就活でスーツケースを持ってくのはNG?地方学生必見の正しい扱い方

 2024年7月31日

明日から、都内の説明会や面接に行くんですよね?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

はい、3泊する予定で荷物が多いので、スーツケースを持っていきます。でも、ホテルに置きに行く時間がなくて……説明会や面接の会場に持っていっても大丈夫でしょうか?

絶対にダメではありませんが、持っていくなら守っておきたいマナーがあります。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

なるほど。なるべくロッカーに預けようとは思っていますが、万が一の時のために知っておきたいです。

では「スーツケース」に関する疑問を一つひとつ解消していきましょう。I・Uターン就活をしている人、地方から都心へ・都心から地方への就職を目指している人はぜひ参考にしてください。

キャリアプランナー 平崎

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就活にスーツケースを持って行ってもいい?

就活にスーツケースを持って行ってもいい?

遠方から泊りがけでの長距離移動による就活で欠かせないスーツケース。大きな荷物なだけあって、就活の様々な場面においてどう扱えばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

そもそも面接や説明会会場にスーツケースを持って行ってもよいのでしょうか?ここではそんなスーツケースに関する疑問を解決していきます。

基本的には持って行かない方がよい

結論からいうと、スーツケースを絶対に持って行くのはダメという決まりはないものの、基本的には持って行かない方がよいとされています。

持って行かない方が良い一番の理由は、周りの迷惑になってしまう可能性があるからです。スーツケースは大きいので、どうしても場所をとってしまいますし、説明会などの会場では通路が狭くなっているため、通行の妨げになったりと余計に迷惑をかけることになります。

説明会以外でも、面接やインターンシップ、OB訪問においても通路の妨げになったり、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性がありますので、そのような場にはスーツケースを持って行かないのが賢明です。

地方から都心に向けて就活に向かう際、大きな荷物が必要だったり・交通費や宿泊費がたくさんかかったり、大変ですよね。

キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、キャリアアドバイザーと相談しながら遠距離就活を進められます。希望地域の求人を紹介するだけでなく、遠距離だからこそ出てくる疑問や不安の相談にも乗るので、まずは気軽に相談してください。

スーツケースは預けておくのが得策

スーツケースは面接や説明会などに持って行かず、あらかじめ預けておきましょう。そうすることで周りに迷惑をかけることもなくなりますし、自分自身も身動きがとりやすくなります。

事前に預けておく手段を下記よりいくつかご紹介します。

  • コインロッカー
    →最もポピュラーな預け先が「コインロッカー」です。駅構内や町中など様々な場所にあり、費用は600~1000円程度です。大きな駅には数多く設置されていますし、「コインロッカーなび」より、簡単に探すこともできます。

  • ホテルなどの宿泊施設
    →ホテルに連泊する予定であれば、そのまま部屋に置いておくという手段もあります。また、フロントに預かってもらうという手段もあり、どちらの手段も基本的にはお金はかかりません。

  • 荷物預かりサービス
    →駅構内やビル内、郵便局や大手配達業者などが展開している荷物預かりサービスを利用するという手段もあります。どこもだいたい600円程度で預けることができます。近年ではこの一時的に荷物を預かってくれるサービスの需要が高まっていますので、「荷物預かりサービス 地名」で検索してみましょう。場合によっては予約が必要な場合もあるので、事前に必ず調べてください。

  • アプリ「ecbo cloak」
    →「ecbo cloak」というアプリの利用もオススメです。こちらのアプリは「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービスです。先ほどの駅構内や郵便局などのほか、カフェや不動産店舗などの紹介があります。

周りに迷惑をかけることがなく、自分自身も身動きがとりやすくなるということから、就活においてスーツケースは事前に預けておくことが賢明です。上記の手段からスーツケースを預けて面接や説明会に参加しましょう。

就活にスーツケースを持って行く際のマナー

スーツケースを持って行く際のマナー

いくらスーツケースは事前に預けておいた方が良いと言われても難しい場合もありますよね。駅に着いてすぐに面接となれば預ける時間はないでしょうし、ロッカールームなども全部埋まっていれば、預けたくても預けられません。

そのような場合には会場へと持って行かざるを得ませんが、その際にはどのようにスーツケースを扱えばよいのでしょうか。ここではそんな、やむを得ない理由からスーツケースを持って行く際に守ってほしいマナーについて紹介していきます。

どうしても持って行く場合は企業に確認を取る

面接や説明会会場にどうしても持って行く場合、まずは会場へと問い合わせの連絡をします。伝えることは、「スーツケースを持って行きたいのだが問題ないか」「スーツケースを置くスペースはあるか」の2点です。

これらを問い合わせることで企業側がスーツケースの置き場を指定してくれたり、場合によっては預かってくれるための手配を整えてくれる場合があります。

どちらにせよ、いきなり大きなスーツケースを持って行くのは迷惑ですし、企業側も急いで場所の手配をしなくてはならなくなってしまいますので、事前の問い合わせから「スーツケースを持っている」ということを知らせておくことがマナーです。

ただし、自分からスーツケースを預かってもらえるかどうかを聞くのはNGです。自ら預かってほしいというのは図々しいですし、企業側の事情もありますので企業側の指示を待つようにしましょう。

