就職は都会or地方どっちがいい?メリットから見る判断基準

 2025年6月27日

都会と地方、どっちで就職しようか迷ってるそうですね?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

そうなんです。進学で都会に出てきたんですが、このまま都会で就職しようか、地方に戻ろうか迷ってます。地元の友達が恋しいけど、地方じゃ遊ぶところもないからなぁ…。

就活生 Bさん

私は地方に住んでるんですが、このまま地元で就職するか、都会に出て就職するか迷ってます。都会の方が大きい企業が多そうだけど、満員電車には乗りたくなくて…。

結論から言うと、都会と地方の就職どっちがいいかは、どっちの方が自分の価値観に合うか次第です。

なので今回は、都会と地方それぞれの就職メリットと、何を基準に選べばいいかについて解説していきます。これを参考に、自分の納得できる選択はどっちなのか考えてみてください。

キャリアアドバイザー 岡田

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どっちがいい?都会と地方それぞれの就職メリット

どっちがいい?都会と地方それぞれの就職メリット

冒頭で述べたように、都会での就職と地方での就職のどっちがいいかは自分次第です。都会での就職にも地方での就職にも、それぞれに異なる魅力があります。どっちのメリットの方がより魅力的に感じるかは、その人の価値観によるでしょう。

そこでコラムの初めにまずは、以下の2つについて解説していきます。

都会と地方どっちがいいか迷っている就活生は、自分にとってどっちのメリットの方が重要と感じるか考えながら参照してください。どっちにするか既にほとんど決めている就活生も、のちのち後悔のないよう両方のメリットをきちんと確認しておきましょう。

都会で就職するメリット

都会で就職することには色々な魅力がありますが、主なメリットは以下の5点です。それぞれのメリットをクリックすると、詳細な説明が表示されます。

給料が高い

まずは一番わかりやすい点で言うと、都会と地方では給与水準が異なります。給与水準を左右する大きな要因は都道府県ごとに定められた最低賃金ですが、最低賃金は物価などを考慮して決められているので、都会であればあるほど高くなるわけです。

そのことから必然的に、同じような業種で就職した場合、地方よりも都会の方が給与が高くなる傾向があります。

選択肢が豊富(大手企業もたくさんある)

都会で就職する2つ目のメリットは、地方に比べ、格段に企業の選択肢が多いことです。中小企業でも基本的には利便性を考えて都会に拠点を置く企業が多いですし、全国規模の大企業も、たいてい本社は都会にあります。

そのため都会での就職を選択すると、就活のとき企業選びの幅や企業数に困ることはないわけです。

キャリアアップにつながりやすい

都会で就職すると、就職後キャリアアップにつながりやすいというメリットもあります。一般的に企業は自社の中で重要視する拠点を都会に置いていることが多いですし、人事担当者も幹部社員も、都会にある本社に拠点を構えている企業がほとんどです。

都会で就職すると、会社側が活躍を期待している重要な仕事が回ってくる確率が高く、それが人事権を行使する人物の目に留まる確率も高いので、成果が評価へとつながりやすくなります。加えて都会で就職すると、人脈を広げやすく、視野が広がりやすいというのもメリットです。

人脈を広げやすく、視野が広がる

都会で就職した場合には、人脈を広げやすく、視野が広がるというメリットもあります。

都会には非常に多くの企業が集まっているので、必然的に同業他社も多種多様なら、取引先も多種多様になります。そこには様々な業界・企業の人がいるでしょうし、外国も含め様々な地域の出身者、様々な背景で生きてきた人がいるはずです。

自分の身の周りや社内の人間とは違う視点を持った人と交流を持つことで見識を広げられると同時に、柔軟な考え方ができるようになり、成長意欲も促されるでしょう。

娯楽充実しているのでプライベートも充実する

都会で就職すると、職場と自宅のそばに飲食店や娯楽施設が充実していて、プライベートが充実しやすいというメリットもあります。

友人知人と交流を持つにも、地方だと利用できる店や施設が限られてしまいますが、都会なら無限に尽きることがありません。出会いの場も多いですから、自分自身が社交的であれば、プライベートでも交友関係を広げやすいわけです。

