公務員浪人の末路とは?公務員になれなかったときの選択肢も紹介

 2023年7月13日

公務員試験が近づいてきましたが、試験の準備はできていますか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

一生懸命勉強していますが、受かるかどうか不安です。落ちたら公務員浪人するかも悩んでいます。

公務員浪人するか民間企業を受けるかは悩みますよね。就活は考えていますか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

今のところは、まだ考えていません。でも公務員浪人した人の末路も気になって、就活を始めるべきかどうか迷ってます。

なるほど。心の安心のためにも、民間企業への就活はオススメですよ。このコラムでは、公務員浪人の末路や公務員浪人すべきか迷ったときに考慮すべきことなどを紹介するので、参考にしてください。

キャリアアドバイザー 岡田

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目次

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  1. 公務員試験の倍率は高い
  2. 公務員試験には年齢制限がある

公務員浪人とは|末路の前に知っておくべきこと

公務員浪人とは|末路の前に知っておくべきこと

公務員浪人とは、在学中に公務員試験に落ちてしまった人が、卒業後に再度公務員試験合格を目指して勉強を続けることです。

公務員は人気の職業のため倍率が高く、在学中に勉強しても合格できない人ももちろんいます。公務員試験に落ちてしまい、どうしても諦めきれない場合、民間企業への就職は考えずに公務員浪人を選ぶ人が一定数いるのです。

ただし、公務員試験は浪人しても必ず受かるとはいい切れず、さらに年齢制限もあります。公務員浪人を選ぶ前に下記の2つについて知っておきましょう。

公務員試験の倍率は高い

公務員試験の倍率は、地域や職種によっては非常に高いです。人気の職業のため、簡単に合格はできません。例として、東京都の公務員採用試験の倍率について紹介します。

試験区分 申込者数 合格者数 倍率
行政 2,501名 540名 3.1倍
土木 311名 154名 1.5倍
建築 68名 28名 1.8倍
(参照:東京都「令和4年度東京都職員1類A採用試験及び1類B採用試験(一般方式)の実施状況について」)

試験区分によっては倍率が高くなるため、試験に合格しない可能性も十分にありえるのです。

公務員試験には年齢制限がある

公務員試験は、試験別に年齢制限があります。例を挙げると、東京都1類A採用試験は24歳~31歳が対象、B試験は22歳~29歳までです。地方公務員の場合、25歳までといったような若い年齢でも制限される可能性があるため、何歳まで試験を受けられるのかは、必ず確認してください。

公務員試験の年齢制限は、平均して30歳前後が設定されている場合が多いです。いつまでも目指せるわけではないため、公務員浪人をするタイムリミットを考えておく必要があるでしょう。

公務員浪人するのは避けたい、民間企業への就活を考えたいという人は、「出遅れ&やり直し就活」へ参加してみてください。プロのキャリアアドバイザーが、マンツーマンで相談に乗ります。

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公務員浪人はどれくらいいるのか|末路が気になる人の割合

公務員浪人はどれくらいいるのか|末路が気になる人の割合

公務員浪人がどれくらいいるのか、公表されているデータはありません。参考として、 文部科学省「令和4年度学校基本調査(確定値)」によると、就職した人は74.5%、進学した人12.4%、就職や進学以外の人9.4%です。

就職・進学以外の進路が不明な人の中には、家事手伝いや民間企業への就職浪人も含まれます。そのため9.4%の人が全員公務員浪人しているとはいえないですが、この中の数%が公務員浪人をしていると考えられるでしょう。公務員浪人したからといって合格率が上がるわけではないため、来年も公務員試験を受けるのかどうかは慎重に考えてください。

利用者の声

公務員浪人の末路|公務員になれなかったその後の状況

公務員浪人の末路|公務員になれなかったその後の状況

公務員浪人をする場合、大学卒業後も勉強を続ける必要があります。公務員浪人をすることによって新卒での民間企業への就職の機会を失い、人生プランが崩れる可能性もあるのです。公務員になれなかったその後の状況について、下記6つのパターンが考えられます。

上記のリスクを考えても公務員浪人をしたいのか、一度よく考えてみましょう。

心身に負担がかかる

公務員試験に落ちてしまった場合、「また来年頑張らなくてはいけない」と心身に負担がかかることが考えられます。民間企業への就職を考えていない場合は、来年度の試験に向けてさらに一年試験勉強をしなくてはならず、不安や焦りで落ち込んでしまう人も多いでしょう。

