面接でうまく話せないと落ちる?原因とスムーズに話すコツを解説
2025年3月21日

就活のうえで困ってることはありますか?
練習では大丈夫なのに、本番の面接になるとうまく話せないんです。こんな状態で内定をもらえるのか、不安になってきました。
確かに、うまく話せないことが面接に受からない原因になることもありますね。
人前が苦手な性格だから、あきらめるしかないんでしょうか・・・。
そんなことないですよ!今回は、面接でうまく話せないことが面接にどう影響するかや、うまく話せない場合の対処法について解説します。ぜひ参考にしてください。
面接でうまく話せないことが合否に与える影響
面接でうまく話せないことに悩んでいる就活生は、そのことが選考の合否に与える影響について不安を感じているのではないでしょうか。
結論からいうと、面接でうまく話せないことは、選考の合否に少なからず影響します。その理由は、面接官に対し、以下のような印象を与えるためです。
しかし、もしかしたら「営業でもないのになぜうまく話せないといけないのか」と納得のいかない人や、「性格的なものだから仕方がない」と諦めている人もいるかもしれません。改善への決意を固めるためにも、面接でうまく話せない状態が評価とどう関連するのか、もっと具体的に知っておく必要があるでしょう。
ここからは面接でうまく話せない人に対して企業が抱く印象について説明するので、しっかり把握しておいてください。
練習不足から本気度が感じられない
企業は面接でうまく話せない就活生を見ると、練習不足を疑って、自社への本気度が感じられないと判断します。なぜなら前述のように、実際のところ面接でうまく話せない就活生には、練習不足・経験不足の人が多いからです。
そのため面接で就活生がうまく話せないと、担当した面接官はまず「この就活生はうちの面接の前にちゃんと練習してきていないのだろう」と推測します。
しかし本気でその企業に受かりたいなら、面接で好印象を与えられるように、しっかり練習してくるはずです。ですからたとえそれが緊張しているせいでも、面接でうまく話せないとそれだけで、本気で練習してきておらず志望度が低いと判断される恐れがあります。
また仮に練習不足を疑われなくても、うまく話せなければ結局は、その企業に対する自分の熱意が面接官にうまく伝わりません。その企業のどこに魅力を感じているのかなども、しどろもどろでうまく説明できなければ、その企業についてよく知らない(企業理解が浅い)と誤解されてしまいます。
もちろん本当にその会社に入りたいなら、よく知らないなんてあり得ないことです。その結果いずれにしても練習不足と同様、「うまく話せない→企業理解が浅い=本気で志望していない」と判断されてしまう恐れがあります。
社会人として不安要素が多い
面接でうまく話せない就活生は、社会人として不安要素が多いと判断される可能性が高いです。
面接は筆記試験などと違って就活生と面接官との対話なので、そこでうまく話せないということは人との対話がうまくできない、つまりコミュニケーション能力が低いのではないかと疑われます。
コミュニケーション能力は、社会の中で他者と関わっていくために必須となるソーシャルスキルです。新卒採用の面接では、実に8割以上の企業が就活生のコミュニケーション能力を重視しています(出典:2018年度 新卒採用に関するアンケート結果)。
その理由はたとえ志望しているのが営業職などの会話を仕事の中心とする職種でなくても、社会人として働いていくのに、他者と全く関わらない仕事なんて存在しないからです。内勤の人だって外部と連絡を取ることはありますし、もちろん会社の一員として、社内の人たちとも協力して仕事をしていくことになります。
仕事の指示を受けるのにも、報告を上げるのにも、会社に馴染むのだってコミュニケーション能力は不可欠です。つまりコミュニケーション能力は、社会人として働く上で必須のスキルであり、会社の一員として迎え入れるのに必要最低限の要素だと言えます。
ところが緊張のせいであれ何であれ面接でうまく話せないと、そのコミュニケーション能力が低いと判断されて、会社に迎え入れるのに不安だと思われる恐れがあるわけです。
アピール不足で良い印象がない
面接でうまく話せないと、自分の能力についても明確な説明ができていないために、プラスの評価につながる良い印象を与えられていません。新卒の場合は仕事における実績がないため、入社後のポテンシャルを言葉で伝える必要があります。
どんなに素晴らしい能力を持っていても、そのことを面接官にわかるように説明できないと、評価につながらないわけです。
しかも前述のように、面接でうまく話せない就活生は志望の本気度を疑われたり社会人として不安を抱かせたり、マイナスの印象を与えやすいです。そのため面接でうまく話せないと、合否の結果に大きく響いてしまうこともあります。
