6月なのに就活で全落ち!その後の対策はどうするべきか解説
2023年7月13日
就活もひと段落した時期かと思いますが、状況はいかがですか?
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
実は志望していた企業に全落ちしてしまいました。今は落ち込んでいて、次に何をすればよいのかわかりません。
それは辛いですね。これからエントリーする企業の目星はついていますか?
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
全く決めていません。これから受けられる企業なんてあるんでしょうか?
6月以降も採用を続けている企業はたくさんありますよ!このコラムでは6月以降に就活する際の注意点や全落ちする人の特徴、企業の探し方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活において6月に全落ちする意味とは
就活において6月に全落ちするのは、就活に少々苦戦している状態といえます。企業の多くは就活が開始する3月から選考を開始し、6月までに内々定を出しているのです。そのため、6月を過ぎると求人数が激減します。
就活において6月は1つの区切りになることを覚えておきましょう。
4年生の6月は選考開始時期
大学4年生の6月は、本来であれば選考が開始される時期です。しかし実際は、6月前に内々定を出している企業が多くあります。
内々定は、「10月1日に内定を出す」ということを、企業が就活生に約束するようなものです。企業側は優秀な人材を確保するため、早いうちから内々定を出して学生を安心させておきます。
内々定が出るのが多い時期は、4年生の6月頃です。6月以降も内定を出す企業はたくさんありますが、多くの学生は6月に内々定を取得すると思っておいてよいでしょう(参照:内閣官房「就職・採用活動に関する要望」)。
多くの企業は6月以前に採用活動を開始している
多くの企業は、6月以前に採用活動を開始しています。内閣官房によって、就活の広報開始時期は3月1日以降、内々定を出す時期は6月1日以降にするように要請は出ていますが、スケジュールを守らなかったからといって罰則はありません。
そのため、多くの企業は6月以前に選考を始め、内々定を出しています。特に外資系企業やベンチャー企業は、内々定を出す時期が早い傾向にあります。中には3年生のうちに内々定を出して、卒業までインターン生としてアルバイトさせてもらえる企業もあるのです。
選考が始まるのは6月だからと思っていると、就活の波に乗り遅れてしまう恐れがあります。
6月になっても就活をまだ始めていない人には、「出遅れ就活サポート」がオススメです。プロのキャリアアドバイザーが就活の立て直し方をレクチャーするため、出遅れてしまった人も安心して就活を進められます。
4年生の6月に内定を獲得している人は7割
大学4年生の6月に内定を獲得している人は、例年7割程度だといわれています。半分以上の就活生が、大学4年生の選考解禁時期である6月に内定を獲得しているのです。
半分以上の人が内定を獲得していると焦るかもしれませんが、言い換えると4人に1人は内定を獲得できていません。
6月に内定がなく全落ちしたとしても、6月以降に内定を獲得できる可能性は十分あります。「就職できないかもしれない」と焦りすぎる必要はありません。
今できることからコツコツ頑張っていきましょう。
6月の就活で全落ちしてしまう理由
6月の時点で就活に全落ちしてしまう理由は、以下の6つが考えられます。
上記について詳しく紹介します。
「意外と受かる」と就活を甘く見ている
「意外と受かる」と就活を甘く見て準備を疎かにしている場合、全落ちしてしまう可能性があるでしょう。
「たくさんエントリーすれば受かるだろう」「先輩はみんな就職したし、自分もいけるだろう」と思っていると、周りに取り残される可能性があります。
就活には事前準備がとても大切です。手当たり次第に企業を受けても、志望動機を面接でうまく答えられなかったり、熱意がないことが伝わったりしてしまうため、内定を獲得できません。
「意外と受かる」というSNSや先輩の意見を真に受けず、しっかりと準備することが大切です。
大手・有名企業にこだわりすぎている
大手や有名企業にこだわりすぎている場合、全落ちする可能性があります。
大手企業や有名企業は、多くの就活生が受けるため、倍率が高くなります。当然選考の難易度は上がるため、優秀な人でも内定を獲得するのは難しいのです。
実際に人気企業では、倍率が100倍以上の企業も数多くあります。大手・有名企業を目指すのはよいですが、大手・有名企業のみを受けるのはおすすめしません。
大手企業や人気企業に入社しても、誰しもがやりがいを見出して働けるとは限りません。企業の規模にかかわらず、自分がいきいきと働ける企業を見つけることが大切です。