公務員になりたい気持ちはわかりますが、他の選択肢も全く考えていない人は、自分が他の仕事に向いているのではないかと一度考えてみて下さい。自分がやりたい仕事が、民間企業でも叶う可能性は大いにあります。あと一年勉強し続けるのが苦しいと思ってしまう人や、公務員以外の仕事を全く考えていなかった人は、目標を切り替えることも検討してみてください。

新卒での就職ができなくなる

公務員浪人をする場合、民間企業への新卒での就職を諦めることになります。卒業後に民間企業を受ける場合、卒業後3年以内であれば新卒枠で採用してくれる企業もありますが、既卒枠や経験者採用枠になってしまう可能性もあるのです。

新卒入社は、入社後にビジネスマナーや仕事について手厚く教えてもらえる期間があります。しかし、経験者採用になるとすぐに実務にあたらなくてはいけないケースも多く、社会人としての基本的なマナーを身につけられる機会を失ってしまうのです。

公務員が第一志望だとしても、落ちてしまったことを考えて民間企業の就活も同時に進めるのも一つの手です。民間企業の採用面接は公務員試験の前におこなわれるケースもあります。公務員試験に精神的な余裕を持って受けるためにも、民間企業を並行して受けることも検討してみてください。

既卒と新卒の何が違うのか知りたい人は、下記のコラムも読んでみてください。

職歴のない期間ができ、民間企業を受けづらくなる

公務員浪人をして来年度も選考に落ちてしまった場合、職歴のない期間ができ、民間企業への就活に悪影響を及ぼす可能性があります。民間企業の面接官も、「今まで就職しなかった理由はあるのだろうか」「何年も公務員試験に落ちるのは問題があるのでは」とネガティブなイメージを持ちやすくなってしまうのです。公務員浪人の期間が長くなればなるほど、民間企業への就職は難しくなるでしょう。

公務員浪人をする際には、「浪人は1年までにする」などと自分でタイムリミットを決めることが大切です。浪人期間が長くなると就職自体が難しくなるため、短期集中で勉強することをオススメします。

周りの友人と話が合わなくなる

公務員浪人をした場合、周りの友人と話が合わなくなる可能性があります。周りの友人が就職した場合、仕事内容の話や先輩・同期との話が会話の中心になるでしょう。公務員浪人が長くなると周りが社会人生活を送っているために話す内容が合わなくなり、孤立してしまう可能性があります。

しかし、だからといって社会人の友人と無理に遊ぶ機会を増やすと、公務員試験の勉強が追いつかなくなるため、注意が必要です。浪人している時期は周りの友人と遊べないのはしょうがないと割り切り、公務員試験合格のために勉強に励みましょう。

公務員にこだわりすぎてしまう

公務員浪人することで公務員にこだわりすぎてしまい、民間企業への就職に切り替えられない可能性があります。人は時間や労力を投下したものに成功が見られなくても、今までかけたコストを回収するべく、他の選択肢を選べなくなってしまうのです。

本当に自分には公務員が合っているのか、プライドや見栄だけで公務員を目指していないか、一度考えてみてください。民間企業への就活も検討したい人、就活のやり方やスケジュールを知りたい人は、下記の資料をチェックしてみてください。

こじらせすぎて、そのままニートやフリーターになる人も

公務員浪人が長引くと、ニートやフリーターになってしまう人もあらわれます。大学卒業後に就職しない場合、人によってはアルバイトをしなければ生活できません。生活のためにアルバイトに打ち込むと、結局勉強の時間を確保できず、公務員試験に落ちてフリーターになってしまうケースもあるのです。

また次の年の公務員試験にも落ちてしまった場合、来年も、そのまた来年も、と年を重ねてしまい、職務経験がないニートのような状態になってしまうこともあります。公務員浪人をする際には、まとまった勉強時間が確保できるのか、何年間浪人をするのかなど、計画性を持つことが大切です。

公務員浪人の末路|翌年の試験に与えるメリット

公務員浪人の末路|翌年の試験に与えるメリット

大学卒業後に公務員浪人する場合、下記の3つのメリットが考えられます。

一度公務員試験を受けた経験がある上に勉強時間が確保できるため、大学在学中よりも優位に現況を進められるでしょう。公務員浪人をするメリットについて解説します。

勉強時間が取りやすい

公務員浪人は、大学在学中よりも勉強時間が確保しやすいメリットがあります。大学に通う時間や授業の時間も公務員試験の勉強にあてられるため、筆記試験・面接ともに十分に準備できるでしょう。

公務員試験を受けるためには、予備校もあります。全日制の学校もあるため、時間に余裕のある人であれば、集中して通えるでしょう。予備校では面接や小論文の対策もできるため、面接で落ちてしまった人は、通ってみるのもオススメです。ただし学費がかかるため、周りに協力をあおぐか、アルバイトで必要な金額を稼ぐ必要があります。

