面接が2回だけしかない企業の合格率は?最終面接の対策も紹介

 2023年4月26日

面接が本格化してきましたね。順調ですか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

はい、いくつか面接を受けました。でも面接が2回だけの企業があって、びっくりしてます。

やっぱり面接2回と3回とでは、対策法も受け方も変わるのでしょうか?

確かに、一般的な就活生は面接が3回のつもりで対策していますから、面接が2回だけしかないと、どう受ければいいのか戸惑ってしまうかもしれませんね。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

そうなんです。それで結局この前は、合格できませんでした。この後も面接が2回だけの企業をいくつか受ける予定があるんですけど、合格率を高める対策方法はないでしょうか?

わかりました。今回は面接が2回だけしかない企業の合格率を上げる対策と、3回面接との違いについて解説します。これからの面接も堂々を受けられるよう、このコラムを読んでしっかりと対策していきましょう。

キャリアアドバイザー 平崎

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面接が2回しかない企業の目的と特徴

面接が2回しかない企業の目的と特徴

従来、新卒採用の多くは3回以上面接を行っていますが、中には面接が2回しかない企業もあります。では面接回数が2回しかない企業はなぜ他の企業よりも面接回数を少なくしているのでしょうか。

ここではそんな面接が2回しかない企業の目的と面接の仕組み、面接回数が2回しかない企業の特徴などについてご紹介しています。これから面接回数2回の企業を受ける人はもちろん、これからの対策として仕組みをしっかりと理解しておきましょう。

面接を2回にする企業の目的

多くの企業が面接回数を3回以上にする理由は、学生と会う回数を増やすことで見極めやすくするためです。実際、面接回数が多ければ多いほど学生を吟味できるため、多くの企業が面接に時間を割いています。

しかしその中で面接回数を少なくしている企業はなぜなのでしょうか。その目的はいくつかありますので、下記より確認していきましょう。

  • 学生の早期確保(選考期間の短縮)
  • 面接官の負担軽減(人材不足)
  • ES選考を重要視している

まず1つ目の目的は「学生の早期確保」です。面接回数が少なければその分選考期間を短縮することができるため、優秀な学生を他の企業に取られてしまう前に早期的に確保することができるのです。

2つ目の目的は「面接官の負担軽減」です。仕事への影響を考えての対策や単純に人材不足から面接官の負担を軽減することへの対策など企業によって様々です。面接回数が少なければその分仕事に時間を充てられますし、人が足りなくても採用活動を行うことができるため、回数を調整している企業は少なくありません。

3つ目の目的は「ES選考を重要視している」です。ESでは学生のスキルや資格などの基本的な情報を知ることができ、それらの情報を採用の基準としている企業の場合には面接の回数を少なくしている傾向にあるのです。

このように、面接回数が少ないのにはそれぞれ目的がありますので、目的を理解したうえで面接回数が少ない企業の対策をしっかりと行っていきましょう。

面接が2回の場合の通過率とチェック項目

次は面接が2回しかない企業の面接通過率とチェック項目について解説します。通常時(面接回数3回)の時と比べてみていきましょう。

■面接回数2回

    【通過率】

  • 〔一次面接〕20~50%
    →最終面接に進める学生を一回目の面接で見極めていくことから、通過率としては低い傾向にあります。しかし、最終面接でしっかり見極めるという企業もあることから、一次面接では人を絞りすぎない場合もあるため、通過率としては20~50%とバラつきがある結果となります。

  • 〔最終面接〕50%
    →最終的に誰を入社させるかを判断することから、通過率は約50%となります。

    【チェック項目】

  • 〔一次面接〕
    →「印象」+「企業理解度」「志望度」をチェックします。通常時の一次面接・二次面接のチェック項目を合わせたものが一次面接でチェックされます。

  • 〔最終面接〕
    →「企業とのマッチ度」「他学生との兼ね合い」で総合的に判断します。

■面接回数3回

    【通過率】

  • 〔一次面接〕20~40%
    →1人に割ける時間に限度があるため、「印象」から学生を判断します。効率よく選考を行うことから、通過率が低い傾向にあります。

  • 〔二次面接〕20~50%
    →· 「企業理解度」や「志望度」で学生を判断します。最終に進める学生を選抜する中間時点のため、通過率は大幅に変動する傾向あり。

