【24卒必見】挽回可能!就活失敗から成功へと大逆転する秘訣をプロが伝授
2023年4月7日
この時期になると「就活に失敗した」と嘆く学生が多くなりますが、あなたの就活状況はいかがですか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
大失敗です!第一志望はもちろん、最終面接にもたどり着けないまま全落ちして、持ち駒がなくなりました。精神的にきついし、将来のことが不安でたまりません。過去に戻って何もかもやり直せたらいいのに。
なるほど。それは残念でしたね。
でも、大丈夫ですよ。就活のスタート時に戻ることはできませんが、失敗とどう向き合うかで今後の就活で残せる結果は変わってきます。“就活失敗から成功へと大逆転する秘訣”を教えますので、このコラムを読んで今後の就活に役立ててください。
キャリアプランナー 平崎
就活に失敗してしまう原因とは?
準備を万全に行い、しっかりと就活に時間を充ててきたにも関わらず、なぜ就活に失敗してしまったのでしょうか。
そんな就活に失敗してしまったのには大きく分けて4つの原因が考えられます。まずはどのような原因から就活に失敗してしまったのかを確認しましょう。
業界や職種を絞りすぎている
就活に失敗してしまう原因として「業界や職種を絞りすぎている」ことが挙げられます。たしかに限られた時間で効率よく就活をしていくためにはある程度、業界や職種を絞ることは大切です。
しかし、あまりにも絞りすぎてしまうと選択肢自体が狭まってしまうため必然的に持ち駒も少なくなり、失敗してしまうリスクも高まってしまうのです。
また、業界や職種の絞りすぎは自分の可能性を狭める行為でもあります。また、そもそもその選択していた業種や職種が自分に合っているとも限りません。
就活は様々な可能性から自分に合う業界や職種、企業を見つけていくことが大切なので、「この業界で働きたい」という理由だけで可能性を狭めてしまうと、のちのち「思っていたのと違う」とギャップを感じてしまう可能性があります。このようなギャップは企業とのミスマッチ、そして早期退社へとつながりかねません。
このように、選択の狭さは就活失敗へとつながる要因です。イメージだけで業界を選んでいる人、できることではなく、やりたいと思うものだけを選んでいる人は今一度、自分の選んでいる業界や職種を見直してみましょう。
自分に合う業界が分からない人はキャリチャンの「就活相談サポート」を利用してください。プロのキャリアアドバイザーが、あなたに合った業界・企業を紹介します!
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自分・業界・企業のことを理解できていない
自己分析、業界・企業研究不足によって就活が失敗している可能性があります。
自己分析が不十分だと、「自分」のことを理解していないことになるため、何がやりたいのか、どんなことが自分にできるのかがわかっておらず、曖昧なまま間違った選択をしている可能性があります。さらに、自分の強みもわかっていないため、自分を満足にアピールしきれておらず、自分で自分のチャンスをつぶしてしまっているのです。
さらに、業界や企業研究が不足していると満足に他社比較ができていないことになるため、抽象的な志望動機しか作ることができません。また、求めている人物像なども理解していないことになるため、自分との相性も図ることができず、結果として「失敗」へとつながるのです。
つまり、就活をするうえでは「自分」「企業」「業界」の全てを理解していないといけないのです。どれか一つだけでも不十分だと、自分のアピールの仕方を間違える、企業選びに失敗するなどといった失敗につながります。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
【就活対策資料】
業界説明&動向まとめ
将来のキャリアビジョンが明確になっていない
自分の将来のキャリアビジョンが明確になっていないことも失敗へとつながる原因です。
また、将来のキャリアビジョンが明確じゃないということは、「目標」も曖昧ということになり、自分が目指す方向性もわからないことになるため、自分のキャリアプランを実現させるための企業がどこだかわからない状態となり、就活に失敗してしまうのです。
就活に限らず何をするのにも「目標」を定め、その目標を達成するための計画を立てる必要があります。
「将来どうなりたいのかよくわからない」「行き当たりばったりで就活をしている」という人は、今一度、自分の将来のキャリアビジョンを見つめ直してみましょう。
「プライドの高さ」が邪魔をしている場合も
就活に失敗する人の特徴として「プライドの高さ」が挙げられます。これはプライドが高く、聞き耳を持てないことから失敗につながっているということです。
とくに多い例として、キャリアカウンセラーや大学の教授がその人に合った業界などを提示したにも関わらず、自ら選んだ選択を変える気がないということです。
