「既卒はブラック企業しかない」は嘘?真相と優良企業の見つけ方教えます
2024年2月11日
既卒として就活を始めようとしている皆さんには、色々と不安がありますよね。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Bさん
はい。「既卒を採用してくれるのは、ブラック企業しかないらしい」という噂を聞いて、既に心が折れそうで……。
せっかくニートやフリーターといった生活から抜け出そうと決心したのに、初めから「ブラックしかない」なんていわれては、モチベーションが下がりますよね。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Bさん
「既卒になったら、最悪な社会人人生を送るしかないのか?」などと、絶望的な気持ちです。
無責任な噂を鵜呑みにし、ようやく芽生えた就活への決意を簡単に諦めないで!このコラムを読んでブラック企業かどうか、真実を見極める力をつけ就活を成功させましょう!
キャリアアドバイザー 岡田
目次
「既卒はブラック企業しかない」という噂の真相とは?
「既卒を採用する企業にはブラックしかない」などと言う人がいるので、既卒の皆さんは不安になっていると思います。就活ナビサイトなどの求人を見ると分かりますが、新卒しか応募できない企業もありますから、既卒の選択肢が新卒ほど多くないというのは事実です。
しかし中には、新卒・既卒問わずに募集している企業もありますよね。果たしてそれらの企業すべてが、ブラック企業なのでしょうか。コラムの初めに、まずは「既卒にはブラック企業しかない」という噂の真相について解説します。
そんなことはない!優良企業もちゃんとある
「既卒を採用する企業にはブラックしかない」などという噂は噓です。既卒を採用する企業の中にも、優良企業はちゃんとあります。政府が「卒業から3年以内の既卒者を新卒扱いにする」と呼びかけているにも関わらず、積極的に既卒を募集する企業数はまだ十分でなく、新卒に比べると既卒の人の選択肢が狭いのは確かです。
とはいえ既卒の選択肢として「ブラック企業しかない」などということはありませんし、既卒を採用する企業の中にも優良企業はありますので、心配しないでください。ですから既卒の就活生も「既卒になってしまったからブラック企業で働くしかないんだ」などと、自分の将来を悲観する必要はないです。
もちろん既卒の人にだって、優良企業に就職し、明るい未来を築くチャンスは残されています。ただし残念ながら積極的に既卒を募集している企業の中には、ブラック企業が紛れているのも事実です。
既卒の場合は応募できる企業の幅が限られているので、新卒に比べると企業探しの中でブラック企業に出会ってしまう確率が上がるということは言えるでしょう。そのため既卒の就活生は、新卒以上によく注意して企業を見極めていく必要があります。
既卒を求めている企業の中には、将来活躍する逸材を求めているところもあります。既卒募集の良し悪しを見極めたいと考えている人は、プロのキャリアアドバイザーに相談を仰ぐのも効果的です。
無料で参加できるキャリチャンの「就活相談サポート」を利用し、ブラック企業かそうでないかを見極める力をつけてはいかがでしょうか?
なぜブラック企業が多いとされているのか?
