実行力を言い換えて自己PRに活用!企業に評価される例文10選
2024年12月16日
最近、就活生から「実行力をアピールしたいのですが、面接官に上手く伝わらなくて…」という相談をよく受けるんです。皆さんも似たような経験ありませんか?
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Bさん
私も実行力をPRしようとしたんですが、「具体的に何をしたの?」って突っ込まれて、うまく答えられませんでした。
なるほど。実は実行力って、そのまま使うと抽象的で伝わりにくいんですよね。実行力を違う言葉で言い換えた方が良いです。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Bさん
たしかに…でも、私の場合は行動力があるのは間違いないんです。どうやって表現したらいいんでしょうか?
実行力は、言い換え方次第で魅力的なPRに変わりますよ。このコラムでは、実行力の効果的な言い換え方と、説得力のある自己PR方法を紹介していきます。
キャリアアドバイザー 廣瀬
目次
実行力を言い換えて自己PRすべき理由
就活では「私は実行力があります」というアピールをよく聞きます。しかし、そう述べるだけでは面接官の印象に残りにくく、他の就活生と差をつけることができません。
ここでは、なぜ実行力を言い換える必要があるのかを、以下の内容より説明していきます。
意味や理由を理解し、 しっかりとアピールできるように準備していきましょう。
そもそも「実行力」とは?
実行力とは、「やると決めたことをしっかりと実現する力」のことです。ただ行動するだけでなく、目標に向かって計画を立て、その計画通りに進めていく能力を指します。
たとえば、文化祭の出し物を成功させるために、準備の計画を立て、みんなと協力しながら着実に準備を進められる力です。また、勉強で目標点数を達成するために、毎日の学習計画を立てて、その通りに勉強を続けられる力も実行力だと言えるでしょう。
大切なのは、考えただけで終わらせずに、実際に行動に移せることです。実行力のある人は、「こうしたい」と思ったことを、「どうやってやるか」まで考えて、実際に行動に移すことができます。
実行力だけでは印象に残りにくい
就活では、多くの学生が「実行力があります」と言います。そのため、ただそれだけを言っても、面接官にはあまり印象に残りません。
たとえば、「私は実行力があるので、どんな仕事でも頑張ります」と言っても、具体的にどんなことができるのか分かりません。その代わりに、「私は目標を細かい計画に分けて、1つひとつ着実に実行していく力があります」と言えば、どんな実行力なのかが具体的に伝わります。
これらが実行力だけでは印象に残りにくい理由です。
実行力という言葉から面接官はすべてを読み取れない
「実行力」という言葉は、人によって違う意味で使われることがあります。たとえば下記の例のとおりです。
- すぐに行動に移せる実行力
- 計画通りに進められる実行力
- 周りの人と協力して物事を進める実行力
このように、実行力には様々な種類があります。だからこそ、あなたがどんな実行力を持っているのか、具体的に説明する必要があるのです。
実行力を言い換えることで自分らしさがより伝わる
実行力を言い換えることで、あなたならではの強みが相手によく伝わります。たとえば、「私は目標達成のために、周りの人と協力しながら着実に進める実行力があります」と言えば、チームワークを大切にする姿勢も一緒に伝えることができるでしょう。
言い換えると良い点は下記のとおりです。
- 自分の強みがはっきりと伝わる
- 具体的な経験と結びつけやすくなる
- 面接官が理解しやすくなる
- 他の就活生との違いが分かりやすくなる
このように、実行力を言い換えることで、あなたの個性や強みをより効果的にアピールできます。面接官に「この人はこんな実行力を持っているんだ」と、具体的に理解してもらえるようになるのです。
「実行力があります」という表現だけでは、他の就活生との差別化が難しいと感じている就活生は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を利用してください。あなたの経験から具体的な強みを見出し、その強みを活かせる求人を紹介します。
