内定が決まらない就活生必見!企業の選び方と活動の注意点を解説
2023年10月19日
就活が解禁されてから時間が経ちましたが、状況はいかがですか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
それがまだ1社も内定をもらえていません。周りではいくつも内定をもらっている子もいるんですけどね。すごく焦ってます。
なるほど。内定をもらえてない理由に心当たりはありますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
う~ん。面接が下手とか行きたい会社がないとか色々あるとは思うんですけど、これが原因!とははっきりわからないですね。
自分で原因を見つけるのは難しいですよね。今回のコラムでは、内定が決まらない就活生の特徴や、就活を終えるための方法について解説します。一緒に内定獲得のために頑張りましょう!
キャリアプランナー 平崎
目次
内定が決まらない就活生の特徴と原因
就活が始まって時間が経ち、周りにいる多くの学生が就活を終えているでしょう。しかしその中で“年内に入社先が決まりそうにない”という学生も一定数います。
なかなか内定が決まらない就活生には、以下のような11の特徴があります。
ここでは、内定が決まらない就活生の特徴と原因について解説していきます。原因を知ることでこれからどう動けばよいのかが見えてくるはずですので、しっかりチェックしてください。
周りの意見に流されている
内定が決まらない就活生の特徴としてまず挙げられるのが、“周りの意見に流されている”ことです。周りの意見に流されてしまい、自分が何をしたいのかがわからなくなることで、ここまで内定を獲得できていないと考えられます。
就活には「内定」や「企業規模」といった比較対象がハッキリとしていることから、つい周りと比べてしまったり、周りの状況を気にしたりしてしまうでしょう。
「友達が自分より先に内定をもらっている」「恋人が大企業から内定をもらった」などと周りを気にしてしまうことで、自分の評価を自ら下げてしまい、自分のやりたいことがわからなくなってしまうのです。
もともと自分が思い描く将来像に向けて就活を始めたはずなのに、周りの状況や意見に流されてしまうことで、自分が定めた目標がわからなくなることはよくあります。特に就活では周りの状況や意見に敏感になるため、より自分がわからなくなり、内定を遠ざけてしまうのです。
自分のやりたいことや自分自身がわからなくなると、何を目的に就活をすればいいのかわからなくなります。どんな企業を受ければよいのか、どう就活していけばよいのかがわからないままこの時まで内定が獲得できなかったというわけです。
基本的な就活対策ができていない
内定が決まらない就活生は、基本的な就活対策ができていない可能性があります。自分のしたいことがわからなくなり、目標を見失えば内定はもらえません。たとえ目標があったとしても叶えるための準備ができていなければ内定には結び付かないのです。
学生が本気で入社先を探しているように、企業側も企業に貢献できる学生を探しています。そのために企業はたくさんの時間とコストを費やしているのです。本気で向き合ってくれる学生でないと内定どころか、まともに見極めることはありません。
自己分析不足でまともに自分をアピールできない、業界・企業研究不足で面接で的を得た回答ができない、ESの内容薄く、面接もグダグダとなれば「やる気がない」「志望度が低い」と思われてしまうのは当然です。
自分の中で就活対策ができているつもりでも、内定という結果に結びつかないということは対策が不十分ということになります。今一度自分の行った就活対策を見直す必要があるでしょう。
自分に合った企業を選べていない
内定がもらえていない理由の1つに、自分に合った企業を選べていないことが挙げられます。 就活では学生が企業を選ぶように、企業側も学生を選んでいるため、お互いにとって相性がよいと判断されないと内定には結び付きません。実際に今内定がないということは、自分との相性がよい企業を受けていなかったことになるのです。
自分に合った企業を選べていない原因は、自己分析・企業研究不足と“自分のやりたいこと”を優先していることが考えられます。自己分析不足だと自分のスキルや強みがわからないため、自分の良さを活かせる企業がわかりません。また企業研究が不足していると自分と相性のよい企業を見極めることができないでしょう。
“自分のやりたいこと”を優先している場合にも自分に合った企業とは出会えません。就活において自分のやりたいことを優先するのはなぜいけないの?と思うかもしれませんが、自分がしたいことよりも“自分にできること”を意識して選んだ方が自分に合ったものを選択できるのです。
自分の持つ能力を活かせる仕事を意識して選べば自分を成長させることができる企業を見つけられるようになります。これまで内定に結びつかなった場合には、自己分析と企業研究から、就活軸や企業に求める条件などを見直す必要があるでしょう。
暗い雰囲気が出ている
暗い雰囲気が出ていると、内定の獲得が難しくなる場合があります。内定が出ないことで自信をなくす気持ちはわかりますが、暗い雰囲気が面接官に伝わると魅力的に映らず、採用されない可能性が高くなるのです。
面接の際に、声が小さかったり表情が暗かったりすると、面接官にも自信のなさが伝わってしまいます。
