メーカー志望動機の書き方を解説します!例文とポイント付き!

 2023年3月31日

メーカーへの就職を希望しているようですが、志望動機の書き方で悩んでいるのですか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

そうなんです。何をどう書けばいいのかわかりません。メーカーは他の就活生にも人気で、選考倍率が高いって聞きました。どうしたら選考を突破できるような、メーカー側に目の止まる志望動機を書けるのかなぁ……。

確かにメーカーは就活生に人気がありますから、「志望動機」は選考を勝ち抜くための大きな関門ですね。志望動機を通していかに自分をアピールし、熱意を伝えられるかがポイントになります。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

どうしてもメーカーに就職したいんです!メーカー向けの上手な志望動機の書き方を教えてください!

わかりました。では今回は、メーカー/製造業を志望する就活生向けに、職種別の志望動機や志望動機を書くにあたってのコツと例文を解説しますね。コラムを参考にして、メーカー側に伝わる志望動機を完成させましょう!

キャリアプランナー 平崎

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志望動機を書く理由とは?

志望動機を書く理由とは?

志望動機はどの企業においても重要視しているポイントです。ガクチカや自己PRではあなたの「強みや価値観、特性」をアピールします。一方で、志望動機は「あなたが企業と同じ方向を向いていること」をアピールするものです。

企業が志望動機を重要視しているのは、就活生の熱意や意欲の度合いを知り、企業の社風やビジョンとマッチするかを知るためです。志望動機に何をどう書くかは採否にも大きく関わります。

そのため、就活生にとって個性的で一貫性のある志望動機を書くのは、とても大切なのです。ほかの企業ではなく、なぜその企業を選んだのかを多角的に深く考え、あなたならではの意欲を伝える志望動機が書ければ、採用に一歩近づけるといえるでしょう。

キャリchでは「就活相談会」にてプロのキャリアカウンセラーにマンツーマンで相談できます。一人で志望動機を作成するのに不安を感じている就活生は、お気軽にご相談ください。

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志望動機の書き方とは?3つのコツを解説!

基本的なメーカー向けの志望動機を書くコツは、大きく分けて3つあります。

  • 就職希望先の企業研究を徹底して行う
  • 就職後の自分の理想像を語る
  • メーカー商品への愛着度をアピールする

ここから、それぞれ詳しく解説するので、参考にして取り組んでいきましょう。一つひとつ丁寧に掘り下げていけば、企業側の目にとまる志望動機が書けるようになります。

就職希望先の企業研究を徹底して行う

志望動機を書くために、企業研究をする目的は3つあります。

  • 企業を深く理解する
  • 社内の雰囲気を知る
  • どんな人材を採用したいのかを知る

上記の目的のために、企業研究は必須です。企業の基本情報や特徴を整理すれば、オリジナリティーの高い志望動機が書けます。

さらに、同業他社についてもリサーチし、就職希望先の企業を差別化するのも効果的です。客観的な視点を持てるため、その企業だからこその志望動機を明確に見いだすことができます。具体的で説得力のある志望動機を書くために、就職希望先のWebサイトやパンフレットには隅々まで目を通してください。

就職後の自分の理想像を語る

企業に入社後の働いている姿をイメージしてもらうためにも、志望動機には自分の理想像を書くことが大切です。書類審査のみならず面接においても「将来の自分像について」や、「5年後、10年後の自分の姿を想像しているか」を聞かれる場面はよくあります。

採用担当者が「この就活生はうちの会社に入って何をしたいのか」を明確にイメージできなければ採用する可能性は低いでしょう。企業側は就活生のビジョンや人柄、成長意欲を知ることができ、就活生とのマッチ度がわかります。

理想像を考えるときには、自己分析の結果と、企業研究で調べた希望就職先の「求める人物像」をすり合わせ、組み立てていきます。このとき、自分の性格と企業が求める人物像が自然にマッチしている状態であれば、就職後にミスマッチを起こす可能性は低いです。