自己PRで「実行力」を言い換える際の表現方法
「実行力があります」というだけでは、面接官に自分の良さが十分に伝わりません。ここからは、実行力をより具体的に表現する言い換えを以下より紹介します。
それぞれの言い換えを参考に、自分の実行力をアピールしていきましょう。
言い換え1:計画を実行に移せる力
「計画を実行に移せる力」とは、考えたことを実際の行動に変えられる能力のことです。この力は以下のような場面で発揮されます。
- 目標を達成するための具体的な計画づくり
- 計画に沿った着実な行動
- 進み具合の確認と計画の見直し
たとえば、「文化祭の準備期間が1ヶ月しかない中で、毎週の目標を決めて計画的に準備を進め、成功させることができました」といった形で伝えると、計画的に物事を進められることをアピールできます。
重要なのは、単に「計画通りに進めました」という表現ではなく、「どんな状況で」「どのように計画を立て」「どんな結果を出したのか」という具体的な内容を含めることです。
言い換え2:目標を最後までやり遂げる力
「目標を最後までやり遂げる力」は、難しい状況でも諦めずに続ける粘り強さを表現しています。この力は特に以下のような場面で評価されるでしょう。
- 予想外の問題が起きても対応できる
- 困難に直面しても諦めない
- 結果が出るまで工夫を重ねられる
たとえば、「アルバイト先で売上目標の達成が難しい状況でしたが、お客様の声を集めて新しい商品の提案を行い、3ヶ月かけて目標を達成できました」というように、具体的なエピソードを交えて伝えることで説得力が増します。
言い換え3:周りを巻き込んで物事を進める力
「周りを巻き込んで物事を進める力」は、一人では達成できない大きな目標を、チームで協力して実現する能力を表しています。この力を示すポイントは下記のとおりです。
- みんなで共有できる目標の設定
- チームメンバーの得意分野を活かした役割分担
- こまめな情報共有と進捗確認
例として、「サークルの新入生歓迎会で、先輩や同級生に協力を呼びかけ、それぞれの得意分野を活かした係分担を行い、参加者全員が楽しめるイベントを作り上げました」といった経験が挙げられます。
このように言い換えることで、単に「実行力があります」というよりも、自分の具体的な強みが相手に伝わりやすくなります。また、実体験に基づいた説明ができるため、面接官も理解しやすくなるでしょう。
他にも言い換えることで、よりアピールできるケースが多々あります。以下コラムでは言い換え例を紹介しているので、合わせて確認しておきましょう。
実行力の言い換えから自己PRをする際のポイント
実行力を上手に伝えるには、いくつかの大切なポイントがあります。ここからは、面接官の心に響く自己PRにするためのコツを説明しましょう。説明する内容は以下の通りです。
それぞれのポイントを抑え、面接で万全に答えられるように準備していきましょう。
「実行力」が伝わる内容にする
面接官に実行力を伝えるには、具体的な行動や成果を分かりやすく説明することが大切です。特に以下の3つを意識して話すと良いでしょう。
- 何をしようとしたのか(目標)
- どのように取り組んだのか(行動)
- どんな結果が出たのか(成果)
たとえば、「部活の練習時間が短かったので、朝練習を提案して実施しました」だけでは不十分です。
その代わりに、「野球部で練習時間が足りないという問題があったため、朝7時からの練習を提案し、3ヶ月続けた結果、チームの打率が2割から2割5分に上がりました」というように、具体的に説明します。
質問の意図に合わせて回答する
面接官が実行力について質問するとき、その裏には「どんな場面でも計画的に物事を進められる人なのか」を確認する意図があります。そのため、以下のような点を意識して答えましょう。
- 日常的な場面での実行力の発揮方法
- 予想外の問題が起きたときの対応力
- チームでの協力の仕方
たとえば、「文化祭の準備で予定より早く材料が無くなってしまった時、すぐに別の調達方法を考え、予算内で新しい材料を手に入れて計画通り完成させました」というように、臨機応変な対応力も含めて説明すると良いでしょう。
数字を使って成果を示す
成果を説明するときは、具体的な数字を使うと説得力が増します。たとえば下記のとおりです。
- 「たくさんの人が参加しました」→「参加者が前年の50人から80人に増えました」