内定が決まらず不安な気持ちはわかりますが、暗い気持ちで就活をしていても、自分のよいところが伝わりません。気持ちを切り替え、自分のよい部分をアピールできるようにしてみてください。
学歴フィルターで門前払いされている
説明会や面接の予約も取れない場合、学歴フィルターで門前払いされている可能性があります。学歴フィルターとは、企業が採用する基準の大学を定め、そのほかの学生を選考から外すことです。
企業側はどんな就活生でも採用しようと思っているわけではありません。採用コストを考え、学歴を1つの判断基準として、ふるいにかけている場合があります。学歴を判断基準とする理由は、下記の3つです。
- 有能な人材のため
- 偏差値が高い大学に合格する努力ができる人材のため
- 基礎能力がある人材のため
企業によっては過去の採用実績校を公開しているので、自分の大学の採用実績があるかどうか、一度確認してみるとよいでしょう。
就活のスタートが遅れた
サークル活動や授業が忙しくて就活のスタートが遅れてしまい、内定が取れていない人もいるはずです。理系の人は研究が忙しい場合もあるため、就活に時間を割けなかった人も多く見られます。
就活は事前準備や面接に時間をかけなくてはいけないため、隙間時間で取り組んでもよい結果が期待できません。内定が欲しいのであれば、就活に集中する時間を取る必要があるでしょう。
ガクチカでアピールできることがない
エントリーシートや面接で問われることが多いのが、ガクチカです。学生時代に集中して取り組んだことがあればよいですが、特に打ち込んだことがない人は、うまくアピールできないことも多いでしょう。
就活対策本に載っているようなありきたりなガクチカでは、面接官に刺さらない可能性があります。しっかりと自己分析をおこない、アピールできる点を探してみてください。
ガクチカがうまく考えられない人は、ガクチカ集をチェックするのもオススメです。
【就活対策資料】
ガクチカ集
身だしなみの印象が悪い
身だしなみの印象が悪い人も、内定がもらえないケースがあります。「人は見た目が9割」と言われることもあるほど、見た目の印象はとても大切です。整えていない髪型やヨレヨレのスーツでは、悪い印象を持たれるのは当然のことでしょう。
具体的には、以下のようなポイントに気をつけるとよいです。
- 服装にシワや汚れがない
- 体にフィットするスーツを着用している
- すっぴんまたは濃すぎるメイクではない
- 長い髪はまとめる
- 前髪が目にかからない
身だしなみで気をつけるポイントは、清潔感だといえます。面接官によい印象を持ってもらうためにも、身だしなみを整えて面接に臨みましょう。
志望動機があいまい
志望動機があいまいな人も、内定がなかなか取得できないでしょう。面接ではほとんどの場合、志望動機を聞かれます。その際にどの企業にも当てはまるような志望動機を答えてしまうと熱意がないとみなされ、内定が取得しづらくなってしまうのです。
企業は内定辞退をしないか、早期退職しないか、入社後に企業に貢献してくれるかを見極めるために志望動機を聞いています。ありきたりな志望動機では、内定辞退や早期退職の可能性があると思われ、内定を獲得できない場合があるのです。
企業研究をしっかりしていない場合、「この企業に入社したい」という熱意が伝わるような、説得力のある志望動機は思いつきません。その企業独自のビジョンや社風、求める人物像などにマッチする志望動機を書いてこそ熱意をアピールできます。まずは企業研究を十分にすることから始めてみてください。
ビジネスマナーが身についていない
最低限のビジネスマナーが身に付いていない人も、なかなか内定が取得できない傾向にあります。本格的なビジネスマナーは入社後に研修がある場合が多いですが、学生のうちから基本的なビジネスマナーを身につけておくことは大切です。
たとえば採用部門とのメール・電話でのやり取りや、面接の場で失礼があると、相手にマイナスイメージを持たれてしまいます。
言葉遣いや身だしなみ、電話対応や入退室方法など、就活に必要なビジネスマナーは最低限勉強しておきましょう。
過去の面接や選考が活かされていない
内定を獲得できていない人は、過去の面接や選考での失敗が活かされていない可能性があります。面接や選考で落ちてしまった場合は、落ちた理由を考えて、再度同じ失敗をしないように気をつける必要があるでしょう。
たとえば面接の際にうまく答えられなかったり、面接官に何度も同じことを質問されてしまったりした場合は、回答を考え直す必要があります。次回同じ質問をされたときにしっかりと答えられるよう、回答をブラッシュアップしてみてください。
うまくいかなかったことを振り返るのは辛いですが、次回の面接で成功するためにも、しっかりと内容を振り返ることが大切です。
内定が決まらなくても焦らなくてよい場合もある
内定がなかなかもらえていない状況の人も、焦らなくてよい場合があります。理由は下記の5点です。
- 就活の成否は内定の早さや数で決まるわけではない
- 焦ることで本来の自分を出せなくなる
- 通年採用を行う企業もある
- 就活が終わっていない人は他にもいる
- 焦って決断すると判断を誤りやすい
上記について、詳しく解説します。
就活の成否は内定の早さや数で決まるわけではない
就活の成功は、内定の早さや数で決まるわけではありません。内定が早く出ている人や、たくさん内定を持っている人をみると、焦る気持ちはわかります。しかし、最終的に入社できるのは一社です。
また複数内定を持っていても、本当に自分が行きたい企業がなければ、就活に失敗しているとも考えられます。
