玉手箱試験の計数で35分はどっち?見分け方や対策法も解説

 2024年10月29日

就活生 Aさん

玉手箱の計数で試験時間が35分だったら、どんな問題が出るんですか?

35分の場合は、図表の読み取りか表の空欄推測問題のどっちかですね。

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

そうなんですね。
それぞれの試験の対策法やコツを教えてほしいです!

わかりました。
このコラムでは、玉手箱の計数理解テストが35分の場合について解説しますので、以下をチェックしましょう!

キャリアアドバイザー 廣瀬

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そもそも玉手箱の計数とは?

そもそも玉手箱の計数とは?

玉手箱とはwebテストの一種で、計数はそんな玉手箱で出題される分野の1つです。玉手箱には、計数の他に、言語、英語、性格テストがあります。

今回は計数について詳しく見ていきましょう。玉手箱の計数で出題される問題や特徴は以下の通りです。

玉手箱の特徴を把握して活用してください。以下で詳しく見ていきましょう。

玉手箱の計数で出題される問題

玉手箱の計数で出題される問題は、図表の読み取り、表の空欄補充、四則逆算の3種類のうちのどれか1つです。事前にどの分野が出題されるかわかりません。

しかし、玉手箱の計数問題は回答時間や問題数が分野ごとに異なるため、それらの違いを把握しておけば、問題スタート時にどの分野なのかわかります。

それでも問題スタートギリギリまでどの分野が出題されるかわからないので、基本的に3種類全ての対策が必要です。

詳しくは以下の 「回答時間や問題数で出題内容がわかる」で解説します。

玉手箱の計数は問題数に対して制限時間が短い

玉手箱の計数の特徴は、問題数に対して制限時間が短いことです。玉手箱の計数は、種類を出題分野を問わず、1問1分以内に回答する必要があります。

たとえば、図表の読み取りが出題された場合、1分あたり2問程度解かないと最後の問題までたどり着きません。また、四則逆算に関しては、1分で5〜6問程度解くことを求められます。

そのため、玉手箱の計数を攻略する際は制限時間に慣れることが重要です。

回答時間や問題数で出題内容がわかる

玉手箱の計数の特徴は、回答時間や問題数で出題内容がわかることです。玉手箱の計数の種類によって問題数と回答時間が異なるため、それぞれの特徴を把握しておけば、出題される分野がわかります。

たとえば、図表の読み取りと四則逆算を比べたとします。

問題数 回答時間
図表の読み取り 29問 15分
40問 35分
四則逆算 50問 9分

図表の読み取りの場合、15分で29問解くか、35分で40問解くかの2パターンあります。一方、四則逆算は、9分で50問解くパターンしかありません。このように、それぞれの分野によって回答時間や出題数が異なります。

そして、これらの違いを事前に把握しておけば、最後まで出題される分野を知ることができるでしょう。

玉手箱の係数テストが35分の時はどっちが出題される?

制限時間が35分の時はどっちが出題される?

玉手箱の計数の見分け方は以下の通りです。

種類 問題数 回答時間
図表の読み取り 29問 15分
40問 35分
表の空欄推測 20問 20分
35問 35分
四則逆算 50問 9分

ただし、図表の読み取り問題と表の空欄推測問題は、回答時間だけで判断すると同じケースがあるので注意してください。

回答時間が同じ場合は、例題を見て判断するのがよいでしょう。

玉手箱の対策に注力したい人は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」に参加しましょう。プロのキャリアアドバイザーが企業探しやその他の選考対策をサポートするので、玉手箱の対策に多くの時間を割けるはずです。

玉手箱の係数対策と例題【図表の読み取り】

【図表の読み取り】対策と例題

ここでは、【図表の読み取り】問題について解説します。【図表の読み取り】の対策と例題は以下の通りです。

それぞれ詳しく解説していきます。

どの値が基準になっているか考える

図表の読み取りとは、棒グラフや円グラフから数値を読み取る問題です。そんな図表の読み取り問題の対策は、どの値が基準になっているか考えることです。基準は答えと比較できる値を探します。

たとえば、「東京駅の利益は千葉駅の利益の何倍か」という問題であれば、比較できる値は千葉駅の利益なので千葉駅が基準になります。

また、どの値が基準になっているか見つけるためには、多くの問題を解くことも重要です。問題に慣れることで基準を見つけるまでの時間が短くなり、結果的に高得点を取れるでしょう。

時間配分を考える

図表の読み取り問題の対策は、時間配分を考えることです。図表の読み取り問題は、基本的に1分間で2問程度答える必要があります。

また、図表の読み取り問題は、難易度が徐々に上がっていくので、均等になるよう時間配分しても、最後の方に回答時間が残っていないと足らなくなります。

そのため、最初の数問の想定時間を減らして、後半に時間を取っておくような時間配分をしましょう。

単位に注意する

単位に注意するのも、図表の読み取り問題の対策になります。図表の読み取り問題は、表の中に単位が記されています。単位を間違えると、答えが合わなくなってしまう原因となるため、日頃から対策しましょう。

