エントリーシートの自己PR|就活で効果的な書き方と例文を紹介

 2024年3月22日

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就活は順調に進んでますか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

実は応募したい企業はあるんですけど、エントリーシートの自己PRで行き詰ってて…。

書類選考を突破するためにも、自己PRになにを書くかは重要ですね。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

どんなアピールをすれば、就活を有利に進められるでしょうか?

このコラムでは、エントリーシート通過の判断基準や、どんなアピールが担当者に刺さるのかを解説します。自己PRでのアピール方法を考える参考にしてください!

キャリアアドバイザー 平崎

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エントリーシートに書く自己PRは応募する企業を意識して考える

エントリーシートに書く自己PRは応募する企業を意識して考える

エントリーシートに自己PRを書く場合、企業が魅力的に思うアピールポイントを意識しながら書くことが大切です。

応募先の企業によって、求める人材やスキルは違います。求められたものとは関係ない部分をアピールしても、魅力的に思われず、企業の目には留まりません。

応募したい企業が決まったら、どのような人材を求めているのかを公式ホームページなどで調べることをオススメします。もし、自分に備わっているスキルが企業の求めるものとは違っていても、必ずつながっている要素があるはずです。

自分のアピールしたい実績やスキルと、企業の求める人材とを関連付けることで、採用されやすい自己PRができあがります。エントリーシートをうまく活用して、自分の魅力が十分に届く自己PRを作成しましょう。

企業が就活生を採用する基準がいまいち分からない人は、キャリチャンの就活支援サービス「再就活サポート」に参加してください。プロのキャリアアドバイザーが自己PRも含め、採用されるエントリーシートを作成するために大切な要素をアドバイスします。

採用担当がエントリーシートの自己PRを見て判断していること

採用担当がエントリーシートの自己PRを見て判断していること

採用担当者がエントリーシートの自己PRを見て判断していることは、大きく分けて以下の通りです。

採用担当は、履歴書とエントリーシートのみで書類選考の可否を決めます。面接に進むためには、文章でどれだけアピールできるかが大切です。担当者が判断基準にしている要素を、あらかじめ把握しておきましょう。

適切な文章で書けているかどうか

エントリーシートに書く自己PRの採用を決める判断基準の1つに、適切な文章力が挙げられます。

エントリーシートの自己PRには本来、アピールできることを書かなくてはいけないため、内容も大事なポイントです。しかし、言葉選びや文章力も採用基準に含まれます。

とくに、新卒採用では、就活生のポテンシャルも注目要素の1つです。ポテンシャルの高さを見極める際には、社会人として仕事をしていくための文章力も求められます。

アピール内容そのものがよくても、文章のまとまりに問題があったり、漢字や言葉が不適切であったりすれば、企業側からはよい評価を得られません。

また、誤字脱字がないかなどの、基本的な部分も見られます。書き損じが多いほど、確認不足を疑われ、やる気のなさを感じさせてしまうのです。採用される確率を高めるためにも、エントリーシートに書く自己PRは、適切な文章を意識しましょう。

企業が求める人材かどうか

採用担当が、エントリーシートの自己PRを見て判断するもう1つの項目は、企業の求めている人材かどうかです。

企業によって、求めているスキルや実績はそれぞれ異なります。エントリーシートに書かれた自己PRを見た際、企業の求める人材ではないと判断されれば、採用しようとは思われません。

応募者が、企業の求める人物像にマッチしている人であるほど採用率は上がります。自分が企業の求める人材に近いことを、いかにエントリーシートの自己PRで表現できるかが大切です。

応募する企業を調べて、どのような人材が求められているか、どうすれば応募先が求めるものに近いアピールができるかを考えましょう。

面接をしたいと思える人物かどうか

採用されやすいエントリーシートの自己PR内容として、面接をしたいと思える人物かどうかも関係します。

採用担当が「書類選考を通過させたい!」と考えるのは、エントリーシートに書かれた自己PRの内容を、もっと詳しく聞きたいと思ったときです。担当者が面接をしたいと思うかどうかは、いかに魅力的に見える自己PRを作成できているかが左右します。

