就活はいつから行うのがベスト?スケジュールや進め方の全まとめ

 2024年2月16日

就活の準備やスケジュールなどは、順調に進んでいますか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

順調じゃないんです…。いつから開始すればいいのか、どうやって段取りすればいいのか分からないので悩んでます。

企業によってスケジュールも違うので、就活という大枠で考えると難しいですよね。

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

いつから就活をするのがベストなんでしょうか…。

大学3年生の5〜6月から就活を始めると、メリットが多いです。でも、それを過ぎたら手遅れというわけでもありません。就活をいつから始めたらいいのか、わかりやすく解説していきますね。

キャリアアドバイザー 岡田

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いつから始まる?一般的な就活のスケジュール

一般的な就活のスケジュール

上の画像は、政府の定める就活ルールに基づいた、一般的な就活スケジュールです。しかし実際には、就活の早期化に合わせてもっと早く動きたい就活生もいれば、部活動などの事情でこのとおりには動けない就活生もいるでしょう。

就活準備や具体的な行動をいつから始めるべきかは、上記の各項目にどれくらいの時間がかかるのか把握し、そこから逆算する必要があります。

コラムの初めに、就活の中で行う以下の項目の必要性やかかる時間、どの程度まで行うべきかについて解説します。

自分の就活をいつから始めるか考える上での参考にしてください。

インターンシップ

インターンシップとは、就活生を対象とした制度のことです。特定の業種の経験を積むため、定められた期限内に企業で働く就業体験のことを指します。

インターンシップに参加する目的は、業界企業での就業体験を通して、その業界や企業への理解を深めることが大前提です。

その他にも、志望先がまだ決まっていない就活生の場合、インターンシップを通して自分が就職したいと思える業界や企業を定めようとするケースもあります。 志望先が決まっている就活生の場合だと、内定に繋げることを目的としてインターンシップに参加するケースもあります。

「なぜ就活生にインターンシップが必要なのか?」

インターンシップが必要な理由は、実際に企業で働くことによって企業の雰囲気や仕事内容を詳しく知ることができるからです。それにより、通常よりも良質な志望動機や自己PRを考えることできたり、入社後のミスマッチを回避できたりといったメリットがあります。

「どれくらいの期間でやればいいのか?」

25卒の就活生から、インターンシップの定義が変更されました。以前は半日や1日の就業体験もインターンシップと呼ばれていましたが、これからは最低5日以上の就業体験しか「インターンシップ」と呼ばれません。

5日未満の実施の場合や、プログラム内容によっては、「オープンカンパニー」や「キャリア教育」と呼ばれるようになります。インターンシップに参加したいと思っている人は、5日間以上の参加が必要だと考えておきましょう。

「どの状態までやればいいのか?」

インターンシップをどの程度の数や頻度で行うべきかは、インターンシップに参加する自分次第です。

インターンシップは、自分の納得する答えを見つけられるところまでやる必要があります。自分にとって納得する答えとは、自分が満足する状態、または自分が安心する状態のことです。

インターンシップの目的は、その業界・企業・職種に対する理解を深め、就活の方向性を見定めることにあります。ですから、自分が知りたいと思っていた情報を得られて、自分の適性が見えてくることが、自分にとって納得する答えだと言えるでしょう。

納得する答えが見つからない場合、これで本当に大丈夫だろうかと不安になり、確信をもって就活を進められません。

インターンシップを終えたタイミングで満足な情報を得られておらず、まだ不安だと感じているのなら、時間の許す限りインターンシップを続けることをオススメします。

「ゴールはどこなのか?」

インターンシップに参加する際のゴールは、就業体験を通して、その業界や企業への理解を深め「志望業界」と「企業の選定」につなげることだと言えるでしょう。

志望先が決まっていない就活生は、志望先となる業界や企業を見つけること、またはその手掛かりを見つけることがゴールだと言えます。

志望先が決まっている就活生は、志望する企業への内定につなげることがインターンシップに参加するゴールだと言えるでしょう。

どのインターンシップに参加するか悩んだり、どのような対策をすればよいか悩んだりしたら、キャリチャンの無料支援サービス「就活相談会」を活用してください。企業探しや書類添削などを、就活のプロがマンツーマンでサポートします!

自己分析

自己分析とは、自分という人間を客観的な視点で分析することです。自分の就活における軸を定めたり、選考の中で自分の人柄や強みなどを他人にわかりやすく伝えたりするために行います。

「なぜ就活生に自己分析は必要なのか?」

就活生にとって就活の軸を作ることは、自分がどんな企業に入社したいのかを明確にするのに必要なことです。

その軸を作るため、自己分析によって自分のこれまでを振り返る必要があります。なぜなら、そこから軸の基となる情報を見つけることで、自分はどんな仕事がしたいのか、なぜその仕事をしたいのかなどを明確にできるからです。

自分のことをよく理解し、その根拠に基づいて就活の軸を定めると、企業選びや選考の中でのアピールに迷いがなくなり、スムーズに就活を進められます。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

自己分析にかかる期間は就活生によって個人差があり、すぐに終わってしまう人もいれば、なかなか終わらない人もいます。そのため、できるだけ早くから自己分析をしておくに越したことはありません。

また、自己分析は一度やったら終わりというものではなく、折に触れて継続的に繰り返し、どんどん理解を深めていくものです。同じ方法だけだと診断が偏る可能性があるので、分析方法を変えて自己理解を深めていくことをオススメします。

「どの状態までやればいいのか?」

自己分析では、自分がどんな仕事をしたいのか、どんな企業で働きたいのかといった就活の方向性を見出していく必要があります。しかし重要なのは、なぜその仕事がしたいのか、なぜその企業に行きたいのか、具体的かつ説得力のある理由で説明できることです。