最終的に自分が行きたいと思える企業に内定がもらえれば、就活は成功です。早く内定をもらおうとするのではなく、納得いく就活ができるように考えてみてください。
焦ることで本来の自分を出せなくなる
就活を終了させたいと焦ることで、本来の自分を出せなくなることがあります。早く内定をもらって就活を終わらせようとすると、企業が求める人材像に無理に自分を合わせてしまうのです。
職種や社風が合わないと感じていても、とにかく内定をもらおうと企業に合わせてしまうため、入社してから苦しむケースもあります。
就活は、企業と就活生のマッチングの場です。無理に企業に合わせても、入社してからが辛くなります。自分の考えを正直に伝え、評価してもらえる企業を選ぶと、入社後も楽しく過ごせるでしょう。
通年採用を行う企業もある
企業によっては通年採用を行っている企業もあるため、焦って就職先を決める必要はありません。一般的には求人が少なくなる秋~冬の時期の採用や、卒業ぎりぎりのタイミングまで採用活動を行っている企業もあります。
就活も中盤に差し掛かると、応募できる求人が減るのは確かです。しかし、応募できる求人がゼロになることはないので、焦らずに採用を継続している企業を探してみましょう。
就活が終わっていない人は他にもいる
就活が終わっていない人は、あなた以外にももちろんいます。就活が終盤に近づき卒業を控えても、就職先が決まっていない人は一定数存在するのです。自分だけが内定をもらえていないと落ち込む必要はありません。
厚生労働省と文部科学省が出している令和5年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(10月1日現在)によると、23卒の10月1日時点の内定率は約74%、22卒では約71%、21卒では約70%でした。しかし例年、卒業までには90%以上の人が内定を取得しているところを見ると、秋以降に多くの就活生が内定をもらえることがわかります。
秋以降に就活をする人も一定数いるので、焦らずに就活を進めていきましょう。
焦って決断すると判断を誤りやすい
焦って就職先を決めると、判断を間違えてしまうケースがあります。内定を終わらせたいからと無理に就職先を決めると、入社してから後悔してしまう可能性が高いです。
就職は人生における大きなイベントの1つです。苦しい就活を早く終えたい気持ちはわかりますが、納得いく就職先を見つけることが一番大切だといえます。焦らず冷静に就職先を判断するようにしましょう。
内定が決まらない状況の厳しさと覚悟すべきこと
就活も中盤を過ぎると採用活動を継続する企業も少なくなり、厳しい状況ともいえます。
しかしそれでも内定を獲得するためには就活を続けていかなくてはなりませんので、その厳しさについてしっかりと理解を深めておく必要があるのです。
では具体的に、今の状況はどれほど厳しいのでしょうか。ここでは内定が決まらない状況の厳しさと覚悟すべきことについて解説していきます。
企業数は大幅に減り、競争率が高くなる
今の就活状況としてまず挙げられるのが、企業数と選択肢の少なさです。
選択肢が少ないと自分が志望する業種の企業を選べない可能性があるということになりますので、志望条件の見直しが必要になる場合もあります。数少ない企業の中から自分に合った企業を見つけ出すのにも苦労するでしょう。
またこの時期に就活を行う就活生は意外と多くいます。これはつまり、少ない企業数に対して多くの学生が活動を行うことから競争率が上がることを意味するのです。
そして中には部活動を終えた体育会学生や研究を終えた理系学生など、新卒採用において人気の高い学生がいます。さらにはすでに内定はあるものの「他にもっとよい企業があるかもしれない」という理由から就活を続ける人もおり、強力なライバルになるでしょう。
企業数が少ないうえ、強力なライバルがいる中で少ない椅子を取り合う、そして必ずしも自分が求める条件を満たした企業を見つけ出せるともはいえません。そんな厳しい状況だということをしっかりと頭の中に入れておきましょう。
「問題がある子」と思われる可能性がある
この時期に就活を行う上で環境の厳しさはもちろんですが、実は他にも注意しておきたい点があります。それは学生に対する印象です。
部活動をしていた学生や理系学生、内定所持者はともかく、これまで就活を行ったものの内定がない状態の人に対しては「何か問題があるのでは?」と、悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
就活が中盤戦を過ぎても内定が1つももらえていないという状況に対して、多くの企業は学生の対策不足や就活に対する本気度などを疑うでしょう。「就活に対してやる気がない」という悪いイメージを抱いてしまうのは仕方のないことかもしれません。
このような悪い印象があるということは、マイナスからのスタートとなります。強力なライバルに負けないためには、より徹底した対策が必要です。
早く就活を終える方法と対策12選
卒業式まではまだ少し時間がありますが、できるだけ早く内定を獲得し、就活を終えたいと思う人も多いでしょう。しかし厳しい状況を見ると、やはり早く内定を獲得するにはより徹底した対策が必要になります。
では具体的にどのように対策をしていけばよいのでしょうか。ここでは就活を終える方法”について紹介していきます。
一番大切なのは“焦って決めないこと”
