就活っていつ終わるの?就活を終える時期と条件、内定がない時の対処法
2024年4月1日
就活の早期化もあり、すでに内定を獲得している人も多くいることから就活の終わりを意識していることだと思います。あなたも順調に就活を終えられそうですか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Bさん
いえ、内定は無事獲得できたものの“なにをもって就活を終えていいのかわからない“ため、ダラダラと就活を続けています。就活を終えるタイミングっていつ頃なのでしょうか?
わかりました、今回はそんな悩めるあなたのために“就活を終えるタイミングと条件”について解説していきましょう!就活の終わりが見えないと悩む人のための対処法も合わせて解説していきますので、ぜひご覧ください。
キャリアアドバイザー 岡田
就活はいつ終わるのか?
就活を終える平均的な時期を、就活状況から紐解いていきましょう。就職みらい研究所の調査によると、24卒の8月1日時点の内定率は86.6%となっています。つまり、8月時点では、8割もの学生が内定を獲得して、就活を終えられる状態にあるのです。
近年、就活ルールの廃止によって就活が早期化されているため、就活が終わる時期も早くなっています。
しかし、これはあくまで平均的な時期であって、8月までに必ず終わらせないといけないわけではありません。就活を終えるにはある条件をクリアしないといけないのです。そのため、時期にこだわるよりも就活を終えるための条件を満たせるように意識する必要があります。
8月までに就活を終えられるか不安な人は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を活用してください。このサービスでは、キャリアアドバイザーが内定を獲得し就活を終えるためのサポートを行います。
就活を終えてもいいタイミングと条件
就活の終わりは、いつ終わるのかという時期にこだわるのではなく、就活を終えても良い条件を満たすことではじめて終えることができます。そしてそんな就活を終えてもいいタイミングと条件ですが、“納得のいく企業からの内定を獲得し、承諾した時”を指します。
つまり、納得のいく企業から内定を獲得し、承諾すれば就活を終えられるというわけです。なぜ納得のいく企業からの内定獲得・承諾が条件なのかというと、就活そのものの大きな目的がこの納得のいく企業からの内定獲得・承諾だからです。
就活では自己分析や活動を通して自分の将来像を実現できる企業を探していきます。そしてそんな新卒として選ぶ初めての企業はこれからの社会人生活の基盤となるものですので、絶対に納得のいく形で終わらせないといけないのです。
それに納得のいく企業から内定を獲得し、承諾すれば就活に対しても悔いが残りませんので、就活を行う目的を達成することこそが就活を終えるための条件となるのです。
確かに7月に就活を終える人が多いかもしれません。しかしその時期にいくら内定を持っていても自分の中で納得のいく企業がない場合には就活を終えてはいけないというわけです。
就活の終わりが見えない原因
内定がいまだにない、内定があっても納得できる企業がないと感じているとき、「就活の終わりが見えない」と思ってしまいませんか?終わりが見えないとやる気もどんどんなくなってしまいますよね。
ではそんな就活の終わりが見えないと感じてしまう具体的な原因とは何なのでしょうか。ここではそんな就活の終わりが見えない原因について解説してきます。就活の終わりは時期ではなく、条件を満たすことですのでその条件を満たすためにもしっかりと原因を把握しておきましょう。
企業選びに失敗している
就活の終わりが見えない原因としてまず挙げられるのは、企業選びに失敗していることです。内定がいまだにない、内定があっても納得できる企業がないと感じるということは企業選びそのものに失敗していることから、内定に結びつかない、納得できる企業と出会えないのです。
そして企業選びに失敗している主な原因は「就活軸が不明確」なことです。自分がどのような企業に入社したいのかがわからない、自分の適性を理解していない、自分のやりたいことだけを優先した条件にしている場合、就活軸が不明確になります。
自分の将来像が不明確だと企業選びをする上での条件がわかりませんし、自分への理解が浅いと自分に合う仕事や企業の条件がわからなくなります。また仕事というのは自分がしたいことよりも自分にできるものを意識して決めた方がよいとされていますので、自分のやりたいことだけを優先した条件の場合にも就活軸は不明確になるでしょう。
