。それは販売の上で、お客様の信用を重視したかどうかの違いだと私は思うのです。
仕事で大切なことの回答イメージがつかない人は、下記のコラムも参照してみてください。
仕事とプライベートはどちらが大切だと思いますか?
仕事とプライベートについてどう考えるか聞く企業の意図は、その学生が学生気分の延長でなく、社会人として働く覚悟があるかや仕事への熱意があるかをはかることです。
また、仕事とプライベートのバランス感覚は企業によっても異なるので、自社の社風とマッチするかどうかも見ています。
【回答のポイント】
基本的に面接では「仕事が大切」と答えるのが無難です。「プライベートの方が大切」と言い切ってしまうと、仕事への覚悟や熱意が伝わらない可能性があります。
ただし、あまりに仕事一筋であるかのような回答は嘘っぽく聞こえたり、前時代的な考えだと思われたりするかもしれません。
過重労働を引き起こさないためにも、これからの社会人にはワークライフバランスへの配慮が求められます。「仕事が大切」としながらも、プライベートにもバランスを取れる回答にしましょう。
【回答例】
私はお金をいただいて働く以上、仕事を優先するのが当然だと思います。仕事は自分だけの問題でなく周りの方や取引先にも関わるわけですし、自分を成長させていくためにも仕事を大切にしたいです。とはいえ、プライベートの充実は仕事でのストレスを解消し、仕事へのモチベーションを上げる源だと思います。そのため私は仕事に邁進しながら同時に、プライベートも充実させられる社会人になりたいと考えています。
バランスを取る回答というのは、極端な回答よりも難しいものです。下記のコラムでさらに詳しく解説しているので、参考にしてください。
なぜその学部を選んだのですか?
面接で「今の学部を選んだ理由」を聞く企業の意図は、学生の志向性を知り、企業とマッチするか見極めることです。また、学部とリンクするような専門業界では、どのような将来像を描いてその学部を選んだのか、学生が目的意識をもち、入社後に活躍できる人材なのか判断しています。
【回答のポイント】
面接で「学部を選んだ理由」を答える際は、その学部で学んだことを、入社後どう活かせるのか話してください。学部を選んだときの将来像が今の志望と違っても問題ありませんが、「親に言われたから」といった他人に依存した回答はあまり印象がよくないです。自分の意思を明確に入れて答えるようにしましょう。
【回答例】
私は将来、介護に関わる仕事がしたいと思い、福祉学部を選びました。福祉学部では近くの老人ホームや施設を訪れて実務を体験するのですが、現場では思わぬハプニングが多々あります。はじめはトラブルが起きるたびに慌てていましたが、最近では少しトラブルにも対応できるようになり、臨機応変に対応する力が身につきました。大学に入ったときは漠然と介護士になるんだろうなと思っていましたが、介護用品を扱う御社に入社できましたら、営業としてこの対応力を活かしていきたいです。
学部を選んだ理由の答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムも参照してください。
転勤は可能ですか?
新卒の面接で「転勤は可能ですか?」と聞く意図は、勤務地の柔軟性や企業の人事方針への適応力、将来的なキャリアへの姿勢を確認するためです。とくに総合職などでは、全国転勤を前提とした人材配置を行う企業も多く、長期的に働ける人材かどうかを見極めようとしています。
【回答のポイント】
自分に合った企業・職種なのか見極めるためにも、正直に答えましょう。好印象を得るために嘘をついても、入社後に不満を抱えるだけです。
転勤が可能な場合は、企業の事情や成長機会として転勤を前向きに捉える姿勢を見せるのがオススメです。逆に、何らかの希望や制約がある場合は正直に伝えつつ、可能な範囲で譲歩する姿勢も伝えるとよいでしょう。
いずれにしても、将来のキャリア形成とリンクさせる回答にするのがコツです。
【回答例】
はい、転勤は可能です。さまざまな地域での勤務は、幅広い経験や視野の広がりにつながると考えています。地域ごとのニーズや顧客との関わり方を学ぶことで、自身の成長にもつながり、将来的には企業全体を理解した上で活躍できる人材になりたいと考えています。もちろん家族との相談や環境の変化など不安が全くないわけではありませんが、いただいた機会を前向きに捉え、柔軟に対応していきたいと思っています。
転勤に対して前向きな人ばかりとは限りません。下記のコラムでは、希望や制約がある場合も回答例も紹介しています。ぜひ参考にしてください。
希望しない部署に配属されたらどうしますか?
面接で希望しない部署に配属されたらどうするか聞くのには、就活生の志望度や成長意欲、柔軟性などを確認する意図があります。
配属先はさまざまな事情を考慮して決められるので、必ずしも本人が希望する部署に配属できるとは限りません。それでも入社したいと思えるほど自社に愛着を持っているか、自己成長の一部として柔軟に受け入れられるか確認したいわけです。
【回答のポイント】
面接の回答の中では「希望しない部署でも頑張ります」と答えるのがオススメです。どの部署に配属されても、この企業で働きたいという熱意を伝えましょう。また、将来的に希望の部署へ移れるよう学んでいくと述べれば、柔軟性や成長意欲もアピールできます。
【回答例】
希望しない部署でも問題ありません。私は御社の〇〇という理念に共感しているので、他の部署でもそれを実現できるように頑張ります。配属された部署で御社の仕事について学び、いずれ希望の部署の仕事にも携われるよう成長していきたいです。
希望しない配属先に関する質問への回答方法は、下記のコラムで詳しく解説しています。
志望度や自社への関心を知るための質問バリエーション
せっかく内定を出しても辞退されては意味がないので、企業にとって学生の志望度は重要です。面接でよくある、学生の志望度や熱意を推し量るための質問バリエーションを6つ紹介します。
志望動機を補強する材料になるので、しっかり応えられるようにしておきましょう。それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。
当社に興味を持ったきっかけや理由はなんですか?
興味を持ったきっかけを尋ねる企業の意図は、企業理解の深さをはかり、志望度の高さを確認するためです。自社に対する興味がどの程度あり、入社後も頑張って働いてくれそうかどうか見ています。
【回答のポイント】
興味を持ったきっかけを答える際は、自分の就活軸と志望企業のマッチするポイントを述べましょう。企業の求める人物像を把握したうえで、それに関連する話題を選んでください。”その企業でないとならない理由”も述べられると志望度の高さをアピールできます。
【回答例】
御社に興味を持ったきっかけは、△△という商品を使ったことです。それまで〇〇は家庭での取り扱いが難しかったのですが、御社の△△を使ったところ、家庭でのメンテナンスが容易になり、新品に近い〇〇状態を長く保てています。他社の類似品も試しましたが、御社の商品がダントツです。そこから私は新しい技術を家庭に届けている御社に興味を持ち、志望しました。
興味を持ったきっかけの答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
弊社が第一志望ですか?
面接で自社が第一志望かどうか聞く企業の意図は、学生の入社意欲を確認するためです。企業にとっては、せっかく内定を出しても辞退されてしまっては意味がありません。企業によっては参考程度という場合もありますが、基本的には志望度の高さを見ています。
【回答のポイント】
第一志望と答えないと必ず不合格になるというわけではありませんが、志望度を重視する企業がある以上、第一志望かどうか聞かれたときは「第一志望」と答えるのが無難です。
それが難しい場合は、「第一志望群」と答えてもよいでしょう。たとえ真実でも「滑り止めです」とは言わないことをオススメします。
【回答例】
「はい。御社を第一志望にさせていただいております。」
または
「はい。御社を含め、同種の〇社を第一志望群として志望しております。」
下記のコラムでさらに詳しく解説しているので、答えにくい質問だと感じた人は参考にしてみてください。
就活軸はなんですか?
面接で就活軸について聞く企業の意図は、どのような基準で仕事を選んでいるのかを知り、その学生が仕事や働くことをどう捉えているのか確認することです。
【回答のポイント】
就活軸は面接官の注意を引くための珍しい回答をするのではなく、仕事や働くことへの意欲を感じられる、真面目で堅実な回答にしましょう。就活軸は企業選びの基準になるものですから、その企業への志望度や関心の高さを示す裏付けとなります。
そのため、自分の就活軸とその企業がマッチしていることがわかるように、結び付けて回答するようにしましょう。自分が重視している点が、その企業も重視している点であり、目指す方向性が合致していると述べられればベストです。
【回答例】
私の就活の軸は「環境に配慮した生産活動に携われる仕事」です。私は探検部に所属していますが、実は自分たちの使っている野外活動の道具でさえ生産の際には大量の排水を生み、環境に大きな影響を与えていることを知りました。私は大学で学んだ科学の知識を活かし、仕事を通じて少しでも環境保全に貢献したいと考え、環境に配慮した生産活動を行っている企業を志望しています。
就活軸の作り方と答え方については、以下のコラムで詳しく解説しています。
当社についてどのようなイメージをお持ちですか?