既卒を採用する企業の中には優良企業もあるのに「ブラック企業しかない」という噂が立つ理由は、ブラック企業がその他の企業に比べて印象が強く、悪目立ちするからです。
ブラック企業は劣悪な労働環境のせいで社員が定着がしないので、人の入れ替わりが激しく、常に人手不足の状態になっています。そのためブラック企業では、新卒の学生だけで人手不足を補いきれず、積極的に既卒を募集する企業が多いです。
そうしたブラック企業が就活生に強烈な印象を与え、悪目立ちすることから「既卒=ブラック企業しかない」というイメージがついてしまいました。実際、既卒を募集する企業の中には、このような理由から既卒を求めているブラック企業も少なからず存在します。
しかし先程述べたように、既卒を募集する企業は決してブラック企業だけではありません。その他の理由で既卒を募集する優良な企業もありますので、既卒が企業探しをする際にはその企業の特徴や既卒を募集している理由について、きちんと把握することが大切です。
既卒を採用する企業の特徴と採用目的
ここまで述べてきたように、既卒の就活生は自分が志望しようとする企業がブラック企業でないかどうか、注意して見極める必要があります。そのためには、その企業の特徴や既卒を募集している理由について知らなければなりません。
しかし、そもそもブラックではない企業が既卒を採用する理由とは何でしょうか。ブラック企業が既卒を募集する理由は、人の入れ替わりが激しいために人手不足を補おうとしていることですが、世の中にはそれ以外の理由から既卒を募集している企業があるのです。
ここからは既卒を採用する企業の特徴と、既卒を採用する目的について解説しますので参考にしてください。
(様々な理由から)多くの人材を求めている
企業が既卒を採用する目的の1つは、その企業が新卒だけでは補いきれないほどの、多数の人材を必要としていることです。ただし、多くの人材を必要とするのには「人の入れ替わりが激しい」という以外にも様々な理由がありますから、一概にそれがブラック企業だとは限りません。
企業が多くの人材を必要とするのには、以下のような3つの理由が考えられます。
- 新卒一括採用の時期に人手を集めきれなかった
- 新しいビジネス展開によって人手を欲している
- 人の入れ替わりが激しい
3番目の「人の入れ替わりが激しい」という理由で多数の人材を必要とする企業は、その分「辞めたい」と感じる人が多いわけですから、ブラック企業だと考えて間違いないです。しかし1番目の「新卒一括採用の時期に人手を集めきれなかった」という理由には、ブラック企業である可能性と、そうでない可能性があります。
そうでない可能性とは、BtoB企業や大手のグループ企業など、会社の知名度が低いために新卒の学生が集まりにくい企業です。そうした企業には、ただ一般消費者に社名が知られていないというだけで、実は大手企業を相手に長年安定した取引があるといった優良企業も含まれています。
また2番目の「新しいビジネス展開によって人手を欲している」という理由であれば、それはつまり、その企業に新規事業へ踏み出す余力があるということです。業績が安定している証拠ですので、ブラック企業には当てはまらないと判断してよいでしょう。
常に優秀な人材を求めており、求職者とじっくり向き合いたい
既卒を採用する企業には、常に優秀な人材を求めており、求職者とじっくり向き合いたい企業もあります。というのも最近は若い働き手の不足などを背景に、時期を限定せずに採用活動を行う「通年採用」を取り入れる企業が少しずつ増えてきているのです。
日本では長いこと、翌年学校を卒業する新卒の学生を対象とし、春に一斉に採用活動を行う「一括採用」が主流でした。しかし選考が春しかないのでは、どの企業も同時に採用活動を行うので求職者が大手企業や有名企業に集中し、その他の企業にとっては不利です。
通年採用を行う企業では「優秀な人材がいれば経歴に関係なくいつでも欲しい」と考え、新卒・既卒・中途といった枠組みを設けずに、年間を通して採用活動を行います。創立年数が浅いことから人材の幅がまだ十分に整っておらず、若く柔軟な考え方を持っているベンチャー企業などが、こうした理由で通年採用を取り入れているケースが多いです。
また新卒一括採用の場合、短期間に一斉に求職者が集中するため選考対象者が多すぎて、一人一人にじっくり時間を割けないというデメリットもあります。そのため多くの企業では個人面接を行う前に書類選考や筆記試験、グループ面接などによって足切りするのですが、実際はそうしてまともに見極める機会のなかった人たちの中に魅力的な人材が隠れていないとも限りません。