地方で就職するメリット

都会での就職には様々なメリットがありますが、もちろん地方での就職にも多くのメリットがあります。

各メリットをクリックすると詳細を表示するので、興味がわいた人はぜひ参考にしてください。

家賃や物価などが安い

地方で就職する金銭的なメリットは、都会より大幅に土地の値段が安く、家賃や物価が低く抑えられていることです。地方での就職は都会に比べれば給与水準が低いですが、それでも暮らし向きに困らないくらい家賃が安く、広い部屋を借りることができます。

将来的に家や車がほしいと考えた場合にも、都会ではなかなか難しいですが、地方なら土地の値段が安いので購入しやすいです。食材なども地方なら産地に近いため新鮮で安く手に入り、定住しやすいと言えます。

家族や友人といつでも会える

地方で就職する2つ目のメリットは、地元なら家族や友人といつでも会えることです。都会の大学に進学した人にとっては、地元に帰ると学生時代の友人には会いにくくなるものの、その分これまで会いにくかった地元の友人にはいつでも会えます。

多少なりとも実家の手伝いをしたい、将来的に老後を迎える親の面倒を見たいと考える人にとっても、傍にいられるのは大きなメリットです。

通勤のストレスが少ない

地方で就職すれば、都会のように人が多くありませんから、満員電車で通勤するストレスはありません。都会で就職すると都市部はあまりに家賃が高いため、郊外から満員電車での長い通勤が必要となりますが、それに慣れていない地方出身者にはかなりのストレスです。

地方なら車通勤も多いですし、道も電車も都会ほどは混んでいませんから、そうした通勤でのストレスを避けられます。

地元に貢献できる

地方の中でも地元に就職すると、自分の愛する郷土や地域社会に貢献できるのも1つのメリットです。

若い人が都会へ出ていけばいくほど、労働の担い手も消費の担い手もいなくなり、地方はどんどん廃れていきます。地元で就職すれば地域振興などの特別なことをしなくても、過疎化に歯止めをかけ、地方経済に貢献することになるわけです。

自然豊かな環境で暮らせる

地元かどうかにかかわらず、地方で就職すれば、自然豊かな環境の中で生活ができます。水も空気も都会のように汚れておらず、食べ物がおいしいですし、景色は美しく、アウトドアスポーツのできる山も海もすぐそこです。

人工的な遊びより野遊びが好きな人、ナチュラル志向の人、人間らしいライフスタイルを望む人にとっては、都会よりもむしろ地方の方がプライベートを充実させられるでしょう。

都会と地方どっちに就職するかを決める基準

都会と地方どっちに就職するかを決める基準

ここまで述べてきたように、都会での就職にも地方での就職にもそれぞれに違ったメリットがあります。結局のところ、都会と地方のどっちがいいかは自分次第ですから、自分の価値観に合うと思う方を選択すればいいわけです。

しかしそれだと一長一短で、自分にとって一体どっちがいいのか、何を基準に決めたらいいのか悩んでしまう就活生もいますよね。そんな時は、過去の先輩たちの例を参考にするといいでしょう。

そこでここからは、都会か地方かで悩んだ先輩たちが、それぞれどんなことを基準にその選択をしたのかについて紹介しておきます。

あくまで参考ですから、必ずしも同じ選択をする必要はありません。自分がどっちに就職するか選ぶ基準を定める上で、どっちの事例の方が自分の状況に近いか、どっちの価値観にしっくりくるかと考えながら参照してください。

