【就活の軸の決め方】満足いく企業を見つけるための就活軸の定め方教えます
2024年2月9日
就活する上で「就活の軸」は重要です。就活の軸は、もう決まっていますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
就活の軸が大事なのはなんとなく知っているけど、まだしっかり考えられていなくて……。そもそも就活の軸ってなんで必要なんですか?
就活の軸は、これから自分が企業を選ぶ上で、何を一番重視するか。企業選びの判断基準です。「ここだけは譲れない」ところを最初に決めておくと、色々なタイミングで判断の指標になってくれますよ。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
なるほど。就活の軸を中心に活動していくんですね。でもそれって、どうやって決めればいいんですか?
就活の軸を決める際には、正しい方法で条件を絞り込まなければなりません。今回のコラムでは、そもそも就活の軸とは何か、さらにその決め方や考える際の注意点などをご紹介します!
キャリアプランナー 平崎
そもそも「就活の軸」とは?
これから就活を始める就活生からすると「就活軸が重要視されているのはわかっているけど、具体的にどう定めればいいのかわからない」という人が多くいると思います。中には、そもそも就活軸が何なのかもわからないという人もいるのではないでしょうか。
就活の軸は、定めるうえでその軸の意味や定める重要性について理解しておかないといけませんので、まずは就活の軸の意味や定める重要性について理解していきましょう。
就活軸とは?軸を定める重要性
就活の軸とは、あなたが就活で「何を最も重視して企業を選ぶか」という、企業選びをする上での判断基準です。つまり自分が働くにあたり「これだけは絶対に譲れない」と思う要素から自分が働きたいと思う企業を選ぶためのものです。
自分が将来働きたいと思う企業を見つけることが就活における目的で、そんな企業を探し出すためには求める条件を明確にする必要があります。そして内定に結びつけるためには自分の条件だけを押し付けるのではなく、企業との相性も図らなくてはならないため、それらを見極めるためにも就活軸は重要になります。
つまり、求める条件が明確になることで企業選びがしやすくなり、そしてミスマッチを防ぐことができるのです。
どの業界や職種で働きたいのか、また自分の理想的な働き方を実現するために就活軸は必要となり、そして企業選びの方向性を定めることで就活をスムーズに進めていくことができます。
自分自身の判断基準という意味ではもちろん、企業側にとっても考え方や相性がマッチしているかの指標になり、重要視される就活軸。キャリチャンの「就活相談サポート」では、就活のプロであるキャリアプランナーが選考中の悩みや自己分析、就活軸の考え方などを1対1でサポートします!対面はもちろん、オンライン面談も可能ですので、遠方にお住まいの皆さんも奮ってご参加ください!
就活軸は面接で聞かれることもある
就活の軸は企業選びをする上で重要なものとされており、そんな判断基準について企業側が面接で問う場合があります。なぜ面接官は学生の就活の軸を聞くのか。その理由は、就活の軸は面接官にとって都合の良い質問だからです。
就活の軸は学生の考えや方向性などを示したものでもありますので、企業側にとってはこの質問一つで様々なことを知ることができるのです。
まずは、学生がどのような基準から企業を選んでいる知ることで学生の「働く」ことや「将来像」をどのように考えているのかがわかります。就活の軸は将来の自分のために企業を選ぶうえでの条件となりますので、学生がどのような考えから仕事をしていきたいのかを知ることができるというわけです。
そしてその考えと企業との考えがマッチするかどうかを見極めあることで、相性を図ることができます。企業側は長く働いてくれる人を求めていますから、仕事や将来に対する考えがマッチする人でないと内定を出すことはありません。
そして就活の軸からは、「学生の熱意」を知ることもできます。企業への熱意とはつまり、企業ついてどれほど理解しているかどうかで、それらを就活の軸から知ることができるのです。「企業が求めている条件を理解したうえでうちを選んでいるのか」どうかを判断するために就活の軸を聞くというわけです。
就活の軸を決めるうえで意識すべきこと
将来を決めるうえで重要な就活の軸。面接でも聞かれることがありますので、簡単に定めるわけにもいきません。条件ということで「給料〇万円以上がいい」「残業なしがいい」といったことを挙げがちですが、就活の軸はそういうものではありません。
では就活の軸を定めるうえではどのようなことを意識し、どのような軸を定めればいいのか。ここではそんな就活の軸を決めるうえで意識すべきことについて解説します。
将来像を想像しながら軸を定める
就活の軸は将来働く企業を決めるための判断基準ですので、将来像を想像しながら定める必要があります。企業選びは今後の人生を左右するほど重要な選択ですので、その選択をする上での基準は“自分が将来どうなりたいか”というわけです。
