ディベロッパーに向いてる人とは?仕事内容や対策法と合わせて解説

 2024年10月31日

就活も本格化してますが、なりたい職業や入社したい企業は決まりましたか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

ディベロッパーが気になります。でも自分に向いてるか自信がなくて、なかなか踏み出せません…。

そうなんですね。確かに、ディベロッパーには向いてる人と向いてない人がいます。

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

自分がディベロッパーに向いてるかどうか、どうしたらわかりますか?

今回は、ディベロッパーに向いてる人の特徴を紹介します。合わせてディベロッパーの詳しい仕事内容や受かるための対策法も解説するので、参考にしてください。

キャリアアドバイザー 岡田

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ディベロッパーとは

ディベロッパーとは

ディベロッパーへの就職を目指すうえで、自分に適性があるか考えることは重要です。しかしディベロッパーが自分に向いてるかどうかを考えるうえで、まずはディベロッパーとは何なのかを正確に把握する必要があります。

ここではディベロッパーとは何かを明確にするために、下記の2点について解説します。

そもそもディベロッパーについてきちんと理解できていないと、自分に向いてるのかどうか検証しようがありません。自分がディベロッパーに向いてる人かどうかを判断するためにも、以下よりしっかりとディベロッパーについての理解を深めてください。

ディベロッパーは土地開発を行う事業者

ディベロッパーとは、土地や街の開発を行う事業者のことを指します。マンションやビルの開発、大規模な宅地造成など、町全体の再開発を手掛けるのが主な仕事です。

用地の取得から、どのような建物や施設を立てるのかを考え、開発を企画し、管理・運営を行っていきます。住宅やマンション、オフィスの建築はもちろん、道路の整備なども行う「まちづくり」の総合プロデューサーです。

ディベロッパーは業界でいうと主に不動産業界が当てはまります。さらに詳しい仕事内容については「自分に向いてるか見極めよう!ディベロッパーの仕事内容」の章で解説するので、そちらを参考にしてください。

【代表的な大手ディベロッパー6社】

  • 三井不動産
  • 三菱地所
  • 東急不動産
  • 住友不動産
  • 野村不動産
  • 森ビル

ディベロッパーとゼネコンとの違い

ディベロッパーと合わせて聞くことの多い「ゼネコン」ですが、ディベロッパーは不動産業界、ゼネコンは建築業界という大きな違いがあります。

ゼネコンとは、「general constructor」の略称で、日本語に略すと「総合建設業者」になります。設計、施工、研究を自社で総合的に行うのがゼネコンの特徴です。

【代表的な大手ゼネコン5社】

  • 鹿島建設
  • 大林組
  • 清水建設
  • 大成建設
  • 竹中工務店

どのような建物や施設を立てるのかを考え、開発するのかを企画し、管理・運営を行うディベロッパーに対し、ゼネコンはディベロッパーから依頼を受けることで建築に関する予算の見積もりや工事の進行を行います。

ディベロッパーとゼネコンは、1つのプロジェクトに対して異なる分野を担当しています。一緒に建物を完成させるという目的から、協力しながら仕事を行う関係にありますが、役割は異なることを覚えておきましょう。

職業の違いがよくわからず、自分でうまく企業が探せない人はキャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を利用してください。あなたが志望する条件にピッタリな企業を紹介します。

自分に向いてるか見極めよう!ディベロッパーの仕事内容

自分に向いてるか見極めよう!ディベロッパーの仕事内容

ディベロッパーは人気の高い職種とあって、毎年多くの就活生が就職を志望しています。しかし、どの職業においても向き不向きがあり、自分がどちらに当てはまるのかを見極めたうえで、職業選択していくことが大切です。