また、入社後にどんな仕事をしたいのか、どんな社員として成長していきたいのかを深く多角的な視点から考えるのは重要です。就職後の自分の理想像を明確にできれば、内定にぐっと近づきます。

メーカー商品への愛着度をアピールする

メーカー商品への愛着度を企業側に知ってもらうのは、選考において効果的なアピール方法です。その商品のよさを知っていて、ファンの気持ちがわかるのは、熱意や意欲を伝えやすい点でも有利でしょう。

しかし、好きという気持ちだけだと企業側はほかの学生と差別化できないため、採用にはつながりにくいといえます。なぜなら企業が求めているのは、単なる製品ファンである消費者ではないからです。

企業が求めているのは、その製品の事業自体に興味がある就活生です。企業の一員として、「お客様に喜んでいただきたい」「もっと多くの製品を提供したい」「新たな商品を開発したい」と考えられる人を採用します。

いち消費者としての好きという気持ちではなく、企業の業績にどのように貢献できるかを伝えることが重要です。企業とは利益拡大を目的とし、企業の成長を目指していることを忘れないでください。

この製品が好きという気持ちを大切にしつつ、企業側の就活生を採用する意図を忘れずにアピールするのは大切です。

上記のように志望動機は自分の思いだけではなく、企業の理念とマッチするように作成しましょう。もし、志望動機の作成方法について疑問や質問があれば、 「就活相談会」へ参加してください。キャリchでは、プロの就活カウンセラーがマンツーマンで相談にのります。

利用者の声

メーカーの種類や特徴を押さえよう!【業種別7パターン】

メーカーの種類や特徴を押さえよう!【業種別7パターン】

メーカー(製造業)とは、物を作っている企業全般の言葉です。メーカーは非常に多くの業種に分かれており、それぞれ異なる特徴があります。国内はもとより、海外に拠点を置く企業も増えてきたため、勤務する場所にも特色があるでしょう。

志望動機を書くにあたって就職希望先のメーカーの種類や特徴を押さえることはとても大事です。理系、文系問わずさまざまな人が活躍できる業界のため、多くの学生が就職を希望します。自分がどこのメーカーの何の職種に就きたいのかを明確にしてください。

メーカーの業界動向なども学びたい学生はこちらも参考になります。

ここからは業種別に7つのメーカーの種類や特徴を見ていきます。

精密機器メーカー

精密機器メーカーは、計量器・測定器・レンズなどを製造しています。精密機器とは微細な部品で構成された機械装置です。

精密機器業界は以前は時計やカメラ、コピー機といった製品を中心に製造していました。しかし、現在は、電子機器、光学機器、ロボット・産業用ロボット、福祉機器など多種多様な機器が扱われています。

世界のものづくりのなかでも日本企業が大きなシェアを誇っている業界です。加速する時代の変化に合わせてどう成長していくか、各メーカーの現状と展望を調べることを忘れないようにしましょう。

精密機器業界の職種は主に、技術系なら研究開発やエンジニア。事務系なら営業、マーケティング、事務職があります。精密機器メーカーは、どの分野でも技術職種の専門性は高く、高度な知識が必要です。

自動車メーカー

現在の自動車業界は「100年に1度の大変革期」ともいわれ、自動運転や電動化、シェアリングなどに移行している途中です。自動車メーカーは、自動車メーカーと自動車部品メーカーの二つに分けられます。

【自動車メーカー】

世界的に有名な、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業などの自動車メーカーがあります。車の企画・組み立て・販売を行う企業で、担当する車種のコンセプトに沿って、各部品メーカーやプロジェクトをまとめるのが仕事です。自動車は2~3万点の部品で成り立っているため、多くの企業と関わります。

自動車メーカーの職種としては、技術系なら研究開発、事務系なら企画・販促・生産管理があります。

【自動車部品メーカー】

自動車部品メーカーは、自動車を製造するために必要とされる部品を作ります。作った部品を自動車メーカーに供給するのが役割です。基本的には、大手自動車メーカーの系列会社を取引先とします。日本の部品メーカーは海外でも注目される高い技術力をもつため、世界的な取引をする企業も増加傾向です。

