【新型コロナウイルスと就活】23卒が取るべき行動と内定獲得のための秘訣
2023年3月23日
新型コロナウィルスの感染拡大を予防するため、説明会・就活イベントの中止が相次いでいます。採用活動を自粛したり後ろ倒しにしたりする企業も出てきました。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
収束の目途もたたないようですし、23卒の就活は先行きがわかりませんよね。ほとんど就活を進められず不安だな…。
しかし新型コロナウィルスがいくら世界的な流行だからといって、卒業は待ってくれませんよ!ただぼんやりと収まるのを待っているだけでは、内定は遠のいてしまいます。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
新型コロナウィルスの流行で、いつもとは違った対策が23卒では必要なんですよね。詳しい対策を教えてください!
わかりました!今回は23卒のために、新型コロナウィルスに負けず就活を成功させる秘訣を紹介します。就活の機会を逃さないよう、しっかり読んで参考にしてくださいね。
キャリアプランナー 岡田
これまでに受けたコロナによる影響
世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス。そんなコロナは就活に様々な影響を及ぼしました。これまでの就活とは一変し、苦しむ学生が多かった21卒の就活でしたが、具体的にはどのような影響を受けていたのでしょうか?
ここでは新型コロナウイルスが流行したことによって起きた就活への影響についてご紹介します。今後の就活においても関係する影響ばかりですので、しっかりとチェックしていきましょう。
合同説明会や就活イベントの中止
コロナの影響としてまず挙げられるのが、合同説明会や就活イベントの中止です。リクナビやマイナビなどの大手就活支援会社主催の大型合同説明会をはじめ、感染予防として“対面”による説明会や就活イベントが軒並み中止となりました。
合同説明会は就活を始めるうえで第一ステップとなるイベントですし、企業を知るきっかけにもなりますから、「これからどうすればいいのかわからない」と頭を抱える学生が多くいました。
また、感染予防として対面を避ける傾向にあることから、インターンシップやOB訪問なども中止する企業も多くあり、学生にとって企業を知るきっかけが多く失われた形となりました。
採用人数・採用企業の減少
次に挙げられるコロナの影響は、採用人数や採用活動を行う企業の減少です。コロナによって日本の経済状況は大幅に悪化し、多くの企業で新たな人材を確保する余裕がなくなってしまいした。
また、当時はそこまで影響を受けていなかった企業も今後会社がどうなるかわからないという不安から、採用人数を少なくしたり、採用活動を一時的に取りやめる企業などもありました。
さらには航空系業界や旅行業界など、コロナの影響をもろに受けていた企業は早々に採用活動を取りやめ、さらには23卒においても新卒を採用しない方針を固めた企業もあります。
また、緊急事態宣言に伴って採用活動を一時休止していた企業も引き続き休止している企業などもあり、中には23卒までその休止が影響されることも見込まれています。このように、コロナによる経済状況から採用枠の減少や採用活動を行う企業への偏りが目立ちました。
新型コロナウイルスが流行しているなか、就活が難しいと感じている就活生はとても多いといえます。自身の就活の先行きに不安があるなら、キャリアプランナーに悩みを相談してみませんか?キャリチャンの「就活説明会」なら、無料で簡単に申し込みが可能です。お手持ちのスマホからぜひ参加し、ご自身の不安な気持ちを就活のプロにぶつけてください。
就活スケジュールの大幅な乱れ
コロナによって就活ルールも大幅に乱れました。もともと21卒から就活ルールが廃止され、その影響から早期的に採用活動を行う企業が多くありましたが、4月に緊急事態宣言が発令されたことで身動きが取れなくなり、就活全体も一時的に停滞傾向にありました。
そのため、早期的に動いていた企業も足止めとなり、また本格的に採用活動を開始していなかった企業は出遅れる形となりました。さらにコロナによる経済状況から採用活動を見送る企業や再開する企業などもあり、その結果、就活スケジュールが大幅に乱れてしまいました。
もともと21卒より就活ルールが廃止され、就活スケジュールが曖昧だった中でコロナによる影響から学生が企業側の都合に振り回される形となりました。
説明会・面接のオンライン化
感染予防として対面による説明会やイベントなどが中止されたことで、「オンライン」を起用する企業が多くありました。説明会や就活イベントはもちろん、面接もオンラインで行われました。
これまでWeb面接は本社が海外にある外資企業や地方就職を中心に行われていたことから、多くの学生が初めての経験となり、満足に対策してこなかったことから思うように選考ができなかったと感じる学生が多くいました。