限られた時間の中、就活を行う上で一番大切なことは“焦って決めないこと”です。時期も時期ですのでより早く決めたいという気持ちが強いと思いますが、焦って決めてしまうと正しい判断ができない場合があります。
早く内定が欲しい、既卒になりたくないと思う気持ちもわかりますが、就活とはただただ内定を獲得することではなく、自分に合った企業から内定を獲得することです。「内定」という目的だけにとらわれてしまってはよくありません。
新卒で入社する企業はこれからの長い社会人生活の基盤となります。初めて入社する企業は重要ですから、判断を間違えないよう、焦らず冷静に見極めましょう。
時間が限られている上で、内定がないという状況に対して大きな不安を抱いていると思いますが、この不安こそが焦りを生んでしまいます。正しいやり方で就活を行えばちゃんと内定は獲得できますので、安心してください。
残っている企業の特徴と探し方
就活シーズン中盤以降に募集をしている業種には偏りがあるので、残っている企業の特徴と探し方について事前に把握しておきましょう。
■ BtoB企業を中心とした中小企業
BtoB企業は消費者ではなく、企業を相手にビジネスを展開しているため、知名度の低さから採用予定人数に達していない企業が多くあります。知名度が低いだけで優良な企業がたくさんありますので、狙い目といえるでしょう。
■ ベンチャー企業
ベンチャー企業は創立年数が浅く、新しいビジネスを展開していることから常に「即戦力」となる人物像を求めています。そのため、 “優秀な人材がいればいつでもほしい”というスタンスから採用時期を定めることなく、採用活動を続ける企業が多いです。
■ IT業界
この時期に残っている業界として具体的に挙げられるのが“IT業界”です。今の時代、生活をする上でITは欠かせないものとなっていますし、様々なビジネスに関わりを持っています。
残っている企業にはIT系の中小企業やベンチャー企業が多いため、なかなか内定が決まらないときは、IT業界を狙うのもよいでしょう。
あまり残っていない企業の中から自分に合った企業を見つける方法として、最も効率的な手段は“就活エージェント”の利用です。就活エージェントは今採用活動を行っている企業を把握していますし、あなたが望む条件に当てはまる企業をピンポイントに紹介してくれます。
さらに企業の紹介のみならず、その企業に受かるためのサポートまで行ってくれるため、力強い味方となるはずです。
就活軸と基本的な就活対策の見直し
これまでの就活で内定がもらえなかった原因として挙げられる「自分に合った企業を選べていない」「基本的な就活対策ができていない」を対策していきましょう。まずは自分に合った企業を選ぶために就活軸を見直します。
就活軸は自分のことを知ることが大切ですので、改めて自己分析を行いましょう。自分がどのような強さやスキルを持っているのか、そしてそれらの武器をどう使っていきたいのかを考えながら企業に求める条件を見直していきましょう。
この際に意識すべきは“自分にできること”です。これまでは自分がしたいことだけを意識していたと思いますので、自分と企業との相性を図るためにも自分にできることを意識しながら就活軸を見直してください。
そして就活軸を見直したら基本的な就活対策も行いましょう。時間は限られていますから、これまでのように1つ1つに時間をかけることはできません。ですので基本的な対策は自己分析と業界・企業研究を中心に行うようにしてください。
就活のメインは面接ですので、面接を乗り越えるためにも自分の強みを明確にし、受ける企業の業界や企業についての理解をしっかりと深め、的を得た回答をできるようにしましょう。
行動量を意識し、積極的にエントリーする
準備ができたら後はとにかく行動することです。時間が限られていますし、残っている企業数が少ないため、行動量を増やす必要があります。
そのためにも開催されている説明会には積極的に参加し、気になる企業があれば積極的にエントリーしていきましょう。
そして面接も積極的に受けてください。時間が限られていますので、面接対策に時間を充てるよりも実践を通して力をつけた方が効率的です。
面接には本番特有の雰囲気や緊張感があり、その雰囲気に飲みこまれてしまうことで力を発揮しきれないという人も多くいますから、空気感に慣れるためにも実践から場数を踏むことは重要です。たとえ本命企業でなくてもよい結果が得られれば自信がつき、次につながります。
面接力の向上と合わせ、就活に関する情報を得るためにもこれまで以上の行動量を意識しましょう。
応募書類を第三者にチェックしてもらう
なかなか内定が決まらないときは、履歴書やエントリーシートなどの応募書類を、第三者にチェックしてもらうのもオススメです。文章がおかしい、読みにくい、誤字脱字があるなど、自分では見落としがちなミスも客観的な視点から見てもらうと発見しやすくなります。
応募書類を見てもらう際は、就活エージェントやキャリアセンターの職員など、客観的な目線で読んでくれる人に頼むとよいでしょう。
家族や友人に読んでもらうと、違和感があっても指摘しなかったり、甘く判断したりしてしまう可能性があります。第三者の目線でしっかりとチェックしてくれる人に頼むことで、よりよい応募書類が作成できるのです。
エントリーシートを添削してもらう
応募の際にエントリーシートの添削も見直すとよいでしょう。自分が書きたいように書くのではなく、企業が求める人物像になっているかを見直すことが大切です。
