Iターン・Uターン就活のメリット・デメリットを徹底解説!

 2023年8月31日

どこの地域をメインに就活するか決まりましたか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

いま住んでる場所とは違うところで働きたくて、Iターン就職を考えてるんですが、難しいですかね?

大丈夫。大学で上京した人が地方で就職するUターン就職や、都会育ちの人が地方で就職するIターン就職は例年、一定数いますよ。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

そうなんだ。でも地方での就活は企業数の少なさや就活費用が気になっちゃって……。

たしかに、Iターン・Uターン就職のメリットやデメリットを把握できないと決断しにくいですよね。このコラムではIターン・Uターン就職のメリットデメリットや成功のカギについて解説しますので、就活の参考にしてください。

キャリアプランナー 岡田

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遠距離就活を目指す!Uターン・Iターン就活のメリット

遠距離就活を目指す!U・Iターン就活のメリットを紹介

「地元で仕事したい!」「都内は疲れた、地方で就職する!」このように地元に帰って就職を目指すことを「Uターン就活」、出身地以外で就職(主に都会を離れ地方で就職を指す)を目指すことを「Iターン就活」と言います。

慣れ親しんだ町や都会とは違う穏やかな雰囲気の中で仕事をすることにはたくさんのメリットがあります。U・Iターン就活を目指す人だけが得られるメリットを確認しましょう。

満員電車から解放される

都会を離れ、地方や田舎に就職することで満員電車に乗らなくて済みます。田舎や地方は都心部に比べ人口が少ないだけでなく、車をメインで使うことが多いため、電車を利用する人が少ないです。

毎日使う交通手段である電車が快適であれば、ストレスを抱えることなく仕事ができるでしょう。

自然に囲まれながら生活できる

地方、田舎の1番の魅力と言えばやはり自然でしょう。都心部は「ビルが立ち並んだところ」というイメージがあり、どうしても堅苦しい印象を持ってしまいます。

自然豊かな田舎にいけば、そんな堅苦しい気持ちから解放され、のびのびと生活ができるでしょう。

都会的で便利な生活ができる(Iターン)

都会というと東京や大阪などを思い浮かべがちですが、地方にも発展している便利な都市は存在します。しかも地方の主要都市は東京などと比べるとはるかに家賃が安いため、通勤に1時間以上かかる東京郊外に住むのと同じ家賃を払うと、地方都市の真ん中に住めるかもしれません。

そのため地方の主要都市に就職をすれば、家賃の高さから郊外に住まざるを得ない東京などより、かえって不自由の少ない生活を送れることもあります。

家族や友人にすぐ会える(Uターン)

Uターン就活に限るメリットですが、地元に戻って就職することで、家族や友人にすぐ会えるようになります。家族や友人が近くにいることは安心感にも繋がります。

慣れ親しんだ町で付き合いの長い友人や家族の近くで仕事ができれば、ストレスも少なく生活できます。

物価、家賃が安い

就職する地域にもよりますが、地方や田舎は物価や家賃が都心部よりも安いことがほとんどです。とくに家賃は毎月支払うお金となるため、金額にはこだわりも持つ人も多いでしょう。

場所によっては東京と同じ家賃を払うと、倍以上の広さの家に住めることも珍しくないです。物価や光熱費も都心部より安ければ、金銭面的に余裕を持つことができ、心にも余裕を持つことができるかもしれません。

ゆとりのある生活ができる

地方や田舎は自然豊かで物価も安く、子育てに適した環境が多いです。そのため、ストレスを抱えることが少なく、ゆとりのある生活ができるでしょう。

仕事をしていれば必ずストレスを抱えます。そんな時に“周りの環境”によってストレスを軽減できることはとても大きなメリットだと言えるでしょう。

とはいえ、初めての就活の上に、Uターン・Iターン就職ってわからないことだらけですよね。

キャリチャンでは、全国どこにいてもオンラインであなたの就活をプロがサポートする「Web面談サービス」を用意しています。少しでも不安がある人は、ぜひ参加してください!

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Uターン・Iターン就活5つのデメリットと対処法

事前に知っておきたい5つのデメリットと対処法

堅苦しい都会の雰囲気から離れ、慣れ親しんだ町や田舎での就職には多くのメリットが発生しますが、同時にデメリットも発生します。

U・Iターン就活のデメリットは、就職後だけでなく、就活を行う時点でも関係してくるものです。そのため、安易な気持ちで「地元で就職する」「田舎で仕事したい」では成功させることは難しいでしょう。

事前に起きるデメリットや対処法を把握しておくことはU・Iターン就活成功のカギとなります。必ずチェックし、就活を成功させましょう!