緊急事態宣言が解除されても多くの企業ではWeb面接を続けている企業も多く、今後も続くことが予想されることから、就活においてWeb面接は対策必須となるでしょう。
内定取り消し
残念ながら、コロナの影響から内定を取り消されてしまった学生も多くいます。今年は就活ルール廃止によって早期から動き出す企業も多く、すでに内定を持っている学生も多くいました。
しかし、コロナが本格的に流行することによって経営状況が不安定となり、内定取り消しを学生に告げる企業があったのです。厚生労働省は3月27日時点で22社32人の内定取り消しを発表し、それ以来の数も増え続ける一方でした。
コロナが本格的に流行したのは3月から4月にかけてでしたので、就活市場においてもスタート時点だというこの時期にこれだけの内定取り消しはこれから就活を始めるうえでも不安要素だったと思います。
23卒で予想されるコロナの影響
1つ上の先輩たちは「新型コロナウイルス」によって様々な影響を受けました。そしてそんなコロナの勢いは劣ることなく、23卒にまで影響を及ぼそうとしています。では具体的に23卒においてどのような影響を受けるのでしょうか?
ここではそんな23卒で予想されるコロナの影響を解説します。これまでに受けた影響は今後も関係してくるのか、また新たな影響があるのか。これからの就活を成功させるためにもしっかりとチェックしていきましょう。
対面による説明会などの減少
23卒の就活においても対面による説明会や就活イベントは少ないでしょう。コロナはいまだに猛威を振るっており、いつ終息するかも予想がたちませんので、感染予防として対面による接触は難しいのです。
そのため、対面による説明会やイベントは例年よりも少ないでしょうし、大手企業が主催する大型合同説明会は今年も中止になる可能性が高いです。
また、OB訪問やインターンシップなども対面では難しく、オンラインで行われる可能性があるため、企業について理解を深める機会が少ない可能性が減ってしまうことも覚悟しておいてください。
ただ、就活ではいかに企業に関する情報を得られるかがポイントとなりますので、対面以外からも情報を得られるように準備しておきましょう。
オンラインがメインとなる選考
23卒の就活においても対面ではなく、オンラインによる選考がメインとなるでしょう。こちらも感染予防が目的となり、21卒に引き続く新しい形の就活となります。
会社と学生とで感染を防ぐことはもちろん、会社は社員を守る責任もありますから、接触の機会を減らすために今後もオンライン面接は続きますし、説明会などもオンラインになるでしょう。
また、オンライン面接はコストや時間の削減、学生側にとっても交通費削減になるというメリットもありますから、コロナが落ち着いても「一次面接はオンライン面接」とする企業の増加が予想されます。
採用活動を行う企業の減少
23卒も21卒に引き続き、採用活動を行う企業は減少傾向にあることが予想されます。コロナの影響から経営状況が傾いている企業が多くありますので、そのような企業は23卒の就活市場に現れないでしょう。
そうなれば必然的に企業数は少なくなりますし、今後のコロナの影響によっては途中で採用活動を取りやめる企業も出てくるでしょうから、例年以上に企業探しに苦労するでしょう。
また、企業数が減るだけでなく採用人数も減らす企業も増えてくることが予想されます。中には経営状況が悪化することによって急遽採用を打ち切ったり、最悪の場合「内定取り消し」などもあるかもしれません。
ですから23卒の就活では数少ない企業の中から自分に合う企業を見つけ出すのに苦労するでしょうし、企業の今後の経営状況も予想しながら企業を探していく必要があるでしょう。
就活の長期化や乱れが起きる
23卒の就活でも就活が長期化されたり、スケジュールが乱れたりする可能性があります。コロナは衰えることを知らず、今後もしばらくは多くの企業がコロナの影響を受け続けることが予想されており、そのコロナの影響の受け方、時期は企業によって異なります。
そのため、「今は経営状況が安定しているから採用を復活させよう」「今はいったん採用活動をやめておこう」と、経営状況に応じて採用活動を行う企業が大半となることが予想されるのです。
ですから、企業側の都合によって就活スケジュールは乱れることが予想されますし、採用活動に期間を設けず、随時対応していこうと考える企業も多くあることから長期化されることが予想されるというわけです。
コロナ禍で就活を成功させるためのコツ
21卒で受けたコロナの影響は23卒にも引き継がれ、中にはより大きな影響を与えるものもあります。しかし23卒として就活をしていく以上、コロナに対応していかなくてはなりませんし、その中で成功を目指す必要があります。
ではそんなコロナ禍における就活ではどう対応し、どう行動することで成功を収めればいいのか。ここではそんなコロナ禍で就活を成功させるためのコツについてご紹介します。これを読んでコロナに負けることなくつらい就活を乗り越えましょう!
