実際に採用担当に聞いた!面接に落ちる人の特徴と受かるための秘訣

 2024年10月30日

元気がなさそうに見えますが、どうしました?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

実は、この前の面接に落ちちゃって…。

それは悔しかったですね。面接に落ちたときは、その原因を振り返って次の面接に向けて改善することが大事です。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

でも自分的には結構手ごたえがあったんです。何がダメだったのかわからないから、どう完全すればいいのかも見当がつきません。

では今回は、面接に落ちる人に共通する特徴と、面接段階別の落ちる原因について解説します。面接に受かるための秘訣も紹介するので、次の面接への参考にしてくださいね!

キャリアアドバイザー 平崎

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面接に落ちる人の共通の特徴

面接に落ちる人の共通の特徴

実際に人事・採用担当者に聞いた「面接に落ちる人の特徴」は、大きく分けて以下の3つです。

それぞれをさらに細かくチェックしておきましょう。

ビジネスマナーがなってない

【例】

  • スーツ・シャツがしわくちゃ
  • 髪の毛が整えられていない
  • ヒゲを剃ってない
  • 化粧が濃い・していない

  • 靴・カバンが汚い
  • 汗やタバコ・食べ物臭い
  • 正しい言葉遣いを使えていない
  • 遅刻をしてくる(会場に早く着きすぎるのもNG)

  • 挨拶の声が小さい
  • 横柄な態度
  • 元気がない(暗い) etc…

だらしない身だしなみや遅刻だけでなく、挨拶の声が小さかったり、元気がない話し方をしたりといった態度もマナーがなっていないと受け取られることがあります。いくら身だしなみを整えても、話す態度に相手への配慮が欠けていれば低評価なのです。

ビジネスマナーはこれから社会人になるにあたって、できて当たり前のことです。就活に際しては、これから社会人になるという自覚を持ち、ビジネスマナーを守るようにしましょう。普段の生活からビジネスマナーを意識していれば、面接やどんな場面でもスマートに対応できるはずです。

適切な受け答えができていない

【例】

  • 会話がスムーズに進まない・続かない
  • 会話が噛み合わない
  • 話が長い
  • 自分の話ばかりを押し付けている

  • 質問の答えになっていない
  • 緊張から何を話しているのかわからない
  • 声が小さい・大きすぎる etc…

上記のように、適切な受け答えができていないと、「コミュニケーション能力が低い」と判断されてしまいます。

近年、実務スキル以上にコミュニケーション能力を求めている企業が増えたことから、コミュニケーション能力の有無は合否を判断する重要な項目となっています。

そのため、「会話がかみ合わない」「何を言いたいのかわからない」といったことからコミュニケーション能力が低いと判断されてしまえば、内定は遠のいてしまうでしょう。

コミュニケーション能力の低さから面接に受からない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用するのがオススメです。あなたの個性を自然にアピールできて、面接が苦手な人でも受け答えしやすい企業を紹介します。

紹介企業の面接対策は、専任のキャリアアドバイザーが二人三脚でサポートするので安心です。完全無料のサービスなので、気軽に活用してください。

熱意を感じられない

【例】

  • 調べればわかるようなことを聞く
  • 福利厚生などの条件ばかり質問してくる
  • 志望動機が曖昧
  • 会社に入ってからのビジョンが明確でない

  • 自己分析や企業研究ができていない
  • 「なぜ当社でなくてはならないのか」が伝わらない
  • 企業が求めている人物像と異なる

熱意や入社意欲を感じられない学生を欲しいと思う企業はないでしょう。企業への熱意を伝える最大の手段である「志望動機」をうまく伝えられない、また志望動機以外の質疑応答でも熱意を感じられない場合は、落ちる原因になります。

志望動機や質疑応答から熱意を感じられない原因は、企業研究や自己分析が不十分だからです。自分や企業について理解を深めていないと、「なぜその企業ではなくてはならないのか」を伝えられません。

熱意が感じられず、「求めている人物像と異なる」と判断されてしまわないよう、しっかりと自己分析、企業研究を行いましょう。

面接の段階別!落ちる原因とチェックポイント

面接の段階別!落ちる原因とチェックポイント

面接に落ちる人の共通の特徴を紹介しましたが、実をいうと一次面接・二次面接・最終面接では落ちる原因が異なります。その理由は、それぞれの面接段階でチェックされているポイントが異なるからです。

