9月の就活で内定なしはヤバイ?最短で内定獲得する秘訣を解説

 2025年8月26日

就活生 Aさん

周りはみんな就活が終わって楽しそうにしてるのに、僕だけが9月に入っても内定なし…。このままで大丈夫なのかな…? 正直、すごく焦ってます。

不安ですよね。多くの学生が夏までに内定を決めますから、「自分だけ取り残された」と感じてしまうのは無理もありません。
でも、安心してください。諦めずに正しい方法で動けば、納得のいく企業から内定をもらうことは十分可能ですよ。

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

そうなんですか!どうすればいいのか、ぜひ教えてください!

今回のコラムでは、9月まで内定がない原因と秋採用の就活事情、最短で内定獲得を狙える対策を紹介します!一緒に確認していきましょう。

キャリアアドバイザー 岡田

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目次

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  1. 9割以上の就活生が9月前に1つは内定を獲得する
  2. 内定なしの原因を改善する必要がある
  3. 内定の有無や原因を面接で聞かれる

9月の就活で「内定なし」はどうやばい?

9月の就活で「内定なし」はどうやばい?

内定がないことで焦りを感じ始めていると思いますが、そもそも9月に内定がないという状況が、どのようにまずいのでしょうか?

適切な対策を立てるには、まず正確な現状把握が不可欠です。漠然と焦りを募らせるよりも、9月の時点で内定がないことで、どのような課題が発生しているかについて理解し、打開策を探るための参考にしましょう。

9月に内定なしの人が置かれている現状と課題は、以下の3点です。

それぞれ詳しく解説します。

9割以上の就活生が9月前に1つは内定を獲得する

大学4年9月の時点では9割以上の学生が内定を持っているため、内定なしの状況に焦りを感じるのは当然です。リクルート就職みらい研究所によると、25卒と26卒の内定率は以下のように推移しています。

調査月 25卒 26卒
3月 40.3% 48.4%
6月 81.6% 82.4%
8月 91.2%
9月 94.2%
10月 95.9%
12月 96.6%
3月卒業 98.8%
(データ参照元:『就職プロセス調査(2026年卒)「2025年8月1日時点 内定状況」』)

この表から、25卒の就活生の9割以上が大学4年の8月1日までに内定を獲得していることがわかります。その理由は、10月には内定式が行われて内定者懇親会や研修などが始まるため、9月までに内定承諾を得られるよう採用スケジュールを組んでいる企業が多いからです。

それなのに9月になっても内定が1つもないという状況が、焦りにつながることは致し方ないことだと言えるでしょう。

しかし、表からもわかるように、9月以降も3月へ向けて緩やかながら内定率は上昇を続けます。つまり、3月までに内定を獲得できる可能性は十分あるので、今の段階で新卒での就活に絶望する必要はありません。

たとえ内定式に間に合わなくても、卒業までには、まだまだ時間が残されています。就活への疲れを感じるころだと思いますが、根気強く続けていきましょう。

内定なしの原因を改善する必要がある

大学4年の9月の時点で内定がない就活生は、原因を突き止め改善する必要があります。

現在は少子化により売り手市場となっているため、就活生に有利な状況です。近年就活が早期化していることもあり、就活ルールで選考がスタートすると言われている大学4年6月の時点ですでに内定を獲得している就活生が8割以上にも達しています。その中で、9月になっても未だに内定なしの状況におちいるのには、必ず原因があるはずです。

内定が得られない原因は、就活生ごとに異なります。中には、病気などで思うように就活に臨めなかった人もいるかもしれません。しかし多くの場合、内定を得られない背景にはいくつかの共通した要因が見られます(詳しくは『9月の就活まで内定なしの状況になる6つの原因』で解説)。

その原因を改善しないと、今後も内定を獲得できない可能性が高いです。最悪の場合、内定を獲得できないまま卒業を迎えてしまう恐れもあります。そのため、まずは9月になっても内定なしの状況になってしまっている原因を冷静に分析することが大事です。

9月以降は企業側も採用活動を急いでいるので、スピード感が求められる時期です。早急に原因を解明して、改善を図りましょう。自分で原因を見つけることに不安がある人は、早めに就活エージェントを頼ることをオススメします。

内定の有無や原因を面接で聞かれる

大学4年の9月以降の就活では、内定の有無やその原因について面接で聞かれることが多くなります。なぜなら先ほどから述べているように、9月時点では9割以上の就活生が1つ以上の内定を獲得している状況にあるからです。