都会への就職を決めた人の判断基準

都会への就職を決めた先輩たちには、以下のような理由から都会を選んだ人が多いです。

  • 「給料重視」
  • 「大手企業に勤めたい」
  • 「視野を広げたい」

実際メリットで述べたように、地方企業より都会の企業の方が給与水準が高いですし、企業の選択肢が多く、本社も含め大手企業の重要拠点はたいてい利便性のいい都会にあります。

逆に言うと地方の場合、同じ業種でも都会に比べ給与水準が低くなり、企業の選択肢は少なく、大手企業もないです。大手企業の場合は小さな支社くらいなら地方にもあるかもしれませんが、転勤を求められるので就職後そこだけに留まれませんし、就活そのものは本社のある都会で行います。

ですから人一倍高い給与を望む人、規模の大きな会社に勤めたい人、多くの選択肢から仕事選び企業選びをしたい人は、必然的に都会を選ぶことになるわけです。

また都会には人が多い分、様々な背景と価値観を持った人がいて、閉鎖的な地方社会にいたのでは知ることのできない斬新な視点を教えてくれます。

地方にいると出会う人は限られ、同じような背景と価値観を持った人ばかりですから、どうしても視野が狭くなりがちです。そうしたものを嫌い、今の自分から脱皮したいと考える人、新しい刺激を求める人、広い世界を見たい人は、やはり都会の方が向いています。

どっちかというと都会での就職を選んだ先輩たちには、地方の暮らしぶりや地域社会に何らかの不満を感じ、より肌に合いそうな活躍・成長の場を都会に求めた人が多いと言えるでしょう。そうした考えに心当たりのある就活生は、地方よりも都会の方が向いている可能性があります。

地方への就職を決めた人の判断基準

地方への就職を決めた先輩たちには、以下のような判断基準で選んだ人が多いです。

  • 空間的なストレスを避けたい
  • のんびり働きたい
  • 家族や友人のそばにいたい

就職にあたり、空間的なストレスや時間的なストレスを避けたいと考えた人たちの理由はいろいろです。もともと都会に住んでいた人が「ストレスのない環境で働きたい」と考え、地方へ行くIターンもあれば、学生時代だけ都会にいたものの「ストレスが多い」と感じて地方へUターンする場合もあります。

都会の生活というのは、人も会社も多い分だけ家賃が高く狭い部屋に住まざるを得ませんし、満員電車や乗り換えの混雑、渋滞など何かについてストレスの多いものです。

仕事の上でも都会の大企業は地方より業務量が多く、時間の流れが早くて誰もが急いでおり、社内において重要な仕事が回ってくる分プレッシャーも強くなります。そうした生活環境や仕事のストレスを嫌い、空間的にも時間的にも広々のんびりとした地方で働きたいと考えたわけです。

それとは別に、地方出身の人が「家族や友人のそばにいたい」と考え、地元に留まったり帰ったりする場合もあります。地元が地方なら家族が都会に住んでいる人と違い、実家から病院やスーパーなども遠いですから、いずれ親が老後を迎えた時そばにいないと心配だと考えるのは当然です。家族だけでなく友人にしても、近隣に住んでいれば何かにつけ駆けつけられますし、助け合うことができます。

他にも、きれいな空気や水を求めて地方を選ぶ人、野遊びのフィールドを求めて山や海のそばを選ぶ人など理由は様々です。どっちにしても、生活水準の向上や活躍・成長より、自分のペースや自分のライフスタイルを重視した結果だと言えるでしょう。

都会と地方どっちで就職か選ぶうえで意識すべきこと

都会と地方どっちで就職か選ぶうえで意識すべきこと

ここまでのメリットや基準を読んで、自分にとっては都会と地方のどっちがいいか、何となくイメージが湧いてきたのではないかと思います。大雑把にまとめるなら、仕事での活躍や華やかな暮らしを望むなら都会がいい、地味で質素でもマイペースな暮らしを望むなら地方がいいと言えるかもしれませんね。

