既卒の就活は厳しい?自信がない人のためのやり方とおすすめエージェント6選
2023年8月10日
既卒だからといって、自信をなくしたり、やる気をなくしたりしていないですか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
実は正直なところ、自信をなくしているんですよね。やっぱり新卒と比べると既卒は不利だと思うんです。
既卒は在学中に就活を経験していますが、新卒より不利だと感じて、自信をなくしている人が多いんですよね。でも自信がない=就活への悪影響を及ぼすリスクが高まっているのも事実ですよ。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
就活に悪影響!?でも、どうやったら自信を取り戻せるんでしょうか。もうどうしたらいいかわからなくて…。
それでは今回のコラムで、なぜ既卒が就活に自信を持てないかの理由と具体的に自信をなくすきっかけ、またそれぞれの理由に対する対処法について紹介します。一緒にみていきましょう。
キャリアアドバイザー 岡田
既卒の就活は難しい?既卒就活の現状
既卒の就活は難しいイメージがありますが、既卒者を募集している企業は多数あります。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.213(126p、図表4-30)」によると、若年フリーターから正社員を志望し、実際に正社員になれた割合は、大学・大学院卒の場合72.8%にも上るそうです。
つまり、既卒でも就職できる可能性は十分あります。「既卒になったら就職はもう無理なんだ」などと、自信をなくす必要はありません。
ただし、既卒就活の厳しさを裏付けるデータもあるので注意が必要です。厚生労働省の「労働経済動向調査(令和4年8月)の概況」によると、22卒の新卒採用枠で「既卒の応募が可能だった」と回答した企業は68%でした。「卒業後3年は既卒も新卒枠で応募可能とする」という政府の方針に反し、すべての企業が応募可能な状態ではないのです。
しかも、そのうち60%の企業は、選考の結果1人の既卒者も採用に至らなかったと答えています。既卒からでも就職のチャンスは十分ありますが、その道のりが簡単にはいかないということも覚えておきましょう。
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既卒就活で自信が持てない理由
今あなたが就活への自信を失ってしまっている原因は何でしょうか。冒頭に述べたように、既卒の就活には自信を無くしてしまう要素がたくさんあるので、自分でも何が原因だったか分からなくなっている人が多いと思います。しかし自信を取り戻そうにも、その原因がハッキリしなければ対処しようがありません。
そこでここからは、既卒の就活生に多い「自信がない」と感じてしまう理由について解説します。自分に当てはまる状況があるか照らし合わせながら参照してください。
新卒の失敗を引きずっている
既卒が就活に自信を持てない理由の1つは、卒業から時間が経っても未だに新卒時の失敗を悔み、引きずっていることです。既卒の就活生には在学中に就活していた人も就活していなかった人もいますが、どちらにせよ新卒では就職先を決められませんでした。
そのことに対し既卒の人はいつまでも自分自身を責め続けていて、今年に限らず、自分という人間に就活を成功させられる力があるかどうか自信が持てないのです。在学中に就活していた人は卒業までに内定を獲得できなかった自分を責め、就活していなかった人は新卒で就活しようと思えなかった自分を責めることで、自分に対する自信を失っています。
ここ数年は皆さんの親の世代が就活していた就職氷河期と違って売り手市場が続いていましたから「なぜ恵まれた環境なのに新卒で就職できなかったのか」などと親から言われ、なおさら自己嫌悪に陥っている人もいるかもしれません。
そのように自分自身が新卒時の失敗を悔み続けることで、既卒の人は「どうせ自分なんかどこも採用してくれない」というような、ネガティブな思考回路になっています。そのため既卒として改めて就活を始めても自分が信じられず、まるで上手くいく気がしないのです。
面接でネガティブな質問をされ、自信をなくす
既卒が自分に自信を無くしてしまうのには、もともと自分が新卒時の就活を後悔している以外にも、既卒となってからの面接でネガティブな質問をされることが多いという理由もあります。
前述のように近年新卒では売り手市場が続いていましたから、現在既卒として就活している人が新卒だった時には、贅沢を言わなければ誰でもどこかの企業には就職できる状況でした。そのため、その売り手市場の中で就職できなかった既卒の就活生に対し、企業は必ずと言っていいほど面接で「なんで既卒になったの?」という質問をしてきます。
新卒時に内定がもらえなかったにしろ就活していなかったにしろ、既卒になった理由には何かしらネガティブな要素を含んでいるので、就活生にとっては非常に答えにくい質問です。また面接官によっては「こんなんだから新卒の時に内定がもらえなかったんじゃない?」などと、明らかに既卒となったことを責めるような質問を浴びせる人もいます。
既卒の就活生はたびたび面接でそのようなネガティブ質問にさらされることで、改めて新卒時の失敗を痛感し、自己嫌悪に陥りやすいです。そして「自分はダメな人間なんだ」と自分に自信を無くしてしまい、既卒での就活に対してもネガティブ思考になっています。
面接に落ち続け、受かる気がしない
何度面接を受けても落ち続け、ちっとも受かる気がしないというのも、既卒が就活への自信を持てない理由の1つです。既卒の就活ではエントリー自体は受け付けていても、実際には既卒の採用にあまり前向きでない企業が多々あります。
