就活中の非通知に出てないとどうなる?適切な対処法と合わせて解説
2024年11月13日
就活生 Aさん
就活中に非通知がかかってきたのですが、出たほうがいいのでしょうか?
そうですね。あえて非通知で電話をかけてくる企業もあるため、基本的には出るようにしたほうがいいでしょう。
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Aさん
そうなんですね。この前、非通知に出れず、そこから特に対処していませんでした…。選考への影響はあるのでしょうか?
わかりました。今回は就活中の非通知について解説していきましょう!非通知がかかってきたときの対処法や選考への影響などを紹介していきます。
キャリアアドバイザー 平崎
就活での非通知に出れなかったときの企業の印象
就活中に非通知がかかってくることはよくありますが、タイミングが合わず、出られないこともあるでしょう。
非通知ということで折り返しもできないないことから、「電話に出れなかったけど、合否に影響が出てしまうでは?」と不安を感じることだと思います。
では実際、非通知に出なかった就活生に対して企業側はどのような印象を抱くのでしょうか。以下より項目別に解説していきます。
企業の印象や合否への影響を知ることで、悪影響を未然に防ぐことができるので、チェックしていきましょう。
就活生が非通知に出なかったときの印象
非通知に出なくても、基本的に悪い印象を持たれることはありません。多くの企業では「非通知に出ない人は多い」と認識しているため、非通知に出なくても悪い印象を抱かることは少ないです。
しかし、何度も電話をしたにも関わらず、就活生側からなんらかのアクションがない場合には印象に悪くなる場合があります。
いくら非通知に出ない人が多いといっても、何度も電話をしたのに電話に出ない、非通知に対する問い合わせをしてこない場合には悪い印象を抱かれる場合があるので、注意しましょう。
非通知に出ないことでの合否への影響
非通知に出なくても、基本的には合否に直接影響することはありません。前項でもお話ししたように、非通知に出ない人は多いと考える企業が大半なため、電話に出ないだけで不合格になることはないでしょう。
しかし、何度も電話したのに出ない、非通知に対する問い合わせがない、電話と合わせて送ったメールに対しても反応がない場合には印象が悪くなり、最悪の場合合否にも影響を及ぼす恐れがあります。
面接の日時すり合わせの連絡など、急ぎの内容の場合もあるため、非通知に出れなかった際には適切に対応するようにしましょう。
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企業とのやり取りが少なければ、その分内定獲得も早くできるため、効率的に就活を行えるでしょう。
企業からの就活の連絡が非通知の理由
非通知に出ない人が多いと認識しているにも関わらず、なぜ企業はあえて非通知でかけてくるのでしょうか。その理由は以下の通りです。
非通知でかけてくる理由を理解しておけば、実際に非通知でかかってきた際に対応しやすくなります。それぞれの理由をしっかりとチェックしていきましょう。
セキュリティ対策のため
セキュリティ対策のために、非通知でかけてくることがあります。かけ間違いによる信用問題に関わる事態を防ぐために非通知を活用しているのです。
合格の連絡をしようとしたら不合格者に対して電話をしてしまう、就活生以外の顧客等に電話をかけてしまうなど、このような間違いによってトラブルが発展しないよう、非通知にする企業は少なくありません。
工数を減らすため
工数を減らすために、非通知を利用するケースも多いです。企業は採用活動の他に、通常業務からクライアントなど、様々な人と連絡を取り合います。
そこで就活生とクライアントから同時に折り返しの電話が重なると、対応しきれない可能性があるため、あえて折り返しのできない非通知を活用するのです。
就活生やクライアントとの連絡が混乱してしないようにするため、必要な連絡だけをこちらからできるようにするため、といった理由で就活中の連絡を非通知にする企業もあるため、覚えておきましょう。
就活時のみ使う回線を使用しているため
就活時のみ使う回線を使用することで、非通知になる場合があります。応募時には一斉に連絡が来るため、回線がパンクしないように、その時のみ使う回線で対応している企業があるのです。
大手企業や有名企業では選考時に多くの応募が集中しますし、選考応募でなくても問い合わせが選考期間中鳴りやみません。数によっては回線がパンクしてしまうこともあり、そうなれば通常業務にも支障をきたすでしょう。
そんな事態を避けるために、大手企業や有名企業を中心とした企業が通常の回線とは別のものを用意し、対応しています。
企業特有の慣習のため
企業の特有の習慣から、非通知で電話をかけてくる企業があります。セキュリティ対策、回線パンク回避など理由は様々ですが、昔から「就活時の連絡は非通知」と決めている企業は少なくありません。
また、特に理由はないものの、初期設定のまま使っていることで非通知になっているだけの場合もあります。理由は企業によって様々ですが、企業が古くから決めてやっていることなので、このようなケースがあることも覚えておきましょう。
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かけ間違いを防ぐため
かけ間違いを防ぐために、非通知で電話をかける企業もあります。非通知は基本的に折り返しができないため、万が一間違えてしまった場合でもトラブルを回避しやすいです。
選考の結果や次回面接日の調整など、電話でのやり取りが多い就活。そんな就活においてかけ間違いから双方が相手を勘違いしたまま話が進んでしまえば、大きなトラブルへと繋がりかねません。