そんな売り手市場の状況で9月になっても内定なしの就活生に対し、企業側は以下のような懸念を抱きます。

  • どの企業の合格基準も越えられない重大な問題があるのではないか
  • そもそも真面目に就活していたのか(就労意欲が低いのではないか)

こうした懸念が事実かどうかを確認するために、内定の有無とその原因について質問するわけです。

そのため、内定の有無やその原因について質問されたときに上手く答えられないと、ますます内定が遠のいてしまいます。その意味でも、内定なしの原因を分析し、改善を図った上で、それを面接官に説明できるようにしておくことが大事です。

そのように9月からの就活は、現状の課題を冷静に分析し、戦略的に行動することが不可欠です。

もしも「もう手遅れかも」と不安に感じているなら、ジール就活の無料支援サービス「出遅れ就活サポート」に相談してください。専門のキャリアアドバイザーが、あなたの状況に合わせて、今からでも間に合う就活プランを提案します。

9月の就活まで内定なしの状況になる6つの原因

内定がない原因とは?

そもそも、あなたが9月まで内定がもらえていない原因は何でしょうか。9月の時点で内定が1つもないのは確かに焦りやすい状況ですが、やみくもに動いても内定には近づけません。今後の秋採用で内定を獲得するには、これまで内定がない原因を明確にし、どんな対策が必要なのか把握する必要があります。

下記に9月に内定がない人には、以下のような特徴があります。

それぞれの特徴を解説するので、自分の状況と照らし合わせて原因を探りましょう。

大手企業に絞って就活していた

9月まで内定なしの状況が続く就活生には、大手企業に絞って就活していた人が多いです。

大手企業や有名企業には多くの応募者が集まるので選考倍率が高いですし、集まる学生のスペックも高いため、受かる方が難しい選考となります。そのような企業しか受けていなかった場合、9月の時点で内定が0ということも珍しくありません。

大手企業にエントリーすること自体は悪くありませんが、選考難易度の高い大手企業から内定を獲得するには、最低でも以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 企業の求める人物像と自分の持っている資質がぴったり合致する
  • 履歴書やエントリーシートだけで目を引く明確なアピールポイントがある
  • 適性検査で高得点を挙げられる
  • コミュニケーション能力が高く、第一印象で好感や信用を得やすい
  • 企業理解が深く、説得力のある志望動機を述べられる
  • 想定外の質問にも臨機応変に答えられるだけの面接力を養ってある

また、優秀な応募者が多く集まる大手企業の選考では、上記のような条件を満たしても内定を獲得できない場合があります。大手企業から内定を獲得するのは、それほど難しいことなのです。

しかし、これまで就活をしていたのであれば選考には慣れているはずです。明確な就活軸があり、選考対策もしっかりと行ってきたなら、大手企業以外ではあっさり内定を獲得できるかもしれません。もっと視野を広げて、大手企業以外にも目を向けることをオススメします。

もし、どうしても大手企業にこだわりたい場合は、より一層対策をして就活をやり直す必要があるでしょう。

自己分析や業界・企業研究が不足していた

9月まで内定なしの状況が続く就活生は、これまでの就活で行ってきた自己分析や業界・企業研究が不足していたことにより、内定獲得が遠ざかっている可能性があります。自己分析と業界・企業研究は就活の第一歩であり、最も重要な部分です。

自己分析や業界・企業研究が不足していると、自分の適性や企業の求めている人物像をきちんと把握できず、自分に合わない企業を選んでしまったり志望企業に響かないアピールをしたりといったミスが起こります。

その企業が求めている人物像と自分自身がマッチし、なおかつそれを上手にアピールをしないと内定にはたどり着けません。今一度、自己分析と企業研究を丁寧に見直し、あなたの個性と企業のニーズを結びつけることが、内定獲得への近道となります。

自己分析を行うときは、今までの経験を紙に書き出して整理してみるとよいです。過去の行動を視覚化し、共通点や相違点を考えることで、自分の特徴について把握しやすくなります。

自己分析に自信がない人は、自己分析のやり方から実践までを網羅した、下記のワークシートも活用してください。

時間のかかる業界企業研究を効率よく進められる資料は、下記のページからダウンロードできます。

なんとなく就活をしていなかった・本腰を入れられなかった

9月まで内定なしの就活生には、特別な事情はないけどなんとなく就活をしていなかった人や、一応は就活していたものの本腰を入れられなかったという人もいます。

言うまでもありませんが、ここまで就活をしていなければ当然、9月になっても内定はありません。自己分析や業界研究などといった準備も一切手を付けていない場合は、相当に効率よく動いていく必要があります。

