就活で涙が止まらない?つらいときに試したい対処法と心理学

 2023年7月7日

就活中になにかありましたか?すごく悲しそうな顔をしていますが…。

キャリアプランナー 廣瀬

就活生 Bさん

実は就活してると、涙が止まらないんです。 圧迫面接をされたとか、そういうことじゃないんですが。これ、なんですかね?

なるほど。それは就活で自分を過剰に追い込んでしまい、気持ちと行動が乖離(かいり)している状態かもしれません。休息をとるのが1番いいんですが、就活は終わっていないんでしたね?

キャリアプランナー 廣瀬

就活生 Bさん

はい。周りはどんどん内定をもらえてるみたいですが、自分だけ1つも内定がなくて……。内定がないから就活を休めないけど、でも辛いんです。もうどうしたらいいんでしょうか。

なるほど…。今回は、就活で涙が止まらないほど努力している就活生に向けて、心理学から学べるメンタル維持法を紹介します。 就活でメンタルがつぶれてしまう前に、対処法を知っておきましょう!

キャリアプランナー 廣瀬

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就活していて「涙が止まらない」のは”うつ”の傾向があるかも

就活していて「涙が止まらない」のは”うつ”の傾向があるかも

就活をしていて涙が止まらなくなるのは、就活うつの傾向にあるかもしれません。うつの症状の1つには「悲しくないのに泣けてくる」があります。そのため涙が止まらなくなった時は、就活うつ状態になっていないか確認が必要です。

就活うつは誰にでも起こる可能性があります。そのため、できるだけ早めに気づいて、対処することが重要です。就活うつを放置していると、どんどん症状がひどくなってしまいます。

就活うつのそのほかの症状には下記のようなものがあります。

  • 気分が落ち込む
  • なにに対しても気力が湧かない
  • 自分の価値を低く感じて人前に立てなくなる

このような症状が出たら、就活うつの可能性が高いです。これらの症状について、詳しく説明していきます。

気分が落ち込む

なにをしてても楽しめず、気分が落ち込んでいる場合は就活うつの可能性が高いです。そのような時は、深呼吸や瞑想をするなど心がリラックスできる方法を見つける必要があります。

リラックス方法は自分に合ったものを探すことが大切です。自分に合っていないことをしていても、リラックスできません。

気分が落ち込んでいる時は、自分を責めないようにしましょう。自分を責めてしまうと、より落ち込んでしまいます。就活をするなかで気分が落ち込むことがあっても、自分に優しくしてあげることが大切です。

なにに対しても気力が湧かない

うつには、なにに対しても気力が湧かないという症状があります。勉強やバイト、趣味などすべてのことに対して気力が湧かない場合は、就活うつである可能性が高いです。うつになると、なにもやる気が起きなくなってしまうことがあります。

趣味がなくなったり、勉強もバイトもやる気が起きなかったりした場合は注意が必要です。 このようなときには、自分の興味に集中すると、リフレッシュできます。うつ状態に陥っている時こそ、趣味や興味のあることに目を向けてください。

特に興味のある趣味がない場合は、生活習慣を見直してみるとよいでしょう。十分な睡眠や運動、バランスのよい食事をするなど、すぐに取り入れられることばかりです。生活習慣を見直すことで、健康的な体になれます。寝不足や運動不足は、メンタル的にもよいとは言えないです。

自分の価値を低く感じて人前に立てなくなる

特に興味のある趣味がない場合は、生活習慣を見直してみるとよいでしょう。十分な睡眠や運動、バランスのよい食事をするなど、すぐに取り入れられることばかりです。生活習慣を見直すことで、健康的な体になれます。寝不足や運動不足は、メンタル的にもよいとは言えないです。

心理カウンセリングを受けた結果、心療内科や精神科での治療が必要となるケースがあります。心療内科や精神科に抵抗があったとしても、治療をしないと悪化していく一方です。

家族や友人とコミュニケーションを取ると、気持ちが楽になるでしょう。 社交的な活動を増やし、人と会話をすることで気が紛れることもあります。悩みや不安な気持ちを打ち明けるだけでも、気持ちがスッと楽になることもあるでしょう。

就活がつらいときには、家族や友人だけではなく、「就活相談サポート」で就活のプロに相談するのも問題解決への一歩です。今抱えている就活の悩みを、打ち明けてみませんか?

