【例文あり】「あなたの課題はなんですか?」の答え方をマスター!

 2024年6月7日

先日は面接お疲れ様でした!質問にはちゃんと答えられましたか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

ありがとうございます!自己PRや志望動機は答えられたのですが「あなたの課題はなんですか?」と質問されたときに、考えてしまってうまく答えられませんでした。

なるほど。自分のどんなところが課題だと感じていますか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

正直仕事にあまり前向きになれなくて、それが課題だと思ってます。でもこのまま答えたらマイナス評価になりそうですよね?

面接では前向きな答え方をしたいですよね!このコラムではあなたの課題はなんですかと聞かれたときの答え方や考え方を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

キャリアアドバイザー 平崎

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「あなたの課題はなんですか」と聞かれたときの「課題」とは?

「あなたの課題はなんですか」と聞かれたときの「課題」とは?

企業が就活のエントリーシートや面接で聞く「課題」とは、理想の自分と今の自分を比べ、足りていない部分のことです。

課題は弱みと似ていますが、自分の弱い部分を伝えるだけでは課題とはいえません。自分が足りていないところを把握し、成長するために必要なことまでを考えていないと、自分の課題を伝えることは難しいでしょう。

自分の課題をきちんと捉え改善策まで提示できる就活生は、自己分析がしっかりできており、向上心がある人材だとして高く評価される傾向にあります。

まずは自己分析して自分を見つめ直すことから始めるとよいでしょう。

「面接でチェックされる項目がわからない」「緊張してうまく話せない」という人は「面接サポート」への参加がオススメです。模擬面接を実施したり、面接回数が少ない企業を紹介していたりするので、面接に苦手意識がある人はぜひ参加してみてください。

「あなたの課題はなんですか」と企業が聞く理由

「あなたの課題はなんですか」と企業が聞く理由

企業があなたの課題はなんですかと聞くのには、以下の3つの理由があります。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

自己分析できているか確認するため

企業が「あなたの課題はなんですか」と聞くのは、自己分析できているか確認するためです。

自己分析ができていないと、自分の弱みや強み、自分がどのような仕事をしていきたいのかなどが判断できません。

そのため、自分の課題を正しく答えるためには、自分のことを正しく理解している必要があるのです。

自己分析がうまくできない人やまだ自己分析に取り組んでいない人は、以下の資料も活用してみてください。

向上心があるかを確認するため

企業が課題を聞くのは、向上心があるかを確認するためです。前述の通り、課題とは目標とする自分像を比べて今の自分に足りていない部分を指します。

そこで、課題を正しく理解し、答えられる人は、目標を高く掲げて努力している人材だと評価してもらえます。

反対に、自分の課題が思いつかない人や、ずれた回答をしてしまう人は、内省せず向上心が低い人だと思われてしまう可能性があるでしょう。

質問に回答するときは、課題を正確に認識していることとあわせ、解決するために努力していることも伝えましょう。

仕事への意欲を確認するため

企業が課題を聞く最後の理由は、仕事への意欲を確認するためです。

企業は意欲的に仕事に取り組む人材を求めているため、課題の把握や克服方法を通して自社できちんと働いてくれる人材か判断しています。

社会人になってからも、先輩や上司があなたの課題を考えてくれるわけではありません。自分で課題を捉え、前向きに取り組む意識がなければ仕事はこなしていけないのです。

そのため、企業は意欲的に成長していける人を求めているといえるでしょう。

あなたの課題はなんですかへの回答ポイント

あなたの課題はなんですかへの回答ポイント

「あなたの課題はなんですか」と聞かれたときの回答ポイントは、次の5つです。

回答する際のポイントについて、詳しく見ていきましょう。

よい面をさらによくするための視点で考える

自分の課題を伝えるとき、よい面をさらによくするための視点で考えるとよいでしょう。

自分の課題を見つけようとすると自分の短所などネガティブな面を挙げがちですが、自分の短所をそのまま伝えるとマイナスイメージに繋がります。

自分の長所をさらによくするための視点で考えながら、答えましょう。

自分の長所を話してそれを伸ばすための方法を伝えると、ネガティブな印象を与えずに済みます。

プラスの面を伸ばす方法を取れば、長所や向上心をアピールしやすく、ポジティブな印象を与えられるでしょう。

課題に対しての行動方法も考える

自分の課題を聞かれたときは、課題の内容だけでなく克服する方法もセットで答えるようにしましょう。課題を伝えるだけでは、準備不足だと思われる可能性が高いです。

課題と行動をセットで伝えることで、問題解決能力があることをアピールできるでしょう。

面接で自分の課題を伝えた際は、内容について深掘りされる可能性が高いです。深掘りされたときにどうして課題だと感じているのか、その課題をどうやって解決しようとしているのかをきちんと答えられるように準備しておきましょう。

