【働く意味がわからない人向け】働く理由とやりがいを見つける方法
2024年5月17日
そろそろ就活の時期に入りますね。何か悩んでいることはありますか?
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Bさん
それが、そもそも働く意味がわからなくて、就活にやる気が起きないんです・・・。
働く意味は人によって違いますし、考えれば考えるほどわからなくなります。なので、あまり思い悩むのはよくありません。 でも、就活を続けていたら意外と簡単に見つかることもあるんですよ。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Bさん
もう随分と長い間考えてきましたが、未だに答えがわかりません。 働く意味はどうすれば見つかるんですか?
それでは、これから説明していきましょう。 このコラムでは、働く意味がわからなくなる理由や、働く目的の見つけ方を詳しく解説します。
キャリアアドバイザー 廣瀬
目次
「働く意味がわからない」と悩む理由
働く意味がわからない人は、おもに以下の理由で悩んでいるケースがあります。
上記の項目を見てみると、働く意味がまともに思いつかない人と、逆に考えすぎている人に分かれている印象があります。働く意味がわからないと悩んでいる人は、以下の内容を参考にして、自分にとっての「意味」を見つけてみましょう。
興味のある仕事が見つからない
「働く意味がわからない」と悩む理由として、興味が持てる仕事が見つかっていないケースが考えられます。興味のある仕事が見つからない人は、そもそもどんな仕事があるのかを探していない人が多い傾向です。
就活生の大半は、社会人経験のない大学生です。大学生にとって、「興味のある仕事はどう探せばよいのか」「仕事はどうやって探せばよいのか」を知るのは難しいといえます。
社会人経験のない就活生は、大部分が「上司から指示された仕事」という漠然とした印象を持っているでしょう。人から指示された仕事に対しては、「楽しくない」「大変である」と決めつけてしまうケースも考えられます。
とくに好きでもない、興味のない仕事を淡々とやりこなす自分を想像し、働く意味がわからなくなるのです。働く意味がわからない人は、仕事をはじめる前に、小さなことでもよいので「目標」を考えるのをオススメします。
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生きがいを見出せない
「働く意味がわからない」と悩む理由として、2つ目は「生きがいを見出せない」ケースが挙げられます。自分が業務を行うにおいて、社会にどんな意味があるのか、自分にとってどのように心が満たされるのかがわかっていない状態です。
学生の頃は、スポーツや友達付き合いなど、生きがいを感じられた出来事はたくさんあったかもしれません。しかし社会に出ると、ほとんどの時間を働くことに費やされます。
「朝起きて職場に行き、夕方まで仕事をしたら帰宅する」
「ときどき残業が続いて遅くまで仕事をこなし、帰宅する頃には遅い時間になっているため、寝る以外することがない」
「土日祝日は平日よりも遅めの時間に起きて時間をつぶす」
働く意味がわからないと考える人は、上記のような特徴のない日々を想像している傾向にあります。また、就活生にとっては、定年まで延々と働くのに何の意味があるのだろうと考える場合もあるでしょう。
繰り返しの日々や同じ日々がただ続くだけの毎日に、何の意味があるのかがわからなくなってしまうのです。
将来設計ができていない
将来設計ができていないのも、「働く意味がわからない」と悩む理由です。将来の自分が想像できていない人は、「可能ならある程度出世して、定年後は退職金や年金で老後を過ごすのだろう」といった考えを無意識に持っています。つまり、社会人になっても目標がなく「ただ働くだけの毎日」を想像してしまうのです。
反対に、働く意味がわかっている人は、はっきりとした将来設計を立てている人が多い傾向です。将来設計の例として、就職先でどんな活躍をしていきたいか、目標を達成するためにどのように働くのかなどが該当します。
将来設計は上記以外でも、現職で昇進を目指したり、独立を目指したりなどでもよいでしょう。また、将来の目標は仕事に関連づけたものだけで決める必要はありません。以下のような、プライベート関連の目標でもよいのです。
- 長期間の海外旅行のために費用を稼ぐ
- 月に一度は高級レストランで食事ができる生活を送る
- 多少値段が張るものを買う
働く意味は、案外仕事とは無関係の部分にある可能性も考えられます。働く意味がわからない人は、どんな形でもよいので将来の目標を立ててみてください。
働く意味について考えすぎている
