大学4年なのにいまだ内定なし…。そんな状況を覆し、内定を獲得する方法

 2022年3月24日

内定は獲得するスピードの早さではないものの、内定式を終えたこの時期になるとさすがに内定がない状況に焦りを感じますよね。

もう大学4年生だし、時間も限られていますから内定がないと焦りを感じるのは当然でしょうし、内定獲得のために対策のし直しをしなくてはと考えていることだと思います。

では実際大学4年生として残された時間が少ない今、どうすれば無事に内定を獲得することができるのでしょうか。

今回キャリチャンではそんな、大学4年生なのにいまだに内定なしの人のための対策法をご紹介しています。大学4年生の今の時期に内定がない状況のまずさや、内定がない原因、そして内定を獲得する方法などを紹介していきます。

大学生でいる間に内定を獲得しましょう!

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大学4年で内定なしの厳しさと覚悟すべきこと

大学4年で内定なしの厳しさと覚悟すべきこと

早い人では大学3年生のうちから内定を持っていますし、早期化の影響から4年生になってすぐ内定を獲得している人も多くいました。そんな中でいまだに内定がないという状況は正直“厳しい”といえます。

特に10月以降に内定なしはかなり厳しい状況だといえるでしょう。なぜなら10月には内定式が行われるため、たいていの企業は10月までの間に採用活動終えるからです。そのため、これからの就活はより厳しくなることを覚悟しておかなくてはなりません。

では大学4年生で内定なしの状況における就活の厳しさは何なのでしょうか。ここではそんな大学4年生で内定なしの厳しさと覚悟すべきことについて解説していきます。

企業数が少なく、業種の偏りがあることを覚悟する

10月を超えると企業数はグッと減ることだけでなく、残る企業の業界や業種に偏りがあることも覚悟しなくてはなりません。10月以降も採用活動を行う企業にはそれぞれ理由がありますが、多くは「予定採用人数に達していない」という理由から活動しています。

人気のある業界や業種は10月までにきちんと人材を確保できますが、人気のない業界や学生からの知名度が低い会社では予定採用人数に達することができず、10月以降も採用活動を行うのがほとんどです。

そのため、ただ数が減るのではなく人気のある業界や業種はほとんどなくなっていることから業界や業種に偏りが生まれてしまうのです。そのことから志望通りの選択ができない可能性があることを覚悟しておかなくてはなりません。

また、数自体も減るということはその中から自分に合う企業を見つけ出すのにも苦労しますし、選択肢の少なさからより難しい企業選択となることも覚悟すべきことだといえます。

強力なライバルがいる場合もある

大学4年で内定なしの人がこれから就活に挑むうえで「強力なライバル」についても覚悟しておかなくてはなりません。前述にて10月以降は企業数が大幅に減るとお話ししましたが、残念ながら就活を行う学生の数はあまり減りません。

なぜならあなたのように内定がないから就活を続ける人、部活動や研究がひと段落した体育会学生・理系学生、内定はあるもののほかによい企業はないかと探すために就活を続ける人など、様々な人が10月以降に就活を行うからです。

そしてそんな人たちの中には強力なライバルがいます。それは体育会学生や理系学生、就活を続ける内定保持者です。体育会学生や理系学生は新卒採用において人気が高いですし、内定保持者は内定を獲得できるほどのスペックの持ち主というわけですから、ライバルとして強力です。

そしてそんな強力なライバルたちと少ない椅子(企業)を取り合うということを覚悟しなくてはならないのです。もともと就活を行っていたにも関わらず10月以降も就活を続けていると「何か問題でもあるんじゃないか」と悪いイメージが先行してしまいますので、それらを考えると強力なライバルに負けてしまわぬよう、相当な覚悟と対策が必要になります。

大学4年で内定なしの原因

大学4年で内定なしの原因

大学4年の内定なしの状況の厳しさや、これから行う就活の厳しさを考えると万全な対策が欠かせません。そのためにもまずは“これまでの就活”を見直していきましょう。これまで内定がなかった原因がわかっていないと対策のしようもありませんので、まずはその原因解明からしていきます。

ここではそんな大学4年で内定なしの具体的な原因についてご紹介していきます。自分はどれに当てはまるかを考えながらチェックしていきましょう。

自分に合った企業を選べていない

これまでの就活で内定がもらえなかった原因としてまず「自分に合った企業を選べていない」ことが挙げられます。つまりこれまでに選んだ企業との相性が悪いことで内定に結びつかなかったということです。