自分がディベロッパーに向いているかどうかを確認するためにも、まずはディベロッパーの仕事内容について深く理解を深めましょう。ここでは以下の内容を解説していきます。

ディベロッパーの種類、手掛ける事業、具体的な仕事内容や業務の内容を把握することで、自分への適性を見極めていきましょう。

ディベロッパーの種類

ディベロッパーは大きく「総合ディベロッパー」と「専門ディベロッパー」の2つに分かれます。自分に向いている仕事内容に合わせて、志望する企業を判断していきましょう。

【総合ディベロッパー】

総合ディベロッパーでは、商業施設やオフィスビル、公共施設や工場などの大型物件を中心に幅広く手掛けています。また、建物の建築だけでなく、エリア全体の開発を行うこともあり、街作りの中心として事業を展開しています。

対象の建築物や仕事が大きいことから、社会全体に大きな影響を及ぼすため、仕事に対する責任も大きいです。

【専門ディベロッパー】

専門ディベロッパーとは、特定の分野に特化して開発を行う不動産デベロッパー企業を指します。具体的な種類について以下より見ていきましょう。

種類 仕事内容
戸建てディベロッパー 建売分譲住宅を中心に事業を展開
完成済みもしくは完成予定の住宅と土地の販売や、注文住宅の建築を行う
マンションディベロッパー マンションの開発や販売を中心に事業を展開
マンション用地の取得、設計、建築、販売などを行う
オフィスディベロッパー オフィスビルなどの開発やテナント誘致などを中心に事業を展開
オフィスビルの賃貸もしくは売却を行う
公的ディベロッパー 都市の開発やインフラ整備をおこなう公団や公社を指す
都市再生や不十分なインフラエリアの整備を行う

ディベロッパー仕事内容と業務の流れ

ディベロッパーの具体的な仕事内容や業務の流れについてもチェックしておきましょう。それぞれの仕事内容において求められる力を知ることで、ディベロッパーに向いている人も明確になります。

【用地取得】

ディベロッパーの仕事は、「用地取得」から始まります。用地取得とは開発する土地を入手することです。用地を手に入れるにあたって、まずは土地の調査を行います。事前に地権者や行政、不動産流通会社などから情報を収集していることがほとんどです。

開発にふさわしい土地だと判断した場合、土地所有者との交渉に進みます。土地所有者がなかなか許可を出さない場合や、複数の所有者が存在する場合には交渉に時間がかかる場合もあるため、交渉力や忍耐力が必要です。

【マーケティング】

用地を取得したら、コンセプトの企画・開発、建築の設計などを考えるためにマーケティングを行います。マーケティングとは、顧客の欲求を満たすために商品などの市場調査や戦略を練ることです。ディベロッパーにおいても開発を進めるうえで重要な作業となります。

具体的には、以下のことを調査します。

  • 周りにどのような建物があるか
  • どのような人たちが住んでいるか
  • どのような建物が重宝されるのか
  • マンションや一軒家の販売相場価格はどれくらいか

建築する建物に合わせて、用地を取得した土地周辺の情報をリサーチし、計画を立てます。

マーケティング部では、その土地に沿ったコンセプトの建築を行うために、トレンドに敏感な人や数字に強い人が重宝されます。

【商品企画・事業推進・施工管理(建築管理)】

マーケティングでリサーチした情報をもとに、コンセプトの企画・開発、建築の設計などを考えます。土地に見合ったコンセプトの建物を建築するためには、外観や内装などのデザインも必要です。

建物の設計やデザインはディベロッパー社内で行うこともありますが、設計士やゼネコン側に発注することが多いです。その土地に建てられる建物の規模や延べ床面積は都市開発法や建築基準法によって制限されているため、それらを考えたうえで設計を進めます。

設計のめどがついたら建築をゼネコンに依頼しますが、そこで終わりではありません。ディベロッパーは建築工事を依頼した側として、以下のことを確認します。

  • 契約通りに進行しているか
  • 工事の進み具合が順調か
  • 建築物の品質チェック

工事の依頼後も、完成まで常にゼネコンと共に仕事をしていきます。

【法務、総務管理】

不動産関係の手続きに必要な書類一枚一枚の事務処理を行うのも、ディベロッパーにおける重要な業務の1つです。ディベロッパーが行う事業となれば、その数も膨大になります。