ただし、それだけで結論を出してしまうのはまだ早いです。就活は人生において非常に大きな分岐点ですから、焦らず慎重に選ぶ必要があります。

実際に決断する際は、以下の2点を意識することをオススメします。

以下で詳しく説明するので、しっかり頭に入れておいてください。

それぞれの就職デメリットも合わせて判断する

都会での就職か地方での就職かどっちか選ぶ際には、メリットだけでなく、それぞれのデメリットも把握したうえで判断するべきです。都会で就職するにせよ地方で就職するにせよ、どっちにしてもメリットがあれば、必ずデメリットもあります。

以下に、都会での就職と地方での就職のデメリットを挙げておきますので、参考にしてください。各デメリットをクリックすると、そのデメリットによってどんな状況が予想されるか、詳細な説明を表示します。

【都会就職のデメリット】

家賃や物価が高い

都会就職のデメリットの1つは、家賃や物価が著しく高いことです。都会で就職した場合、確かに給与水準は高いですが同時に家賃や物価も高いので、自由になるお金が多いというわけではありません。部屋を借りるにせよ狭くならざるを得ませんし、駐車場代が高いので車の購入も難しく、将来的なマイホームの購入も厳しくなります。

通勤ラッシュがきつい(満員電車)

都会の通勤ラッシュは正に、身動きもできない程ぎゅうぎゅう詰めのすし詰め状態です。都会で就職する場合は家賃が高いため、たいていは職場から離れた郊外に住むことになります。そのため、遠くなればなるほど通勤が大変で、住む場所を決める際は、通勤距離と家賃・生活水準とのバランスを取る必要があるでしょう。

とくに勤務地が都心の場合、通勤時間は片道1時間を超えるのが普通です。毎朝毎夕1時間以上ぎゅうぎゅう詰めの電車で通勤するのは誰にとってもストレスですが、これまで地方でゆったり生活していた人にとっては、なおさら辛いと感じるかもしれません。

地方出身者には地元が遠くなる

地方出身者の場合は、地元が遠くなることも都会就職のデメリットです。金銭的にも時間的にも、そう気軽には帰省できなくなるでしょう。何かにつけ家族や友人の元へすぐには駆けつけにくいとともに、自分の方も家族や友人からの手助けを得にくく、慣れるまでは心細いと感じる人もいます。

【地方就職のデメリット】

給料が低い

地方で就職する場合の金銭的なデメリットは、都会に比べて給与水準が低いことです。ただし家賃や物価も安いですから、それをもって直ちに生活が厳しくなるというわけではありません。

むしろ地方で就職すると電車やバスの本数が少なく、車の購入が不可欠となる地域が多いので、その場合は給与水準に対して負担が大きいと感じるでしょう。その負担を減らそうと考えても、地方に拠点を置く企業は限られていますから、どうしようもないケースがあります。

企業が限られる

地方就職の場合はそもそも企業の選択肢が少ないので、たとえ自分のやりたい仕事や希望条件にあまり合っていなくても、他に選択の余地がないケースが多いです。地方で就職する場合は、自分の希望条件に合う企業を探すというより、限られた選択肢の中でどの企業の条件が最も自分の価値観に近いかを考える就活になります。

娯楽が少ない

地方で就職すると、娯楽が少ないこともデメリットです。仕事終わりに立ち寄れるような遊び場はほとんどなく、都会育ちの人にとっては想像以上に不便で退屈かもしれません。

休日に出かける場所としては海や山のほか、行楽施設やショッピングモール、飲食店などが少しばかりありますが、基本的に全て車利用が前提であり、駅から離れたへんぴな場所に点在しています。

通勤だけでなく、プライベートで日用品を購入したり娯楽を楽しんだりといった場面でも、車がないと相当不便に感じるでしょう。

以上のような都会と地方それぞれのデメリットを把握し、自分が受け入れられるのはどっちか考えましょう。メリットから感じる魅力とデメリットから感じる嫌な点、どっちも十分考慮したうえで、自分の価値観に合う方を選んでください。