そのため既卒の就活生は書類選考や一次面接など選考初期で落とされてしまい、門前払いを食わされる確率が高いです。ようやく個人面接にこぎつけても、前述のような既卒となったことに対する厳しい質問を浴びせられ、上手く答えられなければ最終面接へは進めません。
そのように既卒の就活ではなかなか初期の面接を突破できず、内定へ近づくことすらできないケースが珍しくないです。既卒の就活が甘くないとは聞いていたけれど、これほど厳しいとは思っていなかった人も多いのではないでしょうか。
既卒の人はそのように既卒として就活をする中で全然面接に受かることができず、今後もまるで受かる気がしないことから「どうせ次もダメだろう」と、就活への自信を無くしてしまうのです。
条件に合った企業が見つからない
既卒の就活生の中には、自分の条件に合った企業を見つけられないことで、就活を成功させる自信を失ってしまう人もいます。近年政府は卒業から3年以内の既卒者を新卒と同様に扱うよう呼びかけていますが、新卒の枠で既卒のエントリーを受け付けている企業数は、まだまだ十分とは言えない状況です。
そのため既卒の場合は、就活の中で自分が志望するような企業を見つけられない、「いいな」と思える企業に巡り合えないという人が出てきてしまいます。たとえ選考に受かって内定をもらえたとしても、それが自分の入りたい企業でなければ就活の成功とは言えないでしょう。
そのことから既卒では、就活を成功させる自信がないという人が多いのです。また、いくら企業探しをしても自分の入りたい企業を見つけられなければ、就活そのものや入社後の将来に対しても希望が持てません。
始めから「妥協しなきゃダメなのか」という気持ちになって、やる気をなくし、就活を続ける自信さえ失ってしまうケースもあります。
愚痴や不安を吐ける相手がいない
既卒の場合、就活での愚痴や不安を吐ける相手がいないというのも、自信を失ってしまう大きな原因です。在学中、新卒として就活していたときには同様に就活している人に囲まれていたため、就活に関する色々な思いを共感できる仲間がいました。
就活をする上で嫌なことや不安に思うことがあっても、周りの友達に話すことで気持ちが和らぎ、前向きな気持ちを保てていたのです。
しかし既卒となってからは、そうした同じ境遇の仲間が自分の周りにいません。学生時代の友達はすでに社会人として働いているので、就活に関する愚痴や不安を話したいと思っても、なかなか話しづらいものです。
また話したところで、既卒就活のことをよく知らないのですから、あなたの気持ちを理解してはくれないでしょう。そのため既卒の人は就活に関するストレスを全て自分一人で受け止めなければならず、就活が上手くいかない時ほど、孤独を感じるようになります。
そして既卒での就活が長引けば長引くほど、そのような孤独な就活を続けることに対し、だんだん自信がなくなってきてしまうのです。
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実際に自信をなくすきっかけの背景にあるもの
既卒が就活への自信を失ってしまう直接的な理由については以上ですが、既卒の皆さんが自信を取り戻すためには、もう1つ理解しておくべきことがあります。上記に挙げた既卒の就活生に自信を失わせる状況を生み出す背景には、あなたの想像以上に厳しい既卒就活の現状があるのです。
そうした根本的な事情をきちんと踏まえていないと、本当の意味で就活への自信を取り戻すことは難しいでしょう。ここからは自信を無くすきっかけの背景にある、既卒の就活事情と厳しさについて解説しますので、しっかり押さえておいてください。
既卒者は厳しい目で見られている
根本的に既卒の就活生は、「既卒」というだけで企業から厳しい目を向けられているということを理解しておかなければなりません。
前述のようにここ数年は売り手市場が続いていましたから、よほど怠けていなければ自分の希望に合うかどうかは別にして、どこかしらの企業には就職できる状況でした。その中で新卒として就職しなかった既卒の人全般に対し、企業は「学校を出ると同時に就職し、独り立ちしなければならない」という意識、つまり自立心や就労意欲が低いと見ています。
そのため既卒の人はただ「既卒」というだけで、卒業に向けて熱心に就職しようとしている新卒に比べて劣ると判断され、その分選考が厳しくなる傾向があるのです。また既卒の人は卒業からその企業を受けるまでの間に、履歴書上何をしていたか書けない空白の期間があることも、選考が厳しくなる一因となります。
企業は卒業後もすぐには就職していない既卒の人に対し、「これまでいったい何してた?ダラダラ怠けていたか、遊んでいたのかもしれない」と疑うわけです。その疑念から選考で既卒の人は、新卒より人間性について細かくチェックされるため、自然と合格のハードルが上がってしまいます。
そこで特に問題が見つからなくても「どこにも内定をもらえなかった要因が隠れているかも」と懸念し、リスクを避けようとする企業があるので、既卒は選考に受かりにくいです。既卒が自信を持てない理由として挙げた「新卒時の失敗によるトラウマ」「面接で厳しいことを言われる」「面接に受からない」などの状況は、主にこうした背景から生れています。
企業数や業種に偏りがある
既卒の就活では、自分が応募できる企業数が限られ、業種に偏りがあるということも頭に入れておいてください。前述のように近年政府は業界団体などを通じ、卒業から3年以内の既卒者を新卒と同様に扱うよう呼びかけていますが、その方針は強制ではありません。
