【就活が嫌すぎる・やめたい】でも就職を諦めたくない就活生へ
2023年7月13日
就活生 Aさん
もう限界です…。就活が嫌すぎてもうこれ以上就活を続けられません。私、どうしたらいいんでしょうか。
そんな状況なんですね。実は私も就活生の時に「就活が嫌すぎる!」と思って就活をやめようとしたことがありました。でも、色々と試行錯誤をしたことで乗り越えられましたよ!
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
本当ですか!でも、キャリアアドバイザーさんは優秀だから乗り越えられたんですよ…私みたいな平凡な学生は諦めるしかないです。
そんなことはありません! 誰でも気持ちの切り替え方さえ知っていれば、就活を乗り越えられます。それでは、今回は「就活が嫌すぎる」気持ちを切り替えるための具体的な方法を解説しましょう。
キャリアプランナー 平崎
「就活が嫌すぎる」は就活生が抱きやすい気持ち
このコラムを読んでいる人の多くは、「就活が嫌すぎる」「もう就活をしたくない」と悩んでいるのではないでしょうか。しかし、その悩みは珍しいものではなく、就活生であれば誰もが一度は経験する気持ちです。
そのため、「もう就活をやめるしかない」「就職を諦めないといけないかも」などと、必要以上に思い悩んだり、悩み苦しんだりする必要はありません。
とはいえ、今の気持ちのままだと、就活に対して前向きに取り組むことが難しいのは確かでしょう。そこでこのコラムでは、就活が嫌すぎる気持ちを前向きに切り替える方法を解説します。ぜひ最後までチェックしてみてください。
「就活が嫌すぎる」ことを理由に就活をやめた場合の選択肢
就活が嫌すぎると思っている人の中には、就活をやめてしまおうと考えている人もいると思います。しかし、今後のことを何も考えずに就活をやめるのはとても危険です。そこでまずは、就活が嫌すぎることを理由に就活をやめた場合の選択肢を3つ解説します。
就職する機会を先延ばしにする
1つ目の選択肢は、就職する機会を先延ばしにすることです。この選択肢は、就活は嫌すぎるけど就職は諦めたくない人にオススメの選択肢といえます。
具体的な方法は、留年と就職浪人の2つです。大学を留年すれば、学生でいられる期間を1年間延長できるので、必然的に就活をするタイミングを翌年に持ち越せます。就職浪人は、大学を卒業してから就活だけに専念する方法です。こちらも就職するタイミングを後ろ倒しにでき、就活する時期を翌年に持ち越せます。
しかし、翌年改めて就活をする場合は、今の就活に加えてさらに長期間就活をしなければならなくなる可能性があります。また、翌年の就活では「なぜ留年・就職浪人したのか」をほぼ必ず聞かれるでしょう。この質問に対して企業が納得する回答ができないと、今年以上に就活に苦戦する場合もあります。
自分自身を高める
一旦就職を諦めて、自分自身を高める選択肢もあります。具体的には、留学や進学、資格取得などです。「今の自分では志望している企業に入社できない」「就職するまでにもう少し勉強したい」と思う人に向いている選択肢といえるでしょう。
留学をすれば、視野を広げられるのはもちろん語学力が身につくので、今後就活したいと思った時に活かせる可能性があります。また、将来的に海外で働く道が開けるかもしれません。
進学すれば専門的な知識やスキルを高められ、それらが就活を有利にしてくれる可能性も考えられます。資格取得も同様で、難易度や希少価値が高い資格を取得すれば、将来的に就活する時に強みとなるでしょう。
しかし、どの選択肢も数か月か数年は根気強く学ぶことが求められるので、中途半端な気持ちで選んでしまうと挫折してしまいます。また、学費や生活費などの費用が必要なので、貯金や親からの支援がなければ、アルバイトをしながら勉強をすることになるでしょう。
就職以外の方法で働く
就活をしなくても働くことは可能です。就職以外の方法で働く選択肢は、就活が嫌すぎるけど働きたい人に向いています。
具体的な働き方としては、フリーターやフリーランス、起業などです。フリーターは、アルバイトをしてお金を稼ぐ方法で、自分が健康で働き続けられれば一定の収入は得られます。フリーランスとして働く場合は、自分で仕事を獲得しなければいけませんが、そのハードルさえ超えられれば会社員よりも稼げることもあるでしょう。
