公務員試験と一般企業の就活を両立したい人のための上手なやりくり方法

 2023年3月20日

目まぐるしい社会情勢でも、公務員って安定しているイメージがありますよね。そのせいか、公務員試験と一般企業の両方を視野に入れて就活を進める学生もけっこういるんですよ。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

私もまさに、公務員と一般企業どちらもアリだな〜と思っているんですが、決められなくて……。公務員試験の対策と就活って両立できるんですか?

正直にいえば、難しいかもしれません。公務員試験では十分な勉強時間が必要だし、一般企業で内定をもらうには企業ごとに準備や対策が求められます。でも、不可能ではありませんよ。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

一般企業の就活でスケジュールがカツカツになっても大丈夫ですか?今はどっちかに絞りたくないんです。両方とも頑張りたい!

では、忙しい人でも公務員試験と一般企業への就活は両立可能なのかについて一緒に考えてみましょうか。併願する場合の注意点やスケジュール管理についてもお話ししますね。

キャリアプランナー 平崎

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公務員試験と一般企業は併願できる?両立は厳しい?

公務員試験と一般企業は併願できる?両立は厳しい?

公務員に進むか一般企業に就職するか迷う就活生は多いですが、問題は公務員試験と一般企業への就活が両立できるかどうかです。公務員試験と一般企業への就活とでは、合格するために全く異なる準備や対策が必要になります。

それに公務員試験は予め日程が決められていて、動かすことができません。果たして公務員試験を狙いながら、同時に一般企業も狙うなんて可能なのでしょうか。コラムの初めに、まずは公務員試験と一般企業への就活が両立可能かどうかと、その厳しさについて解説します。

公務員試験と一般企業は併願できる!

結論から言うと、公務員試験と一般企業を併願をすることは可能です。確かに公務員試験と一般企業への就活は全く異なる準備が必要ではあるものの、双方の選考スケジュールは少し時期がズレています。

一般企業の選考スケジュールはそれぞれの企業で異なりますし、公務員試験にも色々な種類があるので一概には言えませんが、実際に選考を受ける日程はほとんど被らないと思って良いでしょう。大まかに言うと一般企業への就活は、大学3年の冬に一部の企業で早期の選考があり、それ以外は大学4年の春に選考が始まって夏に結果出しが行われる企業が多いです。

それに対して公務員試験は、一般企業の就活が終盤に差し掛かる大学4年の夏から冬にかけて選考が行われ、秋~年末に結果出しが行われるようなスケジュールが多くなっています。中には一部、一般企業への就活の時期と被る春~夏に行われる公務員試験もあるにはありますが、さほど多くはありません。

それに一般企業の面接は大抵の場合、ある程度の期間の中で日程を調整できることが多いので、完全に試験日がバッティングして困るといった事態は避けられるはずです。ですから理論的に言えば、準備のための時間や選考日程をうまく調整すれば、公務員試験と一般企業の選考の両方を受けること自体は可能だと言えます。

両立できるが、厳しいのには間違いない

公務員試験と一般企業の選考の両方を受けること自体は可能ではあるものの、それが非常に大変で、厳しいものであることは間違いないです。冒頭にも述べたように、公務員と一般企業では選考方法が全く異なるため、それぞれ別々の準備・対策が必要となります。

それに少ないとはいえ一般企業と選考スケジュールが被る公務員試験もありますし、なかなか一般企業の内定がもらえず就活が長引いてしまえば、時期がズレていたはずなのに結局は同時進行になるわけです。そんなことにならないためには、公務員試験への勉強で忙しい中でも1日も早く一般企業からの内定を得られるよう、効率的に取り組む必要があります。

そのため公務員試験と一般企業への就活を両方を行うとなると、スケジュール管理や情報収集の難しさから、肉体的にも精神的にも厳しい日々となるのは確実です。のちほど「覚悟すべきこと」の項でもっと詳しく解説しますが、公務員試験と一般企業の両方を受けるならその覚悟を持って取り組まないと、どちらも中途半端に終わりかねません。

現在公務員試験と一般企業の両方を受けるか、どちらか一方にするか迷っている就活生は、そうしたことを踏まえたうえで決断し、自分の中での覚悟を決めることが大切です。

対策資料の画像

公務員試験と一般企業の選考スケジュール

公務員試験と一般企業の選考スケジュール

公務員試験と一般企業への就活が両立するよう上手に時間をやりくりするためには、まず双方のスケジュールをきちんと把握しておかなければなりませんよね。ひょっとすると志望している職種によっては、公務員試験の日程が一般企業への就活の時期と被る可能性もあります。