  • 〔最終面接〕50%
    →最終的に企業とマッチするか、誰に内定を出すかなどを判断する場です。人数も絞られているため、必然的に通過率は高くなります。

    【チェック項目】

  • 〔一次面接〕
    →「印象」から学生を判断しています。正しい言葉遣いや清潔感のある身だしなみなどの社会人としての最低ラインを越えているかなどをチェックします。

  • 〔二次面接〕
    →「企業理解度」「志望度」で学生を判断します。会社に受け入れられる最低ラインを越えている学生の中から相性をチェックしていきます。

  • 〔最終面接〕
    →「企業とのマッチ度」「他学生との兼ね合い」で総合的に判断します。

上記からわかるように面接回数が少ない分、一回の面接で学生のことをしっかりとチェックしているのが面接回数2回の特徴となります。通過率は企業によってバラつきがありますが、多くは一次面接の通過率を低く見積もっている傾向にありますので、覚えておきましょう。

面接を2回にしている業界・企業の特徴

面接を2回にしている業界や企業には特徴があります。

まずは業界の特徴ですが、具体的には「医療系職種」や「技術系職種」などが当てはまります。これらの業界は学生のスキルや資格、経歴などといったの基本情報から学生を判断する傾向にあるため、面接回数が少ない場合が多いのです。

次に企業の特徴ですが、ベンチャー企業や中小規模などが当てはまります。これらの企業はインターンシップから学生を判断する傾向にあったり、人材不足によって面接官の負担を減らそうとしていることもあり、面接回数を少なくしている傾向にあります。

もちろん企業によって事情は様々ですし、業界や企業の特徴に当てはまっても面接回数を3回以上にしている企業も中にはありますので、参考程度にしておきましょう。

キャリチャンには、面接対策を支援するイベント「面接サポート」があります。面接が苦手、不安と思う人は、ぜひ活用してください。

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面接が2回しかない企業を受けるうえで覚悟すべきこと

面接が2回しかない企業を受けるうえで覚悟すべきこと

面接回数が2回しかないということで選考を受けるうえでの負担を減らすことができたり、日程調節が楽というメリットがある半面、受けるうえで覚悟しなくてはならないこともいくつかあります。

ここではそんな面接が2回しかない企業を受けるうえで覚悟すべきことについて解説していきます。メリットだけでなくデメリットも把握しておくことでより万全な対策を行うことができます。

自己PRできる場が少ない

面接回数が少ないということで、その分自分をアピールできるチャンスが少なくなります。3回の面接であれば自分をアピールできる機会はその分多くなるため、自分を知ってもらえる可能性も十分に高まります。

面接では企業側に自分を採用したいと思わせるために、「自分は企業が求める人物像に当てはまること」「自分を採用すべき人材」だということをアピールしていく必要はあります。そのために自分をアピールしていかなくてはなりませんが、その機会が少なくなるとその分チャンスが少なくなるため、場合によっては不完全燃焼な結果が待っていることもあります。

また3回面接の場合、1回目の面接で少しミスをしたり「〇〇言い忘れた」という事態が起きても2回目の面接で巻き返せるチャンスがありますが、2回面接の場合は次に受ける試験は「最終面接」となるため、それらが難しいこともあります。

このように、企業との接触が少ない分、自分をアピールできるチャンスが減ることから、1回の面接における重みが3回面接とは異なってくることを覚えておきましょう。

企業についての理解する場も少なくなる

面接の回数が少ないということで、自分をアピールできるチャンスが減るだけでなく、“企業についての理解”を深める機会も減ってしまうことになります。面接では自分を採用してもらうために自分をアピールする場と同時に、学生自身が「本当にこの会社に入社してもいいのか」を判断する場でもあります。

面接は直接的に企業で働く人物と接触ができますし、会社の雰囲気を知れたり、質問を通して働き方や風通しの良さなどを知ることができます。これは実際に働く社員・職場に居合わせているからこそ仕入れられる情報で、それらは入社すべきかどうかを判断するのに重宝されます。

しかし面接の回数が少ないとその分企業側と接触する機会が減り、十分に機会について理解を深めることができない可能性があるのです。そのため、1回1回の面接からしっかりと様々な情報を得られるように意識しなくてはなりません。

