【就活アドバイス】社会人の先輩から集めた就活成功体験と失敗談

 2023年7月13日

いよいよ本格的に就活を始めるんですね。準備はどのくらい進みましたか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Bさん

まだ情報収集ができたくらいですね。ただ、情報がありすぎて何が正しいのかが分からなくなってきました…。

就活は「これが正解」という方程式がないからこそ難しく考えてしまいますよね。

色々な情報がありますが、就活を終えた先輩のアドバイスを聞いてみると分かりやすいですよ。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Bさん

たしかに、先輩たちがどうやって就活を進めたのかリアルな話が気になります!

今回は、先輩たちから集めた就活アドバイスを紹介しますね。成功事例と失敗事例にもとづいてるので、就活の参考にしてください。

キャリアアドバイザー 平崎

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就活アドバイス「先輩たちのリアルな悩み編」

就活アドバイス「先輩たちのリアルな悩み編」

就活生の皆さんにとって街を歩く社会人はとてもキラキラして見えるでしょう。今バリバリ働いている先輩たちは、辛い就活を乗り越えてきた成功者です。

しかし、社会人の先輩たちも就活の時には、皆さんが抱えているのと同じ悩みを経験してきたはずです。まずはそんな先輩たちが、就活生時代にどのような悩みを抱えていたのか紹介します。

やりたい仕事がわからない

「やりたい仕事の見つけ方が分からない」という根本的な部分は、ほとんどの就活生が共通して持っている悩みです。

大学在学中にやりたい仕事が決まっている人は少数派で、ほとんどの人は就活時に企業選び・職種選びから始まります。大学生にとって社会は未知の世界ですから、「何となく大手に行きたいけれどどういう業種にすればよいか分からない」「そもそもどういう職種が向いているのだろう」と、自分に合う環境について悩む人も多いです。

また、内定がゴールではなくその先も長く続けられる企業に出会いたいと思うのは必然的ですから、真剣に考えすぎて迷走してしまう人も多いようです。

焦りや不安が拭えない

就活生なら誰もが避けて通れないのが、就活への焦りや不安などのメンタル面との戦いです。

周りの友人と同時期にスタートすると、周りと比較してしまうものです。友人よりも遅れをとっていると感じて自己肯定感が下がってしまったり、バイトやサークルとの両立で心身ともに疲れてしまうこともあります。

メンタル面が負の状態だと何をしてもうまくいかず、面接や説明会など重要な場面で緊張して失敗してしまったり、よいことはありません。

メンタル面を上手にケアしながら進めるために、下記コラムでまとめている対処法10選も参考にしてみてください。

エントリーシート(ES)が通らない

就活の第一関門とも言えるエントリーシート(ES)はフォーマットが細かく、記載内容も多いため、初めての就活だとスムーズには行きません。キャリアアドバイザーや就活相談サポートでアドバイスをもらいながら、対策と実行を繰り返してようやくクリアする人も多いです。

また、ただ就活アドバイスをもらうだけではなく、添削サービスなどを利用しながら対策を打たないと改善点が分かりにくい部分でもあります。最初は時間をかけながら、誰かに相談をして丁寧に作成していくとよいです。

キャリチャンでも、プロのキャリアアドバイザーに相談しながら就活を進められるサービス「就活相談サポート」を開催しています。マンツーマンでじっくり相談したい人にオススメです。

お金の面で不安

ESや面接対策など直接的な就活準備だけでなく、実は金銭的な悩みも多いです。特にリクルートスーツや靴、カバンなどの就活ファッションに関しては数万円単位での負担が大きいもので、総額費用は10〜15万円と言われています。

さらに、遠方への就職を希望している就活生は頻繁に現地に足を運ぶことがあるため、交通費や宿泊費も加味するともっと必要です。就活をしながらバイトを頑張って貯金して…と、何かとタスクが増えるこの時期は不安がつきものです。

就活アドバイス「これすればよかった後悔編」

就活アドバイス「これすればよかった後悔編」

今でこそ就活を終えて素敵な社会人ライフを送っている先輩たちですが、社会人になったからこそ「学生の時こうしておけば…」と思うこともあります。

そんな後悔した体験談は、今頑張っている就活生の力になること間違いなしの参考材料とも言えます。先輩たちの体験談を反面教師にするつもりで参考にしてください。

人気企業以外にもエントリーすればよかった

「人気企業や大手に絞ってエントリーを続けていたけれど、全て落ちてしまった」

これは特に意識が高い人がやりがちな行動です。誰しも大手やブランド力のある人気企業に憧れるものですが、そこだけに絞り過ぎると全落ちするリスクがあります。

なお、人気企業は書類選考通過率が低く、倍率は100〜1000倍とかなり高い企業もあります。

アドバイス▶︎

人気企業を狙うなら多勢の中から選考を勝ち抜く必要があるため、まず企業研究と業界研究を徹底して、ライバルよりも多くの情報を持っておくべきです。企業研究に割く時間が必要なので、応募する企業数を調整する必要があります。