- 「売上が上がりました」→「売上が前月比で30%アップしました」
- 「短期間で達成しました」→「通常2週間かかる作業を1週間で完了しました」
数字を使うことで、自分の実行力がどれだけ効果的だったのかが相手に伝わりやすくなります。ただし、うそや大げさな表現は避け、正直に伝えることが大切です。
このように、具体的な例と数字を使って説明することで、あなたの実行力が面接官により深く理解してもらえるようになります。
もしも面接に自信がない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を利用してください。面接が厳しくない求人を紹介するとともに、紹介企業への面接対策もしっかりとサポートするので、面接が苦手な人も安心して就活を進めることが可能です。
実行力の言い換えを自己PRで述べる際の伝え方構成
自己PRで実行力を効果的に伝えるには、話の順番も大切です。ここでは、面接官に分かりやすく伝えるための話の組み立て方を説明します。具体的な構成は以下の通りです。
内容だけでなく、伝え方もマスターすることで好印象を狙えます。実行力に限らず、多くの場面で活かされる構成のため、しっかりとチェックしていきましょう。
実行力があることを述べる
まず最初に、自分のどんな実行力が強みなのかを明確に伝えます。このとき、以下の順番で話すと相手に伝わりやすくなるでしょう。
- 「私の強みは○○な実行力です」と、はっきりと伝える
- その実行力がどんな場面で身についたのかを説明する
- なぜそれが強みだと考えているのかの理由を添える
たとえば、「私の強みは、目標に向かって計画的に進める実行力です。この力は、高校の生徒会活動で文化祭の実行委員長を務めた経験を通じて身につきました。大勢の生徒をまとめながら準備を進めていく中で、計画的に物事を進めることの大切さを学び、それ以来実践を心がけています。」といった具合です。
実行力を発揮したエピソードや経験を述べる
次に、具体的な経験を話します。ここでは、以下の流れで説明すると分かりやすいです。
- どんな状況だったのか
- どんな問題があったのか
- どのように解決したのか
- 具体的にどんな行動を取ったのか
- その結果、どうなったのか
たとえば、「文化祭の準備期間中、予算が足りないという問題が発生しました。そこでまず支出を見直し、続いて新しい募金活動を企画することにしたのです。生徒会のメンバーと協力して校内でチャリティーイベントを開催したことで、必要な予算の確保に成功しました。」というように説明します。
実行力を入社後にどう活かしていくかを述べる
最後に、その実行力を企業でどのように活かしていきたいのかを伝えましょう。このとき大切なのは下記になります。
- 企業の仕事内容をよく理解していること
- その中で自分の実行力がどう役立つのかを具体的に説明すること
- 意欲的な姿勢を示すこと
例として、「御社の営業職では、新規顧客の開拓が重要だと理解しています。私の計画的に進める実行力を活かして、商品提案から契約までの過程を着実に進め、成果を上げていきたいです。」といった形で締めくくります。
このように、始めに強みを述べ、具体的な経験を語り、最後に将来の展望を示すという流れで話すことで、面接官にあなたの実行力がしっかりと伝わります。
以下の対策資料も活用し、自己PRの構成をマスターしましょう。
【就活対策資料】
自己PR作成マニュアル
実行力を言い換えた自己PR|例文
ここからは、実行力を効果的に言い換えた具体的な例文を紹介します。例文として紹介する題材は以下の通りです。
それぞれの例文のポイントも合わせて確認していきましょう。
「計画を実行に移せる力」に言い換えた際の例文
【例文1:学生団体でのイベント運営】
私の強みは、計画を確実に実行に移せる力です。大学2年生の時、100人規模の就活イベントの運営リーダーを務めた経験でこの力を身につけました。3ヶ月の準備期間を週単位で分け、毎週末にメンバーと進捗を確認し合ったのです。
企業への依頼が遅れた際は、メンバーの空き時間を調整して電話連絡の担当を増やし、遅れを取り戻しました。結果として15社の企業様にご参加いただき、参加学生からの満足度90%を達成。御社でもこの計画的に物事を進める力を活かし、営業部門での目標達成に貢献していきたいと考えています。