面接では、エントリーシートに書いた自己PRの内容を深掘りされる可能性もあります。面接を意識して、自分が担当者に詳しく聞かれたいと思う内容を、あえてアピールして書くのも1つの方法です。

担当者の興味を引くために、面接したいと思われるようなアピールを書きましょう。

エントリーシートの自己PRが企業の目に留まる書き方とコツ

エントリーシートの自己PRが企業の目に留まる書き方とコツ

書類選考を通過するためには、エントリーシートの自己PRが企業の注目する内容である必要があります。しかし注目されるには、アピール内容をきちんと理解してもらえる書き方をすることが大前提です。

以下に、エントリーシートの自己PRが企業の目に留まる書き方とコツを示します。

書類通過するための書き方を知りたい人は、内容を参考にしてください。

1.アピールポイントはできるだけ1つに絞る

エントリーシートに書く自己PRは、アピールポイントをできるだけ1つに絞るのがオススメです。なかには、少しでも採用に近づきたいと考え、多くのアピールポイントを書いてしまう人もいるかもしれません。

しかし、たくさんのアピールポイントを書いてしまうと、自己PRのまとまりが悪くなり、話の主旨が分散します。結局は担当者にアピールしたいことが伝わりにくく、内容を理解してもらえないこともあるため、注意が必要です。

また、企業によっては文字数を指定しているところもありますし、記入欄の大きさから必然的に文字数が制限される場合もあります。アピールしたい内容をたくさん書くと、文字数を大きく超える可能性があるわけです。

自分の価値をしっかり伝えたいのであれば、アピールポイントは1つに絞った方が分かりやすくなります。採用に近づくコツとして、エントリーシートの自己PRに書くアピールポイントは、企業の求める人材に合うものを選ぶとよいでしょう。

2.絞った強みを深堀りする

エントリーシートの自己PRに書く強みを1つに絞ったあとは、内容をさらに深堀りしましょう。アピールしたい内容を1つに絞ると、文章のまとまりが改善され、担当の目に留まりやすくなります。

企業に注目されるために、採用担当の興味を引くような文面を意識することが大切です。今までに強みが発揮された場面を、実際のエピソードを交えて記載すれば、興味を持って読んでもらえます。

さらに、自分の強みがどのように役立ったかを具体的に記載すれば、アピールしたいポイントが伝わりやすくなるため効果的です。

注意点として、具体的に書きすぎて長くなってしまわないよう心がけてください。指定された文字数内に、興味を持たれる書き方をすれば、採用される確率は上がります。

3.自分の強みが企業にどう貢献するのかを書く

エントリ-シートに記載する自己PRの深堀りまで終えたあとは、応募する企業にどう貢献するかを伝えることが大切です。アピールポイントがどれだけ魅力的なものでも、企業の利益に直結できなければ意味はありません。

具体的には、応募する企業が手掛けている事業を挙げ、自分の強みがどう活かせるのかを記載する方法が挙げられます。

さらに採用率を高めるコツとして、読みやすく、魅力的な文章と言葉選びを意識しましょう。自分のアピールポイントをどのような文章で伝えるかによって、企業からの採用率は変わります。

自分の強みを活かせる企業が見つからない人は、キャリチャンの就活支援サービス「再就活サポート」に参加してください。プロのキャリアアドバイザーが、自分にぴったりな企業を見つけ、選考対策も徹底サポートします。