 

涙が止まらないほどの就活うつが引き起こす悪影響とは

涙が止まらないほどの就活うつが引き起こす悪影響とは

涙が止まらないほどの就活うつになると、就活にさまざまな悪影響があります。本章で紹介する悪影響は、下記の3つです。

  • 面接など評価される場に出られない
  • 誤った判断でミスマッチが起こる
  • 涙が止まらないので何もできない

これらは就活をする中での悪影響の一例ですが、就活うつは私生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。生活に支障をきたすほど症状がひどい場合は、心療内科や精神科などのクリニックを受診した方がよいでしょう。

1.面接など評価される場に出られない

就活うつになると、人とのコミュニケーションがうまく取れなくなり、面接など評価される場所に行きたくなくなる人が多いです。 このような状態で面接や説明会に行っても、会話がうまくできず、さらに自信がなくなる原因となります。

面接の予定を組んでも、行く勇気が湧かずにキャンセルしてしまうこともあります。面接をキャンセルしてしまうのは、自信のなさからくるものです。面接があると思うと、トラウマなどから憂鬱になることもあります。面接のキャンセルを続けると情けなさから自己評価が低くなり、自分が就職に向かないと感じる人も多いです。

2.誤った判断でミスマッチが起こる

就活うつがひどい状態で無理に就活を続けると、仮に入社できたとしても、ミスマッチが起こる可能性が高くなります。 就活うつの症状が原因で就活に遅れがでてしまうと、焦りを感じ、冷静に判断できなくなるからです。

また就活うつが原因で就活に遅れが出てしまうと、残された短い期間で就職先を見つけなければなりません。じっくり考える時間もないまま選択を強いられることになり、よい判断ができません。

就活うつだと感じた時は、十分な睡眠を取るなど一旦冷静になって考えることが大切です。

3.涙が止まらないので何もできない

ずっと涙が止まらないと、気力ややる気が低下します。気力が湧かなければ、面接の予定を立てることすら難しいです。また、ふとしたときに涙が出てしまうため、行動も制限されます。

悲しくないのに涙が止まらない時は、リフレッシュできる方法を探すことが大切です。 思いっきり泣いたり、趣味に時間を使ったり、自分に合ったリフレッシュ方法で心をリラックスさせる必要があります。

就活うつになって涙が止まらないときには、下記の記事を参考にしてください。

 

まずは就活で涙が止まらない理由を洗い出そう

まずは就活で涙が止まらない理由を洗い出そう

就活中に涙が止まらなくなったら、まずはその原因を突き止めることが大切です。原因がわかれば、対策や改善ができます。

本章では、就活中に涙が止まらない理由として、よくある例を紹介しています。自分はどれに当てはまるか確認し、対策や改善をすることが先に進むためのカギです。

今回紹介する涙が止まらない原因は、下記の3つです。

  • ひたすらエントリーだけしている
  • まわりの就活生と比べている
  • 視野が狭まるような行動をしている

どれが自分に当てはまるのか、確認しながら読んでみてください。

1.ひたすらエントリーだけしている

就活で涙が止まらない人には、ひたすらエントリーだけしているケースが多いです。

就活には、さまざまな工程があります。例えば履歴書やエントリーシートを書いたり、企業研究をしたりするなどの工程です。これに合わせて、自己分析や面接練習も必要になるでしょう。やみくもにエントリーだけしていても、自分がどのような企業に向いているのか見えてきません。