受けている企業数が少ない
受ける業界を絞り、エントリーする企業数が少ない場合、全落ちする可能性があります。
行きたい業界や企業が決まっているのは素晴らしいことですが、自分の可能性を狭めてしまっている可能性もあるのです。
たとえばあなたが金融業界に就職したいと考え、銀行や保険企業ばかり受けていたとします。しかし業界自体に向いていなかった場合は、全落ちする可能性が高まってしまうのです。
まだ社会人として働いたことがないため、自分に向いている業界や企業がわからないのは当然のことです。
だからこそ、受ける企業を絞りすぎない方が、内定がもらえる可能性を高められます。
多くの企業にエントリーし、選考を数多く受けることで就活の経験が身につき、結果的に本命の企業で実力を発揮できる可能性もあるでしょう。
興味のある企業にはどんどんエントリーし、就活力を高めていってください。働きたいと思える企業が見つからない場合は、下記の記事もチェックしてみましょう。
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「働きたくないのは甘え?働きたくなる企業を見つけるための方法」
自己分析が不十分
自己分析が不十分な場合、就活で全落ちしてしまう可能性があります。自己分析は自分の価値観を確かめたり、就活の方向性を決めたりするための重要なプロセスです。
自己分析が不十分な場合、自分の強みがわからず、企業に自分をアピールするのが難しくなります。
就活の方向性が定まらない場合、受ける業界や企業を決められず、就活の進め方がわからなくなってしまうこともあるでしょう。
反対に自己分析がうまくいけば、自分が目指す働き方が明らかになり、向いている企業がわかるようになります。面接で自己PRや志望動機を求められた際も、スムーズに答えられるようになるのです。
自己分析が不十分だと感じている人は、再エントリーする前に自己分析を丁寧におこなうようにしてください。
コミュニケーション能力が不足している
コミュニケーション能力が不足している人も、就活で全落ちする可能性があります。
面接ではコミュニケーション力が必要不可欠です。学歴が高い人でも、面接官の質問に的確に答えられなければ、内定を獲得するのは難しくなります。
就活におけるコミュニケーション能力とは、相手の質問に的確に答えられることです。コミュニケーション力に自信があると思っている人でも、話が長すぎたり、質問の意図とずれた回答をしたりしている場合は、よい評価が得られません。
結論から論理的に答えることができなければ内定は獲得できないため、注意してください。
キャリアセンターや就活エージェントを利用し、面接の練習をしたりアドバイスをもらったりするとよいでしょう。
業界・企業研究ができていない
業界・企業研究ができていない場合、「入社への熱意が足りない」と判断され、内定を獲得できない可能性が高いです。
企業は優秀な人材であっても、内定辞退や早期離職を避けるため、入社意欲がない人に内定を出すのを避ける傾向にあります。
そのため、あなたが面接の結果優秀だと判断された場合も、企業への理解が甘く、他社との差別化ができていない場合は、内定をもらえない可能性があるのです。
一次面接は基本的な質問をされるケースが多いですが、二次面接以降は「競合他社じゃなくてなぜ我が社なのか」「うちでどんな働き方をしたいのか」など、具体的な質問をされます。
業界や企業研究が不十分な場合、これらの質問に的確に答えることは難しいでしょう。適当に答えてしまった場合、企業が求める人材像とかけ離れた返答をしてしまう可能性もあります。業界・企業研究には手を抜かず、しっかりと取り組んでください。
6月の就活に全落ちしたその後にやるべきこと
もしも大学4年生の6月時点で全落ちしてしまった場合、やるべきことは下記の5つです。
上記について詳しく説明します。
自己分析をし直す
企業にエントリーする前に、自己分析をし直しましょう。
自己分析が十分にできていない場合、自分に不向きな業界や企業にエントリーしてしまう場合があります。自分のアピールポイントや向き不向きを見つめ直すためにも、自己分析を再度おこなってみてください。
自己分析のやり方としては、これまでの人生を振り返る方法がオススメです。自分が小さかった頃から順番に大きな出来事を振り返り、そのときにどう思ったのか、自分の行動パターンに共通点はないか、探してみてください。自分の価値観や大切にしてきた考えを言語化することで、面接で厚みのある話ができるようになります。
自己分析に苦戦している人は、下記の資料も使用してぜひ再度チャレンジしてみてください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
エントリー企業を増やす