働く意味について考えすぎているのも、「働く意味がわからない」と悩む理由の1つです。働く理由は簡単に見つかるものではありません。難しいことを考えすぎてしまい、頭のキャパシティがなくなり、逆に理由を思いつく余裕がなくなってしまうのです。
「どんな人の役に立っているのか、そもそも自分は人の役に立っているのか」
「自分の仕事が世間にどう貢献できているのか」
「そもそも自分は社会に貢献できているのか」
上記のように、働く理由は考えれば考えるほど複雑化します。働く意味を見つけるのは決して簡単ではなく、考えすぎるのは逆効果です。
また、人は考えを巡らせるほどストレスも溜まり、思考が停止してしまうリスクもあります。働く意味がわからない人は、あまり深く考えすぎず、自分を追い詰めないようにしてください。
好きなことのみで考えている
「働く意味がわからない」と悩む理由として、仕事を好きなことのみで考えているケースもあります。具体的には、「好きなことを仕事にするからこそ意味がある」という固定観念があるのです。
好きなことを仕事にするのが困難である現実は、ほとんどの就活生が認識しているはずです。自分の好きなことを仕事にするのは、ある意味才能ともいえます。
例えば、絵を描くのが好きな人や、歌を唄うのが好きな人などは一定数いるでしょう。しかし、歌や漫画が好きだとしても、実際に仕事にするのは困難です。
以上の考えにいたった挙句、「好きでもないことで働いて何が楽しいのだろう」という疑問を抱くようになります。仕事をする上では、あまり好きなことだけで考えない方がよいのかもしれません。
視野が狭い
「働く意味がわからない」と悩んでいる人は、仕事を狭い視野で考えている傾向にあります。仕事における視野が狭いと、「働くのはつまらないことだ」と決めつけてしまいやすくなるのです。
現代の日本は、「重労働社会」であったり、「ブラック企業」であったりの問題が深刻化しています。また、周囲の社会人の様子を見ていても、電車のなかで疲労が溜まったような表情をしている人が目立つでしょう。
視野が狭い人は、周囲の情報だけで「働くのはきついことだ、つまらないものだ」と思いがちです。結果的に、「つまらない仕事をして、なんの意味があるのだろう」という考えにいたってしまいます。
しかし、仕事は大変なことやつまらないことだけではありません。広い視野を持っておくと、仕事に対するやりがいが見つかりやすくなるものです。
働く意味がわからない人は、就活相談サポートに参加してみましょう。プロのキャリアアドバイザーが、自分にとって納得できるような「働く理由」を一緒に見つけ出してくれます。応募先の企業が決められず、悩んでいる就活生にもおすすめです。
人が仕事をする目的は?なんのために働くのか
人が仕事をする目的について、なんとなくわかっていても納得できる人は決して多くありません。納得できずにいる人は、働くことには以下の目的があると考えてみてください。
具体的に、以下で解説していきます。働くことに、大きな意味を考える必要はありません。自分にとって、納得できる目的を知ることからはじめてみましょう。
生計を立てるため
人が働く大前提として、生計を立てるためであるといえます。生計を立てるとは、つまりお金を稼ぐことです。生活していくために働くのは、社会人未経験の学生でもすぐにわかるでしょう。生活するための費用を稼ぐには、働くよりほかありません。
しかし、働く意味がわからないと考えている人は、「最低限の生活費を稼ぐためだけに働いている」と考えがちです。生活費を稼ぐことを最大の目的にすると、幸せや楽しさを実感できなくなってしまいます。
働く目的を「生計を立てる」とするのは、将来結婚を考えている人や、両親に少しでも楽をさせたいと考える人などにオススメです。とくに家庭の事情などに問題がない人は、できるだけ働く目的を、生計を立てること以外に設定してみてください。
生活に余裕を持たせるため
人が仕事をするのは、生活に余裕を持たせることも目的として挙げられるでしょう。趣味を増やしたり、生活水準を高めたりしたいと考えている人が該当します。
本項の「生活に余裕を持たせる」とは、今よりも少しだけ贅沢ができることを意味します。おもな具体例としては、食事において少し高めの値段がする食料を使ったり、高めの服を購入したりなどです。
また、生活に余裕ができると、同時に心にも余裕が生まれます。貯金や収入がよければ、経済的な不安が少なくなるため、ストレス緩和にも有効です。働く意味がわからない人は、現在の生活を少しでも贅沢にできるために、生活に余裕を持たせることを目的として見てください。
趣味を充実させるため
趣味を充実させることも、人が仕事をする目的です。性格的に多趣味であったり、お金のかかる趣味がしたいと考えていたりする人が該当します。
とくに、キャリアプランなどがない人は日常生活を豊かにするために、最低週1日は趣味にあてるのもよいでしょう。オススメの趣味として、以下のような例があります。