交通面や生活面で不便を感じる事もある

都会で生まれ育った人や、都会で大学生活を過ごしてきた人が田舎や地元に戻ることで、交通面での不便さを感じる可能性があります。

田舎や地方では車を主要として利用する人が多く、そもそも電車の本数自体が少ないことがほとんどです。また、娯楽施設や商業施設も都会に比べると少なくなるため、物足りなさや不便さを感じる場合があります。

【対処法】

満員電車や人混みから解放されたいがためにU・Iターン就活を目指す人にとってはデメリットにはならないでしょう。また、物足りなさや不便さを感じてでもやりたい仕事、入社したい企業があるのなら、問題ないと思います。

しかし、今の生活よりも物足りなさや不便さを感じるのが嫌な場合は地方や田舎への就職は向かない可能性があります。就職先を考え直しましょう。

環境に慣れない場合がある(Iターン)

Iターン就活を目指す人に起こりうるデメリットです。Iターン就活で生まれ育った地を離れれば、周りにはほとんど知り合いがいない状態となります。仕事仲間はいるかもしれませんが、休みの日にまで職場の人に会うのは気が引ける人もいるでしょう。

また、1から人付き合いもしなくてはならないため、これをストレスと感じてしまう人も多くいると思います。環境や人間関係にストレスを感じると、仕事への支障が出てしまうでしょう。

【対処法】

「心機一転、環境を変えて仕事したい!」とIターン就活を目指す場合、苦にならない環境かどうかを前もって考える必要があります。

周りに知り合いがいなくてもやっていけるのか、ストレスはどのように解消するのか、実家や知人にすぐに会いに行ける距離なのかなどを考えることが大切です。

給料が低い可能性がある

就職する地域や業種、企業によって異なりますが、田舎や地方で就職をすると都心部に比べ給料が低い可能性があります。

実際に、賃金構造基本統計調査(2017年発表)の年収ランキングによれば、「47位 青森県」「46位 宮崎県」「45位 沖縄県」と地方がランクインされています。

いくら物価や家賃が安くても、かかるお金は人それぞれ異なります。もしかしたら低い給料を理由に、趣味などを継続できなくなる可能性もあるでしょう。

【対処法】

自分が就職する地域の平均年収や企業の給料に不満がないか、生活できるのかなどを事前に考えましょう。お金は生活をする上で必須です。「ただ田舎で仕事したい」だけでは生活できません。

もし、金額に不満があるのなら年収が高い地域や企業を選択してください。「どうしてもここで仕事したい!」という場合は、低い給料でも仕方ないと割り切りましょう。

交通費など金銭面の負担や時間管理が難しい

就職後だけでなく、就活中にもデメリットが発生します。大きなデメリットとして、交通費の負担や移動時間、離れた場所によるスケジュール管理の難しさなどが挙げられます。交通費は近辺で就職を目指すよりも確実に負担が大きくなります。

もし移動に飛行機を使えば交通費だけでなく、移動する時間もその分かかるでしょう。また、時間管理の難しさから面接の調整が難しく、さらに短期間で面接を行う場合などは宿泊するのか、一回帰るのかなどのスケジュールの管理も必要となります。これらの負担もU・Iターン就活を行う際は把握しておかなくてはなりません。

【対処法】

交通費はできるだけ安いルート(交通機関)を使うようにしましょう。「楽だから」という理由だけで新幹線などを使うと、金額がかさみ、のちに大きな負担となります。

また、就職を目指す地域にいくつか候補の企業がある場合は、一度に面接を行いましょう。行ったり来たりは交通費の無駄になります。Uターン就活の場合は実家に泊まれば宿泊費も節約できます。

U・Iターン就活で最も難しいのがスケジュール管理です。移動にかかる時間や簡単に企業に出向けないことから、企業と自分とのスケジュールが合わないことが多々あります。企業とすれ違う前に事前に自分の中でスケジュールを把握し、移動や宿泊などを考えた上で面接の設定を行いましょう。

また、並行して近辺との面接を行う場合も時間の管理をしっかり考えましょう。遅延や交通機関の乱れなどを考えた上で、余裕を持ったスケジュール管理を行うのがポイントです。