エントリー数が足りない人は、少しでも興味のある企業が見つかったらどんどんエントリーしていきましょう。
エントリー数が少ないと、その分内定が獲得できる確率は低くなります。面接を受ける回数も少なくなるため、経験が積めず、志望度の高い企業で実力を発揮できなくなる恐れもあるのです。
就活生のエントリー社数平均は、30社前後といわれています。6月の時点で全落ちしているのであれば、もっと多くの企業にエントリーする必要があるでしょう。
自己分析の結果も加味しながら、自分に向いている企業にエントリーしていってください。
企業が求める人材を確認する
行きたい企業が見つかったら、企業が求める人材を確認しましょう。
企業が求める人材が自分と近い場合は、内定を獲得できる可能性が高くなります。反対に自分とかけ離れた人材を求めている場合は、内定を獲得しにくいばかりか、入社できたとしても企業と合わずに苦労する可能性があるのです。
企業が求める人材は、採用ホームページだけでなく、トップ層のメッセージやインタビュー記事、今後のビジョンからもイメージできます。
企業が求める人材がわかったら、自分の経験からアピールできる要素を探し、自己PRや志望動機に落とし込んでいきましょう。企業に合う人材だと分かれば、面接官の評価も高くなるはずです。
求める人材と自分がマッチする場合は入社後に活躍できる可能性も高くなります。迷わずエントリーしておきましょう。
面接対策に力を入れる
面接で落ちてしまった人は、面接対策に改めて取り組みましょう。面接では下記の3点を意識してみてください。
- 結論から簡潔に答える
- 第一印象でイメージを下げない
- 明るくハキハキと話す
面接官の質問にだらだらと返すのは、マイナス評価にされる可能性が高いです。結論、理由の順に答え、何の話をしているのかが最初にわかるようにしましょう。
面接では相手に与える印象も大切です。リクルートスーツを着用し、髪型や靴なども整え、清潔感のある服装を心がけてください。
明るくハキハキと話すことも大事です。全落ちしたことにショックを受けて暗い表情で話していては、相手によいイメージを与えません。「就活がうまくいっていないのかな」と実力のない学生だと思われてしまうこともあります。
面接は緊張する人が大多数ですが、できるだけ明るく、笑顔でコミュニケーションをとるようにしましょう。
「面接にいつも緊張する」「答え方がわからない」という人は、「面接サポート」への参加もオススメです。模擬面接を通して面接力を上げられます。
就活エージェントに相談する
就活エージェントに就活のアドバイスをもらうのもオススメです。
一人で就活を進めていると、自分のなにが悪いのか、今なにをすればよいのかがわからなくなってしまうことがあります。
就活のプロに客観的な目線で、足りないものをアドバイスしてもらうとよいでしょう。キャリチャンでは、就活全般の相談だけでなく、一人一人にあった企業の紹介もおこなっています。
「自分に合う企業がわからない」「内定獲得のためのアドバイスがほしい」という方は、ぜひ面談に参加してみてください。
6月以降もエントリーできる企業
6月以降は求人数が減りますが、エントリーできる企業はまだまだあります。6月以降もエントリーできる企業の特徴は下記の3つです。
上記の企業について、詳しく見ていきましょう。
求人数が多い大手企業
求人数が多い大手企業は、6月以降もエントリーを受け付ける可能性があります。求人数が数百人と多い場合、6月以降に内定辞退者が出たり、定員が埋まり切らなかったりしているケースがあります。
人数が足りない場合は6月以降に2次募集をおこなう可能性があるので、狙っている企業がある場合はチェックしてみましょう。
大手企業であっても、消費者の認知度が低いBtoB商材を扱う企業は、BtoC企業と比較すると学生が集まりにくい傾向があります。
市場のシェア率が高く、大手ならではの働きやすさが揃った狙い目の企業が多く存在するため、探してみてください。
中小企業
中小企業は、大手企業に比べると就活生が集まりづらいため6月以降も採用を継続する可能性が高いです。
企業によっては早い時期に内定を出しても大手企業に取られてしまうため、6月以降に本腰を入れて採用活動を開始する企業もあります。
今まで大手企業や有名企業に絞ってエントリーしてきた人は、中小企業にも目を向けることで内定を獲得する可能性を高められるでしょう。
大手企業のグループ企業であれば、福利厚生も親会社に近いものがあります。働きやすい環境が揃っているケースも多いため、大手企業の福利厚生に魅力を感じている人にオススメです。
ベンチャー企業
ベンチャー企業も6月以降に採用を継続しているケースが多く見られます。ベンチャー企業は限られた人数で仕事をしているため、人が足りなくなったタイミングで採用するケースが多いです。