- 運動不足を解消するためにジムの会員になる
- 動画配信サービスに会員登録してアニメやドラマを一気見する
- 月に一度の週末に日帰り旅行へ行く
日常生活に、自分が満足できる楽しみを何か1つでも加えると、それだけで毎日が楽しくなります。「この仕事を終えたら趣味に使えるお金が得られる」と思えるような、働く意味を見出すのに効果的です。
働く意味は、必ずしもキャリアプランに関係させなければいけないわけではありません。小さな楽しみを得るために働くのも、日常生活を十分に豊かなものにできます。
目的を達成させるため
人が仕事をする目的は、なんらかの目標を達成させるためでもあります。人には、それぞれ違った目標があるでしょう。働く人には、そんな目標を達成させることを念頭に置く人が少なからずいるものです。
「「働く意味がわからない」と悩む理由」でも述べましたが、目標は小さなことでも問題ありません。目標の例として、「月50万稼げるようになる」「都会に住めるようになる」など、目的を達成させる意欲は働く意味を見出します。
現在、とくに目標などがなく働く意味で悩んでいる人は、小さな内容でもよいので目標を設定してみてください。
キャリアアップを目指すため
人が仕事をする目的として、「キャリアアップを目指す」も挙げられます。とくに、仕事に対してやりがいを感じている人に多い目標です。
キャリアアップを目指している人は、仕事の質を上げたり、周囲とのコミュニケーションを大切にしたりする傾向にあります。キャリアアップの具体例は、昇進して管理職または役職になることや、働きたい部署への配属を目指すなどです。
また、キャリアアップのために資格の取得を目指し、勉強している人もいるでしょう。働く目標を掲げている人のなかには、将来のキャリアを見据えている人も少なからずいるのです。
人の役に立つため
人が仕事をする目的として、仕事で人の役に立つことを重視しているケースが考えられます。大前提として、仕事は少なからず人の役に立っているものです。
働く理由がわからないと考えている人は、仕事が人にどう役立っているかがわかっていない場合が多いでしょう。しかし、人の役に立ちたいと考えつつ仕事をしている人は、どのように役立っているかを具体化できている場合がほとんどです。
商品の企画や開発を例に挙げると、「商品が消費者のどんなところで役に立っているのか」「取引先の企業にどう貢献できているか」が該当します。
働く理由がどうしてもわからない人は、自身の仕事がどのように貢献していくのかを考えてみるとよいでしょう。
人脈を増やすため
人脈を増やしたいと考えるのも、人が仕事をする目的として挙げられます。とくに、人との関わりが好きな人、出会いを大切にしたい人に多い目的です。
人脈を増やしたいと考える人は、人と関わる機会の多い仕事を選ぶ傾向にあります。選ぶ基準として、「チーム一丸となって働く仕事」や、「顧客とのコミュニケーションが多い仕事」などです。
上記のような仕事は、おもに接客業や企画・開発業務を行う仕事が該当します。人脈を増やしたいと考えている人は、多くの人との交流を働く意味としているのです。コミュニケーションが得意な人、人脈を増やしたい人は、人との関わりが多い仕事を選びましょう。
そもそも仕事自体を生きがいとしている
働く人のなかには、仕事そのものを生きがいとしている人も多く存在します。「仕事が楽しい」という気持ち自体を、働く意味としているのです。
社会人になると、1日の約3分の1が仕事で消費されます。つまり、仕事が楽しめている人は、1日のうちで起きている時間のほとんどが充実できているでしょう。仕事を楽しめている時点で、そもそも働く意味などは考えていないのかもしれません。
当然ながら、人生は楽しい方が充実します。楽しい仕事に出会えるのは案外難しいことです。無理に仕事を楽しむ必要はありませんが、働く意味を考える際は、仕事自体が生きがいになる可能性も視野に入れてみてください。
仕事をする目的がわからない人は、就活相談サポートに参加してみましょう。キャリアアドバイザーとともに、働く意味を見出せる求人を探せます。また、働く目的を探す手助けも行ってくれるため、現時点で目的がない人にはオススメです。
働く意味がわからない人にオススメ!働く理由の見つけ方
働く意味がどうしてもわからず、就活する意欲が湧かない人は、以下の方法を試すのがオススメです。
働く意味は、誰もが簡単に見つけ出せるものではありません。上記の方法を参考にして、働く理由を見つけていきましょう。
自分に向いている仕事を考える
働く理由を見つけるための行動として、まず1つ目は自分に向いている仕事を考えてみるのが大切です。働く意味を見つけようとする人は、楽しいことや好きなことを意識して考える人が多い傾向にあります。
