【例文4選】面接で「自分を一言で表すと」の面白い回答を紹介
2024年10月29日
就活生 Bさん
面接で「自分を一言で表すと何?」って聞かれたんですけど、どんな風に回答するのが正解だったんでしょうか?
自分を何かにたとえるといいですね。面白い回答ができれば、面接官の気を引けます。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Bさん
なるほど~。……でも面白い回答って、どんな回答ですか?冗談を言うってこと?
冗談というより、機転を利かせる感じですね。今回は、「自分を一言で表すと」に対する面白い回答の作り方について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
キャリアアドバイザー 岡田
目次
「自分を一言で表すと」に面白さが必要な理由
まずは、「自分を一言で表すと」の質問に面白さが必要な理由について解説します。
面白い回答が必要な理由は以下の通りです。
それぞれの理由について以下より詳しく解説します。
「自分を一言で表すと」における面白いの定義とは
「自分を一言で表すとにおける面白さ」の定義は、面接官の興味を引くことです。自分のアピールポイントにオリジナリティを持たせることで興味を引くことができます。さらに面白い回答から他者と差別化した回答ができると、面接官の印象に残りやすくなります。
一般的な面白さは、笑いが起こるようなことなので、ここでは別物になります。
面白いの意味をはき違えていると、面接官に「ふざけている」「まじめに取り組んでない」と思われてしまい印象が悪くなる可能性があるため、面白いの意味を正しく理解しましょう。
面白い回答で良い印象を与えられる
「自分を一言で表すと」で面白い回答をすると、良い印象を与えられます。面接官が疑問を持つように回答すれば、解決した時の達成感で面白さを感じ、インパクトも与えられます。
一方、最初から結果が想像できるような回答では面白さを感じません。また、内容の深掘りをされても、具体的な答えがない状態になってしまいます。そのため、面接官に良い印象を与えるためにも、面白さが必要です。
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面白い回答でコミュニケーション能力を証明できる
「自分を一言で表すと」の回答で面白さが必要な理由は、コミュニケーション能力を証明するためです。社会人は多くの人と連携しながら業務を行うので、コミュニケーション能力が重要です。
そしてそんなコミュニケーション能力を、面白い回答をすることで証明することができるのです。
たとえば、自分のことを「協調性モンスター」と表したとしましょう。協調性は、ただ周囲の人と仲良くするだけでなく、立場や主張が異なるメンバーとも円滑にコミュニケーションを取り、同じ目標に向かって仕事ができることをアピールできます。
また「モンスター」ということで、さらに協調性の高さをアピールできることから、面接官の興味を引くことはできるでしょう。
「自分を一言で表すと」を聞く意図
ここからは、面接で「自分を一言で表すと」を聞く意図について紹介します。
企業が質問する意図は、以下の通りです。
面接で質問されたときに柔軟な回答ができるように、質問の意図を把握しておきましょう。
対応力を見極めるため
企業が「自分を一言で表すと」を聞く意図の1つが、対応力を見極めるためです。面接官は、変わった質問に対して、応募者がどう対応するかを見ています。
入社後もトラブルに対して対応するための力が求められる機会が多くあります。
たとえば、スケジュール管理をしていても、急な呼び出しがあったり、お客様の都合で変更になったりすることが多いでしょう。そんな対応力を、変わった質問をすることで見極めているのです。
表現力を見極めるため
表現力を見極めるということも、企業が「自分を一言で表すと」を聞く意図の1つです。表現力は、自分の感情や思考を、他者に分かりやすく伝える力のため、どの職種においても求められます。
たとえば、販売業の場合、お客様に「買いたい」と思わせるための勧め方をする必要があり、その際にこの表現力が重宝されます。表現力があることで商品の説明を十分にできるので、お客様の購買意欲を上げられるでしょう。
このように、多彩な表現力があるのかどうかを確認するために質問しています。
自己分析をしているか見極めるため
「自分を一言で表すと」を聞く意図の1つが、きちんと自己分析ができているかを見極めることです。
仕事をする上で、自分の得意なことや苦手なことを把握しておくことは重要です。自分のことを何も知らない人は仕事への適性がわかりませんし、仕事に対する成長にも期待が持てません。
また、自己分析が不足していると、「熱意が足りない」「志望度が低い」と判断されます。自分のことをよく知ったうえで、きちんと自分を売り込めているかどうかは、企業側にとって重要なチェック項目です。
そのため、企業側はきちんと自分について理解を深めているかを知るために、「自分を一言で表すと」を聞くのです。
「自分を一言で表すと」で興味を引くコツ
ここからは具体的に面白い回答を作るためのコツを解説していきます。「自分を一言で表すと」で興味を引くコツは以下の通りです。
面接で興味を引くことは、内定を獲得する上で重要です。以下の対策を参考に内定を獲得しましょう。
深堀りしたくなる内容にする
「自分を一言で表すと」で面接官の興味を引くコツの1つが、深堀りしたくなる内容にすることです。なぜその一言にしたのか、その理由を知りたいと思わせることがポイントのため、インパクトのある一言を設定する必要があります。
たとえば、自分を表す一言を「太陽」にしたとしましょう。太陽という回答をする人は珍しいため、面接官は「理由を知りたい」と興味を持つはずです。さらにそこで、面接官が理解できる回答をすれば、好印象を与えられます。
そのため、深堀された後もしっかり答えられるようにしておきましょう。
自分の強みや長所を明確にする
「自分を一言で表すと」で興味を引くため、自分の強みや長所を明確にしましょう。興味を引くためには、自分の強みや長所が明確でなくてはなりません。そしてそんな自分の強みや長所を明確にする方法は自己分析です。
自己分析をする際、自分のアピールすべき強みから、どんなインパクトのある一言を伝えるか考えましょう。
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【完全版】自己分析のやり方12選と深掘り質問100問を大公開!