就活生の平均エントリー数は、20~30社くらいです。企業研究に時間を割くことを考え、あまり増やしすぎないようにしましょう。

ただし、全落ちしないためには滑り止めも必要です。人気企業だけにターゲットを絞らず、第二・第三志望くらいまでの優先順位をつけ、幅広くエントリーしておくことをオススメします。

ビジネス用語を勉強しておけばよかった

「会社説明会で全然知らない単語が出てきて、内容が理解できなかった」

特にメガベンチャーやIT系の企業の会社説明会ではビジネス用語をよく使います。専門用語や分からない単語が出てくることもたまにあり、ここでの理解度が低いと面接に進んだ時に話せる引き出しがなく、内容の薄い会話になってしまいます。

本などを読み漁る必要はないですが、ある程度身に付けておきたいところです。

アドバイス▶︎

業界研究や企業研究は会社説明会前に済ませておきましょう。業界についてのビジネス書や、志望している会社で出版物があれば読んでおくことをオススメします。専門用語についても理解できるようになります。

それでも現場で分からない用語が出てくることもあるので、説明会後に調べられるようにメモをとっておきましょう。

お礼状・お礼メールを送ればよかった

「他の面接者はお礼メールを送っていることを後々知って後悔した」

面接後にお礼状やお礼メールを送る義務はありませんが、選考時によい印象を与えるプラスアルファの心遣いではあります。面接が終われば終了ではなく、その後もどうポイントを稼ぐかはこうした心遣いが鍵です。

アドバイス▶︎

お礼メールのテンプレは持っておいた方が楽です。また、送り忘れないように面接後の時間にリマインドしておくことをオススメします。下記のテンプレをコピペしてメールを作る際の参考にしてみてください。

(テンプレ例)

 件名: 〇月〇日 面接のお礼【〇〇大学 〇〇〇〇】
 宛名: 〇〇株式会社 担当部署 担当者名
 内容:
  • 面接のお礼
  • 面接の感想
  • 企業の印象
  • 結びの言葉
  • 署名(氏名・住所・電話番号・メールアドレスがあればOK)
  • 内定もらっても就活を続ければよかった

    「早めに内定をもらったからあとは自由だ!と気が緩んで何もしなかったけれど、もう少し他の会社もみて検討すべきだった」

    こうした人は割と多く、内定をもらうと安心して「他は受けなくてよいか」とそこで就活を終えてしまうのです。就活中は精神的にも体力的にも疲れるものなので、1社もらって安心してしまいたい気持ちは分かりますが、出来る限りやり続けて視野を広げた方がよい縁に出会える可能性は上がります。

    アドバイス▶︎

    労力をかけずに済むように、スカウト型の就活サイトや就活エージェントに登録しておくことをオススメします。スカウト型なら登録後は企業からのアプローチを待つだけですし、就活エージェントならキャリアアドバイザーから自分に合った企業を紹介してもらうだけです。

    また、スカウト型就活サイトの場合はSPIなどを飛ばして面接まで進める企業からアプローチを受けることもあり、そうした企業からのアプローチを待てば初期選考の手間を省けます。就活エージェントの場合は初めからキャリアアドバイザーに希望を伝えておけば、SPIなし・ES提出なし・面接回数が少ないといった、手間をかけずに選考が受けられる企業を紹介してもらえるのでもっと楽です。

    キャリチャンで開催している「スピード内定サポート」では、SPIなし・ES提出なし・面接回数が少ないといった企業を紹介するだけでなく、プロによる就活アドバイスや選考対策までサポートしています。ぜひ活用してください。

    就活アドバイス「やらかし体験編」

    就活アドバイス「やらかし体験編」

    続いてご紹介するのは、少し細かなケアレスミスの体験談。就活マニュアルにはあまり載っていない、先輩たちからの生の声から集めたやらかし体験なので、リアルに参考にできるはずです。