自分だけでエントリーシートを見直しても、文章の悪い点がわからない場合があります。オススメは、OB・OGにチェックしてもらう方法です。就活の経験者にチェックしてもらうことで、採用担当者の胸に刺さる文章やアピール方法がわかるようになります。
エントリーシートの書き方に困ったら、エントリーシート集も参考にしてみてください。
【就活対策資料】
エントリーシート集
リクルートスーツが適切か確認する
面接の対応が上手くできているのにもかかわらず内定が決まらない場合は、もしかしたら不適切なリクルートスーツを着用しているのかもしれません。
リクルートスーツとは、説明会や面接の際に着用する就活用のスーツです。色は黒やネイビーが中心で、シンプルなデザインをしています。柄入りは基本的に就活に不向きです。
きちんとした印象を与えられるよう、サイズはぴったりしたものを着用し、知的な雰囲気が伝わるようなスーツを選んでみてください。
アパレル業界は私服で面接を実施する場合もありますが、金融業界などはしっかりとリクルートスーツを着用する必要があります。希望する業界や企業に合わせたスーツを選ぶとよいでしょう。
選考の振り返りを必ずする
選考を受けた後は、振り返りを必ず行いましょう。何回選考を受けても決まらない状況が続いているのであれば、改善しなければいけないポイントがあるはずです。
時間が経つと面接内容を忘れてしまうこともあるので、選考を受けたら早めに振り返りをしてみてください。失敗したと感じた場合は必ず反省点を洗い出し、次回以降は同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
振り返りを続けていくと質問に対する回答も洗練されていき、自信を持って回答できるようになります。
とにかく面接が苦手だと感じている人は、「面接サポート」を受けてみてください。模擬面接など実践的なサポートも行っているため、面接本番に向けて対策できます。
自己分析を再度行う
就職先が決まらない時は、自己分析を再度行いましょう。自己分析が甘いと企業選びや志望動機、自己PRにブレが出てしまう可能性があります。
面接の受け答えにブレがあると、説得力のある話ができません。大学時代の自己分析だけではなく、幼少期からの自分の考え方や行動を振り返り、自分がどのような考えを持っているのか、丁寧に振り返ってみてください。
自己分析がうまくいかない人は、「自己分析ワークシート」を使用してみましょう。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
リフレッシュもする
就活も大切ですが、リフレッシュの時間も取るようにしてください。就活を頑張るあまりにストレスをためてしまい、精神を病んでしまっては本末転倒です。
就活がうまくいかないと自分に自信を持てなくなり、ネガティブな気持ちになってしまいます。落ち込んだ状態で就活を続けても、よい結果は出づらいでしょう。
就活に疲れた時は、無理せず休んでみてください。趣味の時間を作ったり、友人と遊んだりして心身を休めれば、「また頑張ろう!」と思えるようになります。
心身ともに無理のないペースで就活を進めることが大切です。
就職以外の選択肢も考えてみる
就職が決まらないときは、視野を広げるために就職以外の選択肢を考えてみるのもよいでしょう。
就職以外の選択肢には、大学院や専門学校への進学、海外留学、起業などがあります。「大学を卒業したら就職しなければいけない」という固定観念から離れると、少し楽な気持ちで就活に取り組めるはずです。
「内定をもらえないかもしれない」と思い詰めてしまったときは、就職以外の選択肢もあると考えるようにしてください。
気持ちに余裕が生まれると、就活に前向きに取り組めるようになります。ポジティブな雰囲気が面接官に伝わり、かえって就活がうまくいくこともあるのです。
すぐに就活エージェントと繋がる
この時期に就活を行う上で欠かせない存在が“就活エージェント”です。就活エージェントはこの時期に就活を行う上で必ず必要な存在となります。
企業探しはもちろん、効率的に就活対策をサポートしてくれますし、問題点の改善や内定獲得までのフォローもしてくれます。確実に力がつけられるうえ、内定にもグッと近づけるのです。
残念ながらこの時期に内定がないというのは大きな問題ですし、一人で就活を行うのにはあまりにも厳しい環境下といえるでしょう。そのため、一人で就活を行うのではなく、プロの力を借りることはもはや必須といえるのです。ですので今の時期に内定がない人はすぐに就活エージェントと繋がりましょう。
キャリチャンでも、入社先が年内に決まらなった就活生のためのイベント「出遅れ就活サポート」を開催しています。このイベントでは年内に内定を獲得するためのサポートを全力で行います。ぜひ気楽に参加してください。
なかなか就職が決まらないときに注目したい企業
周りが内定をもらっていたり、選考が終了した企業も多かったりするために焦る気持ちもわかりますが、まだまだ狙い目の業界や企業があります。
就職が決まらない時に注目したい企業は、以下の7つです。
上記の企業について、詳しく紹介します。
BtoB系の中小企業
BtoB系の中小企業は、企業名が消費者に知られていないことが多く、採用人数割れしている場合があります。知名度は低いですが、福利厚生が充実していたり、市場のシェア率が高かったりとホワイト企業も多く存在し、隠れ優良企業とも呼ばれているのです。
営業職を募集しているケースが多いので、企業が提供している商品やサービスが気に入った場合は、志望動機に活かせるでしょう。