これまでにもお話ししたように、就活は様々な角度から自分に合うものを見つけていくことが大切です。ましてキャリアカウンセラーは就活に関するプロですので、必ずあなたの手助けとなるアドバイスをしてくれているはずです。
それなのにアドバイスも聞かず、自分の意志だけを尊重してしまっては自分の可能性をつぶしていることになるので、非常にもったいないのです。
もちろん、自分の意思を貫くことはとても大切ですが、プライドの高さは、固定概念にとらわれてしまったり、失敗に弱い傾向がありますので、たまにはプライドを捨て、人の意見に聞き耳を立てることも大切です。
就活による失敗をそのままにしておくとどうなるのか
就活に失敗することで、「これからどうすればいいのかわからない」と自暴自棄になってしまい気持ちもわかりますが、そのままでは当然、就活はうまくいきません。
では具体的に就活の失敗をそのままにしておくとどうなってしまうのか。確認していきましょう。
全てがうまくいかなくなり、負の連鎖へと陥る
就活が失敗することでやる気をなくし、全てうまくいかなくなり、負の連鎖へと陥ります。就活に失敗してしまうよくあるケースをもとに負のサイクルを見てみましょう。
就活に失敗してしまう人の多くは上記のようなサイクルを繰り返している傾向があります。失敗の原因は目に見えているにも関わらず、失敗をそのままにしていれば負の連鎖は繰り返されるのです。
そして当然、負の連鎖を打破しなければ就活が成功することはありません。また、この負の連鎖を繰り返せば繰り返すほど、自信をなくしますし、余計にやる気をなくすことになり、結果として「就活を放棄」してしまう可能性があります。
就活を放棄すれば就職することはできなくなるので、負の連鎖に陥る前にしっかりと対策をしましょう。
「就職」以外の選択をすることになる
就活をやめてしまえば当然、就職以外の選択をすることになります。具体的にどのような選択があるのか、それぞれのメリット・デメリットともに確認していきましょう。
- メリット:仕事や時間を自由に選ぶことができる。休みを自分で設定することができるので、予定などが組みやすい。
- デメリット:安定した収入を得られない。またボーナスなどがないことがほとんどのため、生涯年収が正社員の約3分の1。雇用も安定しない。また、正社員として働きたいと思ったときに「なぜ新卒の時に正社員として働かなかったの?」と聞かれるし、落ちる確率も高い。
【フリーター】
- メリット:学びたいことが明確にあり、仕事に活かす場合であれば就職がしやすく、給料が高い場合もある。また「新卒」として就活をすることができる。知識や経験を積めるので、チャンレジや選択の幅が広がる。
- デメリット:進学・留学どちらをするにしろ膨大なお金がかかる。学びたいことが明確でそれを仕事にできればよいが、それを仕事にしない場合に「なぜその道に進まなかったのか」と、細かく聞かれる場合がある。また、進学・留学している分、高い専門性などを期待される可能性あります。
【進学・留学】
- メリット:自己分析や企業研究などしっかりと時間をかけて就活に注力できる。もともと就活をしていたなら、就活に関する知識も豊富な状態で就活に臨むことができる。
- デメリット:最大のメリットは「新卒」でなくなること。「新卒」しか募集していない企業もあるため、企業数が少なく、選択肢が狭まる。また、就活や生活費の維持などでお金がかかるし、精神的にもつらい。
【就職浪人】
- メリット:自分の好きな仕事ができる。自分のやりたいこと、時間を自由に選択でき、軌道に乗れば高収入も夢じゃありません。また、将来的に人を雇うようになれば、自分で人材を選択できるので、人間関係のストレスも少ないでしょう。
- デメリット:起業するにしろ、フリーランスを目指すにしろ、スキルと知識、また人脈がないと安定した収入を得ることはできません。そもそも社会経験がない学生が起業・フリーランスを目指すのは厳しいのです。
【起業・フリーランス】
- メリット:自分の好きなように時間を使える。
- デメリット:お金の収入がないため、生活ができない。親がお金を工面してくれるかもしれないが、これは甘え。人として成長もできないし、社会的な信用も得られません。そしてニートは、とにかく孤独です。
【ニート】
進学や留学は別として、そのほかの選択は「新卒」という肩書がなくなってしまうので、あまりオススメできる選択だとはいえません。
最近ではだいぶ新卒にこだわる企業が減ってきたものの、大手企業をはじめ、まだまだ新卒にこだわる企業が多いことから、「新卒じゃないと就活で不利になる」という噂はあながち間違っていません。
ですので、「新卒」という肩書を使える“今”就活しましょう。そのためにも失敗をそのままにせず、しっかりと失敗と向き合い、解決し、就活を成功させましょう。
自分一人で挽回する自信のない人には、プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンで就活のやり直しをお手伝いする「出遅れ就活サポート」というイベントもあるので、ぜひ活用してください。
挽回可能!失敗から成功へと大逆転する秘訣