ただし、これらの選択肢は会社員と比べて収入が安定しなかったり福利厚生がなかったりするなど、不安定な側面があります。また、納税や事務作業などの雑務を自分でやらなければなりません。社会的信用も得にくく、ローンなどが組みにくいというデメリットもあります。
また、起業も成功するためには就活に取り組む以上の努力が必要なのはもちろん、成功しなければ収入は得られません。
「就活が嫌すぎる」と思っても就活を続けた方が良い理由
さきほど解説した選択肢からもわかる通り、今就活をやめたとしても別の選択肢はあります。しかし、就活が嫌すぎるという理由だけで就活をやめるのは、貴重な機会を無駄にすることになるかもしれません。ここからは、「就活が嫌すぎる」と思っても就活を続けた方が良い理由を解説します。
「就活が嫌すぎる」気持ちは今だけかもしれないから
今は就活が嫌すぎると強く思っていたとしても、その気持ちは時間が経つにつれてなくなる可能性があります。
特に今は就活真っ最中なので、つらいことや思い通りにいかないことを経験し、ネガティブな気持ちになってしまっているだけかもしれません。しかし、一度就活から離れてみるとその気持ちは一時的なもので、後から「就職しておけばよかった」と悔やむことになるかもしれないのです。
そのため、就活が嫌すぎるという勢いに任せて就活をやめるのはオススメしません。まずは、自分の気持ちと向き合って「なぜ就活が嫌すぎるのか」「その気持ちは一時的なものではないのか」を考えるようにしましょう。
とはいえ、自分で考えるだけでは、就活が嫌すぎる気持ちが一時的なのか自分の意志なのか判断しづらい人も多いでしょう。キャリチャンの「就活相談サポート」では、就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談できるので、ぜひ一度利用してみてください。
新卒が一番就職しやすい機会だから
現在の日本では、新卒一括採用を行う企業が多いため、新卒のタイミングが一番就職がしやすいと言われています。そのため、就活が嫌すぎるという漠然とした気持ちだけで、就職しやすい貴重なチャンスを捨てるのはもったいないです。
また、一度も企業に就職したことがない状態で年を重ねると、万が一就職したくなった時に就活しづらくなってしまいます。「ビジネスマナーが身についていないのでは」「社会人としての適性がないのでは」といった懸念から、採用されづらいのです。
今は、就活をやめることがとても魅力的なことのように思うかもしれません。しかし、将来的に就職したくても就職できないとなると、安定した収入が得られなかったり、社会的信用が得られなかったりするなど、私生活にも支障が出る可能性があります。そういったネガティブな部分も踏まえて検討することが大切です。
「就活が嫌すぎる」気持ちは改善できるから
最後の理由は、就活が嫌すぎる気持ちは改善できるものだからです。今は、不合格通知をたくさんもらってしまったり、内定が出なかったりすることで、すぐにでも就活をやめてしまいたいと思っているかもしれません。
しかし、冒頭でも伝えた通り、就活が嫌すぎる気持ちは、就活生の多くが経験する気持ちで、多くの就活生が乗り越えてきたもの。つまり、必ずその気持ちを乗り越える方法があるのです。
そのため、就活が嫌すぎることを理由に、すぐに就活をやめてしまおうとするのではなく、気持ちを切り替えられるように取り組んでみましょう。次の章では、就活が嫌すぎる気持ちを前向きにする4ステップを解説するので、ぜひチェックしてみてください。
「就活が嫌すぎる」気持ちを前向きにする4ステップ
就活が嫌すぎるからといって就活をやめない方がよいことは分かったものの、「ネガティブな気持ちのまま就活はできない」 「これからどうしたらよいかわからない」と思う人もいるでしょう。
そこでここからは、就活が嫌すぎる気持ちを前向きにする4つのステップを解説します。就活に対するネガティブな気持ちを切り替えたいと思っている人は、これから解説する方法を実践してみてください。
STEP1:「就活が嫌すぎる」原因を明確にする