「従来のやり方では見過ごしてしまう優秀な人材を発掘したい」「自社のニーズに合った人材をきちんと見極めたい」といった理由から、通年採用によって選考時期を分散化している企業もあります。そうした企業は時間をかけ、一人一人の求職者とじっくり向き合うようにしているので、誰でもいいから人手を補おうとしているブラック企業ではないです。
4月入社に縛っていない・厚生労働省からの要望に応えるため
上記の2つが既卒を採用する主な目的ですが、その他にも「4月入社にこだわっていない」「厚生労働省からの要請に応える」といった目的で既卒を採用する企業も稀にあります。近年日本企業では事業のグローバル化も進んでいることから、日本の大学とは卒業時期の異なる海外大学卒の学生を受け入れる企業も増えてきました。
しかし従来のように入社時期が4月しかないのでは、そうした一般の新卒学生とは異なる事情の人に対応できません。そこで4月入社にこだわらず、海外大学卒の学生以外にも多用な人材を求め、必要な人材を必要な時に採用し入社させるという企業が一部あるのです。
そうした企業の中には、翌年4月まで待たなくてもすぐに入社できるという理由で、既卒や第二新卒といった人材まで採用の幅を広げている企業もあります。また近年日本政府は、既卒の就職率向上を目指し「卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いにする」という方針です。
そのため大手企業の多くは所属する経済団体などを通じて、厚生労働省から既卒を採用するよう協力を呼びかけられています。実際にどの程度既卒を採用するかはそれぞれの企業判断ですが、大手企業では厚生労働省からの要請に応えるために、新卒の採用枠の一部として一定数既卒を受け入れているのです。
ただし大手企業が毎年採用する新卒の数に比べれば、既卒を採用する割合は低く、ごく少数となっています。グローバル化している企業や大手企業は事業規模が大きく安定していて魅力的ですが、もともと人気の高い企業ですから大変な競争率となるでしょう。
加えて過重労働による社員の自殺で騒がれた電通や三菱電機などのように、企業の規模が大きいからといって必ずしも「ブラックではない」とは言い切れないので注意してください。
ブラック企業の定義と見極め方
既卒を募集する企業にブラック企業しかないわけではありませんが、選択肢の少なさから誤ってブラック企業を選んでしまう可能性が、新卒より高まるのは事実です。既卒の就活では、ブラック企業でないかどうかを自分の目で見極め、引っかからないように注意する必要があります。
しかし前述のように、企業の規模が大きいからといって必ずしも「ブラック企業ではない」とは言い切れません。では一体ブラック企業とはそもそも、どのような企業のことなのでしょうか。ここからはブラック企業の定義と見極め方について解説しますので、しっかり覚えておいてください。
ブラック企業の定義
ブラック企業という言葉に明確な定義は存在しませんが、一般的には過重労働やハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低く、社員を使い捨てにするような企業のことを「ブラック企業」と呼んでいます。ざっくり噛み砕いて言うならば「誰もが辞めたくなる条件のそろった企業」と言えるでしょう。
具体的には、社員の健康を害するような長時間労働・過重労働が、ブラック企業の最も代表的な特徴として挙げられます。どの企業でも業務を遂行する上で多少の残業が発生するのは仕方のないことですが、その時間数がブラック企業では尋常でなく多いのです。
原則として1カ月45時間を超えるような残業は、労使の間で取り交わされている三六協定違反であり、違法行為に当たります。他にも頻繁な休日出勤、休日中の業務連絡、有給休暇を取りにくいなど、社員のワークライフバランスを無視した働き方をさせるのがブラック企業の特徴です。
企業研究の際には平均残業時間や休日出勤の頻度、有給消化率などに特に注意し、ブラック企業の指標の1つとして参考にしてください。また社員がものを言えない雰囲気の中でパワハラ・セクハラが横行し、無理難題を押し付けられたり違法行為を強要されたりなど、法令を遵守する意識に欠けるのもブラック企業の特徴です。
加えてブラック企業では給料が最低賃金を下回る、給料の未払い、サービス残業、カウントされない労働時間があるといった、労働に対する妥当な対価を支払わないケースも少なくありません。
それらのことから当然ブラック企業では、その他の企業に比べて異常に離職率が高くなり、人の入れ替わりが激しいです。企業研究の際には、離職率の高さもブラック企業を見極めるための基準として参考になります。
ブラック企業の見極め方
自分の志望しようとする企業がブラック企業かどうか見極めるには、その企業についてよく調べるということが基本です。就活四季報や就活ナビサイトなどの情報を参照し、前述のような平均残業時間、有給消化率、離職率といった項目をチェックします。