万が一、合否に関係する内容を間違えて伝えてしまい、話が進んでしまえば大問題です。そんなリスクを回避するためにも、あえて非通知にすることでレスポンスを取りにくいようにしている企業も少なくありません。
就活中の非通知に出れなかったときの対応方法
様々な理由から非通知で電話をかける企業が多くありますが、非通知はすぐに折り返しができないため、どう対処すべきかと悩む人も多いでしょう。
非通知を用いる企業がある以上、選考を受けている企業から非通知がかかってくる場合もあるため、しっかりと対策ができるようにしておかなくてはなりません。
ここではそんな非通知に出れなかった際の対策を、以下の項目別に解説していきます。
非通知に出れなかった際の対応方法がわかれば、慌てることなく冷静に対応できるので、しっかり把握しておきましょう。
前提として非通知拒否は解除しておく
まず前提として、非通知拒否を解除しておいてください。就活では様々な理由から非通知で連絡をしてくる企業があるため、非通知拒否の解除が必須です。
非通知を拒否していると、スマホの着信履歴が残らない場合もあるため、そもそも電話があったことに気づくことができません。そうなれば対応もなにもなく、企業からの連絡を無視し続けることになります。
そのため、非通知拒否は必ず解除しておくようにしましょう。非通知だけでなく、登録のしていない電話番号も拒否をしている場合には、それらの解除も合わせて行ってください。
メールや留守電がないかチェックする
非通知に出れなかった時、必ず留守電やメールをチェックしてください。電話に出れないと留守電を残したり、メールを送ってくる場合が多いため、それらのチェックが欠かせません。
留守電やメールがあった場合には、内容に沿った対応をしましょう。「折り返し待っています」あった場合には早急に電話をし、「こちらから折り返します」とあった場合には、次は必ず電話が取れるようにしておいてください。
留守電やメールがあるにもかかわらず、それにも気づかず対応ができないと印象が悪くなります。そのため、必ずチェックするようにしてください。
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選考中の企業に問い合わせを行う
非通知に出れなかった際、必要に応じて今受けている企業に問い合わせる対処を取りましょう。「〇日以内に合否を連絡する」「△日に面接の日時を決める連絡をする」などと言われている場合、対象の企業に問い合わせをします。
様々な理由から非通知で電話をかける企業がある以上、選考中の企業が対象であるケースも珍しくありません。そのため、少しでも思い当たる節がある場合には、対象の企業へ問い合わせの電話をしてみましょう。
しかし、むやみやたらに電話をかけるのはNGです。企業は通常業務で忙しいため、なんの確信もないのに電話をかけてしまっては迷惑になります。そのため、ある程度の確信がある企業にのみ問い合わせするようにしましょう。
企業の人との話し方は以下の資料を参考にしてください。
【就活対策資料】
敬語マニュアル
非通知に対して企業へ折り返しをする際の注意点
非通知に出れなかった際、選考中の企業に対して折り返しをする際にはいくつか注意すべきことがあります。具体的な注意点は以下の通りです。
電話をかける際の注意点を守らないと印象が悪くなる恐れもあるため、以下よりしっかりと把握しておきましょう。
忙しい時間帯は避けて電話する
非通知に対する折り返しを行う際、忙しい時間帯を避けるようにしてください。企業は通常業務で忙しいですし、必ずしも非通知がその企業とも限らないため、迷惑を最小限に押さえるための対策が必要です。
始業直後や終業間際などは忙しいことが多いため、避けましょう。また、お昼の時間帯も休憩中であることが多いため、避けたほうが無難です。企業によって営業時間が異なるため、時間を調べたうえで適切な時間に折り返しをしましょう。
静かな場所で電話に対応する
非通知に対する折り返しをする際は、静かな場所で行いましょう。必ずしもその企業からの電話とは限らない中で確認を取るわけですから、スムーズに話をするためにも静かな場所で連絡を取ることが大切です。
うるさい場所での電話は相手の声が聞き取りづらく、何度も話を聞いてしまう恐れがあります。何度も聞き返すのは印象が悪いですし、そもそもうるさい場所での電話はマナー違反です。
相手とスムーズに連絡を取るためなのはもちろん、自分の中でも話を整理しやすいように、必ず静かな場所で電話をするようにしましょう。
聞き取りやすい声で話す
折り返しをする際は、聞き取りやすい声でハッキリと話すようにしてください。非通知に対する問い合わせですので、双方に誤解が生じないよう、ハッキリと用件を伝えることが大切です。
どんな用件で電話したのか、自分は誰なのか(氏名・大学名など)をハッキリ伝えると、相手に話しが伝わりやすく、すぐに理解してもらえます。非通知の相手がハッキリしていない状況だからこそ、きちんと内容が伝わるように、聞き取りやすい声でハッキリと話すようにしましょう。
折り返し電話のマナーについて以下のコラムより詳しく紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
就活中の非通知には適切に対応しよう!
就活中の非通知に出れなかったときは、焦らず適切に対応することが大切です。まずは留守電やメールをチェックし、必要に応じた対応を行いましょう。
次に電話が来た際にすぐ取れるように、スマホを意識的にチェックしておくことも大切です。また、そもそも非通知を拒否していると電話に気づかない場合もあるため、解除しておくことを忘れないようにしてください。
非通知に出れなくても直接的に合否に影響を及ぼすことはないものの、対応次第では悪い印象を与えかねないので、適切に対応できるようにしましょう。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。