【職種別】不動産業界向け志望動機の例文とポイント3選を一挙公開

 2023年5月15日

就活生さん、志望する業界を決めたいと言ってましたが、決まりましたか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

不動産業界にすることにしました!すごく魅力的な業界だなと思って。

でも、不動産業界の志望動機ってどうやって書くのかわからないんです。志望動機自体あまり書いたことがないので。

不動産業界、いいと思います!

志望動機って、難しいですよね。特に不動産業界では、意識しなければならないポイントがあります。今回は、志望動機の基本から不動産業界向け志望動機のポイント、職種別の例文を載せていますので、コラムを参考にして志望動機を完成させましょう!

キャリアプランナー 岡田

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不動産業界とは?

不動産業界とは?

毎年多くの就活生が選考を受ける不動産業界。市場、企業数、採用人数共に他の業界と比較して大きい傾向にあり、就活生からの人気も高いです。そんな不動産業界に就職するためには、エントリーシートや面接時の志望動機が非常に重要となります。そこで、不動産業界の志望動機を作成する前に、不動産業界の基本知識を押さえておきましょう。

不動産業界の基本

不動産業界とは、一言でいえば、土地や建物などにかかわる業界のことです。非常に大規模な建物から、小さな一軒家まで、ありとあらゆる建物にかかわる職業をまとめて不動産業界と呼びます。

就活においては、市場規模・企業数・採用人数が多く、就活生からの人気も非常に高い業界となっています。さらに、職種によって求められる人物像が大きく異なります。そのため、綿密に対策をして、選考に挑むことが大切です。

不動産業界の職種

不動産業界の職種は大きく分けて3種類あります。

「デベロッパー」

土地の取得から建築管理、マーケティングなど幅広い業務を行う。

具体的には、マンションやビルなどの開発、建設を行い、建物の完成までを担当する。その後、テナント賃料などで収益を上げる。

「仲介」

不動産を売主と買主をつなぎ、不動産の売買をサポートする仕事。基本的に契約時の手数料や仲介料で収益を得る。

不動産と言えばこの職種を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。仲介では、売上数値が評価されるため「営業力」が重要とされる仕事です。

「管理」

賃貸会社などから不動産の管理委託を受け、建物管理を行うことで収益を得ている。非常に安定している職種ですが、大きな利益を得にくいと言われることもある。

自分がどの職種に合っているかわからない人は、プロのキャリアカウンセラーに相談してみるとよいです。キャリチャンでも「就活相談会」にて、カウンセラーがマンツーマンで対応しますので、お気軽にご相談ください。

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志望動機の基本構造

志望動機の基本構造

不動産業界の志望動機を作るにあたって、まずは志望動機のポイントや作り方を説明します。この部分をマスターすれば、今後いろんな業界の志望動機に転用できるので、しっかりと身に着けていきましょう。

志望動機でみられるポイント

「志望度」…就活生がどのくらい自社に入社したいと思っているかという点が見られます。企業理解やOB訪問の回数などが判断基準となるため、OB訪問などの活動も積極的に行っていきましょう。

「熱意」…自社に対する熱意はもちろんですが、働くことに対してどのくらいの熱意を持っているかという点も見られます。具体的には、企業理解や話し方、雰囲気などから判断されるため、気を付けておきましょう。

「マッチング」…いかに優秀な人材であっても、会社の雰囲気と会わなければ、自分の実力を発揮できないことがあります。そのため、面接官は就活生の雰囲気やエピソードなどから自社とマッチするかを判断するのです。

志望動機の作り方

1. 自分の強みを見つける

自分のこれまでの経験を振り返り、自分の強みを見つけてみましょう。ここでは、自分の強みが複数出てくるまで、自己分析を繰り返し行います。同時に短所なども分析すると、自己分析が深まるのでオススメです。自己分析のやり方などは、以下のコラムを参照しながら進めてください。