また、恰好だけは就活しているようでも、本腰を入れられずなんとなく就活している状態だと、内定を獲得するのは難しいでしょう。なぜなら、就活は自分自身と向き合い、積極的に行動するプロセスだからです。

就活にきちんと向き合っていない姿勢は、雰囲気で面接官に伝わります。志望動機や自己PRに熱意がこもっていないため、面接に至る前に書類選考で落とされてしまうことも多いです。

今後は「なぜ働くのか」を真剣に考え、就活に集中することで、あなたの熱意を企業に伝えられるようにしましょう。

就活の軸があいまいだった

自分のやりたいことがわからないなどの理由で、就活の軸があいまいでブレブレだと、9月まで内定なしという状況におちいりがちです。

就活の軸とは、就活で最も重要視している条件のことです。

【例】

  • 語学を活かせる職場
  • 転勤がない職場
  • 充実した新入社員教育を受けられる職場

就活の軸があいまいなまま就活をしていると、企業選びや業界選びの方針がブレて迷走してしまう可能性があります。

また、就活の軸があいまいだと志望動機に根拠がなく、熱意が伝わりません。アピールの方針も固まらないため、ESから最終面接に至るまでの間に話の一貫性がなく、不信感を持たれてしまうこともあります。そのような状態では、いくら選考を受けても企業からの評価は得られず、内定にはつながらないのです。

今後の就活では自分にとって何が大切かを考え、就活の軸を明確にすることで、企業選びとアピール方針に一貫性が生まれ、自信を持って選考に臨めるようになるでしょう。

魅力的な自己PRができていなかった

魅力的な自己PRができていないことも、大学4年の9月まで内定なしの状況におちいる原因になります。企業に熱意を伝えることも重要ですが、自分を採用するメリットを企業側に伝えていかなければ内定はもらえません。

自己PRは、ESでも面接でも求められるものなので、念入りな対策が必要です。どの企業でも通用しそうな自己PRを考えて使いまわしているようでは、その企業で活躍する姿を想像させるようなアピールにならず、企業側に響かないでしょう。

そのため、それぞれの企業に向けた個別の自己PRを考えることが大切です。

【ポイント】

  • 食品業界の企業であれば食品に特化した自己PRを行い、観光業界の企業であれば観光関連の自己PRを行うなど、事業内容に合わせたアピールをする
  • 自己分析で思い出した過去の経験の中で、企業の求める人物像に合致する強みを発揮した経験を盛り込んでアピールする
  • その企業の理念や方針、業界での立ち位置、実際の働き方などに沿った活躍図をアピールする

特にESでは、限られた文字数の中で自分の魅力を伝えなければならないため、ブラッシュアップが欠かせません。自力では難しいと感じる人は、就活エージェントに相談することをオススメします。

自己PRの書き方や書類の中での字数制限で悩んでいる人は、下記の記事と対策資料を参考にしてください!

面接対策が不十分だった

面接対策が不十分だったことも、大学4年の9月まで内定なしになってしまう原因の1つです。もちろん、面接が得意な人もいれば苦手な人もいます。しかし、面接が苦手でも面接対策をしっかりすれば、内定獲得は可能です。面接対策は、大きく4つに分けられます。

第一印象対策 身だしなみ、言葉遣い、笑顔、声の大きさやトーン、姿勢などから与える印象をよくする。人の印象は最初の3秒で決まると言われているため、内定獲得に向けた最初の関門になる。
Web面接対策 カメラへの映り方やスピーカーを通して聞き取りやすい話し方の工夫、通信トラブルへの対処法など。この対策が不足すると、初期の面接で不合格となる可能性が高まる。
対面面接対策 入退室のマナーや、面接官を前にした緊張感に慣れておくなど。これらの対策が不足していると、選考の終盤でイメージダウンし、惜しいところで内定を逃しやすくなる。
質問対策 面接で聞かれやすい質問を予測し、回答をあらかじめ考えておくなど。どの企業でも聞かれる定番の質問にも答えられないと印象が悪くなってしまうので、スムーズな回答ができるよう準備する。

これら4つの面接対策が全てできて初めて、内定の可能性が出てきます。どれか1つでも欠けているという自覚のある就活生は、早急に改善を図りましょう。

9月まで内定なしの人が直面する秋採用の就活事情

9月まで内定なしの人が直面する秋採用の就活事情

これから内定獲得を目指すためにはまず、自分がどのように動いていくべきなのかを確認する必要があります。

そのためにも9月の就活事情について、以下の4点を把握しておきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