もともと人前で話すのが苦手な人などは、「性格的な問題だから仕方がない」と、半ば諦めているかもしれません。しかしうまく話せないことが就活に致命的なダメージを与えてしまうのなら、どうにかしてそれを克服する必要があります。
もし面接でどうしてもうまく話せない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」に頼ってください。特別にうまく話せなくてもあなたの個性が自然と評価につながる、ベストマッチな求人を紹介します。
面接でうまく話せない人の特徴と原因
対策したつもりなのに面接ではうまく話せないという就活生は結構います。その理由は大まかに言うと、以下の3つです。
原因がはっきりしないことには、対処のしようもないですよね。コラムの初めにまずは、面接でうまく話せない人の特徴と具体的な原因について解説します。
面接に不慣れ・練習が不十分
面接でうまく話せない根本的な原因として多いのは、練習が不十分だったり経験値が足りなかったり、ともかく面接に慣れていないということです。
面接に限らず何事もうまくこなすためには、ある程度”慣れ”は必要になります。部活でもアルバイトでもそうだと思いますが、始めたばかりで慣れていないうちは、ルールやマニュアルは知っていてもその通りうまく行動できないはずです。
勉強などでも、何度も練習問題を解いて回答のコツをつかんでこそ試験で実力を発揮できるようになるのであって、方程式を覚えただけでは良い点数を取ることはできません。それと同様に面接でうまく話せない就活生は質疑応答のやり方を知っているだけで、練習不足・経験不足によって、面接に慣れていないわけです。
しかも面接の場合は筆記試験と違って対話の形式ですから、回答をのんびり考えている時間などないですし、面接官から見つめられている分緊張もします。
だから余計に慣れていないと、本番の面接では「早く答えなければ」という焦りと緊張で頭が回らず、聞かれたことにうまく回答できなくなってしまうのです。
話をまとめるのが苦手
面接でうまく話せない就活生には、話をまとめるのが苦手な人が多いです。その結果、回答の途中で自分の話したいことがわからなくなるという特徴があります。
面接では「あなたの強みは何ですか?」「ガクチカを教えてください」などさまざまな質問がなされますが、「私の強み(ガクチカ)は○○です。」と答えれば完了ではないです。面接は採用選考の場ですから当然、自分の回答を理解してもらえるよう補足説明し、さらに自分に採用する価値があると思ってもらうためのアピールにつなげていく必要もあります。
そうなると必然的に盛り込みたい内容が増えますが、そうかといって面接の時間は限られているため、うまくまとめて簡潔に話さなければなりません。面接でうまく話せない就活生は、話の筋があちこち飛んだり余計なことまで話したりとまとまっておらず、ダラダラ長く話すうちに結局何が言いたいのか自分でもわからなくなる傾向があります。
つまり言い換えると面接でうまく話せない就活生は、話をまとめるのが下手なわけです。また、自分の何をどうアピールすればいいのか考えがまとまっておらず、質問への回答からうまくアピールへつなげられない人もいます。
そうなると話の着地点がわからないのでダラダラと長くなるうえ、結局何が言いたいのかわからないような、オチのない話になってしまうのです。
性格的な要因
面接でうまく話せない就活生には、もともと持っている性格的な要因から、うまく話せない人もたくさんいます。
俗に「コミュ障」と言われるような他人とコミュニケーションを取ることが苦手な人や、完璧主義の人、自分に自信がない人、緊張しやすい性格の人などです。そうした性格の人は、面接官とのコミュニケーションがうまくいかずに悪印象を持たれてしまうことを過度に心配するあまり、余計に緊張を招きやすい傾向があります。
たとえばコミュ障の人や緊張しやすい性格の人は、過去に他人とのコミュニケーションで失敗した経験があるので、面接でも同じことにならないか不安なのです。また自分に自信がない人も、自己評価が低いために面接の場に対して「きっと失敗する」というような、ネガティブな発想しか浮かんできません。
そして完璧主義の人の場合は「絶対失敗できない」という考えから、まるで命でもかかっているみたいに自分を極度の緊張状態へと追い込んでしまいます。
そうした自分のもともと持っている性格的な要因で失敗を恐れ、過度に緊張してしまうことによって、逆にうまく話せない状況を自ら作り出しているわけです。