ここでは、具体的にどんな理由から落ちてしまうのか面接段階ごとに分けて紹介します。面接の回数は企業によって異なりますが、一次面接・二次面接・最終面接の3段階だとすると、それぞれの面接に落ちる原因は以下のとおりです。

各面接段階でチェックされているポイントと合わせて、詳しく解説していきます。

【一次面接】第一印象で落ちる

    【落ちる原因】

  • 身だしなみがだらしない
  • ビジネスマナーがなってない(挨拶・遅刻など)
  • 自己分析や業界研究が足りない
  • 書類と印象が異なる

人事や採用担当者が面接官を務める一次面接では、社会人になるにあたっての最低限のラインを超えているかを判断するため、「第一印象」を中心にチェックします。

具体的には、就活生らしい整った身だしなみか、はっきりと大きな声で挨拶ができているか、そして自己紹介や自己PRなどをしっかりと伝えられるのかといった点がチェックポイントです。

身だしなみやビジネスマナーがなっていなければ当然、印象は悪くなります。また、自己紹介がうまくできなかったり業界への理解度が低い自己PRだったりすると、「自己分析や業界研究が足りない」と判断され、選考突破は難しくなるでしょう。

そして、一次面接ではESなどの書類と実際に話したときの印象とに違いがないかもチェックされています。ESの内容と面接で述べた内容が異なると、「信ぴょう性が低い」と判断されて、信用できない印象を与えてしまうのです。

つまり、次の選考に進むためにはいかに「第一印象」をよくするかが重要になります。一次面接に落ちてしまう人は見た目や挨拶などはもちろん、自己分析や業界研究をしっかりと行い、好印象を残せるよう心がけましょう。

【二次面接】企業への理解度で落ちる

    【落ちる原因】

  • 企業研究不足
  • 志望動機が曖昧
  • 仕事内容を理解していない
  • 自分の強みが役に立たない
  • スキル不足

部署責任者や役員などが面接官を務める二次面接では、「どれだけ企業について理解しているか」をチェックします。ポイントとなるのは、質疑応答の内容からわかる、学生の企業への理解度です。

たとえ、どんなに企業のことを好きだとしても、ただ「好き」と言っただけでは熱意は伝わりません。「なぜ好きなのか」「どんなところに惹かれたのか」「好きな会社で自分はどう活躍できるのか」をしっかりと述べないと、自分をアピールできないのです。

そのためにも、十分な企業研究が欠かせません。企業の魅力は何か、どんな人物を求めているのか、そして自分のスキルはその会社で通用するのかなどをしっかりと調べましょう。

もしも二次面接で落ちやすい場合は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用することをオススメします。企業の情報を詳しく把握したうえで求人を紹介するので、企業研究はすでに終わっているも同然です。

また、紹介企業の選考傾向なども把握しているので、的確なアドバイスを受けながら面接対策ができます。完全無料のサービスなので、面接に自信のない人はぜひ活用してください。

【最終面接】入社意欲・熱意で落ちる

    【落ちる原因】

  • 「なぜ当社でなくてはならないのか」が伝わらない
  • 企業カラーと合っているか
  • 会社が目指している方向性とマッチしない
  • 入社後のイメージが湧かない

会社の代表、社長などが面接官を務める最終面接では、企業に向かえ入れるかどうかの最終チェックを行います。ここで重要になるのが、入社意欲や熱意です。

社会人としての最低ラインや企業への理解度をクリアしても、最後に「企業へ本気で入社したい!」という思いを確認できないと、内定は出せません。もっと志望度の高い企業から内定が出たら、辞退される可能性が高いためです。

本気の思いは入社意欲や熱意から伝わります。しかも入社意欲や熱意がある人に企業は、「会社のために仕事を頑張ってくれそう」と認識するため、好印象なのです。

また、「会社のカラーに合っているか」「会社が目指している方向性とマッチするか」なども最後に確認すべき重要な項目です。膨大なお金と時間をかけて採用活動を行ったにもかかわらず、ミスマッチから早期退社へとつながれば、すべてが水の泡となってしまいます。

そんな事態を避けたい企業は、会社のために働いてくれるか、受け入れても問題ないかを、入社意欲や熱意から確認するのです。

本気で受かりたい必見!面接に受かるための秘訣

面接に受かるための秘訣

面接を突破するためには落ちてしまう原因を理解し、欠点を改善していく必要があります。原因から1つ1つ改善していくのがよいですが、その前にまずは基礎を徹底的に見直しましょう!