しかし残念ながら企業が自ら発信する情報は、よい部分しかないことがありますし、表に出したくない情報は隠されていて調べきれない部分が多いです。そのため四季報やナビサイトだけでなく、「ブラック企業大賞」や「カイシャの評判」「みん就」といった口コミサイトも参考にするとよいでしょう。
「ブラック企業大賞」は労働問題の活動家や弁護士、ジャーナリストなどが中心となり、ブラック企業として問題視されている企業の頂点を決めようという企画です。大手企業・有名企業と呼ばれる企業の中でも、「ブラック企業」として認識されている具体的な企業名が分かります。
それぞれの企業がブラック企業大賞にノミネートされた理由や、ブラックだと思われる事例も紹介されているので参考になるはずです。また「カイシャの評判」はその企業で働いた経験のある人、「みん就」はその企業で選考を受けたことのある人が口コミを書いています。
企業が発信する情報からは分からないリアルな意見を見ることができるので、参考にするとよいです。ただし、そうした口コミサイトの意見は個人的なものなので、客観的とは言い難い意見もあります。
あくまでも”参考”でしかないですから、そのまま鵜呑みにはしないでください。正確な意見を求めるのであれば、客観的な情報から企業を判断できる就活エージェントに、気になる企業がブラック企業かどうか見解を聞いてみるのも手です。
優良企業の見つけ方と受かるための対策
ブラック企業について理解できたところで、次は具体的な就活の話に移っていきます。当然ですが、わざわざブラック企業に就職したい人はいませんし、就活生なら誰もがよりよい企業に就職したいと思っているはずです。
しかし、そもそも応募できる選択肢が少ししかない中で、既卒の就活生はどのようにブラック企業を避け、優良企業を探したらよいのでしょうか。ここからは既卒就活の中で優良企業を見つける方法と、既卒が優良企業に受かるための秘訣をご紹介しますので、参考にしてください。
まずは自分の中での線引きを決め、就活軸を見直す
選択肢が少ししかない既卒就活の中で優良企業を探すためには、まず第一に自分の中での優良企業・ブラック企業の線引きを決め、就活軸を見直します。前述のような一般的に「ブラック企業」と呼ばれる企業を避けることはもちろんですが、それはあくまでブラック企業の一般的な定義でしかないです。
働く上で、どのような条件が我慢ならないポイントになるかは人によって違います。どんなに他人がうらやむような条件の企業でも、自分に合わない企業であれば、あなたにとってはブラック企業でしかないでしょう。
ですから既卒の人は、まず「自分の中でのブラック企業の定義」を明確に定め、それに当てはまる企業を選ばないようにすることが大切です。また、「自分の中でのブラック企業の定義」が人によって違うのと同様に、「自分の中での優良企業の定義」も人によって違いがあります。
なぜなら、どのような仕事や職場環境に魅力を感じるかは人それぞれだからです。自分の納得のいく企業の内定を獲得し就活を成功させるためには、「自分にとっての優良企業=自分に合う企業」を見つけることが重要になります。
それを叶えるには既卒の就活で「自分にとっての優良企業=自分に合う企業」を見分けるための基準、つまり自分の就活軸を見直し、明確にしておかなければなりません。一般的には「経営が安定していて、ユーザーからのニーズがあり、社員の信頼が厚い」というのが優良企業とされていますが、それは会社が長く存続するための条件でしかないです。
既卒の人はそうした一般的な定義も踏まえたうえで、就活軸に沿って「自分にとっての優良企業」を探してください。
就活エージェントを頼り、優良企業を紹介してもらう
限られた企業数しかない既卒の就活で確実にブラック企業を避け、優良企業に出会うには、就活エージェントに頼るのがオススメです。前述のように既卒を募集している企業は限られ、既卒の就活生は選択肢が少ししかないので、どうしても新卒に比べるとブラック企業に遭遇する確率が高くなります。
その中で「ブラック企業でないかどうか」「自分に合う企業かどうか」1社1社、自力で企業を見極めていくのは大変な作業です。しかも既卒の就活生の情報源は限られているため、本当にブラック企業でないかどうか確信が持てず、不安な気持ちも残るでしょう。
そんなことに気を取られていたら、本来やるべき就活の対策にちっとも集中できません。それでなくても既卒は選考のうえで新卒に比べて不利なのですから、もっと別のことに力を注ぎたいところです。
就活エージェントに頼れば自分の条件を伝えるだけで、就活のプロがその情報網を駆使して確実にブラック企業を避け、あなたに合う優良企業を紹介してくれます。企業を探しの膨大な手間が省けますし、「本当にブラック企業じゃないよね?」などと心配する必要もないので、あなたはただ選考に受かることだけ考えればよいのです。