企業によって採用タイミングは異なり、大学3年生に内々定を出すこともあれば、大手企業の内定出しがひと段落したタイミングで選考をスタートする企業もあります。
通年採用をおこなっている企業も多いため、気になる企業があれば採用活動をおこなっているかチェックしてみるとよいでしょう。
企業によっては内定後にインターンとしてアルバイトさせてくれる企業もあります。企業の雰囲気を掴みやすく、卒業までに社会人としての経験を積めるため、早いうちから経験を積みたい人や、さまざまな仕事にチャレンジしたい人にオススメです。
6月に全落ちしたその後の就活をおこなう際の注意点
6月以降に就活を続ける際は、下記の3つのポイントに注意してください。
6月以降は就活のピークの時期を過ぎたからといって、選考が楽になるわけではありません。上記のポイントについて、詳しく解説します。
優秀な学生が就活に参戦してくる
6月以降の選考には、優秀な学生が就活に参戦してくることが想定されます。
6月以降の採用には、留学帰り・部活引退後・公務員落ちなど春採用に参加できなかった学生が参加してくるのです。夏採用をおこなう企業は、この時期に就活を始める優秀層を採用する狙いもあります。
春採用以降の採用に参加するということは、上記のようなポテンシャルの高い学生とポジションを奪い合う必要があるのです。
優秀な学生は、6月以降に採用活動をおこなっている大手企業や有名企業を狙っている場合が多いでしょう。そのため、大手・有名企業の2次選考は、選考基準が高くなることが予想されます。
特に英語力を求めている企業や体育会系の学生を求めている企業はこの層を狙っているため、油断すると全落ちしてしまう危険性があるのです。
選考の難易度が高い
6月以降の採用は、選考の難易度が高くなることが予想されます。
春採用よりも採用枠が少なく、留学生や部活引退後の優秀な学生が選考に参加するため、自ずと選考の難易度が上がってしまうのです。
企業側も書類選考の時点で就活生の絞り込みをおこなうケースが多く、書類選考を作りこまなければ、面接まで進めない可能性もあります。
「企業側も春採用で人が採用できずに困っているはず」と甘く考えず、春採用以上にしっかりと選考対策をすることが大切です。
選考ペースが早い
6月以降の採用は、選考ペースが早いのも特徴です。
春採用はたくさんの学生を同時に見ながら採用が進んでいくため、選考ペースはゆっくりな企業が多く、平均して3か月ほどかけて選考が進んでいきます。
それに対し、夏採用は早ければ1か月かからずに内定を獲得可能です。
6月以降は母集団も少なくなるため選考に時間がかかりにくく、企業側も早く人材を確保したいため、選考がスピーディーにおこなわれます。
すぐに内定が獲得できる点は、6月以降の採用のメリットです。しかし、1次面接の後すぐに2次面接の日程が組まれることもあり、面接準備にゆっくり時間がかけられないことが想定されます。
面接を受けながら企業研究をしようとしても、時間が足りなくなるケースがあるのです。面接日程が合わずに困ったときは、下記のコラムも参考にしてください。
6月の就活に全落ちしたまま卒業したらその後はどうなる?
就活に全落ちすると、「就職先が決まらないまま卒業したらどうしよう」と不安になることがあるかもしれません。
もしも内定が獲得できなかったとしても、就職以外の選択肢があります。
6月に全落ちしたとしても、卒業までに内定を獲得できる可能性は十分あります。上記の進路は選択肢の1つとして押さえておきましょう。
留年・留学・就職浪人する
就職先が決まらなかった場合、来年度に就職をし直す就職留年、卒業してからもう一度就活にチャレンジする就職浪人、海外に留学するなどの方法を取ることができます。
就職留年のメリットは、新卒枠での就職を目指せる点です。大学に在籍したまま就活に再チャレンジできるため、今年と同じように選考が受けられます。
デメリットとしては、学費がさらに1年分かかる点と、選考の際に留年した理由を聞かれるケースがある点です。学費を負担してまで留年を選択するのか慎重に検討しましょう。
就職浪人は、来年度の就活に向けて時間がたっぷり使える点がメリットです。自己分析や企業研究に時間を費やせるでしょう。
デメリットは、新卒採用が受けられなくなる可能性がある点です。大学を卒業してしまうと新卒ではなく中途採用枠で選考を受けなくてはいけないケースがあり、選考の難易度が高くなります。
留学のメリットは、語学スキルを身につけられる点です。語学力を求める企業を受ける際には、高い評価を得られる可能性があります。ただし、留学の目的や得た知識を話せなければ、「遊んでいた」と判断されるため、注意が必要です。
語学力を必要としない企業を志望する場合は、留学がプラスに働かない点も押さえておきましょう。
フリーターになる
企業に就職せず、フリーターになる選択肢もあります。