具体的には、計算するときにダブルチェックを行ったり、選択肢の単位を把握してから問題を解いたりすることが有効です。

そうすれば、本番でも図表の読み取り問題にミスなく対応でき、高得点につながります。

図表の読み取り問題の例文と解き方

「○○市の人口推移」

○○市の人口数
1980 1,648人
1990 1,860人
2000 2,046人
2010 2,312人
2020 2,568人
2024 2,990人

2024年の○○市の人口を1にすると、1980年の数字は何か。最も近い数値のものを以下の選択肢から選びなさい。

「選択肢」

  1. 0.51
  2. 0.55
  3. 0.62
  4. 0.70
  5. 0.90

「解答と解説」

正解 0.55

求める値をXにすると、2,990:1,648=1:Xという比の式を立てられます。

以上の式を計算すると、X=1,648÷2,990=0.551・・・となるため、正解は0.55(答)となります。

玉手箱の係数対策と例題【表の空欄推測】

【表の空欄推測】対策と例題

ここでは、【表の空欄推測】問題について解説します。【表の空欄推測】の対策と例題は以下の通りです。

それぞれ詳しく解説していきます。

ヒントを探す

表の空欄推測の対策は、ヒントを探すことです。表の空欄推測問題には必ずヒントが隠れています。具体的には、表で示されている数の関係や公式がヒントになります。

また、ヒントを見つけることが苦手な人は、なぞなぞを解いている感覚で取り組むと、冷静になり広い視野で考えられるのでオススメです。

答えと他の値の関係を調べる

答えと他の値の関係を調べるのも、表の空欄推測の対策法の1つです。他の値がどんな式で導き出されているかわかれば、答えを出す式もわかります。

たとえば、売上部数の6倍の数値が売上枚数担っている表と、答えが分かればを導き出せます。このように、答えと他の値の関係を把握できると、表の空欄推測が解きやすくなります。

計算ミスしていないか確認する

計算ミスをしていないか確認するのも、表の空欄推測の対策法の1つです。表の空欄推測問題では、計算する場面が多くあります。

その中で、計算ミスが起きると正答率が下がりますし、計算のやり直しに余計な時間がかかってしまいます。

そのため、表の空欄推測問題を受ける際は計算ミスがないかをしっかりと確認するようにしてください。普段から計算に慣れておくのも対策の1つです。

表の空欄推測の例文と解き方

次の表は、ある水族館の売上高と来客数を表したものです。

売上高(千円) 来場者数(千人)
オープン年 20,000 1,500
1年後 18,400 1,380
2年後 16,928 1,269
3年後 15,573 X
4年後 14,328 1,074
5年後 13,181 988

表中Xに当てはまる数字を次のなかから選びなさい。

「選択肢」

  1. 1,157
  2. 1,167
  3. 1,177
  4. 1,188
  5. 1,198

「解答と解説」

1,167

表を見ると、年を追うごとに売上高および来客数が減少しているため、比例関係にあることがわかります。

計算すれば、売上高が年間約8%の割合で減少していることが分かり、来客数もそれに比例して減少しています。

したがって、Xに該当する数字は1,269 × 0.92 = 1,167となり、これに最も近い答えは1,167だと分かります。

玉手箱の係数対策と例題【四則逆算】

【四則逆算】対策と例題

ここでは、【四則逆算】問題について解説します。【四則逆算】の対策と例題は以下の通りです。

それぞれ詳しく解説していきます。

1問あたりの解く時間を短くする

四則逆算の対策は、1問あたりの解く時間を短くすることです。四則逆算は、回答時間9分の中で50問もの問題を解く必要があるため、1問あたりにかけられる時間が短いです。