それを見つけるためには、「なぜ」という疑問を持ってそれを深掘りしていくことが大切です。自己分析は、深掘りしていけばそれだけ良質な理由を見つけることができます。そのため、時間が許す限り自分が満足するまで自己分析を行いましょう。

自己分析を深掘りする方法がわからない人は、下記のコラムを参考にしてください。

「ゴールはどこなのか?」

自己分析は就活の中で繰り返し行う必要がありますが、就活準備段階における目下のゴールは、明確な就活の軸を作ることです。

就活生が志望する企業をなぜ選んだのか、なぜその企業の仕事がしたいのか、就活生が持っている業界や業種や企業を選ぶ基準となる軸を明確にすることが求められています。

就活の軸が明確になれば、面接で志望動機や自己PRを答える時、具体性と説得力のある回答ができるでしょう。

自己分析がうまくできない人は、下記のワークシートを活用すると、簡単に自分のことが整理できます。ぜひ活用してみてください。

業界研究

業界研究とは、就活生が志望する業界がどのような景気なのか、成長性や将来性などの動向を知り、分析することを指します。

「なぜ就活生に業界研究が必要なのか?」

就活生が業界研究を行うのは、業界について研究することによって、その業界が実際にどのようなところなのかを知るためです。まずは世の中にはどんな仕事があるのかを知り、そこから自分がやりたいと思える仕事を見つけるために行います。

業界研究を行わないと、世の中にどんな仕事があるのかわからず、自分がどんな仕事をしたいのかも見当がつきません。

世の中にどんな仕事があるのか、その中で自分はどんな仕事がしたいのか、業界が実際にどんなところなのかなど、知らないまま就活するとミスマッチを起こしてしまう可能性が高いです。

そうならないためにも、業界研究を行って業界がどういうところなのか、世の中にはどんな仕事があるのか、自分はどんな仕事がしたいのかを知る必要があるでしょう。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

業界研究をいつから始めるのか、明確に定められてはいません。一般的には、就活が解禁されるよりも前、大学3年の夏頃から準備を始める就活生が多いです。

その場合、夏休みを利用して業界研究や自己分析を行い、サマーインターンで情報を収集して、就活への知識を蓄えます。

しかし、だからといって必ず夏休みを就活の準備に費やさなければいけないというわけではないです。夏休みが終わった9月以降から就活の準備を始めても、十分間に合います。

インターンシップは夏だけでなく、10月以降にも開催されています。大型連休や冬休みを利用して業界研究や自己分析などを行い、ウィンターインターンに参加して情報収集すれば、就活への知識を蓄えることが可能です。

もちろん、就活の準備をするのに早いに越したことはありません。早ければ早いほど業界研究などの準備に費やす時間や、就職先の業界や企業について考える時間も増えます。就活が解禁されるまでに十分な情報を収集でき、知識を蓄えることができるでしょう。

大事なのは、就活解禁前だからといって気を抜かないこと、準備が必要だと思った瞬間から行動することです。世の中にどんな業界があるのか大まかに把握したい人は、下記の対策資料を参考にしてください。

「どの状態までやればいいのか?」

明確にどこまでやればよいという決まりはありませんが、就活を効率よく進めるためには、業界について詳しく知っておく必要があります。

業界の基本的な情報はもちろん、その業界が今どのような状態にあるのかなど、大まかな動向を知っておくとよいです。

そうして身につけた業界の知識をもとに志望動機や自己PRを考え、誰かに話してみることで、何が必要で何が足りないのかを確認できます。それを繰り返すことで、自分の満足のいく内容に仕上げることができるでしょう。

「ゴールはどこなのか?」

業界研究で身につけた知識をもとに具体的かつ説得力のある志望動機や自己PRを作り、内定を手に入れやすくするのが、業界研究の最終的なゴールです。

しかし、世の中にはたくさんの業界があるので、そのすべてを深く研究するのは時間がかかり過ぎます。そのため、まずは就活において迷わないために、業界研究を通して業界を知り、自分の進みたい業界をいくつかに絞りましょう。

その上で、絞り込んだ業界についてさらに詳しく研究していけば、深い業界理解に基づいた志望動機や自己PRを作成できます。

職種研究と企業研究

職種研究と企業研究とは、就活生が志望する業界にはどのような職種や企業があるのかなどを知り、自分との相性を分析することを指します。

「なぜ就活生に業種研究と企業研究が必要なのか?」

職種研究と企業研究をすることによって、就活生が志望する企業や職種の特徴を理解できます。その特徴が自分と相性のよいものかどうかを見極めることによって、自分に合った企業や職種を見つけることにつながるのです。

また、企業や職種の特徴を理解することで、具体的かつ説得力のある志望動機や自己PRを考えることができるでしょう。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

職種研究や企業研究は、いつからやりなさいと決められてはいないため、いつからやっても問題はありません。

とはいえ、一般的な就活スケジュールから逆算すると、遅くとも大学3年の2月までに一応のめどをつける必要があるでしょう。どんな企業・職種の説明会に参加するのか、目安にするためです。

夏休みを利用して自己分析や業界研究、サマーインターンなどの下準備をしていた就活生は、夏休みが終わる9月ごろから職種研究と企業研究に取りかかるのが一般的な流れです。

夏休みを逃して10月から就活の準備を始める場合、自己分析や業界研究と同時に、職種研究と企業研究も行わなければいけないため、やることが山積みになってしまいます。スケジュール的に忙しくなるので、冬休みや試験休みをうまく利用しましょう。

ウィンターインターンにも参加すれば、企業や職種について理解を深めることができ、3月の就活解禁に間に合わせることができます。

ただし、職種研究や企業研究は就活の間も選考対策として続けていくため、翌年の5月ごろまで実施することになるでしょう。職種を選んだ理由は、面接などでも聞かれることがあります。