あるいは、プロのキャリアカウンセラーと一緒に自己分析を進めることもできます。「就活相談会」では、キャリチャン専属のカウンセラーがマンツーマンで対応しますので、相談してみてくださいね。

2. 企業の強みを見つける

企業研究を進め、その企業の特徴や強みを見つけていきましょう。特に、社長の言葉や企業理念、採用サイトには求める人物像や企業の強みがのっているため、チェックしてください。さらに、同業他社の企業研究までできるとなお良いです。同業他社を分析することで、自分の志望企業ならではの強みや特徴が見えてきます。

企業研究を進めることで、その企業への理解も深まり、より志望度が高まるかもしれません。しっかり企業研究を進め、志望動機の内容をブラッシュアップしていきましょう。

3. 自分と企業をマッチングさせる

自己分析であげた自分の強みと、企業研究で見つけた企業の強みをマッチングさせましょう。具体的には、自分の強みの中で、企業の求める人物像や社風がマッチしている箇所を見つけ、そこを志望動機に組み込むのです。

例えば、自分に向上心という強みがあれば、企業の「圧倒的成長」を掲げる企業とのマッチ度は高いと思われます。その部分を志望動機で企業にアピールすることができれば、面接官を納得させることができるでしょう。

このような手順で、志望動機を作成していきます。もし、志望動機の作成方法について疑問・質問があれば、「就活相談会」で質問してみてください。キャリチャンでは、専属の就活カウンセラーがマンツーマン・完全無料でどんな質問にもお答えしますので、お気軽にご連絡ください。

利用者の声

不動産業界向け志望動機のポイント3選

不動産業界向け志望動機のポイント3選

ここからは、不動産業界向け志望動機作成のポイントを見ていきます。志望動機を作るにあたって、特に不動産業界で注視されるポイントが3つありますので、参考にして取り組んでいきましょう。

「なぜうちの会社なのか」を明確に

志望動機においては、「なぜその業界にしたのか」だけでなく、「なぜその業界のその企業にしたのか」という部分まで深掘りして答えることが重要となります。その業界にした志望理由を答えられる人は多いですが、その業界の中でその企業でなければならない理由を答えられる人は少ないです。そのため、少し難しい点ではありますが、その企業に入りたいと思った理由まで対策をしておきます。

具体的な方法としては、企業研究が重要となります。志望企業の強みを理解することと、競合他社との違いを明確化することで、その企業でなければならない理由が明らかになってくるはずです。その企業一社だけに特化した回答ができれば、他の就活生と差別化ができ、内定に大きく近づくため、頑張りましょう。

自分のエピソードと絡めること

志望動機では、自分の過去の体験やエピソードと絡めることが重要となります。なぜなら、自分の過去の経験と絡めることで回答の説得力が上がり、面接官を納得させることができるからです。そのためには、自己分析で自分の強みや弱みのエピソードを見つけ出すことが大切となります。自己分析は自分に合った企業を見つけるだけでなく、面接時のエピソードを見つけるためにも大切となりますので、徹底していきましょう。

不動産業界の情報を取り入れる

志望動機を書く際に、不動産業界の現状や課題などを理解しておくことが大切です。例えば、昨今の新型コロナウイルスの影響により、テレワークが普及し、居室ニーズの増加やオフィスの賃貸需要の減退が見られます。また、人口減少により、不動産需要の衰退が懸念されています。人口が減れば、住む家や職場の需要も減るため、不動産の価格下落が起こるのです。

このような不動産業界の状況を取り入れることで、業界・企業理解を意識しているとされ、好印象となるでしょう。特に不動産業界は、様々な人が関わりながら業務を進めるため、社会状況に左右されやすい職種だと言われています。常にニュースなどにアンテナを張り、最新情報を認識しておくことが大切です。

【職種別】不動産業界向け志望動機の例文

不動産業界向け志望動機の例文

ここからは、不動産業界の志望動機の例文を職種別に紹介します。基本的な構成は変わりませんが、ポイントや求められる人物像が異なります。ぜひ、この例文を参考にして、志望動機を完成させていきましょう。