就活が嫌すぎる気持ちを前向きにするには、まず原因を明確にすることが重要になります。
就活が嫌すぎると思う就活生はたくさんいますが、その気持ちの原因はさまざまです。多くの人が、就活が思い通りにならなかったりつらい経験をしたりしたことで、就活が嫌すぎる気持ちになっているかもしれません。しかし、もっと深掘りすれば表面的な理由とは別の根本的な原因が見えてくるのです。
原因が明確にならないと、就活が嫌すぎる気持ちを克服することが難しくなります。そのため、「具体的に就活の何が嫌なのか」を明らかにしていきましょう。後ほど、「就活が嫌すぎる」と感じてしまう5つのストレス要因を紹介するので、自分はどれに当てはまるのかチェックしてみてください。
STEP2:「就活が嫌すぎる」原因を取り除く
就活が嫌すぎる気持ちの原因がわかったら、次はその原因を取り除く方法を学ぶ必要があります。原因さえ取り除ければ、就活が嫌すぎる気持ちがなくなったり、軽減できたりするのです。
ただし、原因ごとに取り除くための方法が異なるため、自分に合った方法を探すことが重要になります。また、1つの方法だけでは克服できない場合もあるので、いろいろな方法を試してみることも大切です。
このコラムでは、就活が嫌すぎる気持ちの原因となっているストレスを取り除く6つの方法を解説します。就活に対するネガティブな気持ちを少しでも軽くしたい人は、ぜひ参考にしてください。
STEP3:就活を効率良く進められるサービスを活用する
就活が嫌すぎる気持ちをどんなに克服しようと取り組んでも、自分1人の力では克服しきれない場合もあります。
そんなときにオススメなのが、就活関連サービスです。近頃は、就活を支援してくれるサービスがたくさんあります。初歩的な就活相談から選考対策、求人紹介まで、幅広いサポートをサービスとして受けられるのです。
こういったサービスを活用すれば、就活を効率化できるのはもちろん、安心感を持って就活を進められるようになります。その結果、就活が嫌すぎる気持ちの克服につながることもあるわけです。後ほど、就活が嫌すぎると思っている人に使ってほしいサービスを紹介するので、気になる人は最後まで読んでみてください。
STEP4:「就活が嫌すぎる」と思った時の対処法を知っておく
就活が嫌すぎる気持ちの原因を取り除けたり、就活を支援してくれるサービスを利用したりしても、就活が嫌すぎる感情は突然戻ってくることがあります。たとえば、不合格の連絡が続いたときや、内定一歩手前で不合格になったときなど、自分が思っているように就活が進まなくなると、ネガティブな気持ちになるものです。
しかし、そんなときに毎回「就活が嫌すぎる」と落ち込んでいては、貴重な就活期間を無駄にすることになります。そのため、就活が嫌すぎると思った時に簡単にできる対処法を知っておくことが、就活をスムーズに進める秘訣になるのです。
コラムの最後に、就活が嫌すぎるせいでメンタルがボロボロな時のリフレッシュ方法を紹介します。簡単に実践できるものも紹介するので、就活が嫌すぎる気持ちを今すぐスッキリさせたい人は、先にチェックしてみてください。
「就活が嫌すぎる」と感じてしまう5つのストレス要因
ここからは、さきほど紹介した4ステップに沿って解説していきます。まず、1つ目のステップは、「就活が嫌すぎる」原因を明確にすることです。
そこでまずは、「就活が嫌すぎる」と感じてしまう5つのストレス要因を解説します。自分がどのストレス要因に当てはまるのか考えながら読んでみてください。
1.そもそも就職したくない
就活を始める前から就活が嫌すぎると思っている人は、「そもそも就職したくない」という思いがあるかもしれません。
特に、就職して苦労しながら働いている両親や先輩などの姿を見て、「自分は就職したくない」と思う人は多いです。ほかにも、就職する以前に「働きたくない」と考える人もいるかもしれません。
しかし、就職しないことや働かないことで生まれるリスクについても知っておくことが大切です。さきほども述べた通り、就職しなくても働くことはできますが、収入は安定せず社会的信用が得にくくなります。また、働かない場合は、そもそも収入を得られないので、保護者からの支援を受けるか自分の貯金を切り崩すかするしかありません。