例)

  • 土地売買契約
  • 事業融資の契約
  • ゼネコン建築会社との契約書
  • テナント契約書
  • 近隣住民の同意書

書類の多くは個人情報や利益に関わる情報を取り扱うことも多いため、外注はせずに自社で行うことがほとんどです。

膨大な数の書類に対して丁寧に対応し、個人情報などの大事な情報を扱うことが求められます。他者のサポートが得意で、臨機応変に動ける人が重宝されるでしょう。

【営業販売】

完成した建物を提供することで、はじめてディベロッパーに利益が出るため、顧客に対して営業販売を行います。具体的な業務は、以下のようなものです。

  • マーケティングのリサーチをもとに広告を展開
  • Webサイトやパンフレットの作成
  • コンセプトに合った顧客に対して営業

商業施設であれば、出店する小売店、飲食店、衣服店など、コンセプトに合う業界に向けて販売や賃貸を行います。マンションやオフィスビルなども、月々のテナント料や売却によって儲けを出す仕組みです。

利益を出すことはもちろん、顧客にとっても満足のいく契約ができるように説得する力や、相手に寄り添う気持ちが営業職には求められます。

【管理】

建築したら終わりではなく、建築後の管理や運営もディベロッパーが行う重要な仕事です。開発した街の価値を上げるために、建築した建物を管理したり、地域住民との良好な関係を築きます。

ディベロッパーに向いてる人の特徴

ディベロッパーに向いてる人の特徴

ディベロッパーは総合ディベロッパーと専門ディベロッパーに分かれ、仕事内容もそれぞれではありますが、業界として求められる人物像はある程度共通しています。

ディベロッパーに向いているのは、以下のような特徴を持つ人です。

企業それぞれで求められる人物像やスキルなど、細かな部分は異なる場合もありますが、業界として向いている人はある程度共通です。以下の共通点から、自分はディベロッパーに向いているかどうかを判断しましょう。

協調性がある人

ディベロッパーに向いている人としてまず挙げられるのが、協調性がある人です。協調性とは、自分とは異なる立場や意見、考え方を持つ人たちと協力しながら同じ目標に向けて行動できる能力のことを指します。

ディベロッパーはゼネコンを始め、地権者や土地所有者、設計士など様々な人たちと関わりながら仕事を行うため、協調性が欠かせません。社内においても、多くの人たちと関わりながら仕事をしていきます。

街づくりという大きな目標を達成するためには、自分の意見を明確にするだけでなく、様々な人の意見を聞き入れる姿勢が必要です。チームワークを大切にし、協力し合うことでより良いものができるという考えから仕事ができる人は、ディベロッパーとして活躍が期待できるでしょう。

責任感がある人

街づくりのために莫大なお金と時間をかけ、大規模なプロジェクトのリーダーとしての役割を担うディベロッパーには、責任感のある人が向いています。

新しいものを構築するディベロッパーのプロジェクトには、往々にして困難がつきものです。それを成功させるには、任された仕事を諦めずに最後までやり通す責任感が求められます。

また、ディベロッパーはプロジェクトのリーダーであるため、全体の進行管理にも責任を求められます。プロジェクトに関わる人すべての仕事を理解し、スムーズに協力し合えるよう配慮する必要があるのです。

多くの人と関わりながら仕事を行うからこそ、1つ1つの行動に責任が求められます。時間を守る、正しい情報を伝える、無理な要求をしないといったことは責任感のある行動です。誰かのために動き、自分の行動に責任を持てる人はディベロッパーに向いているでしょう。

決断力がある人

どんなことに対しても意思を曲げずに、決断できる人もディベロッパーに向いています。なぜなら、ディベロッパーは大規模なプロジェクトを成功させるために様々な決断を強いられるからです。