面接に受かる大前提となる、重要な対策は以下の3つです。

「面接に落ちる共通の特徴」から抜け出し、面接に受かるためにすべきことを紹介します。

「第一印象」を徹底的に意識する!

面接は第一印象が重要なので、まずは身だしなみを徹底的に整えましょう。清潔感のある髪型や服装を心がけるのはもちろん、笑顔で明るい印象を与えることも意識します。

鏡の前で笑顔の練習をしたり、第三者に暗い印象になっていないか、顔はこわばっていないかなどをチェックしてもらうとよいです。面接で緊張するのは当たり前のことですが、緊張した表情もあまりよい印象を与えません。

常にリラックスした表情を意識するだけで見た目の印象は一気によくなるので、普段から意識してみてください。

また、大きな声で挨拶をする、正しい言葉遣いを使うといったビジネスマナーを身につけることも重要です。ビジネスマナーがなっていないだけで第一印象は一気に悪くなります。今からしっかりとビジネスマナーを身につけておきましょう。

「面接練習」を繰り返し行う!

質問に対してある程度スムーズに答えられるようにしておく必要があるので、よくある質問を中心に回答を考え、質疑応答の練習をしておきましょう。

回答を考える際に意識することは、以下の2つです。

  • 質問の意図を理解する
  • 企業が求めている人物を把握する

質問の意図を正確に理解し、何が求められているのか把握したうえで、質疑応答に備えましょう。

ただし、本番の面接では緊張するため、それに慣れておく必要があります。そのためには、練習の段階から本番のような緊張感を持つことが大事です。

模擬面接イベントや就活エージェントを利用し、「他人」と面接練習するのがオススメです。「他人」と練習することでほどよい緊張感を保てますし、就活のプロから役立つアドバイスももらえるので、より適切な回答ができるようになるでしょう。

キャリチャンでも、就活のプロによる面接ノウハウの講義と模擬面接をセットで受けられる「模擬面接WEBセミナー」を開催しています。無料で受けられるセミナーなので、ぜひ参加してください。

「この会社じゃないとダメな理由」を明確に!

面接に受かるには、「ほかの会社ではなく、この会社じゃないとダメな理由」を明確にすることも重要です。落ちる原因にもあるように、「なぜ当社でなくてはならないのか」が不明瞭だと、入社意欲や熱意も伝えられず、志望度が低いと判断されてしまいます

ですので、自分の中で「なぜこの会社じゃないとダメなのか」をしっかりと把握しましょう。まずは自己分析から自分をしっかりと分析し、次に企業研究で企業の魅力を洗い出します。

業界研究も用いり、同業他社と比較すれば、より明確に「この会社じゃないとダメな理由」が見えてくるのでオススメです。

以下のポイントをしっかりと理解していれば、面接で話す内容も自然と企業が好む内容となり、好印象を残せます。

  • 企業の魅力
  • 企業が求めている人物像(スキル)
  • その企業で活かせる自分の強み
  • 同業他社との違い

ぜひ試してみてください。

面接に落ちる原因を特定して改善を図ることが大切

面接に落ちる人にはさまざまな特徴があります。そして一次面接、二次面接、最終面接と面接の段階によっても落ちる原因はさまざまです。

まずはそんな落ちてしまう原因は何なのかを追求する必要があります。自分が落ちてしまう原因からどう解決していくのか、どう向き合っていくのかを考えていきましょう。

そして、実際に落ちないためにはとにかく実践あるのみです。面接練習から弱点を見つけ出し、克服し、そして本番に向けて面接力を養いましょう。そのためには”本番を意識した、緊張感のある練習”が大切です。

面接に苦手意識のある人は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用するのがオススメです。あなたの個性と面接力に合った求人を紹介するので、劇的に面接がうまくなる必要はありません。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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