夏や秋も選考している企業
春採用で新卒採用を終了する企業も多いですが、6月以降にエントリーできる企業も数多くあります。春採用で人数が定員に達しなかった場合、追加募集として秋選考を行う企業もあるのです。
夏や秋選考は、春選考で内定を獲得できなかった人はもちろん、留学先から帰国した人や、公務員試験に不合格だった人、研究が忙しくて就活できなかった人なども参加します。
決して採用の難易度が下がるわけではないため、今まで以上に準備に力を入れる必要があるでしょう。春採用がうまくいかなかった人は、改善点を洗い出し、自信を持って選考に臨めるように準備してください。
通年採用をしている企業
採用時期に期間を設けず、通年採用している企業もあります。企業が必要と思ったタイミングで採用活動をしているため、一般的な就活の時期とは関係ありません。
通年採用している企業で特に狙い目なのは、IT業界やベンチャー企業です。いずれも人手不足で悩んでいる企業が多いので、内定が出やすい傾向があります。
IT企業は新入社員を1から育てていこうとする風潮があるため、現時点でITスキルが高くない場合でも、採用してもらえる可能性は十分にあるでしょう。
ベンチャー企業は一人が担当する業務の幅が広く、仕事が溢れている場合が多いです。成長意欲が高い人、企業を発展させたい気持ちが強い人に向いています。
事務職を募集している企業
なかなか就職が決まらないときは、事務職を募集している企業も狙い目です。事務職の仕事には、経理・総務・人事・労務などがあります。
ある程度のパソコンスキルがある人や、協調性、指示されたことを正確にこなせる人であれば、内定がもらえる可能性があるでしょう。
ただし、有名企業の事務職は給料が高く、福利厚生も充実しているため、非常に人気です。選考倍率も高いため、大手企業に絞って就活するのはオススメしません。事務職を希望する人は、中小企業も探してみてください。
営業職を募集している企業
営業職はtoB、toC問わず幅広い企業で募集しているため、これから企業を探す就活生にオススメです。
営業職はコミュニケーション能力が求められる職種です。「人と話すことが好き」「多くの人と関わって仕事がしたい」という人に向いているでしょう。特別な資格などが必要ないため、受けやすい職種でもあります。
募集人数も比較的多いため、好きな商品やサービスがある人は、その企業の営業職を受けてみてください。
介護サービスを提供している企業
介護業界は慢性的に人手不足であるため、内定が出やすいといえます。選考フローが少なく、すぐに内定が出る傾向にあるため、介護に興味がある人は受けてみるのがオススメです。
介護職で内定が出やすいのは、明るく丁寧で、マナーが身に付いている人です。施設の利用者や家族とコミュニケーションを取ることが多いため、人に好印象を与えられる人であれば、内定が出やすいといえます。
介護職に興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。
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建設現場の施工管理を募集している企業
建築関係に興味がある人は、施工管理職もオススメといえます。施工管理職は、建築現場で計画が滞りなく進むように指示する仕事です。慢性的に人手不足の業界のため、現時点で知識がない人でも採用されやすいでしょう。
施工管理職は作業員と業者とのやり取りが必要になるため、コミュニケーション能力が必要です。期日までに工事を終えるためのスケジュール調整力も求められます。
人をまとめた経験や、マルチタスクをこなした経験をアピールできると、内定がもらえる可能性が高くなります。
焦っていても就職先として注意すべき企業
内定をもらえず焦っていたとしても、就職できればどこでもよいと思わないことが大切です。就職先として避けた方がよい企業もあるため、下記の3点に注意しましょう。
- 悪評がよく聞かれる企業
- 従業員の平均年齢が高すぎる
- 常に求人募集をしている
上記について、詳しく紹介します。
悪評がよく聞かれる企業
たとえなかなか内定が決まらないときでも、悪評がよく聞かれる企業への就職は、よく検討しましょう。いくら就活が早く終わっても、そこがブラック企業だったら入社後につらくなってしまいます。ただし、ネットの情報だけを見て判断するのはオススメしません。
企業の口コミサイトを見ると、「サービス残業が多い」「残業代が支払われない」などのブラック企業のような評判が寄せられていることがあります。しかしネットの口コミは真偽が不明です。
口コミだけを鵜呑みにするのではなく、企業研究をしたり、従業員の人の話を聞いたりして自分で判断するようにしてください。
従業員の平均年齢が高すぎる
従業員の平均年齢が高すぎる企業は、理由を確かめた方がよいでしょう。ベンチャー企業や中小企業のような従業員数が少ない企業で平均年齢が高い場合は、若手が辞めやすい、教育環境が整っていないなどのリスクがある可能性があります。
そのほかにも、平均年齢が高いと古い価値観を持った従業員が多い、風通しが悪い、相談がしにくいなどの問題が起こる可能性があります。
年配の人でも物怖じせず話せる人や、可愛がってもらえそうと考える人であれば問題ありませんが、なぜ平均年齢が高いのかは入社前に確認しておくのがオススメです。
常に求人募集をしている