秋採用とは

9月から行われる就活のことを「秋採用」といい、9月初旬から11月末にかけて行われます。これまでの就活は「卒業」まで時間があったこともあり、選考に時間をかけていた企業が多いですが、秋採用はスタートが遅い分、選考フローが短いのが特徴です。

どの企業も「10月の内定式に間に合わせたい」「年を越すまでには」「卒業まで採用活動をしたくない」と考えていることから、一次面接と二次面接との合間が短かったり、面接の段階を少なくしています。

選考フローが短いということで、分析や研究に十分に時間を充てることができないため、準備不足によって苦戦してしまうのも秋採用の特徴の1つです。

秋採用を行う企業の目的

秋採用を行う企業の主な目的は、“春夏採用で集めきれなかった採用枠の穴埋め”です。春採用、夏採用で予定していた学生を確保しきれず、それらを補うために秋採用を行います。中には、内定辞退があった分の補填や、二次募集を行う企業などもあることから、秋採用を行う企業にはバラつきがあるのが特徴です。

このように、秋採用はこれまでの就活とは事情も状況も変わり、変化も大きいことから常にアンテナを張っておく必要があります。そして秋採用ならではの対策が必要です。

秋採用を行う企業の特徴

秋採用を行う企業は、“春夏採用で集めきれなかった採用枠の穴埋め”が目的の場合がほとんどです。具体的にどのような企業が当てはまるのか、下記より確認していきましょう。

■ BtoB企業

BtoB企業は秋採用を行うことが多いです。BtoB企業とは、企業をターゲットにした事業を展開している企業を指します。BtoB企業は私たちの普段の生活にあまり馴染みがないことから、知名度が低く、予定していた採用枠を埋めきれないことで秋採用を行うケースが多いです。

知名度が低いだけで、実は大手企業と仕事をしていたり、業界内では有名といった企業もあり、業績が安定していることから優良企業が多いとされています。

■ ベンチャー企業

ベンチャー企業も秋採用を行うことが多いです。ベンチャー企業は採用枠の穴埋め以外に、“常に良い人材を探している”という目的もあります。

ベンチャー企業は創立年数が浅く、また新しいサービスを展開していることで、「スキル」を重視していることから、“即戦力として働ける学生”を常に求めているのです。

■ 大手企業のグループ会社

大手企業のグループ会社も、知名度の低さから予定人数を確保できずに秋採用を行うケースが多いです。大手企業の陰に隠れてしまうことで知名度が低いですが、大手企業顔負けの待遇から、BtoB企業同様に実は優良企業が多いと言われています。

■ 内定辞退の穴埋めや二次募集を目的とした大手企業

内定辞退の穴埋めや、事業拡大などのために新しい人材を確保する目的で秋に二次募集を行う大手企業もあります。しかし前者は募集人数が少なく、後者は稀なケースです。過剰に期待しないようにしましょう。

秋採用を行う企業の探し方

秋採用の募集を探す方法としては、主に3つの手段があります。

  • 就活ナビサイトや逆求人サイトの利用
  • 直接企業HPを確認する
  • 就活エージェントを頼る

秋採用は春夏の穴埋めが多いので、前もって告知されておらず、どんな選択肢があるのか事前に調べておけません。そのためまずは就活ナビサイトを頻繁にチェックすることが大事です。また逆求人サイトに個人情報を登録しておいて、企業から秋採用の募集がかかるのを待つ方法もあります。

しかし秋採用は少人数の募集であることから、求人サイトへの広告掲載をやめる企業もあるため、企業探しの方法を工夫する必要があります。目当ての企業がある場合は、こまめに企業のHPを確認しましょう。就活ナビサイトにはなかった求人が、各企業のHPには掲載されているかもしれません。

とはいえ、秋採用は求人情報が限られており、自力で探すには効率が悪い側面もあります。そこでオススメなのが、就活エージェントの活用です。就活エージェントに頼れば、わざわざ自分で調べる必要がなく、プロのアドバイザーがあなたに合った企業の求人を紹介してくれます。

とくにジール就活の無料支援サービス「出遅れ就活サポート」なら、自力では探し出せない非公開求人も含め、遅い時期でも豊富な優良求人を用意しています。あなたにマッチする最適な一社を、私たちプロと一緒に見つけませんか?