目移りせず、片方の就活に集中すると就活しやすい

都会がいいか地方がいいか迷う就活生も多いですが、就活の際は目移りせず、どっちか片方に集中した方が就活しやすいです。都会と地方の両方で就活しようとすると、2倍以上の行動量が必要になります。

オンライン就活が普及したとはいえ、選考ステップのどこかで対面面接をする企業が多いので、都会と地方を頻繁に往復しなければならなくなるでしょう。また都会と地方とでは企業の特色も叶えられる将来像も大きく異なるため、それぞれに別の見方で研究が必要となり、準備段階での作業量も増えてしまいます。

金銭的・時間的な負担を考えると、都会と地方の両方で就活するのは非常に大変です。

加えて都会と地方、両方の企業が頭にあると、自分の中で熱意が分散してしまい、的を絞り込めません。都会企業の嫌な面が目に付けば地方の企業に気持ちが傾き、地方企業の嫌な面が目に付けば都会企業に気持ちが傾くという風に、どっちつかずの状態になってしまうわけです。

結局は就活中どっちの企業に対してもアピールが弱くなるとともに、最終的に入社先を決めた後も、「やっぱり違う方にしておけばよかった」などと後悔する恐れがあります。

そんな風にならないためには、就活を始める前に都会と地方のどっちがいいか自分の中でハッキリさせ、的を絞った方がいいです。その方が就活の金銭的・時間的な負担を軽減できると同時に、就活に迷いがなくなり、志望動機も求める将来像も明確になって就活でのアピールがしやすくなります。

結果として自分の負担が少なくなるだけでなく、内定も得やすくなり、就活後の満足度も高いものになるでしょう。

都会と地方どっちの就活も両立を目指す際の注意点とやり方

都会と地方どっちの就活も両立を目指す際の注意点とやり方

先程も述べたように、就活する際は都会がいいか地方がいいか自分の中で決めてから、どっちか一方に的を絞るのがオススメです。しかしそれでも、現状でどっちがいいか決められず、就活を通して選んでいきたいという就活生もいますよね。

そこでここからは、都会と地方どっちも就活する場合の注意点と、両立する方法について説明します。具体的なポイントは、以下の2つです。

都会と地方どっちも就活する場合、就活が人一倍大変になることは確実です。甘い考えで挑むと、「二兎を追う者は一兎をも得ず」になりかねません。どっちつかずの中途半端な就活にならないよう、しっかり読んで頭に入れておきましょう。

ハードスケジュールや就活費用の高さを覚悟する

都会と地方の両方で就活する場合、人一倍ハードな就活スケジュールと膨大な就活費用を覚悟しておく必要があります。

前述のように、いくらオンライン就活が普及したとはいえ、全ての企業が全ての選考をオンラインで完結できるわけではありません。むしろコロナ禍に実施した完全オンライン選考の反省から、面接ステップの後半は対面で行う企業が多いです。

都会か地方かどっちか一方に絞っていれば、UターンでもIターンでもJターンでも、現地に長期滞在して複数企業をまとめて就活できます。しかし、都会と地方の両方で就活となると、そう簡単にはいかないでしょう。

説明会や選考が行われる場所が分散するため、どっちかに呼ばれるたびに都会と地方を行ったり来たりしなければならず、選考日程の調整が大変です。移動に時間を取られてスケジュールに余裕がないので、選考への対策がおろそかになりかねませんし、移動費用も莫大にかかります。

就活はパッと行ってサッと内定を取れるほど甘くないですから、都会と地方の両方で就活すると、なかなか内定が取れず就活が長引いた場合、金銭的にも肉体的にも精神的にもきつくなってくるはずです。最悪はどっちも中途半端な就活になって、内定が取れないまま卒業を迎えてしまったり、金銭的・肉体的・精神的に限界を超え、結局は就活そのものを断念せざるを得なくなったりする恐れがあります。

