アルバイトは職歴欄に記載できる? 履歴書の職歴の書き方を解説

 2023年8月3日

就活に使う履歴書は、もう作成しましたか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

はい。でも、職歴欄のところが空欄で良いのか気になって……。アルバイトの経験が多いのですが、記載してもよいのでしょうか?

基本的には、就活用の履歴書の職歴欄には、アルバイトの経験については記載しません。アルバイトではなく正社員として働いた経験だけを書いてくださいね。

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

そうなんですか。学生時代にはとにかくアルバイトをたくさんしたので、せっかくなら履歴書に書きたいなと思っていました。

職歴欄には書かないことが基本ですが、長所や自己PRの欄には書けますよ。このコラムでは、アルバイトの経験を就活で活かす方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 岡田

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就活の職歴欄にアルバイト歴は記載できる?

就活の職歴欄にアルバイト歴は記載できる?

アルバイト経験がある就活生なら、履歴書の職歴欄に記載して、自己PRにつなげたいと考えているかもしれません。特にアルバイトの経験が長い場合は、職歴の1つとして考えたくなるのは自然なことです。

職歴欄にアルバイト歴を記載できるのか、詳しく説明します。

履歴書の職歴欄には記載しない

結論からいえば、一般的に履歴書の職歴欄にはアルバイトについて記載しません。就活では基本的に正社員の仕事に応募します。そのため、職歴欄に記載するのも正社員の仕事の経験だけです。

もし今までに正社員として働いたことがあるときは、職歴欄に記載できます。しかし、新卒の方は正社員での経験はないため、職歴は空欄が基本です。

エントリーシート(ES)の職歴欄も記載できない

エントリーシートの職歴欄にも、アルバイト歴については書かないことが一般的です。職歴欄には、以下のように「なし」と明記します。

  • 職歴
  • なし
  • 以上

また、学歴と職歴を同一欄に記載するときは、学歴を上に箇条書きで書いてから、1行空けて職歴について書きます。

  • 学歴
  • 〇年〇月 〇〇中学校卒業
  • 〇年〇月 〇〇高等学校入学
  • 〇年〇月 〇〇高等学校卒業
  • 〇年〇月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科入学
  • 〇年〇月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科卒業見込み

  • 職歴
  • なし
  • 以上

就活はエントリーシートから始まります。エントリーシートの書き方については下記のコラムをご覧ください。

長期のインターンアルバイトは記載できる

給与が発生している長期インターンアルバイトについては、職歴の欄に記載できます。インターンアルバイトを通して得たものを面接時に説明することがある場合なら、職歴欄に記載しておくと面接担当者も理解しやすいです。

職歴欄に記載するときは、かかわっていた期間がわかるように記載します。たとえば「令和3年4月~令和4年1月」のように、開始した時期と終了した時期が一目でわかるように書くことが必要です。

対策資料の画像

職歴欄にアルバイト歴を記載するほうが良いケース

職歴欄にアルバイト歴を記載するほうが良いケース

給与を受け取っていた長期間のインターンアルバイト以外にも、就活の履歴書の職歴欄に記載できるアルバイトがあります。たとえば以下のケースでは、職歴欄にアルバイト歴を記載することが可能です。

職種と関係がある場合

アルバイト歴については、就活の履歴書の職歴欄には書かないことが基本です。しかし、応募する職種と関連が深いときは記載できます。

たとえば飲食業界への就職を希望する場合なら、カフェや居酒屋、レストランでのアルバイト経験は書く方がよいでしょう。コンビニをチェーン展開する会社を希望するときならコンビニでのアルバイト経験など、業界のなかでも類似性が高いときはアピールポイントになります。

とくに就職を希望する会社でのアルバイト経験は、就活において大きなアピールポイントです。職歴欄に記載することはもちろん、機会があれば面接でも話せるように準備しておきます。

アルバイトで得たスキルを活かせる場合

アルバイトで得たスキルや資格を就職後にも活かせる場合は、職歴欄に書いておくことができます。たとえば内勤が多くなると思われる職種を希望するときなら、アルバイトでの事務経験は即戦力があることをアピールできる有益な情報です。

また、アルバイトで得たスキルなどを就職後に活かしたい場合も、職歴欄に書いておきます。

たとえば海外勤務を希望している場合なら、アルバイトで英語塾の講師として働いていた経験や、外国人社員の多いグローバル企業でのアルバイト経験は英語力をアピールする材料です。希望するキャリアを築くためにも書いておきましょう。

既卒・中途採用の場合

既卒や中途採用の場合は、最後の学校を卒業してから現在までの間に時間的な空白が生じます。採用担当者から何をしていたのか尋ねられる可能性もあるため、アルバイトをしていた場合であれば履歴書の空欄を埋めるためにも書くことがオススメです。

