就活でノーメイクは印象がよくない?面接や証明写真のメイク方法
2025年7月28日
あの…就活でノーメイクって、印象悪いんでしょうか?実は肌が弱くて、普段は化粧をしません。でも「就活でノーメイクはマナー違反」って聞いて、どうしたらいいか分からなくなっちゃって…。
顔は一番目につくところだから悩みますよね。でも安心してください。ノーメイクで就活しても、マナー違反ではありません。大切なのはメイクそのものじゃなく、「どうすれば自信を持って就活できるか」「相手に良い印象を与えられるか」を考えることです。
え、そうなんですか?無理にメイクしなくてもいいんだ…。でも、やっぱりまだ少し不安を感じます。どうしたらいいでしょう?
任せてください!今回は、就活でのノーメイクはマナー違反ではないという事実と、メイクが苦手でも簡単にできる印象アップのコツを紹介します!あなたに合ったやり方が見つかるように、たくさんの選択肢を紹介するので、一緒に不安を解消していきましょう!
就活でのノーメイクは「マナー違反」ではない
まず最初にお伝えしたいのは、ノーメイクでの就活が決してマナー違反には当たらないということです。
普段あまり化粧をする習慣のない就活生の場合、就活にもノーメイクでよいのかどうか悩む人は多いでしょう。「メイクは社会人の身だしなみ」という言葉を聞いて、不安に感じているかもしれません。
確かに、以前はそのように言われていたことも事実です。しかし、近年は価値観が多様化し、企業側も個人のあり方を尊重する傾向が強まっています。
採用担当者が本当に見ているのは、「化粧をしているか」ではなく、「清潔感があるか」「TPOをわきまえる意識があるか」「健康的で意欲的に見えるか」という点です。
ですから、ノーメイクであること自体が、直接的に選考のマイナス評価につながるわけではないのです。実際に、ノーメイクで就活を乗り切り、自分らしく働いている先輩もたくさんいます。
とはいえ、「周りの就活生はみんなメイクしているし、本当に大丈夫かな…」と心配になる気持ちも、とてもよくわかります。大切なのは、メイクをする・しないの二択で考えるのではなく、どうすれば自信を持って就活に挑めるか、相手に良い印象を与えられるかを考えることです。次の章で、そのための具体的な方法を見ていきましょう。
ノーメイクでも自信をもてる!就活で好印象を与える身だしなみ
採用担当者に「清潔感」や「誠実さ」を伝えるために、メイク以上に大切な基本の身だしなみがあります。これは、メイクが得意な人も苦手な人も、まず最初に押さえておきたいポイントです。
- 髪型: 寝癖がなく、顔周りがすっきりしているか。表情が明るく見えます。
- 服装: スーツやシャツにシワや汚れはないか。きちんと手入れされた服装は、真面目な印象を与えます。
- 爪: 短く切りそろえられているか。意外と手元は見られています。
- 肌のコンディション: 普段からのスキンケアで肌の調子を整えておくと、健康的で自己管理ができる印象に繋がります。
これらの基本が整っているだけで、あなたの印象は格段に良くなります。まずはこちらからチェックしてみてください。
キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、就活生にマッチする企業を紹介するだけでなく、企業に好印象を与える身だしなみの秘訣も教えます。メイクの相談をしやすい女性のキャリアアドバイザーも多数在籍しているので、ぜひ活用してください。
【補足】なぜ就活では「ナチュラルメイク」をオススメされるのか
「ノーメイクでも大丈夫なのに、なぜ多くの就活サイトや先輩はナチュラルメイクを勧めるの?」と疑問に思う就活生もいるかもしれません。そのため、参考までに、就活の際にナチュラルメイクを勧める人が多い理由を紹介しておきましょう。
具体的な理由は、以下の2つです。
これは「採用担当者の視点」や「ビジネスシーンでの慣習」を考慮した、いわば就活をスムーズに進めるための一つの戦略です。あくまで選択肢の一つなので、あなたの個性を否定するものではありません。参考程度に理解しておきましょう。
就活でノーメイクは少数派
ノーメイクで就活するのがマナーに反するわけではないですが、避けた方が無難だと考える就活生が多いです。その理由は、メイクをしている女性の方が圧倒的に多いため、少数派であるノーメイクの女性が目立ちやすいからです。
前述のように、近年は多様化が進んでいるため、女性に対してメイクを必須とする企業は減っており、ノーメイクが一概にマナー違反に当たるとは考えられていません。
しかし以前は長年の慣習から、メイクは身だしなみの一部と考える企業が一般的でした。そのため、今でも就活の場にノーメイクの女性は少なく、メイクをしている就活生の中にいると目立つのは確かです。
見た目でほかの就活生より目立つことには、メリットもデメリットもあります。デメリットが就活に及ぼすリスクを避けるために、ノーメイクではない方が無難と考える就活生が多いわけです。