「どの状態までやればいいのか?」

まず最初に重要なのが、企業や職種の全体像を把握することです。全体像を調べる上での項目としては、組織図、事業の内容や人事または採用の情報などがあります。

次に重要なのが、企業が力を入れているポイントを把握することです。企業のビジョンや経営の戦略、業界での順位など、他の企業との違いを十分に把握しておくことが大事です。

また、それらをすべて知るだけではなく、それらの情報を自分の言葉で端的に伝えられるかが重要だと言えるでしょう。

全体像の把握と自分の言葉で端的に伝えられることの2つのポイントがしっかりできていれば、一般的に問題はないでしょう。

「ゴールはどこなのか?」

職種研究と企業研究をする最終ゴールは、自分が本当にしたいと思える仕事を見つけることと、自分が進みたいと思える企業を見つけることです。

しかし、いくら自分にとってベストな企業を見つけることができたとしても、企業側から見た時、自分がその企業で活躍できる人材であると、企業に判断されなければいけません。

大事なのは、自分の持つ特徴や強みと合致する企業であるということです。そして、その企業で自分がやりたいと思える職種の仕事があり、自分の強みを活かすことによって企業に貢献することができることが、自分にとって本当にベストな企業だと言えるでしょう。

したがって、職種研究と企業研究を行った時のゴールとは、自分の持つ特徴や強みが合致する企業を見つけることだと言えるでしょう。

OB・OG訪問

OB訪問とOG訪問とは、就活生が興味のある企業で働いている大学の先輩を訪ねて、実際の企業の仕事がどのようなものか、企業の雰囲気はどのようなものか、などの話を先輩から聞く企業研究の一種のことを指します。

「なぜ就活生にOB訪問やOG訪問が必要なのか?」

OB訪問やOG訪問では、興味のある企業で実際に働いている先輩から企業の仕事や雰囲気について詳しく知ることができるため、普通に業界や企業の研究を行うよりも良質な情報を得られます。そうやって得た情報からは、志望動機を考えるための材料を豊富に見つけられるはずです。

また、企業で実際に働いている人から話を聞くことによって、その企業でどんな人が活躍しているのか、どんな考え方をした人がいるのかなど、現場で働く上で必要なスキルを知ることができ、そこからピントの合った自己PRを考えることにつなげられます。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

例年、OB訪問とOG訪問が行われたのは、本選考の2か月から3ヶ月前がピークでした。

少し出遅れてしまうと他の就活生に大きく差をつけられたり、OB訪問とOG訪問をする時期に遅れてしまい会いたいと思っていた先輩に会えなかったりする可能性も十分にありえます。

そのため、ピークを迎えてOB訪問とOG訪問を目的とした混雑を回避するためにも、ピークよりも前にOB訪問とOG訪問を行うとよいでしょう。

ちなみに2019年卒の場合、OB訪問とOG訪問がピークを迎えたのは3月から4月にかけてなので、それよりも前にOB訪問とOG訪問をしておきましょう。

「どの状態までやればいいのか?」

OB訪問とOG訪問を終えるタイミングは、就活生によって異なります。OB訪問とOG訪問をする就活生のほとんどが、OBとOGの先輩たちから聞きたいと思っている情報があります。

その就活生が知りたいと思っている情報を満足に得ることができた時が、OB訪問とOG訪問を終えるタイミングだと言えるでしょう。

しかし、必ずしも求めている情報が得られるとは限りません。自分にとって少し物足りない情報だと感じたのなら、自分が満足する情報が得られるまで時間の許す限りOB訪問とOG訪問を続ければいいのです。

必ずしも限界ギリギリまでOB訪問とOG訪問をする必要はありません。短くても長くても、OB訪問とOG訪問を行った期間の長さに関係なく、自分にとって満足のいく情報を得られたら、それがOB訪問とOG訪問を終えるタイミングです。

「ゴールはどこなのか?」

OB訪問とOG訪問をする最終ゴールは、企業で実際に働いている先輩から企業の仕事や雰囲気を直接聞くことによって、志望する企業を絞りやすくすることです。

OB訪問とOG訪問で貴重な話を聞くことができれば、その話から自分が行きたいと思える企業を見つけることに繋げることもできます。

また、企業のリアルな情報を聞くことによって自己PRや志望動機に具体性と説得力を持たせることができます。

したがって、OB訪問とOG訪問をすることによって就活生が志望する企業を絞ったり決めたりすることや、具体性と説得力のある志望動機や自己PRの制作が、OB訪問とOG訪問のゴールです。

エントリー

エントリーとは、エントリーシートや履歴書などの書類を企業に提出して本選考に参加することです。ただし、それ以前にプレエントリーというステップがあります。

プレエントリーの場合は、就活生が志望している企業のホームページにある採用ページに就活生の個人情報を登録して、その企業の選考に参加する意思表示を行うことを指します。

「なぜ就活生にとってエントリーやプレエントリーが必要なのか?」

就活生にとってエントリーが必要なのは、就活生が志望している企業に入社したいということを示すためです。

当たり前のことながら、志望しているだけでは企業から内定をもらえません。まずは志望する意思を表明するために、エントリーシート(ES)や履歴書などの書類を企業へ提出して、本選考に参加する必要があります。

就活生にプレエントリーが必要なのは、エントリーの前に個人情報を登録することで、企業説明会に参加するための予約ができたり、その企業の説明資料を送ってもらえたりするためです。

また、その時の最新の選考状況を連絡してもらうこともでき、採用ページからエントリーシートの提出や筆記試験の受験をすることも可能になります。

効率的に企業探しを行いたい人は、キャリチャンの就活支援サービス「求人フェア」を活用してください。プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンであなたの希望を聞き、相性のよい企業を紹介します。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