情報収集や企業を探すのが難しい

U・Iターン就活は情報収集をするのが難しく、また企業を探すことも困難というデメリットがあります。通常の就活はまずインターネットから情報を集め、さらに自分の目で企業を確認するために説明会やインターンシップなどに参加するのが一般的です。

しかし、U・Iターン就活では企業へ簡単に足を運ぶことやインターンシップに参加することは困難です。また、大学などに来る求人情報もほとんどが近辺での企業です。さらに自分が就職したい地域での合同説明会にも簡単に参加することは難しいでしょう。

【対処法】

U・Iターン就活は簡単に企業へ出向けないという最大のデメリットをどう改善するかがポイントです。情報収集のメインはインターネットです。

インターネットをどう活用するのか、数少ない地方企業はどう探せばいいのかをしっかりと考えた上で、早め早めの行動が大切です。

利用者の声

Uターン・Iターン就活成功のカギは情報収集と企業探し!

U・Iターン就活成功のカギは情報収集と企業探し!

デメリットにもあったように、U・Iターン就活は情報収集や企業探しの難しさがネックとなります。しかし、これらのデメリットをしっかり攻略すれば、U・Iターン就活は成功させることが可能です。

合同説明会やインターンシップの参加が難しいU・Iターン就活では、どのように情報を集め、どのように企業を探せばよいのか、それぞれのポイントを解説します。

U・Iターン就活に特化したサイトを活用しよう

U・Iターン就活を行う際は、U・Iターン就活に特化したサイトを使いましょう。大手就活ナビサイトにU・Iターン就活専用のカテゴリーがあったり、U・Iターン就活専門のサイトなどがあります。さらに地域に特化したサイトなども近年増えています。

U・Iターン就活に特化したサイトでは求人情報はもちろん、U・Iターンならではのやり方や情報、今住んでいる地で開催される合同説明会の情報などが記載されています。

そこから、自分の興味のある地域や企業を絞れば、効率よく情報を集めることができ、インターネットからだけでも必要な情報を十分に集めることができるでしょう。

とはいえ、いきなり合同説明会に行くのは少し勇気がいるものです。そんなときは、家にいながらプロのキャリアアドバイザーに相談できる「Web面談サービス」」がオススメです!効率よく就活したい人はぜひ活用してください!

企業を探す時はエージェント活用がマスト!

企業を探す際に最もオススメなのがエージェントです。エージェントとは、面接練習やESの添削、企業情報を教えてくれる就活のプロです。そんな就活のプロに頼ることで、U・Iターン就活を成功させることができるのです。

エージェントは近辺だけでなく、地方企業の情報を教えてくれます。中には地方の方が強いエージェントもいます。

地方は都心部よりも求人募集をしている企業数が少ないのが現状です。そのため、企業自体を探すことが難しく、さらに自分に合った企業となればそう簡単には見つからないでしょう。

しかし、エージェントなら地方の企業情報を持っているだけでなく、あなたを客観的に評価した上で、あなたに合った企業を紹介してくれます。そのため、入社後のミスマッチなどを防ぐことができ、就職後も有意義な時間を過ごすことができるでしょう。

どの就活エージェントに頼ればいいかわからに人は、下記のコラムも参考にしてください。

Uターン・Iターン就活を目指すなら

地元に戻って就職、出身地を離れて就職など、就活を行っている学生の中には様々な選択があり、それぞれにメリットがたくさんあります。

その反面、U・Iターン就活ならではのデメリットも多く存在します。これらのデメリットはU・Iターン就活を行う前に把握し、対処することで負担を軽減させることができます。

また、U・Iターン就活ならではの大きな悩み「企業が見つけにくい」にはとくに早いうちから対策を練りましょう。自分だけでは企業を探すのに限界があるため、早いうちにエージェントに頼り、U・Iターン就活を行えばより自分に合った優良企業に出会えるでしょう。

就活は1人でするのはとても大変です。時間やお金の負担がかかるU・Iターン就活はとくに大変です。頼れる他人にはとことん頼り、就活を成功させましょう!

就活相談会に参加しよう!

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キャリチャンでは、キャリアカウンセラーとの個別面談を通し、就活生一人ひとりのお悩みを解決する就活相談会を開催しています。累計25,000人を超える就活生の不安や悩みに向き合ってきました。

就活相談会は就活生向けの支援サービスとして運営されているため、利用にあたって就活生のみなさんに費用が掛かることはございません。完全無料でご参加いただけます。また、申込み後にメールやお電話による執拗なご連絡もございませんのでご安心ください。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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