Uターン就職の実態と5つのメリットを知って地元で就職!

 2023年3月16日

Uターン就職を検討しているそうですね?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

はい、東京は楽しいし、離れがたいけど、やっぱり地元もいいなぁと迷っています。どっちとも決められずに、困ってしまって……。

なるほど。ではUターン就職のメリットとデメリットを整理してみるのはいかがでしょうか?漠然と悩むよりも、判断しやすいですよ。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

たしかにそうですね。どんなメリット、デメリットがあるのか、教えてくれますか?

わかりました。メリットデメリットだけでなく、Uターン就職がどんな方に向いているかもアドバイスさせていただきますよ。

キャリアプランナー 平崎

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Uターン就職とは

Uターン就職とは

Uターン就職とは、「地方から都会の大学に進学して就職のために再び地元に戻って就活をする」または「都会出身の学生が地方の大学に進学して就職のために地元に戻って就活をする」ことをいいます。 ほとんどのUターン就職は、地方から都会の大学に進学し、就職のために再び地元に戻るパターンです。 どちらのパターンにしろ、生まれた地域と学生時代を過ごした地域が異なり、地元に戻って就職をすれば全てUターン就職ということになります。また、転職の場合もUターン転職と称します。

Uターン就職の5つのメリット

Uターン就職の6つのメリット

Uターン就職にはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

メリット1:地元に戻れる

Uターン就職を選択することで、慣れ親しんだ地元に戻ることができます。 地元に戻れることで家族や友人、親戚がいる慣れた環境で過ごすことによって安らぎを手にすることができるのはUターン就職の最大のメリットだといえます。 慣れ親しんだ町で就職をすることで、ストレスを軽減しながら効率の良い仕事ができるといえるでしょう。

メリット2:満員電車から解放される(都会から地方)

都会から地方へのUターン就職の場合、満員電車から解放されるというメリットが発生します。 都会は人が多い分、電車が非常に混みます。通勤というのは毎日のことですから、そこでストレスを感じてしまうことは日々の大きな負担となります。 住んでいる地域にもよりますが過度な満員電車によって日々ストレスを感じている人は大勢います。 そのため満員電車から解放されたいという目的を持って働く場所を決める人もいます。 地元に帰るという決断をすることで満員電車から解放されることは大きなメリットであるといえます。

Uターン就職では、住んでいない場所で就職先を探すことになるため、どうしても地元企業の最新情報などには疎くなってしまいますよね。キャリチャンの「就活相談会」では、Uターン就職の具体的なやり方や地元企業の最新情報も聞ける就職相談会を開催しているので、ぜひ活用してください。

メリット3:生活費が安くなる(都会から地方)

都会から地方のUターン就職の場合は生活費が安くなることも大きなメリットです。 最も大きなところは家賃です。地域にもよりますが、同じ間取りでも都心と比べると家賃が半額になることもあります。またUターンということで実家に住むことができるのであれば家賃はいらないことになります。 家にお金を入れることになったとしても生活に必要な経費や物を共有することができる経済的メリットは大きくなります。

メリット4:就職に有利に働くことが多い

特に都会から地方へのUターン就職の場合は就活で有利に働くことが多いです。地元の企業はどうしても地元の大学出身者が多くなる傾向があります。 地方企業の中には、社員の出身大学が過度に偏らないようにすることを目指してUターン学生を積極的に採用する企業もあります。 また、Uターン採用を積極的に行っている企業の中には就職活動にかかる交通費を支給するところもあります。

メリット5:Uターン学生の採用枠があることも

企業によってはUターン学生用の採用枠が用意されている場合もあります。 専門性の高い業種や地域への貢献活動の一環として採用枠を取り入れているケースや、企業内の人員の多様性を作るためにUターン学生用の採用枠を設けているケースがあります。 また、Uターン学生を積極的には採用していない場合でも、地元の学生と評価に差をつけない企業が多いです。つまり、Uターン学生だからといってマイナス評価になるという企業はあまりないといえます。 企業によってはUターンであることでプラス評価、悪くても地元の学生と並べて評価するというのは大きなメリットであるといえます。

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Uターン就職の6つのデメリット

Uターン就職の6つのデメリット

比較的メリットが多いUターン就職ではありますが、デメリットも発生します。どのようなデメリットがあるのか確認してみましょう。

デメリット1:移動に手間が掛かる

最も大きなデメリットは移動にかかる時間とお金の損失です。 Uターン先が遠ければ遠い分だけコストが大きくなります。飛行機が必要になるほど距離が離れていれば1回往復するだけで約3万円はかかるでしょう。 また、人によっては移動費だけでなく宿泊費がかかる可能性もあります。Uターンなので実家に宿泊できるという学生はその分コストを抑えることができますが、今住んでいる場所で就職活動をする場合と比べると、Uターン就活は多くの出費がかかります。 また、Uターンで選考を受けたい企業が複数になれば何度も往復する必要が生まれ、その度出費が増えていきます。さらに、一般的には説明会参加から内定が決まるまでに4〜5回の選考フロー(一次面接や二次面接など)がありますので、その度に往復する必要があるのか滞在するのかを適切に考える必要があります。

デメリット2:採用人数が少ない(都会から地方)

都会から地方へのUターン就職の場合、人口の少なさから採用口が少なくなる可能性があります。 人口が少なければ企業も少ないといえます。更に企業が少なければ採用人数も少ないというジレンマが発生してしまうのです。 就活が有利に働くことが多いUターン就職ですが、地域によっては少ない採用人数の中から選んでもらえるように工夫をする必要があります。