面接で会社のイメージについて聞く企業の意図は、その会社のことを的確に把握できているのか確認するためです。入社後にミスマッチを感じて早期離職につながることのないよう、企業に対する理解度を知り、そこから相性を測ろうとしています。
【回答のポイント】
回答の冒頭では、その企業に対するイメージを言語化して簡潔に伝えましょう。その後、そのように感じた理由を具体例を出して説明します。そのためには、企業・業界研究を入念に行って、企業理解を深めておくことが大切です。
【回答例】
私は御社に対して、日本の〇〇に関するプロフェッショナルが集う会社というイメージを持っています。御社は日本人ユーザーのニーズに特化した高品質な商品を多数展開されていますが、それは実際に日本国内で〇〇を行い、取りうる行動を熟知していればこそ出てくる発想ばかりです。それは御社の△△という企業理念にも表れていると思います。私も御社の先輩方から多くを学んで、ぜひ△△を実践していきたいです。
会社のイメージの答え方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムも参照してください。
当社の強み・弱みはどこにあると思いますか?
面接で企業の強み・弱みについて聞く意図は、就活生が自社についてどこまで理解しているのか確認することにあります。企業理解の深さを知ることで、志望度の高さを推し量ろうとしているわけです。
【回答のポイント】
面接の際は、他社に比べて強み・弱みとなる点を明確に回答する必要があります。そのためには、徹底した企業研究と業界研究が不可欠です。企業の打ち出している売り文句を引用するだけでなく、自分の言葉で表現して理解度を伝えましょう。
また、自分と企業の相性のよさを示し、企業の魅力に合った活躍ができることをアピールするのがオススメです。
【回答例】
御社の強みは、徹底した商品品質の追求です。品質を下げ、価格競争に走っているブランドが多い業界の中で、御社だけは一貫して高品質を貫き、コアなユーザーから高い支持を得ています。一方で御社の弱みは、価格の高騰による購買層の少なさです。しかし私は、他社のように価格競争に走るべきではないとも思います。メディアへの露出などにより知名度を上げることで、ブランドイメージを憧れの域に高められれば、購買につながるはずです。私の強みは発信力なので、ぜひその一翼を担いたいと思っています。
企業の強みはその企業の魅力でもあります。以下のコラムで詳しく解説しているので、参考にしてください。
最近気になるニュースは何ですか?
面接で気になるニュースを尋ねる企業の意図は、学生が社会情勢に関心を持っているか確認するためです。また、そのニュースが業界と関連するものかどうかで、きちんと業界研究を行っているか、業界の情報に関心があるかを見ています。
【回答のポイント】
面接で気になるニュースについて答える際は、志望動機につながるネタを選びましょう。ただし、単に報道などで知り得た事実を述べるだけでなく、それに対する自分なりの具体的な意見を述べることが大切です。
学生の知識の範囲では的確な意見が述べられないのではないかと心配な人もいると思いますが、業界が抱える課題に対して主体的な意見を持っていることが重要です。恥ずかしがらずに、自分が感じたことを伝えましょう。
【回答例】
最近気になったニュースは、「排ガス成分の検知で知られる日本特殊陶業のセンサーを使って、エビの養殖用の人工海水の水質管理をするプロジェクトが始まった」というものです。私はこのニュースに、分析化学の可能性を感じました。とかく分析化学は、ただ環境問題を監視するだけで何も生み出さないなどと言われますが、私はその技術をもっとさまざまな分野で応用できるはずだと考えています。
気になるニュースの答え方については、下記のコラムで詳しく解説しています。
なぜ聞くの?ちょっと変わった質問バリエーション
新卒の面接では、あまり一般的ではない変わった質問をされることもあります。学生の意表をついて、対応力を見るような質問です。その中でも、面接でよくある変わった質問を7つ紹介します。
変わった質問は一見すると質問の意図がつかみづらく、答えにくいかもしれません。以下の説明と回答例を参考に、何を答えさせたいのか把握しましょう。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。
あなたを動物に例えると何ですか?
面接で自分を動物に例えさせる企業の意図は、その学生に柔軟な発想力があるかどうか確認するためです。柔軟性がない人は臨機応変な対応ができないので、企業はこの質問から学生の対応力を推し量っています。
【回答のポイント】
回答のポイントは、自分の強みを表現できるような動物を選び、企業にとってメリットとなる人材だとアピールすることです。自分の一番の強みではなくて、その企業の求めている人物像と合致する強みを表現できる動物を選びましょう。
【回答例】
私を動物に例えるなら「ライオン」です。仲間を大切にし、リーダーとしての責任感があるところが似ています。私は中学・高校と生徒会長でしたし、大学の部活では部長を務めました。自分が責任感をもって率先して動くことで、周りの信頼を得られ、協力してもらえたのだと思います。仕事の上でも仲間と協力することが大事ですので、入社後も信頼を得られるよう自分が率先して動くようにしていきたいです。
あなたを色に例えると何ですか?
色に例えさせる質問も動物と同じく、柔軟な発想力や対応力を見たいという意図があります。
【回答のポイント】
色のイメージを、自分の特徴と照らし合わせて回答しましょう。自己分析をしっかりと行えば自分という人間の特徴を理解できますし、色にも例えやすくなります。
【回答例】
自分を色に例えるなら「虹色」です。虹には様々な色がありますが、私も色々な側面を持っていて、状況に合わせて別の顔を発揮できます。百貨店でのバイト経験から身に付けました。年齢や性別、固そうな人かフランクな人か、何か探しているのかブラブラしているのかなど、お客様を観察しそれに合わせた声掛けをすることで、成約率が違ってくるのです。顧客に合わせて安心感を与えられることは、コンサルタントの仕事の上でもきっと役立てられると思います。
無人島に1つだけ持っていけるとしたら何を持っていく?
無人島に持っていくものを聞くのには、就活生に発想力やトラブル回避能力があるかどうかを見極めるという意図があります。
無人島は、孤立無援の状況を表すサバイバルの象徴です。生き残るために、自分にとっては何が必要になりそうか想像することを求められています。あるいは発想を転換して、斬新な答えを導き出すことも期待されているかもしれません。
【回答のポイント】
回答のポイントは、何を持っていくかよりもなぜそれを持っていくのかを説明することです。それを選んだ理由を説明する中で、自分の発想力やトラブル回避能力を表現できます。
【回答例】
無人島に1つだけ持っていくとしたら、私は火をおこす道具を持っていきたいです。火を起こせれば暖も取れますし、水を煮沸でき、食材も火を通して安全に食べられます。もし近くに船や飛行機が通ったら、自分の存在を知らせて救助してもらえるはずです。それまでの間、火を使って低体温症や食中毒を防ぎ、体力を保ちます。
あなたの一番の親友の長所を教えてください
面接官が親友の長所を聞く理由は、就活生自身の人柄を客観的に評価するためです。就活生が身の回りの人物をどんな風に解釈して、どう接しているのか知ることで、他人と交流する際に発揮される就活生の人柄がわかります。
【回答のポイント】
面接の際には、親友のことをどこまで理解し、長所から何を学んでいるか示しましょう。また、親友のために自分が心がけていることや具体的な行動を伝えることで、人との交流の中で発揮される自分自身の長所もアピールできます。
【回答例】
私の一番の親友の長所は、周りに対する思いやりがあるところです。同じ部活に所属しているのですが、彼女はいつも周りの部員のことや部活全体のことを考えて発言します。そういう姿勢は、私も見習いたいところです。ただし、伝え方が下手で憎まれ役になりやすいので、私はその仲立ちになって、彼女の真意を要約するように心がけています。
最近読んだ本は何ですか?