実際のところ既卒のエントリーを新卒の枠で受け付けるかどうかはそれぞれの企業次第なので、その企業数はまだまだ多くはないですし、業種にも偏りがあります。そのため既卒の就活生は、どの業種や企業でも選べる新卒と違い、始めから選択肢が限定されてしまうのです。
加えて既卒の人は新卒のように就活の情報が自然と集まってくる環境にはないので、志望企業を探すための手段も限られています。そうしたことから既卒の人は、なかなか自分が望むような「志望企業に出会えない」という問題が発生するわけです。
就活から離れた生活から、せっかく重い腰を上げて「就活しよう!」と思い立っても、既卒の人は企業選びの段階からいきなり手こずることになります。就活を乗り切る自信を無くす背景には、こうした企業数の少なさや業種の偏りによって将来への希望を持ちにくく、出足をくじかれやすい環境があることも理解しておきましょう。
既卒就活は孤独
既卒の就活が独りぼっちで孤独であるということも、既卒の就活生が自信を失いやすい背景にあります。前述のように既卒の就活は、相談相手や気持ちを共感してくれる人がいないことで孤独を感じ、就活を続けていく自信を無くしてしまう直接的な原因となりますが、それだけではありません。
独りぼっちの孤独な就活は、考えが悪い方向に傾いても励ましたり修正したりしてくれる人がいないため、ネガティブ思考に陥りやすいです。例えば「面接できついことを言われる」「面接に受からない」といったときに落ち込むことは、誰にでもあるでしょう。
就活が上手くいかないことで、無力感や不甲斐なさを感じるのはよくあることです。しかし既卒の就活ではそうした負の感情を自分一人で受け止めなければならないために、上手くいかなかったことをいつまでも気にして、その気持ちを解消しにくい状況にあります。
そして自分の中でくり返し自分を責めることで、「どうせ自分はダメな人間なんだ」などと自分に対する自信を失うことにつながりがちです。また「志望先が見つからない」といったことに関しても、自分一人で悶々と考えることで視野が狭くなり、明るい面を見出しにくくなります。
その結果「どうせ頑張っても自分にはこんな将来しかない」などと悲観的に考えてしまい、就活を成功させる自信を失いやすいのです。つまり「既卒の就活が孤独である」ということが、就活への自信を失う様々なきっかけを自分の中でネガティブに増幅し、自信を失いやすくさせる元凶となっています。
自信が持てないことで起きるリスク
ここまで述べてきたように既卒の就活には自信を失ってしまう要因がたくさんありますが、だからといって自信が持てなくても仕方がない、自信がない状態のままでよいということではありません。自信がない状態で就活をすると、様々なリスクがあります。
ここからは自信がないまま就活することで発生する具体的なリスクについてご説明しますので、覚えておいてください。
自信のなさがにじみ出てしまい、印象が悪くなる
第一に自信がないままで就活を行うと、その自信のなさがにじみ出てしまい、面接官への印象が悪くなります。「自信がない」というのは自分の中にある感情ですが、それは表情や言動、雰囲気といった全てに反映されて、あなたの全身からオーラのようににじみ出てくるのです。
表情はどことなく不安げで言動はたどたどしく、勢いや熱気もありません。そうしたものは自分では隠しているつもりでも無意識に出てしまうので、自信がない状態であることは面接官にも伝わります。
既卒・新卒に関わらず、これから仕事を任せる人材を採用しようというのに、そんな自信がなさそうな人物に期待を寄せる企業も欲しいと思う企業もないでしょう。なぜなら自信がなさそうな人は、仕事を任せる上で頼りにならなそうに見えるからです。
それでなくても既卒は新卒に比べて厳しく見られていますから、そうした悪印象は致命的となります。そのように自分が「自信がない」と思うことが、結果として自ら面接官の評価を下げ、内定を遠ざけてしまうことになるのです。
面接に落ち続け、就活に身が入らなくなる
自信がない状態で就活を行うと、くり返し面接に落ち続け、就活に身が入らなくなります。先程述べたように自信のなさは全身からにじみ出て印象が悪くなるので、その状態で何度面接をくり返しても、ちっとも受からない可能性が高いです。
そして面接を受けては落ちるということを続けているうちに、だんだん就活そのものへのやる気を無くしてしまうことになります。言うまでもありませんが、やる気を失ってそもそもの行動を止めてしまえば当然、内定はあり得ないです。
また仮に、やる気のないまま無理やり行動したとしても、その行動に身が入らなければ良い結果にはつながらないでしょう。面接中は集中力がなく、準備も不十分なので、まともな受け答えができないからです。
そんな状態では内定はおろか、やる気のなさが面接官に伝わって「そんなんだから新卒で就職できず既卒になったのでは?」などと厳しい言葉を浴びせられ、なおさら自信を失うことにもなりかねません。
間違った判断をしてしまう恐れがある
就活への自信を失うと、冷静さを無くしたり投げやりになったりすることで、間違った判断をしてしまう恐れがあります。既卒の場合は特に新卒に比べて不利だという意識がありますから、自信のなさから先程述べたような内定を得られない状態が続くことで、焦ってしまう人が多いです。
また、そもそも既卒で受けられる企業の選択肢も少ないので「この際どこでもいいから就職しよう」などと投げやりになり、手当たり次第に受けるようになります。もともと自分がどういった就職を目指していたか忘れ、全く自分の就活軸に当てはまらない企業や、自分には合わない企業を選んでしまうのです。
