人材業界はやめとけ?噂の真相と働くメリットや向いてる人を解説
2024年6月17日
どんな業界に就職したいか決まりましたか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
人材業界に興味があるんですけど、「やめとけ」という人もいるので迷ってます。
どんな業界にも、「やめとけ」という人は一定数いるものですよ。噂話を鵜呑みにするのではなく、業界の実情をきちんと確認し、自分に向いてる仕事かどうか見極める必要があります。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
実際のところ、人材業界ってどうなんですか?詳しく教えてください!
このコラムでは、人材業界が厳しいと言われる理由と、人材業界で働くメリットについて徹底解説します。人材業界に向いてる人や、ホワイト企業の見極め方も教えるので、ぜひ参考にしてください!
キャリアアドバイザー 岡田
目次
「人材業界はやめとけ」と言われる5つの理由
「人材業界はやめとけ」という人もいるのは確かですが、同じ状況に置かれたからといって、自分も同じように感じるとは限りません。噂を鵜呑みにするのではなく、それが自分にとっても人材業界を避けるべき理由になるのか、きちんと検証しましょう。
「人材業界はやめとけ」という人があげる主な理由は、以下の5つです。
それぞれの理由について解説します。
残業が多いから
「人材業界はやめとけ」と言われる理由の1つは、残業が多い傾向があることです。人材業界は中小規模の企業が多いため、社員数が少なく、一人ひとりの業務量が多くなる傾向があります。
下記は、求人広告の企画営業職を一例とした、具体的な業務例です。
※採用コンサルの一例
- 商談
- 取引先企業へのメール
- 取引先企業への電話対応
- 顧客獲得にむけたテレアポ
- テレアポリストの追加作成
- 受注済み案件の原稿作成
- 掲載中企業へのフォロー連絡
- 掲載案件の応募状況チェック
- 掲載案件の課題に対する改善
- 新規顧客への提案資料の作成
- 上司との営業進捗ミーティング
この例でいくと、日中は商談、電話、メールなど社外の人と関わる業務を優先的におこない、その他の事務作業やミーティングは営業時間外に回すことになるでしょう。そのため、必然的に残業が多くなるわけです。
しかし、これは人材業界に限らず、大企業以外ならどの企業にも起こりえる状況です。また、人材業界の中にも、社員数の多い企業はあります。一概に「人材業界はやめとけ」と言われる理由になるとは限らないでしょう。
新規顧客開拓が難しいから
「人材業界はやめとけ」と言われる2つ目の理由は、「新規顧客開拓の難しさ」です。人材業界における新規顧客開拓の主な方法は、「新規テレアポ」「問い合わせによる反響営業」などが挙げられます。
新規テレアポにおいては、アポイント獲得後に提案→失注→追客→提案という長いスパンをかけた後追い営業が必要となるため、中長期的なスタンスを保たなければ成果へつなげることは不可能です。
また、反響営業に関しても成約が確約されているわけではありません。問い合わせ毎に費用がかかるため、プレッシャーも大きい営業方法です。
さらに、人材業界はベンチャー企業の参入障壁が低い傾向のため、競合他社とのバッティングによる失注も頻繁に発生します。
ただし、これらは人材業界以外の営業職にも起こりえるので、どの企業にもある認識をもつ必要があるでしょう。
企業と求職者の間に挟まれるから
「人材業界はやめとけ」と言われる3つ目の理由は、企業と求職者の間に挟まれることです。人材業界で働くことは、「企業と求職者の仲介役になること」と言い換えられます。
たとえば人材紹介会社のエージェントは、人材採用に悩みを抱えている企業から「こんな求職者を採用したい」というニーズを汲み取ります。それと同時に、求職者から「こんな条件の企業で働きたい」という就職・転職に関する要望をヒアリングするのです。
エージェントは双方が抱えるニーズ・要望を通して、「この企業と求職者はマッチングしそう」という判断を下します。その後は、双方の仲介として書類・面接などの選考対策~内定までのフローをワンストップでサポートするわけです。
しかし実際には、この一連の流れにおいて「企業側の選考に通らない」「求職者の納得感が得られない」などのエラーが発生します。
仲介役であるエージェントは、双方の要望を満たす必要があるため、簡単な仕事でないのは確かです。それを苦労だと感じるか、やりがいに感じるかは、その人次第だといえるでしょう。