就活では学生が企業を選ぶように企業側も学生を選んでいます。そのためお互いにとって相性が良いと判断されないと内定には結び付かないのです。自分の能力をよくできておらず、自分に向いている仕事を考えないで“自分がしたいこと”ばかりを優先して企業を選んでいれば内定がもらえないのも当然です。

企業側も企業の業績のためになる人材を膨大なお金と時間をかけて採用活動を行っていますので、学生が企業にとって必要にないと判断すれば内定を提示しません。これはつまり、学生自身も企業が求める人物像が把握できていないことも大きな要因となるのです。

ですので、これまで内定がもらえなかった人は自分の企業選びの考え方について見直す必要があるでしょう。また企業が求める人物像を把握せず、自分のしたいことばかりを優先して企業選びをしていた中には、大手企業や有名企業などネームバリューで企業を選んだ場合もあります。

このような企業は当然多くの人が集まりますから、倍率は高くなるため受からない可能性は高まりますので相性以前に内定がもらいにくい状況にあるといえるでしょう。

面接に不慣れ・グダグダだった

これまで内定がもらえない原因として、面接に不慣れ、または面接が明らかにグダグダだったことも挙げられます。就活のメインともいえる面接は結果が大きく内定に影響しますので、面接で手ごたえを感じられないと内定には結び付きません。

就活では今後の自分の人生を左右するほど重大な決断をする場ですので、面接で緊張してしまうのは当然です。それにこれまで経験のない面接に不慣れなのも当然です。ただ、そんな重大なものだからこそ、不慣れでグダグダだと内定は遠のくのです。

学生にとって今後の人生に関わるもののように、企業側にとっても採用活動は今後の会社の業績に関わるもののため、学生と同じような気持ちから面接を行います。そのため、そんな面接で学生があまりにも不慣れでグダグダだと、「本気じゃない」「面接対策が不十分で熱意を感じられない」と判断されてしまいます。そしてもちろん内定には結び付きません。

このように、直接接触する面接は学生にとっても企業側にとっても重要なものとなることから、面接における態度の良し悪しが結果に大きく影響しますので、これまで内定がもらえなかった人は今一度面接における態度を見直した方がよいでしょう。

基本的な就活対策ができていない

面接の態度が良くないのは“基本的な就活対策不足”が要因となります。面接について理解をしておらず、適切な面接練習ができていない、さらには自己分析・企業研究不足によって適切な受け答えができていないことが面接の結果を悪くしてしまうのです。

面接の経験がないからこそ、適切なやり方から面接練習を徹底しないと面接における所作がわからなくなるため、不慣れな態度になってしまいます。ただでさえ面接は緊張感がすごいですから、基本的な所作がわかっていないと思うように発言することもできないでしょう。

また面接に限らず自己分析や業界・企業研究不足は自分に合った企業を探し出すために情報が不十分となりますし、ESにおいても自分をアピールできる志望動機などが書けません。

このように基本的な就活対策ができていないと面接だけでなく、様々なことに悪い影響を及ぼしてしまうため、これまで内定がもらえなかった場合には就活対策の見直しと就活に対する向き合い方を見直す必要があるでしょう。

大学4年が卒業までに内定を獲得する方法

大学4年が卒業までに内定を獲得する方法

10月を超えてしまうと残っている企業数は少なくなりますし、卒業までの時間も限られています。そのためこれから内定を狙ううえでは相当な覚悟と対策が必要となります。ではこれから内定を獲得するためにはどのような対策を行えばいいのか。

ここではそんな大学4年が卒業までに内定を獲得するために必要な対策と秘策についてご紹介していきます。限られた時間の中で万全な対策をしていきましょう。

志望業界と就活軸を見直す

今まで内定がもらえなかった人がまずすべきことは、志望業界と就活軸の見直しです。これまで内定がもらえなかった主な原因は「自分に合った企業を選べていない」ことが挙げられますので、まずはその根本的な問題と向き合う必要があるのです。

今まで志望していた業界が自分との相性が悪い可能性がありますので、自己分析から自分についての理解を深め、これまでの就活経験と合わせて自分に合う業界を探していきましょう。先ほどもお話ししたように、仕事は自分がしたいことよりも“自分にできること”を意識して選んだ方がいいので自分が活躍できるであろう業界を選ぶようにしてください。もちろん業界との相性を図るために業界研究も欠かせません。

また、企業選びをしていくうえで「就活軸」は欠かせないものとなりますので、就活軸の見直しもしていきましょう。これまで自分に合った企業を選べなかったのはこの軸が不明確である可能性が高いので、就活軸を定め直していきましょう。

