NECの就職難易度は高い？内定を得るための対策法も紹介

NECとはどんな企業？

NECの就職難易度を知る前に、まずは企業について知っておきましょう。

受けるうえで企業について理解を深めることは大切です。以下よりまずは会社概要についてしっかりとチェックしていきましょう。

NECの会社概要

まず最初に、NECの会社概要を紹介します。志望企業の概要を押さえておくことは、就活を行う上で重要です。

特に、事業内容についてはしっかり理解しておきましょう。

NECの平均年収と初任給

2023年の「有価証券報告書」によると、NECの平均年収は約842万円です。

dodaの平均年収ランキングによれば、NECの所属する総合電機メーカーの平均年収は542万円のため、同業他社よりも比較的年収は高い水準と考えられます。

また、NECの学歴別の初任給は以下の通りです（出典：『募集要項：新卒採用｜NEC』）。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、大卒の平均初任給額は2022年で22万8,500円です。初任給に関しても、平均よりも高い水準といえます。

NECの就職難易度

大手企業で給与水準も高いため、多くの学生が志望することから、NECの就職難易度は、非常に高いといえます。NECの就職難易度や採用倍率について、詳しく見ていきましょう。

それぞれ解説していきます。

NECは人気が高く、難易度が高い

NECの内定を獲得するのは簡単なことではありません。大手企業で給与水準も高いことから就活生が多く集まり、その結果難易度が上がる傾向にあります。

東洋経済が発表している「入社が難しい有名企業」では、NECが158位にランクインしており、高い人気がうかがえるでしょう。

ランキングに入るだけでも人気企業といえるため、数多くの就活生が選考を受けていると考えられます。人気の高さを考えると、NECを受ける場合はしっかりと対策して臨まなければいけません。

新卒の採用人数と採用倍率

NECの2025年の募集人数は301名〜です。過去の採用実績は2024年680名、2023年600名と比較的多くの学生を採用している企業と言えます。

リクナビ2025のプレエントリー数は6,981名（2024年7月2日実績）のため、採用人数を例年と同じように600名程度と考えると、採用倍率は11倍程度と考えられるでしょう。

NECは大手企業で人気がありますが、採用人数が多い企業です。他の大手企業や有名企業に比べると採用倍率は低めになりますが、それでも難易度が高いといえます。しっかりと対策して選考に臨むようにしましょう。

就職倍率が高いと不安になっている人はキャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」でプロに相談してみましょう。選考突破のコツや、比較的選考倍率が低い企業の紹介なども行っています。就活で困ったことがあれば、ぜひ参加してみてください。

NECの採用大学一覧

NECの採用実績大学は、大学通信ONLINEによると以下の通りです。

採用実績を見ると、偏差値の高い上位大学のみでなく、様々な大学からも学生を採用していることがわかります。

グループ全体の採用実績大学は以下の通り

NECに学歴フィルターはある？

NECには、学歴フィルターはないと考えられます。採用実績大学を見ても幅広い大学から採用を行っており、決して偏差値の高い大学ばかりではありません。

そのため、学歴だけで採用を見送られることはないといえます。

学歴だけで採用を見送られることがないということは、学歴以外の部分で自分の魅力を伝える必要がありますので、しっかりと対策していきましょう。

NECの選考の流れと内容

NECの選考の流れと内容について紹介します。

NECはエントリー前に、参加推奨の部門ガイダンスや交流会などのイベントもあります。

選考に直接関係ないとされていますが、イベントに参加しておくと企業理解が深まり、求める人物像もわかりやすくなるため、できるだけ参加するとよいでしょう。

書類選考

NECでは、最初にエントリーシートによる書類選考が行われます。これまでのエントリーシートでは、今までに挑戦したことや、入社後に挑戦したいこと、理系の人は大学での研究内容を問われた例があります。

志望意欲はもちろん、将来的なキャリアを描けているかも評価のポイントになるでしょう。社員インタビューなどを読み、求める人物像を考え、アピールできる部分を考えるとよいです。

Webテスト

書類選考を通過すると、次にWebテストを受験します。WebテストはSPI形式で、テストセンターで行われます。実施内容は、言語・計数・非言語・性格です。

SPIの問題集を解き、形式に慣れておくことが大切です。参考書や問題集を購入して練習しておきましょう。テストセンターでの実施になるため、可能であれば他の企業のWebテストを受けておくと、本番でも緊張せずに臨めます。

SPI対策が不安な人は、以下の資料を活用してみてください。

【就活対策資料】
SPI問題集

面接

NECの面接は、一次面接と最終面接です。特徴的なのは、プレゼン型の面接を最終面談で行うことです。一次面接は現場社員、最終は志望部門の部長クラスの人との面談が予想されます。

一次面接では、ESの深掘りをされることが多く、志望理由やキャリアプランなど、基本的な内容が質問される傾向です。

最終面談は、パワーポイントを使って大学での研究内容や志望理由などをスライドにまとめて提出します。

NECは企業と就活生とのマッチングを非常に重視する企業のため、自分がNECと合う人材だとアピールすることが重要です。事業内容や部門の特徴などをよく押さえておきましょう。