一般的にエントリーが開始されるのは3月からで、春休み中に企業へのエントリーが行われます。プレエントリーの開始時期も、エントリーとほぼ同時です。

いつまでにエントリーしなければいけないのかは、企業によって異なりますが、早くにプレエントリーすれば、それだけ早く企業の情報を入手できます。

そのため、エントリーが開始される3月中にプレエントリーを済ませ、情報を入手してからエントリーを済ませるようにするのがよいでしょう。

「どの状態までやればいいのか?」

エントリーの締め切りは企業によって異なりますが、一般的に5月中にエントリーは締め切られます。

そのため、エントリーが開始される3月から、締め切られる5月までの間にプレエントリーとエントリーを済ませておきましょう。

「ゴールはどこなのか?」

エントリーとプレエントリーをした最終ゴールは、自分の納得のいく企業に入社することです。

プレエントリーによって企業の資料を請求したり、企業説明会に参加したりすることによって、興味のある企業の情報を収集することができます。

その情報から自分に合った企業を見つけることができれば、自分に合っていると感じた企業すべてにエントリーするとよいでしょう。一般的には、30社以上にエントリーする就活生が多いです。

ただしエントリー数は、多ければ多いほどよいというわけではありません。あくまで、情報収集した上で自分に合った企業かどうか見極めてエントリーすることが大事です。エントリー数が多いほど選考対策も大変になるので、自分が対応可能な企業数にしましょう。

そうやってエントリーした企業から内定をもらえれば、高い確率で自分の納得のいく企業に入社できます。したがって、エントリーとプレエントリーをするのは、自分の納得のいく企業に入社することがゴールです。

企業説明会

企業説明会とは、企業が就活生に向けて経営理念や事業の内容などを説明して、自社の本選考に進んでもらえるようPRする場のことです。

企業説明会は、大きく分けて以下の2種類があります。

  • 合同説明会…複数の業界から様々な業種の企業が、合同で説明会を行う
  • 単独企業説明会…1つの企業が自社のオフィスなどで開催する

「なぜ就活生に企業説明会が必要なのか?」

企業説明会は、就活生がその企業について深く知る貴重なチャンスとなります。

企業説明会では、事業などの紹介の他にも、企業で実際に働いている社員の紹介をする時間を設けることが多いです。その社員に質問をすることで、普通では知ることができない情報を得られ、より深く企業について知ることができます。

そうすることによって、志望する企業を絞ることができたり、具体的かつ説得力のある志望動機を考えたりできます。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

企業説明会は一般的に3月中に行われることが多いですが、企業によって説明会が開かれる時期は異なります。

しかし、3月中は開かれる説明会が最も多く、参加を希望する就活生も集中します。出遅れてしまうとすぐに説明会の定員が埋まってしまうので、気になる企業や志望している企業をチェックして、早めに説明会への参加を予約しておくとよいでしょう。

インターンシップや企業説明会も企業によってスケジュールが違うため、日程調整が必要になります。1日に多数の説明会が重なることがないよう、上手に調整しましょう。

「どの状態までやればいいのか?」

合同説明会の場合は3月から8月の頭まで行われ、個別の企業説明会の場合は3月中から11月の頭まで行われるのが一般的です。それぞれの終わり頃までに、1社でも多くの企業の説明会に参加する必要があります。

基本的には、興味がある企業の説明会になるべく多く参加して、その中から志望する企業が複数社決まるまで説明会に参加しましょう。

ただし、各社ともエントリーシートの提出には締め切りがあるので、あまりのんびり構えてもいられません。

志望する可能性のある企業すべての説明会へ1社ずつ参加するのは大変なので、合同企業説明会も上手に利用し、効率的に情報を集めていくとよいでしょう。

キャリチャンでも、さまざまな種類の合同企業説明会を開催しているので、ぜひ参加してみてください。

「ゴールはどこなのか?」

企業説明会に参加する最終ゴールは、志望する企業を定めることです。1社でも多くの企業説明会に参加して、企業の多くの情報を入手することで、就活生はどの企業に進みたいかを決める条件を埋めていくことができます。

そうやって最も条件の埋まった企業が、就活生の第一志望の企業ということになるわけです。

また、企業説明会で入手した情報を活かせば、具体的かつ説得力を持った志望動機を作ることができ、内定をもらえる可能性を高めることにもつながります。

したがって、企業説明会に参加することで自分が行きたいと思える企業を定めることと、説明会で入手した情報をもとにした志望動機によって内定を手に入れることが、企業説明会に参加するゴールだと言えるでしょう。

そのためには、説明会の中で積極的に質問し、自分が欲しい情報を自ら集めることが大切です。

エントリーシートの作成

エントリーシートの作成も、早くから準備に取り組みましょう。エントリーシートとは、企業のインターンシップや本選考に応募する際に必要な書類のことです。

大学名や氏名などの基本的な情報のほかに、自己PRや志望動機などを聞かれます。書類選考の際にはエントリーシートをもとに合否の判断がされ、面接に進むと参考資料として使用されるため、慎重に取り組むことが必要です。

企業はエントリーシートで、主に以下の3つの点を見ています。

  • あなたの能力・強み
  • 働くモチベーション
  • なぜ企業に魅力を感じているか

企業は応募者の自己PRを通じ、あなたはどんな人生を歩んできて、どのような強みを持っているか、そしてその強みを自社で活かせるかを見極めています。また、志望動機からは、仕事に対して意気込みがあるか、自社の志望意欲は高いかどうか、などを確認しているのです。

そのため、エントリーシートを書く前に自己分析や企業研究を行い、具体的なエピソードや動機を含めてわかりやすく簡潔に記入しましょう。

「なぜ就活生にエントリーシートの作成が必要なのか」

志望企業にエントリーする場合、多くの企業でエントリーシートの提出が必要になります。エントリーシートを書かなければ、企業に本エントリーできません。初めて作成する場合は記入に時間もかかるので、締め切りには余裕をもって準備するようにしましょう。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

エントリーシートの作成は、インターンシップの応募時期から、就活を終えるまで必要です。インターンシップへの参加に選考がある場合、エントリーシートの提出が求められることがあります。

