ガクチカの嘘はNG!嘘をついてはいけない理由や対策法も解説
2024年6月21日
就活生 Aさん
ネットの記事を見たらガクチカの嘘は注意が必要と書いてありました。
実際のところ、どうなんでしょうか?
ガクチカの嘘がバレると、内定取り消しになる可能性があるので避けた方がよいですよ!
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
そうなんですね!ガクチカで嘘だらけにならないようにする方法はありますか?
あります!このコラムでは、ガクチカで嘘をついてはいけない理由や嘘だらけにならない方法を解説します!
これを参考に、ガクチカをブラッシュアップしましょう。
キャリアアドバイザー 岡田
目次
ガクチカで嘘をついてはいけない理由5選
ガクチカで嘘をついてはいけない理由5選は以下のとおりです。
それぞれの理由について詳しく解説します。
ガクチカの伝え方で困っている人がいれば、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用して、悩みを解決しましょう。
嘘がバレたら内定取り消しになる可能性があるから
ガクチカで嘘をついてはいけない理由の1つが、嘘がバレたら内定取り消しのリスクがあるからです。
嘘がバレると信用問題にかかわります。そのような学生を入社させるわけにはいかないことから、内定取り消しの処置が行われるのです。
また、就活エージェントを利用している場合、就活エージェント側は「嘘をつく学生を手助けしても企業の信頼が下がってしまう」と考える可能性も少なくありません。
結果、求人を紹介してもらえなかったり、就職するのが難しくなったりします。
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選考結果に大きく影響するから
ガクチカで嘘をついてはいけない理由として、選考結果に大きく影響することが挙げられます。
ガクチカで嘘をつくと、「嘘をつく人間」だと認識され、企業からの信用がなくなります。信用がなくなれば当然採用は遠のくでしょう。
また、ガクチカに書いた内容と相違があれば、入社後にもミスマッチを起こしかねません。
入社してもすぐに退職してしまう学生をわざわざ採用する企業はありませんので、採用の段階でガクチカで嘘を書いていないかをしっかりと見抜いています。
損害賠償につながる恐れがあるから
ガクチカで嘘をつくと、損害賠償につながる恐れがあります。
なぜなら、ガクチカの嘘は経歴詐称に該当する場合があり、民事責任を問われる可能性があるからです。
たとえば、経歴を詐称したまま賃上げをしてもらっているケースや、経歴が原因で企業に損害をもたらしたケースでは、損害賠償の対象となります。
このように、ひどい場合には、損害賠償を招きかねないので、ガクチカで嘘をつかないようにしましょう。
ミスマッチが起きる可能性があるから
ガクチカで嘘をつくと、ミスマッチが起きる可能性があります。
万が一入社できても以下の点で苦労するでしょう。
- 経験や資格、スキルが嘘だと業務に支障が出る
- 嘘がバレたとき職場に居づらい
- ミスマッチから入社した企業は早期退職を招きかねない
ガクチカの嘘は、ミスマッチから最悪の場合、早期退職へとつながりかねないため、注意が必要です。
内容を深堀りされたときに矛盾する恐れがあるから
ガクチカで嘘を話すと、内容を深掘りされたときに矛盾が生じてしまう恐れがあります。
たとえば、ガクチカに書いた嘘の内容に詳しい面接官がいると、すぐにバレます。
矛盾が生じると嘘をついているというだけでなく、「だらしない人間」だと判断されるでしょう。
また、嘘を矛盾なく伝えるのは難しいので、ガクチカで嘘をつくのは避けてください。
ガクチカの嘘を調べられることはあるのか?