そうでなくても、試験勉強や就活準備にどの程度時間を割けるのか知っておきたいところです。そこでここからは、公務員試験と一般企業の具体的な選考スケジュールについてご説明していきます。

公務員試験の選考スケジュール

公務員試験(大卒程度)の選考スケジュールは受ける職種や地方によって異なりますが、大まかにまとめると以下の通りです。中には一般企業の選考が行われる4~5月に始まってしまうものも一部あるものの、ほとんどは6月以降に一次試験が始まるスケジュールとなっています。

ただし昨年度もコロナの影響から一部で日程を変更した公務員試験がありましたので、今年も急なスケジュール変更がないか、常に確認は必要です。

◆令和3年度 国家公務員試験

令和3年度 国家公務員試験

上の表には、人事院が管轄する国家公務員の選考スケジュールをまとめてあります。上記の専門職とは、航空管制官・法務省専門職員・財務専門官・国税専門官・労働基準監督官・皇宮護衛官・海上保安官・食品衛生監視員の8つです。

そのうち航空管制官のみ三次試験があり、最終合格発表は10/4となります。またこれ以外にも衆・参議院事務局や法制局、裁判所、国立国会図書館の職員、外務省専門職員、刑務官など各省庁が独自に行う国家公務員試験があり、それぞれ選考スケジュールが異なるので各省庁のHPで確認してください。

◆地方公務員試験

地方公務員試験

地方公務員には大きく分けて都道府県や政令指定都市の職員と、市町村の職員、警察・消防など公安系の職員があります。道府県や政令指定都市の公務員試験はほとんどが地方上級の日程で行われますが、東京都および東京特別区と大阪府は5月から試験が始まり、北海道は職種により大きく日程が異なるので注意が必要です。

市町村の公務員試験は志望する役所や職種によって、A・B・Cの3つの日程で行われます。A日程の一次試験は地方上級と同じ6/20、B日程は7月下旬、C日程は9月中旬です。ただし都道府県や政令指定都市、市町村ともに、「選考枠」「特別枠」などとして部分的にこれより早く実施することがあります。

また公安系の職種は年に複数回行われるところが多いですが、東京消防庁の専門職およびⅠ類と警視庁職員Ⅰ類は年に1度だけ、一次試験も5月から始まるので注意しましょう。詳細はそれぞれの自治体、警察、消防のHPで確認してください。

一般企業選考スケジュール

すでに経団連の就活ルールがされているため、一般企業の選考スケジュールに明確な決まりはなく、企業ごとに自由に設定することが可能ではあります。しかし急激な変化で学生の混乱を招かないよう配慮してほしいという大学側や厚生労働省からの呼びかけもあり、大まかにはこれまで通りのスケジュールを継続している企業が多いです。

    ◆以前の就活ルール

  • 採用情報開示→3/1~
  • 面接解禁→6/1~
  • 内定出し→10/1~

ただし、これはあくまでいつ頃就活するかという大雑把な目安に過ぎません。もともとが経団連が定めた就活ルールですから経団連以外の企業には関係ないですし、実際にはもっと早い時期に採用活動を行っている企業がたくさんあるのです。外資系やベンチャー企業では、大学3年の秋には採用情報を公開し、冬に早期採用活動を行います。

また3月から説明会を始める企業でもエントリー後の選考自体は前倒しされていて、4~5月にかけて選考を行い、6月には最終面接だけしてすぐにも内々定を出すところが多いです。特に今年はコロナの影響でいつまた身動きが取れなくなるか分からないため、企業はそうなる前に採用活動を終わらせてしまおうと、早め早めに動いている傾向があります。

うかうかしていると、いつの間にか選考時期を逃してしまったり、予想以上に次々選考があって準備が間に合わなくなったりする恐れがあるので注意してください。加えて、コロナや紛争による経済の状況によって一般企業の選考スケジュールが急に変更される可能性も高いです。

コロナの再流行で選考が中断される、日程が変更になる、経営状態の悪化から選考中の企業がいきなり採用活動を打ち切るといったことも考えられます。個々の企業の選考スケジュールがどうなっているか常にチェックし、把握しておく必要があります。