4.PREP法を意識して組み立てる

エントリーシートに自己PRを書くときは、できるだけPREP法を意識してみましょう。PREP法は、結論から書くことで、最初に話したい内容を伝える書き方です。

PREP法

PREP法を意識すると、企業側に強みの理由を知りたいと思わせることができ、最後まで興味を持ってもらいやすくなります。

【例文】エントリーシートから採用につながるエピソード別自己PR

【例文】エントリーシートから採用につながるエピソード別自己PR

以下ではアピールポイントを裏付けるエピソード別に、自己PRの例文を紹介します。

エントリーシートの自己PRで悩んでいる人は、書き方の参考にしてください。

部活動やサークル

以下の例文は、エントリーシートに書く自己PRを、部活やサークル活動に関連させたものです。学生時代の部活動で大きな結果が出せた人は、出場した大会を記載し、どのような表彰を受けたのかを示すとよいでしょう。

しかし、大会でとくに目立った結果が出せなかったとしても、アピールできるポイントはたくさんあります。例文に、結果以外でアピールできる要素を紹介しているので、参考にしてください。

私の強みは、視点を変えた改善力です。大学時代、私は書道部に所属していました。私のいた大学は運動部が盛んです。文化部はほとんど注目されていませんでした。新入部員もなかなか増えず、部活動存続の危機にまで追い込まれました。

書道部の人気が出る方法を考えていたところ、ある書道パフォーマンスグランプリがテレビで放送されていました。グランプリからヒントを得た私は、学園祭のステージで、書道パフォーマンスの披露を決意します。

当初は、書道に音楽やダンスを取り入れることに戸惑う部員は少なくありませんでした。しかし、全員で一致団結し、本番の学園祭では大成功を収めました。文化祭のパフォーマンスをきっかけに、次年度の新入部員は一気に増え、廃部を免れることに成功したのです。

私はこの強みは、貴社の商品開発部で発揮できると考えています。商品の人気を上げるためのアイデアを、視点を変えて生み出していきます。

上記のように記載すれば、「パフォーマンスに否定的な部員もいたのでは?一致団結させた秘策はなんなのだろう」「未経験のダンスを取り入れたようだが、練習や体力づくりはどのようにしたのだろう」など、採用担当者の興味を引くのに効果的です。

学業・研究

エントリーシートの自己PRに記載する強みとして、学業や研究と関連して書くのも効果的です。学業や研究でのよい結果も、就活にとっては大きなアピールポイントになります。

以下は、受験勉強について記載した例文です。結果だけでなく、合格までの道のりを詳しく記載すれば、より興味を持たれるでしょう。

私の強みは柔軟な対応力です。私は高校1年生のころから成績はまったく伸びず、部活の両立も難しいまま、受験勉強ができていない状態でした。

勉強法も分からず、志望大学を諦めかけていた3年の春、とある行動を思いつきます。それは、SNSを利用して、志望大学に通っている先輩とつながることです。

勉強のしかたを在学生に聞こうと、手当たり次第に先輩のSNSアカウントを探し、メッセージを送りました。

そして、SNSで仲良くなった先輩に、どう勉強すれば大学に受かるかを相談します。使った参考書や部活との両立、やる気を引き出すための方法などを教わり、実際に行動に移しました。

自分に合わない方法にはアレンジを加え、勉強しているうちに成績は一気に上がっていき、晴れて志望大学に合格しました。先輩とは今でも仲良くさせてもらっています。

貴社に就職した際は、物事に柔軟に対応し、解決策を生み出していけたらと思います。

上記の内容では、現状の危機を改善する柔軟な対応力をアピールできます。また、SNSで初対面の先輩と仲良くなったコミュニケーション能力や、助言を実行に移した行動力も自然にアピールできるので一石二鳥です。

先輩と良好な関係が続いている点も、コミュニケーション能力の高さがうかがえます。

学生団体やボランティア活動

エントリーシートに書ける自己PRの1つとして、学生時代に行っていた団体活動やボランティア活動も挙げられます。活動を通して、どのように貢献できたかを記載することで、企業へのアピールにつながるのです。