自己分析から自分の強みやスキルを明確にし、自分が志望する業界や企業がどのような人物像を求めているのかを意識しながら企業に求める条件をまとめていきます。何度もお話ししているように、企業側も学生を選んでいますから相性を意識しながら就活軸を定めると、より明確な軸にすることができるのです。

基本的な就活対策を見直す

志望業界と就活軸を見直したら次は基本的な就活対策を見直していきましょう。今までの対策では内定がもらえなかったわけですからより対策を強化する必要があります。しかし時期も時期ですので、1つ1つの対策をし直す時間はありませんので、自分に必要な対策をし直してください。

ESがなかなか通過しない場合にはES対策を、自分を存分にアピールできない場合には自己分析を、面接の仕組みや流れをよく理解していない人は面接対策をするといったように、必要に応じてしっかりと対策していきましょう。

就活は基本的な対策ができていないとすべてがうまくいきません。ですので、本来であれば1つ1つをしっかりと対策していきたいところですが、時間がありませんのでこれまでの経験を糧に自分のダメな部分をしっかりと対策してください。

就活対策はすべきことがたくさんありますので、これまでの就活において手を抜いていた人もいるかもしれません。しかしその結果が「内定なし」を招いたわけですから手を抜かないようにしましょう。

行動量を意識し、実践から力をつける

対策をし直したら次は実践あるのみです。時期も時期ですし、他のライバルに良い企業を取られてしまわないよう、すぐに行動しなくてはいけません。そしてすぐに動き出すのと合わせ、行動量を増やすことも重要です。

地盤を固めたら気になる業界や企業の説明会や就活イベントに積極的に参加し、企業についての理解を深めたり、自分との相性を図りましょう。そして気になる企業には積極的にエントリーします。

これまでは選んでエントリーしていたと思いますが、今あなたが置かれている状況を考えるとそんなことできる余裕はありませんので、内定獲得のためには就活軸に当てはまる企業や気になる企業には積極的にエントリーしていきましょう。

また行動量を意識し、場数を踏むことで面接に慣れることができます。面接には本番特有の雰囲気があり、この空気感に飲み込まれてしまうことで力を存分に発揮することができない人が多くいますが、本番を通してその空気感に慣れることができればこれまでに準備したものを存分にアピールしていくことができるでしょう。

さらに実践を通せば雰囲気に慣れるだけでなく、確実に力をつけることもできます。たとえ本命企業でなくても内定を獲得できればそれが自信となり、次にもつながりますので、積極的に選考を受けてください。

就活エージェントを頼る

企業数が少なく、強力なライバルもいるこの時期の就活では「就活エージェント」の存在が欠かせません。就活エージェントはこの厳しい状況下において的確なサポートをしてくれるため非常に心強いです。

これまで内定がもらえなかった原因の究明から改善のためのお手伝い、基本的な就活対策を効率的に行い、企業の紹介などもしてくれます。この時期は数が限られたうえ、残っている企業に偏りがあるためその中から自分に合う企業を見つけ出すのに苦労します。

しかし就活エージェントを頼れば条件を伝えるだけで企業を見つけ出してきてくれます。またたとえ条件がまとまっていなかったり、志望業界を変えるにしてもわからないという場合でもかなりにあなたに合う条件や業界を考え、良い企業を紹介してくれます。

キャリチャンでも大学4年で卒業も近い今の時期に内定がない人のためのサポートを行うイベント「出遅れ就活サポート」を開催しています。このイベントでは数が少ない企業の中からあなたに合った企業の紹介から内定を獲得するためのサポートを行っています。

必ずあなたの役に立てるように支えます!不安な気持ちを抱えている人、年内に内定が欲しい人などもぜひ気楽にご参加ください。参加費は完全無料です。

おわりに

就活の早期化もあり、早い人では大学3年生のうちから内定を獲得していまがそれでもこの時期まで内定がないという人は意外と多くいます。しかしこの状況は正直かなり厳しいものとなります。

特に10月を超えると企業数はグッと減りますし、企業にも偏りが出ます。ライバルも強力な人がたくさんいますし、この時期に内定がない状況に対して「何か問題があるのかもしれない」と悪い印象も持たれてしまいます。

このようにかなり厳しい状況下において内定を獲得するためには、志望業界や就活軸の見直しや基本的な就活対策の見直し、実践を通しての力をつけていくことが大切です。また、就活エージェントに頼るとより就活がしやすくなりますので、ぜひ利用してみてください。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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