ですからまずは、将来どうなりたいのか、5年後、10年後にどのような社会人になっていたいのか、仕事を通してどう成長したいのかなど、様々な角度から自分の将来像を明確にしていきましょう。
そしてその将来像を叶えられる企業はどんなかを考え、その企業を探し出すための条件を考えていきます。このように、就活の軸は給料や残業といったものではなく、“働き方”を意識して企業を選ぶための条件を定めていくことが大切です。
自分の条件と企業側が求めるものを意識する
就活の軸を定める際、自分の条件ばかりではなく企業側が求めるものを意識することが大切です。就活では学生が企業を選ぶように企業側も学生を選んでいますので、お互いにとって相性が良いと判断されないと内定には結び付きません。
つまり、学生が求める企業への条件と、企業が求める人物像がマッチしていないといけないということです。そのため、自分の条件にマッチする企業の特徴を把握しておく必要があります。
ですから、自分の条件を満たした企業を探すためにも企業側が求める人物像を意識しましょう。そうすれば自分に合った企業がどこかも見えてきますし、就活の軸も定めやすくなるはずです。
もう一度言いますが、就活実は“働く”ことを意識したうえで必要な条件をまとめたものになりますから、給料や残業といった条件面だけでなく、自分の働き方を意識したうえで軸を定めていきましょう。
実践!就活の軸の決め方
就活軸を定めるうえで意識すべきことを把握したら次は具体的に軸を定めていきましょう。これまでのお話しからもわかるように、就活の軸はただ自分の求める条件をまとめるだけではいけませんから、正しいやり方から定めてください。
ここではそんな、就活の軸の決め方について解説します。具体的なやり方から徹底的に条件を固めていくための方法です。しっかりチェックし、満足のいく就活軸を定めていきましょう。
何を大事にしたいのかを意識しながら優先順位を決める
就活の軸は将来働く企業を決めるための“譲れない条件”をまとめたものになりますので、何を大事にしたいのかを意識しながら条件の中で優先順位を決めてください。
自分は企業に対してどのようなことを求めているのか、将来像からどのような働きをしたいと思っているのかなど考え、その働き方をするためにはどのような条件が必要なのかを洗い出していきます。
大まかな将来像だけでなく、5年後10年後と細かく将来を見たうえで必要な条件をまとめていくと、自分に合った企業を探し出すための就活軸を定めやすくなるのでよいでしょう。
そしていくつか出した条件は“共通して何を大事にしているのか”を考えてみてください。この大事にしているものは自分の中で絶対に譲れないものとなりますので、それらをベースに就活軸を定めていきましょう。
様々なツールから情報を収集する
就活の軸を定めるうえでベース部分となる“何を大事にしているのか”を明確にし、自分の中での優先順位を定めたら次に、具体的に就活軸を定めていくために必要な情報を集めて下さい。
まずは「働く」「仕事」を現実的に見ていくために、インターンシップや説明会、OB訪問などに参加し、実際に働く人と接触しましょう。実際に社会人として働く人たちと接触すれば働くことが現実的となり、具体的にどのようなことを求めているのかが見えてきます。
また、自己分析を事前にしておくことでOB訪問などから得た情報を深堀しやすくなりますし、自分が求めている働き方も見えてくるため、自己分析もしっかりと行っていきましょう。
就活軸は企業を選ぶうえで譲れない条件ではありますが、自分の能力を意識したうえで定めていかないと、内定に結びつくための企業を選ぶことはできませんから、就活を定めるうえでは自分への理解を深めることはとても重要です。
自分と企業の理解を含め、条件をまとめていく
自分が大切していることや優先順位を参考に、就活軸にすべき条件をまとめていきましょう。ここで意識すべきは、“自分にできることはなにか”を考えることです。
何度もお話ししているように、就活では自分が企業を選ぶように企業側も学生を選んでいますから、企業が求める人物像を把握した状態で企業を選択することが大切です。そのため、まずは自分自身についての理解を深め、自分を求めている企業はどことかを考えながら企業選びをするための条件をまとめます。
就活軸ということで、自分の条件だけを考えがちですが、仕事というのは自分がしたいことよりも“自分にできること”という考えから選んだ方が良いとされていますから、自分が目指したいと考える将来像に当てはまる企業がどのような人材を求めているのかを把握し、自分の強みをどう活かすのか、またどのような企業に活かせるのかを考えながら自分の中での条件をまとめていきましょう。
繰り返しになりますが、就活軸は企業を選ぶための条件ではあるものの、企業との相性を考えながら定めていくことが大切ですので、自分の強みや企業側が求める人物像との両方を把握し、自分の将来像をベースに条件をまとめていきましょう。
条件がわからない場合はプロを頼る
就活軸は自分の中で企業選びをする際に譲れない条件となりますが、「将来像が見えない」「やりたいことがない」「自分にできることがわからない」という人は少なくありません。