面接には事前の準備が大切です。「面接準備が面倒くさい」「就活の手間を省いて内定を獲得したい」という人は「楽スル就活」に参加してみてください。

エントリーシート不要、面接1回など、内定までのステップが少ない企業を紹介しているので、できるだけ楽に内定を獲得したい人は参加してみましょう。

答える際は結論から

「あなたの課題はなんですか」と聞かれたときは、必ず「私の課題は〇〇です」と結論から伝えるようにしましょう。

最初に自分の課題を伝えることで、面接官が話の内容を理解しやすくなります。

反対に結論を話さないまま解決方法を話し始めたり、自分の弱みの言い訳を話し始めたりすると、準備不足やスピーチ力が低いと評価されることがあるため、注意が必要です。

課題だと感じるエピソードを話す

最初に自分の課題を伝えた後は、なぜそれが課題だと感じているのか、具体的なエピソードを話しましょう。自分の課題を伝えただけでは、面接官が学生のことを見極めにくくなります。

たとえば、学生時代にした失敗や、周りと比べて自分が至らないと感じたエピソードなどを話すと、話に説得力が出ます。

課題だと感じた具体的なエピソードを話すことで、相手も納得しやすくなるでしょう。

入社後の活かし方を話す

課題に対しての回答をするときは、入社後にどのように課題を解決して働きたいのかまで話すようにしましょう。

企業はその人の課題と解決方法を聞き、社会人になっても意欲的に仕事に取り組む人材かどうかを判断しています。

入社後に課題の解決方法に向けてどのように取り組むか、課題を克服してどんな人材になりたいかなどを話すと、よい評価を得やすいです。

課題を解決してどんな人材になりたいのか、最後に前向きな姿勢を伝えるようにしましょう。

自分のよさを活かせる企業を見つけたい人は「求人フェア」への参加がオススメです。

「あなたの課題」が見つからないときの探し方

「あなたの課題」が見つからないときの探し方

自分の課題が見つからないときは、以下の2つの方法を試してみましょう。

以下で詳しく探し方について見ていきましょう。

過去の経験を思い出す

自分の課題が見つからないときは、過去の経験を思い出してみましょう。過去の経験を思い出すときは、うまくいかなかったことや挫折したことを挙げてみてください。

失敗や挫折経験の原因がなんだったのかを深掘りすることで、自分の短所や弱みが見つかる可能性があります。

失敗や挫折などの経験を課題として考え、その内容を整理してみてください。そしてその課題を解決するために何をしなければいけないのかを考えます。

失敗の原因を考えることで、自分に足りなかったことが見えてくるでしょう。

短所や弱みなどのマイナス面のみを伝えることのないように、解決方法もセットで話すことが大切です。

家族や友達に自分の弱みを聞く

自分の課題が見つからない人は、家族や友達に聞いてみるのもオススメです。

自分で自分の性格について振り返るのはもちろん大切ですが、周りの人の意見を聞くことで自分を多角的に見ることができます。

自己分析と他己分析の両方を行うことによって、あなたの課題がより明確になる可能性があるでしょう。

あなたの課題はなんですかに対する例文

あなたの課題はなんですかに対する例文

「あなたの課題はなんですか」と聞かれたときの例文を3つ紹介します。

それぞれ確認していきましょう。

決断に時間がかかる

私の課題は、決断に時間がかかることです。判断を下すときは慎重に行いたいため、自分でじっくり考える時間が欲しいと思ってしまいます。

そのため、相手を待たせてしまうことがあります。しかし、早く決断を出そうとして考えが浅くなるのも納得できません。

そのため、決断に迷ったときは、周囲の人に自分の意見を伝え、アドバイスをもらうように心がけました。

今までは一人で抱え込むことが多かったのですが、人の意見を聞くことで新しい視点を得られ、世界が広がった気がしています。

まだ決断を下すのに時間がかかるケースもありますが、社会人になってからも周りの人のアドバイスをもらいながら成長し、その後は1人でもすぐに判断が出せるように決断力を強化していきたいです。

決断に対してアドバイスをもらうように心がけていることが解決策といえるでしょう。

一人で抱え込むことがなくなり、入社後も悩みを抱えすぎないことをアピールできます。

チームをまとめること

私の課題は、チームをまとめることです。私はチームのリーダーを務める場面が多いのですが、1人1人の意見を聞きすぎてしまい、1つの意見にまとめる作業が苦手だと感じています。