昨年度の経験が活かせる

公務員試験を昨年度も受けた人は、一から勉強しなくてもよい点もメリットでしょう。筆記試験や面接を受けたことがある人であれば、これから勉強を始める人よりも有利だといえます。

公務員試験の出題範囲は膨大なため、短期間で勉強するのはとても大変です。一通り勉強している人は、得意な箇所は軽く勉強したり、苦手なところを重点的に勉強したりと効率的に勉強ができるため、昨年度よりもスムーズに勉強を進められるでしょう。

悔しい気持ちをバネに頑張れる

公務員試験に落ちてしまった悔しい気持ちをバネに勉強を頑張れるため、「今年こそは受かろう」とモチベーション高く勉強できる可能性があります。今年落ちたら後がないと思う気持ちも、頑張る源になるでしょう。

公務員は、雇用期間が決まった臨時職員を募集している場合があります。実際に公務員の人と働くことにより、絶対に公務員になりたいという気持ちが高まることもあるのです。勉強の時間に影響しない範囲で臨時職員として働いてみるのもよいでしょう。

公務員浪人の末路|翌年の試験に与えるデメリット

公務員浪人の末路|翌年の試験に与えるデメリット

公務員浪人はやばい、やめとけ、という意見もあります。公務員浪人は以下の3つがデメリットです。

公務員浪人は昨年度の失敗をバネに勉強できますが、人によっては後がないことから過度なプレッシャーがかかったり、モチベーションを維持しにくかったりといったデメリットもあります。上記3つのデメリットについて、解説します。

むしろアルバイトで勉強時間がなくなる人もいる

アルバイトしなければ生活費がまかなえない場合や、予備校の費用が足りない場合、忙しくて勉強時間が足りなくなる可能性があります。大学在学中よりもむしろ勉強時間が短くなってしまう人もいるでしょう。

アルバイトを検討するのであれば、公務員の臨時職員がオススメです。実際に公務員としての仕事を体感できるため、自分が本当に公務員に向いているのかどうかを確かめることもできます。卒業後に十分に勉強時間を取れないと感じている人は、公務員浪人をするべきかどうか考えてみるとよいでしょう。

受からなければいけないプレッシャーがある

公務員浪人をした場合、「今年こそは受からなければいけない」というプレッシャーが重くのしかかります。新卒採用を諦めてまで公務員を目指すため、周りからの重圧を感じることもあるでしょう。

公務員浪人をするかどうかを検討する際は、プレッシャーに耐えて浪人生活が送れるのか、来年度の公務員試験にも落ちてしまった場合は民間企業を受けるのかなども検討しておくべきです。不合格だった場合の進路を決めなかった場合、だらだらと公務員浪人を続けてしまう可能性もあります。プレッシャーで心身に悪影響が出そうな場合は、公務員浪人を諦めることも考えてみてください。

公務員試験のプレッシャーに耐えられそうにない人や、少しでも気分を楽にして公務員試験に臨みたい人は、民間企業の内定も持っておくと少し気持ちに余裕ができます。

今から就活を考える人は、「出遅れ&やり直し就活」に参加してみましょう。周りの就活生よりも遅れて就活を始めた人でも受けやすい企業や、内定までのスケジュールを紹介しています。

モチベーションが保ちづらい

公務員浪人は勉強する時間が確保できる分、モチベーションが保ちづらいデメリットがあります。

学生時代に公務員試験合格を目指す際は、学業や部活動などと両立しながら勉強をするため、限られた時間で集中して勉強できるかもしれません。しかし公務員浪人は毎日のスケジュールが比較的自由な人が多いため、自分自身を管理できる人でないと学生時代よりも勉強に身が入らない可能性があるのです。

勉強するモチベーションが維持できない場合、大変な公務員試験の勉強よりも、楽しいことに逃げたくなってしまう可能性もあります。公務員浪人するか迷っている人は、勉強で忙しい日々を送ってまで公務員を目指したいのか、浪人してまでも公務員を目指したいと思い続けられるかどうかを考えてみましょう。

公務員浪人しても人生終了ではない!末路で成功しやすい人

公務員浪人しても人生終了ではない!末路で成功しやすい人

公務員浪人をして、見事合格できる人も多くいます。公務員浪人をして成功しやすい人には、以下3点の特徴があります。

公務員浪人して合格できるのは、昨年度の失敗を活かし、公務員になりたい気持ちが強く、自分に厳しく行動できる人です。自分に公務員浪人が向いているのかどうか、下記を参考に考えてみてください。