ルーティンワークになりやすいから
「人材業界はやめとけ」と言われる理由には、仕事がルーティンワークになりやすいこともあげられます。人材業界の主な仕事は、人材紹介や派遣、求人掲載などにともなう以下の3つの業務です。
- キャリアコンサルティング
- 営業
- 広告の作成
ただし、それらの仕事は完全に分業化されている企業が多いです。
そうなると、たとえばキャリアアドバイザーとして働く場合、求職者との面談を延々と繰り返すことになります。また、派遣・求人広告提案を目的とした営業職の場合は、テレアポ→提案→テレアポという一連の流れを延々と繰り返す仕事です。
人材業界には求人広告の作成といったクリエイティブな要素も存在しますが、業務の効率化のために、フレームワークとなることが多いです。新たなアイディアを追い求める仕事へ就きたい人は、人材業界の仕事に飽きてしまう可能性があります。
このように、業務内容が単純化しやすい点も「人材業界はやめておいた方がいい」と言われる理由の1つです。ただし、業務を分業制にしたり単純化したりといったことは、作業効率を上げるためにどの業界でもおこなっています。人材業界に限った話ではありません。
むしろ人材業界の場合、そこにはさまざまな求職者や企業との出会いがあり、どの求職者・企業も千差万別です。人との関わりやサポートすることが好きで、個々に興味を持って接することができれば、退屈には感じないでしょう。
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責任感による精神的なストレスがあるから
「人材業界はやめとけ」と言われる5つ目の理由は、責任感によって精神的なストレスがかかる場合があることです。人材業界では、企業・求職者のより良い未来づくりに直接関わることになるため、その大きな責任をプレッシャーに感じる人もいます。
たとえば、取引先企業から莫大な採用費をもらった際、常に採用結果を追い求めなければならず、仮に成果が出せなかった時には大きな責任を感じやすいでしょう。
求職者へのサポート業務を例としても、就職・転職支援をした求職者が短期間で離職してしまった場合、求職者と企業を仲介した身として、ストレスを感じてしまう可能性があります。
人材業界は責任が大きい分、やりがいも大きい仕事です。それを精神的なストレスだと感じるかどうかは、その人の考え方や資質によります。自己分析をきちんとおこない、自分に向いている仕事かどうか考えることが大切です。人材業界に向いている人の特徴については、後ほど解説します。
また、キャリチャンでは就活のことなら何でも相談できるサービス「就活相談サポート」を開催しています。プロのキャリアアドバイザーが、あなたの特性が人材業界に適しているのか分析し、最適なアドバイスを提案する無料のサービスです。
「人材業界はやめとけ」という噂に不安がある学生でも、安心して就活を進められるでしょう。実際に人材業界で働く人から直に話を聞き、実態を確かめられる機会でもあるので、ぜひ活用してください。
「やめとけ」だけでなく人材業界で働くメリットも知っておこう
ここまで「人材業界はやめとけ」と言われる理由について説明してきましたが、その大部分はどの業界にも当てはまるものであり、感じ方も人それぞれです。人材業界の仕事に対して見切りをつける前に、働く上でのメリットも把握して、総合的に判断しましょう。
人材業界で働く主なメリットは、以下のとおりです。
人材業界は「やめとけ」と言われますが、働くメリットを理解することで、あなたのキャリアに適しているかが判断できます。あなたが求めている要素がある可能性もあるため、1つずつ確認していきましょう。
成長スピードが早い
人材業界で働く1つ目のメリットは、他の業界と比べて成長スピードが早い点です。
近年は働き方改革を機として様々な仕事のAI化が進んでいますが、人材業界は「人手」が今後も必要とされます。なぜなら人材業界の仕事は、従業員と求職者・企業との信頼関係によって利益が生まれるものだからです。
人手不足だからこそ任される仕事が多いといえますが、20代から様々な経験・スキルを培えるのは、人材業界の醍醐味といっても過言ではありません。
「誰よりも早く成長したい」「周りと圧倒的差をつけてスキルアップしたい」「20代から起業・独立したい」という人にとって、人材業界における成長スピードの早さは魅力的な要素です。
業界・職種を問わないスキルが身につく