自分に合った企業を見つけるためにも、エントリー以外の行動をして視野を広げることが大切です。特に企業研究は重要で、企業のことを何も知らないまま面接を受けると、面接の際に質問に答えられず、自己肯定感が低下して、うつが悪化する可能性があります。

ひたすらエントリーしている場合は、条件から見直す必要があります。

2.まわりの就活生と比べている

就活で涙が止まらない人には、まわりの就活生と比べて、落ち込んでいるケースもあります。就活をするうえで、他人と比べる必要はないです。まわりと比べていても、前には進めません。また焦って行動すると、判断力が鈍り、悪い結果につながる恐れもあります。

まわりの就活生と比べると、自分の価値がわからなくなったり、自己肯定感が低下したり悪い影響を受ける可能性が高いです。就活は競争率が高く、ほかの就活生と比較した時に自分だけうまくいっていないと劣等感を感じることもあると思います。

このような時こそ自分自身を見つめ直し、求めている企業像や自分の強みを見つけ、自己肯定感を上げることが大切です。

3.視野が狭まるような行動をしている

就活で涙が止まらない人には、視野が狭まるような行動をしているケースも多いです。

視野が狭まる行動をしていると自分自身の選択肢が限られ、抱えている問題を解決するためのアイデアが浮かびにくくなってしまいます。そうすると問題が解決できず、就活にも影響が出る可能性が高いです。

自分自身の選択肢を広げるためにも、業界や業種の傾向を把握し、興味がある分野や企業を探す必要があります。また1人で就活をするのではなく、家族や友人とコミュニケーションをとることで視野が広がり、新しい視点を得ることも大切です。

家族や友人に話せないような悩みを抱えている人は、「就活相談サポート」で就活のプロに相談するのも1つの手段です。

経験者の「就活で涙が止まらなかった」実体験とは

経験者の「就活で涙が止まらなかった」実体験とは

実際に就活で涙が止まらなかった経験をした人の、実体験を紹介します。これから紹介する内容は、就活するうえでよくあるケースです。同じような体験をしていて涙が止まらなくなってしまった人も、深刻になる必要はありません。多くの人が同じ道を通っていると思い、重く受け止めないようにしましょう。

1.内定辞退

ある就活生は大手企業から内定をもらい喜んでいましたが、その後別の中小企業からオファーを受け、そちらに就職することを決めました。しかし内定を辞退するときに大手企業の担当者から理不尽な言葉を投げかけられたことから、涙が止まらなくなってしまったそうです。

内定辞退をするときに、ひどいことを言われたという経験談ですが、これはごく稀にあります。 内定辞退した時にひどいことを言われたとしても、気にする必要はないです。

このように内定をもらっていても、就活うつになる可能性はあります。

2.面接での失敗

ある就活生は自分が尊敬する企業に応募し面接に進むことができましたが、面接での回答が上手くいかず、自分の不甲斐なさに涙が出てしまいました。その後、採用担当者から「泣いても仕方がない」と冷たい言葉をかけられ、より落ち込んでしまったそうです。

面接中に泣いてしまう就活生は、少なくありません。 圧迫面接やうまく回答できず、涙が出てしまうのです。面接官が優しくしてくれる場合もありますが、冷たい言葉をかけられることもあります

なんらかの理由で面接中に泣いてしまった場合でも、落ち込む必要はないです。あまり気にしないようにして、次の面接に活かすとよいでしょう。

3.内定待ちのプレッシャー

ある就活生は、希望する企業から内定をもらえるかわからない状況が続き、プレッシャーを強く感じるように。その結果、日常生活でも涙が出るようになり、友人や家族にも心配されるようになってしまいました。

面接の合否はすぐに出るわけではないため、結果が届くまで落ち着かないという就活生は多いです。 この就活生は、強いストレス状態が続いた結果、日常生活でも涙が出るようになりました。