秋採用の企業探しについてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムも参考にしてください。

9月まで内定なしの人が秋採用の就活で覚悟すべき厳しい側面

9月に内定がない人がこれからの就活で覚悟すべきこと

9月からの「秋採用」では、春夏の就活にはなかった厳しい側面もあります。

たとえば、以下の3点です。

前章でも秋採用の事情について紹介しましたが、そこからさらに覚悟しておくべきことがあるので、しっかりと確認していきましょう。

企業数や採用枠が限られている

9月からでも内定を狙うことは可能ですし、優良企業もたくさんありますが、就活スタート時に比べたら企業数や採用枠は限られてしまうことを覚悟しなくてはなりません。

秋採用を行う企業の主な目的は“春夏に集めきれなかった採用枠の穴埋め”なので、春夏に予定人数が確保できれば秋採用は行いません。つまり、これまでは秋採用を行っていた企業も、今年は行わない場合があるというわけです。

秋採用を行うかどうかは企業側の事情によるので、業界や業種にはばらつきがあります。そのため、応募しようにもそもそも自分が志望する業界・業種の求人がない可能性もあるのです。

また、採用枠の穴埋めということで、何人募集を受け付けるのかは企業によって異なります。数人分しか枠がない場合には倍率が高くなることもありますし、採用人数に達すればすぐさま募集を打ち切ることもあるため、常にチェックしておく必要があるでしょう。

倍率が高く、ライバルも強敵

秋採用では限られた企業数や採用枠に対して就活生が多いため、選考の倍率が高くなります。しかも、秋採用に参加する就活生は強敵揃いです。大学4年の9月から就活を始める人の中には、公務員を目指していた人、部活や研究が忙しかった人、留学帰りの人など、もともとのスペックが高く、新卒市場においても人気が高い人がたくさんいます。

さらに、「ほかにもっといい企業があるかも」「秋採用に参加する企業も見てみたい」といった理由から、すでに内定を持っている学生も多く参加しており、このような学生もやはり強敵となるはずです。

もちろん中には間違った準備や就活によって内定をもらえていない人もいますが、圧倒的に強敵が多い就活となりますので、しっかりと対策していきましょう。

選考準備に充てられる時間が短い

9月からの秋採用は、選考準備に充てられる時間が短いという点で厳しいと言えます。入社までの猶予が短いことから企業側も焦っており、選考にあまり時間を割けないためです。短期間で内定出しまで終えるために、選考ステップが短縮され、選考と選考の間も短くなります。

そのため就活生のスケジュールも詰まりやすく、1つの企業の選考準備に対してかけられる時間が限られています。これまで以上の行動力が求められることを覚悟しておきましょう。

とくに、これまで就活しておらず大学4年の9月から就活を始めようとしている人は、やるべき対策がたくさんあります。ポイントを押さえて、効率的に行動しましょう。

大学4年の9月から就活を始める人は、下記のコラムも参考にしてください。

9月の就活まで内定なしの人が最短で内定を獲得する方法

9月に内定がない人が最短で内定を獲得する方法

9月からの就活では、企業数や採用枠に限りがあり、強敵たちと少ない椅子を取り合う状況です。焦りを感じている時期ですから、できるだけ早く内定を獲得したいところでしょう。

9月まで内定なしの人が“最短”で内定を獲得する方法は、以下の4つです。

それぞれの対策について詳しく紹介していきます。

自己分析や業界研究を見直し、広い視野で企業を探す

9月から内定獲得を狙う際は、あらためて自己分析や業界研究を行い、就活軸を明確にしたうえで広い視野から企業を探すようにしてください。これから就活を始める人も、9月を機に就活を再スタートする人も、まずは就活軸を明確に定めることから始めます。

秋採用は就活のスピードが早いですから、「あそこもここも、とりあえず受けてみよう」といった試し打ちをしている余裕はありません。確実に自分にマッチする、相性の良い企業を選び出す必要があるのです。そんなマッチ度の高い企業を探すためには、明確な就活軸が不可欠となります。

とくにこれまで就活をしていたにもかかわらず内定がもらえなかった人は、これまで定めていた就活軸が、マッチ度の高い企業を見極められるものでなかった可能性があります。改めて就活軸を見直しましょう。

また、秋採用は企業のバラつきがありますので、業界などを限定しすぎず、広い視野から企業を見ていく方がよいでしょう。気になる企業があれば、積極的に研究していきましょう。