利用者の声

公務員試験と一般企業とを受けるうえで覚悟すべきこと

公務員試験と一般企業とを受けるうえで覚悟すべきこと

初めにお話ししたように、公務員試験の多くは一般企業の選考スケジュールとは時期がズレているので、公務員試験と一般企業の両方を受けることは可能です。ただし公務員試験と一般企業は全く選考方法・選考基準が異なることから、別々の準備や対策が必要となり、大変であることは間違いありません。

生半可な決意ではどちらも中途半端な取り組みとなってしまい、まず成功しないでしょう。「二兎を追う者は一兎をも得ず」というやつです。そんなことにならないためには、何がどう大変なのかきちんと把握したうえで、そのリスクを背負う覚悟を決める必要があります。

ここからは、公務員試験と一般企業の両方を受ける上で覚悟すべきことについてご説明しますので、しっかり読んで把握しておいてください。

時間の確保とスケジュール管理の厳しさ

公務員試験と一般企業の両方を受けるうえで一番大変なのは、時間の確保とスケジュール管理の厳しさです。まだまだ取得すべき単位がたくさんある人もいるでしょうし、卒論のテーマが決まったばかりで卒業研究に忙しいという人もいると思います。

それに加えてさらに公務員試験に向けた勉強を進めながら、一般企業の選考も受けていかなければならないわけです。一般企業の選考方法は企業ごとに異なりますが、大抵はまずエントリシート(ES)や筆記試験による選考を経て、その後グループ面接・個人面接・最終面接と三度の面接を受けるのが一般的となっています。

もしも一般企業の選考時期と被る公務員試験を受けるつもりなら、それらの日程と公務員試験の日取りがバッティングしないよう調整するだけでもかなり大変です。6月以降の公務員試験を受けるにしても、それまでは授業や卒論と一般企業への就活を並行しているのですから、公務員試験に向けた勉強時間を確保するのが難しくなります。

加えて、もちろん公務員試験だって一般企業だって、ただ筆記試験や面接を受ければ内定をもらえるというような簡単なものではありません。公務員も一般企業も、内定をもらうには相当な準備や対策が必要ですので、やることは盛りだくさんです。そうした時間配分を上手に管理していかなければならないのが、公務員試験と一般企業への就活を両立することの難しさだと言えます。

研究や準備、行動力が約2倍の忙しさ

公務員試験と一般企業の両方を受けるとなると、実際の選考だけでなく、その下準備や行動に2倍動かなければなりません。くり返し述べているように公務員試験と一般企業ではまるで選考方法や選考基準が異なるため、別々の準備や対策が必要なのです。

一般企業を受けるには、まず無数にある企業の中からどんな業界・企業が自分に合うのか考えて志望先を選ばなければなりませんから、業界・企業研究や説明会・インターンへの参加が必要になります。そして一口に公務員と言ったって種類がたくさんあるので、どの公務員試験を受けるのか選ぶためには、一般企業と同じく研究や説明会・インターンへの参加が不可欠です。

それだけでなく一般企業の内定をもらうには、ES選考や筆記試験、面接を勝ち抜いていくための対策が必須となります。それに対して公務員試験は筆記試験のイメージが強いですが、書類選考や小論文、人物試験、試験合格後の面接などもありますから、一般企業と同様に書類や面接への対策も必要です。

つまりは公務員試験と一般企業の両方を志望するだけで選考そのものが2倍になるだけでなく、業界・企業研究や志望先の選定、ES・面接対策といった下準備と、説明会・インターン参加など選考前の行動量も2倍となります。公務員試験と一般企業の両方を志望するなら、そうした2倍の忙しさをこなすことを覚悟しなければならないのです。

内定先が決まってからもやることはたくさん

公務員試験と一般企業の両方を受けるなら、内定がもらえた後もやるべきことはたくさんあります。どんなに数多くの内定を獲得しようと自分は一人しかいないわけですから、結局のところ就職できる先は1つだけです。

どんな就職を目指すにせよ大抵の就活生は複数の志望先を併願しますが、最終的にはもらった内定の中から、自分が入社・入職する1つを選ばなければなりません。同時にそれ以外の内定先に対しては、それぞれに内定辞退の連絡とお詫びをすることになるわけです。