フリーターのメリットは、時間を自由に使える点と、正社員より気軽に仕事をおこなえる点です。趣味ややりたいことに時間を費やすことができるため、集中してやりたいことがある人にはオススメです。
また、正社員より仕事をやめやすく、プレッシャーも少ないため、気軽に仕事に取り組めるでしょう。
フリーターのデメリットは、収入が安定せず、社会的信用を得にくい点です。月によって給与の変動が激しく、ボーナスが支給されるケースも少ないため、家を借りたりカードを作ったりすることが難しい可能性があります。
フリーター期間が長いと、正社員への就活が難しくなるケースが考えられます。なぜフリーターを選択したのか聞かれることが想定されるため、ポジティブな理由を答えられるようにしておく必要があるでしょう。
ニートになる
働くことを諦め、ニートになる選択肢もあります。
ニートのメリットは、時間の自由が利く点です。好きなことをして過ごせ、人間関係に悩む心配もないでしょう。
ニートのデメリットは、金銭的に不安定な点と、就職がしづらくなる点です。基本的に収入がないため、誰かの援助がなければ生活が難しくなります。
ニートの期間が長いと、就職するのは難しいです。選考を受けることはもちろんできますが、「就職できなかった人」「甘えている人」と見られて、就職しづらい可能性があります。特別な理由がない人は、避けた方がよいでしょう。
6月以降も採用している企業を探すには
6月以降も採用を続けている企業を探すためには、大学のキャリアセンターに相談するか、就活エージェントに紹介してもらう方法が考えられます。
特に就活エージェントは、一人一人の希望や就活の状況を見て、ぴったりの企業を紹介してくれるため、活用して損はないでしょう。
キャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターに相談すると、採用中の企業や、大学に求人票を送っている企業を紹介してもらえる可能性があります。自分の大学の学生を求めている企業がわかるため、選考に通りやすい可能性があるでしょう。
キャリアセンターによっては書類の添削や模擬面接を受けられる可能性もあるため、就活で困ったことがあれば、相談してみてください。
しかし、キャリアセンターは混みあっていることが想定されます。相談も予約制になっている大学も多いため、急ぎの相談には不向きです。相談したいことがある場合は、前もって予約しておくとよいでしょう。
就活エージェントを利用する
就活エージェントに企業を紹介してもらうのもオススメです。
多数の就活生を内定に導いた就活のプロがあなたに合った企業を探してくれるため、内定を獲得できる可能性が高まります。
企業を紹介してもらう以外にも、就活全般のアドバイスをもらうことも可能です。今何をするべきなのかを教えてもらえるため、就活がスムーズに進むようになるでしょう。
キャリチャンでは、就活全般のお悩みを解決する「就活相談サポート」を実施しています。内定獲得のためのアドバイスが欲しい人や、内定を獲得しやすい企業を知りたい人は、ぜひ参加ください。
6月に全落ちしても大丈夫!夏採用を受けて内定を獲得しよう
大学4年生の6月に全落ちしたとしても、まだまだ挽回の余地はあります。採用人数の多い大手企業や、中小・ベンチャー企業などは、6月以降も採用活動を継続しているケースが多いです。
6月以降は、留学帰りの学生や部活引退後の学生など、優秀層の学生も就活に参加します。春採用の際の就活の失敗点を振り返り、改善して選考を受けましょう。
6月以降の選考を受けたい人は、大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用し、自分の希望に合う企業を探してみてください。
「スピード内定サポート」に参加しよう!
6月の就活で全落ちした場合に関するQ&A
最終面接ではどのくらい落とされる?
最終面接の合格率は、50%程度といわれています。最終面接は入社意思の確認の場などといわれることもありますが、落ちる可能性もあるので気を抜かないようにしましょう。
何月までに内定がないとやばい?
大学4年生の8月頃を過ぎて内定がない状態の場合、少し焦った方が良いでしょう。
企業は春採用で募集定員が埋まらなかった場合、夏採用を実施します。夏採用以降は選考を続ける企業が大幅に減るため、8月以降に就活を続ける際は選択肢が狭まる可能性があるのです。夏採用で内定を獲得できるように努力しましょう。
夏採用にはまだ間に合う?
夏採用にはまだ間に合いますので、気になる企業にはどんどんエントリーしましょう。夏採用以降は、学生を募集する企業が激減します。夏採用で就活を終わらせられるよう、本記事を参考に就活対策をしてみてください。
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している