デベロッパー編

私がデベロッパーに興味を持ったのは、過去に近所の街が開発によって生まれ変わり、活性化していくのを目にしたからです。もともと人口流出が止まらなかった街に、複合施設ができ、街の経済や環境が改善したことから、私も開発の仕事に携わりたいと思いました。

また、私は小学生のころから海外で生活しており、異なる人種の人とも積極的にコミュニケーションをとることを大切にしてきました。この力を生かして、様々なステークホルダーとコミュニケーションをとりながら、海外事業を幅広く展開する貴社で活躍したいと思っております。

デベロッパーの求める人物像は「積極的に挑戦できる」「コミュニケーション能力がある」です。デベロッパーでは、新たな挑戦に対して、様々な人を巻き込みながら、プロジェクトを完成させていく必要があります。そのため、挑戦する力とコミュニケーション能力が重要となるのです。また、デベロッパー業界は特に人気業界なので、志望動機も見直しと改善を繰り返し、ブラッシュアップしていきましょう。

仲介編

私が貴社を志望した理由は、お客様一人ひとりの生涯ライフスタイルを考えた不動産仲介に魅力を感じたからです。貴社のインターンに参加した際、ただ物件を探すだけでなく、お客様の状況や今後までを細かくヒアリングして、物件を紹介していると感じました。その際、お客様も気づかないような潜在的なニーズを見つけ、それに合わせて物件紹介をしていることに驚き、私もそのような不動産仲介をしたいと強く思いました。

私が小学生から続けてきたサッカー部の活動では、常に結果を最優先に活動してきました。その力を活かして、お客様の満足度と売り上げの両輪を追及する不動産仲介を行いたいと思い、貴社を志望しました。

不動産仲介で求められる人物像は「コミュニケーション力」「ヒアリング力」があることです。不動産仲介では、顧客のニーズをくみ上げる力が重要となるため、このような力が求められています。また、不動産仲介はとにかく実績を求められます。そのため、志望動機の中でも結果にこだわる姿勢を取り入れることが大切です。

管理編

私は「人と長期的に関わりながらサポートし、相手に喜んでもらう仕事」がしたいという想いで貴社を志望しています。私は個別指導塾のアルバイトで、生徒と長期的に関わりながら信頼関係を深め、生徒の成長を見守ってきた経験から人と長く関わる仕事がしたいと考えるようになりました。中でも貴社は、お客様満足度やコミュニティ形成など人の喜びやつながりといったところを大事にされております。

また、親会社を含めたグループとしての力を活かして、お客様のあらゆるニーズに応えることができるため、「お客様と深く信頼関係を築き喜んでもらう」という私の想いを実現することができると考えました。貴社ではマネジメント業務に関わり、お客様と向き合いながら既存環境の改善まで応えられる仕事をしたいと考えています。

不動産管理の求められる人物像は、「信頼関係を築けること」「改善力」です。不動産管理は、相手と長期的な関係を築くことが大切な仕事です。そのため、相手を気遣えるような人が向いているともいえるでしょう。また、不動産を管理するだけでなく、日々改善していくことが大切です。色々なことを試し、日々改善することが求められる企業であると理解してください。

不動産業界の内定を獲得した先輩たちのESも参考にしよう

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おわりに

今回は、不動産業界の基礎知識から志望動機の作成方法、志望動機のポイントを見ていきました。志望動機作成の際には、まず上記の例文をもとに、自分に当てはめて作ってみることをオススメします。

不動産業界は、就活生からの人気が非常に高く、その分選考に合格する難易度も高い業界です。さらに、職種ごとに求められる人物像が異なるため、徹底した準備が必要となります。不動産業界を志望する就活生の皆さんは、今回のコラムを参考にして志望動機を作成し、ブラッシュアップしていきましょう。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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