ただし公務員試験と一般企業を併願する場合には、その両方に滑り止めを用意していると思いますので、就職先の検討と内定辞退の連絡が必要な相手が通常の2倍となります。また大抵の場合は一般企業の内定が先に出ていて、公務員試験の最終的な結果が分かるのは、それよりずっと後になってからです。

志望する公務員の種類によっては、一般企業の内定式が済んだ10月以降に結果が出るという公務員試験もあるでしょう。特に内定式後に辞退する場合は、企業の方も時期的に欠員の再募集が難しいことから、内定辞退に難色を示すことがあります。

一筋縄ではいかず、何度もやり取りしなければならないケースも出てきますが、トラブルなどに発展しないよう一層丁寧な対応が必要です。そのため公務員試験と一般企業を併願する場合は、選考が終わってもやるべきことがたくさんあり、すぐには落ち着けないことを覚悟しておかなければなりません。

可能であれば、内定をもらったあとに辞退する場合の対応も事前に考えておくと安心です。内定辞退するかどうかの判断基準や、円満辞退の手順は知っておいて損はありません。

キャリチャンの「内定辞退&再就活サポート」なら、オンラインで辞退に関するアドバイスが受けられます。少しでも不安があるなら、無料イベントも活用して対策を考えてみましょう。

公務員試験と一般企業を両立するための事前準備と対策

公務員試験と一般企業を両立するための事前準備と対策

ここまで述べてきたように、公務員試験と一般企業を併願することは理論的には可能ですが、それを上手く両立するのは簡単ではないです。下手をするとどちらも中途半端な取り組みになって、どちらも失敗してしまう恐れがあります。

そんなことにならず、公務員試験でも一般企業への就活でも満足のいく結果を残すためには、いったいどのように取り組んでいけばいいのでしょうか。ここからは公務員試験と一般企業への就活を上手く両立するための、事前準備と対策についてご説明していきます。

自分の中でスケジュールを組む

公務員試験と一般企業への就活を上手く両立する秘訣は、自分がこなせる量を事前に考え、きちんと双方のスケジュールを組むことです。いつまでに何をしなければならないかハッキリさせることで、優先順位と時間配分を考えてメリハリのある取り組みが可能になります。

特に公務員試験は日程が固定されていて調整できませんから、どの公務員試験を受けるのかを初めに決め、そのスケジュールをベースに一般企業をどう受けるか考えていきましょう。コロナの影響で全体的に日程が変動しやすいですが、気になる業界の採用スケジュールをしっかりチェックし、大まかな行動計画を組んでください。

業界だけでなく、具体的に受ける企業もある程度目星をつけておくとスケジュールが組みやすいので、早いうちから一般企業にどのような選択肢があるか見ておくようにします。ただし、ここでは詰め詰めのタイトなスケジューリングとならないよう注意しなければいけません。

引き続き公務員試験に向けた勉強をしなければならないはずですし、前述のように公務員試験と一般企業を併願するだけで、通常の2倍忙しいのです。またコロナが再流行することでもあれば、公務員試験も一般企業も日程変更を余儀なくされ、双方のスケジュールがバッティングすることだってあり得ます。

内定をもらうためには、ただ受けるだけでなく準備や対策が必要なのですから、日程の変動があっても困らないよう余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。

自己分析とそれぞれの企業に対する熱意を明確にする

公務員試験と一般企業への就活を両立するためには、自己分析とそれぞれの企業・職種に対する熱意を明確にしておく必要があります。公務員にしろ一般企業にしろ熱意がないと評価は得られませんし、それでなくても公務員試験と一般企業を併願すると通常の2倍忙しいのですから、双方に対する強い思いがなければモチベーションが持続しないです。

ですから、まずは自己分析をしっかりと行って自分への理解を深めてください。自己分析で公務員試験と一般企業への自分の思いが確認できたら、自己分析の結果を形にして、一般企業に対する自分の就活軸を明確にしていきます。公務員試験はそもそも選択肢が多くないので志望先を選ぶのにさほど苦労しませんが、無数にある一般企業の中から志望先を選ぶには、何を基準に選ぶのかという方針(=就活軸)が絶対必要です。

就活軸がハッキリしていないと、企業選びに迷って無駄な時間がかかるばかりか、自分には合わない企業を選んでしまって無駄足を食う恐れがあります。そんなことにならないために自己分析から自分に合った企業とは何かを考え、間違くなくそれを選び出すための、確固たる軸を定めるわけです。