就活軸というのは今後の人生を左右するほど重要な決断をする上で軸となる部分ですし、曖昧に決めることはできませんから、神経質になるあまり、思うように条件を出すことができないとなる人が多いのが現実です。
しかし、企業を選ぶという作業は自分自身の将来のためになることですから、曖昧に軸を決めることはできません。ですから、そのような人はプロの力を借るようにしてください。
自分の中の条件ということで他人を頼るのは気が引けると思いますが、就活のプロである就活エージェントやキャリアセンターは、そんな人たちのために“客観的かつプロの視点”から的確なアドバイスをくれるため、むしろ利用した方がより良い軸を定めることができるのです。
特に就活エージェントであれば、一対一で学生とカウンセリングし、学生に合った条件を客観的に見てくれるため、自分の中で満足いく条件を出すのに役立つ情報を得られます。自分のことだからこそ、自分ではわからない部分というものは多くあるものですから、プロの意見を参考にすることも大切ですし、ぜひともプロを頼ってみてください。必ずあなたの力になってくれます。
就活を始めると、突然「働くとは」「どのように働きたいか」といったことを考える必要が出てきます。納得できる就活をするためには、企業研究とともに自己分析や就活の軸をしっかりと決めておくのが大切です。キャリチャンでは、早期内定を目指す「スピード内定サポート」イベントを開催しています。就活の軸の考え方や自己分析から選考に向けた実践練習まで基礎からバックアップ!ぜひご参加ください。
就活の軸を決める際の注意点
就活軸はこれから始まる就活の基礎部分となりますし、この軸によって就活が大きく左右されますから間違った軸を定めないように注意する必要があります。そのためにも、就活軸を定める際に注意すべきことがいくつかありますので、それらをしっかりと把握しておくことが大切です。
では具体的に就活の軸を決める際にはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。ここではそんな、就活の軸を決める際の注意点について解説します。
自分の求める条件だけを詰め合わせた軸はNG
就活の軸を決める際、自分の求める条件だけを詰め合わせた軸にしてしまわぬよう注意して下さい。
就活軸は自分の中で譲れないものを示したものではありますが、これまでにもお話ししているように“自分に合った企業”を見つけるためには、自分の強みと企業が求める人物像とを把握しておく必要があり、またその選択のためには自分がしたいことではなく、“自分にできること”を意識することが大切なため、自分の願望ばかりを押し付けてしまってはいけないのです。
内定に結びつけるためには自分に合った企業を探すことが大切で、そのための条件は自分の願望ばかりではなく、将来性や企業の考えを加味したものが適切です。ですから、自分の願望ばかりを押し付けるのではなく、自己分析から自分の可能性を考え、“自分にできることは何か”を意識しながら就活軸を定めていきましょう。
福利厚生や給料などの条件面ばかりもNG
就活の軸を定めるうえでもう一つ注意してほしいのが、福利厚生や給料などといった条件ばかりを軸として定めないことです。
確かに働く上では福利厚生や給料額、残業時間などは気にする点ではありますし、それらを意識して企業選びをすることも大切です。しかし、これまでのお話しからもわかるように、就活の軸というのは自分に合った企業を見つけ出すもののため、“働き方”がベースとならなくてはなりません。
福利厚生や給料などといった条件はいいに越したことはありませんし、そもそもそれらの条件が良いものと感じるのかどうかは働き方によって価値観が異なってきますから、それら条件を軸にするのは就活の軸としてはふさわしくないのです。
ですから、これら条件ももちろん軸として意識することは大切ですが、このような条件面ばかりで就活軸を定めてしまわぬようにして下さい。大切なのは自分がしたい働きとは何なのかを意識し、将来像から条件を見つけていくことです。
おわりに
就活軸はこれから始まる就活の基礎部分となりますし、この軸がブレてしまうと就活はいつまで経っても成功させることはできません。ですから、就活の軸を定める際にはどのような目的から、どのようにして定めていくのか、そのやり方についてしっかりと把握しておくことが大切です。
しかし、そんな中でも「自分が求めていることはわからない」「何がしたいことがない」という人は思うように条件を出すことができないと思います。たとえ将来像が明確だとしても、それらを叶えるための条件が何なのかがわからないという人もいるでしょう。
そのような人達はぜひともキャリチャンを頼ってください。キャリチャンが開催するイベント「就活相談サポート」では、就活の軸を定めるために学生と一対一でカウンセリングし、必ず満足いく企業を選ぶための軸を一緒に考えていきます。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。