インターンシップの選考は大学3年生の5~6月ごろから始まるので、それまでに自己分析や業界研究を始めておくようにしましょう。

インターンシップに限らず、本選考でもエントリーシートの提出が必要です。企業に応募する際にはエントリーシートの提出が求められることがほとんどなので、就活を終えるまで準備が必要になるでしょう。

「どの状態までやればいいのか?」

エントリーシートは常にブラッシュアップが必要です。自分のよい点がアピールできる魅力的なエントリーシートが作成できるようになるまで、繰り返し見直しを行いましょう。

一生懸命書いても書類選考に通らない場合は、就活のプロに添削してもらうのもオススメです。就活エージェントや学校のキャリアセンターでエントリーシートを読んでもらい、伝わりにくい点を書き直すようにしましょう。

Webテストの勉強

Webテストの勉強も、大学3年生の秋ごろから始めるようにしましょう。

Webテストにはさまざまな種類がありますが、採用選考に取り入れている企業が最も多いのはSPIです。これからWebテストへの対策を始める人には、まずSPIの勉強から始めることをオススメします。

「なぜ就活生にWebテストの勉強が必要なのか」

Webテストで足切りされたり、本選考で学力が重要視されたりすることがあるため、勉強が必要です。本選考の面接の前には、基本的な学力を見たり、性格を判断したりするために、Webテストが実施されるケースがあります。

面接の受け答えが完璧にできても、学力で落とされてしまうのは非常に悔しさが残るでしょう。勉強すれば解けるようになるので、しっかりと対策するようにしてください。Webテストの勉強には、書籍を購入して勉強するのがオススメです。

キャリチャンでも、無料でダウンロードできるSPI問題集を用意しているので、ぜひ活用してください。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

時間があれば大学3年生の春ごろから、遅くても大学3年生の秋ごろに勉強を始め、問題が解けるようになるまで勉強しましょう。

勉強期間は個人差がありますが、少なくとも1カ月ほどは集中して取り組む必要があります。選考が本格化してくる時期に勉強を始めると間に合わない場合があるので、Webテスト対策は早めに始めるようにしましょう。

「どの状態までやればいいのか?」

問題がある程度解けるようになるまで勉強を続けてください。問題集を購入し、繰り返して解いていきましょう。よく間違える問題や苦手分野はチェックマークを付けておき、繰り返し解くようにしてください。

Webサイトで模擬試験を受けられることもあるので、本番と同じ時間や形式で解けるように、しっかり対策しましょう。

それでもWebテストが難しいと感じたら、キャリチャンを頼ってください。キャリチャンの就活支援サービス「楽スル就活」では、採用選考として、SPIなどのWebテストを実施しない企業を紹介できます。学力試験に自信のない就活生にオススメです。

本選考

企業によって異なりますが、政府の就活ルールにのっとって採用選考を行う企業の場合、本選考は大学3年の3月から始まります。ただし、政府の就活ルールに縛られず、もっと早くから選考を行う企業もあるので注意が必要です。

本選考が始まる時期の企業ごとの違いについては、「企業別の就活スケジュールはいつから?」で詳しく解説するので、そちらを参照してください。

「なぜ就活生に本選考が必要なのか」

企業から内定を獲得するためには、必ず選考を受ける必要があります。本選考の内容は企業によって異なりますが、エントリーシートやWebテスト、グループディスカッション、面接などを行うのが一般的です。

その中でも面接は、ほとんど全ての企業で最低1回は実施されます。面接の受け答えが最初から完璧に答えられる人はいないので、模擬面接を受けるなどの対策が必要です。選考が本格化する大学3年生の3月より前に、練習を始めるようにしましょう。

「どのくらいの期間やればいいのか?」

本選考を受ける機関は、就活生ごとに異なります。短い人だと1~2週間で終わらせる人もいますし、1年以上かかる人もいるわけです。

平均すると、就活にかかる期間は9ヶ月ほどだと言われています。就活がいつごろ終わるかについては、下記のコラムも参考にしてください。

面接対策は、大学3年生の春頃から、就活を終えるまで行いましょう。面接の受け答えは、常に改善していく必要があります。企業によって答える内容も変わるので、就活に取り組む期間中は常に対策を継続してください。

「どの状態までやればいいのか?」

面接対策は、どんな質問が来ても答えられるようになるまで実施しましょう。本選考で聞かれる質問は、本番までわかりません。どんな質問が来ても落ち着いて答えられるように、自己分析や企業研究も繰り返し行う必要があります。

就活中は現状に満足せず、常に対策を続けてください。

「ゴールはどこなのか?」

納得のいく企業の内定を獲得するところが、選考のゴールだと言えます。本選考の対策は、就活中は常に必要です。入社したいと思う企業の内定を獲得できるまで、対策を続けましょう。

対策資料の画像

企業別の就活スケジュールはいつから?

企業別の就活スケジュールはいつから?

就活のスケジュールは、大学3年生の3月に情報解禁、6月から選考開始です。就活ルールは経団連主導から政府主導に変更になりましたが、当面は今までのルールを踏襲することになっています。

しかし、企業が経団連に加盟しているかや、企業規模、日系・外資かなどによって、スケジュールは大きく異なります。一般的なスケジュールしか押さえていないと、気づいたときにはエントリー期間が終わっていたということにもなりかねません。

就活をいつから始めるかは、どんな企業を狙っているかで大きく変わってきます。ここからは、企業別の就活スケジュール例を紹介するので、自分がいつから就活するか考える上での参考にしてください。

経団連に加盟する日系企業

経団連に所属している日系企業は、基本的な就活ルールにのっとり、大学3年生の3月から説明会開始、6月から内定を出すケースが多いです。

経団連に登録しているのは大企業が多いですが、経団連非加盟の中小企業などは、これよりももっと早くに採用活動を始めています。経団連に加盟している企業のスケジュールに合わせて就活を進めると、経団連非加盟の企業にエントリーできなくなることも考えられるため、注意が必要です。