たくさんエントリーし、実践を通して就活力アップを図る

9月から内定獲得を狙う際は、たくさんエントリーし、実践を通して就活力アップを図ることがポイントです。すでに焦りを感じている時期ですから、ES対策に時間を割くのではなく、実践を通して力をつけていきます。

面接練習も大切ですが、秋採用では積極的にエントリーをしましょう。そうすれば本番の雰囲気に慣れることができますし、そこでの反省点を次に活かせます。

ただし、前述のように秋採用には試し打ちの時間がありません。エントリーする企業を厳選したうえで場数を踏むことが大切です。そのためにも就活軸をしっかりと定めて、エントリーする企業は就活軸に当てはまる企業と、それに近い企業を選んでください。

自分にとってマッチ度の高い企業の選考をたくさん受けることで、どのようなアピールが有効なのか見極め、内定率をアップしていきましょう。

早め早めの行動が大切だが、焦りは禁物

秋採用はスピード勝負ではありますが、焦りは禁物です。焦ってスケジュールを詰め込むと1つ1つの行動の質が低下してしまい、内定には結び付きません。また、焦った気持ちはミスを誘発しやすく、自信の喪失にもつながります。

たしかに秋採用は選考から内定出しまでの時間が早いですし、人が集まり次第、急に募集を打ち切るといったこともあるため、早め早めの行動が大切です。しかし、かといって準備の手を抜き、無理のあるスケジュールで就活をしても、かえって時間を無駄にしかねません。

無理なスケジュールから体調を崩してしまえば元の子もありませんので、質を落とさずに行動できる範囲で就活に挑むようにしましょう。早さよりもいかに丁寧に就活ができるかどうかが、秋採用成功のカギとなります。

最短で内定を狙うなら就活エージェントを頼るのが効果的!

最短で内定獲得を狙うのに最も効果的な手段は、就活エージェントの利用です。

就活エージェントは企業の求める人物像と学生の求める企業像の両方を把握し、互いに求めるものが合致する、相性の良い企業と学生を引き合わせてくれます。もともと求めているものが一致しているので、内定を得られる可能性が高く、入社後の満足度も高いわけです。

また、企業事情に詳しい就活エージェントのキャリアアドバイザーを味方につけることで、手厚いサポートを受けられます。秋採用に特化した支援をしてくれるため、万全な対策から最短で内定を狙うことが可能なのです。

ジール就活の「出遅れ就活サポート」は、就活のスタートが遅れて不安を感じている人や、就活がうまくいかず困っている人を徹底的にサポートする無料の支援サービスです。

このサービスでは、プロの視点からあなたの強みを引き出し、マッチ度の高い求人を紹介するだけでなく、履歴書や面接対策を二人三脚で進めていきます。効率的かつ納得のいく形で就活を終わらせたい人は、ぜひ気軽に相談してください。

9月の就活で内定なしに関するQ&A

9月の就活で内定なしに関するQ&A

9月の就活で内定なしの人から良く聞かれる、以下の3つの質問へ回答します。

Q. 9月の就活で内定ゼロの人の割合は?

A. 9月の時点で内定を持っていない学生は全体の約1割です。多くの学生がこの時期までに内定を獲得しています。

Q. 何月までに内定がないとまずい?

A. 多くの企業が10月に内定式を行うため、8月までに内定がないと、秋採用での就活が必要になります。

Q. 内定がないまま卒業を迎えたらどうする?

A. 卒業後に既卒として就職活動を続けることになります。最近では、卒業後3年以内であれば新卒と同じように扱う企業が増えているため、諦める必要はありません。

9月に内定なしの人は原因と向き合って効率的に就活を

9月から内定を狙うことは可能ですが、企業数や採用枠は限られていますし、そもそも「内定がない」という状況は不利になります。そのことをしっかりと理解した上で、これからの就活の流れや自分がすべきことを考えていきましょう。

自己分析や業界研究から就活軸を明確にし、広い視野から企業を探してください。そして自分のためになる経験を積むべく、たくさんエントリーをして就活力アップを図ることが大切です。

9月まで就活ができなかった人はチャンスが少ない分、少しでも行動量を増やし、就活での経験を積んでいきましょう。これまで就活をしてきたものの思うようにいかなかった人は、内定が獲得できなかった理由を分析し、その課題をつぶしていくなど、それぞれに適した行動が必要です。

秋採用は、限られた枠に強力なライバルたちが集まります。そのため9月から最短で内定を獲得するには、就活エージェントなどのサポートを受けることをオススメします。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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