就活軸を定めたら実際に志望する企業を選び出し、それぞれの企業に対する熱意を明確にしていきます。そのためにはもちろん、どんな企業なのか知るための業界・企業研究が不可欠です。

業界・企業研究から志望先への理解を深め、自分がなぜ他の企業でなくその企業に入りたいのかという志望動機を、それぞれの企業に対して考えます。また公務員試験についても志望する職種に対する研究を行って、自分がなぜその職種の公務員になりたいのか、理由を明確にしましょう。

公務員・一般企業それぞれの試験対策をする

各企業や職種に対する熱意が明確になったら、次は公務員と一般企業それぞれの試験対策をします。特に公務員の選考では大抵の場合、一般企業に比べると筆記試験が難しいです。

また公務員試験では選考において筆記試験の結果が重視されますから、忙しい中でも抜かりなくしっかりとした試験対策が必要になります。公務員試験に関しては、様々な対策本や対策講座がありますので、そうしたものを利用するのが基本となるでしょう。

けれども筆記試験があるのは、何も公務員試験だけではないです。公務員を目指す人は、どうしてもそちらの試験にばかりに気を取られがちですが、一般企業の選考でもSPIなど何かしらの筆記試験が必ずと言っていいほど取り入れられています。

一般企業の選考で行われる筆記試験の問題は、基本的にはどれも中学~高校レベルの学力があれば解けるものです。ただしコロナや紛争の影響から一般企業の募集が減っていて倍率が高まっていますので、なおさら筆記試験やES選考での足切りが増えると予想されます。公務員試験に向けた勉強も大変だと思いますが、一般企業の筆記試験への対策やES対策も忘れずに行っておいてください。員試験ほど難しくないものの、短時間に大量の問題が出題されるため、高得点を上げるには素早く正確に回答しなければなりません。

それを可能にするには事前に練習して問題の傾向を掴み、回答方法に慣れておく必要があります。加えて一般企業の選考では、筆記試験よりESによる選考が厳しいです。

コロナや紛争の影響から一般企業の募集が減っていて倍率が高まっていますので、なおさら筆記試験やES選考での足切りが増えると予想されます。公務員試験に向けた勉強も大変だと思いますが、一般企業の筆記試験への対策やES対策も忘れずに行っておいてください。

公務員と一般企業の両方の情報をたくさん得る

公務員試験と一般企業への就活を両立し、どちらも成功させるためには、両方の情報をたくさん集めることが大切です。公務員試験にしろ一般企業の選考にしろ、最終的にはその職場にフィットしていて、そこで活躍できると判断された人が採用されます。

ですから内定を得るためには、もともと自分が採用されやすい「自分に合った職場」を選び、そこで自分が活躍できると上手にアピールしなければならないわけです。そのためには、自分がその職場にフィットするかどうか多角的に検証し、自分の適性をアピールするための材料(情報)が必要になります。

ただし文字から得られる情報には限界があるので、ネットや書籍で情報収集するだけでは不十分です。その職場についてもっと深く知るには、説明会やOB訪問、インターンなどその職場で働く人と直接接触できる機会から生の情報を集め、自分がどう感じるかといった感覚的な情報を集めなければなりません。

ただし文字から得られる情報には限界があるので、ネットや書籍で情報収集するだけでは不十分です。その職場についてもっと深く知るには、説明会やOB訪問、インターンなどその職場で働く人と直接接触できる機会から生の情報を集め、自分がどう感じるかといった感覚的な情報を集めなければなりません。

できるだけ多くの説明会やOB訪問、インターンなどに参加し、情報収集に力を入れてください。公務員試験の場合はどちらかというと筆記試験の結果が重視されますが、それでも最終的には面接がありますし、就職後に苦労しないためにも自分に合った職場を選ぶことは不可欠です。公務員の説明会は大学構内で行われることが多いので必ず参加するとともに、気になる職種に関しては各省庁や自治体が行っているインターンにも参加し、情報を集めましょう。

情報収集や企業のイベント参加についてなかなかうまく進められない場合、転職エージェントによる求人フェアを活用してみるのも得策です。自分の希望に沿った企業情報を無料で提供してもらえます。