しかし自分に合わない企業を受けてもまず受からないので、その結果なおさら就活が上手くいかず、ますます就活への自信を失うことになります。万一そうした企業に受かった場合には、入社後にミスマッチを感じ、後悔することになるでしょう。
就活は今後の人生を左右する重大な決断をする場であり、そのように判断力が鈍るのは人生における致命的な失敗を生む原因となります。
キャリチャンでは、既卒の就活生も納得のいく内定を獲得できるようサポートするサービス「再就活サポート」を開催しています。就活に自信のない既卒者も、専属のキャリアアドバイザーが1対1でサポートするので安心です。ぜひ活用ください。
自信を持とう!既卒就活の強み
既卒には、新卒とは異なる以下のような強みがあります。
- 新卒同様に年齢が若いので、将来性や柔軟性がある
- 卒業後に大学生にはできない経験を積んでいることがある
- 挫折経験がある
- 内定が出た際にすぐ入社できる
既卒者が内定を獲得するためには、既卒者ならではの強みをアピールすることが必要です。上記を参考に、自分がアピールできる点はないか、探してみましょう。
自分のアピールポイントを見つけるためには、自己分析が欠かせません。自己分析が不十分だと感じる人は、一度集中して取り組んでみましょう。既卒の就活を成功させるためのヒントが欲しい、という人は、下記のコラムもぜひチェックしてみてください。
関連コラム【就活対策資料】
「既卒の就活」の流れと成功させる方法。内定獲得のための秘訣を伝授
既卒就活に企業が抱きやすいマイナスイメージ3つ
既卒は就活生と異なる強みがある一方で、新卒のうちに内定を獲得できなかった人として、マイナスイメージを持たれる可能性があります。
企業が抱きやすいマイナスイメージは、以下の3つです。
納得感のある話を伝え、既卒者に抱くマイナスイメージを払拭しましょう。
1.就業意欲が低いのではないか
既卒者は、企業側から「仕方なく就活しているのでは?」「本当は働きたくないのではないか」と思われてしまいやすいです。
就業意欲が低いとみなされると、入社してもすぐに辞めてしまうだろう、真面目に働いてくれないだろうと思われ、マイナスに評価されてしまいます。
就業意欲が高いことを企業に伝えるために、仕事への熱意や入社意欲をアピールしましょう。そのためには、自分と企業に対する理解を深め、入社後どのように活躍するつもりか語ることが大切です。
2.本人に問題があるのではないか
既卒者が在学中に就活していたのであれば、内定が獲得できなかった本人に問題があるのではないかと思われる場合があります。一年就活して就職先が見つからなかったということは、履歴書ではわからない問題点があるのではないか、とネガティブな思いを抱かれてしまいやすいです。
新卒採用は、基本的にはポテンシャルで採用を行います。就業経験がないため、具体的なスキルや資格などの取得状況は問われないケースが多いです。にもかかわらず内定が獲得できなかったということは、性格や人間性に問題があるのではないかと思われてしまう可能性があります。
なぜ新卒のうちに就職できなかったのかを振り返り、説得力のある答えをできるように用意しておきましょう。
3.行動力、分析力に欠けるのではないか
既卒の就活生は、行動力や分析力がないために、新卒での就活に失敗したのではないかと思われる可能性もあります。就活は、トライアンドエラーを繰り返しながら進めていくものです。企業の選考を多数受け、上手くいかなかった点を振り返り、改善することで内定を獲得していきます。
就活で内定を獲得できなかった人は、積極的にエントリーしたり、面接の振り返りができていなかったりしたのではないかと思われてしまいやすいです。また、自己理解や企業理解を深め、自分に合った企業を見極める能力がないのではないかと思われることもあります。
行動力や分析力は、入社してからも必要になります。在学中にこれらの能力が足りていなかったと感じる人は、現在はできるようになったことを、具体例を挙げてアピールするようにしましょう。
自信を持って面接に臨もう!既存就活の面接3つのポイント
既卒の就活生には、面接への自信がない人が多いです。前述のように既卒の就活では、面接でネガティブな質問を受けることがあります。その際上手く答えられず、面接に受からないことが続くと、面接に対して苦手意識を持ってしまうわけです。
既卒者が自信を持って面接に臨むためには、3つのポイントを押さえて準備することをオススメします。
上記のポイントを面接前に準備しておくと、面接官からの質問に焦らずに済むでしょう。以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
1.納得できる「既卒になった理由」を準備しておく
既卒の就活生は、面接官が納得できる「既卒になった理由」を準備しておきましょう。
既卒就活の面接では、なぜ既卒になったのかを質問してくるケースが多いです。面接官はこの質問を通して、「入社する意欲はあるのか」「大学時代に遊び惚けていたのではないのか」などを確認しています。
場当たり的に答えようとすると、ネガティブな回答をしてしまいがちです。既卒に対するマイナスイメージを払しょくできるよう、面接官を納得させられるような理由をあらかじめ考えておきましょう。
新卒で内定を獲得できなかった人は、就活の反省点とともに改善点を答えられるようにすると、面接官にポジティブな印象を与えられる可能性が高くなります。既卒になったパターンごとの具体的な答え方は次章で詳しく紹介するので、そちらを参照してください。
2.企業に応じた志望理由を準備しておく
既卒の就活生は、面接を受ける企業1社1社に対し、それぞれに適した志望理由をしっかり準備しておきましょう。