そして様々な要因から就活軸を満足に定めることができないと、自分に合った企業を選べなくなってしまいますし、そうなれば内定に結びつかない、納得のいく企業と出会えないというわけです。
特に内定がもらえていない場合にはこの就活軸が大きな要因となっている可能性が高まります。なぜなら就活では学生が企業を選ぶように企業側も学生を選んでいるため、お互いにとって相性がよいと判断されないと内定には結び付かないからです。そしてそんな就活軸は自分と企業との相性を推し量るための条件となりますから、これまで内定がもらえていない場合には真っ先に就活軸の見直しが必要となってくるでしょう。
基本的な就活対策ができていない
内定の終わりが見えない原因として次に挙げられるのが、基本的な就活対策ができていないことです。これは特に今現在内定が1つもない人に当てはまる原因になります。自己分析や業界・企業研究、ES対策や面接練習といった基本的な就活対策が万全じゃない場合には内定に結びつかず、終わりが見えなくなります。
このような基礎準備が1つでも欠けていると就活はうまくいきません。自己分析が不足していると自分のしたいことが分からず、銃活軸が定められなくなりますし、自分の能力を理解していないと相性の良い企業も見つけられなくなります。
企業研究や業界研究も自分と企業との相性を図るうえで重要なものとなりますし、面接対策においても欠かせないものとなります。ES選考の対策もきちんとできていないと初段階で躓き、選考を進められません。面接練習もしっかりできていないと、面接特有の雰囲気に飲まれてしまい、緊張からまともに自分をアピールできなくなります。
他にも説明会へやインターンシップの参加、正しい言葉遣いや敬語を使う、身だしなみを整えるといったことも基本的な就活対策となりますので、これらが万全にできていない場合には就活が思うように進まず、終わりが見えないと感じてしまうでしょう。
面接に不慣れで、自分を存分にアピールできていない
就活の終わりが見えない原因としてさらに挙げられるのが、面接に不慣れで、自分を存分にアピールできていないことです。面接は企業側と直接的に接触する場ですし、選考に最も大きく関わるものですので、内定に結びつかない場合には終わりの見えない原因と結びつきます。
面接には特有の雰囲気がありますし、これまでに経験のない緊張感があります。それに就活とは今後の自分の人生において重大な決断をするわけですから、さらに緊張感は増し、思うように面接に挑めなくなるのは当然のことだといえるでしょう。
しかし、そんな緊張感にあふれた面接でも自分をしっかりとアピールしないと内定には結び付きません。内定をもらえた人はそんな面接にもしっかりと向き合い、乗り越えてきたわけですし、条件は皆同じなわけですから「緊張してうまくできない」というのは甘えになってしまうのです。
誰しも面接には慣れていません。何回受けても面接は怖いでしょう。しかしそこで逃げてしまえば当然内定には結び付きません。緊張感と上手に付き合い、その中で自分をしっかりとアピールしていくための準備ができていないと就活の終わりは見えないでしょう。
面接が苦手な人には、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」がオススメです。このサービスでは、キャリアアドバイザーが面接の少ない企業の求人の紹介や、面接で話すアピールポイントを一緒に考えてくれます。
納得のいく内定を獲得する方法
就活の終わりが見えないと不安でしょうし、実際に納得のいく企業から内定を獲得できないと就活を終えることはできません。ではこれから納得のいく内定を獲得するためにはどうすればいいのでしょうか。
ここではそんな、納得のいく企業から内定を獲得する方法についてご紹介します。早期化もあり、採用活動を行う企業も減ってきていますので、出遅れてしまわないよう、しっかりと対策していきましょう。
就活軸や志望業界を見直す
納得のいく内定を獲得するためにまずすべきことは、就活軸や志望業界を見直すことです。内定がない人、内定があっても納得のいく企業がないという人は企業選びに問題があった可能性が高いため、企業探しの軸となる「就活軸」や、志望する業界そのものを見直す必要があるのです。
就活軸を見直すうえで大切なことは、「自分の納得できる条件を明確にすること」「企業が求める人物像を意識すること」そして「自分にできることから考えること」です。就活軸は納得のいく企業を見つけ出すための条件をまとめたものですので、まず自分の納得できる条件を明確にしていくことが大切です。