自動車部品メーカーの職種は、技術系なら研究・開発、生産技術、品質管理。事務系なら、営業、調達、生産管理、事務系管理があります。

自動車業界は製造業のなかでも人気の業種です。自動車メーカーへの就職を希望している就活生はこちらも参考にしてください。

医療機器メーカー

医療機器メーカーは医師や看護師でなくても、人の命を救うことに貢献できる数少ない業種です。海外にも製品を提供する企業が増えており、海外展開のための代理店開拓や直接販売のための部署もあります。

医療機器メーカーは、MRIやCTなどの診断機器や、私たちが日常で使う体温計やマッサージ機などを取り扱っています。医療機器メーカーの研究開発職となれば、最先端の研究者として活躍できるでしょう。取引先は医療機関と販売店です。

先進国の高齢化や新興国の経済発展による医療水準の向上で、医療機器業界は今後も安定的な成長が期待できる業種です。近年は医療機器業界へ他業種からの参入も目立ちます。

医療機器の製造過程では半導体が必要ですが、世界的な半導体不足により経済の影響を受けやすいといえます。

医療機器メーカーの職種は、技術系なら研究・開発、カスタマーサポート。事務系なら営業、事務です。

食品メーカー

食品メーカーは、原材料を仕入れて商品となる食品を製造し、消費者に向けて販売します。食品メーカーが扱う分野は、調味料や菓子をはじめ、製油やたばこなど多種多様です。冷凍食品やレトルト食品のように、幅広い食文化の可能性がある製品もあります。食品は私たちの生活に欠かせませんが、取引先は個人ではなく企業なのが特徴です。

食品業界は上場企業だけでも120社以上あります。日本の人口は長期的に減少傾向にあるため、今後、国内向けの食品市場は縮小の見通しです。一方で、世界の「調理済み食品」の市場規模は増加が予想されます。それにともない、日本の食品メーカーは海外進出をしていく企業が増えるでしょう。

食品メーカーの職種は、研究開発、商品企画、営業・販売、事務系があります。

食品業界へ就職希望の就活生は、あわせてこちらも参考にしてください。

飲料メーカー

飲料メーカーは飲料を製造し、消費者の元へ届ける企業です。飲料は含まれる成分や含有量により、品目が細かく分類されています。飲料メーカーが扱う商品は主に「清涼飲料水」と「酒(アルコール飲料)」の2種類です。

飲料業界からは、毎年1,000種類以上の新商品が販売されています。炭酸飲料は伸び悩む一方、特定健康保険用食品である飲料やお茶、ミネラルウォーターなどの需要は大きく伸びています。しかし、新型コロナウィルスの流行で飲料業界も影響をうけたり、日本人の飲酒量は減少しているため、市場の停滞が課題です。

人口減少にともない、国内消費が頭打ちを迎えるなか、中国や東南アジアなど海外に活路を見いだす企業も増加傾向です。さらに、「食品」や「バイオケミカル」など、別の領域で事業を展開している企業もでてきました。このように今後、多くの企業で商品の開発や販売以外の取り組みも見込まれています。

飲料メーカーの職種は、商品の企画・立案、原材料の調査・調達、商品開発、宣伝広告、営業、販売流通があります。

半導体メーカー

はじめに、半導体について解説します。物質には、金属のように電気を通しやすい「導体」と、ガラスやゴムのように電気を通さない「絶縁体」があります。この2つの中間の性質を持った物質が半導体です。

半導体はさまざまな用途があり、エアコンや炊飯器の温度センサーや、次世代自動車や社会インフラなど私たちの生活を支える製品に欠かせません。半導体メーカーは、半導体の開発や製造・販売をします。