利用者の声

2回目の面接で落ちる理由

2回目の面接で落ちる理由

面接が2回だけの企業で2回目の面接に落ちてしまう場合、いくつかの理由が考えられます

それぞれの内容について、詳しくみていきましょう。

入社意欲が感じられない

多くの企業は「この企業で働きたい」という入社意欲を重視しますが、その傾向は選考が進むにつれてより高まります。そのため、二次面接で入社に意欲的な姿勢が示せないと、合格は難しいでしょう。

入社意欲が低い場合、内定を出しても内定辞退されるか、入社しても早期退職してしまう可能性が高いというのが不合格になる理由です。内定辞退も早期離職も企業にとっては避けたいことであり、入社意欲はより重点的にチェックされます。

入社意欲がないと判断されやすいのは、次のような場合です。

  • 志望動機が具体的でない
  • 企業研究が十分でない
  • 明確なキャリアプランを描いていない
  • 声が小さく熱意が感じられない

自分が該当していないか、チェックしてみてください。

求める人物像に合わない

企業が求める人物像と合わないと、2回目の面接で落ちる可能性があります。求める人物像と合わないということは、自社の社風や仕事内容に合わず、入社後にミスマッチを起こす可能性があるためです。早期離職につながるのを避けるためにも、企業とのマッチ度がチェックされます。

企業にはさまざまな仕事があり、社員の個性もさまざまです。必ずしも無理に求める人物像に合わせる必要はありませんが、明らかに社風と合わないと判断されるのは避けたいところです

企業研究で企業がどのような人物を求めているかを確認し、自己PRに合わせていくようにするとよいでしょう。

相対評価でプラスの要素が足りない

2回目の面接は1回目の面接を通過した学生が集まるため、評価にあまり差がない可能性があります。マイナス要素はなくても、決め手がなくプラスの要素が少ない人が落とされる可能性があります。そのため2回目の面接では、 他の学生と差別化するプラスのアピールが必要です。

他の就活生との差別化には、入社への意欲や熱意を伝えることも効果的です。入社後にどれだけ企業に貢献できるかを具体的エピソードを交えながら伝えれば、説得力のあるアピールができます。

2回目の面接を成功させるためには、就活のプロであるキャリアプランナーに相談できる「就活相談会」への参加がオススメです。1対1で相談ができるため、就活生一人ひとりに合ったサポートができます。

面接が2回しかない企業に受かるための秘訣

面接が2回しかない企業に受かるための秘訣

面接が2回しかない企業は回数が少ない分、1回の面接の重みが他とは異なります。そのため、3回面接とはまた異なった対策が必要になります。では具体的に面接が2回しかない企業にはどのような対策が必要なのでしょうか。

ここではそんな面接が2回しかない企業に受かるための秘訣について解説していきます。面接回数が少ないため、受かれば早急に就活を終えることができますので、万全な対策をしていきましょう。

自己分析から自分のアピールポイントを明確にする

面接が2回しかない企業の対策としてまずすべきことは、自己分析から自分のアピールポイントを明確にすることです。面接回数が少ない分、自分をアピールできる機会も少ないわけですから1回の面接で思う存分自分をアピールできるようにしなくてはなりません。

ですので、限られた時間の中で的確に自分をアピールしていくためにも、自己分析から自分のアピールポイントを明確にしてください。自分の強みは何なのか、自分のどんな能力をアポールすれば企業側に好印象なのかを考えながら自己分析していきましょう。

自己分析を行う際、他己分析も合わせて行うと自分では気づけない自分に気づくことができるので、親や友達、就活エージェントなどから自分について分析してもらうとよいです。

自分のことをしっかりと理解していれば自信をもって発言できるようになりますし、どんな質問に対してどうアピールすればいいのかが明確になってきますので、しっかりと時間をかけて自己分析を行ってください。

企業理解を深めていることを示す

2回しかない面接は1回1回の面接内容が重要になるため、限られた時間の中で存分にアピールしていかなくてはなりません。そのためには自分の強みをアピールすることはもちろん、“企業理解を深めていること”を示す必要があります。

なぜなら面接官は企業についての理解を深めていないと「志望度が低い」「熱意が足りない」と判断するからです。企業がどんな仕事をしているのか、どんな方針で仕事をしているのかなどの基本的な情報を理解していないと面接にまともに答えられませんし、熱意を疑われて当然です。