そのため、まずは「就職したくない・働きたくない」という気持ちと向き合い、理由を探ってみましょう。そして、就職しない・働かない場合の自分の将来について一度考えて、本当に就職しないのかどうかを考えてみてください。
下記のコラムでは、就活をしない場合のメリットとデメリットを解説しているので、自分自身と向き合う時の参考にしてみてください。
関連コラム
就活しないとどうなる?メリット・デメリットや就職以外の進路
2.就活に良いイメージがない
就活を始める前から就活が嫌すぎると思うもう1つの原因は、就活に良いイメージがないことです。
たとえば、ESや履歴書などの紙1枚や一度会っただけで合格・不合格が出るなんておかしいと感じる、全員が同じ服装(リクルートスーツ)を季節問わず着ているのが気持ち悪いと思う人もいるでしょう。また、就活をしていた先輩が就活を通して体調を崩してしまったなど、就活に対して恐怖心を抱いている人もいます。
さまざまな理由があると思いますが、こういったことは就活のやり方を工夫するだけで、避けられます。また、就活の一部が嫌だからといって、人生で最も就職しやすいタイミングである新卒の機会を無駄にすると、将来後悔するかもしてません。
そのため、就活に良いイメージがないからといって就活をしないのではなく、自分が嫌だと思う部分を避けて就活をする方法を考えてみましょう。
3.就活のやり方がわからない
就活を始めたいけどやり方がわからず身動きが取れなくなってしまい、就活が嫌すぎる感情になってしまっている人もいるかもしれません。
実際、就活のやり方には正解がなく、ネットにもさまざまな情報が溢れているため混乱するのは仕方ありません。しかし、就活をしているすべての人が同じ状況であって、わからないなりに行動することで、自分の就活のやり方を見つけています。
そのため、就活のやり方がわからないから就活が嫌すぎると考えるのではなく、まずは動き出してみましょう。動き出して試行錯誤を重ねていけば、自分に合った就活のやり方が見えてきます。
とはいえ、就活のやり方が分からないと不安になる人も多いと思います。後ほど、就活のやり方を知る方法について詳しく解説するので、最後まで読んでみてください。
4.やりたいことや働きたい企業が見つからない
就活をしている途中に就活が嫌すぎると思う原因の1つが、やりたいことや働きたい企業がいつになっても見つからないことです。
「色々な業界や職種について調べてみても全く興味を持てない」「やりたいことが見つからないからエントリーする企業を決められない」こういった状況になると、就活に嫌気がさすことはもちろん、自分自身に対しても嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。
しかし、やりたいことや働きたいことを探すことばかりが就活ではありません。自分が大学で学んだことや得意なことを活かせる仕事を探すという方法でもよいのです。
また、1人で企業探しをしているとどうしても効率が悪く、なかなか自分に合った求人を見つけられないことがあります。キャリチャンの「就活相談サポート」は、自分に合った求人を紹介する就活サポートサービスなので、気軽に利用してみてください。
5.合格・内定をもらえない
就活中に就活が嫌すぎると思う人は、合格・内定がもらえないことが原因になっている場合が多いです。
受け取る連絡が不合格通知ばかりだったり、周りが内定をもらっているのに自分だけ内定がなかったりすると、就職できる気がしなくなりつらくなるのは当然です。また、自分のことを評価してくれない企業や社会、世の中に対して不満を抱くこともあるかもしれません。
しかし、1つの企業が不合格になったからといって、全ての企業から必要とされていないわけではありません。また、これまで内定がもらえていないからといって、今後も内定が取れないとは限らないのです。
そのため、就活が嫌すぎる気持ちや勢いだけで、就活を諦めるのはもったいないです。就活の方法を変えるだけで、合格や内定をもらえるようになることはたくさんあるので、これから紹介する方法をぜひ実践してみてください。
「就活が嫌すぎる」ストレスを取り除く6つの方法