面接に不安を抱えている人はキャリチャンの面談サービス「面接サポート」で相談してみましょう。面接が苦手な人でも受かりやすい企業を紹介してくれたり、面接のポイントを教えてくれたりするので、本番の面接にも自信を持って臨めるようになります。

NECから内定を得るための対策法

NECは人気企業ではありますが、採用人数が600人程度と非常に多いです。そのため、しっかり対策すれば高学歴ではなくても内定を獲得できる可能性があります。

具体的に、以下の対策を行ってください。

それぞれ解説していきます。

NECに入りたい理由を明確にする

NECは“個人が仕事を通して成長し、ありたい姿を実現することが、組織の成長にもつながる”という考えの元でキャリア開発を行っている企業です（出典：NEC）。

そのため、新卒採用においても入社時からキャリア意識を持つことを重視しているので、入社後にどんなことをしたいのか、なぜNECなのかを明確にしておくことが必要です。

反対に、入社後のキャリア目標があやふやな場合、志望度が低いと思われたり、社会人に向けての考え方が甘いと思われたりする可能性があります。

入社後のキャリアを完全に決める必要はありませんが、どんな仕事がしたいかや、将来的な目標などを考えておくとよいでしょう。

自己分析を徹底的に行う

NECに限らず、就職では自分のよい面を正しくアピールすることが重要です。そのため、自己分析を徹底的に行い、自分自身について理解しましょう。

自分の価値観などをきちんと理解して言語化できていない場合、面接で深掘りされた際に答えられない可能性や、回答がずれる可能性が高いです。

深掘りされても的確に答えられるように「なぜそのとき自分はそう思ったのか」「なぜそのような行動を取ったのか」など、なぜを繰り返して自分自身の理解を深めてみてください。

インターンシップに参加する

NECでは文理両方が受けられる職場受け入れ型インターンシップや、理系の人向けの研究インターンシップを実施しています。

26卒向けに行われるインターンシップは、次の2つです。

◆26卒向け　職場受入れ型　夏季インターンシップ

◆2024年度　長期実践型　研究インターンシップ

インターンシップに参加すると、現場で職業体験を行えるため、企業への理解が深まります。また、入社後の自分のキャリアを考えやすくなるでしょう。

インターンシップで成果を挙げると本選考が有利になるケースもあるため、必ず参加するべきです。

インターンシップについての基本情報が知りたい人は、以下のコラムを読んでみてください。

関連コラム
インターンシップとは？参加する意味や種類、メリットなどを解説

就活エージェントを活用する

就活において悩んだ際は、就活エージェントの活用がオススメです。就活エージェントでは、エントリーシートの作成方法や面接のアドバイスがもらえます。

そのため、自信を持って選考に臨めます。NECの選考について不安なことがある場合は、就活のプロに相談しましょう。

就活のプロに相談したい人はキャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」への参加がオススメです。求人の紹介だけでなく就活全般の悩みに対応しているので、困ったことがあればなんでも相談してください。

NECの採用についてよくある質問

最後に、NECの選考に関するよくある質問について回答します。

それぞれ解説していきます。

文系でも採用される？

NECは文系理系関係なく採用を行っています。

文系出身でSEとして活躍している人材もたくさんいるそうです。入社後教育・研修が充実しているので、文系の人でもぜひ挑戦してみてください。

OB・OG訪問はできる？

NECでは、企業の紹介によるOB・OG訪問は行っていません。

OB・OG訪問は行っていませんが、採用イベントなどで社員と話せる機会があるので、希望する人はイベントに参加するとよいでしょう。

どうしてもOB・OG訪問をしたい人は、知り合いのツテを探したり、社会人の先輩とマッチングできるOB・OG訪問用のマッチングアプリを使ったりする方法があります。

初対面の人と直接会うのは危険なため、Web会議ツールを使うなどして安全面に配慮しながらOB・OG訪問を実施してみてください。

学校推薦はある？

NECでは、学校推薦を行っています。

求人対象校については、キャリアセンター（就職課）または就職担当教授に求人が出されていますので、求人の有無や詳細については、就職課または就職担当教授に確認してみましょう。

NECの就職難易度が高めだが、対策次第で内定を目指せる

NECは大手人気企業のため、就職難易度は高めです。

一方で採用人数が毎年600人以上と比較的多く、採用実績大学も幅広いことから、しっかりと対策すれば内定を獲得できる可能性はあるといえます。

NECから内定を得るためには、企業が求める人物像を徹底的に理解し、自分がマッチする人材であることをアピールすることが大切です。インターンシップなどのイベントを活用し、NECへの理解を深めましょう。

そして、選考などで困ったことがあれば一人で悩まず、就活エージェントなどに相談し、不安を解消してから選考に臨んでみてください。

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