結果が出るまでの間、心配で仕方ない時でもなるべく気にしないように過ごすことが大切です。日常生活でも涙が出るくらい考えてしまうのは、あまりよい状態とはいえません。

4.マイナスに働いた留学経験

ある就活生は、留学経験があることをアピールし、外資系企業に応募しました。その面接で「留学から戻ってきても日本に馴染めないだろう」といった理由で不合格になったそうです。その後、自分自身が留学から戻ってきたことに対する違和感や自信喪失から、涙が止まらないという状態になりました。

こちらは留学経験をアピールしたけど、理不尽な理由で不合格になってしまったケースです。 一般的に留学経験は、就活でとても有利になるでしょう。しかし、中にはマイナスに捉えてしまう企業もあるようです。

自分自身の経験を否定されることは、自信喪失につながります。ネガティブな状態になるため、自信喪失は就活の敵です。もし留学経験を否定されても気にせず、前向きに留学経験をアピールしていきましょう。

5.採用決定後の心境の変化

ある就活生は、内定をもらい喜んでいたものの、採用決定後にその企業の実態を知り、働くことに不安を感じるようになりました。その後、辞退する決断をした際、内定を出した企業から厳しい批判を受け、涙が出ててしまうくらい落ち込んだそうです。

内定後の心境の変化はよくあります。内定後に企業のことを詳しく調べた結果、気持ちが変わってしまうためです。 このような事態に陥らないためには、エントリーする前に企業についてしっかり調べる必要があります。

情報のないままエントリーすると、内定後にギャップを感じてしまう可能性が高いです。エントリーする際は、しっかりと企業研究をしましょう。

就活で涙が止まらないときの対処法10選

就活で涙が止まらないときの対処法10選

就活で涙が止まらなくなった場合の対処法を紹介します。就活うつは放置していると、状態が悪化する可能性が高いです。自分に合った方法で、早めに対処する必要があります。

対処法を10個紹介しているので、あなたに合った対処法が見つかるはずです。今回紹介する対処法は、どれもすぐに実践できるものなので、1つずつ試してください。

1.自分の感情を認める

涙が止まらないことは恥ずかしくも、悪くもないです。自分の感情を素直に受け止め、認めてあげましょう。面接官に否定されても、自分だけは認めてあげるのが心の回復への一歩です。

また、自分の感情を認めることで心の負担を減らせます。泣きたい時は思いっきり泣いて大丈夫です。泣くことで、ストレス物質を排出でき苦痛を緩和させられるという結果も出ています。泣いてストレスを発散させることを涙活といいますが、泣くことでストレスが発散できる人は多いです。

自分の感情を認めて、思いっきり泣き、ストレスを発散してください。

2.話を聞いてくれる人に相談する

家族や友人に相談をすることも、1つの手段です。ちゃんと話を聞いてくれる人に相談すると、気持ちを共有できます。 気持ちを共有することで心が軽くなるため、つらいときは1人で抱え込まず、誰かに話すようにしましょう。

つらい気持ちを1人で抱え込んでいると、マイナスな方向へ向かっていく可能性が高いです。就活うつになると、マイナスな方向へ考えがちですが、親身になって話を聞いてくれる人に話すと気持ちが楽になる時もあります。

重要なのは、しっかり話を聞いてくれる人に相談することです。親身になって話を聞いてくれる人でないと、気持ちの共有ができず、かえって落ち込む原因になりかねません。

3.ストレス発散する

適度な運動や趣味など、ストレスの発散ができる方法を見つけることが大切です。自分に合ったストレスの発散方法を見つけると、気持ちが安定します。 重要なのは、自分がリフレッシュできるストレスの発散法を見つけることです。自分に合ったストレス発散方法があれば、就職した後でも役立ちます。

就活うつになっていると、なにに対しても興味が持てないかもしれません。このような状態になってしまったときのストレス発散法としては、日光浴や適度な運動、感情を爆発させるなどがあります。先ほども紹介しましたが、涙活もオススメです。