    面接会場での一瞬のケアレスミスが大事になることもあるので、これから面接を受けに行く方は特に参考にしてください。

    体調トラブル

    「急にお腹が痛くなってトイレに駆け込んだ」

    「面接会場までの駅のトイレに駆け込んだけれど混んでいて時間が間に合わなさそうだった」

    面接時に急な腹痛がくることは少なくありません。人間は緊張していると腸にストレスがかかり、腹痛が起こりやすくなるのです。腹痛と戦いながらの面接は集中力が急激に落ちてしまうので気をつけたいところです。

    アドバイス▶︎

    即効性のある腹痛薬はカバンに常備しておくことをオススメします。特にオススメな腹痛薬のタイプは、会場でさっと服用できる水なしで飲めるタイプです。また、腹痛薬で胃が荒れることも想定されるので、胃薬も持っていくと安心です。

    面接場所の間違い

    「ビル名で検索したら似ているビル名の場所についてしまった…」

    場所の間違えで先方に電話で聞くのは非常に気まずいです。また、スマートフォンのマップアプリで探そうとしても、電波状況によってはうまく反応せずに道に迷うこともあるので注意したいところです。

    アドバイス▶︎

    Googleマップやストリートビューを使って、会場近くのランドマークや駅からの道のりを事前に確認しておきましょう。

    馴染みのない土地は特に道に迷いやすいので、時間通りにつかないことも想定して早めに出ることをオススメします。ただし、早く会場に着き過ぎると逆に失礼なので、近くのカフェなど待機できる場所もチェックしておきましょう。

    面接のダブルブッキング

    「A社の説明会を入れていたのに、同日同時刻にB社の面接を入れてしまった」

    就活は面接や説明会、就活フェアやキャリア相談…と色々な予定を入れる時期なので、これもかなり起こりうるミスです。もしダブルブッキングしてしまった場合は別日にリスケしてもらうよう、電話で謝罪を入れてください。

    アドバイス▶︎

    手帳とスマホアプリのカレンダーのW使いでスケジュールを徹底しましょう。メインとしては就活用に手帳を1冊持っておくことをオススメします。意気込みをメモしたり、忘れ物のチェック表を作っておいたりと色々な利便性がありますよ。

    また、スマホアプリのカレンダーはバイトなど就活以外の予定とのダブルブッキングを避けるためにも併用した方がよいです。その場合、就活の予定については色分けをして管理した方が見やすいですよ。

    なお、スマホのカレンダーアプリだけの管理はオススメしません。面接時に充電切れしてしまうと何かあった時に困るので、必ず手帳をメインとしましょう。

    携帯の充電切れ

    「面接会場に向かう最中にスマホで予習したり調べ物をしていて電池切れになってしまった」

    面接会場に向かう時などにマップアプリを使用すると、スマホの電池残量が急激に低下しやすくなります。万が一電池切れになった状態で道に迷うと、先方への連絡手段までなくなってしまうので注意です。

    アドバイス▶︎

    モバイルバッテリーや充電コードは就活用カバンに常備しておきましょう。その時、モバイルバッテリー自体の電池残量のチェックも怠らないように注意しましょう。

    寝坊

    「前日の夜遅くまで面接対策をしていて寝坊した…」

    当日になってドタキャンや遅刻をした場合、内定をもらえる確率が急激に下がります。緊張によって寝付きが悪くなり寝坊してしまう学生も少なくないので、どんなに真面目な学生でも対策しておきたいものです。

    アドバイス▶︎

    寝付きを良くするために、前日の入浴は早めに済ませておくとよいです。また、寝る直前は飲食しないようにしましょう。食べ物を摂取すると脳が覚醒するので、お菓子もNGです。

    また、この日だけは寝る直前のスマホは我慢してください。ブルーライトが目に刺激を与えて眠れなくなってしまいます。朝起きられるか心配な人は、目覚ましはスマホのスヌーズ機能を活用+出かける30分前にもアラームセットするなど徹底してください。誰かにモーニングコールしてもらうのもありです。

    忘れ物

    「説明会なのにノートとペンを忘れた」

    コンビニで新しく買えばよいものですが、就活ノートとして使っている人にとっては大事な情報まで家に置いてきてしまうことになります。
    また、履歴書やエントリーシートを忘れる人もいるので、前日には持ち物チェックしておきたいですね。