私の強みは、物事を論理的に考える思考力です。大学生時代、1つの街から完全にゴミをなくすのを目標に、学生ボランティアとして清掃作業を行っていました。

しかし、現実は甘くなく、ゴミをなくすどころか街中すべてを回ることすら難しかったのです。はじめは気合いが入っていたボランティアメンバーも、現実を前に少しずつやる気をなくしていきます。

どうすればよいかを考えた結果、私は違う観点から試行錯誤することに決めたのです。まず、ボランティアメンバーと協力し、街の地図を把握しました。

次にどの経路で行けば最短で回れるか、どう割り振れば効率よく回れるかを話し合い、ルートを決めます。限られた時間のなかで、街中すべての範囲を回る方法を論理的に考え、ゴミ拾いを決行しました。

日々、仲間とともに思考を重ねた結果、普段よりも短い時間で、通常よりずっと多い量のゴミ拾いに成功しました。完全にゴミをなくすのは難しかったのですが、無駄なくすべての範囲を回れるため、現在も当時の方法が受け継がれています。

上記の自己PRは、限られた時間内で仕事を効率よく行えることをアピールできます。例文では、街全体のゴミを完全になくすのが目標だったとありましたが、現実的には高い難易度です。

企業にアピールする際、学生時代の難しい目標は、どれだけ達成に近づけたかを示すよう心がけましょう。上記の例文を手がかりに、企業に少しでも貢献できる要素を見つけてください。

アルバイト

エントリーシートの自己PRに書くアピールポイントは、必ずしも学校に関係しなくてはならないわけではありません。

隙間時間のアルバイトなども、アピールポイントにつながる要素はたくさんあります。アルバイトを通して、どのように貢献できたかを伝えることが大切です。

私の強みは冷静な判断力です。大学生時代、私は歯科助手のアルバイトをしていました。

ある日、子どもの患者が治療中に泣き出して収まらず、治療が進まない状況が続きました。院内は患者さんが多く、院長先生も歯科衛生士も手が回らない状態です。

事態を打開すべく、周囲を見渡したときに目に入ったのが、子どもが持参していたネコのぬいぐるみでした。ぬいぐるみの胸を押すと、笑い声を発する仕組みがあることは、子どもが来院した際に把握済みです。

その仕組みを利用し、子どもの目の前でぬいぐるみから音を出したところ、愉快な笑い声を聞いた子どもは数秒で泣き止みました。私は子どもを泣き止ませる方法として、好みの音を聞かせるとよいと聞いたことがあり、その知識をヒントに行動したのです。

仕事でいかなるトラブルが起こっても、私には冷静に判断できる能力があります。貴社にとっても、私の判断能力は役立つと自負しています。

上記の例文は、忙しいアルバイト先のハプニングにも、冷静に対応できる判断力をアピールできます。

仕事においても、冷静な判断力は大切です。仕事で急なトラブルに見舞われても、冷静な判断で解決に導けるのではと、企業からの期待が膨らむかもしれません。

【例文】エントリーシートに書きたいアピールポイント別自己PR

【例文】エントリーシートに書きたいアピールポイント別自己PR

学生時代、あまり目立った活動をしていない就活生も少なくないでしょう。どうしてもアピールポイントが見つからず、とくに突出した強みがない就活生は、以下のポイントに着目するのも効果的です。

これから、3つの項目をアピールする方法を、例文をもとに解説します。

傾聴力

エントリーシートの自己PRの内容として、傾聴力もよいアピールポイントの1つです。傾聴力の高さが、職場の人間関係にどう影響するのかを以下の例文に示します。

私の強みは、相手が安心して本音を語れる傾聴力です。私は学生の頃、塾講師としてアルバイトをしていました。

しかし、私が通っていたアルバイト先の塾に、明らかに元気のなさそうな生徒がいたのです。

生徒には、なにか悩みごとがあるようでした。誰にも相談できていない様子で、私はなにか力になってあげたいと考えます。

その時に重視したのが、相手が話しやすいと思える雰囲気づくりです。私は生徒に話しかけ、なるべく聞き役に徹し、相手の考えを尊重しながら話を聞きました。

その結果、最初はぎこちなかった生徒が、少しずつ悩みを打ち明けてくれたのです。私が話を聞いたことで冷静さを取り戻し、問題解決のために行動を起こせたと話してくれました。