面接官は既卒者に対して入社意欲が本当にあるのかを心配します。そのため、高い入社意欲をアピールすることがポイントです。使いまわしのありがちな志望動機の場合、「どの企業にも同じことを言っている」「内定を出しても入社しないだろう」と思われてしまう可能性があります。
企業についてWebサイトだけでなく、本やOB・OG訪問などもおこない、志望度の高さをアピールすると、面接官の不安を払しょくできるでしょう。
3.既卒の強みをアピールする
既卒であることをネガティブに考えず、既卒ならではの強みをアピールしましょう。既卒者は社会人経験がないため、企業はポテンシャルや、仕事への意欲で採用を決めるケースが多いです。
企業は既卒者に対し、年齢が若いことによる柔軟性や挫折経験を活かして仕事をしてくれるだろう、という期待感があります。魅力的な人材だと思っているケースが多いのです。
既卒だからといって自信のない態度で面接に臨むと、面接官にも魅力的に映りません。既卒者の強みをアピールし、自信を持って就活に臨んでください。
5つのパターン別「既卒の理由」の答え方
既卒になった理由を正直に伝えると、ネガティブな発言になりがちです。説得力があり、面接官からもよい評価をもらいやすい、質問への答え方の例を紹介します。紹介するのは、下記の5つのパターンです。
面接でスムーズに回答できるように、よく考えておきましょう。
1.大手企業をばかりを受けていた
大手ばかりに絞って就活した結果、内定を獲得できずに既卒になってしまった人は、正直に伝えるようにしましょう。答える際には、大手にこだわって内定を獲得できなかったと伝えるだけでなく、反省点を伝えるのがポイントです。
【例文】
「在学中は大手商社に絞って就職活動をしていましたが、内定が獲得できませんでした。自分に向いてる仕事を考えず、視野を狭めていたことを反省しています。今は自分の長所であるコミュニケーション力の高さを活かしてできる仕事を考え、営業職での就職を目指しています。」
上記のように反省点を述べた上で、前向きにやりたい仕事を伝えるとよいでしょう。
2.就活に力を注いでいなかった
在学中に就活に力を入れていなかった人は、改善点や力を注いでいなかった理由を答えるようにしましょう。
たとえばアルバイトやサークルなど、就活以外に頑張っていたことがあれば、具体的に伝えてください。努力を伝えることで、物事に取り組む熱意がある人材であることをアピールできます。
【例文】
「学生時代はバスケットボール部での活動に集中しており、卒業ぎりぎりまで積極的に練習に出ていました。全国大会出場などの貴重な経験ができましたが、就職活動に出遅れてしまい、内定を獲得できませんでした。卒業後は改めて自分自身と向き合い、行動力を活かして営業職に就けるよう就職活動に集中して取り組んでいます。」
学生時代に就活ができなかった理由を答え、就職する意欲があることを伝えるようにしましょう。
3.家庭の事情で就活を諦めた
経済的な理由や、親族の病気などの複雑な事情で就活を諦めた場合は、話せる範囲で就活に取り組めなかった理由を話しましょう。
話したくないことを無理して話す必要はありませんが、やむを得ない事情があったことを伝えれば、面接官も納得しやすくなります。家庭にしっかり向き合い行動したことは、真面目さや信用できる人材であることのアピールになるでしょう。
【例文】
「大学3年生の時に父が病気になり、母も働いていたため、これまでは自宅で介護をしていました。ヘルパーさんもお願いしていましたが、在学中は学業もあるため、就職活動に十分な時間が取れませんでした。現在は介護施設に父が入居したため、改めて就職活動に取り組んでいます。1年遅れてしまった分、入社した際は早く結果を出せるように精進したいです。」
就活できなかった原因を話し、今は就活に取り組めることと、働く意思を前向きに伝えるようにしてください。
4.大学の勉強が忙しく就活に手が回らなかった
大学3年生までに単位が取り切れておらず、4年生でも頻繁に学校に通っていると、就活に集中できない可能性があります。また、学部や学科によっては卒業研究が忙しく、就活にまで手が回らなかった人もいるでしょう。
学業が忙しく就活ができなかった人は、3年生までになぜ単位が取り切れなかったのかや、4年生のときにどの程度忙しかったのかを具体的に伝えてください。
【例文】
「大学3年生までアルバイトに熱中しており、必要な単位が取得できませんでした。4年生で45単位取得する必要があり、週4日大学に通って授業とテストに追われていたため、志望企業の説明会や選考に出られないまま卒業を迎えてしまいました。先を見据えず、学業をおろそかにしたことを反省しています。今後はアルバイトで身につけたコミュニケーション力を活かして、接客の仕事がしたいと考えています」
就活に取り組めなかった理由だけでなく、反省点を述べるのがポイントです。
5.夢を追いかけて就活しなかった
スポーツ選手やバンドなど、大学時代に夢を追いかけて就活しなかった人もいるでしょう。就活をしようと決めたのであれば、「また夢を追いかけて退職してしまうのではないか?」といった企業の不安を払拭できるように話すことが大切です。
【例文】
「私は大学時代にバンドデビューを目指していたため、企業への就職は考えていませんでした。しかし卒業後もデビューできず、自分たちの実力不足を思い知ったため、解散し、就職することにしました。今となっては、就職しないことへの言い訳としてバンドを続けていたと感じ、後悔しています。今は自分の英語力を活かして海外でも活躍したいと考えており、御社の営業職としてグローバルに活躍できる人材を目指しています」
夢を諦めた理由を話し、今後も戻るつもりはないと説明すれば、企業にも安心してもらえるでしょう。