結論、ガクチカの嘘は調べられる可能性があります。
企業は採用する前に学生を見極めたいので、ガクチカの内容に違和感を抱けば、早々に調べます。
また、違和感を抱くその過程において嘘がバレることもあります。とくに、資格や学歴、GPAなどの成績に関する嘘は証明書の提出を求められることもあるので、その際に嘘がバレます。
経歴は入社時に提出する書類や年金手帳などからバレる場合があり、悪質な嘘は最悪の場合、内定取り消しや損害賠償につながります。
つまり、面接で嘘をつくメリットはほとんどないので、嘘をつかずにありのままの自分で選考に挑みましょう。
キャリチャンでは、Web上で就活生の悩みを解決できる就活支援サービス「就活相談サポート」を実施しています。ガクチカで嘘を伝えないためにも利用してみましょう。
ガクチカの嘘がバレる理由とタイミング
ガクチカの嘘がバレる理由とタイミングは以下のとおりです。
面接官は多くの就活生の面接を担当しているので細かな矛盾でもバレてしまいます。具体的なタイミングは、以下をご覧ください。
深掘り質問に答えられなかったとき
面接でガクチカを深掘りされたときに答えられないと嘘がバレます。
なぜなら、本当の自分を話している人であれば、内容を深掘りされてもすぐに答えられるはずと考えるからです。
たとえば、「サッカーの試合で、関東大会に出場したけど、面接官は高校サッカーに詳しい人で、対戦相手などを聞かれて答えられず、嘘がバレた」などです。
このように深掘りに対応できない場合は、採用担当者に「あまり考えずに作った嘘かもしれない」と判断される可能性があるので、事前準備として内容を深掘りしておくのが重要です。
話しの内容に矛盾が生じたとき
話しの内容に矛盾が生じたときも、ガクチカの嘘がバレるタイミングの1つです。
採用担当者は、深掘り質問のときと同じで、事実を話しているのであれば矛盾が生じないと考えています。
たとえば、「部活動に力を入れてきた」とガクチカで書いているのに、面接では「勉強に力を入れてきた」と発言があったら矛盾します。
このように話した内容に矛盾が生じた場合は、嘘であると判断され、信用を損なう可能性があるでしょう。
話しに具体性を感じられなかったとき
話しに具体性を感じられなかったときも、ガクチカの嘘がバレるタイミングの1つです。
なぜなら、話しが抽象的だと信憑性がなく、面接官からすれば「その場で思いついたのかな」と考えられるからです。
たとえば、常に向上心を持って取り組んできたという内容に対して、それらを証明するための具体的なエピソードを話せないといけません。
そのため、話しが抽象的にならないように工夫して信憑性を持たせましょう。
ガクチカの内容と適性検査の結果に矛盾が生じたとき
ガクチカの内容と適性検査の結果に矛盾が生じたときは、ガクチカの嘘がバレるタイミングの1つといえます。
なぜなら、採用担当者に「自分をよく見せるための嘘かもしれない」と判断されるからです。
たとえば、ガクチカではリーダーシップを強調したのに、適性検査ではあまり社交的ではないと判断されると、矛盾が生じます。
また、ガクチカで勉強を頑張ったと書いたのに、SPIなどで結果がボロボロという場合も矛盾が生じます。
このように、ガクチカと適性検査の結果があまりにも違うと、ガクチカの嘘がバレる原因になるでしょう。
ガクチカで言ってはいけないNGな嘘
ガクチカで言ってはいけないNGな嘘は以下のとおりです。
それぞれの嘘について詳しく解説します。
学歴の嘘
学歴に関する嘘は絶対にNGです。なぜなら、経歴詐称で内定取り消しになる可能性が高いからです。
経歴詐称は、内定後の卒業証明ですぐにバレるので避けるべきといえます。
また、就活エージェントを活用している場合、今後に悪影響をおよぼす可能性もあるので注意が必要でしょう。
経歴や資格の嘘
経歴や資格の嘘も絶対にNGになります。入社条件として定めた資格を取得していないのに「取得した」と嘘をついて入社しようとするのは詐欺です。絶対にいけません。
また、経歴や資格についての質問は深掘りしていくと、回答できないケースが多いためバレやすいです。
たとえば、入社後に新しい仕事で資格やスキルを必要とする場合にスキルがないことで時間がかかります。
結果、自分を苦しめることになります。最悪の場合は内定取り消しもありえるでしょう。
成績の嘘
成績の嘘も、成績証明書を提出することで簡単にバレるのでNGです。
たとえば、「学年で1位を取った」「大学のGPAが高く表彰された」などの嘘は調べられるのですぐにバレてしまいます。