4ステップの2つ目は、 「就活が嫌すぎる」原因を取り除くことです。そこでここからは、さきほど解説した5つのストレス要因を取り除く方法を解説していきます。今すぐに実践できる方法や手軽にできる簡単な方法もあるので、ぜひ自分が実践しやすいものを探してみてください。
1.働くことの良い側面に目を向ける
就職したくない、働きたくないという思いから就活が嫌すぎると思っている人は、働くことのネガティブな側面しか見えていない場合があります。
そのため、一度就職することや働くことの良い部分に目を向けてみてください。就職に対するイメージが変わるかもしれません。
【就職すること・働くことの良い側面】
- 収入を得られる
- 将来への不安を軽減できる
- 専門的なスキルや知識が身につけられる
- 視野が広がり人としても成長できる
- 仕事を通して他者貢献できる
- やりたいことを実現できる
- 社会や人との繋がりができる
もちろん、就職することや働くことで生まれるリスクやデメリットはあります。しかし、上記のように働くことでしか得られない良いこともたくさんあるのです。
そのため、良くない部分ばかりに目を向けるのではなく、フラットな視点で就職することや働くことを捉えて、自分の将来について考えてみてください。
2.就活を通して得られることを知る
就活に対してネガティブなイメージが強い人は、「就活=良くないもの」というイメージが強くなっているかもしれません。
そういった偏ったイメージではなくフラットな視点で就活を捉えるためには、就活を通して得られることに目を向けることが大切です。
【就活を通して得られること】
- 自分のことを深く知れる
- 自分の将来について考えるきっかけになる
- 目標や夢を持つことができる
- 社会について知ることができる
- ビジネスマナーやビジネススキルが身につく
- 自分の思いや考えを伝えられるようになる
- 諦めない気持ちが身につく
就活というと就職先を見つけることだと思われがちですが、就職先を見つける過程でいろいろなものが得られます。自分と向き合う機会を得られるのはもちろん、社会について知ることができたり、ビジネスマナーを身につけられたりするのです。
就活に対して、違和感があったり好きになれなかったりすることはあるかもしれませんが、一度就活の良い部分も踏まえて考えてみてください。
3.就活経験者を頼ってみる
就活のやり方がわからず就活が嫌すぎる思いを抱いている人は、就活経験者を頼ってみるのがオススメです。
たとえば、両親や兄弟、大学やアルバイト先の先輩など、意外と身近なところに就活経験者はいます。そういった人たちに、「就活って何から始めた?」「どんなふうに就活を進めたの?」と聞いてみると、いろいろなエピソードや経験談が聞けるでしょう。
こういった話を聞くと、自分が就活をするイメージが持てるようになったり、何から始めればよいのかを考えやすくなったりします。また、人によって就活のやり方は全く違うということに気づいて、自分なりに始めてみようと思えるかもしれません。
とはいえ、やはり実際に動き出すときには、進め方の指針となるものがあると安心しますよね。下記の資料は、基本的な就活の進め方について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【就活対策資料】
就活まるわかりガイド
4.理想の生活や人生設計を思い浮かべる
やりたいことが見つからない、働きたい企業が見つからない人は、視点を変えてみましょう。理想の生活や人生設計から逆算して、就職先を選んでみるのです。
たとえば、朝ゆっくり起きる生活が理想であれば、昼から営業する飲食店やシフトで出勤時間が決まる企業を選ぶと、理想的な生活を送れるでしょう。また、できるだけ早く早期リタイアをするために貯金をしたい場合は、インセンティブが支給される企業を選ぶと、自分の人生設計を実現しやすいかもしれません。
このように、やりたいことや働きたい企業が見つからないくても、就活に取り組むことは可能です。まずは社会人になってからどんな生活をしたいか、これからどんな人生を送りたいかなどを考えるところから始めてみましょう。
5.これまでの就活を見直してみる
不合格が続いて合格や内定をもらえない人は、これまでの就活を見直してみましょう。