4.就活以外の楽しみを見つける

就活だけに集中するのではなく、ほかにも熱中できることを探して、楽しみを見つけることが大切です。「就活をしないといけない」と、就活だけに集中するのは決してよい状態とは言えません。 就活は、ストレスがつきものです。就活で溜まったストレスの発散をしないでためていると、就活うつが悪化してしまいます。

楽しみがないと、息抜きする方法がなく、心が疲れる一方です。就活に集中するのは良いことですが、就活以外の楽しみを見つける必要があります。就活にだけ集中する必要はなく、自分が楽しいと思えることが大切です。

5.自分に優しくなる

続いて、自分に対して優しくなることが大切です。就活がうまくいかないからといって自分自身を責めたり、ストレスを溜め込んだりせずに、自分に対して優しくする必要があります。自分自身を責めても、よい方向に向かうことはないです。

また、涙が止まらない自分を優しく受け止めるように意識する必要があります。自分に優しくするのは、なかなかできることではありません。そのため、意識して優しくすることが大切です。面接官に否定されたり、内定が出なかったり、落ち込んでいる時こそ自分に優しくしてあげましょう。

6.目標を立てる

自分の目標を明確にして、その目標に向かって行動することが大切です。就活で失敗しても、目標に向かって頑張っている自分を振り返ることで、自信が持てます。 就活をするうえで、自信を持つことは大切です。自信がなければ面接でうまく対応できず、ますます自己肯定感が低くなってしまいます。

自己肯定感を上げるためにも、必ず目標を立てるようにしましょう。立てる目標は、小さなことでもよいです。例えば「毎朝決まった時間に起きる」や「笑顔で挨拶をする」などがあります。高い目標を設定してしまうと、達成するのが難しいです。小さな目標をクリアして、成功体験を積み重ねていく必要があります。

7.就活から離れる

涙が止まらないときには、就活から一時的に離れ、別のことに集中する時間が必要です。旅行や映画鑑賞など、就活以外のことに時間を使うと、リフレッシュできます。 リフレッシュをして心が落ち着いたら、また前向きに就活に挑めるはずです。

リフレッシュする方法を見つけるためには、自分と向きあってみます。なにをしている時が楽しいのか、なにをしたらリフレッシュできるのか考えてみましょう 自分に合ったリフレッシュ方法を見つけて実践することで、心が癒されます。

8.SNSを見ない

就活に限りませんが、SNSが原因でうつになる人が増えています。友達の素敵な投稿を見て比較してしまい、自分が劣っていると感じてしまうからです。SNSを見ていて、楽しそうにしている友達を見ると、自分だけがつらい就活している気持ちになってしまいます。

SNSは、気持ちが落ち込む原因となるツールの1つです。 もしSNSを見て落ち込むことが多ければ、なるべく見ないようにしましょう。就活の間は思い切ってログアウトするのも、心を守るよい手段です。

9.自己分析をやりなおしてみる

就活がつらいと感じるのは、面接や書類選考がうまくいかないからかもしれません。そのためには、まずは書類選考で落とされないように手を尽くしていきます。書類選考を通過するためには、自己分析をやり直して、ベースとなる書類を作り直していくのが近道です。

自己分析をやり直すことで、強みや条件を再確認でき、面接へ進んでもスムーズに回答できるようになるでしょう。そのため、自分について考えることは就活を成功させるためにも、とても大切なのです。 自己分析の方法がわからない人は、こちらの自己分析シートを活用してください。

10.然るべき場所に相談してみる

家族や友人に相談できない場合は、下記のような相談所やサイトを頼るのも1つの手段です。プロに話せば、的確なアドバイスをしてもらえます。

これらの相談所では、親身になって話を聞いてくれます。家族や友人に話せない悩みも、気軽に相談ができる場所です。 孤独を感じている人は、このような相談所を利用してもよいでしょう。