求人サイトで常に募集を出している企業には注意が必要です。求人募集を出している企業は、離職率が高い場合や、そもそも採用に人が集まっていない不人気企業の場合があります。
離職率が高い企業は、残業時間が長い、給料が低い、人間関係のトラブルが多いなどの可能性があるため、注意が必要です。
入社しようとしている企業がいつも募集をかけているのであれば、実際に働いている人や退職した人から話を聞き、企業の雰囲気や制度を確認してみるとよいでしょう。
就職が決まらず不安なときはこんな対処法を試してみよう
就職が決まらないと不安な気持ちになることもあるでしょう。不安な気持ちを抱えたときは、下記の5つを試してみてください。
- 気分転換・適度に休む
- いろんなものに触れる
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
- 自分の将来をイメージする
- 不採用でも気にしすぎない
上記について詳しく説明します。
気分転換・適度に休む
就活がうまくいかず不安な気持ちになったら、気分転換をしたり適度に休んだりしましょう。自分が気分転換になることであれば何でも構いませんので、音楽を聴く、買い物をする、旅行をするなど好きなことをして過ごしてみてください。
適度に休むのも効果的です。就活生だからといって、必ずしも毎日就活に取り組む必要はありません。気持ちが疲れてしまったときは休息を取り、一度就活から離れることも必要です。
いろんなものに触れる
就活から離れて、いろいろなものに触れ、視野を広げてみるのもオススメです。さまざまな人の話を聞いたり新しい世界に飛び込んだりすると、今までにない考え方を得られます。その結果、就活にもよい影響が出る可能性があるのです。
就活だけに集中するのもよいことですが、就活以外のことに目を向けると、チャンスが増える可能性があります。気持ちが疲れたり不安になったりしたときは、就活以外のことにも取り組んでみましょう。
信頼できる人に話を聞いてもらう
友人や家族など、信頼できる人に話を聞いてもらうのもオススメです。解決策が見つからなかったとしても、話すことでリフレッシュでき、共感してもらうことで安心感も得られます。
友人や家族と話をするときは、就活以外の話もしてみましょう。趣味のことや最近の出来事などを話すことで、また前向きな気持ちで就活に取り組めるようになります。
自分の将来をイメージする
なかなか就職が決まらないときは、就職後に自分がどうなりたいのか、将来像をイメージしてみましょう。就きたい職業ややってみたい仕事を再度考え、明確化しておくのがオススメです。
就職先が決まらずに焦ったとしても、就活の軸を決めておくと妥協せずに判断できるようになります。焦って就職先を決めないためにも、自分がどうなりたいかを考えてみてください。
不採用でも気にしすぎない
不採用の連絡が来ると落ち込んでしまいますが、気にしすぎないことが大切です。落ちた企業とは縁がなかっただけと考え、気持ちを切り替えるようにしてください。
ただし、なぜ落ちてしまったのかを考えることは大切です。面接で上手く答えられなかったポイントはないか、面接官にマイナスなイメージを持たれる行動をしなかったか、振り返って考えてみるとよいでしょう。
選考に落ちて気分が沈んでしまうのは十分理解できますが、気持ちを切り替え、次の採用面接に向けて入念に準備をすることが大切です。
自分の可能性を広げるため資格取得もオススメ
自分の可能性を広げるためには、資格を取得するのもよいでしょう。特にオススメの資格は、下記の3つです。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- 簿記
- IT関係の資格
上記の資格について、詳しく説明します。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)とは、ExcelやWordなどのオフィスソフトが使用できることを客観的に証明できる資格です。
社会人になると、大半の人がオフィスソフトを使用することになります。営業職・事務職のどちらを目指す人でも、オフィスソフトが使用できることはよいアピールになるのです。
MOS取得は履歴書にも記載可能です。合格率も80%以上と高い資格なので、きちんと勉強すれば十分取得可能な資格だといえます。
簿記
日商簿記検定は、基本的な経理や債務の知識があると証明できる資格です。営業職や事務職を目指す人は、仕事の場で簿記の知識を活かせる可能性が高いため、学生のうちに勉強しておくとよいでしょう。
3級以上であれば合格率も高いため、ある程度勉強すれば取得可能です。面接の場で基本的な計数理解があることをアピールできますので、取得をオススメします。
IT関係の資格
ITエンジニアを目指す人は、国家資格である「ITパスポート試験」の取得がオススメです。取得することでITに関する基本的な知識を得ていることを証明できます。IT企業に就職したいと考えている人は、資格の取得を検討してみてください。
ITパスポート試験は、ITの実務経験がなくても受験できる資格です。そのため現時点で全く知識がない人でも、勉強すれば取得のチャンスがあります。
ITパスポート資格を持っておくと、IT業界への強い興味があることの証明にもなるため、ぜひ取得しておきましょう。
【Q&A】就職が決まらない際のよくある6つの質問
内定がなかなかもらえない時によくある疑問をまとめました。
就職が決まらない際によくある6つの疑問をまとめました。
- 女子だから就活に不利ってホント?