すべての産業においてデジタル化は避けられないため、半導体は今後ますます必要です。特にIotがさらに普及することで半導体の需要も高まるでしょう。

現在、世界中が半導体不足に悩まされています。そんななか、日本の半導体は国際的なシェアを落としているのが課題です。しかし、今後は民間と国が協力した開発事業が増えることが見込まれます。

半導体メーカーの職種は、研究開発・設計、検証・評価、営業、資材・ツール調達があります。

製薬メーカー

製薬業界は病気やけがの治療に用いる医薬品を製造するだけでなく、製薬の改良や新薬などの研究開発も重要な仕事です。莫大な研究開発費用がかかることから、大規模な企業が多くなっています。長寿国日本の健康な暮らしを支えているのが製薬業界です。

医療用医療用医薬品にとどまらず、ジェネリック医薬品を推奨するメーカーもあれば、一般用一般用医薬品に力を入れるメーカーもあります。また、武田薬品工業やアステラス製薬などの国内メーカーや、海外の資本が入ったファイザーやアストラゼネカなども医療品メーカーです。

医療先進国である日本において、製薬業界は大きな市場に支えられた安定した産業とみられています。しかし、国民の医療費抑制の手段の1つで薬価引き下げを実施しているため、日本国内で利益を上げることが難しくなってきている現状です。今後は海外市場を開拓する企業も増えるでしょう。

製薬メーカーの職種は、研究、開発、生産、営業・販売促進があります。

志望動機の実例集【業界別7パターン】

志望動機の実例集【業界別7パターン】

履歴書やエントリーシートに書く志望動機は、採用担当者が抱く、就活生の第一印象となる情報です。そのため、面接前の印象を左右する重要なものとなります。

この業界のこの企業をなぜ選んだのかという理由や、この企業でやりたいこと、そのためのビジョンが明確に伝わる志望動機を考えましょう。志望動機は以下の流れで書いていくのが基本です。

  • 入社してからやりたいことを書く
  • なぜ、その業種、分野なのかを書く
  • なぜ、他社ではなくそのメーカーを選んだのかを書く

200文字でも1,000文字でも、志望動機に記載する内容と書き方は基本的に同じです。指定された文字数に合わせて、文章を削ったり増やしたりします。軸のある志望動機を書くためには、上記の3つを書きましょう。

字数指定への対応で200字の志望動機を書きたい方は、下記のコラムを参考にしてください。

これまで述べてきたように、徹底した企業研究を行い、自分の将来の理想像とあなたの製品への愛着度を入れこんだ志望動機でなければ意味はありません。実例集はあくまで基本の考え方を示すものです。難しく感じるかもしれませんが、丁寧に進めていけば企業側の目にとまる志望動機が書けるようになります。

では、ここからは各業界ごとの志望動機の実例集を紹介します。

精密機器メーカー

精密機器業界は最先端の技術を用いている業界のため、入念な業界研究と企業研修をしてから志望動機を書いてください。さらに、さまざまな商品の根幹となっていて、人と多く関わります。強い責任感やマネジメント能力をアピールしましょう。

「当社を志望する理由を教えてください」(300字以内)

私が貴社を志望したのは高い光学技術を生かして、日常の安心・安全な社会を作り、沢山の人の笑顔を増やしたいからです。現在、世界中で争いが起こり社会不安が増えるに従って、今後は治安も悪くなると予想しています。貴社の映像解析ソフトウェア「BriefCam」は世界中の安心・安全を見守ることができると思いました。

また、私の父は写真が趣味で貴社の一眼レフカメラを愛用しています。一眼レフカメラは私にとって幼少期より身近で親しみのあるものです。家族で出かける時やイベントの時には、必ず一眼レフカメラも一緒でした。貴社の製品を日本のみならず、世界中にも幅広く普及させ、笑顔で暮らせる人を増やしていきたいです。(296字)

自動車メーカー

自動車メーカーは同じ自動車産業でも軽自動車に力を入れているのか、スポーツカーに力を入れているのか、製造している自動車の特徴が異なります。就職したい企業の特徴を把握しましょう。