面接で最近読んだ本を聞く企業の意図は、学生に説明能力があるか、読書習慣が身についているか確認するためです。
企業で働くうえで、上司や顧客にわかりやすく説明できることは重要なので、学生にその能力があるかを見ています。また読書習慣から、学生に向上心があるか見ている企業もあるでしょう。
【回答のポイント】
最近読んだ本について答える際は、その本から、何を得たのか述べてください。
タイトルだけではわからないので内容を説明する必要はありますが、あらすじを話すだけではアピールにならないです。企業が求める人物像に沿ったアピールができるようにしましょう。
【回答例】
私が最近読んだ本は、西野亮廣の『新世界』です。就活をするうちに『お金』っていったい何だろうと思い、この本を読みました。この本は『お金』の生まれ方や、お金を作るために必要な事、これからの生き方について書かれた本です。お金よりも「信用」を得ることが現代の生き方であり、「情報」こそが武器になるという話が印象的でした。私はこの本を読んで、「信用」と「情報」の大切さを知りました。これから社会人として、しっかりと「信用」を得られるように行動したいと思います。
このペンを私に売ってみてください
面接で「このペンを売ってみて」と言う企業の意図は、その学生に対応力や営業能力があるかどうかを確認するためです。また、商売の基本原則を理解し、それを実践できるか確認する意図もあります。
新卒の面接では珍しい質問ですが、営業職を志望している場合には聞かれることも想定しておいた方がよいでしょう。
【回答のポイント】
この質問は質疑応答というよりも、ロールプレイングとして対応するのが正解です。
最初に客役である面接官のニーズを聞き出し、それに応じた売り文句を考えましょう。商品そのものの説明よりも、共感を示すことと、それを使うと客にとってどんなベネフィットがあるのかを説明するのがコツです。
【回答例】
応募者: 「承知いたしました。このペンを〇〇様(面接官の名前)にお売りするに当たり、いくつか質問させていただいてもよろしいでしょうか?」
面接官: 「はい、どうぞ。」
応募者: 「ありがとうございます。〇〇様は、普段どのような場面でペンをお使いになることが多いでしょうか?」
(面接官の回答を待つ。例:『会議でメモを取ることが多いね』)
応募者: 「会議でメモを取られるのですね。現在お使いのペンに何かご不満な点や、『もっとこうだったら良いのに』と感じる点はございますか?」
(面接官の回答を待つ。例:『今のペンは少しインクの出が悪い時があるかな』)
応募者: 「左様でございますか。インクの出が悪いと、スムーズなメモ取りの妨げになりますよね。ご不便をお察しいたします。
実はこちらのペンでしたら、非常になめらかな書き心地が特徴で、インクフローも安定しております。長時間使用しても疲れにくい軽量設計になっておりますので、長時間の会議でも集中力を維持するお手伝いができるかと存じます。もしよろしければ、一度試し書きをしてみてください。
(面接官にペンを渡して、試し書きをしてもらう)
応募者: 「この書き心地を実感いただければ、先ほどおっしゃっていたインクの出に関するご不満も解消できるかと存じます。こちら、〇〇円でご提供させていただきますが、いかがでしょうか?」
ペンを売るロールプレイングは、社会人経験のない学生にとってかなり難易度の高い質問です。回答方法に関する詳しい説明は下記のコラムで特集しているので、ぜひ参考にしてください。
1000万円あるとしたら何に使いますか?
面接官は「1000万円あるとしたら何に使いますか」という質問から、就活生の価値観を知ろうとしています。就活生が何を大切にし、何を欲しているのか、何をやりたいのか、どんなものに対して価値を感じるのかなどを把握し、それらの価値観が自社にマッチするか確認したいのです。
【回答のポイント】
回答の際は、自分が本当にやりたいと思うことや欲しいと思うものを、素直に答えるのがポイントです。高評価を得たいがために嘘をつくと、入社後ミスマッチを起こす可能性があるので注意してください。
【回答例】
もし1000万円あったら、私は世界一周旅行に出かけたいです。以前から海外旅行に興味がありましたが、金銭的な問題で断念していました。同じ大学に、長期の海外留学をしていた友人が何人かいるのですが、ほかの人より多角的な視点を持っており、寛容であると感じます。もし1000万円あったら、私もさまざまな国の歴史や文化に触れて、自分の視野を広げてみたいです。
このほか、就活生を驚かす変わった質問はまだまだあります。珍しい質問の対策を深めたい人は、下記のコラムも参考にしてください。
なお、こうした難しい質問にうまく答える自信がない人には、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用するのがオススメです。定番質問を中心に学生を評価してくれる企業を紹介し、回答の改善点もきめ細かくアドバイスします。
サービスの利用は完全無料です。面接が苦手な人でも内定を得やすくなるので、ぜひ活用してください。
【企業種別】面接でよくある質問と回答例
企業の種類によって、よく聞かれる質問が違う場合があります。ここでは以下の企業別に、それぞれ聞かれる確率の高い質問を紹介します。
志望企業に合わせた面接対策の参考にしてください。
大手企業
大手企業の採用面接では、以下のような「他社比較」をさせる質問が定番です。それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。
なぜ同業他社ではなく当社を志望するのですか?
同じくらいの大きな規模の同業企業がある中で、「この企業を選んだ理由」を深く知りたいと思っています。
大手企業の場合、ネームバリューや福利厚生など仕事以外の部分に惹かれて、なんとなく志望する就活生も少なくありません。そのため、きちんと企業理解を深めた上で、本気で志望しているのかどうかを見極めたいわけです。
【回答のポイント】
面接で適切な回答を返すには、事前にしっかりと企業研究を行い、その企業の他社とは異なる独自性を見つけておく必要があります。それを自己分析の結果や就活軸と交えて、「自分の○○に最も合致する」という旨をしっかり述べられるようにしておきましょう。
【回答例】
私が御社を志望するのは、積極的でかつ自由に挑戦できる社風に強く惹かれたからです。私は大学2年の時、1年間の短期留学をしました。外国という違う国の土地に飛び込み、現地で日本の文化を積極的に広めたり、異文化のコミュニケーションを図ってきました。どのような反応がくるのかわかりませんでしたが、現地の人たちからは「日本の文化に興味を持った」と喜んでくれた人が沢山いました。御社の「新しい挑戦でも積極的に取り組んでいく」環境に感銘を受けました。同業他社には御社と同じような体制はありません。 自分自身の性格や能力を最も活かせると思い、業界の中でも御社を一番に志望しております。
この質問への回答方法についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムも参照してください。
他社の選考状況を教えてください
面接で他社の選考状況について聞くのは、就活の軸を確認するためです。学生がほかにどのような企業を受けているのか知ることで、志望の方向性や自社への志望度、入社の可能性などを探ろうとしています。
【回答のポイント】
基本的には正直に答えることが重要です。企業名、業界、選考段階(書類選考、面接など)を簡潔に伝えましょう。
ただし、全ての情報を詳細に話す必要はありません。その企業とほかに受けている企業の一貫性を示し、就活軸に基づいて企業選びをしていることをさりげなくアピールするとよいでしょう。
【回答例】
はい、現在、主に〇〇業界を中心に就職活動を進めております。具体的には、同業のA社様とB社様で二次面接の結果を待っている状況です。また、C社様からは先日一次面接通過のご連絡をいただきました。私は、幼い頃からの経験を通じて培ってきた〇〇(自身の強みや関心)を活かし、社会に貢献したいという軸で企業選びをしており、特に御社の△△(具体的な事業や理念、社風など)に強い魅力を感じております。本日の面接を通じて、さらに御社への理解を深め、ご縁をいただければ大変嬉しく思います。
他社の選考状況に関する答え方をもっと詳しく知りたい人は、以下のコラムも参照してください。
ベンチャー企業
ベンチャー企業の面接では、「キャリアプラン」や「ベンチャー企業で働く覚悟」を確認する質問が定番です。たとえば、以下のような質問がよく聞かれます。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されるので、対策の参考にしてください。
あなたの将来像を教えてください
面接で「将来像」の質問をしてくる意図は、学生の将来のキャリアプランを知って、学生自身の伸びしろや向上心がある人物かどうかを判断したいためです。
【回答のポイント】
ベンチャー企業は安定志向の大手企業と違い、「実力主義思考」や「チャレンジ精神」を好む風潮があります。積極的に上を目指す姿勢を打ち出すとよいでしょう。
【回答例】
私は、御社の経営を担っていく取締役を目指しています。今は、目の前のことに全力で励み、実力をつけて御社の業績に貢献していきたいと思っています。また、30代までには経営戦略や経営に関する知識を身に付けてそのスキルを活かし、40代になるまでに会社の経営を手助けしていく責任者になっていきたいと考えています。
新しいことを学ぶことや、急な変化に対して抵抗はありますか?