自己分析が深くできていないと、自分に向いていない業界や企業を選んでしまっている可能性があります。また、業界研究や職種理解が甘ければ、「勉強不足」「業界や職種に関する知識が浅い」などの理由で、不合格になってしまっているかもしれません。
さらに、企業が求める人物像などを把握せずにES作成や面接に挑んでいる場合は、的外れなSピールをしてしまい、どの企業にも魅力的な人材だと思ってもらえていない可能性も考えられます。
そのため、自己分析・業界研究・職種理解・企業研究がしっかりとできていたかを一度振り返ってみてください。また、人によっては行動量が足りていないこともあります。もっとできたことはないか、改善できることはないかを考え、思い当たることがあれば、すぐに修正しましょう。
6.選考対策を工夫する
合格や内定がもらえない人が取り組むべきもう1つの方法が、選考対策を工夫することです。
これまで選考対策はどのように行ってきましたか?これまで1人で選考対策を行ってきた人は、客観的な視点から自分を評価できておらず、自己満足になってしまっている可能性があります。そのため、第三者からフィードバックをもらえる環境で選考対策を行ってみましょう。
学生だけで選考対策をしている人は、キャリアセンターや就活セミナーなどを使って、社会人や人事の目線からのフィードバックをもらってみてください。企業がどういった部分を見ているのかがわかってくるので、今後の選考対策にも役立ちます。
また、面接終了後の振り返りは必ず行うようにしましょう。忘れられることが多いですが、合格・不合格に関わらず、失敗した部分やミスした部分を振り返って修正することは重要です。失敗やミスでなくても、さらによくなる部分がないか考えることで、選考の通過率を上げられます。
「就活が嫌すぎる」人に使ってほしい就活関連サービス
3ステップ目は、就活を効率良く進めるサービスを活用することです。しかし、どんなツールがあるのか、どのツールを選べばいいのかわからない人もいるでしょう。
そこでここからは、「就活が嫌すぎる」人に使ってほしい就活関連サービスを紹介します。また、具体的にどんな状況の人にオススメのサービスなのかも解説するので、ぜひ自分に合ったサービスを見つけてください。
OBOG訪問アプリ
OBOG訪問アプリとは、OBOG訪問ができる社会人を探せるサービスです。このサービスを使えば、特定の企業に勤めている社会人や興味がある職種に就いている社会人に直接話を聞くことができます。
また、OBOG訪問というと、気になる企業の情報を得るために行うものだと思われがちですが、就活経験者の先輩に就活相談をすることも可能です。そのため、就活のやり方がわからない人や内定がなかなか取れない人は、OBOG訪問アプリを使って就活経験者の先輩からアドバイスをもらうとよいでしょう。
今は立派な企業に勤めていたとしても、就活中はかなり苦戦した社会人も少なくありません。そういったエピソードを聞くと就活へのモチベーションが高まるので、OBOG訪問をする際は、就活の時のエピソードを聞いてみてください。
適職診断
自分のやりたいことが見つからない人は、適職診断を活用してみてください。適職診断とは、自分の考え方や強み・弱みなどから向いている仕事を診断してくれるサービスです。
ネットで検索すれば無料で使えるものがたくさん出てくるので、一度試してみると自分に合った仕事が見つかるかもしれません。また、自分の価値観や強みが診断結果としてわかるものもあるので、ESや面接での自己PRを考える時にも役立てられます。
ただし、適職診断の結果が全てではないので、結果をそのまま鵜呑みにするのではなく1つの参考資料として捉えましょう。また、1つの診断だけを使うのではなく、いくつかの診断を併用し、共通する部分だけを活用するのもオススメです。
選考対策サービス
就活を頑張っていても合格や内定をもらえない人は、選考対策サービスを使ってみてください。選考対策サービスは、その名前の通り選考対策をサポートしてくれるサービスです。
具体的には、ES添削サービスや面接対策サービスなどがあります。こういったサービスを使うと、第三者からの意見や感想をもらえるので、自分では気づけなかった弱点や改善点に気づけるのがメリットです。1人で対策を行うよりも質の高い対策ができるようになるため、必然的に選考の通過率も上がっていくでしょう。