企業が求める人物像に合わせる
企業が求める人物像に合わせると、面接官の興味を引くことができます。「もっと知りたい」「入社させるべきか判断したい」と思わせる回答ができると、内定にグッと近づきます。
企業が求める人物像に合わせるためには企業、業界研究を徹底して行うことが重要です。企業、業界研究は、HPを見たり、企業説明会に参加することがよいでしょう。
具体的には、社会貢献を重要視している企業であれば、過去の経験から社会貢献したことをアピールすれば、好印象を与えられます。
他己分析から自分の強みを知る
他己分析から自分の強みを知るのも、面接官の興味を引くコツの1つです。他己分析は、自分では気づかなかった魅力を見つけられます。
たとえば、自己分析で長所が見つけられなかった人でも、親友に自分の強みを聞いて答えてもらえればアピールポイントを発見できます。
また、周りが自分のことをどのように見ているのか把握できるので、自分をより深く知ることができるでしょう。他己分析を行う際のポイントは、長所だけでなく短所も聞くことです。短所も聞くことで、自己分析の内容と合わせて視野を広げられます。
他己分析の相手は、自分のことをよく理解している親や親友がよいでしょう。さらにキャリアアドバイザーなどのプロに頼るのも効果的です。
プロの視点で他己分析をしてほしい人は、キャリチャンの個別サポート「就活相談サポート」を活用しましょう。就活に詳しいキャリアアドバイザーがあなたの個性を客観的に分析し、まさにあなたのような人を求めている企業を紹介します。
数字を用いるとわかりやすい
数字を用いることで、話が具体的になり、面接官に内容が伝わりやすくなります。
たとえば、「コミュニケーション能力」と答えるよりも、「2年間の海外留学で培ったコミュニケーション能力」と答えた方が内容が具体化されます。
数字を用いるときのポイントは、回答の最初の方で使うことです。そうすることで、面接官に話の印象をつけることができます。
「自分を一言で表すと」の上手な答え方
面白い回答を作るためのコツを押さえたら、次は具体的な回答の流れについて把握していきましょう。「自分を一言で表すと」の上手な答え方は以下の通りです。
以上の4つのポイントを押さえれば、面接官に伝わりやすくなります。
1.自分を一言で表す
まずは、面接官の興味を引く、インパクトのある一言を伝えます。面接官が深掘りしたくなるような一言に設定すると良いでしょう。
自分を一言で表す時のポイントは、自分のアピールすべき強みをメインに、企業が求める人物像に合わせた内容にすることです。
この一言は自己分析や企業・業界研究をしっかりと行った上で設定する必要があります。
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2.理由を説明する
結論を伝えたら、一言に対する理由を説明します。理由を説明する際のポイントは、「なぜその一言にしたのかを、結論をもとに説明することです。
「協調性モンスターにした理由は、私が協調性に特化しているからです」といったように、一言からどんな強みをアピールしたかったのかを、端的に答えることで話しが伝わりやすくなります。
理由の説明方法をより詳しく知りたい人は、以下のコラムも合わせてご覧ください。
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3.理由の裏付けとなるエピソードを説明する
理由に対して信憑性を持たせるために、裏付けるためのエピソードを話しましょう。具体的には、いつ、どのとき、その強みは証明されたのかなどを伝えます。
たとえば、コミュニケーション能力が強みの場合は、以下の通りです。
大学2年生のときに半年間、留学しました。最初は言語がわからない状態だったので、ジェスチャーでコミュニケーションを取り、日本に帰ってくる頃には多くの友達を作れた経験があります。
このように、理由を裏付ける経験について詳しく話せば、面接官に伝わりやすくなります。
また、過去の経験を深掘りしてノートにまとめておくことがよいでしょう。話しを具体的にするためにも、数字を用いるとなお良いです。
4.企業にどのように貢献できるか説明する
理由の裏付けまで説明したら、入社後にどのような貢献ができるかについても説明しましょう。
たとえば、「リーダーシップスキルを使って、チームをまとめて売上に貢献したい」「コミュニケーション能力を活かして、商品を販売したい」などと具体的に説明できると良いでしょう。
具体的にどう貢献できるかを説明するためにも、企業、業界研究を通じて、企業の求める人物像を把握しておきましょう。