そこで迷いが生まれてしまうと、仕事がスムーズに進まなくなり、ゼネコンや設計士など、一緒に仕事をしてる人たちに迷惑をかけることになります。1つの迷いが計画の進みに大きな影響を及ぼす恐れがあるため、ディベロッパーには決断力が欠かせません。

大きな仕事に携わるからこそ、1つ1つの決断も大きなものです。また、決断によって物事の進み方や結果が変わってくることもあるため、ただ決断を下すだけでなく、周りの人の意見の中から最適な選択を行い、的確な行動を取ることが求められます。

大きな物事に対しても、冷静かつ正しい決断ができる人はディベロッパーに向いているでしょう。

コミュニケーション能力が高い人

ディベロッパーには、多くの人と関わりながら円滑に仕事を進めていくうえで、コミュニケーション能力も欠かせません。ディベロッパーは土地所有者やゼネコン、設計士など様々な人たちと関わることで仕事が成り立つため、上手に人と関わるための能力が求められます。

たとえば、ディベロッパーは用地を取得するために、事前に地権者や行政、不動産流通会社などから情報を収集します。コミュニケーション能力が高い人は交渉をスムーズに行えることから、良い情報を得られるでしょう。

マーケティングを行う際にも、周辺調査を行う上で多くの人と関わります。それぞれの人たちとうまくコミュニケーションを取れれば、円滑な関係を築きやすく、より良い情報収集へとつながるのです。

建築に進む際には、ゼネコンや設計士と莫大な数の書類手続きを行うために、社内外の人と関わります。コミュニケーション能力が高ければ、それぞれの人たちと円滑に情報を共有でき、作業の効率化とミスの予防に役立つでしょう。

また、営業職は相手の話をよく聞き、内容を理解したうえで適切な提案をすることが求められます。そのため、相手と円滑にコミュニケーションが取れる人が成果に結びつきやすく、結果を残すことができるでしょう。

このように、高いコミュニケーション能力のある人はディベロッパーの仕事に良い結果をもたらすことから、どの職種においても重宝されます。

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人の気持ちに寄り添える人

人の気持ちに寄り添える人も、ディベロッパーに向いています。大規模なプロジェクトを遂行するためには、関わる多くの人が納得の行く形でないと上手くいきません。

そこで、みんなの気持ちを1つにするためにも、リーダーとしてそれぞれの人の気持ちに寄り添うことがディベロッパーには求められます。

建物の完成までには多くの人に関わるため、一人でも「嫌」となれば話は進みません。そうならないためにも、相手の気持ちを受け止め、理解し、解決のために一緒に考える必要があります。

人の気持ちに寄り添える人は、それぞれの利益を考えたうえでの行動が取れるため、円滑なコミュニケーションから仕事の成功にもつながるでしょう。

ディベロッパーに向いてる人だと伝わる就活法

ディベロッパーに向いてる人だと伝わる就活法

いくらディベロッパーに向いている人に当てはまったとしても、それだけでディベロッパーになれるわけではありません。どの企業も入社後に活躍できる人材を求めているため、「自分は活躍できる」ということを、選考を通してアピールする必要があります。

ここでは、ディベロッパーを目指す人のために、就職を成功させるための対策法を紹介していきます。ディベロッパーへの就職を成功させるためにすべきことは以下の通りです。

ディベロッパーは人気の高い職種の1つです。ただ向いているだけでは内定を獲得することはできないため、多くのライバルに負けないための対策をしっかりと行っていきましょう。

なぜディベロッパーを目指すのかを明確にする

ディベロッパーへの就職を成功させるためには、数ある職業の中でなぜディベロッパーを目指すのか、他の職業ではダメな理由などを自分の中で明確にしていきましょう。ディベロッパーを目指す理由を明確にすることで、印象の良い志望動機を作れます。