この例文では、具体的な数値や対策内容を示しながら、計画から実行、結果までの流れを簡潔に説明しています。
また、問題発生時の具体的な対応策と入社後の展望を述べることで、実践的な実行力と将来の貢献意欲が効果的に表現されているのです。
【例文2:アルバイトでの業務改善】
私の強みは、目の前の課題を計画的に解決できる実行力です。アルバイト先のカフェで、繁忙期の注文待ち時間が長くなる問題に取り組みました。2週間かけて待ち時間を記録し、混雑時間帯を特定。材料の仕込み時間を早めたり、スタッフの配置を工夫したりする改善案を店長に提案したのです。
その結果、平均待ち時間を15分から8分に短縮。御社の飲食部門でも、この問題発見から解決までの実行力を活かし、顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。
この例文では、問題の発見から具体的な解決策の実行まで、一連の行動を時系列で分かりやすく説明しています。
待ち時間の短縮という具体的な数値を示しながら、入社後の貢献イメージまで述べることで、実践的な問題解決力が効果的に伝わるでしょう。
「目標を最後までやり遂げる力」に言い換えた際の例文
【例文1:部活動での経験】
私の強みは、目標に向かって最後まで諦めない実行力です。高校の陸上部で県大会出場という目標を立てた時、当初は予選すら突破できない実力でした。苦手な中盤の走りに焦点を当て、毎日の練習メニューを見直し、体調を崩した時も走り方の研究に時間を使ったのです。
1年間の努力の結果、県大会に出場し、自己ベストを20秒更新。この諦めない実行力を御社の営業職でも活かし、困難な案件でも粘り強く成果を上げていきたいと考えています。
苦しい状況からの具体的な努力の過程と数値で表される成果を示しながら、諦めずに目標達成を目指す姿勢を表現しています。
体調不良という逆境でも工夫して取り組む柔軟性と、入社後の具体的な展望まで含めることで、実行力の強さが効果的に伝わるでしょう。
【例文2:資格取得への挑戦】
私の強みは、困難があっても目標をやり遂げる実行力です。英語検定準1級の取得に向けて、仕事と両立しながら1日2時間の学習時間を確保しました。
通勤時間での単語暗記、休憩時間での音声学習など工夫を重ね、半年間継続して取り組んだ結果、合格を達成。御社の海外事業部でも、この目標達成に向けた実行力を活かし、グローバルな業務に貢献していきたいと考えています。
限られた時間の中での具体的な工夫と努力の継続を分かりやすく説明しています。日々の細かな取り組みから目標達成までのプロセスを示し、その経験を入社後どう活かすかまで結びつけることで、実践的な実行力が伝わるのです。
「周りを巻き込んで物事を進める力」に言い換えた際の例文
【例文1:ボランティア活動での経験】
私の強みは、周りの人と協力しながら目標を達成する実行力です。大学でボランティアサークルの代表として、地域清掃活動を企画しました。最初は10人程度の小規模な活動でしたが、SNSでの情報発信や地域の掲示板への告知を行い、参加者を募ったのです。
また、参加者が楽しめるようチーム対抗のゴミ拾いゲームを考案、結果として毎回50人以上が参加する活動に成長し、地域からも感謝の声をいただきました。御社の地域貢献活動でも、この人を巻き込む実行力を活かしていきたいと考えています。
小規模な活動を大きく育てた過程で、具体的な工夫と数値で表される成果を示しています。人々を惹きつける仕組みづくりから成果までを分かりやすく説明し、地域からの評価も含めることで、人を動かす実行力を効果的に伝えることが可能です。
【例文2:文化祭での取り組み】
私の強みは、みんなの力を合わせて目標を達成する実行力です。文化祭の実行委員として、30人のクラスメイトの意見をまとめ、全員が楽しめる企画を考えました。それぞれの得意分野に合わせて役割を分担し、毎日短いミーティングで進捗を確認。
その結果、クラス全員が協力して準備を進め、来場者アンケートで最優秀賞を獲得しました。御社でもこのチームビルディング力を活かし、プロジェクトの成功に貢献していきたいと考えています。
メンバーの特性を活かした役割分担や、日々のコミュニケーションの工夫を具体的に説明しています。全員参加の過程から具体的な成果までを示し、入社後の展望と結びつけることで、チームを動かす実行力が説得力を持って伝わるでしょう。