自信を持つために意識すべきことと取るべき行動
前述のように、自信がない状態で就活すると今後の人生を左右しかねない大きなリスクがあるので、そのままにしてはいけません。既卒の人はどうしても自信を失いやすい環境ではありますが、それを克服して就活を成功させましょう。
ここからは既卒が自信を取り戻し、自信を持って就活するために意識すべきことと、取るべき行動について解説します。
過去の失敗を見直し、改善する
既卒の人が就活への自信を取り戻すためには、まず過去の失敗を見直し、改善することが先決です。既卒の就活生の多くは、新卒での失敗から「自分という人間」の能力や価値に対する自信が揺らいでしまっているので、そこから見直す必要があります。
まずは新卒時の就活を振り返り、内定がもらえなかった原因を究明して、改善してください。内定はもらえていたものの内定先に納得できなかった人はそうなってしまった原因を、就活していなかった人は就活しようと思えなかった原因を究明し、改善します。
新卒時の懸念点を改善しなければ、いくら自分で自分に活を入れても自信にはつながりませんし、既卒の就活でも新卒時と同様の失敗を繰り返すだけです。自分の抱える問題点を洗い出して改善しておけば、過去の就活を失敗させてしまった「ダメな自分」は居なくなり、弱点を克服できた現在の自分への自信も生まれます。
嫌なことは振り返りたくないかもしれませんが、自分自身への自信を取り戻し今後の既卒就活に挑む自信をつけるために、真摯に過去の失敗と向き合ってそこから学びましょう。
就活の基礎部分を改めて対策し直す
既卒の就活を成功させる自信をつけるためには、就活の基礎部分を改めて対策し直す必要もあります。就活の基礎部分とは、企業選びのもととなる「就活軸」や企業にアピールすべき「自分の強み」、上手にアピールするための「面接力」などです。
就活への準備不足は不安を招き、自信を失わせるばかりです。就活の基礎となる下準備がしっかりできていればいるほど、自分の中にも自信が湧いてきます。
自信を持って既卒就活に挑めるように、就活軸の見直しと自分の強みの確認、面接練習といった基礎固めを行い、就活の土台となる部分を揺るぎないものにしてください。
■ 就活軸を見直す
これまでの就活が上手くいかなかったのは、そもそも自分に合った企業を選べていなかった可能性があるため、企業選びの方針となる就活軸を見直す必要があります。
就活軸はこれから自信を持って既卒就活に挑み、自分に合った企業を探すために大事な部分となりますので、改めて自己分析を行って一から見直しましょう。
自分が何をやりたいかではなく、これまでの就活を通して感じたことや、「自分にできること」「自分を活かせること」は何かを意識して定め直すと良いです。
既卒に合った企業の探し方は、下記のコラムも参照してください。
【関連コラム】
【既卒採用企業の見つけ方】効率的な手段と優良企業の見つけ方を教えます
■ 自分の強みの確認
自分の強みとは、言い換えれば「自分の特徴の中で自信のある部分」だと言えますが、それが志望企業の仕事において役立つものでないと、企業にとっては意味がありません。
単純に自分自身が自信を持っている部分ではなく、既卒就活において志望企業にアピールすべき強みを把握することが大事です。
その企業に好意を持ってもらえる強みを自分の中に見出すことで、適切に自分をアピールできますし、自信を持って堂々と面接を受けられます。
自分の強みが見つからない人は、下記の対策資料を活用してください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
■ 面接練習
面接への苦手意識や面接に不慣れであることは、自信のない態度・言動につながり悪印象となるので、自信を持って就活を行うためには面接練習も不可欠です。
面接への免疫を付け、自分の強みを適切にアピールする方法を身に付けることで、本番で緊張した中でも自信を持って対応できます。
既卒の面接では新卒にはなかったネガティブな質問も出ますから、自信を持って答えられるように練習しておきましょう。
キャリチャンでは、面接が苦手な就活生に特化した支援サービス「面接サポート」も行っています。面接が苦手な人でも内定を取りやすい求人を紹介し、プロのキャリアアドバイザーが面接対策を手伝ってくれるので安心です。
上記以外にも、就活にはさまざまな準備と対策が必要になります。全体の流れと必要な準備・対策について把握したい人は、下記の資料を参考にしてください。
【就活対策資料】
就活まるわかりガイド
ネガティブに考えすぎず、引きずらないこと
既卒が自信を持って就活を続けていくためには、自分自身がネガティブに考え過ぎず、引きずらないよう努力することも大事です。前述のように、既卒の人は過去の就活を悔やんでいることなどからネガティブ思考に陥りやすく、それが自分自身や就活への自信を失わせることにつながっています。
そのままでは物事をネガティブに考えがちな既卒だからこそ、自分自身が意識して、くよくよ引きずらないように努力しなければなりません。就活の中で嫌なことがあったとしても、あえてポジティブに考える癖をつけましょう。
たとえば面接官にきついことを言われた時は、「自分の気づけない部分を指摘してもらえてよかった。今後の参考にしよう。」などと、自分のプラスとなるように捉えます。面接に落ちてしまった時は、「自分には合わない会社だったんだ。入社しなくてよかった。」と受け流せばよいです。
そのように無理にでもポジティブに考え、無意識にはまり込んでいくネガティブ思考の連鎖へ強制的に歯止めをかけることで、自分が自信を失うのを自力で防げます。ネガティブな気持ちを引きずれば引きずるほど、どんどん自信がなくなるので注意してください。