そういう場合は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用するのがオススメです。あなたの個性を活かせる求人の中から、面接が苦手な人にも理解のある企業を紹介します。
また、企業側へのフォローも入れるので、少しくらい失敗しても大丈夫。安心して面接に臨むことができるでしょう。
発言に一貫性がない
面接でうまく話せない原因の一つに、発言に一貫性がないことも挙げられます。
緊張していると、ついその場で思いついたことを話してしまいがちです。しかし思い付きで話すことによって、履歴書・ESで記載した内容やそれ以前の面接で発言した内容、前後の質問に対する回答などと矛盾する発言をしてしまうことがあります。
たとえば、前回は「チームプレーが苦手」だと述べたのに、自己PRで「協調性が強み」だと答えたら、面接官はどちらが本当の人柄なのか判断がつきません。そのせいで、面接官に不信感を抱かせてしまうこともあります。
発言に一貫性を持たせるためには、事前に自分のアピールポイントや志望動機をしっかりと整理し、どの質問にも一貫した回答ができるよう準備しておくことが重要です。
面接でうまく話せない人が就活を成功させるコツ
ここまで話してきたように、面接でうまく話せないと採用選考の合否に大きな影響を与えます。練習不足などではなくもともと持っている性格的なものが要因になっている人もいると思いますが、いずれにしても就活を成功させるための対策が必要です。
面接でうまく話せない人が就活を成功させるには、以下のコツを押さえて対策することをオススメします。
ここからは上記のコツについて詳しく説明するので、ぜひ対策の参考にしてください。
緊張は「誰でも当たり前にするもの」と理解する
面接でうまく話せない人はまず、基本的に面接というのは、誰でも緊張して当たり前だということを理解しておきましょう。
面接は自分の将来がかかっている大事な場面ですから、まるっきり緊張しないなんてあり得ません。十分に経験を積んだ社会人でさえ、転職などで面接を受ける際には緊張します。
それが、そもそも知らない人の前で話すこと自体に慣れていない新卒の学生となれば、緊張するのは当たり前のことです。それは面接官の方も承知しているので、緊張のあまり少しばかり失敗しても、大抵は許してもらえます。
自分に完璧を求め、「絶対失敗できない」などと自分を追い込んだり、緊張して失敗することを過度に恐れたりする必要はありません。
確かに、新卒の面接ではコミュニケーション能力が重視されますが、それは別に面接のような場面で緊張せずに堂々と話せる能力が求められているわけではないです。
面接官はその就活生が、普段の仕事の中で周りとうまく意思疎通を図れるかどうかを知りたいという理由でコミュニケーション能力に注目しています。ですから、まずは「面接では緊張していてもいい」「完璧にこなせなくても問題ない」ということを理解しておいてください。
面接前のリラックス法を見つける
面接でうまく話せるようにするために、面接前のリラックス法を見つけておくとよいです。
面接でうまく話せない原因の多くは、過度の緊張や不安からきています。その緊張を和らげるためのアクションを、面接前に取り入れるようにしましょう。
どのような行動をとれば緊張をほぐせるかは人によりますが、リラックス法の例としては以下のようなものが挙げられます。
- 面接の相手や会場を事前に確認しておく
- 面接前に深呼吸や軽いストレッチをする
- 移動の間に音楽を聴く
- 家族や友人に電話して励ましてもらう
- おいしいものを食べる
ゲームをするとリラックスできるという人もいると思いますが、熱中し過ぎて面接の時間を忘れてしまうことだけは注意してください。
自分なりのリラックス法を見つけて、面接への緊張感を緩和しましょう。
その面接で何を伝えたいか明確にしておく
面接でうまく話せるようになるには、自己分析や企業・業界研究から得られた情報をまとめ、何を伝えたいか明確にしておくことが大切です。
面接ではそれでなくても緊張しているので、想定外の質問を受けるとその場でうまく頭が回らず、何も答えられなくなってしまいます。そんな風にならないためには、その面接全体を通して大まかに何を伝えたいのか、アピールの方針を決めておくとよいです。
何を聞かれるにせよ、どういった話につなげていくのか事前に明確になっていれば、「何を話せばいいのかわからない」といったトラブルを避けることができ、普通に話せるようになります。そのために必要なことは、徹底した自己分析と企業・業界研究です。
まずは自己分析から自分の強みを把握し、業界・企業研究から企業が求める人物像やスキルなどを知っておきます。そして、その企業の面接では何をアピールすればいいのかや、そのためにはどんなエピソードを話せばいいのか考えておいてください。
