【就活】お祈りメールは返信不要?必要なケース2つと書き方
2023年3月8日
就活中に「今後のご活躍をお祈り申し上げます」みたいなお祈りメールが来たとき、どうしていますか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
正直、どう返信していいのかわからないので放置しています……。返信した方がいいのでしょうか?
基本的には返信する必要はありません。ただし、中には返信した方がいいケースもあるので注意が必要です。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
はじめて知りました。どういう場合にお祈りメールに返信すればいいんでしょうか?返信するときはどんな文章にすればいいですか?
難しいですよね。この記事では「お祈りメールに返信した方がいいパターン」や「返信の書き方・注意点」を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
キャリアプランナー 岡田
目次
お祈りメールとは
お祈りメールとは、企業側から送られてくる不採用通知のことです。
「今後のご活躍をお祈り申し上げます」
「今後のご健闘をお祈り申し上げます」
「充実した学生生活を送られることをお祈り申し上げます」
不採用通知には最後に上記のような一文で締められていることから、お祈りメールと呼称するようになりました。
お祈りメールに返信は必要?
お祈りメール(不採用通知)に対して返信をする必要はありません。筆記試験や一次面接などに落ちた際にお祈りメールを送ることが多く、一度に多くの人に不採用の連絡をするため、手間を省くためにメールで連絡をしています。
せっかく手間を省くために一斉にメールを送ったのに、それに対していちいち返信をされていたら企業側も困惑してしまいます。そのため、基本的にはお祈りメールへの返信しないのがマナーとされています。しかし、例外のケースもあります。
お祈りメールに返信OKな2つのケース
基本的にはお祈りメールに返信する必要はないとされていますが、返信OKな場合もあります。どのようなケースならOKなのか確認してみましょう。
ケース1:感謝を伝えたい
深い関わりやお世話になった担当者に対して感謝を述べたい際はお祈りメールを返信してもOKとされています。感謝の気持ちを述べられたメールを見て不快に思う人はいません。
しかし、基本的にはお祈りメールへの返信は不要、また企業側が迷惑だと思う可能性があることを忘れないでください。 何回も返信を送るのではなく、返信は一回のみにしてください。
ケース2:役員面接や最終面接まで残った際
役員面接や最終面接まで残った際はお祈りメールに返信をしてください。
全ての内定者が内定を受理した場合は無駄足になってしまいますが、辞退者が出た場合に追加の内定者を出す場合、丁寧な返信をしていることが有利に働くケースがあります。確率は低いですが、返信しておいて損はないのでやっておきましょう。
就活中のメールはビジネス用語や敬語をうまく使わなければいけないので、難しいですよね。就活中のメールのやり取りで悩んでいる人は、キャリチャン.で開催している無料の「就活相談サポート」を活用してください。1対1での相談になるため、周囲を気にせず就活の悩みや不安を相談できますよ。
お祈りメールへの返信の書き方
お祈りメールに返信する際の書き方や注意点などをご紹介します。
書き方と例文
お祈りメールの返信の書き方と例文をご紹介します。
件名 Re:選考結果の通知
本文
株式会社○○
担当部署 担当様
お世話になっております。 ○○大学の名前です。
先日はご多忙の中、面接の機会をいただき、ありがとうございました。 選考の結果は残念ではありますが、真摯に受けとめ今後とも就職活動に励んでいきたいと思います。
末筆ではありますが、貴社の今後の益々の発展をお祈り申し上げます。
自分の名前
上記のような文面で返信を送ると好印象を与えることができます。
件名
基本的には件名を変える必要はありません。
例
「Re:選考結果について」
件名を変えない方が企業側もどのメールに対して返信してきたのかがわかりやすいからです。
しかし、感謝を述べたい人に当てる際は件名を変えましょう
例
「ありがとうございます。〇〇大学の〇〇です」
上記のようにすぐに誰だかをわかるようにしましょう。しかし、顔を覚えてもらえているか不安な場合は件名を変えない方が無難です。
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お祈りメールが来ても諦めきれない際の対処法
お祈りメールが届いてもどうしても諦めきれない!そんな人の対処法をご紹介します。
再度面接を要望する
どうしても諦めきれない時は、再度面接を希望してみましょう。駄目だったところや改善点を挙げて可能性を提示してみましょう。熱意や仕事に対する理解、自己PRをやり直したところ、再度の面接を獲得したケースも少ないものの実例があります。
他にも企業があることを思い出す
どうしても諦めきれない際は、他に企業はたくさんあることを思い出しましょう。「今回はご縁がなかった」「他にきっともっと良い企業があるはず」と気持ちを切り替えることも大切です。お祈りメールが届いて辛いかもしれませんが、一度冷静になってみるのも大切なことです。
お祈りメールを返信する際の注意点
お祈りメールが届いた際、「辛い」「なんで落ちたんだ」と思っても絶対に暴言や悪態での返信をするのはやめてください。 確かにもう企業の人と会うことはないかもしれません。しかし、あなたのその悪態が他社への選考や大学の同級生、後輩への影響に繋がってしまいます。
企業には企業同士の繋がりがあるため、あなたが悪態を取れば話が伝わるかもしれません。また、学校に連絡され校長が呼び出されるなどのケースもあります。 あなただけでなく、あなたの周りの評価も下げてしまうため、絶対にこのような返信は行わないようにしてください。
おわりに
お祈りメールには基本的に返信は必要ありませんが、感謝を述べたい時や最終面接まで行った際はルールを守って返信をしましょう。もしかしたら小さな最後のチャンスに結びつくかもしれません。
しかし、不採用の通知が来て嫌な思いをしたとしても暴言などは絶対に送らないでください。ルールを守って意味のある就活ライフを送りましょう。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。