“実践”を通して力をつけ、内定を取る感覚を得る
既卒就活に自信を持つには、実践を通して力をつけ、内定をもらう感覚を得ると良いです。既卒になるまで就活していなかった人や、新卒での就活から時間が空いている人は、まだ具体的な行動を取る自信がないと考えているかもしれません。
しかし既卒で受けられる企業は限られていますし、空白期間が長引くほど余計に不利になっていくので、あれこれ考えるよりも、実践を通して就活力を身に付けていくつもりで早急に動き出すべきです。既卒を募集している企業の中から自分の就活軸に合いそうな企業を見つけたら、積極的にエントリーしていってください。
初めはそれほど志望度の高い企業でなくてもよいので、既卒でも比較的受かりやすいと思われる企業を狙い、実際に選考を受けるのがオススメです。1つでも内定をもらえればそれが自信となりますし、その自信が別の選考へも良い影響を及ぼします。
実際の選考を受ければ本番の面接にも慣れることができ、自然と面接力も上がるはずです。「面接に受からない」という理由で自信を失っていた人も、実践を通して力をつけることで問題点の改善ができます。また受かりやすい企業を受けて内定をもらう感覚を得られれば、自信の回復にもつながるでしょう。
理由別の対処法も抑えよう
就活への自信を失うきっかけはたくさんあるので、自信を無くした時にピンポイントで対応できるよう、理由別の対処法も押さえておいてください。前項までの対策が既卒の就活生に共通する基本ですが、自分が自信を無くしたきっかけに特化した対策を重点的に行うことで、効果的に自信を取り戻すことができるでしょう。
■ 内定がもらえる気がしない
まずは既卒でも比較的受かりやすいと思われる企業を受け、実際に内定を得ることで自信を回復します。採用人数が多いところ、介護系やIT系などの成長業界、知名度の低さから新卒が集まりにくい企業などが既卒の狙い目です。
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■ 新卒での失敗を引きずっている
失敗を失敗のままで終わらせず、なぜ失敗したのか原因を究明し、自分の抱える問題点を洗い出します。その問題点を改善するための具体的な行動を取り、弱点を克服することで自信につなげましょう。
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■ 満足できる企業が見つかる気がしない
既卒の就活に特化したツールや就活エージェントなどを使い、企業探しをするための手段を増やして、企業との出会いの場を広げます。それに加え、これまでの就活軸にとらわれずもっと視野を広げて、多くの企業を見るよう改める姿勢も必要です。
キャリチャンでも、満足のいく企業から内定をもらえるまで就活を支援するサービス「再就活サポート」を開催しています。プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンであなたの既卒就活をサポートするので、ぜひ相談してください。
■ 既卒ならではの厳しい質問に答えられる気がしない
既卒ならではの質問を想定し、どのようなパターンでも対応できるように対策することで、自信につなげます。上手く答えられなかったときにも自信を失わないよう、ポジティブに考える癖を付けておいてください。
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■ 孤独な状態で就活できる気がしない
就活エージェントなどを利用し、既卒就活の厳しさを理解した上で協力してくれる人を味方につけるのが得策です。相談できる相手がいることでネガティブ思考に陥りにくくなり、自信を失うリスクを減らすことができますし、自信を無くした時にも心の支えとなって解決策を示してくれます。
既卒就活でエージェントを利用する3つのメリット
新卒よりも厳しい就活環境にある既卒者には、就活エージェントを利用することをオススメします。既卒者が就活エージェントを利用するメリットは、下記の3つです。
キャリアドバイザーが就活の進め方や既卒でも受けられる企業を紹介してくれるため、効率的に選考を受けられます。
1.就活時期に応じたサポートが得られる
就活をする時期によって柔軟なサポートが受けられる点が、既卒の就活で就活エージェントを利用するメリットの1つです。既卒の就活は新卒のように明確な時期が限定されていないため、今何をすればよいのかがわかりづらいことがあります。
既卒の求人は4月入社に合わせ、1~3月に集中するケースが多いです。しかし、企業によっては退職者の補充のために、スポットで募集する場合もあります。
就活エージェントに相談すれば、就活をしている時期にどの程度求人があるのか、どのようなスケジュールで進めるべきかのアドバイスをもらうことが可能です。
2.既卒生向けの非公開求人を紹介してもらえる
就活エージェントだけが持つ、既卒生向けの非公開求人を紹介してもらえることがあるのも大いにメリットがあります。
スポットで人材を募集している企業や、既卒を求める企業は一定数ありますが、求人サイトには載っていないケースがあるのです。求人サイトに載らない求人は、就活エージェントだけが扱っている場合があります。
就活エージェントに登録しておけば、他では探せない希少な求人の中から、条件や社風があなたに合った企業を紹介してもらえる可能性が高いです。応募のチャンスを広げるためにも、就活エージェントに登録しておいて損はないでしょう。
3.面接対策、ES添削などが受けられる