この質問も含め、面接で「〇〇のような業務に取り組んでいけますか?」といったことを聞くのは、ベンチャービジネスに対する理解度と覚悟を確認するためです。
ベンチャー企業は事業の方向転換や組織変更、新しい業務への挑戦などが日常的に起こりえます。そのような環境変化に柔軟に対応し、前向きに取り組める人材かを確かめているわけです。
【回答のポイント】
ベンチャー企業の面接では、環境変化に対して抵抗がなく、むしろ「自己成長の機会」「新しい発見」「刺激がある」といったポジティブなイメージで捉えていることを伝えるとよいでしょう。
ただし、好印象を得るためのでまかせでは意味がありません。新しいことに挑戦した経験や予期せぬ変化に柔軟に対応した経験を具体的に話すと説得力が増します。
【回答例】
新しいことを学ぶことや急な変化に対して、全く抵抗はありません。むしろ、私は好奇心の強い人間なので、自身の成長に繋がる貴重な機会だと捉えております。大学時代の〇〇ゼミ活動では、未知の分野に挑戦し、試行錯誤しながら知識やスキルを習得していく過程に大きなやりがいを感じました。御社のようなスピード感があり、常に新しい挑戦ができる環境で、変化を楽しみながら成長していきたいです。
【業界別】面接でよくある質問と回答例
面接でよくある質問は、受ける業界によっても異なります。志望業界がある程度決まっている場合は、業界ごとによくある質問にも対策しておきましょう。
ここでは、以下の主要8業界に特有の定番質問をそれぞれ2つずつ紹介します。
回答のポイントと回答例も紹介するので、面接対策の参考にしてください。
メーカー
メーカーを受ける際は一般的な質問に加えて、その業界・企業・ものづくりに対する理解や適性を問う質問がよくあります。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されるので、対策の参考にしてください。
当社の製品が社会でどのように役立っていると思いますか?
こうした質問では、製品への関心度、消費者視点または社会貢献への意識を持っているかを確認しています。BtoB企業の場合は、その製品が最終的にどのような価値を生み出しているかまで理解しているかも見られているポイントです。
【回答のポイント】
面接の前に業界・企業研究をしっかり行って、自分なりの考えを述べましょう。
企業の歴史、理念、強み、主力製品、技術、市場でのポジション、競合他社、最近のニュースなどを深く調べた上で、企業理解に基づく回答を返すことが大切です。
【回答例】
御社の製品は、私たちの日常生活をより快適で豊かなものにするために、多方面で役立っていると感じています。とくに私が注目しているのは〇〇(具体的な製品名やシリーズ名)です。この製品は、△△(具体的な機能や特徴)によって、□□(具体的な生活シーンやユーザーの課題)といった課題を解決し、人々に時間的なゆとりや精神的な充足感をもたらしています。また、近年注力されている省エネルギー技術は、環境負荷の低減にも貢献しており、持続可能な社会の実現にも寄与するものです。このように、御社の製品は個人の生活の質を高めるだけでなく、社会全体の課題解決にも貢献する、素晴らしいものだと考えております。
「ものづくり」において、あなたが最も大切だと思うことは何ですか?
新卒の面接で「ものづくりにおいて大切なこと」を聞く意図は、就活生の持っている考え方が自社の価値観と合致するか見るためです。
品質、安全性、コスト、納期、環境配慮、チームワーク、技術革新など、何を重視するかは企業ごとに異なります。企業と同じ価値観を共有し、同じ方向を目指して働いていける人物なのか確認したいわけです。
【回答のポイント】
面接ではその企業への適性を示せるように、求められるスキルや価値観を踏まえた回答にするとよいです。ものづくりで大切なこととしては、たとえば以下のようなものが考えられます。
- 使う人の視点に立つこと(顧客志行)
- 品質への徹底的なこだわり
- 誠実さと責任感
- 探求心と挑戦
- チームワークと連携
- 環境への配慮・持続可能性
ただし一般論ではなく、自分自身の言葉で、ものづくりに対する真摯な想いを伝えることが大切です。
【回答例】
私がものづくりにおいて最も大切だと考えるのは、「見えない部分にも妥協しない品質へのこだわりと、作り手としての誠実さ」です。以前、御社の工場見学に参加した際、製品の安全性と信頼性を追求するために、細部にまで徹底的にこだわり、繰り返し検査を行う真摯な姿勢に強く感銘を受けました。御社の製品が長年にわたり高い評価を得ているのは、まさにそのような誠実なものづくりの精神が息づいているからだと感じております。私もその一員として、妥協なく品質を追求し、信頼に応えられるものづくりに携わりたいです。
業界でよくある質問対策には、エントリーシートの質問集も参考になります。メーカーを志望する人は、以下の資料も参考にしてみてください。
【就活対策資料】
エントリーシート集~食品編~
【就活対策資料】
エントリーシート集~飲料編~
商社
商社の面接では一般的な質問に加えて、商社というビジネスモデルや企業文化、求められる資質に特化した質問が多いです。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されるので、対策の参考にしてください。
なぜメーカーや金融ではなく、商社を志望するのですか?
面接で商社を志望する理由を問う意図は、商社のビジネスモデル(トレーディング、事業投資、事業経営など)をどれだけ理解しているか確認するためです。
面接官は他の業界と比較した上で、なぜ商社でなければならないのか、明確な理由を持っているかを確認したいと思っています。
【回答のポイント】
表面的な理由ではなく、自身の経験や価値観と結びつけて、自分の言葉で語れるように準備しましょう。トレーディングだけでなく、事業投資や事業経営といった機能、それらが社会にどのような価値を提供しているのかを理解しておくことが重要です。
ただし比較対象の業界も否定せず、「そちらもよいが商社の方がもっと魅力的」であると述べるようにしましょう。
【回答例】
私が商社を志望する理由は、多様な商材やサービスを組み合わせ、グローバルな視点で新たな価値を創造できる点に強い魅力を感じるからです。特定の商品を深く追求するメーカーや、資金面から経済を支える金融も魅力的ですが、私はより広い視野で、世界中の人々のニーズに応え、ビジネスを自ら創り出す仕事に挑戦したいと考えています。持ち前の行動力と異なる文化への適応力を活かし、御社の一員として社会に貢献したいです。
これまでの経験で、異なる価値観を持つ人とどのように接し、合意形成を図ってきましたか?
この質問で見られているのは、異文化理解力、交渉力、柔軟性などです。グローバルにビジネスを展開する商社では、こうした資質を持っていることが極めて重要な要素となります。
【回答のポイント】
面接で回答する際は、協調性やコミュニケーション能力を示唆できる、具体的なエピソードを盛り込みましょう。
傾聴、共通目標の模索、新提案、対話、尊重などの段階を経て、どのように合意形成を図ったのか、詳しく述べることが大切です。
【回答例】
大学のグループワークで目標設定について意見が対立した際、まず取った行動は、各々の考えの背景にある価値観を深く傾聴することです。その上で、全員が納得できる共通の目標を見つけるため、それぞれの意見の良い点を組み合わせた新たな提案を行いました。時間はかかりましたが、プロジェクトを成功させられた要因は、粘り強く対話を重ね、互いの立場を尊重することで、最終的には全員が意欲的に取り組める目標を設定できたからだと思います。私はこの経験から、多様な意見を尊重し、対話を通じて共通理解を深めることの重要性を学びました。社会人になっても同様の姿勢で周囲の方と協調していきたいと思っています。
業界でよくある質問対策には、エントリーシートの質問集も参考になります。商社を志望する人は、以下の資料も参考にしてみてください。
【就活対策資料】
エントリーシート集~専門商社編~
金融
金融業界はお金という社会の血液を扱い、人々の生活や企業活動に不可欠な役割を担っているため、以下のような金融トレンドに対する意識や倫理観に関する質問がよくあります。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されるので、対策の参考にしてください。
最近気になった金融・経済ニュースは何ですか?