また、ほかにもSPI対策ができるアプリやSPIの模擬試験が受けられるサイトなど、筆記試験対策をサポートするサービスもあるので、ぜひ一度探してみてください。特に、筆記試験で時間が足りないと感じている人は、模擬試験を活用して時間配分を考えておくことがオススメです。
選考直結型イベント
内定がなかなかとれない人は、選考直結型イベントに参加してみてください。選考直結型イベントとは、一度イベントに参加するだけで複数の企業の説明会と選考をその場で受けられるものです。
そのため、1社ごとの説明会や選考会に参加するよりも効率が良く、素早く内定獲得が目指せます。また、一度の機会にたくさんの選考を受けられるので、選考に慣れたい人にも向いているイベントです。
ただし、選考直結型イベントに参加したからといって、必ず選考に合格できるわけではありません。参加している就活生は内定獲得のために必死な人が多いので、その人たちにも負けないくらい事前にしっかりと選考対策を行っておく必要があります。
逆求人サービス
逆求人サービスは、自分のプロフィールを登録しておくだけで、企業からのスカウトを受け取れるものです。通常の就活では、学生が自分から企業との接点を作りにいかなければならないところを、このサービスを使えばその手間が一気になくなります。
また、逆求人サービスでスカウトがもらえると、自分を必要としてくれる企業があることを実感できます。実際に選考を受けなかったとしても、1通のスカウトが就活へのモチベーションになったり、自分に自信を持てるきっかけになったりすることもあるのです。
そのため、合格・内定をもらえないことで就活が嫌すぎると思っている人や就活に疲れてしまった人、自分を求めている企業を見つけたい人は一度利用してみてください。
就活エージェント
就活エージェントは、就活全般のサポートを行ってくれるサービスです。
具体的には、自己分析やES作成のサポート、面接対策、求人紹介、企業とのやりとりなど、就活に関するありとあらゆることをプロのキャリアアドバイザーにサポートしてもらえます。そのため、原因や理由に関わらず就活が嫌すぎると感じている人には、一度使ってみてほしいサービスなのです。
また、そもそも働きたくないと思っている人の中にも、「本当に働かなくても大丈夫なのか」「働きたくないけど将来が不安」と感じている人は多いでしょう。就活エージェントは、そういった悩みだけでも相談できるので、気軽な気持ちで利用してみるとよいです。
キャリチャンでは、大変な思いをせずに就活を成功させたい人・就活は嫌すぎるけど就職はしたい人に向けて「スピード内定サポート」という就活サポートサービスを行っています。SPI不要・ES不要・面接が1回しかないといった企業を紹介し、内定獲得までマンツーマンでサポートするので、ぜひ活用してください。
就活が嫌すぎるせいでメンタルがボロボロな時のリフレッシュ方法
4ステップの最後に、「就活が嫌すぎる」と思った時のリフレッシュ法を解説します。どんなにストレスの原因を取り除けたとしても、就活の状況によってネガティブな感情が戻ってしまうこともあるからです。
就活とプライベートの切り替えがうまくできない人や今すぐ気持ちをリフレッシュしたい人は、これから紹介する方法を実践してみてください。
一旦就活から離れる
最も効果的な方法が、一度就活から離れて距離を置いてみることです。ずっと就活をしていると、頭の中が就活のことだけになってしまい、常に就活について考えている状態になってしまいます。
特に、就活で嫌なことがあった時に、そのことをずっと考えていると気持ちが追い詰められてしまいます。ほかにも、やらなければならないことや今後の予定などを考えていると、何もしていないのに疲れることもあるでしょう。
そういった状態が続くと、これまで以上に就活が嫌すぎる気持ちが強まるため、少し勇気がいるかもしれませんが一旦就活から離れてみましょう。1日就活をしない日を作るだけでもよいですが、家にいるとどうしても就活のことを考えてしまう人は、旅行などに出かけて物理的に就活をできないようにするのがオススメです。
十分な睡眠と食事をとる