“今”の就活状況を把握する
コロナ禍における就活で大切なのが、“今”の就活状況を把握することです。コロナによる影響からもわかるように、23卒の就活では例年と違った動きや変化が大きくあることが予想されます。
もともと21卒より就活ルールが廃止され、決められたスケジューリングはありませんから、早くから動き出す企業もありますし、コロナの影響を考え経営状況に合わせて動く企業などもあります。
そのためマニュアル通りに行動しても思うようにいくはずもなく、場合によっては「志望していた企業の採用活動が終わっていた」「知らぬ間に採用活動が復活してた」と、チャンスを逃してしまうこともあるのです。
ですから、このように変化の大きいコロナ禍の就活では常に今の新しい情報を得ることが大切で、それらに合わせた行動を行わなければなりません。今採用を受け付けているのなら積極的にエントリーし、採用活動が落ち着いているなら自己分析など今できることをしましょう。
新型コロナウイルスの影響で就活の現状がなかなか把握できず、困っている方は多いでしょう。就活に関する最新情報を得たいと考える方は、ぜひキャリチャンの「就活説明会」を活用してください。スマホから参加でき、参加費用の負担は一切無いため安心してください。
自分の中での選択肢を決めておく
23卒として就活をする上でまずしてほしいのが、自分の中での選択肢を決めておくことです。コロナ禍の就活では会社の経営状況から採用活動を行わない企業や途中で採用活動を取りやめる企業が多くあるので、自分が志望する業界や企業の持ち駒がなくなってしまわぬよう、あらかじめ幅広い選択肢を決めておくことが大切なのです。
特に航空系業界や旅行業界などは採用活動を行わないことを既に発表している企業も多くありますから、航空系業界や旅行業界を志望していた人は、他の選択肢を考えておかないといけません。ですから、採用活動の事情に合わせて様々な選択ができるよう、興味のある業界や企業の目星をつけておきましょう。
ただ、「ほかに興味のある業界がない」「自分のしたいことが分からない」という人も多くいるでしょう。そのような人は、“自分には何ができるか”“自分の力を発揮できる仕事は何か”を考えてみてください。
仕事は自分がしたいことよりも“自分にできること”を選んだ方がよいとされていますので、もしかすると志望業界以外の選択の方がいいということもあり得ます。ですから、自己分析から自分の強みを明確にし、その強みを活かせる業界や企業はないかを考え、自分の中の選択肢の候補としてあげましょう。
エントリーは多めに行う
23卒の皆さんは就活に際し、従来よりもエントリーを多めにしておきましょう。新型コロナウィルスの影響による急速な業績悪化から、雇用を維持できなくなる企業は今後も増える見込みです。
政府や業界団体は新卒の採用に影響が出ないよう最大限の努力を要請していますが、残念ながら今後も「内定取り消し」はあり得ます。そんな中でも安心して卒業を迎えるためには、内定が取り消されても大丈夫なように、複数社の内定を狙ってください。
また同じ理由で、就活を進めていた企業が突然、採用活動を停止するといった事態も考えられます。ですから23卒の就活では初めから多めにエントリーをし、持ち駒を増やしておくことが大切なのです。
ただ、数打ちゃ当たるではよくありません。就活では学生が企業を選ぶように、企業側も学生を選んでいますからお互いにとって相性が良いと判断されないと内定には結び付きません。
ですから、エントリーする企業は就活軸に当てはまる企業にしてください。就活軸に当てはまる企業はイコール自分に合った企業となりますので、内定にも結びつきやすいです。また、たとえ第一志望だとしなくても内定がもらえれば自信となりますし、安心感から次の就活にも前向きに取り組めるでしょう。