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一般企業を早い段階で終えるように行動する

公務員試験と一般企業に対する就活の両方を成功させるには、一般企業への就活をできるだけ早い段階で終えるように行動することがコツです。前述のように公務員試験の多くは6月以降に実施されることが多いですが、それまでには一般企業への就活がある程度終わっていないと、双方のスケジュールが被ってしまいます。

できるだけ早くに一般企業への就活を終えることで精神的にも肉体的にも楽になりますし、公務員試験のための準備・勉強に集中できて、合格の可能性も高くなるわけです。また早くから一般企業をたくさん見ておけば、その分公務員以外の選択肢も増えて視野が広がり、幅広い選択肢から将来の道を決めることが可能になります。

そのためにも一般企業への就活では、早め早めの行動を心がけてください。特に一般企業への就活では、無数にある企業の中から自分に合った企業を見つけられるかどうかのが就活成功のカギとなりますから、情報収集や企業探しに相当な時間が必要です。

しかし公務員試験と一般企業の両方を狙う人は、公務員試験の勉強を進めながら同時に企業探しを行わなければならないため、時間のやりくりに苦労すると思います。下手をすると一方に時間を取られ過ぎて他方がおろそかになったり、あるいは両方とも中途半端な取り組みになってしまったりといった事態になりかねません。

そんなことにならないためには、就活エージェントなどを頼って一般企業の情報収集や企業探しを手伝ってもらい、就活のスピードアップを図ることをオススメします。公務員試験の勉強時間を短縮するのは無理ですから、一般企業への就活の一番時間のかかる部分をプロにお願いすることで、時間を節約すると良いです。

それだけでなく就活エージェントに頼ればES対策や面接練習もサポートしてもらえるので、効率的に就活力を上げることができます。早い段階で内定を獲得し、一般企業への就活に目途をつけられるでしょう。

就活エージェントの手を借りて面倒なことを任せる

公務員試験と一般企業への就活を両立させるためには、就活エージェントの手を借りて、一般企業への就活の面倒な部分を任せてしまうと良いです。公務員試験の勉強を他人が代わることはできませんが、一般企業に対する就活の方は、面接本番以外の大部分を就活エージェントに代行してもらうことができます。

就活エージェントは先程も述べた一般企業への情報収集や企業探し、ES・面接対策のサポート以外にも、企業との連絡や日程調整といった面倒なことを代わりにやってくれるのです。一般企業の就活では、面接日程の調整など企業とのやり取りを必要とする場面が多々あります。

しかし相手に失礼のないよう気を遣い、どんな言葉を選べばよいか悩みながらのやり取りは、社会人マナーに慣れていない学生にとって案外煩わしくて時間のかかるものです。そうした一般企業の就活での面倒な部分を就活エージェントに任せてしまえば、安心して公務員試験の勉強に集中できます。

その結果、一般企業の就活がスムーズに進められるだけでなく、公務員試験の方も上手くいく可能性が高くなるわけです。また就活エージェントはプロの目線で就職に対する様々なアドバイスをしてくれるので、公務員か一般企業化で迷っている場合にも、相談相手として頼りになります。

近年はコロナの影響で周りとの関係性が薄くなり、孤独な就活になりがちですから、就活の相談ができる味方がいるのは心強いはずです。キャリチャンでも、公務員試験と一般企業の就活を両立を目指す人にピッタリなイベント「求人フェア」を開催していますので、ぜひ利用してください。

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公務員試験に向けた勉強だけでも大変なのですから、せめて一般企業への就活では私たちプロに任せて楽をして、両方の成功を実現させましょう!

おわりに

公務員試験と一般企業の併願は理論的には可能ですが、もちろん簡単に実現できるものではないです。公務員試験と一般企業への就活の両立を目指すなら、通常よりも2倍の忙しさをこなすことを覚悟して、スケジュール管理に注意しなければなりません。

自己分析をしっかり行って、公務員試験と一般企業それぞれへの熱意を明確にし、モチベーションを高く保ちましょう。いずれにしても十分な業界・企業研究から自分に合った企業・職種を選び出し、自分の適性を上手にアピールすることが大事です。

早い段階で一般企業の就活を終わらせられればその分公務員試験に集中できますから、頼れる部分は就活エージェントなどのプロに任せ、効率的に就活することをオススメします。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

まず何から始めれば良いかわからない。そんな就職活動の一歩目をサポートします。

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