企業が預かってくれる場合は「お礼」をしっかり述べる

企業によってはスーツケースを預かってくれる場合もありますので、その際にはしっかりと「お礼」を述べるようにしてください。就活生はお客様ではないので、「預からせてもらう立場」だということを忘れてはいけません。

また、預かり場所の確認も事前にしておきましょう。受付でスーツケースを渡していいのか、それと も面接室に入る前に預けるのかなど、企業によって対応は異なりますので、事前に預け方を聞いておきましょう。

また、スーツケースを預ける際には取っ手部分をしまい、相手が受け取りやすいように渡してください。また、荷物はスーツケース1つだけにまとめてください。スーツケースの上にトートバックなどを置いて一緒に預けるのはNGです。

スーツケース1つでもいろいろなマナーを守る必要があります。遠方での就活は何かと、大変ですよね。

キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、そんな遠距離就活をさまざまな形でサポートできます。希望する地域の求人を紹介するだけでなく、効率よく就活するためのアドバイスもしているので、ぜひ相談してください。

スーツケースはできるだけ転がさない

スーツケースを持ち歩く際は、なるべく転がさないようにしてください。ガラガラといった音は話をしている社員の妨げとなりますし、他の就活生も話が聞きづらく、迷惑をかけるばかりです。

そのため、移動の際には少し大変ですが転がさずに持つようにしましょう。ずっと持っているのもつらいと思うので、休憩をはさむことになると思いますが、その際にもバンッと置くのではなく、音を立てないように静かに置くようにしましょう。

スーツケースの置き場所に注意しよう

スーツケースの運び方だけでなく、置き方にも注意してください。とくに気を付けるべきは「説明会」です。説明会には多くの椅子が並べられており、学生も多く参加します。その中で通路などにスーツケースを置いてしまえば妨げとなってしまい、とても迷惑です。

ですから、通路に置くことのないように一番前、一番後ろの席、もしくははじっこの席に座り、通路の妨げとならないようにスーツケースを置くようにしましょう。OB訪問などでカフェなどに行く場合にも、他のお客さんの迷惑にならないように置いてください。

面接の場合にも、面接官から特に指示がない場合には椅子の横に置きましょう。その際、スーツケースの上にビジネスバックを置かないようにしてください

就活に適したスーツケースの選び方

就活に適したスーツケースの選び方

やむを得ない理由から就活の場にスーツケースを持って行くこともあると思いますが、その際の取り扱い方はもちもん、デザインにも気を払わなくてはなりません。

では、具体的に就活の場において適したスーツケースとはどんなものなのでしょうか?ここではそんな就活に適したスーツケースの選び方について紹介していきます。

シンプルで落ち着いた色のデザイン

スーツケースはシンプルで落ち着いた色のデザインを選びます。<色は黒や紺などの落ち着いたもの/span>がよく、蛍光色や原色といった派手な色は避けます。全体的に落ち着いた色でも、取っ手やタイヤ部分の色が派手だと目立ってしまいますので、気をつけましょう。

デザインも基本的には無地を選ぶのが無難で、柄があったとしてもワンポイントまたは薄いストライプ程度ならOKです。ただ、ワンポイントが目立つようであれば避けます。

ただでさえスーツケースを持っているだけで目立っているのに、色やデザインでも目立ってしまうと悪印象を与えかねません。そのようなことがないよう、ビジネスの場においてふさわしいデザインのものを使用するようにしましょう。

サイズは「飛行機に持ち込める大きさ」までにする

スーツケースは柄だけでなく、大きさも考えなければいけません。そしてそんなスーツケースの大きさの基準は、“飛行機の機内に持ち運べる大きさ”です。具体的には「縦55cm ×横 40cm×奥行き25cm以内(合計115cm以内)」です。

大きすぎると余計に目立ちますし、会場内を歩くにも邪魔となります。また、コインロッカーに預ける際にも入らない場合がありますので、飛行機に持ち込める大きさのものを選ぶようにしましょう。

また、スーツケースの堅さは「ソフト」がオススメです。ソフトタイプのものは軽量化されているため持ち運びやすいです。会場内ではなるべく転がさない方がよいので、軽いかどうかは大切ですね。

さらにソフトタイプのものはハードタイプのものに比べてポケットがたくさんついている傾向にありますので、たくさん収納できます。

就活の際はスーツケースの取り扱いにもマナーがある

遠方での就活の際に必須となるスーツケースですが、就活の場においては持ち込まない方が無難だとされています。ですからホテルやコインロッカー、預かりサービスなどを利用して事前に預けるようにしましょう。そうしたほうが自分自身も身動きがとりやすく、就活にも集中できるため良いです。

もし、やむを得ない理由から就活の場にスーツケースを持ち込む場合にはマナーを必ず守ってください。スーツケースに関するマナーを破ることで直接的に採用に影響することはないものの、悪い印象を与えればそれがそのまま本選考に影響が出てしまう可能性は十分にあります。

このように、就活ではどんな場面においてもマナー違反は採用や内定に影響が出る場合がありますので、注意する必要があります。ビジネスマナーは社会人になっても重要なことですので、今のうちに身につけておきましょう。

もし、マナーや就活に対して自信がないという人はぜひキャリチャンを頼ってください。キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、ビジネスマナーの指導をはじめ、企業紹介や就活フォロー、内定獲得までの全サポートを行っています。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

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