オンラインに慣れておく
23卒も21卒に引き続き、選考はオンラインがメインとなるでしょう。コロナ自体の流行はまだまだ続きますし、オンラインによるメリットを組んで、コロナ関係なしにオンラインに面接を積極的に取り入れるとした企業も多くありますから、対策が必須となるでしょう。
21卒ではオンラインに慣れていないことで思うように自分をアピールできず、なかなか面接が通過できないと悩む学生が多くいました。ですから、23卒はそのような悩みを抱えないためにも、あらかじめオンライン面接に慣れておく必要があるのです。
そのためにも、オンライン面接を積極的に受けるようにしましょう。今は模擬オンライン面接を行うイベントなどが多くありますから、早いうちからそのような企業に参加し、オンライン面接に慣れるようにしてください。
キャリチャンでもプロとオンライン面接が行えるイベント「模擬面接イベント」を開催しています。このイベントではアドバイスを受けながらリアルなオンライン面接を受けることができるため、確実に力をつけることができます。ぜひご参加ください。
OB訪問などはオンラインでの対応をお願いする
新型コロナウィルス対策として新卒へのOB/OG訪問を中止している企業も多いですが、オンラインでなら対応してくれる場合もあるので、企業に問い合わせてみてください。
それでなくても今年は多くの企業が説明会を中止し、企業理解を深める機会が少なくなっています。企業はオンライン説明会などで対応していますが、ほとんどは録画したものを一方的に配信するやり方で、直接質問はできません。
OB/OG訪問はその企業で働く人から話を聞くことで、企業が公に発表している情報とは異なる角度からたくさんの情報を得られます。
自分が「知りたい」と思っている情報をピンポイントに聞くことができますし、OB/OGを見ればどのような人物がその企業で求めているのかも分かるのです。全ての企業がオンラインでの対応をしてくれるとは限りませんが、勇気を振り絞ってお願いしてみるのも良いでしょう。
就活のプロを味方につけると安心!
変化の激しい21卒の就活をうまく乗り切るためには、就活エージェントなどの就活のプロに頼るのが一番です。新型コロナウィルスの状況とそれに伴う経済変動によって、今後も企業の採用活動が流動的に変わっていくことは間違いありません。
どの企業も先が読めない中で、就活エージェントなら最新の就活情報を把握していますし、イベント中止やオンラインでの対応も学生に代わってお願いしてくれるので安心です。
さまざまな就活イベントが中止されて皆さん戸惑っていると思いますが、キャリチャンでは現在も「就活相談サポート」というイベントを開催しています。
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おわりに
新型コロナウイルスは猛威を振るい、全世界に大きな影響を与えています。そしてそんなコロナは就活事情においても大きな影響を与え、21卒の先輩たちは大変苦しみました。
そして残念ながらそんなコロナの影響は23卒にも与えることが予想され、中には21卒よりも厳しくなるものもあります。ですから、事前にどのような影響を与えるのかを把握しておくことが大切です。
そしてコロナ禍における就活を成功させるためにはどのように行動すべきかもしっかりと把握しておきましょう。まずは今の就活状況をしっかりと把握し、自分の中での選択肢を決めておきます。
また、オンライン面接対策もバッチリしたうえで、就活エージェントを味方につけて就活に挑みましょう。そうすればきっとあなたはコロナに苦しむことなく就活を行えるはずです。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。