デメリット3:情報収集が難しい

Uターン就職を行う際、今住んでいるところで就職活動をする場合と比べて情報収集が難しいというデメリットが発生してしまいます。 現地に行くことが難しいためインターネットを使った情報収集を行うか、家族や地元の友人から情報を貰うという手段を取らなければなりません。 インターネットだけの情報では満足に企業選びができない可能性が生まれます。また、学業との両立を考えるとインターンなどの参加も厳しい可能性があるため、実際の企業の雰囲気を見たり、業務内容を理解することが難しくなります。

デメリット4:詳細なスケジュール組みが難しい

Uターン就活の場合、1社の説明会や面接のためだけに帰省するよりも、1度の帰省時に3社の説明会や面接を入れたほうが時間と交通費を有効に使えます。しかし、企業側にも都合があるため、上手く1日に複数のスケジュールを詰め込むのは難しいものです。 また、Uターン就活と都心での就活を両立しようと考えている人の場合は、説明会や選考日程の被りが出てきてしまう可能性もあります。 大学の授業もある人の場合は、さらにスケジュール組みが難しくなります。

デメリット5:収入が低くなる(都会から地方)

地方(地元)で就職をした際、都会での収入と比べると給料が低くなる可能性があります。 一般的には、地方の方が都会に比べて基本給が低くなるケースがほとんどです。地方はその分、物価や家賃などが安い傾向がありますが、給料が多くほしいと思っている人にとっては、大きなデメリットになるといえるでしょう。 しかし、外資系の企業の中には就労場所ではなく、業務内容で給与を決めている企業もあります。地方だからといって収入が少ないのは嫌だという学生にとっては外資系企業のように、収入に差が出ないようにしている企業を目指すと良いかも知れません。 収入に差がないUターン就職を目指す場合には地元の企業の給与状況を見極める必要があります。

デメリット6:車が必要になることも(都会から地方)

都会から地方へ就職をした際、都会での生活には必要がなかった車が、地元に帰って生活するには必須になることもあります。 電車やバスなど交通の便が整っていない地域の場合は、車は1家に1台ではなく、1人1台が基本のところもあります。1人1台が求められる地域の場合だと車の購入費、月々の保険料は大きな支出となります。 したがって、地方は家賃や物価が安くても、車の支出によって総支出が都会よりも多くなってしまうことも考えられます。 経費が安くなるからという理由でUターン就職を考えている学生は、「本当に安く済むようになるのか」を考える必要があります。

利用者の声

Uターン就職に向いている人

Uターン就職に向いている人

Uターン就職に向いている人をご紹介します。

地元愛が強い人

地元愛が強い人はUターン就職に向いています。また、Uターン就職を考える時点で地元愛は大きいといえるでしょう。 今の場所から親しみのある地元に帰ることができるというのは何よりも大きな点であるといえます。 また、人生の意味、生きる意味という壮大な観点から見ても地元に帰ることで地域貢献ができるというのは大きな支えになります。

愛着のある地元で就職すれば、働き手として地域を支えることができるでしょう。「就活相談会」では企業がどういった形で地域貢献しているかについても分かりますよ。実際にUターン就職をした先輩たちのコメントなども見たり聞いたりできるので、ぜひ参加してください!

地元に希望の職種がある人

地元だからという理由ではなく希望職種・やりたい仕事が地元にあるからUターン就職を選ぶという人も向いているといえます。 Uターン学生であるにも関わらず志望動機が職種や業務内容に惹かれているというのは面接官に大きな印象を残すことができます。 Uターン就職を目指す学生の志望動機で「地元で働きたい」と発言する人がいますが、この発言は志望動機として弱いです。 Uターン学生が特別に地元で働きたいというわけではないのです。地元の大学を卒業し、地元の企業への就職を目指している学生も「地元で働きたい」のです。 そのため、他の学生と同じ志望動機を述べても面接官を納得させる力はありません。

実家に帰る必要がある人

実家に帰る必要がある人もUターン就職に向いているといえます。向いているという表現は不適切かも知れませんが、Uターン就職が必要な学生であるといえます。人にはそれぞれ事情があり、就職活動をしている学生の中には実家や地元に帰る必要がある人もいるでしょう。 ただし、いざ面接の場で志望動機を聞かれた時に「実家に帰る必要があるからです」と伝えてしまってはその企業に採用されることは難しくなります。 なぜなら、実家に帰る必要があることとその企業に就職したいと思うことは別のことだからです。 地元に帰る必要がある学生は地元にある複数の企業の中からどのような理由で志望企業を選んだのか、就業の際に求めているものは何なのかを明確にしておく必要があります。

おわりに

Uターン就職はIターン就職と比較するとやや難易度が低くなります。地元ということで出費を抑えることが可能で、家族や地元の友人により援助があることが理由のようです。また企業によってはUターン採用枠を用意しているところがあるのも大きなポイントです。 しかし、戻る先が地元だからといっても数年都会で暮らせば生活にも慣れるものですから、戻る地方に適応できるのかを考えることが必要です。 せっかくUターン就職を果たしたものの生活環境に馴染むことができず、退職して学生生活を送った地に逆戻りするケースは結構多く見られます。 それでもUターン就職を成し遂げるという決意がある学生は自己分析をし、どうしても戻りたいと思っている根拠を言葉にする練習をしましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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