エントリーシート(ES)や履歴書で修正テープはNG!正しい修正方法を紹介
2024年7月31日
何十枚も書く履歴書やエントリーシートで記載ミスをしたら、修正テープを使いたくなりませんか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
はい。書き直すのは面倒ですし。たった一文字なら修正テープを使ってもいいですよね!
それでは、内定を取れる履歴書が書けませんよ!
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
え?どうしてですか?
理由がわからないですよね。今回のコラムで、修正テープは本当に使ってはいけないのか?などをくわしく解説するので一緒に見ていきましょう。
キャリアアドバイザー 岡田
目次
エントリーシート(ES)や履歴書で修正テープを使うのはNG?
たった一文字のミス、それだけのために書き直すのは大変ですよね?普段なら修正テープや修正液を用いて修正を行いますが、ESや履歴書など就活書類での使用はOKなのでしょうか。
就活書類での修正テープ事情から修正テープがあるESの印象について解説します。
修正テープはNG!理由と修正のあるESの印象
エントリーシート(ES)や履歴書で修正テープを使うのはNGです。なぜならエントリーシートや履歴書は正式な書類のため、修正を行うのはルール違反となるからです。
また、修正されたESはとても悪印象です。もし、画家さんが自分の絵に修正を行っていたらどう思いますか?「作品に対して本気じゃない」「やる気を感じられない」といった悪い印象を抱きますよね。
企業側の人たちも同じ気持ちです。修正されたESをみて「心の緩みがあるのかな?」「100%の思いで選考に参考していないのかな?」といった印象を抱くのです。
エントリーシートや履歴書は将来をかけた自分のアピールツールです。本気が伝わるように、ミスや修正のない書類を作成しましょう。
修正液や消せるボールペンもNG
原則、修正された書類の提出はNGとされているため、修正液の使用ももちろんNGです。「志望度が低いのかな」と思われないためにも、少しのミスだとしても修正液を使わないようにしましょう。
また、消せるボールペンの使用もNGです。消せるボールペンは摩擦熱で消える仕組みとなっているため、何かにこすれたり、手で触ったり、またバッグの中などでも摩擦がおきれば消えてしまう可能性があります。
先ほども述べたように、ESや履歴書は自分をアピールするツールです。文字が消えてしまったり、にじんでしまうと自分のアピールできるチャンスも同時に消えることになります。
また、書き直しができる=他社が不正に書き直すことができる書類も提出不可です。修正テープや修正液同様、消せるボールペンの使用はやめましょう。
もちろんミスを直さず書類を提出するのもNGです。たった一文字でもミスはミスです。
エントリーシートや履歴書で間違えて書いてしまったとき、焦りから修正をしてもいいのか悩みますよね。普段なら修正テープで簡単に修正できますが、就活の書類では修正しにくいです。キャリチャンの「就活相談サポート」なら、書類の添削含めて正しい修正方法を確認できますのでオススメです!
もしミスをしてしまった際の対処法とは
前述から修正テープなどの使用はNGだとわかりました。ではもしミスをしてしまった場合はどのように対処すればよいのでしょうか?正しい修正方法を解説します。
原則書き直しが基本!
原則、誤字脱字などのミスをした場合は書き直しが基本です。たった1文字でもはじめから書き直しましょう。
何度もいうようにエントリーシートや履歴書は正式な書類です。そして自分をアピールするためのツールでもあります。悪印象を与えてしまっては合否にも影響が出ることもあるでしょう。
書き直しをめんどくさがりそのまま提出するのか、しっかりと書き直して万全な状態の書類を提出するのか、どちらの方が自分の将来のためになるのかを考えて書類を作成しましょう。
やむを得ない場合は二重線+訂正印
手元に代えESがない、書き直す時間がないなど、やむを得ない場合は二重線を使って修正します。まず、誤字の上に二重線を引き、その線の上に訂正印を押します。そして二重線の近くに正しい文字を記入してください。
修正を行う正しいやり方として二重線が用いられますが、何ヵ所も修正されたESは見栄えが悪いですし、そもそも書き直すことが正しい修正方法のため、やむを得ないとしても修正されたESは悪印象だということを覚えておきましょう。
ギリギリで誤字脱字に気づいた場合の対処法
書類提出前や面接前などに誤字脱字を見つけたが、「ハンコがないから修正できない!」ということもあるでしょう。そんな時は提出時に口頭で伝えてください。
企業側が誤った情報で選考を進めてしまうととてもリスクがあります。そのため、きちんと謝罪し、正しい情報を伝えましょう。
また、たとえ口頭で伝えたとしても、誤字脱字がある書類に対して悪印象を抱くことを覚えておきましょう。このようなことがないよう、事前の見直しが大切です。
合否に関わる大事な提出書類であるエントリーシートと履歴書。ほんのわずかな油断で文字を間違える経験は誰にでもあります。ですが、正しい修正方法実施しないと、企業側に悪いイメージがついてしまいます。
キャリチャンでは「就活相談サポート」を開催しています。印象をよくするためには事前に正しい修正方法がわかるので、ぜひ参加してみてください!