自己管理能力が高い人

公務員浪人して合格を目指すには、自己管理能力の高さが必要です。公務員試験に合格するには、試験までに毎日勉強時間を確保し、試験対策と面接対策を続けていく必要があります。公務員浪人は一般的に勉強時間が確保しやすく自由に過ごせる分、意思の強さが必要です。公務員浪人中は遊びの誘いをコントロールしたり、毎日勉強時間を確保したりする自己管理力が求められます。

周りの友達に流されやすかったり、自分に甘かったりする人は、公務員浪人しても勉強が続かず、合格できないかもしれません。公務員浪人を成功させるには、公務員試験対策に集中できる意識の高さが必要です。

弱みが改善できる人

昨年度公務員試験に落ちた失敗を活かして改善できる人は、公務員試験に受かりやすいです。公務員試験の筆記試験は出題範囲が膨大です。出題範囲も広いですが、自分が苦手で間違えやすい問題を解き、出題範囲全般を解けるように対策していきます。自分が苦手だと感じている問題にも何度も取り組んで解けるようになる努力ができることが必要です。

公務員試験には面接もあります。そのためコミュニケーション力も必要です。面接対策は一人では難しいでしょう。模擬面接をして意見を聞いたり、自分なりに悪い点を改善していくことが必要です。周りの人の意見やアドバイスを聞いて、素直に改善できる人には公務員浪人が向いています。自分の弱みを認めて改善できる人は、公務員浪人で成功しやすいといえるでしょう。

公務員になりたい気持ちが強い人

公務員になりたい気持ちが強い人は、モチベーションを保ちやすく、諦めずに勉強を続けていける可能性が高いです。壁にぶつかっても、公務員になるために頑張ろうと前向きに努力していけるでしょう。

公務員になりたい気持ちが強い人は、実際に公務員になった後もやりたいことが具体的にあることが多く、面接でも高く評価されやすいです。なぜ公務員になりたいのか、公務員になった後はどんな仕事をしたいのかを考えることは、面接対策やモチベーションアップにも役立ちます。

公務員浪人はやめとけ?末路で失敗しやすい人

公務員浪人はやめとけ?末路で失敗しやすい人

公務員浪人をしたとしても失敗しやすい人には、以下の3つの特徴があります。

苦しい浪人期間に自分を律して勉強できる人でなければ、公務員試験に合格するのは難しいでしょう。自分が失敗しやすい人に当てはまらないかどうか、よく考えてみましょう。

自分に甘い人

公務員浪人に向いていないのは、自分に甘い人です。自分に甘い人は自己管理能力が足りません。公務員浪人は独学で勉強を進めなければいけない場合が多いため、自己管理が求められます。しかし自分に甘い人は、計画的な勉強スケジュールを立てられず、怠惰な生活を送る可能性が高いのです。努力を惜しまず勉強できない人は、公務員浪人に向いていないといえます。

忍耐力や根気が足りないことも問題の一つです。公務員試験は難しいため、合格のためには努力と時間が必要といえます。自分に甘い人は困難に直面するとすぐに諦めてしまい、モチベーションを保つことが難しいでしょう。苦しい思いに耐えられない人は、公務員浪人に向いていません。

自己管理能力が低いけれども公務員を目指したい場合は、勉強せざるを得ない環境を整えるのがポイントです。予備校に通ったり、毎日同じ時間に図書館に通うと決めるなど、勉強できる環境を整えてみてください。

アドバイスを聞けない人

人のアドバイスを聞いて活かせる人でなければ、来年の公務員試験にも落ちてしまう可能性があります。

昨年度面接で落ちてしまった人は、質問への受け答えがきちんとしていなかったり、公務員に向いていないと判断されたりした場合があるでしょう。改善した方がよいポイントを指摘された時にきちんとアドバイスを受け止めきれない人は、来年度も同じ失敗をしてしまう可能性があるのです。

また、公務員浪人は将来の見通しが不透明な時期といえます。民間企業への就職や、別の道を選ぶことも検討する必要があり、周りの人からのアドバイスも重要です。

公務員よりも向いている道があると提示された時に頭ごなしに否定してしまうと、自分の可能性を狭めてしまうことになります。公務員浪人や将来のキャリアビジョンを描くためにも、まずは人の意見に耳を傾けてみましょう。

志望動機が弱い人

なんとなくの気持ちで公務員を目指している人は、モチベーションの維持が難しく、試験に失敗してしまう可能性が高いでしょう。公務員試験は合格率が高いわけではなく、合格までの道のりが厳しいといえます。生半可な気持ちでは、勉強を続けることが難しいでしょう。