自動車部品メーカーは製品をイメージするのは難しいため、ただ車が好きというだけでなく「なぜ自動車部品メーカー」を選んだのかを書きます。

「当社を志望する理由をおしえてください」(400字以内)

私が貴社を志望した理由は、次世代の自動車で人の暮らしを豊かにしたいと思ったからです。祖父の住まいは坂道の傾斜が大きい地域で、山間部にあります。足の悪い祖父は、自転車での移動も難しく生活するのが大変でした。そんなときに地域にある唯一のコンビニが、貴社の超小型電気自動車「COMS」で宅配サービスに来てくれるようになりました。当時の祖父の嬉しそうな顔が今でも忘れられません。そこから、家族の生活を支えてくれる自動車業界に興味を持ち、モビリティサービスに関係する仕事に就きたいと強く思うようになりました。

さらに貴社がSDGsに関しても社会を牽引する企業であることが志望理由の1つです。学生時代にSDGsの目標13に関する活動をしていました入社後、私が実現したい環境保全への取り組みができるところにも魅力を感じています。環境を守り人の暮らしを豊かにできると確信し、貴社を志望いたしました。(393字)

医療機器メーカー

医療機器メーカーの志望動機を書くときには、医師や看護師などの他の医療に携わる仕事ではなく、「なぜ医療機器メーカーに興味をもったのか」を明記してください。

今回は、医療機器メーカーの技術職を志望する場合の志望動機を紹介します。

「当社を志望する理由をおしえてください」(300字以内)


医療機器のものづくりを通じて、より多くの人の健康に貢献したいです。私は精密機械工学科を専攻しており、精密業界への就職が希望です。私は所属する研究室で人間工学を専門に学び、人間の感覚を定量化する研究をしています。

貴社の外科手術用の内視鏡システムに興味があり、私が研究している「人の疲労度の定量化」が応用できるのではないかと考えています。医師や看護師、患者の負担をより軽減できる機器の開発に携わりたいです。

また、貴社の『世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現』を存在意義としている経営理念にも共感しています。医療現場での課題解決に取り組み、より多くの人の健康に貢献したいです。(287字)

食品メーカー

食品メーカーの志望動機は食品に対する思いや情熱をアピールするのが、書く時のコツです。実際のエピソードを用いてできるだけ具体的に伝えましょう。

今回は、食品メーカーの商品開発を志望する場合の志望動機を紹介します。

「当社を志望する理由をおしえてください」(300字以内)


私が貴社を志望したのは、世界中の人に安全な日本製品を届けるために商品開発部で活躍したいからです。アメリカに留学していたとき、貴社のめんつゆとだしパックを使った和食料理をホストファミリーに振る舞いました。おいしいと喜んでくれたのが忘れられません。さらに、ホームシック気味だった私自身も日本にいる家族を思い出しました。涙が止まらず、がんばろうと思えた出来事です。さらに、ホームシックだった私自身も家族の温もりを思い出せました。涙が止まらず、がんばろうと思えた出来事です。留学により、身近であった和食の素晴らしさを再認識いたしました。

世界的にヘルシーで安全な日本食は人気です。貴社は和食を作るために欠かせない調味料を、数多く生み出しています。入社できましたら、世界中の人に喜んでもらえるような商品を開発したいです。(297字)

飲料メーカー

飲料メーカーは就職希望の学生が多いため、ただ商品が好きというだけでは印象が薄くなってしまいます。強みや長所、経験や資格、専門領域などから、「実現したいこと」と「貢献できること」につながるように構成しましょう。

今回は、飲料メーカーの営業職を志望する場合の志望動機を紹介します。

「当社を志望する理由をおしえてください」(300字以内)

私は飲料を通して幅広い年代の方に笑顔を提供したいです。飲料メーカーの中でも貴社を志望する理由は2点あります。

第1に「100年のワクワクと笑顔を。」というコンセプト通り、カルピスやバヤリースなど三世代に渡って親しみをもつ商品があることです。特にカルピスは私と家族をつなげてくれました。