面接で最近気になった金融・経済ニュースを聞く意図は、応募者が日頃から金融・経済の動向に関心を持ち、情報を収集しているか確認することです。単にニュースを知っているだけでなく、それが経済や社会にどのような影響を与えるか、自分なりに考察する力を見極めようとしています。
【回答のポイント】
具体的なニュースを挙げ、そのニュースの概要、なぜそのニュースに興味を持ったのか、そのニュースから何を考えたのかを論理的に説明することが重要です。自分の言葉で、主体的に情報を捉えている姿勢を示すと良いでしょう。
【回答例】
最近関心を持ったのは、中央銀行の金融政策変更に関するニュースです。この動向は、市場金利の変動を通じて、今後の経済や個人の資産形成に大きな影響を与えると考えました。御社のような金融機関が、このような変化にどう対応し、顧客にどのような価値を提供していくのか、より深く学びたいと考えております。
お客様の大切な資産を扱う上で、最も重要だと思うことは何ですか?
面接でこういった質問をする意図は、応募者の職業倫理観、責任感、そして顧客に対する誠実な姿勢を測ることです。「お客様の大切な資産」という言葉から、金融のプロフェッショナルとしての自覚と、顧客第一の精神を持っているかを見極めようとしています。
【回答のポイント】
面接では、抽象的な言葉だけでなく、具体的な行動指針や心構えを交えて回答することが重要です。なぜそれが重要だと思うのか、そのために自身がどのように行動したいかを明確に伝えましょう。信頼、誠実、傾聴、専門性といったキーワードを意識しつつ、自分の言葉で表現することが大切です。
【回答例】
お客様の大切な資産を扱う上で最も重要なことは、「徹底した顧客理解に基づく誠実な対応」だと考えます。お客様一人ひとりの状況や目標を深く理解し、短期的な利益ではなく、長期的な信頼関係を築くことを第一に、常に最善の提案を追求する姿勢が不可欠です。そのために、専門知識の研鑽はもちろん、お客様の声に真摯に耳を傾け、期待を超えるサービスを提供できるよう努めたいです。
業界でよくある質問対策には、エントリーシートの質問集も参考になります。金融業界を志望する人は、以下の資料も参考にしてみてください。
【就活対策資料】
エントリーシート集~銀行編~
【就活対策資料】
エントリーシート集~証券編~
流通・小売
流通・小売業界は、生産者と消費者を繋ぎ、人々の生活を豊かにする商品やサービスを提供します。トレンドの変化が早く、顧客ニーズへの対応力や効率的なオペレーションが求められるため、トレンドに対する意識や顧客対応に関する質問が定番です。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されるので、対策の参考にしてください。
当社の店舗やサービスを利用した際の印象を教えてください
この質問の意図は、応募者が自社にどの程度関心を持っているか、顧客視点で自社の強みや改善点を捉えられているか、入社後にその経験をどう活かせるか具体的にイメージしているかを確認することです。面接では単なる感想ではなく、具体的なエピソードや建設的な意見が求められます。
【回答のポイント】
面接では、実際に店舗やサービスを利用した際の具体的な体験を述べ、良かった点と改善提案をバランス良く伝えることが重要です。
良かった点については、企業の理念や強みに結びつけて話すと良いでしょう。改善提案は、批判的になりすぎず、顧客として「こうだったらもっと嬉しい」という視点で、入社意欲を示す形で締めくくると好印象です。
【回答例】
先日、御社の〇〇店を利用させていただきました。特に商品の陳列の見やすさや店員の方の丁寧な商品説明が印象的で、顧客の視点に立った店舗運営をされていると感じました。一方で、〇〇の品揃えについては、改善の余地があるかもしれません。入社後は、このような顧客としての気づきを活かし、より魅力的な店舗づくりに貢献したいです。
最近注目している小売りのトレンドはありますか?
この質問の意図は、応募者が業界の動向を日頃からキャッチアップしているか、新しい情報に対する感度や探求心を持っているか、そのトレンドを自社のビジネスにどのように関連付けて考えられるかを確認することです。
情報収集能力や分析力、将来への展望を見ることを目的としています。
【回答のポイント】
面接では具体的な小売りのトレンドを挙げ、自分なりの意見を述べることが重要です。トレンドの例としては、以下のようなものが考えられます。
- OMO(Online Merges with Offline): ネットと実店舗の融合戦略
- パーソナライゼーション: 個客に合わせた商品・情報提供
- サステナビリティ: 環境・社会に配慮し持続可能に
- ライブコマース: 生配信で商品を実演・販売
面接ではそのトレンドに注目する理由と、そのトレンドが今後どのように発展していくと考えるかを述べましょう。可能であれば、そのトレンドと応募企業の事業を結びつけて話せると、より企業研究の深さを示せます。
【回答例】
私が最近注目しているのは、オンラインとオフラインの垣根を越えたOMOの進化です。特に、実店舗での体験価値を高めつつ、オンラインの利便性を融合させる取り組みに関心があります。例えば、〇〇(具体的な事例)のような顧客接点は、今後の小売業において不可欠です。御社においても、このトレンドを活かし、新たな顧客体験を創出できる可能性を感じています。
サービス・インフラ
サービス・インフラ業界は、社会基盤を支え、人々の生活や経済活動に不可欠なサービス(電力、ガス、水道、交通、通信、人材、コンサルティングなど)を提供します。そのため、以下のような安定性、安全性、社会貢献性に対する意識を問われる質問が定番です。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。
当社のサービスが社会でどのような役割を果たしていると思いますか?
この質問の意図は、単にサービス内容を知っているだけでなく、その社会的な意義や責任を理解し、共感しているかを見ることです。そこから、業界への関心の深さや、入社後にどのような意識で業務に取り組むかを推し量る意図もあります。
【回答のポイント】
面接ではその企業の具体的なサービスを挙げ、それが人々の生活や経済活動、社会全体の円滑な運営にどのように貢献しているかを具体的に述べることが重要です。その上で、企業の理念やビジョンと結びつけ、自分の言葉で社会的な役割に対する考えを述べると良いでしょう。
「なくてはならない存在」「社会基盤を支えている」といったキーワードを使いつつ、具体的な貢献内容を添えることで説得力が増します。
【回答例】
御社の〇〇(具体的なサービス名)は、私たちの生活や経済活動に不可欠な基盤を提供し、社会全体の効率性や安全性を高める重要な役割を担っていると認識しています。特に〇〇(具体的な貢献内容や影響)は、多くの人々の快適で安心な日常を支えており、社会の持続的な発展に貢献していると感じます。私もその一員として、社会を根底から支えるという使命感を持って業務に取り組みたいです。
予期せぬトラブルが発生した場合、どのように対応すべきだと思いますか?
この質問は、応募者の問題解決能力、冷静な判断力、責任感、チームワークを重視する姿勢などを確認することを目的としています。
サービス・インフラ業界では、安定供給が使命であり、トラブル発生時の迅速かつ的確な対応が極めて重要です。そのため、プレッシャーの中でどのように考え、行動できるかを見極めようとしています。
【回答のポイント】
面接ではまず、冷静に状況を把握し、人命や安全を最優先に行動することの重要性を述べましょう。次に、迅速な報告・連絡・相談といった組織的な対応の必要性、関係各所と連携して原因究明と復旧に全力を尽くす姿勢を示すことが大切です。
顧客や社会への影響を最小限に抑える意識と、再発防止策まで言及できると、より当事者意識の高さと責任感をアピールできます。
【回答例】
予期せぬトラブル発生時は、まず冷静に状況を把握し、人命と安全確保を最優先に行動することが大事だと思います。その次に必要なのは、速やかに上司や関係部署に正確な情報を報告・連絡・相談し、指示を仰ぐことです。そのようにチームと連携することで、原因究明と迅速な復旧作業に全力を尽くすとともに、お客様や社会への影響を最小限に抑えるための対応を考えられます。また、その事態を収拾した後はそれを教訓とし、再発防止策の検討を行うことも大事だと思います。
業界でよくある質問対策には、エントリーシートの質問集も参考になります。サービス・インフラ業界を志望する人は、以下の資料も参考にしてみてください。
【就活対策資料】
エントリーシート集~鉄道編~
【就活対策資料】
エントリーシート集~旅行編~
ソフトウェア・通信
ソフトウェア・通信業界は、IT技術を駆使して新たな価値を創造し、社会のデジタル化を推進しています。技術革新のスピードが速く、変化への対応力や学習意欲が求められるため、新卒の採用面接では以下のような質問が定番です。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されるので、対策の参考にしてください。
最近注目しているIT技術やトレンドは何ですか?