過度なメイクは避けた方がよい
就活では行き過ぎた派手なメイクや過度な厚化粧を避けた方がよいと考えられています。就活で求められる清潔感を損ない、TPOに合わないと受け止められる可能性があるためです。
ラメ入りのアイシャドウや元の色と極端に異なる色の口紅、長く濃い付けまつげといった華美なメイクは、パーティーなどにはよくても就活にはあまり適しません。そのような就活生に対し、真面目で誠実な印象をうけづらいでしょう。
就活では清潔感を求める企業が多いですが、それには衛生的な意味合いだけでなく、隠し事のない清廉潔白なイメージも含まれます。そのため、元の顔を大幅に変えてしまう過度なメイクには、あまりよい印象を持たない企業が多いのです。
最低限のメイク(?)で就活での印象をアップさせる方法
基本の身だしなみを整えた上で、「もう少し何かしたい」と感じる就活生のために、状況別の印象アップ術を3種類紹介します。
「ノーメイクで就活したい」と考える理由は人それぞれです。無理のない範囲で、自分にできそうなことから試してみてください。
case 1. あくまでノーメイクのまま印象を良く見せる
化粧品を使うことに抵抗がある、肌が弱くてメイクができない、という方は、以下の3点を意識するだけでも顔の印象が明るくなります。
- スキンケアを丁寧に: 面接当日の朝、化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。肌に潤いがあるだけで、健康的でフレッシュな印象になります。
- 眉の形を整える: 眉毛の周りの産毛を剃ったり、ボサボサに見える部分をカットしたりするだけで、顔全体が引き締まり、きちんと感がアップします。ドラッグストアで売っている眉用のハサミやシェーバーで簡単にできます。
- 血色をよく見せる: 唇がカサカサだと、疲れているように見えてしまうこともあるでしょう。無色のリップクリームで保湿するだけでも十分ですが、もし抵抗がなければ、ほんのり色のつく「色付きリップクリーム」を使ってみましょう。自然に血色が良く見え、健康的な印象を与えられます。
ファンデーションを塗らなくても、この3つを実践するだけで、ノーメイクとは全く違う「きちんと整えられた」印象になりますよ。
case 2. 肌には何も塗らない「ほぼノーメイク」
ファンデーションやコンシーラーなど、「肌の部分に何かを塗ると気持ち悪い」「肌荒れが心配」「汗で崩れてくるのがイヤ」という人には、アウトドアスポーツを楽しむ女性がよくやる「ほぼノーメイク」を真似してみる手もあります。
方法は至って簡単!前述の「あくまでノーメイクのまま印象を良く見せる」方法にプラスして、自毛の眉とまつ毛にマスカラをサッとひと塗りするだけです。
ノーメイクだとぼんやりして見えがちな目の周りの輪郭が鮮明になり、ほぼノーメイクなのにメイクをしているときに似た、目鼻立ちがはっきりしているように見える効果が得られます。
目元に視線を集めることで、あまり見られたくないその他のアラが目立ちにくくなるのもポイントです。
少し落としにくくなりますが、汗や水分で落ちにくいタイプのマスカラを使うと、就活でも安心して使用できるでしょう。
case 3. 少しだけナチュラルメイクに挑戦
「最低限のメイクなら、やってみようかな」と思える人は、就活で好印象を与えられる「ナチュラルメイク」に挑戦してみましょう。ポイントは「やりすぎない」ことです。派手な色やラメは避け、あくまで「清潔感を演出し、健康的に見せる」ことを目指しましょう。
- ベースメイク: ニキビ跡やクマなど、気になる部分だけを「コンシーラー」で隠すだけでもOK。ファンデーションを使う場合は、顔と首の色が違いすぎないよう、自分の肌色に合ったものを選びましょう。塗りすぎると厚化粧に見えてしまうので、薄く伸ばすのがポイントです。
- リップ・口紅: 肌なじみの良いピンクやベージュ系がおすすめです。ツヤが出すぎるグロスタイプより、自然な仕上がりのマットなタイプを選ぶと落ち着いた印象になります。
- アイメイク: 無理にする必要はありません。もしする場合は、ブラウン系のアイシャドウを薄く塗る程度にしましょう。派手な色のアイシャドウ、濃いアイライン、つけまつげは、就活の場では避けた方が無難です。
大切なのは、元の顔を大きく変える「変身メイク」ではなく、あなたの本来の魅力を引き出す「補助的なメイク」と考えることです。
とはいえ、「就活用のメイクはこれで大丈夫かな?」と不安になっている就活生もいるでしょう。
キャリチャンでは、求人紹介だけでなく、就活に関するさまざまな相談にも乗る支援サービス「就活相談サポート」を開催しています。就活メイクがよく分からない就活生の相談も受けられるので、不安や悩みがある人はぜひ活用してください。
就活用の証明写真もノーメイクで大丈夫?