- やはり資格がないと厳しい?
- 面接で緊張して失敗する場合どうしたらいい?
- 希望しない業界にもエントリーした方がいい?
- 内定が決まらないと危険なラインはいつ?
- 新卒で就職が決まらなかったらどうなる?
上記の疑問に回答します。
女子だから就活に不利ってホント?
残念なことに一部の企業・業界では、女性が男性に比べ、就活で不利になる可能性が否定できません。企業によっては、「女性は結婚や出産ですぐ辞めてしまう」「男性の方がよく働く」などと考え、女性の採用数を少なくしている企業もゼロではないのが実情です。
本人の能力よりも容姿や愛嬌が重視される時代錯誤な企業もあるため、志望先にそのような傾向がある場合は、面接官に愛想よく振舞うことや長く働きたいとアピールすることで、内定が取得しやすくなる可能性はあります。
しかしそうした企業では、入社後の仕事やステップアップにおいても女性が不利になる可能性があります。逆風に負けずに頑張るのも1つの手ですが、働く女性に理解のある企業を選ぶと、長い目で見ても働きやすくなるでしょう。
やはり資格がないと厳しい?
資格の必要性は、目指す業界や企業によって異なります。会計や経理部門を目指すのであれば、簿記資格を持っている人が優遇される可能性があるでしょう。海外とのやり取りが多い職種であれば、TOEICのスコアが必要になる場合もあります。
TOEICをアピール材料として使う場合は、700以上が1つの目安です。英語を使用して仕事がしたいと思っている人は、700点以上を目標に勉強しましょう。
面接で必ず緊張して失敗する場合どうしたらいい?
面接で必ず緊張して失敗する場合、模擬面接で練習するのがオススメです。面接はほとんどの人が緊張しますが、場数を踏むとだんだんリラックスして臨めるようになります。
入退室の仕方などのマナーを確認したり、面接でよく聞かれる質問に対する回答を考えたりするだけでも、本番の面接で緊張しづらくなるでしょう。
志望企業以外の会社で練習を積んだり、就活生同士で練習するのもオススメです。志望度の高い企業を受ける際に少しでも緊張がほぐれるよう、たくさん面接の練習をしてください。
希望しない業界にもエントリーした方がいい?
全く興味のない業界にエントリーするのはオススメしませんが、希望業界以外の新たな業界に挑戦することで視野が広がります。倍率の低い業界で内定を取得することで、メンタルが安定する効果も得られるでしょう。
業界を絞って選考を受けると、自分の新たな可能性をつぶしてしまうことにもなりかねません。検討していなかった業界でも、少しでも興味がわいたらエントリーしてみるのをオススメします。
内定が決まらないと危険なラインはいつ?
内定が決まらないと危険なラインは、一般的には大学4年生の7月頃が目安です。7月を過ぎても内定がもらえていない場合、少し焦った方がよいでしょう。
大半の就活生は、大学4年生の4月~6月頃に内々定が出ることが多いです。この時期を過ぎると企業の募集も減るため、選べる企業も少なくなります。
4年生の7月を過ぎても内定がもらえない場合、今までの就活方法を改める必要があるでしょう。就活アドバイザーに相談し、志望企業の見直しや面接対策をするのがオススメです。
キャリチャンでは、なかなか内定が決まらない人に向けて「就活相談サポート」を行っています。「内定が出なくて不安」「就活方法を見直したい」と悩んでいる人は、ぜひ参加してみてください。
新卒で就職が決まらなかったらどうなる?
新卒で就職が決まらなかった場合は、主に以下の3つの方法が選択できます。
- 就職浪人(卒業して就活する)
- 就職留年(留年して就活する)
- フリーター
上記にはそれぞれデメリットがあります。
就職浪人すると既卒扱いになるため、企業によっては新卒採用に応募できず、中途採用を受ける必要があります。基本的なビジネススキルが身に付いていないため、社会人経験のある転職者と比べられると、採用を得るのは難しいかもしれません。既卒の就活では、新卒枠で応募できる企業がねらい目です。
就職留年の場合は、新卒採用が受けられます。しかし、大学に在籍するためのお金が必要になるので、自分で支払うのか、両親を頼るのかなど、検討が必要です。
フリーターになればすぐに働けますが、安定雇用ではない点に要注意です。後々企業への就職を目指す場合、なぜフリーターをしていたのか企業から聞かれることになります。納得感のいく説明ができなければ、内定を取得しづらくなるでしょう。
いずれの方法にもデメリットがあるため、卒業までに就職先を決められるように努力してみてください。
就職先が決まらない状態は精神的にも厳しい
就職先がなかなか決まらない状態は、精神的にも厳しいものです。これから一人で内定を獲得するには相当な覚悟と対策が必要となります。まずは厳しさを知り、どう対処していけばよいのかを考えていきましょう。
「よい企業は残ってない」などと諦めず、就活エージェントと繋がり、企業の紹介や面接対策をしてもらうのもオススメです。ぜひともキャリチャンにも頼ってください。内定が取れるまであなたを徹底的にサポートします。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。