経団連に加盟している企業の場合でも、Webテストやエントリーシートの提出時期については定められていません。そのため、3月より早い時期に受付を開始しているケースもあります。志望企業のエントリー期間は、早めにチェックするようにしましょう。

経団連非加盟の日系企業

経団連非加盟の企業は、選考開始時期が決まっていません。多くの企業で選考が始まるのは、大学3年生の2~3月ごろです。経団連非加盟の企業はルールが定められていないため、早めに選考をスタートし、優秀な学生を囲い込みたいという狙いがあります。

経団連非加盟の場合、大学3年生の3月~大学4年生の4月ごろには内定を出し終えている企業も少なくありません。志望企業が経団連に非加盟の場合は、早いうちに選考スケジュールを確認しておく必要があります。

外資系企業

外資系企業が選考を始めるのは、大学3年生の10月ごろです。外資系企業は、早い段階で選考を始め、大学3年生の12月ごろまでには内定を出し終える企業もあります。外資系企業も優秀な学生を求めているため、早くに学生を確保したいという狙いがあるのです。

大学4年生の春以降に採用を行っている外資系企業もありますが、留学帰りの学生やTOEIC高得点の学生など、ピンポイントでの採用になります。倍率が非常に高くなったり、そもそもエントリーできなかったりする可能性もあるため、エントリー時期を見逃さないよう、大学3年生の夏ごろには志望企業の選考スケジュールをチェックしてみてください。

利用者の声

早い時期から就活の準備をするとこんなメリットがある!

早い時期から就活の準備をするとこんなメリットがある!

一般的に、大学3年の3月から採用活動を行う企業を狙う場合、大学3年の冬ごろから就活準備を始める学生が多いです。しかし、近年は就活の早期化が進んでいるため、もっと早めに就活準備を始めることをオススメします。

一般的な時期よりも早く就活準備を始めるメリットは、以下の3つです。

それぞれのメリットについて解説するので、いつから就活準備を始めるか考える上での参考にしてください。

先を見通して行動できる

一般的な時期より早めに就活準備を始めると、先を見通して行動できるのがメリットです。時間的にも精神的にも余裕があるため、今後の就活スケジュールに合わせて効果的な行動予定を立てられます。

たとえば、自己分析や企業研究などの準備を早めに始めておけば、志望の方向性も早めに定まり、興味のある企業説明会を逃すことなく確実に参加できるでしょう。

また、早めに方向性が定まることで志望先への理解を十分深められ、重視される資質や面接での質問傾向などに応じた対策を実施できます。

結果として、先を見通して行動すれば就活をスムーズに行えて、合格率も上げられるのです。

選択肢が増える

早めに就活準備を始めることによって、一般的な時期から就活準備を始めた場合よりも、就職先の選択肢を増やすことができます。

前述のように、いつからエントリーの受付が始まるかは業界や企業によっても異なります。3月からエントリーを始めるつもりで動いていると、間に合わない企業もたくさんあるわけです。

それでなくても、世の中にはたくさんの業界や企業や職種が存在するため、それらの研究には多くの時間がかかります。初めからある程度範囲が絞れている人はまだしも、ゼロからスタートする場合、一般的な時期から準備を始めたのでは、志望先選びがエントリーシーズンに間に合わない人もでてくるでしょう。

しかし、一般的な時期よりも早めに就活準備を始めれば、気づいたらエントリーが終わっているという企業数を減らせます。また、時間的な余裕からもエントリーシーズンまでの間に幅広い業界・企業・職種についての研究を行えるので、就職先の選択肢を広げられるはずです。

企業選びに悩んだり、就活準備の進め方に迷ったりしたら、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談会」がオススメです。就活に関するあらゆる相談に就活のプロが回答してくれるため、スムーズに就活を進められます。参加は無料なので、ぜひ活用してください。

軌道修正ができる

早めに就活準備を始めることによって、一般的な時期から就活準備を始めた場合より、就活の軌道の修正がしやすいのもメリットといえるでしょう。就活準備中であれば軌道修正もしやすいですが、本格的に就活が始まってしまうと、途中で進路を変更することは困難です。

本格的に就活が始まってから進路を変更すると、それに合わせて色々と準備をやり直さなければいけなくなって、他の就活生に遅れを取ってしまいます。しかし、初めに思い描いた就職先が、必ずしも自分に合っているとは限りません。

その点、早めに就活準備を始めて、インターンシップや早期選考などに参加できれば、本格的な就活が始まる前に自分の適性などを確かめられます。結果として、就活の方向性が正しいかどうか早めに見極められ、途中で進路を変更する場合でも早めに準備を整えやすくなるのです。

就活は「いつから始めるか」と「時期に応じた対策」が成功のカギ

就活は「いつから始めるか」と「時期に応じた対策」が成功のカギ

就活を成功させるためには、早めの動き出しが大切です。「いつから就活が始まるの?」と周りの様子を見ていると、乗り遅れてしまう可能性があります。ほかの就活生に遅れを取らないためにも、就活成功のポイントを押さえておきましょう。

就活成功のためのポイントは、以下の3点です。

ポイントを押さえ、就活成功のために対策しましょう。

できるだけ早く就活を始める

志望企業から内定を獲得する可能性を高めるためには、できるだけ早くから就活を始めることが大切です。就活を成功させるためには、情報を早くキャッチしながら、適切な時期に対策を行う必要があります。

自己分析や企業研究は、対策に時間が必要です。本選考の開始直前に始めると十分な対策が行えず、エントリーシートの内容が不十分になったり、選考で受け答えができなかったりといった状況になりかねません。