予想される質問への回答を用意する
面接でうまく話せるようになるには、予想される質問への回答をある程度考えておきましょう。
面接ではさまざまな質問をされるので全ての回答を用意しておくことは無理ですが、聞かれやすい質問への回答だけでも事前に考えておけば、面接への不安を軽減できるはずです。
面接でよくある定番の質問と、履歴書・ESの内容から予想される質問だけでも、ある程度は回答を考えておくことをオススメします。
面接でよく聞かれる定番の質問には、以下のようなものがあります。
- 「自己紹介をお願いします」
- 「当社を志望した理由は何ですか?」
- 「あなたの強みを教えてください」
- 「学生時代に力を入れた活動は?」
ただし、事前に考えた回答を丸暗記すると、棒読みで不自然な答え方になりがちです。『その面接で何を伝えたいか明確にしておく』で述べたアピールの方針に沿って、回答の際に盛り込むキーワードを決めておくと自然な回答ができるようになるでしょう。
また、この他にも面接で聞かれやすい質問はまだまだあります。もっと詳しく知りたい人は、以下のコラムを参照してください。
関連コラム
面接前に対策したい「よくある質問」50選!回答法と例文を紹介
これまでの選考を振り返る
面接でうまく話せるようになるには、面接の前に、これまでの選考への振り返りを行っておくことをオススメします。
その目的の1つは、履歴書やESに記載した内容とそれ以前の面接で述べた内容を把握し直し、今回の面接での質疑応答に矛盾が生じないようにするためです。
それまで志望企業に対してどんな情報を提示してきたのか確認し、一貫した主張を展開できるように準備しましょう。
また、選考の振り返りを行っておくのには、面接力を向上させるという目的もあります。
履歴書やESの記載内容と以前の面接で述べた回答を振り返って、アピールすべき点がきちんと伝わっているか再確認してください。
もしもアピールが不十分だと思われる場合は、回答をブラッシュアップしましょう。
ただし、それまでの選考と異なる主張を展開するのは不信感を招く恐れがあります。あくまで話の主旨は変えずに、表現方法や裏付けとして提示するエピソードなどを変更するとよいでしょう。
回答に盛り込む情報量を制限する
面接で話す際は、回答に盛り込む情報量を制限しましょう。面接でうまく話せない就活生は、いろいろ伝えようとして情報量が多くなり、何を言いたいのか主旨がわかりにくい話し方をしがちです。
あれこれ話そうとすると、たくさんの説明が必要になって話がまとまりません。どこから話してどこで終わらせるべきか、自分でもわからなくなってしまいます。
情報があり過ぎると聞いている面接官も、話の主旨がわかりにくくなります。質問への答えが話のどこに出てくるかもわからないため、そればかり気になって、せっかくのアピールを聞き逃してしまうかもしれません。
そのため、面接でうまく話すにはできるだけ話を複雑にせず、伝えるべき情報を取捨選択し、シンプルに回答するよう心がけましょう。
自分の意志を伝える
面接で話す際は、ただ質問に答えるだけではなく、自分の意思を盛り込むようにしましょう。
いくらシンプルに回答すると言っても、「ガクチカは何ですか?」→「部活です。」という風に、ただ聞かれたことに答えればよいというものではないです。
どういった質問にせよ、面接官はそれ自体を知りたいのではなくて、その質問に対する回答の中から、その就活生がどんな人間なのかを見極めようとしています。
そのため話の中には必ず、自分がどんな考え方をするのか、入社したらどんな風に働くつもりなのかというような、自分の意志を込めるようにしてください。
アピールの方針と、できるだけシンプルに自分の意思を込めるというポイントを押さえれば、面接で話す内容はおのずと決まってくるはずです。
PREP法を意識し、論理的に話す
話の趣旨やアピールをわかりやすくするには、順序立てて論理的に話す必要もあります。そこでオススメなのが、ビジネスのプレゼンなどでよく用いられる「PREP法」という論法です。
PREP法では、話の主旨となる結論を最初に述べ、後からその理由を事例を含めて説明し、最後にもう一度結論を強調して話を締めくくります。結論から述べることで最初に話の主旨を宣言することになり、聞いている相手に内容が伝わりやすくなるのです。
これを面接での質疑応答に当てはめると、最初に述べるのは質問に対する直接的な回答で、その次にその理由と裏付けエピソード、最後はただ結論を繰り返すだけでなくアピールにつなげるという順で話を展開します。
Point | 自分の強み |
---|---|
Reason | 強みだと思う理由 |
Example | 強みを発揮したエピソード |
Point | 強みを仕事でどう活かすつもりか |