志望動機とは、その職業に就きたい理由やその企業で働きたい理由を述べるもので、入社に対する思いを最もストレートに伝える手段です。企業側も学生の熱意を推し量るうえで志望動機の内容を重視していることから、内容が採用選考の結果に大きく影響してきます。

そのため、しっかりと熱意を伝えるためにも、なぜディベロッパーなのかを明確にしていきましょう。他の職業ではダメな理由、ディベロッパーになりたいと思ったきっかけやエピソードなどを振り返ると、理由がハッキリと見えてきます。

また、ディベロッパーの中でなぜその企業を選んだのかも、合わせて明確にしてください。面接官は、「ディベロッパーの中でも、なぜこの企業を選んだのか」までチェックすることで、就活生の熱意を推し量ります。

「ディベロッパーである理由がわからない」「ディベロッパーならどの企業でもよさそう」と思われてしまうと、志望度を疑われかねません。他の職業ではなくディベロッパーである理由、そして数ある企業の中でもこの企業である理由をしっかりと明確にしましょう。

業界・企業研究を徹底する

ディベロッパーを目指す理由を明確にするために、業界や企業についての研究を徹底して行ってください。徹底した業界・企業研究は印象の良い志望動機にもつながります。

ディベロッパーは不動産業界に属するため、不動産業界について研究していきましょう。業界内での立ち位置や関わりのある職種などを細かく調べることで、ディベロッパーについて理解を深められます。

また、受ける企業についてもしっかりと理解を深めてください。企業は「なぜ数あるディベロッパーの中でうち(自社)なのか」を知ることで、就活生の熱意を推し量っています。熱意は、受ける企業についてどれだけ理解を深めているかで証明できるため、しっかりと研究していきましょう。

業界・企業研究では、以下の行動から情報を得るとよいでしょう。

  • 業界地図や企業HPのチェック
  • 就活イベント、インターンシップへの参加
  • OB・OG訪問

上記の行動を含め、様々な方法からたくさんの情報を得ることが大切です。

「ディベロッパーに向いている人に当てはまっているから大丈夫」と過信するのではなく、受けたい企業についての理解もしっかりと深めることが大切です。

自己分析から自分の強みを明確にする

ディベロッパーへの就職を成功させるには、徹底した自己分析も欠かせません。自己分析では自分の強みを知ることができるため、選考を通して何をアピールしていくのかを考えるためにも時間をかけて分析を行いましょう。

自己分析は自分史やモチベーショングラフなどを活用し、過去の出来事から自分の長所・短所を書き出してみてください。良い部分だけでなく、悪い部分も洗い出すことで、自分の強みがより明確になります。

また、自己分析を行う際に適性検査や今流行りの性格診断テストなどを活用すると、自分の性格を簡単に知ることができるため便利です。

志望動機はもちろん、様々な質問を通して自分をアピールしていく必要があるため、自分をどのようにアピールするのかを考えるうえでも、アピールすべき自分の強みを明確にしておきましょう。

企業が求める人物像に近づけたアピールをする

ディベロッパーへの就職を成功させるために、企業が求める人物像を把握したうえで、適切なアピールをしていきましょう。

採用選考に受かるためには、自分を売り込む必要があります。自分を売り込むためには企業に対する熱意を伝えるのはもちろん、入社後には戦力として活躍できるイメージを持たせることが大切です。

そこで重要になるのが、自分の強みを入社後どう活かすのかを伝えることです。ただ自分の強みを述べているだけでは、あなたが活躍する姿を想像できません。企業にとって重宝される強みをピンポイントに伝えることで、良い印象を与えられます。

企業が求める人物像を知るために欠かせないのが企業研究です。同じディベロッパーでも企業によって求められる人物像は異なるため、それらを理解したうえで重宝される強みをアピールしましょう。