自分はどのような企業で働きたいのか、どのようなことを企業に求めているのかなど、将来どうなりたいかを意識しながら絶対に譲れない条件を洗い出していきましょう。これまで就活をしてきた中で企業に求める条件や仕事への価値観が変わってると思いますので、今まで定めていた軸は意識せず、一から条件を考えていきましょう。
そして条件を明確にしたら、それら条件をまとめていきます。そこで意識すべきが、企業が求める人物像と自分にできることです。就活では学生が企業を選ぶように、企業側も学生を選んでいますので、お互いにとって相性がよいと判断されないと内定には結び付きません。ですので、自分が志望する企業や仕事を意識しながら軸を定めていきましょう。
また先ほどもお話ししたように、仕事というものは自分にできることから選んだ方が良いとされていますし、これまで内定がもらえなかったということは「自分がしたいこと」ばかりを優先していた恐れがありますので、「自分がしたいこと」から「自分にできること」を中心に軸を定め直していきましょう。
そして志望業界も見直してみましょう。立て続けに選考に落ちてしまう場合、業界そのものがあなたと相性が悪い可能性が高いため、見直しが必要なのです。ですので、幅広い視野から候補を増やし、自分との相性を図っていきましょう。業界は1つに縛らず、3~5つぐらいあった方が企業選びがしやすくなります。
プロの力を借りて面接力を上げる
納得のいく企業から内定を獲得するためには企業選びのほかに、選考の対策も欠かせません。その中でも特に大切なのが面接です。面接は企業の人と直接的に接触する場ですし、選考結果に最も関わってくる部分となりますので、特に対策が重要となってきます。
内定があるが、納得のいく企業がないという場合、基本的な面接対策はできていると思いますが、内定がない人は面接対策が不十分である可能性が高いため、特に力を入れる必要があります。もちろん内定がある人もこれからの就活は厳しいものとなりますので、さらなる面接力向上が必要となります。
そしてそんな面接力ですが、確実につけるためにもプロの力を借りてください。就活のプロである就活エージェントと面接練習を行うことで的確なアドバイスを受けることができるため、確実に力をつけることができます。
また、就活エージェントはあなたにとって「他人」となるため、本番同様の雰囲気や緊張感を演出することができます。この雰囲気や緊張感に慣れることができれば、本番で雰囲気に飲まれることなく、力を発揮することができます。
キャリチャンでも確実に面接力を上げるための就活支援サービス「面接サポート」を開催しています。伸ばせる部分を伸ばし、ダメな部分は的確に指摘し、面接力向上を目指すサービスです。
またこのサービスでは面接力向上のほかにも、終わりが見えないという不安やそれらに対する対策なども行っていますので、就活に不安を抱えている人はぜひ気軽に参加してください。
基本的な就活対策も見直す
納得のいく企業から内定を獲得するためには面接力を上げることが最優先ですが、基本的な就活対策の見直しも必要になります。基本的な就活対策ができていないと明確な就活軸を定めることはできませんし、面接対策もできませんから、しっかりと見直していきましょう。
自己分析や業界・企業研究、ES対策に面接練習、研究のための情報収集として説明会やイベントに参加することも大切でしょう。さらに正しい言葉遣いや敬語、清潔感のある身だしなみといった部分を基礎的な就活対策となりますので、しっかりと見直してください。
とくにこれまで内定がもらえていない人はこの基礎部分が全体的に不足している恐れがありますので、今まで以上に対策をしていく必要があるでしょう。しっかりと時間をかけて対策してください。
就活がいつ終わるかはこだわらなくてよい!
多くの学生は7月頃に就活を終えていますが、実際は時期よりも、就活を終えるための条件を満たしているかどうかで変わってきます。その条件とは、納得のいく企業から内定を承諾することです。ですので、時期にこだわらず、自分の中で納得のいく企業から内定を承諾できることを意識しましょう。
就活の終わりが見えないと感じた時、その原因をしっかりと明確にしていかないと本当に就活を終えることができなくなってしまいますので、その原因もしっかりと確認していきましょう。
また、就活を終えるためにも納得のいく企業から内定を獲得できるよう、しっかりと対策していきましょう。今自分が置かれている状況を把握し、そしてプロを頼り最も重要な面接力を上げていきましょう。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。