インターンシップが始まる大学3年生の5~6月くらいから動くことで、早めに興味のある業界について調べられ、余裕をもって対策に取り組めるでしょう。

インターンシップに参加する

就活を成功させるためには、インターンシップへの参加から始めるのもオススメです。インターンシップには、公式サイトや採用パンフレットではわからない、企業の雰囲気もつかめます。

企業によっては、インターンシップでの評価を本選考の際の参考にしているケースもあるのです。もちろんインターンシップに参加しなければ内定を獲得できないわけではありませんが、参加することで有利になる可能性は十分あるといえるでしょう。

また、企業によってインターンシップ参加者に特別選考の案内をすることもあります。志望度の高い企業がインターンシップを実施している時期であれば、できるだけ参加するようにしてください。

エントリー数を増やす

就活を成功させるためには、時期に応じてエントリー数を増やす必要があります。志望企業を数社だけに絞って就活すると、すべて落ちてしまったときにまた初めからやり直さなければいけません。

志望企業は絞り込みすぎず、興味のある企業にはどんどんプレエントリーしておいて、することが大切です。

エントリー数を増やすと、選考に慣れるメリットもあります。複数社のエントリーシートを書いたり面接を受けたりすることで選考に慣れるため、志望度の高い企業で実力を発揮できるようになるでしょう。

初めから選考で実力を発揮できる人はいません。経験を積むためにも、エントリー数を増やすことは大切です。

就活をいつから始めるにしても利用したいサービス

就活をいつから始めるにしても、以下のサービスは有効に活用したいところです。

これらのサービスをうまく使えば、就活をスムーズに進められます。インターンシップなどを通じて早めに始めたい人にとっても、出遅れてしまって焦りを感じている人にとっても役立つサービスです。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

大学のキャリアセンター

キャリアセンターとは、大学に設置されている、就活生をサポートするための部署のことです。キャリアセンターでは、一般的に就活生に就活のやり方を教えたり、面接やエントリーシートの対策の仕方を教えたりしています。

その他にもキャリアセンターでは、就活イベントや合同説明会の開催、OBとOGの情報を就活生に公開したり、求人情報やインターンシップの情報を掲載したりして、就活生のサポートを行っています。

キャリアセンターの受付に行って、利用が初めてであることを伝えると、基本的な使い方を説明してもらえるはずです。

常駐しているスタッフが、自分が希望している業界や職種について聞いてくれるので、それについて答えれば、今後どうすればいいかアドバイスをもらえます。

■ キャリアセンターを使うメリット

  • 手軽に就活の情報を入手できる
  • 同じ大学のOB・OGを探せる
  • エントリーシートの添削や模擬面接を受けられる

キャリアセンターを使う1つ目のメリットは、大学内に設置されているため、手軽に就活の情報を得られることです。授業の前後や合間の時間を使って求人情報を入手でき、就活のやり方なども教えてもらえます。

キャリアセンターを使う2つ目のメリットは、OBやOGの情報を知ることができることです。キャリアセンターにはOBやOGのデータが残されており、就活生の興味がある企業で働いているOB・OGを紹介してもらえます。

OB・OG訪問を行い、業界や企業のことを詳しく教えてもらえれば、志望動機や自己PRの作成にも役立てられるでしょう。

キャリアセンターを使う3つ目のメリットは、エントリーシートの添削や模擬面接をしてもらえることです。キャリアセンターでエントリーシートの添削や模擬面接をしてもらえれば、客観的な視点で修正点などの指導をしてもらえます。

■ キャリアセンターを使うデメリット

  • 民間企業への就職経験がないスタッフが多い
  • いつでも混雑している
  • 提供されている求人情報が少ない

キャリアセンターに配属されている大学職員は、その多くが民間企業への就職経験がありません。そのため、キャリアセンターの職員からのアドバイスが、必ずしも的確でない場合もあります。

また、大学のキャリアセンターはいつでも混んでいて、使いたいサービスをすぐに利用できないこともデメリットといえるでしょう。就活のやり方に悩み、サポートを受けたい学生は多くいるため、とくに就活の時期は混雑してしまうことが多いです。

それによって順番待ちになってしまうと、効率よく就活を進められず、他の就活生に遅れをとってしまう場合もあります。

加えて、キャリアセンターで紹介してもらえる求人は、それほど多くありません。そのため、キャリアセンターで探すより、ネットで求人検索した方が効率的に求人情報を見つけられるでしょう。

ただし、キャリアセンターにはその大学に限定した募集も寄せられているので、他では見つけられない求人に出会える可能性もあります。

就活セミナー

就活セミナーとは、自己分析や業界・企業研究のやり方、エントリーシートの書き方、面接のやり方など、就活準備に必要なことを教えてくれるイベントのことです。大学内で行われているものの他、就活支援を行っている企業が開催しているセミナーや、複数の企業が合同で行う企業セミナーなどもあります。

就活セミナーへの参加方法は、一般的に予約制と整理券の配布制の2つがあります。ただし、開催する企業によって参加方法が異なり、中には有料のものもあるため注意してください。興味のある企業のホームページや求人サイトを見て、参加方法を確認するとよいでしょう。

■ 就活セミナーに参加するメリット

就活セミナーに参加するメリットは、就活で役立つ情報を学べることです。就活の仕方がわからない就活生や、志望動機や自己PRの完成度を上げたい就活生などに大きなメリットがあります。

たとえば、自己分析のやり方を学ぶことによって、自分がどんな仕事がしたいのか明確にでき、志望する企業を見つけやすくなるでしょう。

また、業界・企業研究のやり方を学べば、企業のどこを見るべきなのかがわかります。そうすれば効率的に業界・企業への理解を深められ、具体的かつ説得力を持った志望動機や自己PRを作成できるはずです。