就活が忙しいと時間も心も余裕がなくなって私生活が疎かになり、生活リズムが崩れやすくなります。そして、十分な食事や睡眠がとれていないと疲れやストレスが溜まってしまい、就活が嫌すぎる気持ちに陥りやすいのです。
そのため、これまでの就活を振り返って、就活のために睡眠や食事をおろそかにしていたかもしれないと思う人は、まず最低7時間の睡眠と健康的な食事を意識してみてください。日常生活が整うだけでも、心にゆとりができます。
また、睡眠時間や食事の時間を削ってまで就活すると、生産性が落ちるのはもちろん体調を崩す危険性があるので、この機会に自分の就活のやり方を見直してみましょう。具体的には、1日の中に意識的に休憩する時間を取ったり、1週間に1日だけ就活をしない日を作ったりするなどがオススメです。
家族や友人に話を聞いてもらう
就活が嫌すぎる気持ちを自分の中に溜め込んでいると、気持ちが落ち込んでしまったり精神的に不安定になったりします。ひどい場合は、就活うつになる可能性もあるのです。
そのため、ネガティブな気持ちは自分の中に溜め込まずに、誰かに聞いてもらうようにしましょう。話をしても解決策が見つかるかはわかりませんが、自分の状況を知ってくれている人がいるだけで安心感が生まれます。
話を聞いてもらう相手は誰でもよいですが、自分の状況を知ってくれている家族や友人がオススメです。しっかりと話を聞いてもらえるのはもちろん、励ましの言葉をかけてもらい、就活への気持ちを切り替えるきっかけになるかもしれません。
しかし、中には周りに相談できる相手が誰もいない人もいるでしょう。そういった人は、ノートに自分の思いを書き出すだけでも気持ちがスッキリする場合もあるので、実践してみてください。
自分が好きなこと・やりたいことをする
何をしても気持ちを切り替えられない時は、自分の好きなことややりたいことをして、頭の中を空っぽにしてみてください。
音楽鑑賞や映画鑑賞、読書であれば短時間でも時間を作ればできますし、就活中の移動時間でも気楽に実践できます。また、身体を動かすこともオススメです。身体を動かして汗をかけば心身ともにスッキリするのはもちろん、運動中は頭の中を空っぽにすることができます。ほかにも趣味に没頭したり、自分の好きな動物や風景の動画を見て癒されたりするのも1つの方法です。
「就活中にそんなことしていて大丈夫かな」「本当はやらないといけないことがあるのに」と思う人もいるかもしれません。しかし、これまで就活を頑張ってきた自分自身を労わる時間だと思って、思い切って自分のための時間をとってみてください。
「就活が嫌すぎる」気持ちを切り替えて内定獲得を目指そう!
就活が嫌すぎる気持ちは、就活生の多くが経験するものです。しかし、その気持ちを持ったまま就活を進めようとすると、必要以上にストレスが溜まって、途中で心が折れてしまうことがあります。そのため、ストレスを取り除く方法やリフレッシュ方法を実践して、就活に対するネガティブな気持ちを切り替えましょう。
しかし、今回紹介した方法を実践してもなかなか気持ちが晴れない人もいるでしょう。そんな人は、就活エージェントを活用して就活のプロであるキャリアアドバイザーに話を聞いてもらったり、就活を効率化したりすることで気持ちを切り替えてみてください。
「スピード内定サポート」に参加しよう!
就活が嫌すぎる件に関するQ&A
就活はなぜしんどい?
就活がしんどいと感じる理由の1つは、選考の結果など自分の思い通りにならないことが多いからです。ほかにも、知らない人ばかりの慣れない場に参加したりスーツを着たりすることがしんどいと感じる人もいます。
就活のストレスが限界に達した時に出る症状は?
就活のストレスが限界に達した時は、気分が落ち込んだり涙が止まらなくなったりするなどの症状が出ます。この症状は就活うつの可能性があるので、一度就活をやめて病院を受診するようにしましょう。
就活は何ヵ月かかる?
就活にかかる期間は個人差が大きいですが、平均的には約1年間、つまり約12ヵ月です。中には、大学1、2年生の頃から就活のために動き出し、数年かけて就活を行う人もいます。
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。