人材業界で働く2つ目のメリットは、業界・職種問わず様々なスキルが身につく点です。
人材業界では、顧客獲得にむけた新規営業、取引先企業への顧客対応、求職者へのアドバイスなど、多岐にわたる対人経験が可能です。さらに、就職・転職市場は目まぐるしく変化する領域のため、常に新たな情報を取り入れる情報収集能力も必要とされます。
人材業界における多くの企業は、新入社員に対してさまざまな仕事に挑戦できる機会を与えてくれます。そのため、人材業界に飛び込めば、他の業界に就職した同年代よりも幅広いスキル・経験を培えるはずです。
人材業界で得られる能力は、他業界に転職しても十分に通用する総合的ビジネススキルといえます。そのため、将来的なキャリアアップにつながる成長も実感できるでしょう。
人生の分岐点に関われる
人材業界で働く3つ目のメリットは、人生の分岐点に関われる点です。人材業界では、人材採用に困っている企業や、就職・転職に悩んでいる求職者と直接関わることになります。
前者であれば「企業の成長」に、後者であれば「人生の転機」に関わることになるわけです。企業側とそこで働く人の側、双方の分岐点に関われる業界は人材業界以外ありません。
取引先企業の人材採用を成功させ、求職者が満足のいくかたちで就職・転職できれば、相手から「あなたにお願いしてよかった」と感謝されることになるでしょう。
人材業界で働く人は、人生の分岐点に携われる重要な立場だからこそ、大きなやりがいを得ることが可能です。
経営視点の判断力が学べる
人材業界では、売上や利益などの経営的な要素を意識する仕事に携わることが可能です。
このような機会は主に、個人の営業数字を追うシチュエーションにおいて関わることになります。「利益率はどれくらいが適切か」「適切な販売額はいくらか」などを考える中で、自然と経営視点が培われていくはずです。
また、人材業界では、取引先企業の人材採用の計画に携わる機会でも、経営視点を養えます。なぜなら、採用領域は企業の根幹を成す要素だからです。クライアントの人材採用を成功させる上で、営業マンにもその企業の経営について考える視点が必要とされます。
これらのスキルは、将来的なキャリアアップにむけた大きなアベレージとなるでしょう。
「やめとけ」が当てはまらない人材業界に向いている人の特徴
前述のように、「人材業界はやめとけ」と言われる理由が当てはまるかどうかは人によります。きちんと自己分析を行い、自分に向いてる仕事かどうか判断することが大切です。
人材業界が向いてる人の特徴は、以下のとおりです。
どの仕事においても、向き不向きは存在するため、人材業界で働くメリットも把握しておきましょう。
人と直接関わる仕事がしたい人
人と直接関わる仕事に就きたい人は、人材業界に向いています。
職種によって多少異なりますが、主に直接関わる相手となるのは、求職者・取引先企業・パートナー企業などです。いずれの場合も、人材業界で成果を出すために重要となるのは、相手との関係性の構築といえます。
なぜなら、人材業界における商材は「サービス」であり、モノのように目に見える形を成していないからです。そのため、双方の信頼関係があって初めて、仕事を任せてもらえます。
実務においては、「自分の話が相手に上手く伝わらない」「クライアントから無理難題を受けた」「求職者と信頼関係を築けない」など、何らかの壁にぶつかることも珍しくありません。
つまり、人材業界はただ「人が好き」という気持ちだけではなく、相手へ真っすぐに向き合える対人能力が必要とされる業界です。
情報収集能力が優れている人
人材業界に向いている人の2つ目の特徴は、情報収集能力が優れていることです。
人材業界において携わる求職者、取引先企業、パートナー企業は、人材業界で働く担当者のことを「企業と人材をマッチングさせるプロ」と認識しています。そのため、就職・転職や人材採用に関して不明点が出てきたら、人材業界の担当者にさまざまな相談を持ちかけることになるわけです。
その際に、担当者からの回答が遅い・内容が的外れ・情報が古いといったことがあれば、相手から不信感を抱かれてしまいます。人材業界の仕事は形のないサービスなので、そのことが決定的な信頼関係の崩壊・取引見送りなどの機会損失につながるケースも珍しくありません。
そのような事態を防ぐためにも、人材業界で働く人には常に最新情報へのアンテナを張り巡らせる能力が強く求められます。人材業界はトレンドが日々目まぐるしく変わっていくため、「常に新しい情報を取り入れよう」という好奇心の強さも必要とされるでしょう。