もしも、実行力のエピソードを例文のようにうまく入社後の展望に結び付けられない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」で相談してください。あなたの強みを一緒に見直し、その経験を自然にアピールできる求人をマッチングします。
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実行力を言い換えた自己PRをつくる際の注意点
実行力を言い換えた自己PRを作る際には、いくつか気をつけるべきポイントがあります。ここでは、よくある失敗例とその改善方法を以下の内容より説明していきましょう。
注意点を把握し、存分に自己PRできるようにしてください。
あいまいな表現をさける
実行力をアピールするときは、具体的な内容で説明することが大切です。あいまいな表現は面接官に伝わりにくく、印象に残りません。
NG例 | OK例 |
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このように、具体的な数字や行動を交えて説明することで、実行力の高さが相手に伝わります。
他人の指示待ちに見える表現を使わない
実行力をアピールするときは、自分から積極的に動いた部分を強調することが大切です。指示を待って動いているように聞こえる表現は避けましょう。
NG例 | OK例 |
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これらの良い例では、問題を見つけて改善案を提案したり、より良い方法を自ら考えて実践したり、チームのために進んで行動を起こしたりと、常に自分から主体的に動く姿勢が表現されています。
また、単に行動するだけでなく、問題解決や効率化、チームへの貢献など、行動の目的も明確に示されているため、より説得力のある自己PRとなるのです。
結果だけでなく工夫した取り組みの内容も伝える
成功した結果を伝えることは大切ですが、そこに至るまでの過程も同じくらい重要です。どのように工夫し、どんな努力をしたのかを具体的に説明しましょう。
NG例 | OK例 |
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このように、具体的な数字や行動を交えながら、工夫した点や努力した内容を分かりやすく説明することで、あなたの実行力の高さが相手により伝わりやすくなります。
また、こうした具体的な説明があることで、面接官もあなたの経験をより深く理解することができるでしょう。
実行力を上手く言い換えた自己PRを準備しよう
就活で実行力をアピールする際は、あなたならではの強みを具体的に伝えることが大切です。そのためには、まず自分の経験を丁寧に振り返ってみましょう。
今までの学校生活やアルバイト、部活動などで、どんな場面で実行力を発揮してきましたか?また、その時にどんな工夫をして、どのような結果を出せましたか?
実行力という言葉を言い換える時は、自分の特徴に合った表現を選びましょう。たとえば、計画を立てるのが得意な人なら「計画を実行に移せる力」、諦めずに頑張れる人なら「目標を最後までやり遂げる力」、チームで働くのが好きな人なら「周りを巻き込んで物事を進める力」といった具合です。
また、面接では予期せぬ質問が来ることもあります。そのため、実行力に関する経験は2~3個用意しておくと安心です。それぞれの経験について、具体的な状況や行動、結果を整理しておきましょう。数字を使って結果を示せると、より説得力が増します。
大切なのは、ありのままの自分を伝えることです。大げさな表現や、実際とは違う内容を話すのは避けましょう。自分の経験に基づいた、正直な実行力のアピールが、面接官の心に響くはずです。
これまでの内容を参考に、あなたの個性が光る実行力を言い換えた自己PRを作ってみてください。きっと、面接官が「この人の実行力は本物だ」と感じてくれるはずです。
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この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している