この質問は、技術へのアンテナの高さや情報収集能力を確認するものです。ただし、単に技術名を知っているだけでなく、その技術が社会やビジネスにどのような影響を与える可能性があるのか、自分なりに考察できているかを見極めようとしています。
【回答のポイント】
面接では具体的な技術名を挙げ、なぜその技術に注目しているのか、その技術によって何が可能になり、社会やビジネスにどのような変化をもたらすと考えているのかを説明しましょう。
ソフトウェア・通信の分野で注目度の高い技術としては、たとえば以下のようなものが考えられます。
- 生成AI: 新たな文章や画像を創るAI
- クラウドネイティブ: クラウド前提のシステム設計思想
- エッジコンピューティング: 端末近くでデータ処理する技術
- Web3: ブロックチェーン基盤の分散型ウェブ
- IoT: 様々なモノがネットに繋がる仕組み
- 5G/6G: 超高速・低遅延の次世代移動通信
- メタバース: ネット上に作られた3次元仮想空間
自分の言葉で、興味を持ったきっかけや具体的な応用例などを交えて話すと、関心の深さや主体性が伝わります。企業の事業内容と関連付けて話せると、より志望度の高さをアピールできるでしょう。
【回答例】
私が最近注目しているのは、エッジコンピューティング技術です。データの発生源に近い場所で処理を行うことで、遅延の低減や通信量の削減が可能になり、特に自動運転やスマート工場などリアルタイム性が求められる分野での活用が期待できる点に魅力を感じています。御社の〇〇(企業の事業やサービス)においても、この技術を応用することで、より高度なサービス提供が可能になるのではないかと考えています。
これまでのプログラミング経験について教えてください
この質問の意図は、応募者の技術的な素養や学習意欲、論理的思考力、問題解決能力などを測ることです。
どのような言語や技術を扱ってきたか、どの程度の規模のものを開発したか、その中でどのような役割を果たし、何を学んだのかを通して、入社後の業務への適性やポテンシャルを見極めようとしています。
【回答のポイント】
面接ではまず、どのような場でプログラミングに触れたのか、使用した言語やフレームワーク、開発したものの概要について述べましょう。そしてその経験から何を学び、どのようなスキルが身についたのかを具体的に述べてください。
苦労した点やそれをどう乗り越えたかといったプロセスも伝えられると、問題解決能力のアピールに繋がります。未経験や経験が浅い場合でも、学習意欲や今後の伸びしろを示すことが重要です。
【回答例】
本格的な開発経験はまだ浅いですが、大学の授業でPythonの基礎を学び、簡単なWebスクレイピングツールやデータ処理の自動化スクリプトを作成しました。論理的に物事を組み立てていく過程に面白さを感じ、現在も自主的に学習を進めています。入社後は、研修制度などを活用し、一日も早く御社の戦力となれるよう精進する所存です。
広告・出版・マスコミ
広告・出版・マスコミ業界は、情報やコンテンツを通じて人々に影響を与え、社会の動向や文化を形成する役割を担います。そのため新卒採用の面接では以下のような、クリエイティビティ、情報感度、表現力などを確認する質問が定番です。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。面接対策の参考にしてください。
自分にキャッチコピーをつけてください
面接でキャッチコピーを聞く意図は、自己分析をしっかり行い、自分の強みを把握できているかどうか確認するためです。また、自分の強みを印象的な言葉で、端的にわかりやすく伝える表現力を持っているかどうかも見ています。
【回答のポイント】
キャッチコピーは、自分のよさを別の表現に変えて伝える自己PRに近いものです。自分の強みを印象的なフレーズで表現した上で、根拠となるエピソードを交えて説明し、それが入社後どう役立つのかアピールしましょう。
そのためには、面接の前に入念な自己分析を行い、自己理解を深めておく必要があります。
【回答例】
私のキャッチコピーは「相づちのプロフェッショナル」です。聞き役に徹しながらも適切に話を促すことで、課題やニーズを掘り起こすことに自信があります。家庭教師のアルバイトでは、生徒と一緒に考え、答えを導くようにしていました。その結果、生徒の弱点が明確になり、本人も積極的に勉強するようになったので、志望校に合格できたのです。入社後もこの経験を活かし、顧客ニーズの掘り起こしに努めたいと思っています。
この業界で何を伝えたい、実現したいですか?
この質問は、応募者が業界に対してどのような情熱や問題意識を持っているか、入社後にどのような貢献をしたいか、その熱意と具体的なビジョンを確認することを意図しています。
重視されるのは、自分の言葉で「何を」「なぜ」「どのように」伝え、実現したいのかを明確に語れるかです。また、企業の理念や事業内容と応募者の思いが合致しているかも見極めようとしています。
【回答のポイント】
面接ではまず、自分が最も伝えたいこと、あるいは実現したいと強く願うことを具体的に述べましょう。次に、なぜそう思うようになったのか、自身の経験や価値観、社会に対する問題意識などを交えて説明することで、内容に深みと説得力を持たせます。
そして、応募先の企業でどのようにその思いを実現していきたいのか述べることが重要です。企業の強みや特性と結びつけて語ることで、入社意欲と貢献意欲を効果的に伝えられるでしょう。
【回答例】
私は、多様な価値観がより尊重される社会の実現に貢献したいと考えています。そのために、人々の心に深く響き、新たな視点や気づきを与えるコンテンツを届けたいです。例えば、〇〇(具体的なテーマやジャンル)といった分野で、これまで光が当たらなかった魅力や課題を、御社の持つ表現力豊かなメディアを通じて発信することで、社会の共感と理解を広げ、前向きな変化を生み出す一翼を担いたいと考えております。
業界でよくある質問対策には、エントリーシートの質問集も参考になります。広告・出版・マスコミ業界を志望する人は、以下の資料も参考にしてみてください。
【就活対策資料】
エントリーシート集~テレビ編~
官公庁・公社・団体
官公庁・公社・団体は、国民や地域住民全体の利益のために働く組織です。そのため、公共性、公平性、奉仕の精神、法令遵守への意識を問われる質問がよくあります。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。面接対策の参考にしてください。
なぜ民間企業ではなく、当団体(あるいは公務員)を志望されるのですか?
この質問の意図は、応募者が公的な役割や社会貢献に対する強い動機と深い理解を持っているかを確認することです。利益追求を主目的としない組織で働くことの意味をどう捉え、自身の価値観や目標とどう結びつけているのか、その本気度や適性を見極めようとしています。
【回答のポイント】
面接では民間企業との違いを明確に理解した上で、なぜ公的な仕事に魅力を感じるのかを具体的に述べることが重要です。
自身の経験や社会に対する問題意識と結びつけ、「社会全体の利益に貢献したい」「公平性や公共性を重視する仕事に就きたい」といった点を強調しましょう。単に「安定しているから」といった理由は避け、使命感や貢献意欲を伝えることが大切です。
【回答例】
私が御団体を志望する理由は、利益追求を第一としない立場で、より広範な社会全体の課題解決に直接貢献できる点に強い魅力を感じるからです。大学でのボランティア活動を通じて、一部の利益ではなく、多くの人々の生活基盤を支える仕事の重要性を痛感しました。御団体の一員として、公平性と長期的な視点を持って社会に貢献したいと考えております。
国民(あるいは住民、利用者)のために働く上で、最も大切だと思うことは何ですか?