しかし、働く意味を見つけるためには好きなことのほかに、自分に向いている仕事を見つけるのも重要です。就職先の仕事が自分に向いているものであれば、要領よく働けるため大きな活躍が期待できます。つまり、職場と社会の両方に役立ちやすくなるのです。
自分に向いている仕事の仕事の見つけ方として、過去に行っていた活動から考えてみてもよいでしょう。学生時代の係やボランティア活動、部活動など自身が貢献できた活動から考えてみるのがオススメです。
自分に向いている仕事の方が、働く意味も見つけやすくなります。働く意味を見つける際は、好きなことを重点的に考えるのではなく、自分に向いている仕事が何かを考えてみましょう。過去に行っていた活動がいまいち思い出せない人は、次項に解説している「自己分析」を行ってみてください。
自己分析を行う
働く理由の見つけ方として、自己分析を行ってみるのも得策です。自己分析を行えば、自分に向いている仕事が見つかりやすくなります。自己分析は、過去に行った活動や実績から、自分の得意分野と苦手分野を確立させるための対策です。
自己分析のやり方には、以下のようなさまざまな方法があります。
- マインドマップ
- モチベーショングラフ
- 自分史
- WHY深掘り
- 8ブロッククエスチョン
- 他己分析
- ジョハリの窓
- Will・Can・Must分析
- SWOT分析
自己分析は、自分に向いている仕事や、好きだと思える仕事を見つけたい人に有効です。自己分析の具体的なやり方に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。就活にも有利な対策なので、ぜひチェックしてみてください。
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ボランティア活動に参加する
働く理由を見つけるためには、ボランティア活動に参加するのもオススメです。ボランティア活動は、地域に貢献できる部分に関して、仕事と似通った要素があります。
ボランティア活動にもさまざまな種類がありますが、なかには仕事に直結できるものがあるのも事実です。仕事に結びつけられるボランティアの例として、介護ボランティアと子ども・青少年育成ボランティアなどが挙げられます。
介護ボランティアでは、介護のやりがいや高齢者とのコミュニケーションが図れます。介護業界に興味のある人は、時間に余裕があるうちに一度でも参加してみるとよいでしょう。
また、子ども・青少年育成ボランティアでは、子どもに対する教育にやりがいが見出せます。教育に関する仕事に就きたい人や、子どもに寄り添う仕事に興味のある人は、ぜひボランティア活動に参加してみてください。
ほかにも、仕事に結びつくボランティア活動は多くの種類が存在します。ストレスなく参加できそうなボランティアを見極めてみてください。
企業イベントに参加する
働く理由を見つける方法として、企業イベントに参加するのもよいでしょう。仕事に目を向けるのではなく、企業や職場に注目する方法です。
イベントに参加すれば、魅力的だと思える企業に出会う可能性が生じます。また、業務内容や働き方に関する説明も受けられるため、学生のうちに社会人がどんなものかがわかります。
企業イベントは、ワンデーから長期までのインターンシップや企業合同説明会、セミナーなどが挙げられます。説明を受けることで、働く意味がわかるヒントが得られるかもしれません。
とくにインターンは、実際に企業へ足を運ぶので、社風や職場環境を肌で感じられるというメリットがあります。働く意味が知りたい人は、魅力に思う企業を探し、インターンへ応募してみましょう。
専門的なスキルが必要な仕事を調べる
働く理由が見つかっていない人は、専門的なスキルが必要な仕事を調べるのをオススメします。働く意味がわからなくなる人は、雑用系の作業が多かったり、ルーティンワークの仕事が多かったりする仕事に目を向けがちです。
雑用系やルーティンワークは多くの企業に見られるため、無意識に目を向けてしまうケースもあるでしょう。しかし、毎日同じ作業を繰り返す仕事を続けると、人によっては働く意味がわからなくなるかもしれません。
同じ作業や、流れ作業がメインの仕事を避けるためには、まず専門的なスキルを身につけてください。そして、身につけた専門スキルを活かせる仕事を選べば、働く意味に気づきやすくなります。専門的な仕事はキャリアアップを目指しやすい上、試行錯誤する機会が増えるため、やりがいが生まれやすいのです。
近年はインターネットが普及していることから、Web関連のスキルを持つ人材が重宝されています。Web関連の仕事については、以下の項目がスキルを求められる仕事です。
- Webデザイナー
- Webライター
- ITエンジニア
- Webマーケター
専門スキルが必要な仕事を見つける方法として、書籍で調べたり、無料動画配信サービスなどで探してみる方法があります。働く意味を見つけたい人は、自分に合った専門スキルの習得を優先してもよいでしょう。