この課題を解決するために、みんなの意見がバラけたときには、意見の一致点と相違点を把握し、みんなが納得しやすい着地点を提案するように心がけています。

それでも話し合いが難航することもありますが、意見を聞くだけでなく、妥協点を提案できるようになったことで、話し合いがスムーズに進むようになっています。

今後もチームで仕事に取り組む場面は多いと思いますが、全員が納得いく話し合いになるようなチームを作れるように努力したいです。

チームをまとめることが苦手だと話していますが、協調性がある点をアピールできます。

よい点をさらによくするための解決策として、着地点の提案をしていることを話している例です。

英語力

私の課題は英語力です。大学入学前は英語に取り組む機会も多かったのですが、入学後は授業で英語を学ぶことがほぼなく、

大学2年生のときに受けたTOEICでは、420点しか取得できませんでした。

英語が苦手だという意識を持ちたくないと思い、それから毎日単語の勉強や高校生の教科書の見直し、オンライン英会話などでリスニングの強化をした結果、1年間で650点取得できるようになりました。

仕事で英語を使うレベルにはまだ届かないと感じているため、今後も継続的に勉強していきたいと考えています。

具体的に上がった点数を述べているので、話に具体性があります。実際に行った解決策も書かれており、努力家な印象を与えられるでしょう。

あなたの課題はなんですかに回答するときの注意点

あなたの課題はなんですかに回答するときの注意点

エントリーシートや面接で「あなたの課題はなんですか」と聞かれたときの回答ポイントは以下の4つです。

回答する際の注意点について、下記で詳しく見ていきましょう。まだ面接経験が少なく、これ以外にも注意するポイントが知りたい人は、面接練習してから本番に臨むのがオススメです。面接練習サービスについて、下記のコラムも参考にしてみてください。

自分を卑下しすぎない

課題を聞かれたとしても、自分を卑下しすぎないことが大切です。課題に対して短所や弱みを伝え、必要以上に自分を卑下しすぎると、ネガティブな印象を与えたり、自分に自信がない印象を与えしまいます。

話す内容がネガティブになると、声が小さくなって下を向いてしまうなど、話し姿も魅力的な人材に見えません。魅力的ではない人材は、企業も採用したいと思えないでしょう。

そのため、自分の課題を話す場面であっても、課題を克服したいという前向きな印象を与えられるように話すことが大切です。

課題を伝えるだけで終わらせない

「あなたの課題はなんですか」と聞かれたら「私の課題は〇〇です」と課題だけ伝えて話を終わらせないようにしましょう。

企業が知りたいのは就活生の欠点ではなく、それを乗り越えるために考え、対策ができているかどうかです。

自分の課題を伝えるだけでなく、解消のためにどのような努力を行い、どんな結果に結びついているのかまで話せるとよいでしょう。

「課題はない」や嘘はNG

自分の課題を話すのは嫌だという人もいるかもしれませんが「課題はない」と答えるのはオススメできません。人は多かれ少なかれ課題を抱えています。

自分の課題を理解していない人は、準備不足だと思われる可能性が高いです。

また、嘘の回答をするのも避けてください。本当に自分が課題だと思っていないことを話したり、嘘の対策法を話したりすると、面接の際に深掘りされると答えられなくなり、嘘がバレてしまいます。

嘘をつくと相手にマイナスな印象を与えるため、正直に答えるように心がけてください。

実行できないような解決策は話さない

課題を聞かれたときは克服方法を話すことが大切だが、実行できないような解決策を話すのはやめましょう。克服する気がない、または物事を冷静に分析できない人だと思われる可能性があります。

たとえば人と話すのが苦手なことを課題にしている場合に、初対面の人と1日100人話す、などといった解決策を挙げるのは実現が難しいでしょう。

よい評価を得ようと実行が難しい対策を話してしまう就活生は多いですが、実現が難しい解決策を話すと悪い印象を与える可能性もあります。

課題を解決するために努力する姿勢を見せることは大切ですが、必ず実行できる内容を伝えるように気をつけてみてください。

あなたの課題は何ですか?には解決法もセットで回答しよう

エントリーシートや面接で「あなたの課題はなんですか」と聞かれた際は、自己分析ができているかどうかや、向上心があるかなどを確かめるために聞いている可能性があります。

課題を伝える際は、ネガティブな内容だけを話す必要はないので、自分のよい面をさらによくするための視点で考えるとよいでしょう。

課題が見つからない人は、自己分析を徹底したり、親や友達などの周りの人に聞いてみるのもオススメです。人の意見を聞くことで、より自分を理解しやすくなります。

面接やエントリーシートでの伝え方に困ったら、就活のプロに相談するのもよいでしょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

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