    アドバイス▶︎

    持ち物チェックシートを作りましょう。ただのメモではなく、一つ一つチェックできるようにしておくと忘れ物防止率が高まります。

    就活アドバイス「成功者が語る!やってよかったこと編」

    就活アドバイス「成功者が語る!やってよかったこと編」

    ここからは、社会人が就活で「やってよかった」と感じた成功体験を紹介します。すぐにでもできることを7つ紹介するので、今就活中の学生もぜひ参考にしてみてください。

    自己分析

    自己分析は就活の基本と言っても過言ではありません。就活解禁後の企業選びや面接時の自己PRの場面で必ず役に立ちます。

    特に、企業選びは自己理解を深めてからするものです。自分の強みや志向を知ることでどういう企業がよいか見えてきますよ。

    自己分析は就活サイトなどでも展開していますが、キャリチャンが展開している自己分析はワークシート形式で進めやすくてオススメです。また、すぐに自己PRに進めるように自己PR作成マニュアルもご用意しています。

    いずれも下記よりダウンロードできるので、ぜひ活用してください。

    業界・企業研究

    業界・企業研究も、自己分析と同様に必ずやった方がよいことです。

    業界・企業研究をしている人は面接時に多くの知識を持ってアプローチができるので、面接官からもよい印象を持たれやすくなります。やればやるほどライバルたちと差がつきますから、企業のHPやプレスリリース等もしっかりチェックして研究を徹底してください。

    自己PRにつながる経験

    インターンやサークルなどを経験している就活生は、自己PRのとき武器になります。

    何をしてきて、その中でどんな役割だったか、どういう成果が得られたかなどの自分の成功体験を話すとよいです。

    身だしなみ

    「人の印象は会って3秒で決まる」とも言われており、特に社会人にとって清潔感は重要です。服装や髪型にも気を配りましょう。

    特にスーツは初めて買う人が多いと思うので、清潔に見える色合いやサイズ感を間違えないように注意しましょう。最近ではネット通販でもリクルートスーツが買えてしまいますが、フィッターさんのいる実店舗で採寸をしてもらってから購入することをオススメします。

    また、外見的な部分だけでなく、肌のケアや体臭・口臭ケアまで徹底しとくと尚よいです。

    就活フェア・イベントへの参加

    就活フェアはESの添削や面接対策など、就活における総合的なサポートをしてくれます。プロに直接相談する機会を設けると、自分で調べた情報では知り得なかった情報が得られるので参加しておいて損はありません。

    時間の許す限り定期的に就活フェアやイベントなどに行けば、また新たな視点で興味のある仕事を発見できるかもしれません。

    相談できる人を見つけておく

    何かと悩み多き就活時期は、メンターやキャリアアドバイザーなどを見つけておくとよいです。何か悩んだときにすぐに相談できれば心が軽くなります。

    キャリチャンで開催している「就活相談サポート」は、就活に関するアドバイスだけでなく求人紹介までサポートしています。今まで出会えなかった企業を知るきっかけにもなるのでオススメです。

    先輩たちの就活アドバイスを参考にしよう

    就活中はやることが多く、心身ともに大変な時期です。しかしそれも長い人生のうちのほんの一瞬。社会人になるとその苦労を上回るくらい楽しくてやりがいある幸せが待っています。

    先輩たちが悩んだり失敗したりしたように、皆さんもこれからたくさんの壁にぶつかると思います。しかし今回紹介した成功体験も失敗体験も、これから就活が過渡期を迎える皆さんにとってきっと役に立つはずです。

    皆さんの将来を笑顔で迎えられるよう、解決のヒントにしてくれると嬉しいです。

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    就活アドバイスに関するQ&A

    就活に誰かのアドバイスって必要?

    必要です。就活は一人で情報収集しただけだと方向を誤りやすいです。就活のプロか就活経験者に相談する機会を設けることをオススメします。

    就活へのアドバイスは誰に聞けばいい?

    メンター、卒業した大学の先輩、キャリアアドバイザーなど色々な人に聞くことをオススメします。特にキャリアアドバイザーは長年就活市場を見てきたプロなので、内定をもらうためのノウハウをよく知っていますよ。

    親からのアドバイスがうざいときはどうすればいい?

    そのアドバイスが助言であれば聞き入れた方がよいですが、価値観の押し付けと感じるなら思い切って言いましょう。色々な親子関係がありますが、自分の人生は自分が責任を持つものです。

    この記事の監修者

    監修者:平崎泰典

    平崎 泰典

    株式会社ジールコミュニケーションズ 
    HR事業部マネージャー

    2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

    主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

    就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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