就活エージェントでは、面接対策やESの添削も受けられるのもメリットです。履歴書やエントリーシートは、自分では上手く書けているつもりでも、他人から見ると情報が足りていない場合があります。プロの目線で確認してもらい、受かりやすい書類が作成できるようにアドバイスをもらいましょう。
プロのキャリアアドバイザーを相手に、模擬面接を受けるのもオススメです。面接はほとんどの人が緊張します。事前に聞かれやすい質問やビジネスマナーを確認しておくことによって、リラックスして本番に臨めるようになるのです。既卒の場合は面接官役をお願いできる就活仲間が少なくなりがちなので、面接対策を手伝ってもらえることは大きなメリットとなるでしょう。
就活エージェントでは、これらのサービスが無料で受けられます。ぜひ利用してみてください。
自信がない既卒就活にオススメ!就活エージェントの運営するサイト6選
既卒就活の進め方を熟知している就活エージェントを利用すれば、自信がなくなっているときも、効率的に就活を進められます。既卒者にオススメの就活エージェントは、下記の6つです。
既卒就活で自信を失っているときでも、就活エージェントは優しく対応してくれます。就活への前向きな気持ちを取り戻すためにも、ぜひアドバイスを聞いてみてください。
1.キャリチャン
キャリチャンは、就活をやり直したい人向けの「出遅れ就活サポート」や、今すぐに内定が欲しい人向けの「スピード内定サポート」などの就活サポートサービスを多数おこなっている就活エージェントです。
キャリアアドバイザーが一人ひとりの就活生ときちんと向き合い、求人の紹介やスケジュール組み、面接対策など、就活に対するあらゆる悩みを解決しています。
自社オリジナルの求人も含め、約3,000社から求人を紹介しているので、行きたい企業がきっと見つかるでしょう。
公式サイトでは、就活に役立つ情報や就活対策資料もダウンロードできます。就活に行き詰っている人は、こちらも参考にして効率的に就活を進めましょう。
2.就職Shop
就職Shopは、対面型の就活エージェントです。店舗を訪問して、求人の紹介を受けます。店舗は首都圏と関西のみですが、この地域で就活したい人にオススメです。
就職Shopは、求人を提供する企業へのリサーチを徹底しています。紹介する求人はすべて直接訪問した企業のため、ブラック企業に入社する可能性が低いといえるでしょう。
求人のすべてが未経験者歓迎のため、既卒者でも安心して応募できます。近くに店舗がある人は、相談してみてください。
3.UZUZ
UZUZは、手厚いサポートが特徴の就活エージェントです。求職者一人ひとりに合わせたオーダーメイド型のサポートをしており、徹底的に就活のサポートをしてくれます。
UZUZのキャリアアドバイザーは就活で挫折したり、短期離職を経験したりした人が多いです。就活で挫折を感じた既卒者の人の気持ちに寄り添ったサポートが受けられます。
内定率と半年後の定着率も高いため、自分に合った企業を紹介してほしい人にオススメです。
4.第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、20代の若年層限定のサービスです。第二新卒と名前が付いていますが、既卒者も利用できます。多数の面談実施件数があるため、安心して相談可能です。
紹介先の企業は、第二新卒エージェントneoの社員が職場を訪問し、独自のチェック項目で判断しているため、安心して選考を受けられます。
店舗は東京、大阪、名古屋、福岡にあるため、お近くの人は利用してみてください。
5.DYM就職
DYM就職は、既卒やフリーターの就活に強い就活エージェントです。未経験者向けの求人を多く取り扱っています。
業界、業種の幅が広く、東証プライム上場企業やトップベンチャー企業など、優良企業も紹介可能です。未経験の人でも安心して就職できるように、研修が充実した求人などを中心に紹介しています。面接対策も充実しているため、自信のない人も安心して選考に臨めるでしょう。
6.ハタラクティブ
ハタラクティブは、未経験者OKの優良企業を紹介してくれる就活エージェントです。スキルや経験がない既卒者も、安心して就活を進められます。
サポートが充実しており、一人ひとりの興味や性格を踏まえて、厳選した求人を紹介するのが特徴です。求人を押し付けることなく、働きたいと思った求人のみに応募できるため、利用しやすいでしょう。
履歴書添削や面接対策も入念におこなってくれるので、就活に対して自信がない人も安心です。
このほか、既卒向けの就活エージェントについてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムも参照してください。
既卒の就活に自信を持つには工夫が必要
既卒の就活は孤独で厳しいものなので、自信を失うきっかけがたくさんありますし、実際就活を行う中で自信を無くしてしまう人は多いです。自信がない状態では就活は上手くいかないので、そのままにせず、きちんと対策しなければいけません。
既卒就活に自信を持つためには、まず過去の就活に失敗した原因を改善し、就活軸など基礎となる部分をしっかり固めるとともに、ネガティブ思考に陥らないように意識する必要があります。
しかし就活中の様々なきっかけによって生み出されるネガティブな気持ちを加速し、自信を失わせる背景にあるのは、既卒の就活が孤独であることです。
厳しい既卒就活の中でも自信を失わず戦い続けるには、まず自分の味方になってくれる人を見つけて孤独な状況を打破することが、根本的な解決策となります。
既卒に特化した就活サポートを受けよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。