収入を増やす方法を考える
収入を増やす方法を考えるのも、働く理由の見つけ方です。就活生の多くは、どんな仕事に就けばよいのか、働く意味を見出すにはどうすればよいのかを考える人が多いでしょう。
ただ、仕事ではなく「どうすれば収入が増えるか」にフォーカスして考えるのも1つの手段です。収入が増えるための働き方や仕事、効率の良さなどを調べていくと、自ずと自分に合った仕事に出会えるケースもあります。
調べるのにオススメのツールとしては、SNSやインターネット、書籍などがあります。収入が増えれば、趣味を増やすことを考えたり、お金をどう使うかを考えたりする機会も得られるでしょう。正しいお金の使い方を考えるのも、働く意味の1つといってよいのです。
働く意味がわからない人が知っておくべき注意点
考え続けても働く意味がわからず、途方にくれる就活生も少なくありません。しかし、働く意味がわからなかったとしても、以下の注意点だけは把握しておいてください。
1つずつ解説していきます。働く意味がわからないままでいると、焦る気持ちが増える場合もあります。しかし、自分の人生を無駄にしないよう、きちんと「働く意味」に向き合いましょう。
フリーターとして働かない
働く意味がわからないという理由だけで、フリーターの道を選ぶのは避けましょう。なにか目標や目的があれば別ですが、「働く意味がわからないから」だけの理由では浅はか過ぎます。
アルバイトで生計を立てている人の中には、企業に就職せずに夢を追いかけている人もいるでしょう。もしくは、社員登用制度を目指していたり、なにかしらのスキルを身につけたりしたいのであれば問題はありません。
しかし、「就職するのが面倒くさい」「働く意味がわからない」などの理由でアルバイトをはじめるのは控えるべきです。アルバイト業務の方が雑用系の作業が多いため、余計に働く意味がわからなくなってしまいます。
経済的にも時間的にも余裕が出ない上、年齢を重ねるごとに後悔する可能性があるため危険です。現時点で働く意味がわからないとしても、安易にフリーターの道を選ぶのは避けてください。
社会との関わりを避けない
働く意味がわからない人への注意点として、働くことを諦めて社会との関わりを断つのは控えるべきです。働く意味がわからないといって定職に就かないのも、人生においてもったいないとしかいいようがありません。
なにもせず引きこもりになるという選択は、自分の価値を見出すのを諦めたことになります。自分で自分の可能性を狭めているに過ぎず、なにも良いことはないのです。
しかし、心身ともに疲れてしまい、何もしたくないと思う時期もあるでしょう。疲れが溜まったときは短期間限定であれば多少何もしない時期を設けてもよいのですが、長く続いてしまうのは危険です。
働く意味がわからず考えるのに疲れた場合、休むことは大事ですが引きこもりになるのだけは控えてください。
深く考えすぎない
「働く意味は何なのか」に対する答えが見つからないとしても、決して深く考えすぎないようにしましょう。「働く意味について考えすぎている」でも述べましたが、働く意味がわからなくなる人の中には、考えすぎてしまう人が一定数います。
仕事以外でもいえますが、人生においては考えても答えが出ない問題は少なくありません。難しいことを考えすぎても、ストレスが溜まるだけで何も変化しない上、答えは見つからないのです。
働く意味がわからず、なかなか答えが出ない人は、考えるより先に行動に入るのが大切です。働く意味の答えを見つけるためにも、「働く意味がわからない人にオススメ!働く理由の見つけ方」を実行してみてください。
働く意味がわからない人は意外にも多くいる
働く意味がわからない就活生は、意外にもたくさんいるものです。もしかすると、社会人として働いている人のなかにも、「何のために働いているのだろう」と考えている人はいるかもしれません。
「働く意味がわかっていないのは自分だけ」などと思い悩む必要はないのです。就活の期間を利用して、少しずつ仕事へのやりがいを感じ取っていきましょう。
現在、働く意味がわからない人は、本記事の内容を参考に働く意味の見つけ方を試してください。また、どんなに答えが見つからないとしても、フリーターや引きこもりなどの選択は控えるべきです。
自分にとっての「働く意味」は必ずあるはずです。キャリアアップを目指したいのか、プライベートを充実させたいのかなど、働く意味の優先順位を決めていきましょう。
働く意味がわからない人は、就活相談サポートに参加しましょう。キャリアアドバイザーが、あなたの就活に寄り添い、働く意味を一緒に見つけ出してくれます。自分に合った仕事探しや、企業選びも行ってくれるので、興味のある人はぜひ見てみてください。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している