貴社へ就職した際は、自分の傾聴力を活かし、お客様と信頼関係を築き上げていきたいと考えている所存です。お客様とのコミュニケーションを深めることで、価値のある提案をお届けできると確信しております。

顧客や職場の同僚とのコミュニケーションにおいて、傾聴力は重要なスキルです。業務をスムーズに遂行できるアピールにもなるでしょう。営業職などの仕事では、とくに求められる傾向にあります。

行動力

エントリーシートの自己PRに記載する強みとして、行動力も挙げられます。仕事を進めていく上で、行動力がどのように関係していくかを含めて記載すると効果的です。

私の強みは、恐怖心や不安な心に負けない行動力です。私は、大学時代に留学に行っていました。

しかし、当時の私は考えが甘く、生活するためのアルバイトをどう見つけたらいいかも分からないほどでした。正式な応募のしかたも知らずに迷った結果、飛び込みで気に入ったカフェに行き、働かせてもらえないかと直談判することにしたのです。

結果、店長に人のよさと元気な性格が気に入られ、即日採用が決まりました。英語もあまり話せず、仕事の要領も分からないままでの採用でしたが、少しずつやり方を覚えられたのはアルバイト仲間に支えられたおかげです。

もちろん、断られていたかもしれませんし、採用後にクビになっていた可能性もあります。しかし、不安や恐怖心に潰されずに「今できること」を考え行動する能力は、貴社の新規事業でも活かせる部分だと自負しています。

不安や恐怖心が原因で、行動に移せない人は少なくありません。持ち前の行動力を活かした結果、問題を解決した事実は、就活において大きなアピールポイントです。留学期間中に最後までアルバイトをやり切ったことも、アピールとして役立ちます。

計画力

計画力もまた、エントリーシートの自己PRに書くには効果的な強みです。仕事をするにあたって、計画力は日々の業務を効率よくこなせることにつながります。

私の強みは、目標を実現させるための計画力です。大学生のころ、ゼミで一緒になった友人と、学年末の試験で競争することになりました。

私は、生活費を稼ぐためのアルバイトも並行して行っていたので、勉強に費やす時間が足りませんでした。試験でいい点数を取るために、自分にとって必要なものは時間です。

そこで私は、通勤や帰宅などの手間を考慮し、時間が節約できるアルバイトがないか調べてみました。結果、隙間時間に在宅でできるWebライターという仕事を見つけたのです。

通勤はなく、制服などに着替える必要もないため、十分な時間の節約につながりました。時間が捻出できた分、試験勉強に余裕が生まれます。時間の確保に成功した結果、試験勉強のために十分な対策ができ、競争に勝つことができました。

就職後は、目標達成のためにもっとも大切な要素を考えた上で、状況の改善を繰り返したいと思います。

仕事を効率よく、無駄なく行える要素の1つは、十分な計画力です。上記の例文では、余裕のない状況下を打破できる強みがアピールに直結します。

エントリーシートで選考に落ちてしまう自己PRのNG要素

エントリーシートの自己PRの書き方に失敗し、選考に落ちる人は少なくありません。これから応募をする人は、落ちやすいエントリーシートの特徴をあらかじめ把握しておきましょう。

エントリーシートで選考に落ちてしまう自己PRの特徴は、以下の4つです。

1つずつ具体的に説明します。

指定された文字数で書けていない

エントリーシートで選考に落ちてしまう自己PRの特徴として、指定された文字数で書けていない場合が挙げられます。エントリーシートは、企業側によって指定されたフォーマットがあるため注意が必要です。