最初は連絡するのに勇気がいるかもしれません。しかし、辛い気持ちを1人で抱え込んでいても事態が改善するとは考えにくいです。相談所を利用して心をスッキリさせるのも大切であるといえます。

就活で涙が止まらない自分を守るための心理学5選

就活で涙が止まらない自分を守るための心理学5選

就活で涙が止まらなくなった時、心理学を利用して自分を守る方法があります。人間の心について深く知り、人を助ける学問である心理学の知識を持っていれば、自分の心の安定も保ちやすくなるのです。

本章では、自分の心を守れる心理学を説明しています。就活うつで涙が止まらない人は、一度学ぶとよいでしょう。

1.フットインザドア効果

初めに小さなリクエストをすることで、相手の心理的抵抗を下げ、大きなリクエストをする際に成功確率を高めることができることをフィットインザドア効果と言います。就活では企業に興味を持っていることを伝えるために、まずは情報収集や説明会への参加など、小さなアクションから始めることが大切です。

最初から成功のレベルを下げていれば、もし面接がうまくいかなかったとしても落ち込むことが少なくなります。毎回、過度に期待をして面接へ行くと、断られてしまった時に落ち込む可能性が高いです。小さな成功を積み重ねれば、自信にもつながります。

これは就活だけではなく、就職してからも使える心理学です。

2.社会的証明効果

人は、周囲の人たちが同じような行動をとっている場合、それが正しい・適切であると判断しやすいです。就活では、自分と同じように採用活動に取り組んでいる人たちと交流すると、自分の行動が適切であるという社会的な証明を得られます。

自分の行動は間違っていないと確信すると、よりよいパフォーマンスができます。就活生同士で交流ができる場所に行ってみるのはどうでしょうか。同じように就活をしている人たちと話せば、情報交換も可能です。この時にライバル意識を持つのではなく、悩みを打ち明けると安心して就活に挑めます。

3.ポジティブフィードバックループ効果

ポジティブなフィードバックを受けると、自己肯定感が高まり、自信が増すことをポジティブフィードバックループ効果といいます。就活では、自分の長所やアピールポイントを見つけ、自分自身にポジティブなフィードバックを送るのが大切です。

自分の長所を見つけるのは、就活以外にも役立ちます。短所は見つけられても、長所がわからない就活生は多いです。長所がわかっていると、ポジティブな気持ちになれます。ネガティブな気持ちで面接に行っても、よい結果にはつながりません。

自分の長所を見つけ、ポジティブなフィードバックを送ると、就活にも活かせます。

4.ミラーリング

相手と同じ言葉遣いや話し方、ポーズなどを取ると、相手との親和性を高められるのがミラーリングです。面接や面談などで、相手の話し方や表情などを観察し、相手に合わせた話し方をすると、相手とのコミュニケーションをスムーズにできます。

これは就活以外でも使える心理学です。相手と同じように行動をすると、親近感が湧きよいコミュニケーションが取れます。このミラーリング効果は、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

ミラーリング効果は、就活でも役立つ心理学なので、知っておくと面接もうまく行く可能性があります。

5.逆説的思考

逆説的思考とは、問題を解決するために、逆に考えることです。自分の思考パターンを変え、新しいアプローチを見つけられます。

例えば、企業の採用ページに書かれている要件が高過ぎると感じた場合、逆に「企業が求めているスキルが、自分にはあるかもしれない」と考えると、自分自身に自信を持ってアプローチできます。

また、逆説的思考を使うと、問題を解決するためのアイデアを出しやすくなる可能性が高いです。例えば、企業から不採用の通知が来た場合、逆に「どうすれば採用されたかもう一度見直してみる」と考えると、自分自身の改善点を見つけられます。