「自分を一言で表すと」の面白い表現一覧
ここまで、「自分を一言で表すと」の上手な答え方について解説しました。しかし、「自分を一言で表すと」の面白い表現が思いつかない人も少なくありません。
そこで、「自分を一言で表すと」の面白い表現方法を紹介するので、参考にしてみてください。
自分を表す一言 | アピールポイント | 意味 |
---|---|---|
計画の鬼 | 計画性 | 細かい計画まで立てられる |
ひきわり納豆 | 忍耐力 | 納豆同様、粘り気がある |
協調性モンスター | 協調性 | 相手に対してどんなときでも同意できる |
太陽 | 明るさ・元気 | どんな場面でも明るく対応できる |
接着剤 | 協調性 | 接着剤同様、くっつけることができる協調性がある |
コンパス | 主体性 | コンパス同様、自分を中心にチームを作れる |
職人 | 継続力 | 職人同様、コツコツと努力できる |
イノシシ | 継続力・目標達成力 | イノシシ同様、目標に向かって突き進める |
ネズミ捕り | 初速の速さ | ネズミ捕りのように、誰よりも速く行動できる |
ムカデの足 | アイデア力 | ムカデの足のように、豊富なアイデアがある |
以上のたとえは、あくまでも一例にすぎないため、丸パクリではなく、独自の表現を考えてみましょう。
もしも自分に合った面白いたとえが思いつかない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を活用してください。あなたの個性を自然に表現するだけでも好印象につながる、相性のよい企業を紹介します。
「自分を一言で表すと」の面白い回答例
ここからは、「自分を一言で表すと」の面白い回答例について、より具体的に紹介します。
例文として以下の4つの表現を解説します。
自分の経験を振り返り、似たような表現ができないか検討してみましょう。
ムカデの足
ムカデの足は、アイデアが豊富なことを長所にしたい場合に活用できる表現方法です。
私を一言で表すと、ムカデの足です。
なぜムカデの足かというと、ムカデの足のようにアイデアが豊富だからです。
所属するサークルで、学祭に向けて出し物のアイデアを話し合っていたときに、1人だけ10個のアイデアを出せました。
御社でも多くのアイデアを企画し、今までにないアプローチができると考えています。
アイデア豊富なことを工夫し、表現することでインパクトを与えられます。
協調性モンスター
協調性モンスターは、言葉の通りに協調性をアピールしたい人にオススメな回答です。
私を一言で表すと、協調性モンスターです。
なぜなら、周りの意見を尊重することができるからです。
自分の長所は協調性であることを実感したのは、どの年齢層の人でも良好な関係を築くことができたときです。
そのため、御社でも協調性を発揮し、他社の人とも良好な関係を築き、売り上げに貢献したいと思います。
インパクトのある表現は、応募が多い企業で効果的です。
太陽
太陽は、明るさや元気さをアピールしたい人にオススメな回答です。
私を一言で表すと、太陽です。
太陽のように、周りの雰囲気を明るくできることが強みです。
部活動の試合中に負けている場面でも、常に明るく対応して、雰囲気が暗くならないように勇気づけた経験があります。
そのため、御社でも常に前向きに取り組み、自分の成長と御社の成長につなげていければと思います。
自分の長所をただ明るさと伝えるより、太陽の方がインパクトがある表現になります。
職人
職人は、コツコツ努力できることや作業の細やかさをアピールしたい人にオススメの回答です。
私を一言で表すと、職人です。
職人のように、コツコツと努力できる継続力が強みです。
これまで、部活動を小学生の頃から12年間続けて、数多くの大会で優勝してきました。
ただ努力家と伝えるよりも、職人などと表現した方が、他の応募者と差別化できるため、面接官の印象に残ります。
「自分を一言で表すと」には面白い回答を返すのがオススメ
「自分を一言で表すと」の回答で、面接官の興味を引く答えができれば、面接の通過率を上げられます。また、就活生が質問の意図まで考慮して回答していれば、様々な能力を証明できるでしょう。
魅力的な回答をつくるためには、入念な準備が必要です。面接での回答方法に困ったら、キャリアアドバイザーに相談することをオススメします。きっと、就活生の悩みを解決してくれるはずです。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。