最初に質問への直接的な答えを述べれば、相手の言葉を正しく理解でき、適切に答えを返せることが伝わって、コミュニケーション能力があると示すことにもなります。そうすれば緊張のせいで多少説明がおぼつかなくても、少なくとも周りの人間とまともに意思疎通が図れない人間だとは思われないはずです。
ですから面接ではどんな質問にどんな論法で答えるにせよ、”結論から話す”ことを意識して回答してください。
本番同様の空気感のもと面接練習を行う
面接でうまく話せるようになるには、本番同様の空気感のもとで練習することが重要なポイントになります。
面接でうまく話せない原因は、面接の雰囲気や質疑応答に不慣れだったり、性格的な要因で緊張し過ぎたりしているせいです。しかし親や友人など自分が気を許せる人を相手にいくら面接練習をしても、面接本番のような緊張感が得られないので、本番で発揮できる面接力は養えません。
ですから面接の場に慣れ、質疑応答への自信をつけるためにも、自分の知人ではない社会人を相手にして、本番同様の空気感のもとで面接練習をする必要があります。
そのためには模擬面接などを利用して練習するのがオススメです。模擬面接なら自分の知人ではない社会人が面接官を務めるので、本番同様の緊張感が得られます。就活のプロが開催している模擬面接であれば、面接への適切なアドバイスも受けられるので一石二鳥です。
面接後にお礼メールを送る
うまく話せないことで面接の通過が危ぶまれる場合は、面接後にお礼メールを送って、印象を拡幅するという手もあります。
お礼メールを送ることで印象がよくなり、面接時の失敗をカバーできるかもしれません。
面接へのお礼メールには、以下の内容を記載するとよいです。
- 面接の機会をいただいたことへの感謝
- 今回の面接で学んだこと
- 今後の面接や入社への意欲
ただし、お礼メールの書き方によってはかえって悪印象を与えてしまう可能性もあります。以下のコラムを参考に、簡潔かつマナーを守ったメールを送るようにしてください。
関連コラム
【例文あり】面接後にお礼メールは必要!合否との関係性とメールの書き方
就活エージェントを利用する
面接でうまく話せない人が就活を成功させるには、就活エージェントを利用するという手もあります。就活エージェントは、学生の希望や適性と、企業側のニーズをマッチングするサービスです。
就活エージェントは学生の個性を把握したうえで、以下のようなサービスを行ってくれるので、特別にうまく話せなくても面接の合格率が高い傾向があります。
- まさに「あなたのような人」を求めている企業を紹介してくれる
- 面接のノウハウを教えてくれる
- 企業の選考傾向やそれに特化した対策をアドバイスしてくれる
- 面接で失敗した場合も企業側の印象が悪くならないようフォローしてくれる
- 企業からのフィードバックを聞いて具体的な改善提案をしてくれる
ただし、求人の紹介以外にどの程度のサポートをしてくれるかはエージェントによります。「手厚いサポート」をうたっている就活エージェントを選ぶとよいでしょう。
キャリチャンでも、面接でうまく話せない就活生を支援する無料のサービス「面接サポート」を開催しているので、ぜひ活用してください。希望や適性にマッチする契約企業の中から比較的面接が厳しくない企業を紹介し、面接対策を手助けするオンラインサービスです。
紹介した企業の面接に際しては、質問の傾向と印象の良い答え方、どんな人物が求められているかなど、受かるための対策をプロのキャリアアドバイザーがきめ細かく指導します。ですから就活生のみなさんは、面接での質疑応答がものすごくうまくなる必要はありません。
面接に慣れておらず面接経験を積んで実力をアップしたい人や、性格的に面接でうまく話せないけれど内定が欲しい人にもピッタリです。
面接でうまく話せない人にも対処法はある!
面接でうまく話せないことで悩んでいる就活生は、案外多いものです。その原因は練習不足で面接に不慣れだったり、色々アピールしようとして話がうまくまとめられなかったり、性格的な問題から緊張しすぎていたりすることにあります。
しかし面接での質疑応答は言ってみれば、就活生と面接官の対話によるコミュニケーションです。そのため面接でうまく話せないと、仕事の上でも周りとうまく意思疎通が図れないと思われ、合否に影響することがあります。
「性格的な問題だから仕方がない」と諦めている就活生もいるかもしれませんが、そのまま放置してはいけません。そういう場合にも対処法はあるので、一人で悩んでいないで就活エージェントなどのプロに相談することをオススメします。
「面接サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。