エントリーシートや履歴書に貼る証明写真は、あなたの第一印象を決める大切な一枚です。就活用の証明写真を撮る際も、ノーメイクでよいのか気になりますよね。
結論から言うと、就活用の証明写真を撮る際もノーメイクで問題ないですが、少しだけ工夫をした方がよいでしょう。その理由と、具体的な対処法は以下の通りです。
もちろん「必ずメイクをしなければならない」というわけではありません。対面の面接とは少し違う「写真ならではのポイント」を紹介します。
写真では顔色が悪く見えやすい
証明写真の撮影でもノーメイクで問題ないですが、本当に何もしない状態だと「少し疲れているかな?」「元気がないかな?」という印象を与えてしまう可能性があります。
証明写真の撮影では、強いストロボの光が使われます。この光の影響で、顔の凹凸が飛んでのっぺりとした印象になったり、実際の肌の色より青白く写ってしまったりすることがあるのです。
そのため、ノーメイクでも「何もしない」のではなく、次で紹介する工夫を施すことをオススメします。
写真写りを良くする「ちょっとした工夫」
証明写真の移りをよくするには、先ほど紹介した 「最低限のメイク(?)で就活での印象をアップさせる方法」 がここでも役立ちます。あくまでノーメイクで写真写りだけよくしたい場合は、以下の3つを押さえておくとよいでしょう。
- 色付きリップクリームを塗る: 唇に少し血色があるだけで、顔全体の印象がパッと明るくなります。
- 眉を整えておく: きちんと整えられた眉は、写真でも清潔感や意思の強さを伝えてくれます。
- 肌のテカリを抑える: 撮影直前に、あぶらとり紙やティッシュで軽く顔を押さえると、光の反射が抑えられ、より清潔感のある仕上がりになります。
もちろん、本格的なナチュラルメイクで撮影に臨むのもよいでしょう。大切なのは、写真というフィルターを通しても、あなたの「快活さ」や「誠実さ」が伝わるように少しだけ工夫してみることです。
また、写真スタジオによっては気になる部分を自然に補正してくれるサービスもあるので、相談してみるのもオススメです。
就活ではノーメイクを隠すためのマスクは避けた方がよい
プライベートなシーンでは、ノーメイクを隠すためにマスクを使用している女性もたくさん見かけます。しかし就活では、ノーメイクを隠すためのマスクで顔を覆ってしまうのはよくありません。
就活はあなたと企業のコミュニケーションの場です。互いの表情が見える状態で話す方が、就活生の人柄や熱意が伝わりやすいため、マスクは外して臨むのが一般的です。
ただし、以下のような事情がある場合は、無理をする必要はありません。
- 体調が優れない、または花粉症などがつらい場合
- その他、どうしてもマスクを着用したい個人的な事情がある場合
そうした場合は、面接が始まる際に「恐れ入ります、本日は体調(アレルギー)の都合により、マスクを着用したままで失礼いたします」と一言断りを入れましょう。正直に伝えることで、相手も状況を理解してくれます。
「マスクで顔を隠したい」という気持ちから着用を選ぶのではなく、「自分の表情もアピールポイントだ」と考え、自信を持って面接に臨めると良いですね。
メイクの有無にかかわらず自分らしい就活スタイルを
今回は、就活のメイクに関する悩みについて考えてきました。この記事で一番伝えたかったのは、「就活のメイクに、たった一つの正解はない」ということです。
- ノーメイクは、マナー違反ではありません
- 企業が見ているのは「清潔感」と「TPO」、そしてあなたの「人柄」です
- メイクをする選択も、しない選択も、どちらも尊重されるべきです
肌が弱い、メイクが苦手、あるいはメイクをしない自分こそが「自分らしい」と感じる…そんなあなたの気持ちを、無理に変える必要はありません。
大切なのは、メイクの有無にかかわらず、あなたが最も自信を持って堂々と振る舞えるスタイルを選ぶことです。胸を張って、いきいきと話すあなたの姿は、どんなメイクよりも魅力的に映ります。
自分自身が、最も心地よいと感じる装いで臨むことが何よりも大切です。外見だけであなたを判断するような企業は、そもそもあなたらしく輝ける場所ではないのかもしれません。
あなたらしい姿で、自信を持って就活を乗り切ってくださいね。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している