成績の嘘がバレると、面接官の印象が悪くなるため、内定から遠のきます。そのため、成績も嘘偽りなく伝えるのがベストで無難な選択といえるでしょう。
嘘だらけのガクチカにならないための対策法
嘘だらけのガクチカにならないための対策法は以下のとおりです。
ガクチカにおいて重要なのは、自分を盛ることよりも、本当の自分をしっかりアピールすることです。
嘘だらけのガクチカにならないための対策をしっかりして、本番に備えましょう。
自己分析を徹底する
嘘だらけのガクチカにしないためにも、自己分析を徹底して行いましょう。自己分析すれば、自分の長所や性格に詳しくなり、無理に嘘をつく必要がなくなります。
自己分析で自分のことをちゃんとわかっていないから嘘をつきたくなるのです。また、自分の強みを知らないことで何をアピールすればいいのかわからなくなっています。
しかし、改めて自己分析すると、新しい自分が把握でき、魅力的なガクチカが自然にできるようになります。
キャリチャンでは、自己分析を深められる対策資料を配布しているので、自己分析が足りないと感じている人はぜひダウンロードしてみてください。
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ガクチカを深堀りする
ガクチカを深掘りすると、嘘だらけのガクチカから信憑性の高い内容に変えられます。
なぜなら、無理にすごい実績にしなくても、具体的にすれば印象深い内容になるからです。
ガクチカの深堀りは、「なぜそうなるのか?」を追及するとよいでしょう。1つ1つに疑問を抱き、深く考えていけば抽象的な表現がなくなります。
ガクチカでわからないことがあれば、何でも聞けるキャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」で、相談しましょう。
業界・企業研究から重視する点を把握する
業界や企業研究を通じて、選考で重視するポイントを把握しておけば、無理に嘘をつかなくても企業に刺さるガクチカを作れます。
たとえば、業界・企業研究から、営業がメインの会社で、コミュニケーション能力が重宝される企業だとわかったとしましょう。
そのような企業には、コミュニケーション能力があることやコミュニケーション能力を発揮した具体的なエピソードを語れば、嘘をつかなくても魅力的なガクチカを書くことができます。
具体的な例文やポイントを知りたい方は、以下のコラムもご覧ください。
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表現を工夫する
表現を工夫したり、言葉の言い回しを変えると、無理に嘘をつく必要のないガクチカを書くことができます。
たとえば、「サッカー部で部長をしていた」と嘘をついたとします。
この表現を嘘つかずに伝えると、「とくに役職はなかったが、自分から率先して動き、陰ながら部長を支えてきた」などと言い換えれば嘘をつかずともアピールできるでしょう。
以上のように、表現を工夫すれば、無理に嘘をつかなくてもガクチカを伝えることは可能です。
また、具体的なエピソードを加えると、話しの信憑性が上がり、採用担当者の印象に残りやすいガクチカができます。
就活エージェントを利用する
嘘だらけのガクチカにならない対策の1つが、就活エージェントを利用する方法です。
就活エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーがエントリーシートや書類などを添削してくれます。
また、キャリアアドバイザーはこれまでの経験から志望する企業に合ったアピール方法を教えてくれるので、就活の内定率が上がるでしょう。
就活に関する悩みがある人は、就活エージェントを利用すれば、多くの有益情報が手に入るので、登録を検討してみましょう。
ガクチカの嘘はNG!本当の自分でアピールしよう
自分をよく見せたいという思いから、ガクチカで嘘をつきたくなってしまう気持ちもわかります。
しかし、ガクチカの嘘は調べられることもありますし、すぐにバレます。バレれば選考で不利になるだけでなく、内定の取り消しもありえるでしょう。
また、企業は”嘘のない本当の自分の姿”から学生を見極め、採用を判断しています。そのため、嘘は書かずにありのままの自分でアピールする必要があります。
自己分析や業界、企業研究を行い、ガクチカを深堀りすることで具体性のあるガクチカを書きましょう。
また、就活エージェントに頼るとより質の良いエントリーシートを書くことができるので、ぜひ頼ってみてください。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。