この質問の意図は、応募者が公務員や公的機関の職員として持つべき倫理観、奉仕の精神、そして当事者意識の有無を確認することです。国民(住民、利用者)の立場に立って物事を考え、誠実かつ公平に対応できるか、その基本的な姿勢や価値観を測ろうとしています。
【回答のポイント】
面接では「傾聴力」「公平性」「誠実さ」「責任感」「当事者意識」といったキーワードを意識しつつ、なぜそれが重要だと思うのか、具体的な理由や自身の経験を交えて説明することが求められます。
抽象的な言葉だけでなく、どのように行動に繋げたいかを具体的に示すことが重要です。
【回答例】
国民のために働く上で最も大切なことは、「常に相手の立場に立ち、多様な声に真摯に耳を傾ける姿勢」だと考えます。一人ひとりの状況や価値観は異なるため、公平性を保ちつつ、それぞれのニーズを的確に把握することが、信頼関係の構築とより良いサービスの提供に不可欠です。私は常にこの姿勢を忘れず、誠実かつ責任感を持って職務にあたりたいと考えております。
【状況別】面接でよくある答えにくい質問と回答例
面接でよくある質問は、就活の状況によっても変わってくる場合があります。ここでは、以下の2つのシチュエーションでよくある、答えにくい質問を紹介しておきましょう。
上記のようなシチュエーションで面接を受ける就活生は、ぜひ面接対策の参考にしてください。
遅い時期の就活
夏採用・秋採用・冬採用など、一般的な就活時期よりも遅い時期にエントリーして面接を受ける場合、以下のような質問を受けることがよくあります。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。面接対策の参考にしてください。
この時期に当社を志望された理由を教えてください
この質問の意図は、なぜこのタイミングで自社を志望するに至ったのか、その経緯と本気度を確認することです。これまでの就活で応募者の企業選びの軸がどのように定まってきたのか、そして自社がその軸に合致していると具体的に理解しているかを見極めようとしています。
【回答のポイント】
面接では、この時期に改めてその企業を志望するに至った具体的な理由を、これまでの就活経験や自己分析の深化と関連づけて説明しましょう。単に「持ち駒がなくなったから」という印象ではなく、「じっくり考えた結果、御社こそが自分のキャリアビジョンを実現できる場所だと確信した」という熱意を伝えることが重要です。
【回答例】
当初は〇〇業界を中心に選考を受けてまいりましたが、活動を続ける中で自己分析を深め、「社会の基盤を支える仕事がしたい」「チームで大きな目標を達成できる環境で働きたい」という軸が明確になりました。御社はまさにその軸に合致しており、特に〇〇(企業の具体的な魅力)という点が私にとって大変魅力的です。様々な企業を見てきたこの時期だからこそ、御社こそが私にとって最良の選択肢であると確信しております。
質問の意図はほとんど同じですが、「なぜ最初から志望しなかったのか」といったストレートな聞かれ方をする場合もあります。このような質問への対策を深めたい人は、下記のコラムも参照してください。
就活をいつまで続ける予定ですか?
「就活をいつまで続ける予定ですか?」という質問には、入社意欲の高さや就活に対する真剣度を探る意図があります。また、企業側の採用スケジュールとの兼ね合いがあるため、内定を出した場合、そのスケジュールの範囲内で承諾に至ることが可能かどうかも確認のポイントです。
【回答のポイント】
面接ではその企業への入社意欲を明確に示しつつ、誠実かつ現実的な見通しを伝えることが大切です。企業側も決められたスケジュールの範囲内で翌年の人材を確保する必要があるので、いつまでも就活を続けるつもりの人には、内定を提示しにくいでしょう。
遅い時期であればあるほど、様々な企業を見た経験を経て、企業選びの軸は固まっているはずだと企業は期待しています。そのため、強い入社意欲がわかるような回答にするのがオススメです。
【回答例】
御社から内定をいただけましたら、すぐにでも就職活動を終了したいと考えております。御社が第一志望であり、これまで企業研究や自己分析を重ね、強い熱意を持って選考に臨んでおります。もしご縁がなかった場合でも、納得のいく結果が得られるまで、諦めずに粘り強く活動を続ける所存です。
休学や留年を経験した後の就活
休学や留年の経験がある就活生の場合、面接で以下のような答えにくい質問を受けることがよくあります。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方、例文が表示されます。面接対策の参考にしてください。
休学(あるいは留年)した理由を教えてください
休学や留年した理由を聞く企業の意図は、学業から逃げたり挫折したりといったネガティブな理由で休学・留年したのか、または海外留学やインターンなどポジティブな理由だったのか知ることで、その学生に逃げ癖や負け癖がないか確認することです。
【回答のポイント】
休学や留年した理由を答える際は、他の人より卒業までに時間がかかったからこそ、今後どのように過ごしたいと思っているかを述べてください。
休学・留年したのがネガティブな理由だった場合は、努力してきちんと克服し「逃げ癖」「負け癖」になっていないこと、留年や休学期間中に学んだことなどを話しましょう。
【回答例】
私が休学した理由は、1年間カナダに語学留学をしていたからです。私が参加したのは最初の3か月間、電話や手紙など日本との連絡を一切許されないプログラムで、日本語を完全に断つ環境に置かれました。はじめは辛く感じましたが、頭の中で考えるときも英語で思考するようになり、日本語から英語へ変換するタイムロスがなくなりました。TOEICスコア800点を実現できたのはそのおかげです。今後はこの英語スキルを活かして、御社の海外戦略の一翼を担う人物になりたいと思っております。
休学(あるいは留年)の経験から何を学び、それを今後どのように活かしていきたいですか?
この質問の意図は、応募者が過去の経験から教訓を学び取り、それを自己成長につなげられるか、将来の仕事にどう活かそうと考えているか確認することです。困難な経験や回り道をした経験を、どのようにポジティブに転換し、今後のキャリアに結びつけられるか、その内省力と応用力を見ています。
【回答のポイント】
面接では、休学・留年という経験を通じて得た具体的な学びや気づきを明確に述べましょう。それは目標設定の重要性かもしれませんし、自己管理能力の向上、あるいは困難に直面した際の精神的なタフさかもしれません。
いずれにしてもその学びが、自分自身をどのように成長させたかを前向きな言葉で説明してください。そして、入社後にその経験や学びをどのように仕事に活かしていきたいのか、具体的に伝えることが大切です。
【回答例】
休学期間中の〇〇(具体的な経験)を通じて、計画的に目標を設定し、それに向かって粘り強く努力することの重要性を深く学びました。予期せぬ困難にも直面しましたが、周囲と協力し、柔軟に対応することで乗り越えることができました。この経験で培った目標達成への執着心と問題解決能力は、御社で〇〇(具体的な業務など)といった困難な課題に対しても、主体的に取り組み、成果を出す上で必ず活かせると確信しております。
面接でよくある質問へ適切な回答をするための準備
ここまで、新卒の面接でよくある質問の答え方や回答例を紹介してきましたが、実際に面接で適切な回答をするためには、以下の準備が必要です。
それぞれのポイントを詳しく解説します。
履歴書やエントリーシートを振り返る
面接でよくある質問に対して的確な回答を返すには、事前に提出した履歴書とエントリーシートをよく確認しておくことが大切です。
面接での質問は、原則としてこれらの書類に記入を求められた項目や、その記述内容に基づいて作られます。つまり、提出済みの書類を詳しく検討することで、面接で聞かれる可能性のある質問をある程度予測できるのです。
そのため、面接の前には履歴書・エントリーシートの質問項目と記述内容を振り返り、そこから派生すると考えられる質問を中心に対策することをオススメします。
自己分析と企業研究からアピールの方針を決めておく
面接でよくある質問に適切な回答をするためには、自己分析と企業研究を通じてアピールの方向性を定めておくことが重要です。定番の質問は多岐にわたるため、全ての質問を予測し、回答を暗記するのは現実的なやり方ではありません。
ただし、企業によって評価する側面は異なります。事前に自身と企業への理解を深め、効果的なアピールポイントを見極めて回答の戦略を立てておきましょう。この戦略に基づけば、回答を丸暗記する必要はないですし、面接の場で飛び出す定番以外の質問にも対応できます。
面接前の自己分析のやり方については、以下のコラムを参考にしてください。
関連コラム
就活の面接対策には自己分析が重要!やり方や便利ツールを紹介
業界研究からトレンドや課題を押さえておく
面接でよくある質問に適切な回答をするためには、徹底的な業界研究が不可欠です。そこから、業界特有のトレンドや課題を把握しておきましょう。
『【業界別】面接でよくある質問と回答例』を見てもわかるように、面接での質問内容は業界によって異なる傾向があり、頻出する質問も変わってきます。
とくに、新卒の面接では業界のトレンドや課題に対する意見を問われることがよくあります。これらの情報を事前に収集し、自分なりの意見を考えておくことが重要です。
面接でよくある質問を通して好印象を与える答え方
面接での質疑応答で好印象を与えるには、回答の内容ももちろん重要ですが、それ以上に答え方も重要になります。なぜなら面接官は、回答内容だけでなく、答え方も含めて入社後のポテンシャルを見ているからです。
そのため面接では、以下のポイントを押さえた回答方法を意識しましょう。
新卒の場合はまだ社会人経験がないため、それほど高度な回答が返ってくるとは面接官も期待していません。回答の内容がすごいものでなくても、上記ができていればある程度の好印象は得られるはずです。ぜひ参考にしてください。
明るくハキハキと話す
面接での質問に回答する際、話し方の上で意識すべきことは、明るくハキハキと話すことです。
表情や声を明るくするだけで、面接官の印象は一気に良くなります。普段よりも少しだけ口角と声のトーンを上げて、明るい響きを持った「笑声(えごえ)」を意識してみてください。
笑声は、電話対応や接客など、相手に好印象を与えたいビジネスシーンでよく使われる手法です。面接の場でも、印象をよくするのに役立ちます。
また、意識的に声を張ってハキハキ話すと、面接官に話が伝わりやすくなり、自信があるようにも見えるのでオススメです。アイコンタクトを取りながら自分の言葉がきちんと伝わっているか確認しつつ、声の大きさ・抑揚・活舌・スピードなどを調整しましょう。
緊張するとつい一方的な話し方になりがちですが、質疑応答は面接官とのコミュニケーションなので、「相手に伝わること」が大事です。聞きとりやすさに配慮した話し方をするだけで、内容にかかわらずコミュニケーション能力の高さをアピールできます。
結論から話す
面接でのよくある質問に答える際は、結論を最初に述べることが基本です。これは聞き手に対して、内容を把握しやすくするための配慮になります。
質問に対する結論を最初に述べれば、面接官は最も知りたかった答えをすぐに受け取れるため、納得感を得やすいです。また、これから何について話が展開されるのかも把握しておけるので、その後の内容が理解しやすくなります。
質問の種類にもよりますが、一般的な質問なら、PREP法を用いて回答するのがオススメです。PREP法は結論から始まり、その理由と具体的な事例を示して、最後にもう一度結論を念押しします。

プレゼンなどのビジネスシーンでよく使われる構成で、論理的でわかりやすい主張を展開できるのが特徴です。面接官も聞きなれた手法なので、違和感がなく、すんなり話を理解できるでしょう。
PREP法の話し方についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
関連コラム
【例文】就活で使えるPREP法とは?自己PRの書き方を解説!