エントリーシートの書き方を学んだ場合は、どのように書けば好評を得られるのか把握したうえで効果的な文章を作成でき、書類選考の通過率を上げられます。

面接の役立つ情報や注意点などを学ぶセミナーでは、どんなことをすれば高評価を得られるのか、どんなことに気をつければよいのかわかり、入念な準備を整えられるでしょう。

■ 就活セミナーに参加するデメリット

就活セミナーに参加する場合、参加するセミナーの種類によって、気をつけるべきデメリットが異なります。

たとえば合同企業セミナーの場合、複数の企業が合同で行っているため、得られる情報が広く浅くなってしまうことがデメリットです。目当ての企業があったとしても、その企業だけにフォーカスして深掘りした情報を得ることができません。

また、個別の企業セミナーの場合、セミナーで語られる内容がその企業にとって優位な情報にかたよりがちです。企業にとってマイナスとなる情報を聞き出すことができないため、セミナーの情報だけに頼って就活すると、入社後にミスマッチを起こすリスクがあります。

加えて、自己分析や企業研究などのスキルを教えるセミナーの場合、セミナーを運営する企業のサービスに誘導されて高額な参加費を請求されるケースもあるため、注意が必要です。

キャリチャンでは、模擬面接も体験できる無料のWeb面接セミナーを開催しています。面接に自信のない人は、ぜひ参加してみてください。

就活相談サービス

就活相談サービスとは、就活に関する悩みや疑問を聞き、それに対して適切な助言をするサービスのことです。ネット上には就活に関する相談を受け付けているサイトが多くあります。就活相談サービスを利用する際は、まずネットから予約をしましょう。

■ 就活相談サービスを利用するメリット

就活相談サービスを利用するメリットは、第三者の立場から適切なアドバイスをもらえることです。

気になる疑問や悩みについて回答が欲しいけど、家族や友人からは納得のいく回答をもらえないことも多々あります。そういう場合、就活相談サービスを利用することによって、第三者から適切なアドバイスをもらえる可能性が高いです。

とくに、就活エージェントが運営している就活相談のサービスでは、多くの相談者の悩みや疑問を聞いてきたスタッフが回答しているため、自分に合った回答をしてもらえる可能性が非常に高いと言えます。

■ 就活相談サービスを利用するデメリット

就活相談サービスを利用するデメリットは、回答の質や料金が、運営元によって大きく異なることです。

例えば、個人のスキルを販売しているサイトで相談相手を探す場合、その人の就活に関する知識の度合いが未知数です。あまり知見のない人に相談してしまうと、相談者が求めているものとは全く別の返答をされたり、悩んでいる就活のことに対して全くアドバイスにならない返答をされてしまう場合もあるでしょう。

個人の運営する就活相談では、必ず相談者の望む回答がもらえるとは限りません。それについて何度も同じ相談のやり取りを繰り返しているうちに、時間を無駄にしてしまう可能性もあります。

また、サービスの質に見合った金額なのかどうか、判断がつきにくいのもデメリットだといえるでしょう。

そうしたリスクを避けるには、就活エージェントなどのプロが運営する就活相談サービスを利用するのが一番です。

キャリチャンでは、キャリアアドバイザーが1対1で就活の相談に乗る無料サービス「就活相談会」を開催しています。就活のプロが書類添削や模擬面接などに対応してくれるので、就活に自信を持って臨めるようになるでしょう。就活に対して不安を抱えている人は、ぜひ参加してみてください。

いつから就活を始めるかに関してよくある質問

無い内定の女性に関するQ&A

いつから就活を始めるかに関して、就活生から寄せられる質問は、以下の3つです。

それぞれの質問について回答していきます。

理系の就活生もいつから始めるかは同じ?

理系学生は、文系の学生と選考スケジュールが変わる可能性があります。理系学生には公募で選考を受ける人も多数いますが、文系と違って学校推薦で受けるケースもかなり多いです。

公募の場合は、文系の学生とスケジュールは変わりません。志望企業のスケジュールを確認し、遅れないようにエントリーしましょう。

学校推薦の場合は、大学3年生の1〜2月頃に受付を開始する場合が多いです。エントリー時期は大学によっても変わるため、キャリアセンターや教授に相談してみてください。

企業はいつまで採用活動をしている?

企業の多くは、大学4年生の6~8月ごろまでに採用活動を終えます。多くの企業は内定式を予定している10月1日までに、内定者を揃えたいと考えているため、夏ごろまでに採用を終了させるのです。

しかし企業によっては内定辞退者が出たり、採用予定人数が集まらなかったりして、選考を継続することもあります。中には卒業間近のタイミングでも採用している企業もあるでしょう。

そのため、大学4年生の8月を過ぎても、エントリーできる企業がなくなるわけではありません。ただし、遅くなるほどエントリーできる企業数は減るため、できるだけ早く就活に取り組みましょう。

大学3年生で就活を始めないとやばい?

「やばい」とまでは言いませんが、できれば大学3年生のうちから、それもできるだけ早い時期に就活を始めるのがオススメです。中には大学4年生から就活を始める人もいますが、すでに内定出しをしている企業もあり、志望企業にエントリーできなくなる可能性もあります。

就活に出遅れると、エントリーできる企業が減るため選択肢が狭まり、内定が獲得できる可能性も下がります。就活を成功させるためには、早めに就活に取り組みましょう。

就活はいつから始めてもよいが、早めがオススメ

就活をいつから始めればよいのか、それは個人によってタイミングが異なるため、一概には言いきれません。

しかし、早めに行動すればそれだけできることが増えるのは確かです。就活に出遅れて焦りを感じることはあっても、早く始めて損はないと言えるでしょう。とくに自己分析は、早くからやっておくに越したことはありません。

まだ志望する企業も定まっていない状態だと、就活の準備に何をすればよいのか迷ってしまうこともあります。早めに自己分析をしておけば、自分が何をしたいかもおのずとわかってくるはずです。

そうすることによって、自分が進みたいと思える就職先も明確になっていき、それにともなって業界や企業の研究、OB訪問の準備もできるようになっていくでしょう。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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