業界・企業研究を徹底する』で紹介した方法で実際に働く人の雰囲気をチェックすると、企業が求める人物像が見えてきます。また、実際に働く人を観察し、優れている点などを把握しておけば、自分の持つ強みがこの会社で活かされるかわかるでしょう。

自分に合う企業がわからず、求人探しに苦戦している人は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を利用してください。キャリアアドバイザーがあなたの強みを活かせるディベロッパーを紹介します。

求人探しはプロに任せて、効率的に就活を進めていきましょう。

インターンやOB訪問へ積極的に参加する

ディベロッパーへの就職を成功させるうえで、インターンやOB訪問への参加は非常に効果的です。インターンやOB訪問に参加すると企業のリアルな情報を得ることができるため、志望動機をはじめとした選考対策に役立ちます。

具体的には以下のような参加メリットを得られます。

インターン
  • 実務に近い経験ができる
  • 働くイメージがしやすい
  • 自分をどうアピールすればいいのかがわかる
  • 参加実績を評価されることがある
OB訪問参加メリット
  • 説明会では聞けない話を聞ける
  • リアルな働き方を知れる
  • 実際に働く人の雰囲気を知れる

どちらもディベロッパーを目指すうえで有益な情報を得られるため、積極的に参加していきましょう。

就活に有利な資格を取得する

ディベロッパーへの就職を成功させるために、就活に有利な資格を取得すると良いでしょう。資格の取得は、即戦力として活躍できることをアピールでき、選考で有利に働くケースが多いです。

ディベロッパーへの就活にオススメな資格は以下の通りです。

  • 宅地建物取引士
  • 土地家屋調査士
  • 不動産鑑定士
  • 司法書士
  • 行政書士

それぞれの資格について詳しく解説していきます。ディベロッパーへの就職を目指すうえで有利になる資格はたくさんありますが、どれも難易度が高いため、早いうちから対策を始めることで準備を進めていきましょう。

【宅地建物取引士】

宅地建物取引業法に基づいた基づいた国家資格です。取得することで「契約締結前の重要事項の説明」「重要事項説明書への記名と押印」「37条書面(契約書)への記名と押印」を行えます。受験資格は特になく、試験は四択のマークシート方式で、合格率は15〜17%程度です。

【土地家屋調査士】

土地家屋調査士は、土地や建物の調査・測量を行い、登記ができる国家資格です。測量士(補)や建築士(1級・2級)の資格を持っていれば一部免除で受けられます。合格率は9.5%程度です。

【不動産鑑定士】

不動産鑑定士は、不動産の価値を見極めるための国家資格です。弁護士、公認会計士と並んで、「三大国家資格」と称されるほど難易度が高い資格です。合格率は33.6%程度です。

【司法書士】

司法書士は、登記業務や供託業務を独占業務とする国家資格です。学歴や年齢に関係なく受験できるものの、合格率3.3%と非常に低いため、十分な対策が求められるでしょう。

【行政書士】

行政書士は、行政機関への提出書類の作成や提出手続き代理を行える国家資格です。こちらも受験資格はないものの、合格率が10%前後と低めのため、十分な対策が求められます。

ディベロッパーに向いてる人の特徴を押さえ、対策しよう

ディベロッパーには向き不向きがあります。向いている人の特徴として挙げられるものは、ディベロッパーになるうえで求められるスキルです。

そのため、まずは事前にそのスキルを自分が持ち合わせているかを確認する必要があります。持ち合わせている物に対してはスキルを磨き、ないものに対しては他で補うようにしましょう。

そのためにも、まずは自分の持つ強みは何かを理解し、ディベロッパーとしてやっていくうえで重宝されるのかどうかを確認してください。

また、ディベロッパーに向いている人の特徴を押さえたうえで、志望する企業が求める人物像も把握することが大切です。内定を獲得するためには、自分を売り込む必要があるため、アピールするスキルや強みを明確にしたうえで、アピールできるようにしましょう。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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