間違えないことが第一!ミスをしないESの書き方
エントリーシートや履歴書での修正テープの使用はNGです。ミスをした際は原則書き直しとなります。しかし書き直しは手間もかかるし、めんどうです。そのため、事前にミスがないようにエントリーシートや履歴書を書きましょう。
ここからはミスをしないエントリーシート、履歴書の書き方をご紹介します。自分の将来が決まるといっても過言ではない大事な書類。万全な状態で提出できるようにしましょう。
下書きを徹底する
下書きの方法として、「別紙に書く」「本番用紙に鉛筆で下書きを書く」の2つのやり方があります。それぞれにメリット、デメリットがあるので、自分に合うやり方で実践してみてください。
- やり方:別紙にES・履歴書に記載する内容を全て書き、それらを見ながら本番用紙に記入していく
- メリット:本番用紙を汚さず、綺麗な状態で書きあげることができる
- デメリット:下書きのない本番用紙を書くという緊張からミスをしてしまう可能性がある
【別紙に書く】
- やり方:本番用紙に鉛筆で薄く下書きをし、上からボールペンで記入後、鉛筆部分を消しゴムで消す
- メリット:下書きの段階なら修正が可能。確実にミスなく書くことができる
- デメリット:鉛筆を消す際に文字が伸びたり、うまく消せなかったりして書類が汚くなることがある
【本番用紙に鉛筆下書きを書く】
理想はどちらのやり方も行いながら書くことです。そうすればミスを減らすことができますし、自分でも満足のいく書類を作成できるでしょう。
また、慌てて書いてしまうとミスに繋がるので、ゆっくり書くことを意識してください。そして万が一ミスをしてしまっても大丈夫なように、早めにES、履歴書を用意しておきましょう。
第三者に添削してもらう
自分だけの確認ではなく、必ず第三者に添削を依頼し、誤字脱字を確認してもらいましょう。自分だけではミスに気づかない可能性があります。あなたもその時は平気だったはずなのに、後日読んだらミスを発見した、という経験ありませんか?
そのようなミスを面接前に気づいてしまっては大変です。そうならないためにも必ず第三者に添削を依頼しましょう。
添削を依頼する相手は家族、友達、キャリアカウンセラーなど誰でも良いですが、オススメは就活エージェントです。就活エージェントなら誤字脱字を確認してくれるだけでなく、好印象を与えられる書類作成のお手伝いまで行ってくれます。
ESや履歴書を書くのが苦手!という人もぜひ就活エージェントに頼ってみてください。キャリチャンでもESや履歴書の添削から内定獲得までの全サポートを行う就活支援サービス「就活相談サポート」を開催しています。
面接練習から企業探し、さらにあなたが必ず満足いく企業への入社までサポートします。ぜひ参加してみてください。
ESでは修正テープは使わず書き直す!
エントリーシート(ES)や履歴書は正式な書類ですし、自分をアピールするツールでもあるため、修正テープなどを使用するのはNGです。修正テープや書き直しの必要がないように、事前に対策をしましょう。
下書きをする、丁寧にゆっくり書く、他人に添削を依頼するなど、誰でも簡単にできる対応で万全な書類は完成させることができます。
もし、それでも書類を書くのが苦手というは就活のプロに頼りましょう。大学のキャリーセンターや就活エージェントに頼ればES、履歴書の書き方だけでなく、就活全般のサポートを行ってくれます。
就活に関する豊富な知識を兼ね備えた人がそばにいると心強いですし、安心感が違います。頼れる他人にはとことん頼りましょう。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。