向上心が強い人
人材業界に向いている人の3つ目の特徴は、仕事に対する向上心が強いことです。前述のように、人材業界の仕事は一人ひとりが担う業務量が多く、かつ降りかかるプレッシャーも大きい傾向があります。
その分たくさんの成長機会を掴める業界ですが、その機会を実際に成長へとつなげられるかどうかは、”働き手の成長意欲の強さ”によって大きく左右されることも事実です。
特に成長につながりやすいシチュエーションとしては、営業数字へのプレッシャー、クライアントや求職者との関係性などが挙げられます。人材業界ではこれらの問題に向き合うことで、課題発見力・問題解決力・対人能力などの汎用性の高いビジネススキルを培うことが可能です。
「仕事を通じて自己成長したい」「向上心をもって働きたい」「デキるビジネスパーソンになりたい」というマインドをもつ人は、人材業界への適性が高いといえます。
相手の立場になって考えられる人
人材業界に向いている人の4つ目の特徴は、相手の立場になって物事を考えられることです。
人材業界の仕事で関わる相手は、「よい人材を採用したい」「理想の企業へ就職・転職したい」「クライアントに最適な提案をしたい」など、人材採用について何らかの悩みを抱えています。
いわば、「そのような課題解決をおこなう仕事=人材業界で働くこと」と同義といってもよいでしょう。相手の悩みを解決するには、まず相手の悩みを一つひとつ紐解いて、共感する姿勢をもつことが重要です。
たとえば、キャリアアドバイザーとして求職者とやり取りをおこなう場合を考えてみましょう。その際、もしも求職者の意向を汲み取らずに自分の営業成績ありきで企業を紹介したら、求職者はあなたに心を閉ざしてしまいます。
相手の話に耳を傾けずに、自分本位で話をしてしまっては相手に信頼してもらえません。結果として適切なマッチングをおこなえず、成約にもつながらないわけです。そのため人材業界では、相手目線に立ったコミュニケーションを図る姿勢が必要不可欠といえます。
客観的な判断ができる人
人材業界に向いている人の5つ目の特徴は、客観的な判断ができることです。人材業界では、「人材採用」という目に見えないサービスに携わります。形を成さない商材だからこそ、客観的視点をもつことが必要不可欠です。
たとえば、取引先企業に掲載してもらった求人広告の採用成果が出ない場合、数字・データを活用して、「どこに課題があるのか?」「解決策は何なのか?」を分析しなければなりません。
なぜなら、たとえ無形商材であっても上手くいかない理由は必ず存在し、そのヒントとなるのが数字・データなどの客観的情報であるからです。
求職者、取引先企業、パートナー企業が営業マンに求めるのは、”客観的判断に基づいたサービス提供”です。人材業界のサービスが顧客の課題解決にある以上、根拠をもたない提案をしても、満足してもらえることはないでしょう。
いついかなる時も、主観的判断ではなく、客観的な判断を下せる人は人材業界への適性が高いといえます。
キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、人材業界も含め、学生一人ひとりに向いている企業を紹介し、就職へのサポートをマンツーマンでおこないます。利用は無料なので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
「やめとけ」が当てはまらない人材業界のホワイト企業を見極めるコツ
「人材業界はやめとけ」と言われる理由が、すべての企業に当てはまるわけではありません。やめておいた方がよいかどうかを判断する前に、人材業界におけるホワイト企業の見極め方も把握しておきましょう。
人材業界でホワイト企業を見極めるポイントは、以下のとおりです。
- 離職率
- 給与・福利厚生
- 口コミ・評判
- 就職エージェントに相談
人材業界に限らず、ブラック企業と言われる会社は存在するものです。ここでは、人材業界は「やめとけ」に該当しないホワイト企業を見極める方法を解説します。企業選びの上で参考にしてください。
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離職率を確認
人材業界でホワイト企業を見極めるポイント1つ目は、離職率を調べることです。離職率とは、その企業における退職者の割合を示すものであり、入社後3年以内などの短期間のうちに退職した人の割合を指します。