前項より、就活の失敗をそのままにしておくといいことは何もありません。就活だけでなく、これからの人生も先行きが不安となりますので、しっかりと解決しましょう。
また、就活に失敗したからといって終わりではありません。まだまだこれからいくらでも巻き返せます!そんな失敗から成功へと大逆転するための秘訣、解説していきます。
なぜ失敗したのかの敗因を明確にする
まずは、なぜ就活に失敗したのかの敗因を明確にします。そこで大切なのが「失敗を認める」ことです。就活に限らず、どんなことに対しても、失敗したことをしっかりと認めないと、失敗した敗因を明確にすることはできません。
失敗を認めることは今までの自分を否定するような気がして嫌だと思うかもしれませんが、そのまま自分の非を認めない限り、就活は成功することはできないので失敗を認めるように努力しましょう。
そして、その敗因に対して自身がどういった意図でその行動に至ったのかを理解し、良かった点、悪かった点を洗い出します。良い点は継続し、悪い点は改善していけば、必ず良い結果を残せるようになります。失敗は同じことを繰り返さないことが大切なので、必ずこの「失敗の敗因」を明確にしてください。
また、もし失敗の敗因が見つけられない場合は、今までの人生を振り返り、挫折経験や失敗した出来事などをノートなどに書き出してみましょう。そうすれば自分がどんなことをきっかけに失敗しているのか、どんなことが苦手なのかといった「失敗するに至るまでの共通のきっかけ」を見つけることができるため、就活の失敗の敗因も見つけやすくなります。
業界や自分の中での条件を広げる
敗因を明確にしたら次に、業界や自分の中での条件を広げてみましょう。就活に失敗してしまう多くの原因として「自分に合った企業や業界が選べていない」ことが挙げられるので、まずは自己分析から自分の性格や強みを理解し、自分に合った業界・企業探しをしていきましょう。
今までは興味のある業界ばかりを見ていた人は、全く興味のない業界を見てみましょう。また、広く業界を見ていた人は、業界をある程度絞り、それぞれの業界を深堀してみましょう。
また、会社説明会などに参加すれば、一度に多くの業界や企業に触れることができますし、エントリーなどもその場からできるので、就活の手を止めることなく、失敗と向き合っていくことができます。
繰り返しになりますが、就活では視野を広げることが非常に大切です。「自分にはこれが合っている」というイメージだけで選択しても、それが必ずしも合っているとは限りません。そのまま間違った選択をしていれば、たとえ入社できても早期退社へとつながりかねないのです。
ですので、広い視野から自分に合ったものを探すようにしましょう。「やりたいこと」ではなく「自分にできること」という観点でいることがポイントです。
自分の目指すべき目標を立て直す
広い視野から自分の中で条件を広げたら次に、自分が目指すべき目標を立て直します。業界や企業が自分に合っているかどうかも重要ですが、そもそも自分が目指す方向性自体が自分と合っていなければ就活が成功するはずもないので、しっかりと見直しをしていきましょう。
まずは、今までに目標としていたものに対し、なぜ目標を達成させることができなかったのかを考えてみてください。「目標」がダメだったのか、それとも「目標を目指すまでの過程」がダメだったのかを明確にすることで、見直すべきポイントがどこなのかが見えてきます。
先ほど自分の中で条件を広げているはずなので、選択肢が多い分、軸にブレがでやすいので、ブレがないようにしっかりと見極めていきましょう。
目標を立て直したらその目標を達成するためにはどうすればいいのかを考えながら、計画的に行動していきます。
最終兵器は「就活エージェント」
就活に失敗人にぜひとも頼ってほしいのが「就活エージェント」です。就活エージェントは今まで就活に失敗した学生をたくさん助けてきているため、様々な状況に合わせて適切な対処をしてくれます。
また、就活全般のサポートを行ってくれるため、とても心強いですし、就活エージェントの利用は就活成功までの近道だといえます。
キャリチャンでも、「就活に失敗して焦ってる」「早く挽回したい」そんな人たちのためのイベント「スピード内定サポート」を開催しています。
一人一人の事情を把握し、あなたに合ったやり方で”楽”に内定獲得を狙うためのサポートをしていきます。辛い就活だからこそ”楽”という選択を選ぶのも戦略の1つです。ぜひキャリチャンにお手伝いさせてください!
おわりに
就活に失敗してしまう原因は様々ですが、そんな失敗をしたとしても必ず失敗と向き合い、改善していくようにする必要があります。
失敗から挫折してしまい、そのまま就活をしたくない気持ちもわかりますが、就活は今後の人生を左右する大切な行事です。自分の今後の人生を有意義なものにするためにも、しっかりと失敗を受け入れ、前向きにとらえていきましょう。
就活の失敗はちゃんと改善すれば成功へと逆転できます。自分の失敗の敗因を明確にし、視野を広げ、ときには就活エージェントをなどに頼り、失敗を取り戻していきましょう。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。