また、「自分は企業に取って必要な人材だ」ということをアピールする必要がありますし、面接官も企業が求めている人物像を把握しておかない人に対して「企業研究不足」と判断され、評価が下がります。

それに自分自身も企業が求める人物像を把握したうえで何をアピールすべきかを判断し、求める人物像へと自ら近づける必要があるため、対策としても企業理解を深めることは欠かせません。

面接回数が少ないために1回の面接で学生をしっかりと掘り下げてきますので、何を質問されてもバッチリ答えられるよう、企業研究を徹底してください。企業研究はすればするほど自信へとつながるので、さまざまな手段から情報を集めていきましょう。

1つ1つの面接で自分のすべてをさらけだす

面接回数が少ない受けるうえで最も意識すべきは、1つ1つの面接で自分のすべてをさらけ出すことです。面接回数が2回ということは1回目をミスすれば選考は終わりますし、2回目の面接では最終面接となるわけですから、1つ1つの面接が重要なものになります。

何度もいうように、2回しかない面接は1つ1つの面接が非常に重要になります。企業は2回という少ない回数の中で学生を見極めていくわけですから、3回以上の面接とは重みが違うのです。

それを学生側が理解せず面接に挑んでしまうと企業が定めている高い基準を超えるアピールをすることができなくなります。ですので、1つ1つの面接で自分のすべてをさらけだすよう意識し、そのための準備を前述からしっかりと行っていきましょう。

そして面接においても伝い忘れがないよう、自分が満足できる形で面接が終われるよう、「ここでミスをすれば終わりだ」というぐらいの気持ちで面接に挑んでください。少ない回数だからこそ、1つ1つの内容を濃くしていきましょう。

プロの力を借りて面接力の底上げをする

面接が2回しかない企業は、1つの面接のハードルを高めている傾向にありますので、それらにしっかりと対応する必要があります。そのためにも“面接力”そのものの向上を目指してください。

そしてそんな面接力を上げるために欠かせない存在なのが就活エージェントです。就活エージェントは面接に受かる術を熟知していますし、プロの意見から的確なアドバイスをしてくれることから、確実に力をつけることができるのです。

就活エージェントはいわば「他人」です。そんな他人と模擬面接をするからこそ本番特有の雰囲気や緊張感を作り出すことができ、本番のような面接を疑似体験することができるのです。そしてそんな面接特有の雰囲気に慣れることで自分をアピールしやすくなり、それらが力となって成果をあげることができます。

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二次面接で合格率を高める方法

二次面接で合格率を高める方法

面接が2回しかない企業の選考で二次面接の合格率を高めるには、押さえるべきポイントがあります。一次面接の振り返りを行い、一貫性のある回答を用意することが必要です。志望動機は具体的に書き、入社への意欲を伝えるようにしましょう。

ここでは、面接が2回しかない企業の二次面接で合格率を高める方法を解説します。

一次面接の振り返りを行う

二次面接に合格するには、一次面接の振り返りが大切です。一次面接で聞かれた内容をより具体的に説明できるよう、準備しておきましょう。面接官は異なっても、一次面接の内容は引き継がれます。一次面接で答えた内容を踏まえた対策を行いましょう。

二次面接では、一次面接で聞かれた内容を再度聞かれる場合もあります。矛盾することなく答えられるようにしてください。伝えきれなかったことがあれば、改善してよりよく答えられるように準備しましょう。

一次面接と一貫性のある回答を用意する

二次面接はエントリーシートや履歴書、一次面接の内容を踏まえ、それらを深掘りした内容の質問をされる可能性があります。矛盾した回答をすると説得力がなくなるため、それらの内容を再確認しておくことが大切です。

二次面接では一次面接の内容をさらに掘り下げた質問が行われるため、企業研究を改めて行い、万全の準備をしておくことも欠かせません。志望動機や入社後にやりたいことについて、より深堀りして聞かれることもあります。

質問にうまく答えられないと企業研究が足りないと判断され、熱意がないと思われる可能性もあります。志望度の高さを伝えるためにも、十分な企業研究が必要です。業界についての理解度も入社への意欲が高いことを伝える要素になります。業界の最新ニュースやトレンドもチェックしておきましょう。