裏付けるエピソードや具体的な情報を盛り込む
面接でのよくある質問に回答する際は、自分の主張を裏付けるエピソードや名称・数値などの具体的な情報を盛り込むようにしましょう。
なぜなら、具体的なエピソードが盛り込まれていると、結論だけの回答よりも状況をイメージしやすくなり、面接官が話の内容を理解しやすくなるからです。また、名称や数値などの具体的な情報が盛り込まれていると、その主張の信ぴょう性が増す効果があります。
たとえば「私の強みは○○です」などと主張することは簡単ですが、それだけだとあなたが活躍するイメージがわきにくいですし、本当のことを述べているのか面接官にはわかりません。
同じ主張でも、以下のように具体的な情報を盛り込めば、わかりやすくて信ぴょう性の高い回答だと受け止められるでしょう。
- 結論
「私の強みは、目標達成に向けて周囲を巻き込みながら主体的に行動できる点です。」 - 強みを発揮した場面やきっかけ
「大学のゼミで地域活性化イベントを企画した際も、大いに周りを巻き込んで活動しました。」 - 実際に取った行動
「当初はなかなか参加者が集まらなかったため、SNSでの広報を強化したり、他学部への積極的な声かけをしたり、ゼミ仲間にも協力を仰いだりました。」 - そのエピソードから得たもの
「結果、目標を上回る集客に成功し、イベントを盛況のうちに終えることができたのです。」
上記は強みに関する話ですが、ほかの質問でも同様です。しっかりと自己分析を行って、主張を裏付けるエピソードを探しておきましょう。
キャリチャンでも、過去のエピソードを整理しやすいワークシートを用意しています。下記のページからダウンロードして活用してください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
質問の意図に沿った回答にする
面接でのよくある質問に回答する際は、質問の意図をしっかりと理解した上で回答することが重要です。
もちろん、どんな点を評価対象にしているかは質問ごとに異なるので、一律の対策は難しいでしょう。しかし、面接で聞かれるどの質問にも、その回答を通して多くの候補者の中から採用すべき人材を見つけたいという隠れた意図があります。
そのため、ただ聞かれたことに答え、過去の裏付けエピソードを示すだけで終わってしまったらもったいないです。
1つ1つの質問に対し、面接官が本当に知りたい情報は何なのか考えて回答しましょう。それには聞かれている表面的な情報に加えて、入社後の活躍をイメージしたアピールをさりげなく盛り込むことをオススメします。
そういった面接テクニックに自信がない人には、無料の就活支援サービス「面接サポート」の利用がオススメです。あなたの強みや経験が自然に高評価につながる、相性の良い求人を紹介します。
また、その企業でよくある質問や好まれる人物像などの詳しい情報を踏まえたキャリアアドバイザーが、マンツーマンで面接対策をサポートするので安心です。ぜひ相談してみてください。
面接でよくある質問対策をする上での注意事項
面接でよくある質問への対策を行う際は、以下の点に注意してください。
それぞれの注意点について詳しく解説します。
提出書類に記載した内容と主旨を変えない
面接での質問対策をする際は、提出書類に記載した内容と主旨を大きく変えないようにしましょう。
面接では、履歴書やエントリーシート(ES)の内容と一致する回答が重要です。面接官は提出された書類に基づき質問し、応募者の人となりや信憑性を確認します。
回答が一致しないと、不信感や混乱を招くかもしれません。事前に提出した書類と面接での回答の主旨を一致させることで、信頼性や一貫性を示し、企業・業界への理解度を伝え、評価の整合性を保てます。
そのためには、事前に履歴書・ESをよく読み返し、主張の要旨を明確に捉えておくことが大切です。面接対策ではそれに具体的なエピソードを準備し、自分の言葉で説明できるようにします。一貫性のある回答で、自身の魅力をしっかりと伝えましょう。
嘘はつかない
面接での質問には、嘘の主張や嘘のエピソードを答えないようにしましょう。嘘を見破られると不誠実な人だと思われ、大きく評価が下がってしまう危険性があります。
内定がほしいがために、企業が求める人物像に寄せすぎてしまう人がよくいますが、自分が持っていない性質を強みとして主張したり、やってもいないエピソードを騙るのは逆効果です。
面接官は履歴書やエントリーシートだけでなく、適性検査の結果とも照らし合わせながら質問しています。そのため、適性検査の結果と大幅に異なる回答をすれば、信ぴょう性を疑われるでしょう。
また、嘘をつくと深掘り質問をされたときに答えられない可能性が高いです。いずれにしても見破られる可能性が高いので、面接での嘘は避けたほうがよいでしょう。
面接での嘘に関してもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
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質疑応答の練習を行う
面接の質問対策をする際は、回答を考えるだけでなく、質疑応答の練習をしましょう。なぜなら面接練習を行うことによってスムーズに言葉が出てくるようになり、緊張しづらくなるからです。
練習をせずに面接に臨んでしまうと、緊張のあまり頭が真っ白になってしまい、事前に考えていたことや、本来相手に伝えたかったことが言えなくなることがあります。しかし事前に面接練習を行うことで、質問と回答が頭の中で整理され、焦らず落ち着いて回答できるようになるのです。
そのため、面接の前には必ず面接練習を行いましょう。練習は一人で行うより、実際に面接官役を立てて、ランダムに質問してもらうのがオススメです。できれば本番に近い緊張感を出せるよう、知人ではない社会人にお願いするのがベストでしょう。
面接練習を受けられるサービスについては、以下のコラムを参照してください。
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質問対策だけで終わらせない
面接でよくある質問への対策をすることは大切ですが、それだけで終わらせないようにしよう。
面接でチェックされているのは、質疑応答の内容だけではありません。身だしなみや姿勢、表情、入退室のマナーなど、面接のためにやるべき対策がまだまだあります。
ほかの対策もバッチリ整えて、面接での高評価を勝ち取りましょう。面接の総合的な対策方法については、以下のコラムを参考にしてください。
面接でよくある質問へは事前の対策が大切
面接では、「志望動機は何ですか?」といった超定番の質問から、回答に困るような変わった質問まで、さまざま質問をされます。
しかしいずれの質問にせよ、面接の場で自分を上手にアピールするためには、事前の対策が欠かせません。企業側の意図を理解しないまま的外れな回答をすれば、内定が遠のいてしまう可能性が高いです。上記のよくある質問を参考に、質問の傾向をつかみましょう。
そして、面接官の興味を引き、なおかつ自分のよさをわかりやすく簡潔に伝えるにはコツが要ります。まずは面接でよくある定番の質問から対策して、面接での回答方法に慣れていくとよいでしょう。
自力で対策する自信のない人には、就活エージェントの活用がオススメです。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。