都会と地方のどっちも就活する就活生は、そうしたリスクをきちんと理解したうえで、最後までやり抜く決意をもって就活に挑んでください。事前に十分余裕をもってお金を用意しておくとともに、卒論や単位取得を終わらせて就活以外のスケジュールを空けておくなど、少しでも負担を軽減する工夫も重要になります。

イベントや就活エージェントを上手に活用する

都会と地方どっちの就活も上手く両立するには、Uターン・Iターン・Jターンに特化した就活イベントや、就活エージェントのオンラインサービスを活用するといいです。

【Uターン・Iターン・Jターン専用の就活イベント】

先程も述べたように、都会と地方どっちも就活しようとすると、スケジュールの忙しさや肉体的・精神的な疲労、金銭面のやりくりなどで就活に行き詰りやすくなります。しかしU・I・Jターンに特化した就活イベントを利用すれば、参加企業は遠距離就活に理解のある企業ばかりです。

選考の際はほとんどWeb面接で終わるよう考慮してくれるでしょうし、部分的に対面面接があっても、面接回数や日程の面で柔軟に対応してくれるでしょう。そうした企業を1社1社自力で探すのは大変ですから、一度のイベントでたくさん出会えるのは、都会と地方どっちも就活する上で大きな負担軽減になるはずです。

ただし、イベントに参加した企業にしか出会えず、選択肢が限られてしまうというデメリットもあります。

【就活エージェント】

就活エージェントに頼れば、金銭的・肉体的・精神的な負担が限界に達してしまう前に、都会でも地方でも満足のいく内定獲得が可能になります。

なぜなら就活エージェントの場合、U・I・Jターン専用のイベントに参加していない企業の中からでも、対面面接の少ない企業や遠距離就活に理解のある企業を探し出してくれるからです。

しかも就活エージェントは、もともとは遠距離就活を前提にしていなかった企業に対しても、就活生に代わって面接方法や回数、日程などの交渉をしてくれます。就活の作業的な手間が省けるだけでなく、一気に企業選びの選択肢が広がるので、自分の適性や希望条件に合った企業と出会いやすいです。

そのうえ就活エージェントは、紹介した企業の状況や求める人物像、選考傾向を把握したうえで、その企業の内定を獲得するために必要な対策をバッチリ指導してくれます。遠距離就活でも企業のことがよく分かり、志望や入社への不安を払しょくできるとともに、確実に内定率が上がるわけです。

キャリチャンでも、完全無料のオンライン就活支援サービス「就活相談サポート」を開催していますので、ぜひ活用してください。このサービスでは、就活のプロであるキャリアアドバイザーが1対1で就活の相談に乗り、企業紹介と選考の調整、内定獲得のための対策をサポートします。

オンライン面談に使うアプリは、Web面接で主流となっているzoomなので、本番前に使い方に慣れておく意味でも一石二鳥です。そしてもちろん都会と地方の就活を両立したい人も、どっちか一方で遠距離就活したい人も、どっちもOK!就活は人生における最も大きな分岐点ですから、都会にせよ地方にせよ、プロと一緒に納得のいく内定獲得を目指しましょう。

都会と地方の就職のどっちがいいかは自分次第

都会で就職するのと地方で就職するのと、どっちがいいかは自分次第です。都会で就職するのにも地方で就職するのにも、それぞれにメリットとデメリットがありますから、一概にどっちがいいとは言い切れません。

ただし、就活での迷いや金銭的・肉体的・精神的な負担を考えると、都会か地方どっちか一方に的を絞った方がいいです。両方のメリット・デメリットをきちんと把握したうえで、自分の価値観に合う方を選んでください。

それでもどっちか決め切れない場合は、オンラインでの遠距離就活を主体として、迷いや負担を軽減するための工夫をすることが大切です。いずれにしても遠距離就活は迷いや不安が生じやすく、負担も大きいですから、就活エージェントなどのプロの力を借り、効率的に内定獲得を目指すことをオススメします。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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