志望動機で熱意を伝える

志望動機で熱意を伝えることも、二次面接を通過するポイントです。同業他社と比較して、どうしてその企業なのかという理由を明確にしておきましょう。面接官から「同業の〇〇社ではなくなぜ自社を選んだのか」と聞かれた場合、明確に答えられなければ志望度が低いと判断されてしまう可能性があります。

企業研究では、業界での企業の立ち位置や他社にはない魅力についてもチェックし、明確な志望動機を用意しましょう。志望動機を伝える際は、具体的なエピソードを交えて説明することが大切です。

具体的な入社後のプランを用意しておく

入社後はどのようなことがしたいのか、具体的なプランも明確にしておきましょう。キャリアプランを聞かれたとき、ただ「企業に貢献したい」「経験を積み重ねて成長したい」といった抽象的な回答をするのでは説得力が乏しく、面接官が入社後の活躍をイメージしにくいです。

業務でどのような貢献をし、どのようにキャリアを積み重ねたいかを明確に伝えることで、志望度の高さをアピールできます。その際は自分の経験と結びつけ、説得力を持たせるようにしてください。

企業の公式サイトには、先輩社員の活躍やインタビュー記事が掲載されている場合もあります。実際にキャリアを積んでいる人の経験談を知ることで、キャリアプランをイメージしやすくなるでしょう。

社長や役員の情報も確認しておく

中小企業やベンチャー企業などでは、最終面接の面接官を社長や役員が担当することも珍しくありません。対策として、社長・役員の経歴やメッセージ、発言内容などの情報を調べておくことも必要です。書籍を出版している場合は、一読しておくとよいでしょう。

社長が話している動画があれば、ぜひチェックしておいてください。人柄がわかりやすく、面接でも対応しやすくなります。企業理念とその背景を調べ、共感できるポイントを考えておくこともオススメです。

調べた内容を面接の会話に盛り込めれば、よく企業研究をしていると判断されます。志望企業への関心の強さや、志望度の高さが伝わるでしょう。

逆質問の内容をしっかり準備する

面接の最後には「何か質問はありますか?」と、面接官の方から逆に質問を促されることが多いです。これを「逆質問」といい、求められたときにうまく質問できないと、「入社意欲がないのではないか」と思われる可能性があります。

逆質問は会社について深く知る機会でもあるので、必ず質問を用意しておいてください。自分が想定していた逆質問の内容を面接官が途中で話題にしてしまうと質問できないため、 質問は予備も含めて最低でも2〜3個ほど用意することをオススメします。質問内容は、入社後に働く上で知りたいことを質問するとよいでしょう。

特に最終面接の面接官は社長や役員など会社経営に携わる人物が担当することも多く、会社の内情について詳しく知るチャンスです。入社後に不安なこと、疑問に思うことを積極的に質問してみましょう。

最終面接の合格サインとは?

最終面接の合格サインとは?

最終面接では面接官のアクションなどで、合格サインと考えられるものがあります。

合格サインとして考えられるのは、以下のような内容です。

  • 面接時間が長い
  • 最後まで熱心に話を聞いている
  • 話に同意する
  • 他社の選考状況について聞かれる
  • 入社後の業務内容を説明される

これらの内容が重なれば、内定への期待値が高まります。

面接時間が長い、最後まで熱心に話を聞くといった状況は、「就活生のことを詳しく知りたい」という気持ちの現れかもしれません。

他社の選考状況を聞かれる場合は、「自社で獲得したい」と考えている可能性があります。入社後の業務内容を詳しく説明されるのは、入社後のイメージを持ってもらいたいという意味で、合格サインの可能性が高いです。

ただし、合格サインがあったからといって必ず内定が出るとは限りません。反対の結果になる場合もあるので、推測の域を出ないということは覚えておきましょう。

面接が2回だけしかない企業には、それに特化した対策を

新卒の面接というと以前はたいてい3回以上行うものでしたが、最近は面接回数が2回だけしかない企業も増えてきています。面接回数が2回だけの企業は、他の企業と面接の仕組みや内容の意味合いが異なるので、受ける前にしっかりとチェックしましょう。

面接回数2回の場合には、1回1回の面接の重みが3回面接と異なってきます。合格率を上げるためには、1回の面接で存分に自分をアピールしなくてはなりません。自分のどんなところをアピールすべきなのか把握するためにも、自分自身と企業についての理解を深めることが大切です。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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