そのため、普段から1問1問素早く解けるように力をつけておきましょう。参考書の問題を繰り返し解けば、問題の傾向を掴むことができ、スムーズに解けるようになります。

また、電卓を使わず、暗算で解ける問題が多ければその分時間も節約できるので、電卓に頼りすぎないことも対策として有効です。

分数はできるだけ少数に変える

分数をできるだけ少数に変えることも、四則逆算の対策の1つです。分数を少数に変えると計算がしやすくなり、計算ミスも減らせます。

そのため、事前学習において分数を少数に変えられるように特訓しておきましょう。

しかし、割り切れない場合にはそのまま計算する必要があるので、分数のままでも計算できるようにしておくと安心です。

出題頻度が高い計算を暗記する

出題頻度が高い計算を暗記するのも、四則逆算対策の1つです。四則逆算では、出題頻度の高い計算がいくつかあるので、参考書を参考に暗記しておきましょう。

たとえば、11×11〜19×19などは、頻出する数字になるので暗記がオススメです。また、25×25などの計算も、出題されやすい傾向です。

四則逆算の例文と解き方

□に入る数値として正しいものを選択肢から1つ選びなさい。

0.5×0.5=□×0.25

「選択肢」

  1. 0.01
  2. 0.1
  3. 1
  4. 10
  5. 100

「解答と解説」/p>

正解は1

以下の式で答えが成り立ちます。
□=(0.5×0.5)÷0.25=1

どっちにしろ玉手箱の計数が苦手な人の対策法

【共通】玉手箱の計数が苦手な人の対策法

玉手箱の計数が苦手な人でも問題を解くコツがわかれば点数を取れるようになります。

玉手箱の計数が苦手な人の対策法は以下の通りです。

計数が苦手で対策で手一杯、他の就活対策ができないと悩む人は、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」に参加しましょう。計数対策で忙しい人のために、プロのキャリアアドバイザーが企業探しやES作成、面接対策などのサポートをします。

解き方を暗記する

玉手箱の計数が苦手な人の対策法の1つが、解き方を暗記することです。玉手箱の計数は、基本的な解き方を暗記すれば、正答率が上がります。

とくに、頻出している問題の解き方を覚えれば、玉手箱の計数が苦手な人でも結果を出しやすくなります。そのため、解き方を暗記するために、1冊の対策本を繰り返し解くことで、問題の傾向を掴みましょう。

 

問題集を繰り返し解く

問題集を繰り返し解くのも対策の1つです。

玉手箱の計数は極端に難しいレベルの問題が出るわけではありません。しかし、制限時間に比べて問題数が多い点から、苦手に感じる人もいます。

そのため、問題集を繰り返し解くことで、玉手箱の計数に対する苦手意識を克服しましょう。

玉手箱の計数の出題傾向を把握する

玉手箱の計数の出題傾向を把握するのも対策の1つです。玉手箱の計数の出題傾向を把握できれば、自分にどの勉強が足りていないかや重要な項目がわかります。

出題傾向を把握する方法は、過去問や問題集を多く解くことです。また出題傾向の把握は、効率的に学習する上で有効な手段になります。

より詳しく玉手箱の対策を知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

電卓、暗算どっちでも解けるようにしておく

電卓、暗算どちらでも解けるようにしておきましょう。

自宅受験では電卓の使用が認められているため、電卓も使いこなせるようにしておく必要があります。ただし、日ごろから電卓に頼りすぎていると自宅受験以外の時に困ってしまいます。

また、暗算の方が時間短縮になるため回答スピードが早くなるため、電卓と暗算とどちらでも解けるようにしておきましょう。

わからない問題は飛ばす

わからない問題は飛ばすのも対策の1つです。

玉手箱の計数は、誤謬率(ごびゅうりつ)を反映させないため、わからない問題は適当に回答して飛ばして問題ありません。誤謬率とは、回答した問題の不正解の割合を表すことです。

誤謬率が計測されるテストでは、間違えた問題数だけ点数に影響が出ますが、玉手箱では影響がないため、わからない問題に時間を割くのはもったいないです。そのため、わからない問題は潔く飛ばし、効率的に問題を解いていきましょう。

キャリアアドバイザーに相談する

玉手箱の計数が苦手な人の対策法の1つとして、キャリアアドバイザーに相談するという選択肢もあります。

キャリアアドバイザーに相談すると、多くの学生を見てきた経験から自分に合った勉強法を教えてもらえるかもしれません。

しかしもっとよいのは、キャリアアドバイザーに頼れば企業紹介などもしてもらえるため、玉手箱対策に集中できることです。

また、もしどうしても対策がうまくいかない場合は、玉手箱などの難しい適性検査を受けなくて済む企業を紹介してもらう手もあります。

キャリチャンの就活支援サービス「スピード内定サポート」でも、適性検査のない求人を紹介可能です。ほかにもESの提出がない・面接回数が少ないなど、あなたが得意とする選考方法で受けられる企業を紹介するので、ぜひ相談してみてください。

玉手箱の計数テストが35分なら出題はどっちかの分野

玉手箱の計数理解テストが35分の場合、出題される分野は図表の読み取りか表の空欄推測のどっちかです。

そのように玉手箱は、事前に知らされる制限時間によって出題分野や問題数の予想がつきます。しかし、どの分野かわかるのは本当に直前なので、すべての分野に対応できるよう対策しておきましょう。

もしも「そんなに多くの対策をする時間ない」「対策してるのにちっとも解けない」と悩んだら、キャリアアドバイザーに相談するのがオススメです。就活のプロであれば、きっと就活生の悩みを解決できる方法を教えてくれるでしょう。

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この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

~就活生へのメッセージ~

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