前述のように、エントリーシートでは質問ごとに回答の字数を指定する企業もあります。その場合、自己PRは200字から400字くらいの字数を指定される企業が多いです。

大幅に文字数を超えてしまったり、逆に不足しすぎたりなど、指定の字数からかけ離れてしまうのは印象がよくありません。

また字数指定がない場合も、自己PRを書くために用意される枠の大きさは、200字から400字程度の文字数に適しているケースが多いです。

記入欄の大きさに適した字数を超えた長さの自己PRを描こうとすると、文字が小さくなりすぎ、採用担当者が読みにくいです。逆に、適した字数より短い自己PRを書くと記入欄が余り過ぎ、熱意をアピールする気がないように見えます。

いずれにしても、企業から指定された文字数や記入欄の大きさに適した字数の8割から9割程度に収めておくのが適切です。限られた文字数で、より具体的な内容と正確さを心がけましょう。

抽象的で分かりづらい

エントリーシートの自己PR内容が抽象的ではっきりしていない場合、書類選考に落ちる確率が上がってしまいます。

抽象的な表現は、アピールしたい部分が伝わらなかったり、就活生の人柄が分かりづらかったりするため効果的ではありません。

抽象的なアピールとして多いのが、肩書きや実績のみを並べたような書き方です。自己PRでは、企業にどう役立つのか、どのように貢献できるかなどが大切な要素になります。

エントリーシートの自己PRは、会ったことのない担当者に自分のスキルや人柄をアピールするために重要な項目です。文章でアピールするのは難しいですが、具体的な説明を入れて、自分の人柄や働きたい意欲が伝わる自己PRになるよう心がけてください。

アピールポイントが絞れていない

エントリーシートに書く自己PRの的が絞れておらず、話がまとまっていない場合も、選考に落ちる可能性は上がります。

的が絞れていない自己PRになる原因の1つが、アピールポイントを複数書いてしまうことです。エントリーシートの自己PRに強みなどを多く書いてしまうほど、文章のまとまりが悪くなります。

また、アピールポイントを複数書くと、志望企業とは関係ない内容を含んでしまうリスクも懸念されます。エントリーシートの自己PR欄には、文字数の制限もあり、内容を増やすと具体化しづらくなるため気をつけることが大切です。

アピールポイントはできるだけ1つに絞り、内容を深堀りすれば、担当者も読みやすく内容が伝わりやすい文章になるでしょう。

正確な強みなのかを判断できない

エントリーシートで選考に落ちる自己PRの特徴として、正確な強みなのかを判断できないことが挙げられます。信ぴょう性が薄く、自己PRの内容を疑われるのは、書類通過が見送られる原因の1つです。

どんな強みをアピールするにせよ、具体性に欠けている話は本当の内容なのかが分かりづらいため、担当者の目に留まりにくくなってしまいます。自分の強みを実際どのように役に立てたのかなどのエピソードが書かれていない場合は、その強みを持っているという根拠が薄いわけです。

スキルや実績をアピールする際は、取得するまでの過程を、なるべく具体的に書くと納得してもらいやすくなります。

エントリーシートの自己PRに書く強みは、なるべく具体性を出すように意識して、実体験などの情報を取り入れましょう。

キャリチャンでは、質問に答えていくだけで自己PRが作成できるマニュアルを無料で提供しています。ここまでに説明したやり方を意識してもうまく自己PRが欠けない人は、下記のページからダウンロードしてみてください。

エントリーシートの自己PRは選考結果を左右する

エントリーシートに自己PRを書くときは、応募先の企業を意識して考えることが大切です。企業によって、求める人材は異なるため、関連性の低い強みをアピールしても、あまり意味はありません。

また、関係の無さそうな強みしか思い浮かばなかったとしても、必ず企業の求めるアピールポイントは隠れています。自分の強みと、企業の求める人材をどのようにつなげられるかが重要です。

エントリーシートの自己PRは、ほとんどの場合に指定された文字数があります。限られた分量で、自分の強みを存分にアピールしてみてください。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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