第2に特定保健用食品や機能性表示食品など健康に寄与する飲料をお客様に届け、長生きする人を増やしていることです。飲料の可能性を感じます。

このように、世代を超えて人と人とをつなぎ、笑顔を増やせる商品作りをしている貴社に魅力を感じています。入社できましたらより多くの人の笑顔を増やし、業績アップに貢献したいです。(294字)

半導体メーカー

半導体は日々の生活において半導体そのものに触れる機会は少ないため、イメージしにくいものです。志望動機は電気機器メーカーと差別化するためにも「社風」と「技術・製品」の視点から書くとよいです。

今回は、半導体メーカーの研究職を志望する場合の志望動機を紹介します。

「当社を志望する理由をおしえてください」(300字以内)

私が貴社を志望した理由は、半導体業界で社会インフラを支える仕事がしたいからです。大学で専攻している電気電子工学科で学んだ電気電子技術を貴社の基幹部品に応用できるのではないかと考えています。今や半導体は私たちの生活になくてはならないため、変化の激しい社会のニーズに対応し続ける研究者になりたいです。

また、世界の研究・開発拠点、コンソーシアム、研究機関との連携でイノベーションを創出し続けるという貴社の研究体制に魅力を感じています。貴社に貢献できることは、世界の優秀な研究者と切磋琢磨し新たな研究成果を残すことです。入社できましたら自分の実現したい社会インフラを支えられる仕事ができると確信しました。(298字)

製薬メーカー

製薬メーカーの仕事は人の命に密接しているため、責任感や信頼感があり、規範に順応できる人に向いています。そのため、何事に対しても丁寧に、粘り強く取り組める性格も志望動機にいれましょう。

今回は、外資系製薬メーカーの開発職を志望する場合の志望動機を紹介します。

「当社を志望する理由をおしえてください」(300字以内)

私は貴社の開発職を志望しています。がん治療の領域において長い歴史がある貴社で新薬の開発に携わりたいです。現在私の母は乳がんを患っていますが、がん治療によりいつもと変わらない日常を送れています。新薬の力を借り、大切な家族との時間を過ごせることは、とてもありがたいと感じています。このような経験から、がん患者や家族の力になれる薬を作りたいと思うようになりました。

さらに私は、人とコミュニケーションを取ることが得意です。病院との連携や、医薬品の治験者の人とのやりとりでも貴社に貢献できます。がんの新薬開発に真摯に取り組み、力を入れている貴社でなら、私の夢を実現できると考えています。(288字)

おわりに

この記事ではメーカー業界へ就職希望の学生向けに、志望動機を書く理由や書き方のコツ、メーカーの種類や特徴、志望動機の実例集を紹介してきました。メーカー業界は就活生からの人気が非常に高く、志望動機を書くには徹底した準備が必要です。

メーカーへの就職を希望する就活生は、このコラムを参考にして志望動機を書き、選考を突破しましょう。

自分で志望動機を書いてみたけれど自信がない、という就活生は「就活相談会」がおすすめです。就活のプロから直接アドバイスが受けられるため、少しでも興味のある就活生は気軽に参加してください。

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キャリチャンでは、キャリアカウンセラーとの個別面談を通し、就活生一人ひとりのお悩みを解決する就活相談会を開催しています。累計25,000人を超える就活生の不安や悩みに向き合ってきました。

就活相談会は就活生向けの支援サービスとして運営されているため、利用にあたって就活生のみなさんに費用が掛かることはございません。完全無料でご参加いただけます。また、申込み後にメールやお電話による執拗なご連絡もございませんのでご安心ください。

詳細ページで、具体的なサポートの流れや参加方法をご説明していますので、就活に関してのお悩みや不安のある方はぜひお気軽に就活相談会にご参加ください。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

まず何から始めれば良いかわからない。そんな就職活動の一歩目をサポートします。

   
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