「親に公務員を勧められたから」「公務員試験に落ちて悔しいから」などの理由で公務員浪人を目指した場合、来年も落ちてしまう可能性があります。本当に自分が公務員になりたいのかを今一度考えてみてください。

公務員浪人の末路で迷ったときにやるべきこと

公務員浪人の末路で迷ったときにやるべきこと

公務員浪人をすべきか迷った時や、公務員浪人中に本当に公務員になるべきか悩んだときは、以下の3つを意識してみてください。

公務員になりたい理由を考える

公務員浪人をするか迷ったら、公務員になりたい理由を考えてみてください。公務員になりたい明確な理由があれば、浪人しても頑張れるはずです。

公務員の仕事にはさまざまな職種や業務があるため、自分がどの分野で働きたいのか、どのように社会貢献したいのか、具体的に考えてみてください。考えても明確にやりたい仕事や理由が見つからないのであれば、公務員以外の道を検討してみてもよいでしょう。

公務員は業務によっては地域の住民と関わることも多く、コミュニケーション力が必要です。住民の声を聞く傾聴力も必要でしょう。公務員になりたい理由があるか、自分に合った仕事なのか、考えてみることが大切です。

公的機関でアルバイトしてみる

公務員になる意欲を高めるためや、実際の業務内容を知るために、自治体や行政機関で臨時職員として働いてみるのもオススメです。臨時職員は、1年間など期間が決まっているものがたくさんあります。仕事内容は事務作業など、職員のサポートに徹する仕事が多いです。実際に公務員の人と一緒に働くことで、自分がやりたい仕事なのかを再確認することができます。

面接の際に臨時職員として働いていたことはアピールポイントになるでしょう。具体的に志望理由を話せるようになるため、面接官にも響きやすくなります。臨時職員はフルタイムでなく短時間勤務が多いため、勉強との両立もしやすいはずです。公務員が自分に合っているのか確かめたい人は、アルバイト先を探してみてください。

民間企業を受けてみる

公務員になるべきか迷っている人は、民間企業を受けてみるのもオススメです。民間企業を全く視野に入れていなかった人は、一度さまざまな企業を見てみると、自分に合った企業が見つかる可能性もあります。

公務員と民間企業への就活は両立可能です。公務員試験の前に民間企業の内定を獲得すれば、心の安心にも繋がるでしょう。もしも公務員試験に落ちてしまった場合、秋から民間企業への就活にチャレンジすることも可能です。ただし、春~夏までで多くの企業は採用活動を終了してしまうため、秋以降は求人数が減ることに注意してください。

公務員試験一本に絞ることに不安を抱えている人や、公務員以外の可能性を探してみたい人は、民間企業への就活も検討してみましょう。民間企業に就職するか迷っている人は、「就活相談会」でキャリアアドバイザーに相談してみてください。

公務員浪人の末路で迷うなら、民間企業への就活もオススメ

公務員浪人をするか迷っている人は、民間企業への就活を同時に進めるのもオススメです。公務員試験は倍率が高いため、公務員浪人をしたとしても合格できない可能性があります。

公務員浪人をする場合、学生時代よりも時間の融通は利きますが、継続して勉強をしなければいけないためモチベーション維持が必要不可欠です。自分に甘い人や公務員への志望動機が弱い人は、さらに一年間勉強するのは難しい可能性があります。

公務員浪人の末路が不安な人や、安心感を持って公務員試験を受けたい人は、民間企業への就活も同時並行するとよいです。内定が獲得できると公務員試験にも気持ちの余裕を持って臨めます。民間企業への就職を考えていなかった人も、一度検討してみましょう。

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公務員浪人の末路に関するQ&A

公務員試験に落ちたらどうなる?

公務員試験に落ちた場合、民間企業へ就職するか、来年度の合格を目指して公務員浪人をする人が多いです。公務員浪人すると民間企業への新卒入社ができなくなったり、職歴のない期間ができたりなどのデメリットがあるため、慎重に検討しましょう。

公務員浪人は何歳まで可能?

公務員浪人は、30歳前後まで受けることができます。職種や地域によっても受けられなくなる年齢が異なるため、受けたい地域の年齢制限を確認してください。

公務員浪人の合格率は?

公務員浪人の合格率は開示されていません。そのため公務員浪人をしたからといって合格しやすいのかはわからないといえます。公務員浪人は学生よりも勉強時間が長いため有利と思われますが、公務員試験は難易度が高いため、必ず受かるわけではないのです。公務員を目指すタイムリミットや民間企業への就職も考えておくとよいでしょう。

この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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