涙が止まらないほど就活をがんばれるなら努力の方向を考えて

涙が止まらないほど就活をがんばれるなら努力の方向を考えて

涙が止まらなくなるくらい就活を頑張っているのであれば、努力の方向を変えると気持ちが落ち着きます。努力できる力が備わっているのであれば、あとは頑張り方を変えるだけです。

せっかく努力できる性格なのに、その力を間違った方向に使い、無駄にしてしまったらもったいないです。就活を頑張るのは大切ですが、心が病んでしまうのであれば、改善する必要があります。

1.自分のキャパシティを知る努力

自分がどの程度スキルや能力を持っているか、自己分析をする努力です。 自己分析に力を入れれば、自分のキャパシティも把握できます。キャパシティがわかっていないと、エントリーしすぎたり、必要以上に追い込んだりしてしまう可能性が高いです。

努力ができる人は、自分自身を追い込む傾向にあります。ストイックに考えすぎて、気づかないうちに自分を追い込んでいるのです。そうならないためにも、あらかじめ自分のキャパシティを知っておく必要があります。

自己分析は就活でも重要な行動です。涙が止まらなくなるくらい就活に力を入れてしまっているのであれば、その努力を自己分析に使ってみましょう。

2.自分軸をしっかりと持つ努力

自分の価値観や信念を明確にした自分軸を持つと、まわりの影響を受けず、自分の道を進めます。そのためには自分自身を大切にして、自分の気持ちや意見を表現することが大切です。 そうすることで、自信を持って行動できます。

面接官などの評価に一喜一憂することなく、自分のやりたいことに向かって進んでいく気持ちが大切です。自分の本心と異なることをしていても、よい結果にはつながりません。自分の価値観や信念に合った企業を探すようにします。

自分軸をしっかり持てば、就職後にも役立つでしょう。

3.積極的に休息をとる努力

適度な睡眠や食事を摂ると、体調は整えられます。就活に力を入れすぎて、睡眠不足や偏った食事になっている場合は、改善が必要です。就活を頑張るのは悪いことではないのですが、休息を取らないと心が潰れてしまいます。積極的に休息をとる努力が必要です。

休息も特別なことをするのではなく、軽い運動やストレッチなどで十分です。心身ともにリフレッシュするのが大切なので、ストイックになる必要もありません。趣味や友人との時間を大切にして、就活以外の楽しみを見つけましょう。

4.焦りや不安を具体化して解消する努力

就活中に起きた問題の対策を具体的に考えると、焦りや不安を解消させることが可能です。

就活での失敗や問題を振り返るのは辛いかもしれませんが、自分の成長のためには必要なことです。問題を解決できなければ、前にも進めません。就活がうまくいかなったとしても、落ち込む必要はなく、前向きに考えることが大切です。

自分自身でメンタルのコントロールをするのは、簡単ではないです。メンタルトレーニングやストレス解消法を学び、実践すると心のコントロールができます。

5.一度起きた問題を再度起こさない努力

就活中に起きた問題や失敗を振り返って、自己分析を行うと、同じ問題を回避する対策を立てられます。就活中に学んだことや経験を活かし、今後の就活や職場で活かせると、さらによいです。

解決方法がわからない場合は、身近な人や先輩に相談するのも1つの手段です。自分1人でずっと考えていても、解決できません。自分だけでは解決できない場合、まわりの人に頼るのも大切です。

まわりに相談できる人がいない人は「就活相談サポート」で就活のプロに相談できます。就活のプロが親身になって話を聞いてくれるので、悩みを相談しやすいのが特徴です。

おわりに

就活中に涙が止まらなくなるのは、就活うつである可能性が高く、悪化すると治りにくくなってしまいます。就活うつと感じたら、早いうちの対策が必要です。

就活で涙が止まらないときには、リフレッシュできる方法を探したり、まわりの人に相談をしたり、心を休ませましょう。

つらいときは、就活相談サポートで悩みも相談できます。就活相談サポートは無料なので、就活で悩んでいる人は参加してください。

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この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

~就活生へのメッセージ~

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