たとえば以下のように記載できます。

  • 職歴
  • 〇〇年4月 〇〇株式会社入社(アルバイト)
    店舗スタッフとして販売業に従事する
    現在に至る
  • 以上

既卒になる理由はさまざまです。内定が出た後にミスマッチがわかり、内定を辞退することもあります。辞退するタイミングによっては他社への就活が難しく、就活の時期を逃すことも多いです。

内定辞退&再就活サポート」では、キャリアアドバイザーが内定辞退をした就活生に向けての再就活サポートを提供しています。会場が遠い就活生はオンラインサポートを受けることも可能です。ぜひご活用ください。

利用者の声

職歴欄以外でアルバイト歴をアピールする方法

職歴欄以外でアルバイト歴をアピールする方法

アルバイトの経験をアピールできるのは職歴欄だけではありません。無関係な職種のアルバイトでも、職歴欄以外の欄などでアピールが可能です。

ただし、アルバイト経験があってもアピール不要と思われるときには、触れる必要はありません。応募先なども考慮して、履歴書を作成することが大切です。

自己PR欄・長所欄

自己PRや長所の欄に、アルバイトで得られた経験を記載できます。アピールできる内容であれば、業務に関連がないアルバイト歴でも書くことが可能です。

たとえば長所欄に、以下のようにアルバイト経験を書くことができます。

わたしの長所は伝える力があることです。大学1年生から3年生までの3年間、個別学習塾で講師として数学を中学生に教えていました。なかには何度説明しても同じところで間違う生徒や、テキストすら開かない生徒もいました。

しかし怒らず急かさず根気よく伝え続けることで、どの生徒も自主的に学習に取り組むようになってくれました。3年間の講師経験を通じて養った伝える力を、仕事にも活かしていきたいです。

採用担当者の心をつかむ履歴書やエントリーシートを作成できるように、履歴書・ES作成マニュアル資料を用意しています。下記のページからダウンロードできますので、ぜひ活用してください。

職務経歴書

新卒時には不要ですが、第二新卒や中途採用などでは職務経歴書を求められることがあります。正社員として働いた経験がない場合には、アルバイトの経験も書くことが可能です。

  • 【職務経歴】
  • 〇年〇月 〇〇株式会社入社(アルバイト)
  • 〇駅店で衣料品販売に従事

  • 【主な職務】
  • 接客、販売
  • 売上管理

  • 【要約】
  • 入社2年目で支店内トップの売上(〇年〇月)を達成しました。また、売上報告書と日報の作成にも従事しております。

  • 【実績】
  • 売上目標12ヶ月連続達成
  • 売上トップ表彰(〇年〇月)

  • 【評価】
  • 固定のお客さまがついてくださり、指名してもらうことも多いです。

面接時

面接時の自己PRでアルバイトによる経験を話すことも可能です。たとえばアルバイトを通して忍耐力が養われた経験や、接客の楽しさを学んだことなどを面接でアピールできます。

面接に不安を感じている就活生は、「面接サポート」を活用ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、面接対策のポイントをわかりやすく説明します。

アルバイト経験を書くときの注意点

アルバイト経験を書くときの注意点

以下のケースに当てはまるときは、アルバイトの経験を履歴書やエントリーシート、職務経歴書を書く際に注意が必要です。

短期のアルバイト歴があるとき

3ヶ月以下などの短いアルバイト歴については、すぐに辞めるイメージがついてしまう可能性があるため記載しないことをオススメします。長所などをアピールするために書く方がよいと思われるときは、辞めた事情を記載することがオススメです。

たとえば、卒論が始まるため、もともと短期の契約だったためなどの理由を記載します。

アルバイト経験が多いとき

アルバイト経験が多いときは、メインのアルバイト経験を記載してから「他〇社」のようにまとめて書くことも可能です。

ただし、あまりにもアルバイトの件数が多いと、飽きっぽいイメージを与えてしまう可能性があります。多くの業種や職場で幅広い経験を積むなど、多くのアルバイトを経験した目的ついても記載しておきましょう。

アルバイト経験・職歴がないとき

既卒・中途採用の場合は、なるべく履歴書に空白の期間がないように仕上げることが必要です。アルバイト経験や職歴が途切れることなくあれば埋められますが、どこにも所属していないときは空白になってしまいます。

不自然な空白を作らないためにも、資格のための勉強や家業の手伝いなどの取り組んでいたことを記載しておきましょう。

就活情報は就活サイトで入手しよう

アルバイトが応募先の仕事内容や求められるスキルに関わるときは、職歴欄に記載でき、就活に役立てられます。また、職歴欄に記載しないときでも、履歴書の自己PRの欄や面接時にアルバイトの経験を役立てることが可能です。

25卒就活サポート」では、早期の内定を目指した25卒の就活生に向けたサポートをご提供しています。ぜひ就活に活用ください。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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