就活エージェントは既卒の就活生が優良企業を探し、就活を成功させるために、最も安全で最も効率的な手段だと言えます。それだけでなく就活エージェントに頼れば、選考に受かるためのサポートもしてもらえますので、厳しい既卒の就活に挑む人は絶対に利用するべきです。
「既卒からホワイト企業に就職したいけれど自分にスキルがあるか心配」そう考えている人は、プロのキャリアアドバイザーに就活のコツを聞いてみましょう。キャリチャンの「就活相談サポート」ならスマホから無料参加できるため、お金をかけず就活のコツを学べます。
基礎部分の対策と力をつけるための面接練習を行う
自分に合った優良企業を見つけるだけでなく実際その企業に受かるためには、就活の土台となる基礎部分の対策と、面接力をつけるための練習が必須となります。就活の基礎部分の対策とは、自己分析や企業研究によって、自分と志望企業に関する理解を深めることです。
自分と志望企業についてよく知らないと、自分にどのような強みがあり、それがその企業で働く上でどう活かせるのか分かりません。志望企業に自分の中のどのような強みをどうアピールすべきか分からないわけですから、そのような就活生に内定をくれるのは、それこそブラック企業しかないです。
そもそもそのような状態では、志望企業が自分に合うかブラック企業かも見極められませんし、企業理解の深さから熱意をアピールすることもできないでしょう。誰でもいいから人手を補充しようとしているブラック企業でなく、優良企業から内定を獲得するには、自己分析や企業研究といった就活の基礎固めを徹底して行う必要があります。
既卒は新卒とは違った目線で厳しく審査されますので、新卒の時に自己分析や企業研究を済ませていたとしても、既卒として就活するにあたり改めてやり直すべきです。また既卒の面接で上手に自分をアピールするには、それを可能にするだけの面接力が必要になります。
いくら自分のアピールすべきことを分かっていても、しどろもどろな説明では上手く面接官に伝わらないです。面接官を前にして緊張した中でも堂々と話ができるよう、本番を想定した緊張感のある雰囲気で面接練習を重ね、確実に力を付けてください。
既卒ならではの質問対策と「ポジティブ思考」を意識する
既卒の就活生が優良企業から内定をもらうためには、既卒ならではの質問対策と、ポジティブ思考を意識することも大事です。ブラック企業に限らず既卒の面接では「なんで既卒になったの?」「空白の時間は何してた?」といった質問を、ほとんど必ずと言っていいほど毎回のようにされます。
自分の失敗や問題点について語らなければならず、どう答えても悪印象を与えてしまいそうな難しい質問です。既卒の人は、そうした既卒ならではの難しい質問に上手く答えられないと優良企業の内定には近づけないので、きちんと対策しておく必要があります。
自分を卑下するようなネガティブなことばかりを述べるのではなく、過去の反省を踏まえたうえで、今後につながるポジティブな回答にするのがコツです。欠点の改善と仕事に対する前向きな姿勢を示し、好印象を与えられるように対策しておいてください。
また既卒の就活では、面接官から「そんな風だから新卒で内定をもらえなかったのでは?」といった類の、厳しいことを言われることも珍しくありません。そうしたことを言われるたびにいちいち落ち込んでいては、ネガティブ思考に陥って「どうせ自分を採用してくれるのはブラック企業しかない」などと自信を失ってしまいます。
自信のなさやネガティブ思考は、面接での言動として表れ、余計に内定を遠ざける原因です。自信や希望を持ち、就活へのモチベーションを高く維持するためにも、自らポジティブ思考を意識するように心がけましょう。
「既卒はブラック企業しかない」という噂は気にするな!
「既卒を採用するのはブラック企業しかない」などという噂は嘘です。既卒を採用する企業にも、もちろん優良企業はあります。ただし中にはブラック企業が紛れており、既卒は選択肢の少なさから新卒に比べるとブラック企業に出くわす確率が上がることも確かなので、企業の見極めが大事です。
しかし一般的に「ブラック企業」「優良企業」と言われる基準だけでは、自分に合う企業かどうか測り切れません。既卒にとって一番大切なのは、自分の中での「優良企業」の基準を定め、自分に合った企業に入社することです。
キャリチャンを運営するジールコミュニケーションズでは、そうした企業探しに迷う既卒の皆さんを支援するための専用サービス「既卒者向け就活支援サポート」も行っています。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。