離職率が高い企業は、ノルマの厳しさ・人間関係・労働条件などの面で何らかの課題を秘めている可能性があるため、企業選びにおいて重要視すべき要素です。
なお、厚生労働省の『新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)』によると、2020年3月に大学を卒業した新規就職者の就職後3年以内離職率は32.3%でした。ただし、人材業界が含まれる「サービス業(ほかに分類されないもの)」に限ってみると、3年以内の離職率は37.3%で、全産業の平均より若干高めになっています。
離職率は、該当企業が掲載するリクナビ・マイナビなどの就職サイトや採用ホームページなどから確認できます。その企業の離職率が業界の平均よりどの程度高いか低いかを見れば、ホワイト企業かどうか見極める上で1つの材料になるでしょう。
給与・福利厚生を確認
人材業界でホワイト企業を見極める2つ目のポイントは、企業の給与・福利厚生を十分に調べることです。
これらの条件は入社後にあなたへ直接還元される労働の対価なので、くまなく目を通すことをオススメします。
給与条件は昇格・昇進しなければ変動しませんし、福利厚生においては会社側が見直しを図らなければ変わることはありません。
給与・福利厚生は、就職サイトや採用ホームページの募集要項にて確認可能です。あらかじめ細部までしっかりと目を通しておきましょう。
口コミ・評判を確認
人材業界でホワイト企業を見極める3つ目のポイントは、企業の口コミ・評判を調べることです。就職サイトや採用ホームページなどで募集要項を見ても、実際の業務内容、ノルマの厳しさ、人間関係の良し悪しなどの内部情報を知ることはできません。
口コミサイトには、その企業の元従業員が投稿した本音が掲載されているため、もっとも知りたい企業のリアルな実態を知る手がかりを掴めるでしょう。
ただし、口コミサイトに寄せられる投稿はあくまで個人的な見解であるため、書かれている内容をそのまま鵜呑みにするのはオススメできません。口コミサイトには、ポジティブな情報よりネガティブな情報が集まりやすいことや、中には信ぴょう性の疑わしい投稿も混じっていることを理解しておきましょう。
情報の信ぴょう性を判断するポイントは、同じ主旨の口コミが複数散見されるかどうかです。同様のネガティブな情報が多数寄せられている場合は、その企業が抱える大きな課題が隠されていることが多いでしょう。
就職エージェントに相談
人材業界でホワイト企業を見極める4つ目のポイントは、就職エージェントへ相談することです。
就職エージェントは、企業の強み・弱み・特色をフラットな目線で判断し、就活生へアドバイスをしてくれます。第三者の目線から情報・アドバイスをもらえれば、あなた自身も客観的に企業を知ることができるでしょう。
企業の強みだけではなく、弱みも正直に話してくれる就職エージェントを選ぶことをオススメします。信頼の置けるエージェントを見つけられれば、あなたは心強い就活サポーターを手に入れたも同然です。
キャリチャンでは、学生視点を大切にし、最適な就職を見つけるための支援サービス「就活相談サポート」を開催しています。プロのキャリアアドバイザーが、書類作成・面接対策・求人紹介・情報提供など、就活に関する総合的なサポートを無料で実施しているのが特徴です。
信頼できる就職エージェントを探している学生は、ぜひ相談してみてください。
その他の就職エージェントについては、以下のコラムで解説しています。
「人材業界はやめとけ」に該当するかどうかは自分次第
以上、「人材業界はやめとけ」と言われる理由や、人材業界で働くメリット、向いている人の特徴などについて解説しました。
人材業界はたしかにハードワークになる傾向がありますが、20代のうちから将来に役立つ成長チャンスをたくさん得られるのも事実です。
噂を鵜呑みにするのでなく、「人材業界はやめとけ」と言われる理由を自分も大きなデメリットと感じるか、自分にとってのやりがいと合致するか、自分は人材業界に向いている資質を持っているかなど、自己分析も踏まえた総合的な視点から判断しましょう。
本記事を読み終えても「私は人材業界に向いているかな…?」という不安が消えない人は、就活のプロに無料相談をお願いして、不安を取り除いてもらうとよいでしょう。
就職エージェントなどに相談すれば、人材業界で働く人のリアルな仕事風景を自分の目で確かめられるので、一石二鳥です。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。